SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿決勝 大会規定により午後6時25分でチェッカー。優勝は#36ペトロナスRC F

2015オートバックス スーパーGT第5戦「インターナショナル鈴鹿1000km」は、雨によるペースの伸び悩みや度重なるセーフティカーランなどの影響もあり、大会特別規則の定めに従って6時25分にチェッカーフラッグが提示され、163周をもって終了となった。
GT500クラスは69周めにトップに立った#36PETRONAS TOM’S RC F(伊藤大輔/ジェームス・ロシター組)がそのまま逃げ切って今季初勝利。
GT300クラスは上位陣にペナルティが相次ぐ中、着実に順位を上げてきた#10GAINER TANAX GT-R(アンドレ・クート/千代勝正組)が今季2勝めを挙げた。

GT500クラスのレース展開は後半に入ってやや落ち着きを見せた。
トップの36号車がファステストラップを連発しながら後続との差を着実に広げていく。
98周めのピットストップでリヤタイヤの交換に手間取って#100レイブリックNSXの接近を許す場面はあったものの、その後も36号車は徐々にリードを広げていった。

一方100号車は113周めのシケイン手前でGT300の周回暮れに詰まったところを#38ZENT RC Fにアウトからかぶせられて3いに後退してしまった。
100号車のドライバーは伊沢拓也、38号車は立川祐路だった。

しかしその後も36号車は最終スティントを担当したロシターが134周めに1’51.435を叩き出すなど快調なペースで飛ばし続け、最後は38号車に1分25秒もの大差をつけて163周を走りきり、今季初勝利をものにした。
2位は#38ZENT RC F、3位には終盤激しい追い上げで#100レイブリックNSXと#46S Road GT-Rを立て続けにパスした#12カルソニックGT-Rが入った。

GT300クラスはファイナルラップまで熾烈な優勝争いが展開された。
レース後半にトップに立った#10ゲイナーGT-Rを#7Studie BMW Z4が猛追、120周めに一旦は#7荒聖治が1コーナーで#10クートをかわしてトップに立ったが、10号車の最終スティントを担当した千代が122周めにピットアウトしてきた#7ヨルグ・ミューラーをスプーンで抜き返し、その後も巧みなライン取りで7号車の猛攻を押さえ込み、第2戦富士に続く今季2勝めをものにした。
3位には#61SUBARU BRZがつけた

Text:Kazuhisa SUEHIRO


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