SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿フリー走行 1秒以内に12台がひしめく接戦の中、#2ロッテラーがトップタイム

全日本選手権スーパーフォーミュラ・シリーズ最終戦「JAF鈴鹿グランプリ」のフリー走行が11月7日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
ここでトップタイムを記録したのは#2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)で1’38.951だった。

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2015年のスーパーフォーミュラもいよいよ最終戦。
ここまでシリーズポイントでトップに立っているのは#38石浦宏明(セルモインギング)で45ポイント。これを#1中嶋一貴が39ポイント、#2ロッテラーと#19J.P.デ・オリベイラ(インパル)がともに31ポイントで追っており、計算上はこの4人にチャンピオンの可能性が残っている状況だ。

公式予選日の天候は曇り、今にも雨が降ってきそうな状況の中、フリー走行は午前9時15分より60分間で行われた。
今回も4月の2&4と同様にリストリクターの流量は95kg/hに設定されており、昨年ロッテラーが1’36.996を記録した時よりは若干のパワーダウンとなっているが、この2年間でSF14のセッティングが進んだこともあり、走行開始から15分で各ドライバーともに1分40秒台にペースアップ、残り時間が9分を切ったところで#39国本雄資が1`39.586を記録。
続いて前戦SUGOでも好調だった#34小暮卓史(ドラゴコルセ)が1’39.450、#38石浦が1’39.392、#19オリベイラが1’39.289、#3ジェームス・ロシター(コンドー)が1’39.145と立て続けにタイムを更新、チェッカーが提示された直後には#2ロッテラーがこのセッションで唯一の1分38秒台となる1’38.951を記録した。

結局、終わってみれば上位12人がトップから1秒以内といういつもながらの接戦となり、午後の予選でも激しい順位争いが繰り広げられそうな雰囲気になってきた。

しかし一方でランキング2位の#1中嶋一貴は1’40.348で14番手とタイムが伸びなかったほか、#20アンドレア・カルダレッリはデグナー二つ目でコースを飛び出し、フロントからスポンジバリアに突っ込んで予選シミュレーションの機会を失うなど、予選に向けて不安の残る結果となっている。

スーパーフォーミュラ最終戦の公式予選はこのあと午後1時30分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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