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SGT:第2戦富士公式練習 GT500は#1モチュール、GT300は#3B-MAXと日産GT-Rが両クラスでトップに

2015オートバックス スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の公式練習が5月2日、富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは#1MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)が1’28.751と、昨年樹立されたコースレコードを上回るタイムでトップに立った。
GT300クラスも#3B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/高星明誠組)がトップタイムを記録、両クラスを日産GT-Rが生する結果となった。

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公式予選日を迎えた富士スピードウェイは朝から好天に恵まれ、汗ばむ陽気のもと午前8時50分より105分間の公式練習が行われた。
ところが始まってすぐに#100レイブリックNSXがスロー走行。20分以上かかってようやくピットに辿り着き、その後の走行を諦めることに。
エンジントラブルとのことでこの後の公式予選への影響が懸念される。

一方、好調ぶりを見せつけたのがGT-R勢だ。
開始15分で#1モチュールが1’29.338でトップに立つと、その直後に#46S Roadが1’29.224、1’29.074とタイムを縮め、その30分後には#12カルソニックが1’29.059をたたき出し、一時はGT-Rが1-2-3という状態に。
更にその4分後には#1モチュールが1728.751と、昨年の第2戦でジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが#12カルソニックGT-Rで記録した1’28.799のコースレコードを上回った。

GT500クラスはそのあと10時25分から専有走行に入ったが、開始早々にホームストレート上にカーボンパーツが落下していることが判明した赤旗中断となり、終了予定を10時41分まで延長して走行を再開、予選に向けて最後のチェックを行った。
この間に#36ペトロナスRC Fが1’28.882を記録、2番手に食い込んでGT-R勢の一角を切り崩し、予選に向けて気を吐く場面もみられた。
それとは対照的にホンダ勢は#17ケーヒンNSXの8位が最上位という苦しい立ち上がりとなっている。

GT300クラスは、長いホームストレートを持つ富士の特性もあってFIA-GT3勢が好調ぶりを見せ、トップの#3B-MAX GT-Rを筆頭に#21アウディR8、#65LEON SLS、#11ゲイナーSLSと上位4台までを占める。
それでも#61スバルBRZもトップからコンマ5秒差の5位につけており、予選はともかく決勝では戦略如何で優勝も狙える位置にいる。
今期注目のマザーシャーシ勢では#25つちやエンジニアリングのトヨタ86が9番手とまずまずの位置。
「富士は捨ててもらわないと」と半ば冗談めかしく坂東代表は岡山大会での定例会見で発言したが、それを上回る結果を土屋親子は見せてくれそうだ。

第2戦公式予選はこのあと午後2時15分からノックアウト方式で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA


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