Japanese F3

JF3:第13戦富士決勝 中盤まさかのアクシデント!激戦を制したのは#36山下。Nクラスは#38小河が早くもタイトルを確定

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全日本F3選手権第13戦の決勝が7月19日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。
コースのいたるところで激しいドッグファイトが展開される中、この戦いを制したのは予選3番手からスタートした#36山下健太(PETRONAS TOM’S F312)。今季5勝目を挙げてランキングトップに3ポイント差と迫った。
Nクラスは#38小河諒(KeePer TOM’S F306)が今季10勝目を達成。最終戦まで4レースを残して早くもシリーズチャンピオンを確定させた。

雨に翻弄された第12戦とは打って変わり、第13戦の決勝レースは夏の強い日差しの照りつける下、午前10時より21周で行われた。

ホールショットを奪ったのは予選2番手の#37ニック・キャシディ。しかしポールシッターの#23高星明誠も遅れずに食らいついていき、その周のコカコーラコーナーで並びかけてみせる。
ここではかろうじて押さえ込んだキャシディだったが、その後も高星のアタックは何度となく繰り返され、レースが折り返しを迎えた12周目の1コーナーでアウトからアプローチした高星が見事にクロスラインを使ってキャシディの前に出た。
しかしキャシディも負けずに100Rのイン側にノーズをねじ込み、両者は併走状態でヘアピンへ。
ここでもトップを明け渡さない高星。
しかし続くダンロップコーナーへのアプローチであろうことか両者は接触。
高星はリヤウィングを破損して6位に後退、トップに踏みとどまったキャシディも後ろから追いついてきた山下に1コーナーでインを突かれて2位に後退してしまった。

山下はオープニングラップで#7福住仁嶺の先行を許して4位に後退したものの、6周目の1コーナーで福住のインをついて3位に浮上すると、トップ2台のバトルに乗じて一気に差を詰めてきていたのだ。

接触の影響からかペースの上がらないキャシディの背後には福住と、今回から再びF3に参戦することになった#50千代勝正が迫る。
これで防戦一方となったキャシディを尻目に、山下は徐々に差を広げていき、見事今季5勝目をものにした。
これによりシリーズポイントは2位+ファステストラップのキャシディが96ポイント、勝った山下が93ポイントとなり、結局リタイヤを余儀なくされた高星が82ポイントとなった。

一方のNクラスは、スタートでトップに立った小河がそのまま逃げ切って今季10勝目。
しかし30秒以上の大量リードを築いた第12戦と違い、今回は2位の#3三浦愛に4.1秒差にとどまった。
ドライコンディションでのクルマのバランスが思わしくなかったとのだが、これでシリーズポイントは144となり、三浦との差を49と広げたことで、最終戦を待たずして今季のシリーズチャンピオンを確定させた。
3位には#30DRAGONが入ったが、今回はホイールからのバイブレーションに悩まされ、4位の#77三浦勝を抑えながらの苦しい走りを強いられての表彰台となった。

次戦の舞台はツインリンクもてぎ。
8月22-23日に第14戦、第15戦を行う。

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Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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