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2014年6月

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SGT:第3戦オートポリス 坂東代表のコメント(2)ルマンシリーズとの関係について

ルマンシリーズはカテゴリー的には歴史と文化のあるものと承知しているが、そこの中にわれわれ島国のものが入ってやれればいいなと思って交渉して来た。 しかし向こうには向こうのルールがあり、その規定に従ったものをもってくれば走らせるとは言っていただいている。 ただ自分としてはGT500をそのまま持っていきたかった。無理難題を言っているのは承知の上での交渉だったが、バーターとしてアジアンルマンへの協力などをやって来た。 しかし正直去年までのクルマならともかく、今季からはITRの規則によるものになり、これはスーパーGTとDTMには参加できるが、それ以外には参加できないという約束事がある。それをACOにこれを持ち込むというのは難しい問題になるので、そこは断念します。 ただ日本のチームやドライバーがヨーロッパに行けるような道は今後も模索していきたい。

アジアンルマンやGTアジアとの交流も続ける。 富士でやる今季のアジアンルマンも本当は混走を考えていたが、台数的にもピットの設備などを同一条件では用意できないので併催という形にした。 GTアジアも台数が増えて来て、パドックにテントを張るだけでは満足してもらえない状況が出ている。 向こうの意向も尊重するということに今はなって来た。 今後はお互いの存在を尊重し合いながら共存していこうと考えている。ACOとも同じスタンスで考えており、現時点では規則を統一しよう、などの具体的な話にはなっていないが、WECやアジアンルマン、それから国内と、お互いを尊重し合えるような関係を築いていきたい。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

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SGT:第3戦オートポリス 坂東代表のコメント(1) GT300クラスのBOPについて

FIA-GT3のBOPについては、ブランパンシリーズを運営するSROと話をし、同じ規則でレースをしていくという方針でやっており、7月のオランダでアポを取って、ステファン(ラテル)と話をしてくることになっている。 GTアジアもそうだが、同じSROのレギュレーションを使うということを徹底しようとしている。 SROのBOPはサーキットによってABCと三つのパターンを使い分けるようになっており、それに対して日本のGT300、GT3も含めた形で規則を決めて欲しいと要望することにしている。 そうやって定めたGT3という枠に対してJAF GTの性能調整をしっかりやり、コンペティションの状態を保てるようにしていく。

クルマによっては向こうで遅くてこっちで速いとか、向こうで速くてこっちで遅い、などの状況はあるが、そこに手を入れていくとまた個別の性能調整という話になってしまうので、現時点ではFIAのGT3に関してはSROの規則に合わせる。 コースによってABCと三段階のダウンフォースのメニューがあるので、それを日本のコースに置き換えてやっていく。

JAF GTに関してはBRZのターボやプリウス、CR-Zのハイブリッドなど、様々な条件があるが、ターボ係数は1.7とし、ハイブリッドの調整もデータを取りながら、それを元にやっていく。

これまでビーエムが2回続けて勝っているが、前回は戦略的にCR-Zが失敗したという側面もあった。 4号車は河野エンジニアの立てた戦略を始めとしたチームワークの部分と、ドライバーが考えながらレースをやっているという部分で速かったと考えている。 それに加えてBMWの人間が来ているという点も大きい。 飯田章がポンともって来てあれだけ速いということは、クルマのベースの部分が相当レベルが高いということだと思う。 あまりワークス同士の戦いにしたくはないが、そこは今コントロールできていない部分だ。 もうちょっと均衡して欲しいとは思っているが、現状で「おかしい」と感じる部分では無い。

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SGT:第3戦オートポリスGTA定例会見 鈴鹿1000km以降はハイダウンフォース仕様復活か?

スーパーGTシリーズを運営するGTアソシエイション(GTA)の定例会見が第3戦オートポリスの決勝日にも開催され、坂東正明代表が出席して今後の課題について語った。

今回のテーマはGT300クラスのBOP(性能調整)について、ルマンシリーズを統括するACOとの交渉について、今回GT500クラスでローダウンフォース仕様の空力パッケージを採用するに至った経緯の3点。

BOPについては今後もSROのラテル代表と話し合いの場を設けて調整を進めるが、基本的にはSROの規則に沿って実施すること。
また現在SROがコースレイアウトに合わせてABCと三段階のメニューを使用していることに対応し、日本のコースレイアウトに合わせてこれを採用していくとした。

ルマンシリーズについては、従来からGT500車両の混走を働きかけて来たが、ITRとの規則統一により断念したこと。
しかし今後も日本のドライバーやチームがヨーロッパで活躍できるような道は模索していくことなどを明らかにした。

GT500についてはドライバーの安全性やモノコックを始めとする各パーツ類の耐久性に考慮したものであることを説明。
ドライバーの安全性やパーツの交換サイクルなどのデータを収集し、第6戦鈴鹿までには回答を出したいとのこと。
その上で鈴鹿、タイ、もてぎについてはハイダウンフォース仕様の空力パッケージを使用することもあり得るとコメントした。

(詳細については別途掲載します)

Text:Kazuhisa SUEHIRO

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SGT:第3戦オートポリスフリー走行 今度はレクサス勢が1-2。トップは#19ウェッズスポーツRC F

スーパーGT第3戦オートポリスのフリー走行は#19Wed’sSport ADVAN RC F(脇阪寿一/関口雄飛組)がトップタイム。
GT300は#31OGT Pnanasonic PRIUS(新田守男/嵯峨宏紀組)がトップだった。

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決勝日を迎えたオートポリスは昨日に続いて好天に恵まれ、朝から汗ばむ陽気の中で午前9時より30分間のフリー走行が行われた。
走り出しから好タイムを記録したのは#19ウェッズスポーツRC Fで、関口雄飛が1’36.851を記録。これがそのままこのセッションのトップタイムとなった。
昨日の予選ではアタック中に姿勢を乱して#36ペトロナスRC Fの平川亮に接触、14番手に終わった関口だったが、決勝での巻き返しに期待できそうな状況だ。
その36号車はジェームス・ロシターが1’37.370を記録して2番手につける。 ここまでGT-R勢の速さばかりが目立っていた今週末、決勝セッティングではその勢力図がどう変わっていくかに注目だ。
予選でフロントローを独占した#23モチュール、#46S RoadのGT-R勢も3、4番手につけた。

一方、今季不振にあえぐNSX勢は、#18ウイダーモデューロNSXが9番手と今回も厳しいレースになりそう。
高低差のあるコースレイアウトに70kgの性能調整が重くのしかかるが、18号車はフロントローの2台と同じミシュランタイヤを装着しており、これを生かしてどこまで順位を揚げられるかがポイントになりそうだ。

一方、GT300クラスは走り出しでルーカス・オルドネスの駆る#3B MAX NDDP GT-Rが1’47.597でトップに立ったが、セッション中盤に#31嵯峨宏紀が1’47.429を記録してトップに立った。
2番手は#3GT-R、3番手に#60TWS LM corsa BMW Z4がつけ、ポールシッターの#61SUBARU BRZ R&D SPORTは7番手で朝の走行を終えている。

第3戦決勝はこのあと午後2時より65周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

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SGT:第3戦オートポリス フリー走行結果

■GT500クラス

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2014/06/01) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 3 GT500 class オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
119脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH81'36.851--173.735
236ジェームス・ロシター
平川 亮
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS41'37.370 0.519 0.519172.809
323松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI141'37.539 0.688 0.169172.509
446本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI21'38.261 1.410 0.722171.242
512安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS621'38.446 1.595 0.185170.920
61立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS301'38.490 1.639 0.044170.844
724ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH161'38.622 1.771 0.132170.615
86大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS521'38.792 1.941 0.170170.321
918山本 尚貴
ジャン・カール・ベルネ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI141'38.931 2.080 0.139170.082
1032中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL1'39.075 2.224 0.144169.835
1137伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS521'39.123 2.272 0.048169.753
1239石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS261'39.179 2.328 0.056169.657
138ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS61'39.367 2.516 0.188169.336
14100小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS41'39.749 2.898 0.382168.687
1517塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS101'39.816 2.965 0.067168.574

■GT300クラス

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2014/06/01) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 3 GT300 class オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
131新田 守男
嵯峨 宏紀
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH1'47.429--156.628
23星野 一樹
ルーカス・オルドネス
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH281'47.597 0.168 0.168156.384
360飯田 章
吉本 大樹
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH1'47.608 0.179 0.011156.368
411平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL521'48.358 0.929 0.750155.285
52高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH81'48.370 0.941 0.012155.268
65玉中 哲二
山野 直也
マッハ車検 with トランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'48.408 0.979 0.038155.214
761佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI1'48.414 0.985 0.006155.205
84谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル 初音ミク Z4
BMW Z4 GT3
YH801'48.446 1.017 0.032155.159
97ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH461'48.551 1.122 0.105155.009
109白坂 卓也
アンドレ・クート
国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH1'48.575 1.146 0.024154.975
1133都筑 晶裕
峰尾 恭輔
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH121'48.682 1.253 0.107154.822
1221リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH61'48.904 1.475 0.222154.507
1355高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS101'48.938 1.509 0.034154.458
1410植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL21'48.961 1.532 0.023154.426
1567横溝 直輝
密山 祥吾
STP タイサン GAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH41'49.037 1.608 0.076154.318
1688織戸 学
青木 孝行
マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'49.047 1.618 0.010154.304
170中山 友貴
野尻 智紀
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS261'49.058 1.629 0.011154.289
1850加納 政樹
安岡 秀徒
WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH1'49.082 1.653 0.024154.255
1965黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH181'49.203 1.774 0.121154.084
2086細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH81'49.242 1.813 0.039154.029
2122和田 久
土屋 武士
グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'49.254 1.825 0.012154.012
2230岩崎 祐貴
影山 正美
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH21'49.442 2.013 0.188153.747
2348高森 博士
田中 勝輝
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'50.664 3.235 1.222152.049
24360田中 篤
藤田 竜樹
OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'03.05315.62412.389136.741

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