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SGT:第4戦富士GTA坂東代表定例会見

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決勝日朝、恒例のGTアソシエーション主催による坂東正明代表の記者会見が行われた。

■第3戦タイラウンドの評価は?

 雨季だったが天候にも恵まれ、2年目ということでレース運営もスムーズだった。設備面についても、1チーム1ピットや暑さを凌ぐ小屋の設置も実現できたので、概ね良好だったのではないかと思っている。感じているのは、決して国内の運営をそのまま求めるのではなく、現地の能力に合わせた方法を考えるということだと思う。例えば、今回もヘリが用意できないとのことだったので、そこは代替の安全策を充実するという方向で対応した。プロモーションもおおむねうまくいったとは思うが、サーキットへの導線確保や、観客席に暑くて座っていられない部分があったり(これは富士でも同じだが)などの改善点はある。来年に向けては、まずサーキットの認知向上ということだと思う。2016年、2017年の開催についての契約は済ませたので、さらに良いイベントにするために取り組んでいきたい。

■2016年のカレンダーが発表になったが、特長は?

 FIAへの提出期限が6月末なので、その前までにオーガナイザーやプロモーターとの契約を済ませなければならないのは毎年のことながら結構厳しい。カレンダーを決める際は、海外のカレンダーや転戦するチームの負担なども考慮しながら、SGT、SF……と決めていくが、完成してみるとなかなか皆が納得という形にはならないのが常だ。海外では特にWECとの関係を重視している。SGTだけでなくSFとの調整も出てくるので、本音としてはWECのスケジュールを早く決めてほしい。まだ、暫定だが今回発表されたカレンダーでも重なっている部分もある。また、アジアンルマンとSGTの関係も考えなければならない。WEC富士へのSGTマシンの参戦についても考えている。現段階でも参戦は可能だが、SGTにとってどんなメリットがあるのかなどを整理しなければならないので、もう少し時間が必要と思う。話は少しそれるが、2017年にはDTMの最終戦を富士に招聘したい。たぶん実現できると思う。

まとめ & Photo: Shigeru KITAMICHI


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