Japanese F3

JF3:第3,4,5戦もてぎ 第3戦でニック・キャシディが今季2勝目、第4,5戦は山下健太が連勝! (TOYOTA)

  • コース:ツインリンクもてぎ(4.80138km)
  • 予選:5月9日(土)曇り:ドライ
  • 第3戦決勝:5月9日(土)曇り:ドライ
  • 第4戦決勝:5月10日(日)晴れ:ドライ
  • 第5戦決勝:5月10日(日)晴れ:ドライ

 全日本F3第2大会は、ツインリンクもてぎで1大会3レース制として開催。第3戦はスタートで先行したニック・キャシディ(PETRONAS TEAM TOM'S)が逃げ切り今季2勝目。ポールポジションの山下健太(PETRONAS TEAM TOM'S)は2位。第4戦、第5戦は山下がスタートを決めるとそのまま逃げ切り、2連勝を飾った。

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第4,5戦は山下健太(左)が優勝、
ニック・キャシディ(右)が連続3位表彰台となった

 全日本F3選手権の第2大会(第3戦、第4戦、第5戦)が5月9日(土)と10日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。

 全日本F3はフォーミュラレースの上位カテゴリーであるスーパーフォーミュラとの併催が多いが、今大会はF3がメインの単独開催。1大会3レース制で行われた。

 9日(土)のもてぎは曇り。やや肌寒いコンディションで午前10時35分より10分ずつ、第3戦、第4戦の予選が行われた。

 第3戦予選は、開幕の2戦で連続2番手グリッドだった山下健太(PETRONAS TEAM TOM'S)が、チームメイトのニック・キャシディ(PETRONAS TEAM TOM'S)をコンマ5秒近く上回る好タイムで、今季初のポールポジションを獲得。キャシディが2番手。

 第4戦予選は、多くの車両がタイムアップを果たし、上位は接近したタイムでのグリッド争いとなった。4周目にトップタイムをマークした山下に対し、ライバルがハイペースのラストアタックを見せたが逆転には至らず、山下が2戦連続のポールポジションを獲得。キャシディは第4戦3番手となった。

 今大会3レース目となる、第5戦のスターティンググリッドは、第3戦の決勝結果で決定される。

 予選の後、雨の予報もあったが、結局雨は降らないまま、ドライコンディションでのレースとなった。

 今大会は新品のドライタイヤが3セット使用出来、そのうち2セットは予選で使用するため、最後の1セットをどのレースに投入するかも鍵となる。第3戦では、キャシディが新品、山下は中古のタイヤで決勝に挑んだ。

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第3戦、ポールポジションの山下健太(#36:右)を、2番手グリッドの
ニック・キャシディ(#37:左)がパス、今季2勝目を挙げた

 午後4時に第3戦の決勝レース(14周)がスタート。ポールポジションの山下、2番手のキャシディが最前列に並んでスタートを切ったが、キャシディが加速で上回り、1コーナーで首位に立った。2位に落ちた山下は、続くコーナーで何度もしかけたが、追い抜きの難しいもてぎでは、パッシングは叶わず。

 その後もキャシディと山下の間隔は広がることなく、2台のマッチレースが最後まで続いたが、キャシディが逃げ切り、第2戦に続く連勝で今季2勝目を挙げた。山下は2位でトムスチームは今季初の1-2フィニッシュ。

 Nクラスでは、クラスポールの小河諒(TOM'S)がスタートでエンジンストール。その後追い上げたが2位に終わった。

 10日(日)はやや雲もあるものの好天の下、午前10時より第4戦(14周)の決勝レースがスタート。ポールポジションの山下に、2番手スタートの車両が並びかけるが、山下はポジションをキープ、首位で1コーナーへ。

 山下はその後も後続からの追撃を受けたが、最後まで凌ぎきり、トップチェッカー。今季初勝利を挙げた。3番手スタートのキャシディは、ポジションキープで3位フィニッシュ。

 Nクラスでは、ポールポジションの小河がスタートで出遅れたが、先行したライバル2台が3周目に接触。小河はこれをかわしてトップに立つと、そのまま逃げ切り今季2勝目を挙げた。

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第4,5戦は山下健太(#36)がポール・トゥ・ウィンでの連続勝利を飾った

 第5戦決勝は、今大会最長の20周で午後3時半に開始された。第3戦の決勝結果により最前列グリッドとなった山下は、この3レース目まで温存した新品タイヤを装着。

 山下は絶好のスタートダッシュを決め、ポールポジションのキャシディを抑えて首位をキープ。一方で、キャシディは首位争いのバトルの隙を突かれて後続の先行を許し、3位にポジションを落としてしまった。

 1周目終了時点で2位に0.9秒差をつけた山下は、その後もハイペースで後続を引き離し独走。後半戦に入ると毎周毎に0.5秒ずつ差を広げていき、最後は約10秒もの大差をつけトップチェッカー。独走で2連勝を果たした。キャシディは2戦連続の3位表彰台獲得となった。

 Nクラスでは、ポールポジションの小河がスタートを決めると逃げ切り、ポール・トゥ・ウィンで第4戦に続く連勝を飾った。  今大会の結果、ドライバーズポイントランキングでは、開幕戦を接触で落とした山下が、キャシディ他1台に僅か1ポイント差ながら首位に浮上した。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

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