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SF:第7戦鈴鹿公式予選 第1レースは#2ロッテラー、第2レースは#16山本がそれぞれ今季2度目のポール獲得!!

全日本選手権スーパーフォーミュラ・シリーズ最終戦「JAF鈴鹿グランプリ」の公式予選が11月7日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
シーズン唯一の2レース制で行われる今大会では予選Q1の結果で第1レース、Q2、Q3の結果で第2レースのスターティンググリッドが決定するという独特の予選方式が採用されたが、その結果第1レースは#2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)が、第2レースは#16山本尚貴(TEAM無限SF14)がそれぞれポールポジションを獲得して明日の決勝に臨むこととなった。

公式予選は午後1時30分よりノックアウト方式で行われた。
この日の鈴鹿サーキットは朝から分厚い雲が上空を覆い尽くしていたが、幸い終始ドライコンディションでの走行となった。

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予選Q1

20分間の走行で第1レースの全グリッドと第2レースの15位以下が決まるこのセッション。いずれのドライバーも朝のフリー走行で使用したタイヤを装着して走り出し、残り時間6分前後でニュータイヤに履き替えて本格的なアタックに取り掛かった。
ここでポイントリーダーの#38石浦宏明(セルモインギング)が1’38.392を叩き出してトップに躍り出ると、その直後に#3ジェームス・ロシター(コンドーレーシング)も1’38.392と全くのどうタイムを出してきた。
しかしチェッカーフラッグが提示された直後に朝のフリー走行でトップタイムを記録していた#2ロッテラーが1’38.354と二人のタイムをわずかに上回ってトップに。
結局このタイムがQ1のベストとなり、ロッテラーは第6戦SUGOに続いて今季2度目のポールポジションを獲得した。
また、ここではトップから1秒以内に16人ものドライバーが名を連ねる結果となり、#65ベルトラン・バゲット(ナカジマレーシング)はロッテラーからわずか0.796秒差だったにも関わらず15位に終わり、Q1で姿を消すこととなった。この他#10塚越広大(リアルレーシング)、#20アンドレア・カルダレッリ(インパル)、#64中嶋大祐(ナカジマレーシング)、#4ウィリアム・ブラー(コンドーレーシング)がここで予選を終えた。

予選Q2

7分間の走行でレース2の9位~14位のグリッドを決めるQ2では開始直後から2周をウォームアップに使って各車1周ずつのタイムアタックを行った。
ここでもロッテラーが他を圧倒する速さをみせ、1’38.158とさらにタイムを縮めてトップに。
以下#8小林可夢偉(チームルマン)、#16山本、#40野尻智紀(ダンデライアン)、#38石浦と続き、#34小暮卓史(ドラゴコルセ)、#18中山雄一(KCMG)、#7平川亮(チームルマン)、#11伊沢拓也(リアルレーシング)、そしてなんと#3ロシターと#41ナレイン・カーティケヤン(ダンデライアン)がノックアウトされる結果となった。
第1レース3位につけたロシターはQ2に向けてセットアップやタイヤの内圧は一切行わなかったとのことだが、Q2が始まると原因不明のグリップ不足に直面してタイムを伸ばすことができなかった。

予選Q3

第2レースの上位8グリッドを決める予選Q3。ここでもまた2周のウォームアップののちにたった1周のタイムアタックという流れで進行して行った。朝のフリー走行から好調ぶりをみせつけている#2ロッテラーはここでも1’38.023とさらなるタイムアップを果たしたが、これを上回ったのが開幕戦ポールの#16山本だった。
Q3に向けてダウンフォースを削る賭けに出た山本が出したタイムは1’37.963。この日の全セッションを通じて唯一の37秒台のタイムだ。これにより山本は今季2度目のポールポジションを同じ鈴鹿で獲得、2位に#2ロッテラー、3位に#40野尻とトップ3のうちの2台をホンダエンジン勢が占めるという結果になった。
一方、ポイントリーダーの#38石浦はQ1でこそ2番手タイムを記録したものの、Q2、Q3と進むにつれていつものようなフィーリングの向上が感じられなかったといい、なんと7番手からのスタートになってしまった。一方シリーズポイント2位につける#2中嶋一貴(トムス)はQ3で4位につけており、石浦は何としても第1レースで中嶋を突き放さなければならなくなった。

スーパーフォーミュラ最終戦決勝は明日午前10時より第1レースが20周で、第2レースは午後3時より28周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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