全日本F3選手権第6戦の公式予選が5月23日、岡山国際サーキットで行われ、今季2勝を挙げている#37ニック・キャシディ(PETRONAS TOM’S F312)が1’22.048のコースレコードを記録して今季3回目のポールポジションを獲得した。 Nクラスは#38小河諒(KeePer TOM’S F306)がトップだった。
公式予選は午前11時より10分間で行われた。 空はどんよりと曇ってはいたが、終始ドライコンディションでの走行。 また、今回よりヨコハマが新スペックのタイヤを投入しており、今まで以上の好タイムが期待できそうなセッションとなった。
コースオープンと同時に一斉にピットアウトした各ドライバーは4周目から本格的なアタックを開始。 まずはキャシディが1’22.543といきなり昨年のポールタイム(1’24.433)を2秒近く上回るタイムを叩き出してトップに立つと、5周目には1’22.048まで縮めてきた。 これに続いたのがチームメイトの#36山下健太。1’22.175を記録して、今回もトムス勢がフロントローを独占することに。 3番手には#23高星明誠(B-MAX NDDP)がつけ、昨日の専有走行でトップタイムを記録した#7福住仁嶺(HFDP)が4番手という結果になった。
Nクラスはここまで3勝を挙げている#38小河が1’24.824でクラストップ。今季2勝の#3三浦愛(EXCEDY)が2番手と、今回の二人の一騎打ちになりそうな気配だ。
第6戦決勝はこのあと午後3時30分より18周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Forum