スーパーFJ鈴鹿シリーズ第6戦は18日、鈴鹿サーキット東コースで予選と決勝を行い、PPからスタートした平優弥(TeamNaoki☆LEPRIX 10V)が22周・19分57秒221で初優勝した。
午前中に行われた公式予選で平優弥が53秒940でPPを獲得し、2番手には1000分8秒差で八巻渉 (モレキュールアキランドイーグル)が入り、トップから100分1秒差で平木玲次(RS FINE F・L・C 10V)が入り、ポイントランキング2位と3位の両選手が最終戦で意地を見せる予選となった。
午後3時5分から行われた決勝レースは、平木玲次以外のドライバーは順調にスタートを成功させ、平木はミスし5番手まで順位を落とす。
1周終了して、平優弥、八巻渉、大井偉史 (スキルスピード 10V)、S字で1つ順位を上げた平木玲次が続いた。
平木はそのまま勢いで、7周目3位走行の大井をパスし先頭の2台を追いかけようと思った矢先、10周目の1コーナーでギアをロックさせスピンとエンジンストールをさせてしまい、なんと一気に11位まで順位を落とし大失態を犯す。
一方の八巻は優勝をかけて18周目の1コーナーで平に仕掛けたが、焦った八巻は曲がり切れずにスピンをしてしまった、ただすぐにコースに復帰して2位表彰台を獲得した。
レース中盤にスピンをした平木だったが、最終ラップまで前の車を必死追い7位でチェッカーを受け、優勝した平優弥と同ポイントながら優勝回数の差でスーパーFJ鈴鹿シリーズのチャンピオンを獲得した。
- 優勝した平優弥のコメント
- 「今日の予選結果を見て接戦になるのは分かっていました。レースでは八巻君のペースが速くてなかなか大変なレースでしたが、自分の走りをしたら勝てると思っていたので自分を信じて走りました」
- 2位表彰台を獲得した八巻渉のコメント
- 「今回メカニックさんが車を仕上げてくれたので、予選決勝と速いペースで走ることができました。平選手に並んで1コーナー入ってのですがバランスを崩してしまいスピンをしてしまいました。この失敗を経験として今後につなげる走りをしたいです」
- 3位表彰台を獲得した大井偉史のコメント
- 「なんとか3位を取れたという感じですね! 序盤にトップ2台に離されてしまい優勝にはからめませんでした。中盤以降レースペースは良かったと思いますが、課題が多く残るレースとなってしまいました。」
- シリーズチャンピオンを獲得した平木玲次のコメント
- 「チャンピオン獲得は嬉しいですが、この一年間最初から最後まで落ち着いてレースができませんでした。まだ車に慣れていないのでテストをして速くなれるように頑張りたいです」