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SGT:第6戦SUGO公式練習 GT500は全車がコースレコードを上回る激戦に。トップタイムは#100レイブリックNSX

スーパーGT第6戦「SUGO GT 300kmレース」の公式練習が9月19日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、GT500クラスは#100RAYBRIG NSX CONCEPT GT(山本尚貴/伊沢拓也組)が1’12.295、GT300クラスは#31TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/中山雄一組)が1’20.038でそれぞれトップだった。

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公式練習は午前9時より1時間45分で行われた。
例年雨に祟られることの多いSUGO大会だが、9月開催となった今回は公式予選日から朝から好天に恵まれ、その結果GT500、GT300両クラスともコースレコードを上回るチームが相次いだ。

GT500クラスは開始20分過ぎに#100レイブリックNSXを駆る伊沢拓也が1’12.927を記録。早くも昨年の決勝で山本尚貴が#18ウイダーNSXで記録した1’13.667を上回ると、#37KeePer RC F、#46S Road GT-Rの2台が次々に100号車のタイムを上回ってきた。
その後、セッション開始当初からスピンを繰り返していた#5マッハ車検 86MCがバックストレートでストップしたためにセッションは赤旗中断に。
5号車はその後GT300クラスの専有走行でも最終コーナーでクラッシュ。その影響でタイヤバリアの一部がコースにころがり出てしまったために2度目の赤旗が提示されてしまう。
この影響でGT500クラスの専有走行は開始時間が12分遅れることとなったが、ここで#100レイブリックNSXが1’12.295までタイムを更新。アタックを担当したのはレコードホルダーの山本だった。
結局GT500クラスは参加全15台が昨年のレコードを上回るタイムを記録。
午後の予選でも激戦が期待できそうな状況になってきた。
ただし、前回の鈴鹿1000kmで優勝した#36ペトロナスRC Fはこの大会を前に4基めのエンジンを搭載することになったため、明日の決勝スタート後に10秒ストップのペナルティが確定しており、今回は苦戦を強いられそうだ。

GT300クラスはこれまで2013年の第4戦予選Q2で#61スバルBRZで佐々木孝太が記録した1’20.341がレコードだったが、最初の赤旗が出る前に#25VivaC 86が1’20.124を記録すると、走行再開直後に#31プリウスが1’20.038とタイムをさらに縮めてきた。
このほか#25VivaC 86、#3B-MAX GT-R、#18UPGARAGE86、#55ARTA CR-Z、#88マネパランボルギーニの上位6台従来のレコードを上回った。
なお今回#18UPGARAGEにはニック・キャシディに代わって佐々木孝太が、#87クリスタル黒子ランボルギーニには山西康司に代わって佐藤公哉が起用されている。
また#86アウディR8はエントリーを取り消している。

公式予選はこのあと午後1時30分より、ノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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