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2014年4月

F4東日本シリーズ

F4:東日本第2戦 三笠雄一が2位表彰台、FCの坪井翔は痛恨のスピンで8位 (DRP)

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 三笠選手、坪井選手ともに初サーキットのレースという事で、レースウィークの木曜日より練習走行を開始した。金曜日までは、三笠選手が全体トップタイム、坪井選手もクラストップタイムを記録していたが、レース前日の土曜日の練習走行では、ライバル達がタイムアップしている中で、二人とも前日までのベストタイムを更新する事ができなかった。それでもタイム的にトップレベルにあるので、翌日のレースに備えて見直しを図る。

 迎えたレース当日、20度を超える暖かい気温のもと予選が始まる。三笠選手は3周目まで入念にタイヤを暖め、4周目からアタックを開始。1'19.763を記録し2番手にポジションアップ。そのままアタックを継続し7周目にベストタイムを記録する予定だった。しかし、5周目以降クリアラップをとる事ができずにベストタイムを更新する事ができず、残り2分の時点で赤旗中断となってしまった。

 坪井選手も予選開始序盤はクラストップタイムを継続し、5周目に1'21.340のベストタイムを記録した時点でクラス2番手だった。練習走行時のベストタイムは20秒台に入っていた為、さらなるタイムアップが期待されたがなかなかタイムが上がらない。8周目にセクター1とセクター2をベストでまとめ期待がかかったが、不運にも赤旗中断となってしまった。

 赤旗中断再開から予選終了までは2分間なので、実質1周のタイムアタックとなる。1周目にタイヤを入念に暖めるがやはり厳しく、二人ともにベストタイムを更新する事ができず、三笠選手が予選4位、坪井選手がクラス3位のポジションとなった。

 三笠選手、坪井選手ともに不本意なポジションからの決勝レースとなったが、スタートからタイヤが冷えている序盤に速さがある二人は、抜きにくいSUGOでポジションアップを図る。

 さすがに1コーナまでが短いSUGOでは、スタートでパッシングにはいたらなかった三笠選手だが、スタート直後から3番手の阿部選手に勝負を挑む。1周目のバックストレートエンドの馬の背コーナでインをつき3位に浮上し、2番手の山田選手を追いかける。3周目のレインボーコーナー立ち上がりで山田選手がミスした隙をつきスリップストリームからバックストレートエンドの馬の背コーナで、今度はアウトから2位に浮上した。この時点で、ポールポジションの松井選手と3秒の差があり、ラップタイムが速い松井選手との差を縮める事ができない。その中で最後までミスする事なくポジションをキープし、2位フィニッシュで表彰台を獲得する事ができた。

 一方FCクラスの坪井選手は、スタートから1コーナーでクラスポジションを1つ落とすが、1周目で抜き返しFCクラスの根本選手と福住選手を追いかける。FCクラスの1位2位3位がテールトゥーノーズとなった5周目の1コーナーで、坪井選手は2位にポジションを上げる。その後、本来ラップタイムの速いF4クラスが追い上げてきて、クラス順位は変わらないもののF4クラスを間にはさみ差が広がってしまう。そして、9周目のレインボーコーナーで坪井選手は、痛恨のスピンでクラス最後尾までポジションダウンしてしまう。再スタート後、ゴールまで走りきりクラス8位フィニッシュとなった。

三笠選手コメント
 「今回のレースは、今できる事を出し尽くした最善の結果だと思います。予選は不本意な結果になってしまったので、抜きづらいSUGOではタイヤが暖まる前の3周目までに勝負を賭けていました。思惑通り3周目までに2位に上がる事ができました。しかし、松井選手との速さの差があったので、2位のポジションをキープする為にミスのない走りに徹しました。とても悔しい結果ですが、シリーズを考えて、次のもてぎ2連戦で借りを返したいと思います」
坪井選手コメント
 「スタートで、F4クラスの車を何台か追い抜きましたが、1コーナーのポジション取りが悪くクラス4位にポジションダウンしてしまいました。それでもタイヤの冷えている序盤はライバルよりもペースが良く、クラス2番手までポジションアップする事ができました。本当に悔いが残るのですが、自分のミスでレインボーコーナでスピンしてしまいました。2戦連続でミスしてしまた要因を考え、自分の足りない部分の成長につなげたいと思います」

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☆リザルト
  • 2 三笠雄一 美人<VRacingDRP 予選4位 決勝2位
  • 92 坪井翔 美人<VフィールドDRP 予選12位(クラス3位) 決勝18位(クラス8位)
  • ポーツランドSUGO公式リザルト
ドリームレーシングプロジェクトプレスリリース

F4東日本シリーズ

F4:東日本第2戦SUGO決勝結果

SUGOチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2014/04/29) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 F4東日本シリーズ Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
125C1松井 孝允サムライサポーターズF4
B-MAX RK01
1520'21.472
22C2三笠 雄一美人&LTVRacingDRP
B-MAX RK01
153.724
314C3山田 真之亮ZAP・JSS・BLOOM
ZAP F108
153.904
415C4阿部 拓馬ZAP F108
ZAP F108
154.308
57C5山口 大陸TAIROKU EMS 108
ZAP F108
1519.537
611A1植田 正幸Rn-S☆制動屋☆KK-ZS
MYST KK-ZS
1521.509
710C6加藤 智FEEL・RK01・TODA
B-MAX RK01
1523.661
890FC1根本 悠生WILLDO ZTEスピリット
TATUUS FC106
1528.638
962FC2福住 仁嶺HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
1528.849
1072C7金井 亮忠チームNATS・正義 001
NATS 001
1530.546
1193FC3小河 諒TEAM TOM’S
TATUUS FC106
1534.446
1270C8嶋田 誠TeamNaoki☆MC090
MOONCRAFT MC090
1534.705
1360FC4石川 京侍HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
1535.146
1461FC5坂口 夏月HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
1536.122
1563FC6大津 弘樹SRS-F/コチラレーシング
TATUUS FC106
1538.642
1691FC7長渕 蓮FTRS スピリット F4
TATUUS FC106
1542.961
174C9佐々木 祐一仙台☆DayDream108
ZAP F108
1558.002
1892FC8坪井 翔美人&LTVフィールドFTRS
TATUUS FC106
1559.651
1950C10浅原 悠貴CMインダストリー・RK01
B-MAX RK01
141Lap
2017C11小倉 可光チームNATS・OAC 090
MOONCRAFT MC090
141Lap
---- 以上完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.25 松井孝允(サムライサポーターズF4) 1'20.150 (12/15) 166.380km/h

F4東日本シリーズ

F4:東日本第2戦SUGO公式予選結果

SUGOチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2014/04/29) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 F4東日本シリーズ Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/hLap
125C1松井 孝允サムライサポーターズF4
B-MAX RK01
R1'19.123--168.5397/10
215C2阿部 拓馬ZAP F108
ZAP F108
R1'19.746 0.623 0.623167.2227/10
314C3山田 真之亮ZAP・JSS・BLOOM
ZAP F108
R1'19.762 0.639 0.016167.1897/10
42C4三笠 雄一美人&LTVRacingDRP
B-MAX RK01
R1'19.763 0.640 0.001167.1874/10
550C5浅原 悠貴CMインダストリー・RK01
B-MAX RK01
R1'19.799 0.676 0.036167.1117/11
611A1植田 正幸Rn-S☆制動屋☆KK-ZS
MYST KK-ZS
R1'20.379 1.256 0.580165.9068/11
772C6金井 亮忠チームNATS・正義 001
NATS 001
R1'20.891 1.768 0.512164.8558/11
87C7山口 大陸TAIROKU EMS 108
ZAP F108
R1'20.978 1.855 0.087164.6786/10
910C8加藤 智FEEL・RK01・TODA
B-MAX RK01
1'21.165 2.042 0.187164.2998/11
1090FC1根本 悠生WILLDO ZTEスピリット
TATUUS FC106
1'21.219 2.096 0.054164.1907/11
1162FC2福住 仁嶺HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
1'21.268 2.145 0.049164.0915/11
1292FC3坪井 翔美人&LTVフィールドFTRS
TATUUS FC106
1'21.340 2.217 0.072163.9455/11
1393FC4小河 諒TEAM TOM’S
TATUUS FC106
1'21.516 2.393 0.176163.5918/11
1461FC5坂口 夏月HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
1'21.547 2.424 0.031163.5295/7
1570C9嶋田 誠TeamNaoki☆MC090
MOONCRAFT MC090
1'21.703 2.580 0.156163.2174/6
1660FC6石川 京侍HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
1'21.761 2.638 0.058163.1018/11
17*4C10佐々木 祐一仙台☆DayDream108
ZAP F108
1'21.875 2.752 0.114162.8746/11
1863FC7大津 弘樹SRS-F/コチラレーシング
TATUUS FC106
1'21.976 2.853 0.101162.6737/11
1991FC8長渕 蓮FTRS スピリット F4
TATUUS FC106
1'22.507 3.384 0.531161.6274/10
2017C11小倉 可光チームNATS・OAC 090
MOONCRAFT MC090
1'24.632 5.509 2.125157.5687/10
--- 以上予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'21.085)を更新しました。
  • CarNo.4は、SUGO4輪レース2014一般競技規則書第42条3.(ピットレーン速度規制)違反により、ベストラップ抹消のペナルティを科す。

Super Car Race Series

SCR:第1,2戦もてぎ 炙りや秀苑997GT3は2連続表彰台を獲得! (SHIFT)

 4月13日、2014スーパーカーレースシリーズ第1戦・第2戦が栃木県ツインリンクもてぎで開催されました。#77 炙りや秀苑・シフト997GT3山脇大輔・野間一組はカテゴリーⅡで第1戦3位、第2戦3位となり2連続表彰台を獲得しました。

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■レース概要■
  • 大会名   2014スーパーカーレースシリーズ Rd.1/2ツインリンクもてぎ
  • 日程    2014年4月13日(日)
  • クラス   カテゴリーⅡ
  • 場所    ツインリンクもてぎ(栃木県)
■レース結果概要■
  • チーム   エキスパートインターナショナルwith SHIFT
  • 車名    炙りや秀苑・シフト997GT3
  • マシン   Porsche 911 GT3 Cup (Type 997) MY2006
  • ドライバー A:山脇大輔(ヤマワキダイスケ)B:野間一(ノマハジメ)
  • 第1戦    カテゴリーⅡ 3位(5台中)
  • 第2戦    カテゴリーⅡ 3位(5台中)
■シフトレースカーレンタルシステムとは■

 株式会社シフトでは2014年から始まったスーパーカーレース(SCR)に挑戦するドライバーのためにレースカーレンタルシステムを実施しています。

 スーパーカーレースはトッププロからジェントルマンドライバーまで幅広く参戦し、ポルシェ・フェラーリなどのGT3マシンやカップカーが使用されます。タイヤはヨコハマワンメイクであることから、ドライバー育成にも絶好の舞台となっています。

 シフトレースカーレンタルシステムでは、ポルシェ911 GT3 Cup (Type 997) 2006YMを使用することで、コストを抑えながら走行距離を稼ぎ、ドライビングとセッティング能力の育成を行います。さらに、メンテナンスとエンジニアリングは、スーパーGTやS耐で輝かしい実績を残している株式会社シフトが担当。スーパー耐久やミドルフォーミュラ、ワンメイクレースからステップアップを目指すドライバーの為に、さらなるスピード・確実性・開発力が身に着けられる環境を提供いたします。

 開幕戦となるRd.1/2もてぎ、Rd.3/4富士は山脇・野間組で参戦となりますが、以降のドライバーについては引き続き募集いたします。

【シフトレースカーレンタルシステムのお問合せ先】
  • 株式会社シフト 住所:神奈川県厚木市岡田3133
  • E-MAIL:info@shift-racing.co.jp TEL:046-220-5752 FAX:046-220-5753

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■今回のレースに向けて■

 2014年から始まったスーパーカーレースシリーズは、ポルシェやフェラーリといったスーパーカーだけで行われる新たなスタイルのレースです。

 このレースにポルシェ911 GT3 Cup (Type997) MY2006を駆って挑むのは、山脇大輔選手と野間一選手。メインスポンサーとしてバックアップするのは「炙りや秀苑」を展開するエキスパートインターナショナル株式会社、メンテナンスは株式会社シフトが担当します。参戦するクラスはポルシェ、フェラーリなどのカップカーを対象とした、「カテゴリーⅡ」という最も台数の集まるクラスとなります。

 開幕戦の舞台は、栃木県ツインリンクもてぎロードコースです。全長4.8kmのこのコースはストップアンドゴーを繰り返すレイアウトのため、リヤエンジンのポルシェ911の得意とするレイアウトと言われます。

 4月11日(金)、12日(土)に行われたスポーツ走行では、レースウィークらしくほとんどのマシンが顔を揃える中、#77炙りや秀苑997もテスト走行を実施しました。エンジニアとメカニックはスーパーGTでも活躍するメンバーとあって、セットアップも順調に進みます。ドライバーの山脇選手と野間選手のポルシェへの適応もスムーズで、順調にタイムを伸ばしていきました。

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■4月13日 公式予選■
【Aドライバー 山脇大輔】

 4月13日(日)9:15から15分間のAドライバー予選がスタート。セッション開始と同時に#77炙りや秀苑・シフト997GT3山脇選手がコースインします。計測1周目に1回目のアタックを行い、2'00.665を記録します。さらに2周目にフルアタックを行いますが、他車のコースアウトの影響でイエローフラッグが出ており、タイム更新はなりませんでした。前日に行ったセットアップ変更が奏功し1周目から好タイムを記録できており、続くBドライバー予選にも期待が望める結果となりました。

  • P1 #14 石松PORSCHE R.S.R     池田大祐  1'56.571
  • P2 #70 AGE-AGE-458        NAROYU   1'57.895
  • P3 #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3 山脇大輔 2'00.665
  • P4 #9 BINGO SPORTS 997      武井真司  2'02.077
【Bドライバー 野間 一】

 9:35からBドライバー予選がスタート。#77炙りや秀苑・シフト997GT3野間選手は、路面状況の改善を待ってからコースインします。野間選手は計測1周目から積極的にアタックを行い1'58.958と好タイムを記録します。さらに2周目のアタックでタイム更新を狙いますが、他車に追いついてしまいタイムアップはなりませんでした。エンジンパワーに劣るマシンながら、想定を超える2番手タイムを記録し、決勝に向けてチーム全体の期待も加速する結果となりました。

  • P1 #70 AGE-AGE-458        佐々木孝太 1'55.949
  • P2 #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3 野間一   1'58.958
  • P3 #9 BINGO SPORTS 997      堀田誠   1'59.910
  • P4 #14 石松PORSCHE R.S.R     相馬智宏  2'01.413
【予選総合結果】

 A/Bドライバーのベストタイム合算で決まる予選総合結果は、予選3位となりました。予選1位のフェラーリ458チャレンジや2位のポルシェ911RSRに対して、ポルシェ911 GT3 Cup 2006YMは、パワーやタイヤサイズでビハインドがありますが、エンジニアのセットアップが大きな力となって、二人のドライバーを後押しした結果と言えるでしょう。

  • P1 #70 AGE-AGE-458        NAORYU / 佐々木孝太
  • P2 #14 石松PORSCHE R.S.R     池田大祐 / 相馬智宏
  • P3 #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3 山脇大輔 / 野間一
  • P4 #9 BINGO SPORTS 997      武井真司 / 堀田誠
■4月13日 トーク&フォトセッション■

 予選終了後には、パドック内に設けられたホスピタリティエリアで、レースクィーンのトーク&フォトセッションが行われ、いつものレースウィークとは一味違う華やかな雰囲気を盛り上げてくれました。炙りや秀苑レースクィーンの小林未来さんをはじめ、各チームのレースクィーンが集い、素敵な笑顔でゲストの皆さんやファンの皆さんをおもてなししてくれました。

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■4月13日 第1戦 決勝■

 スーパーカーレースでは2レースの決勝が行われ、第1戦決勝レースは12:55からのスタートです。#77炙りや秀苑・シフト997GT3は、Bドライバーの野間選手がスタートを担当します。

 1周のローリングを終えて、待望のスーパーカーレースの火ぶたが切られます。カテゴリーⅡでは#70 AGE-AGE-458 佐々木孝太選手がトップを守り、#14石松ポルシェ池田大祐選手、#77炙りや秀苑997野間選手が続きます。

 序盤はこの3台が後続を引き離しますが、パワステにトラブルを抱えた#14池田選手は、トップ#70佐々木選手から離されはじめます。#77野間選手は数秒差で#14池田選手を追いますが、マシンの地力の差は大きく、少しずつ差を広げられる展開です。

 10周を超えたころから、リヤタイヤのグリップ低下を感じた野間選手は、ドライビングを変えてタイヤの温存を図りながらルーチンのピットインを待ちます。

 #77炙りや秀苑997は14周目にピットへ戻り、野間選手から山脇選手へ交代します。規定の1分間のピット停止を終えてコースイン。続いて2番手の#14石松ポルシェも相馬選手に交代。#77炙りや秀苑997山脇選手は、20秒ほど前方の#14石松ポルシェを追いかけます。

 パワステトラブルに苦戦する#14相馬選手に対して、#77炙りや秀苑997山脇選手は一気に差を詰めていきます。しかし、#14相馬選手も手負いのマシンに適応してペースを上げて対抗します。逆転も出来そうなこの攻防戦に、ピットもとても盛り上がります。

 しかし、山脇選手は2番手#14石松ポルシェを9秒差まで追い上げたところで、無情にもチェッカーが振られ、#77炙りや秀苑997山脇・野間組は3位表彰台を獲得しました。

  • P1 #70 AGE-AGE-458         NAORYU / 佐々木孝太
  • P2 #14 石松PORSCHE R.S.R      池田大祐 / 相馬智宏
  • P3 #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3 山脇大輔 / 野間一
  • P4 #9 BINGO SPORTS 997       武井真司 / 堀田誠

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■4月13日 第2戦 決勝■

 第2戦決勝レース、#77炙りや秀苑・シフト997GT3は、再びBドライバーの野間選手がスタートを担当。グリッド上では、併催のもてぎチャンピオンカップのドライバーやチーム関係者が、山脇選手と野間選手の激励に訪れていました。

 1周のローリングから第2戦決勝レースがスタート。カテゴリーⅡでは、今回も#70 AGE-AGE-458 佐々木孝太選手がトップを守り、#14石松ポルシェ 池田大祐選手のオーダー。#77炙りや秀苑997野間選手はスタートで出遅れ、#69 AGE AGE 430に前に出られてしまいます。しかし、#77野間選手は、5コーナーのブレーキングからS字一つ目までの区間で逆転し、3番手に返り咲きます。

 #77炙りや秀苑997野間選手は、その勢いで2番手#14石松ポルシェ池田選手を追走します。しかし、トラブルの直った#14石松ポルシェは1'58秒台で周回し、トップ#70 AGE-AGE-458佐々木選手に迫る勢いです。#77野間選手は第1戦決勝での経験から、タイヤを大切にしながらチャンスを待ちますが、2番手#14石松ポルシェは少しずつ離されてしまいます。

 #77炙りや秀苑997は、13周目にルーチンのピットストップでピットイン、野間選手から山脇選手へ交代します。続いてトップ#70 AGE-AGE-458、#14石松ポルシェも交代を済ませます。

 ピットストップ時間のハンデの影響もあり、#14石松ポルシェ相馬選手がトップに躍り出ます。しかし、#70 NAORYU選手のペースは速く、ほどなくしてトップを取り返します。

 #77山脇選手は3番手で安定した走行に徹して、第1戦から変更したセットアップの状況を検証します。レースはそのままの流れで終了し、#77炙りや秀苑997山脇・野間組は3位で連続表彰台を獲得しました。

  • P1 #70 AGE-AGE-458         NAORYU / 佐々木孝太
  • P2 #14 石松PORSCHE R.S.R      池田大祐 / 相馬智宏
  • P3 #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3 山脇大輔 / 野間一
  • P4 #9 BINGO SPORTS 997       武井真司 / 堀田誠

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Aドライバー 山脇大輔
 「まず初めに、『炙りや秀苑』を展開するエキスパートインターナショナル株式会社を中心として、チームをサポート頂いているスポンサー各社に感謝申し上げます。また、ハードワークしてくれたチームスタッフ全員およびチームメイトにも同様に御礼を申し上げます。開幕直前で出たマシントラブルを克服して、良好なマシンバランスに仕上がり結果を出すことが出来た事は、チームスタッフ全員のハードワークのお蔭だと思います。自分自身としても、レースウィーク通してセッティング方法やレース全体へのアプローチ方法は、シフトのメンテ体制でなければ、学ぶことが出来なかったと思います。また、今回開幕のスーパーカーレースシリーズでは、海外では当たり前にもかかわらず日本のレースに欠けていた『エントラントも観戦者も楽しめる雰囲気』があり、今後発展していく可能性を強く感じる事が出来ました。今後も、自分自身の課題を克服して、チャンピオンシップで良い結果を出せるように頑張っていきたいと思います」
Bドライバー 野間一
 「初開催のスーパーカーレースに、炙りや秀苑シフト997GT3のドライバーとして参戦できたことに、心から感謝しています。マシンの戦闘力ではハンデを抱えるものの、一流のエンジニアやメカニックのおかげで、マシンバランスも良好に仕上がりました。また、チームスタッフやレースクィーンもトップチームにふさわしい素晴らしさでした。ドライバーとしても、技術的な面はもとより、レースに取り組む姿勢や考え方も、学ぶことができました。そして、今回の走りを見て、多くの関係者の方が声をかけてくださったのですが、これもスーパーカーレースでなければなかったと思います。パドックの雰囲気も、プレミアムレースと表現したくなるような特別なもので、スポンサーやゲストの皆さんも、大きな満足を感じていたと思います。特に表彰式では、アンディミュラー様から賞品が提供されるなど、いままでのレースにない最高のものでした。今後も、スーパーカーレースで活躍できるよう頑張っていきます」
SHIFT Racecar Rental System Press Release

スーパー耐久

S耐:第1戦もてぎ BRP★J‘S RACINGフィット3、追い上げるも惜しくもクラス2位 (J'S RACING)

  • スーパー耐久シリーズ2014 第1戦 もてぎスーパー耐久
  • 3/29・30 ツインリンクもてぎ
  • ST5クラス
  • ゼッケン:99
  • 車名:BRP★J‘S RACINGフィット3
  • ドライバー:奥村浩一/大野尊久
  • 予選:クラス2位
  • 決勝:クラス2位

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 2014年のスーパー耐久シリーズは、これまでのGE8フィットRSからGK5 フィットRS(通称FIT3)を投入、J’S RACINGにとって新たな挑戦となります。ドライバーラインナップもBRPチーム代表の奥村浩一選手に加え、ベテランの大野尊久選手を迎えて連覇を目指します。 以下、大野選手のレポートです。

 セットアップの熟成の為、レースウィークの木曜日よりもてぎに入りましたが、あいにくの雨模様でウェットでのスタートとなりました。順調にマシンの慣熟とセットアップメニューの消化を進め、午後には雨が止んで路面が乾いたので、予選と決勝のシミュレーションを行うことができました。

 金曜日公式練習では基礎データ収集とセットアップの熟成、車両の慣熟に集中し、ノートラブル、クラストップタイムで公式練習を終えることができました。

 土曜日の予選では奥村選手のアタックでコースレコードを更新。続いて行われたBドライバー予選、他クラスの車両が目の前でハーフスピンするなど、満足できるタイムが出ませんでしたが、最後まで諦めず、再度アタックを掛けて2’18.963をマーク。コースレコードを記録することができました! 予選結果はA、Bドライバー合算となり、コンマ数秒差で惜しくも2位となりました。

 5時間耐久レースの決勝が行われる日曜日。土曜日の天気とは打って変わって朝から雨模様でした。朝一のフリー走行も雨で、私が決勝使用のレインタイヤの皮むきとセッティングの方向性を確認しました。

 いよいよ決勝スタートです。スタートドライバーは私が担当となり、およそ100分のロングスティント。ウェットは得意なのでスピードには自信を持っていましたが、強弱の激しい雨でスタートからリズムが掴めず、#95の荒選手に先行を許してしまいました。何とか2位は死守したのですが、コーナー侵入で他クラス車両と軽く接触、#95とは約30秒のビハインドを許してしまいました。

 路面は最悪の状態で、特にダウンヒルストレートエンドから最終コーナーのシケインにかけてはアクセル、ブレーキ両方少しでも踏力を入れるとスピンしてしまうような状態で、かなり慎重なドライビングが必要でした。

 約40周を消化して奥村代表にスイッチ。レースウィークを通してウェットコンディションを経験していない奥村選手でしたが、安定したLAPを重ね、ミス無くルーティーンをこなし、問題なくバトンを渡してもらえました。

 再び私のスティントです。タイヤをフレッシュに交換してコースイン。レインの状態にも大分慣れ、アウトラップからプッシュすることが出来ました。車のバランスも良くリズムも掴め、クラストップに踊り出ることができました。大きなミスも無く、30Lapほど走行した後、奥村選手にステアリングを託すことができました。

 奥村選手がピットアウトした時のビハインドはおよそ1分50秒。但し、#95は規定ピットがあと1回残っており、最後までどちらに軍配が上がるかわからない状態でした。安定して速いタイムで周回を続ける奥村選手。レース終盤、残り30分の所で#95がピットイン。奥村代表の10秒先でコースインしました。

 ここから奥村選手は素晴らしい追い上げを見せます。目の前の獲物を狩るような気迫で、ベストラップを更新しながらの素晴らしい追い上げでした。徐々に差を縮めて6秒差まで追い上げましたが、雨脚が急に強まりそのままチェッカーとなりました。

 優勝を逃し、とても残念ではありましたがチーム全員の力で次に繋がるとても良いレースができたと思います。スーパー耐久への参戦決定から身体作りを始めていましたが、久々の耐久レースで心配していた体力も問題なくクリアできました。まだもう1スティントも可能なくらいでしたので、夏のレースでも問題無さそうですが、今後もトレーニングを継続して行きたいと思います。

 最後にスポンサー様を始め、J’S RACING梅本会長、BRP奥村代表、チームの皆さん、関係者の方々にとても温かくして頂き、大変感謝しております。素晴らしい体制で、皆様のおかげで皆様と一緒に表彰台に上ることが出来ました。

 次の第2戦はスポーツランドSUGOで5/24、25に開催されます。引き続きご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。

J'S RACING Press Release

SUPER GT

SGT:第1戦岡山 加納政樹/安岡秀徒組のWAKO'S Exe Aston Martinは13位で完走 (安岡秀徒)

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【土曜日】
  • フリー走行-110分‐ドライ 22位 1'29.248(+1.397)←1位との差
  • 予選Q.1-15分‐ドライ 18位 1'28.125(+1.375) ドライバー: 安岡
     ※上位13台がQ.2に進出、Q.1敗退
【日曜日】
  • フリー走行-20分‐ウェット→ドライ  14位 1'38.066(+4.431)
  • レース-77周‐ドライ 13位(+2Laps) ベストラップ 12位 1'30.470(+1.539)

 3週間前に行われたSGT公式テストセッションがシーズン開幕前の唯一の走行であるアルナージュレーシングなのですが、2日間でいくつものマシントラブルが起こってしまいました。

 今年3大会でチームに加わるナニン インドラ パユーング選手がレースで走るための資格を得るためのルーキーテストも行わなければなりませんでしたので、僕の走行は2日間で15周ほどでした。

 11月以来の走行ということで、ある程度の走行時間がもらえればと願っていたのですが、トラブルの修復に追われる形になってしまい、思い描いていたような流れを作ることはできませんでした。

 ということで、アストンくんがトラブルなく走ってくれるのか?ということと、自分がきちんとした走りをできるのか? という2つの不安を抱えて岡山入りしました。

 でも、いざサーキットで監督の伊藤さんと話をしてみると、テストでトラブルの出たパーツのほとんどを新品にして挑むというアルナージュらしくない(?)最大限の準備をチームにしていただいてました!

 土曜日の午前中のフリー走行では、アストンくんもそんなみんなの期待に応えて快調に走行を続けてくれて、なんと初めてノートラブル、ノーアクシデントでフリー走行を終えることが出来ました!! 連続周回ができたおかげでクルマのセッティングを進めたり、ドライビングの感覚もだいぶ戻すことが出来たのですが、トップとのタイム差は1秒以上もあり順位も下位でしたので、厳しい予選が予想されました。

 予選では僕がQ.1を担当し、上位13台が手にするQ.2への出走権の獲得を目指しました。気温、路面温度共に春とは思えないほど低かったので、セッション開始から入念にタイヤを温め5周目ごろから漸くプッシュし始めた感じでした。タイムもイメージ通り上がっていったのですが、一番の勝負どころでギアの選択を誤ってしまい、Q.2進出まで0.3秒届かず18位というスタートポジションとなりました。

 グリップの高いニュータイヤでのアタックが今年初めてだったことを考えると、上々の走りだったと思いますが、あとから走行データを確認すると…ちょっと悔しかったです。ただ、加納さんもフリー走行でしっかりと走行できていましたので、レースに向けてソコソコ自信を感じながら土曜日を終えることが出来ました。

 ところが、決勝レースの行われる日曜日にサーキットに到着すると…エンジニアででもある伊藤さんから割と深刻なマシントラブルの告白が、、、。

 しかも、朝のフリー走行を開始前に雨が降り始め、タイヤ選択に悩むようなコンディションとなりました。スリックタイヤで走行を開始したのですが、かなり危険な状況だったので、浅溝タイヤとも呼ばれるインターミディエイトに交換し、走行を再開しました。

 ただし、雨が止んでしまってタイヤを傷めてしまうようなコンディションになってきたので、加納さんにスイッチし、難しいコンディションではありましたが、スリックタイヤで走行を重ねてもらいました。

 レースほどプレッシャーがかからないフリー走行で濡れているいる路面をスリックタイヤで走る貴重な機会だったので、苦手意識を減らしてもらいたいという思いと、レースに向けてある程度クルマをコントロールするスイッチを入れてもらいたいという狙いがありました。そして、加納さんは難しい状況を見事に乗り越え最終ラップに14番手タイムを記録!素晴らしかったです。

 ファンのみなさんが楽しみにしているサーキットサファリはトラブル箇所の修繕のために走行できませんでしたが、お昼前には監督から、レースを走る!という決断を伝えられました。ただし、できるだけクルマに負担のかからないように頼む。…ということでした。負担の走らない走り、についてはお昼の8分間練習で確認し、いよいよグリッドへとクルマを進めます。

 スタートは僕が担当だったので、グリッドウォークの時間にピットへ戻ってしっかりとカラダの準備をさせていただき、加納さんとチームのレースクイーンの“でちゃうガールズ”の待つグリッドに戻りました。ヘルメットやグローブをしてクルマの中で君が代を聴くと集中力が高まってきます。そして、いよいよエンジン始動→ウォームアップラップ→ローリングラップとタイヤを最大限温めました。

 隊列が整わなかったということで、さらにスタート前に1ラップ追加され、4周目にいよいよレースがスタートしました。スタートの混乱を何とか抜けて1周目を終えた順位はスタートと同じ18位でした。

 前を走るのはストレートが速いGTRだったこともあり、序盤はペースを抑えてタイヤやクルマの消耗を抑えるよう心掛け、トラブル箇所に負担のかからない走りを模索しました。ポジションを上げ始めたのは13周目以降で、ペースが鈍ったクルマたちを1台ずつ抜いていきました。

 同じようにポジションを上げていったマクラーレンに追従するような形でレースを続け、コース上のポジションが5位まで上がった42周目にピットインし、加納さんにドライバーチェンジしました。

 マクラーレンについては途中1度オーバーテイクに向けて走りを組み立ててみたものの、抜けそうな雰囲気ではなかったので、その後はペースを合わせつつタイヤなどの消耗を抑える走りに戻しました。他車のピットが終わると僕たちの順位は8位までアップし、9位のCRZとのギャップも落ち着いていたのでポイント獲得の期待が膨らんでいました。

 しかし、同時にピットでの作業違反ペナルティーを取られてしまうかもしれないという話もあり、期待と不安の両方の気持ちが入り混じる状況で戦況を見つめていました。残念ながら52周目にドライブスルーペナルティーを科せられ、ポジションは14番手までドロップしてしまい、加納さんの執念の走りもポジションを一つ上げるだけにとどまり。13位で開幕戦を終えることとなりました。

 昨年はレースの中盤にコースアウトがあり、ギリギリ完走扱いとなる波乱のレースだったのですが、今年はポイントを争いながらの完走ということで、大きな前進を感じられる開幕戦でした。チームの目標の「全戦完走」に向けて、幸先いいスタートとなりました。

 加納さんもシミュレータートレーニングの成果が如実に表れていて、本当にイイ感じでしたし、僕も去年よりも進化した走りができそうです。今後ポイントを争うようなレースができそうだという期待がもてるレースでした。

 次はゴールデンウィークの富士大会です。長いストレートが決して得意ではないアストンくんですが、コーナーでタイムを稼いでいいレースをしたいと思っています。また、第3ドライバーとして初めてSGTを走るナニン選手にも注目してください!

 応援よろしくお願いします!

Hideto Yasuoka

SUPER GT

SGT:第1戦岡山 WAKO'S Exe Aston Martin、山あり谷ありで13位完走 (Arnage)

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山あり谷ありの開幕戦。チーム結成二年目のスタートは素晴らしいシーズンを予感させる、13位完走。
ステージアップを誓い合い、チーム一丸で戦うArnage スピリットは今年も健在!

gt_r01_arnage-1050817.jpg  待ちに待ったAUTOBACS SUPER GT 2014年シリーズの開幕。GT500クラスの車両が全車両統一モノコックの新型車両となり、またGT300クラスも多くのニューマシンが投入されるなどモータースポーツファンが注目するなか、チーム結成二年目となるArnage Racingは、WAKO'S Exe Aston Martinとして新しいカラーリングで2014年シリーズを戦うことになった。チームは一丸となって戦った昨シーズンからの流れをそのままに、加納政樹、安岡秀徒両ドライバーが続投することとなり、開幕戦となるOKAYAMA GT 300km RACEを迎えた。

April 5th Qualifying
  • 天候:晴れ~曇り 路面状況:ドライ
  • 気温:Q1開始時10℃→終了時9℃ / 路面温度:開始時24℃→終了時16℃
  • 入場者;9,000人

gt_r01_arnage-1050938.jpg  満開の桜に迎えられてサーキット入りしたものの、真冬並みの寒気に見舞われたレースウィークの週末は、車両搬入日から4月とは思えない時折みぞれ交じりの雨の降る悪天候のスタート。しかし予選日には回復して、時折まぶしい日差しものぞく天候となった。

 3月15日、16日に岡山国際サーキットで行われた公式テストでは、相次ぐトラブルに見舞われ、対処に追われるまま満足に車両を走らせることのできなかったチームだったが、レースまでの三週間のあいだにテストでの全てのトラブルに対応すべく多くの新品パーツを投入しメンテナンスを実施、不安点が少ない状態で開幕戦を迎えることができた。

 その甲斐あってか、9時から行われた公式練習では、車両はいまだかつてないほどに順調なところを見せ、両選手とも公式テストでチェックすることのできなかった車両の感覚を存分に確かめることができた。

  • ベストラップは6Lap目に安岡選手が出した1’29.248(22位)。

gt_r01_arnage-1061406.jpg  午後になって曇り空となったがドライコンディションのなか、予選は定刻14時にスタート。昨年中盤からQ1を担当する安岡選手が車両をコースに進めた。

 しかし、必勝態勢を敷いた精鋭ぞろいの2014年のGT300クラスは予想通りのコンペティティブな争いが繰り広げられ、上位16台が1分27秒台と昨年のタイムを大きく上回るハイレベルな戦いとなった。安岡選手は8Lap目に1’28.125のベストタイムを記録したが、Q2に進出するには及ばず、明日の決勝は18番手からのスタートとなった。

 なお300クラス予選の結果は下記のとおり。

  • P1 #31 OGT Panasonic PRIUS 新田 守男 / 嵯峨 宏紀 (1'26.774)
  • P2 #4  グッドスマイル 初音ミク Z4 谷口 信輝 / 片岡 龍也 (1'26.869)
  • P3 #55  ARTA CR-Z GT 高木 真一 / 小林 崇志 (1'27.034)
  • P18 #50 WAKO’S Exe ASTON MARTIN 加納 政樹 / 安岡 秀徒 (1'28.125)
April 6th Race Day
  • 天候:曇り~雨~晴れ
  • 路面状況:ドライ~ウェット~ドライ 気温:9℃→10℃ / 路面温度:22℃→15℃ 入場者:18,000人

gt_r01_arnage-1061408.jpg  予選日はこれまでにない好調ぶりで終日難なく走行したはずの車両だったが、予選終了後のチェックでギアボックスに大きな問題が見つかり、バクダンを抱えることになったチームは、午前中のフリー走行終了後にミッションを降ろしてギアのチェックをすることにした。

 一方天候のほうも9時から行われたフリー走行前には強風と雨に交じって細かい雹がばらばらと落ちてくるような荒天。ウェット宣言の出されたコースを、車両はメカニックの見守る中比較的順調に走行して11Lapほど走ったところでピットに戻された。なおのフリー走行での記録は11Lap目に加納選手が出した1’38.006がベストラップで23台中14位。

gt_r01_arnage-1060927.jpg  スタート進行の始まる約三時間、ギアボックスが解体され、メカニックは短いインターバルの間に念入りにギアをチェック、なんとか走行可能なところまで修正して、12:50のスタート進行に間に合わせ、車両は無事グリッドへ。定刻の14時、フォーメーションラップの後2014年のSUPER GTの幕が切って落とされる。スタートを担当するのは昨年中盤からスターティングドライバーが定着してきた安岡選手。路面温度が上がらず上位車両の順位が変動する中、安岡選手は非常に好調な走り出しを見せ、4Lap目に1’30.470のベストラップを記録したあと序盤14Lapで14位まで順位を上げ、トラブルを抱えたギアを労わりながらも順調に走行して周回を刻んでいく。

 スタート時には晴れていた空は曇りはじめ、18Lapの頃には一瞬横なぐりの雨がたたきつけるほどだったがウェットタイヤに替えるには至らず、チームも安岡選手を呼び戻さずに走行を続けた。その後も安岡選手は1分31秒台を中心に好調な走行を続け、24Lap目には順位を11位まで浮上させることに成功、43Lapに車両は給油のためにピットインしたときには9位。ところがタイヤ交換なしで素早いピット作業を終えようとしたとき、無線のトラブルから給油中にエンジンがかかってしまうアクシデントが発生。大事には至らなかったが、主催者からドライブスルーのペナルティを受けることになってしまう。

gt_r01_arnage-1061427.jpg  チームは自身の不覚によって、安岡選手が築いた順位を一旦14位まで落としてしまった。しかし、冷静かつ安定した走行の加納選手は60Lap目に2号車をうまくかわし、順位を一つ上げることに成功、63Lap目に1’32.393のベストラップを出すなど好調なところをみせた。その後も加納選手は、安岡選手同様うまくギアと車両を労わりながら最後まで1分32秒から33秒前半中心の順調なドライビングを続け、82Lapの岡山開幕戦を完走して13位でチェッカーをうけることができた。

 その後、車両は力尽きたかコース上で止まってしまい、完走ポイントはゲットできたものの1位車両に2Lap及ばなかったため、1ポイント獲得するにとどまった。

 ドライバー二人の健闘にもかかわらずチーム自らのミスによって順位を落としてしまったことは痛恨の極みではあったが、昨シーズンからの、チーム一丸となってトラブルに立ち向かい無欲でレースをするArnage Racingらしい戦い方を今年も再現することができ、幸先のいい開幕戦となった。

  • P1 #4  グッドスマイル 初音ミク Z4  谷口 信輝 / 片岡 龍也
  • P2 #7  Studie BMW Z4  ヨルグ・ミューラー / 荒 聖治
  • P3 #11  GAINER DIXCEL SLS  平中 克幸 / ビヨン・ビルドハイム
  • P13 #50  WAKO’S Exe ASTON MARTIN 加納 政樹 / 安岡 秀徒

 応援してくださったスポンサーの方々には深く感謝しますとともに、今シーズンも変わらぬ応援を賜りますようお願い申し上げますとともに、5月3日~4日に富士スピードウェイで開催される次戦富士ラウンドおきましても、応援のほど宜しくお願いいたします。

チーム代表 伊藤宗治
 待ちに待ってはじまった2014 SUPER GTシリーズ。今年は、敢えて昨年と同様の体制で臨むこととなり、「もっと楽しむ!」をモットーとしています。今回のレースは、レースを本業としないわがチームのクルーたちにとっては久しぶりのレースということで、事前テストで発生したトラブルや問題点の確認をしながら、非常にいいスタートが切ることができました。レース自体はエンジニアの無線ミスにより、ドライブスルーペナルティーを受けてしまったものの13位完走という非常にいい結果で終了させることが出来ました。そして何よりもよかったのは、ギアに、致命的なトラブルを抱えてしまったチームではあったのですが、メカニックの確認作業・暫定対策、スポンサー和光ケミカルさんのギアを守るためのオイル選択、ドライバーのギアを守る為の、走行テクニック及びギア選択…など、まさにチーム一丸となって、致命的なトラブルのあるギアを守り抜いたことだったと思います。応援して頂いたスポンサー・ファンに感謝します。また、素晴らしいタイヤを供給して頂いたヨコハマタイヤ様に感謝します。最後に、GTAのプロモーションでもあるサーキットサファリに出場できなかったことは残念で申し訳なく思っています。
ドライバー 加納政樹
 まずは開幕戦ってことで、去年からずっとやってきた、予選で若干沈んだとしても決勝でまた追い上げていけるという形が、チームにもドライバーにもある程度定着してきてると思いました。(安岡くんが)戻ったときには8番手くらいだったんで(笑)でもまあドライバーがミスするときもあればチームのミスもあるんでね、それもチームなんで、その中できちっとまとめていければ、自ずといいシーズンになるんじゃないかな。去年は初めての状況下の中いろんな経験をしましたが、それを踏まえて今日は落ち着いてレースができたし、タイヤ交換なしでも周りとのタイムの差もそこまでないし、第二戦以降楽しくなっていくんじゃないかと思う。チームが掲げている先ず完走というのはできましたので、それをきちっと全戦やっていく中で、どこかでチャンスがあればポイントを獲れればなって思ってます。
ドライバー 安岡秀徒
 あの公式テストの時の状況から考えるとすごくうまくいった週末でした。ものすごい不安を抱えて岡山にやってきたのですが、昨日しっかりと走行することができて、予選のアタックもそれなりにうまく走れましたので、レースは心配がないなあと一日にして自信をつけていたんです。そこに、今朝になってトラブルの話があって、これは頭を切り替えなきゃということで、レースがスタートしてからはほんとに無理をせず、車とタイヤを労わって走って周りが落ちてくるのを待つという去年の経験を活かした走りで、うまく順位も上げられました。もちろんペナルティでポイント圏外に落ちてしまったのは残念なんですけれども、それは初めての経験ですし、それはみんなが全力でやっている中で起きていることなので、次に取り返せばいいと思っています。何しろ加納さんも僕も去年の最後のようなパフォーマンスでシーズンをスタートしてまた一年戦えそうなので安心しています。次戦はナニンくんもいるので、楽しみにしています。
Arnage Racing

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿フォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

Japanese F3

JF3:2014年全日本F3マシンラインアップ

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2014_f3_lineup-38

■Nクラス
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Photo: Motorsprots Forum

SUPER FORMULA

SF:2014年SFマシンラインアップ

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Photo: Motorsports Forum

Super Car Race Series

SCR:第1,2戦もてぎ 開幕戦の総合優勝は両レースとも飯田太陽/水谷晃組

■公式予選

 4月13日(日)午前中の公式予選はA・Bドライバーの合算タイムで第1レースのグリッドを争う。

 FIA GT3車両のClass1は#32 ケーズフロンティアGT3のTAKASHI/高木真一組がポールポジション。ポルシェ911GT3Cupやフェラーリ458Challengeや430Challenge等のカップカーが参戦するClass2ポールは#70 AGE-AGE-458のNAORYU/佐々木 孝太組で4番グリッドから。GT4車両が参戦するClass3は#007 LCT VANTAGE GT4の森田 將/赤根 宏幸組のみの出走となった。


第1レース(第1戦)

 第1レースは綺麗なスタートから#32 ケーズフロンティアGT3 高木 真一がファーストスティントでどんどん後続を引き離し独走態勢を築く。

 Class2は#70 AGE-AGE-458の佐々木孝太が#14 石松 PORSCHE R.S.R.と序盤争うものの、こちらも着々とマージンを築く。

 しかし、ここまで磐石と思われた#32 ケーズフロンティアGT3から白煙が・・・。車体の一部が燃えたとの情報もありマシンを止めてしまう。

 ここで総合TOPに立ったのが#27 ケーズフロンティアDR 458。続いて2位に#52 KDC小林歯科・SHIFT SLS。Class2は#70 AGE-AGE-458のNAORYUが佐々木孝太から受け継ぎ時折格上のGT3車両を上回るタイムでクラストップで好走を続ける。

 そしてClass1はそのままトップ#27 ケーズフロンティアDR 458でフィニッシュ。Class2は#70 AGE-AGE-458が制した。Class3は#007 LCT VANTAGE GT4がフィニッシュ直前でトラブルによりマシンを止めるが規定周回に達しており完走となった。


■第2レース(第2戦)

 続いて第2レースは第1レースの順位によりグリッドが決定され#27 ケーズフロンティアDR 458 飯田 太陽/水谷 晃組がポールポジション。Class2ポールは#70 AGE-AGE-458のNAORYU/佐々木 孝太組で3番グリッドから。Class3は#007 LCT VANTAGE GT4の森田 將/赤根 宏幸組。第1レースでのマシントラブルを修復しての出走となった。第1レースでマシントラブルがあった#32 ケーズフロンティアGT3は出走を取りやめている。

 スタート直後の1コーナーで2番グリッドから好スタートを決めた#52 KDC小林歯科・SHIFT SLSが外から#27 ケーズフロンティアDR 458をパス。しかしそう長くは続かず#27 ケーズフロンティアDR 458が再びトップに返り咲く。

 Class2は#70 AGE-AGE-458の佐々木 孝太が#14 石松 PORSCHE R.S.R.と約2秒の差のままドライバー交代まで走り続けた。 トップの#70 AGE-AGE-458は第1レースの優勝によりレギュレーションで定められた20秒のピットストップ加算があり第1レース2位の#14 石松 PORSCHE R.S.R.は15秒加算と5秒少ない。

 1周早くピットインした#70 AGE-AGE-458の前に#14 石松 PORSCHE R.S.R.がドライバー交代のタイミングで初めてトップに立った。しかしそのアウトラップで#70 AGE-AGE-458のNAORYUが再びトップを奪取した。

 その後オーダーに大きな変動はなくClass1は#27 ケーズフロンティアDR 458がトップフィニッシュ。Class2は#70 AGE-AGE-458がクラス優勝。Class3は#007 LCT VANTAGE GT4がトラブルを克服しフィニッシュした。終わって見れば各クラス第1/第2レースを同じマシンが制しダブルWinとなった。

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Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA

SUPER GT

SGT:第1戦岡山フォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

Super Car Race Series

SCR:第2戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース -RIJ- (2014/04/13) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER CAR RACE Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
127CⅠ1飯田 太陽
水谷 晃
ケーズフロンティアDR 458
Ferrari 458
2550'37.157
252CⅠ2小林 賢二
竹内 浩典
KDC小林歯科・SHIFT SLS
Mercedes-Benz AMG SLS GT3
2530.544
370CⅡ1ナオリュウ
佐々木 孝太
AGE-AGE-458
Ferrari 458 challenge
251'02.389
414CⅡ2池田 大祐
相馬 智宏
石松 PORSCHE R.S.R.
PORSCHE 96RSR
251'56.578
577CⅡ3山脇 大輔
野間 一
炙りや秀苑・シフト997GT3
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type99 7)MY2006
241Lap
69CⅡ4武井 真司
堀田 誠
BINGO SPORTS997
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2008
241Lap
769CⅡ5トシ
ケン
AGE AGE 430ch
Ferrari F430 challenge
232Laps
8007CⅢ1森田 將
赤根 宏幸
LCT VANTAGE GT4
ASTON MARTIN V8 Vantage GT4 N24
223Laps
---- 以上規定周回数(CⅠ:17Laps / CⅡ:17Laps / CⅢ:15Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.27 ケーズフロンティア DR 458 1'54.415 (19/25) 171.07km/h
  • CarNo.69は、ツインリンクもてぎ四輪一般競技規則第40条(ピットロード制限速度)違反により、ドライビングスルーペナルティーを課した。

Super Car Race Series

SCR:第1戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース -RIJ- (2014/04/13) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER CAR RACE Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
127CⅠ1飯田 太陽
水谷 晃
ケーズフロンティアDR 458
Ferrari 458
2550'43.914
252CⅠ2小林 賢二
竹内 浩典
KDC小林歯科・SHIFT SLS
Mercedes-Benz AMG SLS GT3
2529.469
370CⅡ1ナオリュウ
佐々木 孝太
AGE-AGE-458
Ferrari 458 challenge
251'05.072
414CⅡ2池田 大祐
相馬 智宏
石松 PORSCHE R.S.R.
PORSCHE 96RSR
241Lap
577CⅡ3山脇 大輔
野間 一
炙りや秀苑・シフト997GT3
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type99 7)MY2006
241Lap
69CⅡ4武井 真司
堀田 誠
BINGO SPORTS997
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2008
241Lap
769CⅡ5トシ
ケン
AGE AGE 430ch
Ferrari F430 challenge
241Lap
8007CⅢ1森田 將
赤根 宏幸
LCT VANTAGE GT4
ASTON MARTIN V8 Vantage GT4 N24
205Laps
---- 以上規定周回数(CⅠ:17Laps / CⅡ:17Laps / CⅢ:14Laps)完走 ----
-32CⅠ-タカシ
高木 真一
ケーズフロンティアGT3
PORSCHE 11 GT3R MY2012
1510Laps
  • Fastest Lap: CarNo.32 ケーズフロンティアGT3 1'53.658 (2/15) 152.08km/h
  • CarNo.007は、予選中のツインリンクもてぎ四輪一般競技規則第37条(ピットロード速度制限)違反により、ドライビングスルーペナルティーを課した。

Super Car Race Series

SCR:第1戦もてぎ公式予選総合結果

■A,Bドライバー総合結果

もてぎチャンピオンカップレース -RIJ- (2014/05/13) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER CAR RACE Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
Car
Model
DriverAdriver
Bdriver
Total
Time
Behind
132CⅠ1ケーズフロンティアGT3
PORSCHE 11 GT3R MY2012
タカシ
高木 真一
1'53.585
1'51.860
3'45.445-
227CⅠ2ケーズフロンティアDR 458
Ferrari 458
飯田 太陽
水谷 晃
1'53.561
1'55.213
3'48.774 3.329
352CⅠ3KDC小林歯科・SHIFT SLS
Mercedes-Benz AMG SLS GT3
小林 賢二
竹内 浩典
1'58.534
1'54.510
3'53.044 7.599
470CⅡ1AGE-AGE-458
Ferrari 458 challenge
ナオリュウ
佐々木 孝太
1'57.895
1'55.949
3'53.844 8.399
514CⅡ2石松 PORSCHE R.S.R.
PORSCHE 96RSR
池田 大祐
相馬 智宏
1'56.571
2'01.413
3'57.98412.539
677CⅡ3炙りや秀苑・シフト997GT3
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type99 7)MY2006
山脇 大輔
野間 一
2'00.665
1'58.958
3'59.62314.178
79CⅡ4BINGO SPORTS997
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2008
武井 真司
堀田 誠
2'02.077
1'59.910
4'01.98716.542
869CⅡ5AGE AGE 430ch
Ferrari F430 challenge
トシ
ケン
2'04.784
2'05.026
4'09.81024.365
---- 以上予選通過 ----
-007CⅢ-LCT VANTAGE GT4
ASTON MARTIN V8 Vantage GT4 N24
森田 將
赤根 宏幸
2'08.694
absence
--

■Aドライバー予選

もてぎチャンピオンカップレース -RIJ- (2014/04/13) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER CAR RACE Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
127CⅠ1飯田 太陽ケーズフロンティアDR 458
Ferrari 458
1'53.561--152.209
232CⅠ2タカシケーズフロンティアGT3
PORSCHE 11 GT3R MY2012
1'53.585 0.024 0.024152.176
314CⅡ1池田 大祐石松 PORSCHE R.S.R.
PORSCHE 96RSR
1'56.571 3.010 2.986148.278
470CⅡ2ナオリュウAGE-AGE-458
Ferrari 458 challenge
1'57.895 4.334 1.324146.613
552CⅠ3小林 賢二KDC小林歯科・SHIFT SLS
Mercedes-Benz AMG SLS GT3
1'58.534 4.973 0.639145.823
677CⅡ3山脇 大輔炙りや秀苑・シフト997GT3
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type99 7)MY2006
2'00.665 7.104 2.131143.248
79CⅡ4武井 真司BINGO SPORTS997
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2008
2'02.077 8.516 1.412141.591
869CⅡ5トシAGE AGE 430ch
Ferrari F430 challenge
2'04.78411.223 2.707138.519
9007CⅢ1森田 將LCT VANTAGE GT4
ASTON MARTIN V8 Vantage GT4 N24
2'08.69415.133 3.910134.312
---- 以上予選通過 ----

■Bドライバー予選

もてぎチャンピオンカップレース -RIJ- (2014/04/13) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER CAR RACE Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
132CⅠ1高木 真一ケーズフロンティアGT3
PORSCHE 11 GT3R MY2012
1'51.860--154.523
252CⅠ2竹内 浩典KDC小林歯科・SHIFT SLS
Mercedes-Benz AMG SLS GT3
1'54.510 2.650 2.650150.947
327CⅠ3水谷 晃ケーズフロンティアDR 458
Ferrari 458
1'55.213 3.353 0.703150.026
470CⅡ1佐々木 孝太AGE-AGE-458
Ferrari 458 challenge
1'55.949 4.089 0.736149.074
577CⅡ2野間 一炙りや秀苑・シフト997GT3
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type99 7)MY2006
1'58.958 7.098 3.009145.303
69CⅡ3堀田 誠BINGO SPORTS997
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2008
1'59.910 8.050 0.952144.149
714CⅡ4相馬 智宏石松 PORSCHE R.S.R.
PORSCHE 96RSR
2'01.413 9.553 1.503142.365
869CⅡ5ケンAGE AGE 430ch
Ferrari F430 challenge
2'05.02613.166 3.613138.251
---- 以上予選通過 ----
-007CⅢ-赤根 宏幸LCT VANTAGE GT4
ASTON MARTIN V8 Vantage GT4 N24
absence---

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿決勝 上位3人のコメント

sf_r01_r_ps-top3


優勝 #8ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)
sf_r01_r_pc-duval 最高の気分です。多くの選手といいファイトをしましたが、どれもフェアな接近戦でした。予選の状態が良くなかったので、少しセッティングを変更したら、朝のフリー走行から完璧な状態になりました。
セーフティーカーが入ったあとで2台をオーバーテイクして、その後トップに立ちましたが、今年のレギュレーションで作られたクルマはトラック上でのバトルがしやすくなっています。ダラーラやトヨタはいい仕事をしたと思いますし、今シーズンの残りのレースも楽しみです。
2位 #3ジェームス・ロシター(KONDO RACING)
sf_r01_r_pc-rossiter 今朝はずっとフルタンクで走っていました。僕たちは1カー体制なのでデータが少なくて、そこは難しいポイントです。色んなことをひとつひとつ確かめながら走っていました。
スタートに失敗したアンドレにつき合わされる形になったので、スタートはそんなに良くなくて、そのせいでJPに抜かれてしまいましたが、クルマの調子自体は良かったので、その後は本当にいいバトルを楽しめました。
ダラーラのシャシーもブリヂストンのタイヤも優れていて、オーバーテイクのしやすいクルマになっていて最高です。
3位 #38石浦宏明(CERUMO INGING)
sf_r01_r_pc-ishiura 2年ぶりのフォーミュラですが、最後に乗ったJAFグランプリは2位だったので、また表彰台に復帰できてほっとしていますし、「チームを強くするために乗ってくれ」と誘ってくれたチームには感謝しています。
最初はスピートに戸惑ったり、上手く乗れなくて悩みましたが、テストするごとに慣れてきて、今週始まってからはゆっくりに感じてきて、攻められる状態になっていたので、そこからはチームとも打ち合わせながら、クルマのセットもテストから今まで積み重ねてきたものをまとめあげるような形でやっと予選に間に合ったという感じで、ロングランもピット練習もやる余裕もありませんでしたから、レースが上手くまとまって本当に良かったなと思います。
スタートもうまくいったし、ピット作業は遅れましたが山本選手を抜いてからは40秒台で追い上げることが出来て速さも見せられたので、自分としてはいいレースが出来たのかなと思います。
優勝チーム監督 土沼広芳(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)
sf_r01_r_pc-donuma ずっとテストから調子よくて、第1戦もいい結果が出るのかなと思っていたら、予選では不本意な結果でした。去年からチームも良くなってきていて、スポンサーさんもドライバーも去年から継続してきた形で、唯一違うのはクルマだけ、という状態でしたが、スタッフが非常にいい感じで仕上げてくれました。
本当に「継続は力なり」を証明できたかな、と思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿決勝 波乱の開幕戦を制したのは#8デュバル!

全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第1戦「鈴鹿2&4レース」の決勝が4月13日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
シャシー、エンジンを一新して行われる最初のレースを制したのは予選7番手からスタートした #8ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)。2位には#3ジェームス・ロシター(KONDO RACING)がつけ、2年ぶりのフォーミュラ復帰となった#38石浦宏明(CERUMO INGING)が3位。復帰初戦で表彰台を獲得した。
(天候:くもり コース:ドライ 観客動員数:予選23,000人/決勝28,000人)

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末松則子鈴鹿市長のスタートコマンドのもと、第1戦決勝は午後3時より43周で行われた。
ポールシッターの#36アンドレ・ロッテラーの動き出した遅れた隙に#37中嶋一貴が先行して1コーナーへ。

#37中嶋は僅かずつだが着実に#36ロッテラーとの差を広げにかかったが、14周目の逆バンクで#20ナレイン・カーティケヤンがスピン。コースを塞ぐ形でストップしてしまったため、ここでセーフティーカーが導入された。
この機に乗じて多くのドライバーが相次いでピットに飛び込み、タイヤ交換と給油を済ませて隊列に復帰したが、トップの#37中嶋と3位を走行していた#19オリベイラはコース上に留まった。

セーフティーカーは17周終わりでピットイン。18周目からリスタートとなったが、3位を走行する#36ロッテラーのペースが上がらない。ピット作業の際に左右逆にフロントタイヤを装着してしまったことがその原因だった。
そのため、22周終わりのホームストレートでオーバーテイクシステムを使って#3ロシターを抜き去ってきた#8デュバルに一気に差を詰められ、25周目の1コーナーでアウトから抜かれてしまった。
その後、ピットストップを済ませていなかった#37中嶋と#19オリベイラが30周目に相次いでピットイン。
これでデュバルがトップに浮上した。
快調に差を広げにかかる#8デュバルの後方で苦しい走りを強いられていた#36ロッテラーに、更に追い討ちをかけるように#3ロシターが襲いかかる。
130Rで、シケインで、1コーナーで、懸命に押え込む#36ロッテラー。
しかし#3ロシターはレース残り2周となった41周目のヘアピンで遂に#36ロッテラーのインに飛び込み、2位に浮上した。

その頃後方では、前年チャンピオンの#1山本尚貴を先頭に長い車列が形成され、コースのあちこちで激しいドッグファイトを展開していた。
ペースの上がらない#1山本を抜きあぐねる#38石浦、#7平川亮、#11ヴィタントニオ・リウッツィたち。
周回を重ねるうちにここに#39国本雄資、#40野尻智紀らも追いついてきた。
更にその後方からはピットストップによって後方に沈んだ#37中嶋、#19オリベイラの2台も加わる。
30周目のシケインで#38石浦は漸く#1山本をパスして4位に。
続いて34周目のヘアピンで#7平川が#1山本のインに飛び込んで5位に浮上する。
#11リウッツィ、#39国本も激しく#1山本を攻めたてる。
それに堪え兼ねたか、#1山本は38周目のスプーンでオーバーラン、一気に12位まで後退してしまった。

山本を抜き去ってペースを上げた#38石浦はとうとう3位を走行する#36ロッテラーにも追いつき、42周目のダンロップコーナー立ち上がりでインを奪って3位に浮上する。
ロッテラーはその後ファイナルラップのヘアピンで#7平川にも抜かれて5位でレースを終えた。

結局レースは#8デュバル、#3ロシター、#38石浦の順で43周を消化。
デュバルは2位以下に16秒の大差を付けて開幕戦を勝利で飾った。

なお、苦戦の続くホンダ勢の最上位は#11リウッツィの8位。
F3からのステップアップ組では#40野尻智紀が9位に入ったが、#18中山雄一は1周目のシケインでスピンを喫して早々と戦列を去っている。

スーパーフォーミュラシリーズはこのあと富士スピードウェイに舞台を移し、5月17-18日にシリーズ第2戦を2レース制で開催する。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿決勝結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2014/04/13) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverTeamLapTotal_Time
Behind
18ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO431:15'49.802
23ジェームス・ロシターフジコーポレーション KONDO4316.221
338石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING4322.125
47平川 亮ACHIVEMENT Team KYGNUS SUNOCO4329.690
536アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM'S4333.617
637中嶋 一貴PETRONAS TOM'S4343.092
719ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL4344.843
811ヴィンタントニオ・リウッツィHP REAL RACING4352.138
940野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T4353.585
1041武藤 英紀DOCOMO DANDELION M40Y4354.164
111山本 尚貴TEAM 無限431'06.499
122中山 友貴TEAM 無限431'07.197
1339国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING412Laps
1410塚越 広大HP REAL RACING385Laps
---- 以上規定周回数(38Laps)完走 ----
-31中嶋 大祐NAKAJIMA RACING2815Laps
-32小暮 卓史NAKAJIMA RACING2419Laps
-20クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL1429Laps
-62嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset241Laps
-18中山 雄一KCMG Elyse043Laps
  • Fastest Lap: CarNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL) 1'39.995 (34/43) 209.06km/h

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝 各クラス上位3人のコメント

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総合優勝 #22高星明誠(B-MAX NDDP)
f3_r02_r_pc-takaboshi 昨日は自分のミスから不甲斐ない結果でチームに迷惑をかけてしまったことを謝りたいです。すいませんでした。 その結果も踏まえて、レースで自分のベストを尽くせるように、昨日の夜は自分もチームと考えてきました。 その結果スタートが上手く決まり、トップで1コーナーに入れました。序盤からプッシュしていこうと思いましたが、勝田選手を引き離せなかったので、そこは反省点ですね。 前半勝田選手に抜かれたときは、すぐに抜き返さないと次はないと思ったので、1コーナーで差しました。 その結果、後半は勝田選手のペースが落ちてきて、僕は勝田選手よりタイヤの落ち幅が少なくて、少しマージンがある中で勝てたのは良かったと思います。 今のポジションにいられることはいいことですが、トムスは速いので絶対油断はせず、驕らずに戦っていきたいです。次のもてぎは鈴鹿以上に抜きにくいので、予選をとにかく頑張ります。
総合2位 #1勝田貴元(トムス)
f3_r02_r_pc-katsuta 金曜日、そして昨日と流れが掴めなかったので、一昨日の夜も昨夜もドライビングや精神面のことなどを考えて今日に臨みました。少し戻せてきたかなと思いますが、まだ思うようにいっていません。 レースではスタートで前に出て押さえてやろうと思いましたが、上手く決められず、トップに立てませんでした。 それでも序盤のペースは高星選手より良かったので、ペースのいいうちに抜いてやろうと思いました。スプーンで追いつく場面があり「これはシケインで抜けるな」と思って差しましたが、立ち上がりでスリップにつかれて抜き返されたので、そこは立ち上がりを考えないとと思いました。その後はタイヤを傷めないように心がけて走ったんですけど、ペースダウンしてしまい、山下選手に迫られてしまいました。 次のもてぎでは悪い流れを断ち切って勝ちたいです。
総合3位 #36山下健太(トムス)
f3_r02_r_pc-yamashita ポールポジションからのスタートでしたが、昨日よりも悪いスタートで4位に落ちてしまいました。前を走る松下選手は速いところ、遅いところで押さえるのが上手くて、中々前に出られませんでした。それが全てだったと思います。 今後はスタートを上手くしないといけないと思いました。タイヤの管理やレースペースには自信があるんですけど、今回の3位には満足いっていません。
Nクラス優勝 #3三浦愛(EXEDY)
f3_r02_r_pc-miura 昨日は3位でしたが、今日は昨日のレースで自分のミスが多かった部分や改善していくべき部分を考えながら走りました。昨日から今日にかけてマシンのセッティングを大きく変えること無く、自分自身が今までやってきたものを全部出し切れるように考えながら走りました。 スタートでトップに立つことが出来て、久保君や小泉さんがついたり、離れたりで結構プレッシャーはありましたが、最後まで安定して走れました。 昨日ミスが多かった部分は改善できたのかな、という面で今日の結果には満足しています。昨日は3位で今日は優勝と、少し良過ぎて怖いくらいです。でもまだまだやることは沢山あるので、気を抜かないで次も優勝できるよう頑張ります。 昨日は予選が2回あり、気温も高かったし、自分自身も力が入り過ぎていたので体力的にはきつかったんですが、今日は路面温度やセッティングが合っていて走りやすかったです。「女性だから」とは思われたくないので、体力的な面もきちんと準備をして次のレースに臨みます。
Nクラス2位 #62久保凛太郎(ル・ボーセ)
f3_r02_r_pc-kubo 昨日はスタートを失敗して前に行かれてしまいました。今日のスタートは悪くなかったんですが、それでも愛ちゃんに前に行かれてしまいました。序盤で前に出ようと思いましたが、抜くことが出来ませんでしたし、自分のミスも多かったことが反省点です。 今日は追いかけていくレースだったので体力的にきつかったです。これからはトレーニングを重ねて準備したいです。 もてぎはスーパーFJでチャンピオンをとっていますし、抜きどころもよく分かっていますが、F3ともなると次元が違うので、しっかり準備していきたいです。
Nクラス3位 #6小泉洋史(ハナシマ)
f3_r02_r_pc-koizumi 非常に悔しいです。愛ちゃんおめでとう。 今日は最後尾スタートだったので、スタートを決めないとどうにもならないと思っていたのにエンジンをストールさせてしまいました。あわててエンジンをかけて何とか間に合いました。 今回はとにかくプッシュしないと話にならないので、タイやマネジメントどうこうじゃなくて、ずっとプッシュし続けました。久保君にも何回か仕掛けましたが抜くまでには至らず、最後の5、6周はタイヤが終わってしまい、大陸君に迫られてしまいました。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝 #22高星初の総合優勝。そしてNクラスは#3三浦愛が女性ドライバー初の快挙を達成!

#3三浦愛、女性ドライバー初の快挙!
全日本F3選手権第2戦の決勝レースが4月13日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#22高星明誠(B-MAX NDDP)がスタートでトップに立ってそのまま逃げ切り、初の総合優勝を達成した。
Nクラスは今季デビューしたばかりの#3三浦愛(EXEDY)が#62久保凛太郎(ル・ボーセ)の追撃を最後まで退け、女性ドライバーとして初のF3優勝という快挙を2戦目にして達成した。

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第2戦決勝は午前10時40分より17周で行われた。
ポールポジションの#36山下健太(トムス)がスタートで出遅れるのを尻目に#22高星がトップで1コーナへ。
#36山下は#1勝田貴元、#7松下信治らの先行をも許し、4位に後退してしまった。

序盤からリードを広げようとプッシュしていった#22高星だったが、#1勝田も離れずに高星を追走、6周目のシケインでアウトから抜き去ってトップに立つ。
しかし#22高星はすかさず勝田のスリップに入り、次のホームストレートで並びかけ、1コーナー手前で再びトップを奪い返した。
この間に3位の#7松下、4位の#36山下も次第に追いついてきて、10周を終えた頃には4台がほぼ等間隔になってきた。

4台の均衡が破れたのは12周目の1コーナー。
ここで#7松下をアウトから抜き去った#36山下がそのままの勢いでチームメイトの#1勝田に迫る。
テール・トゥ・ノーズの状態で周回を重ねるトムスの2台。
その間に少しずつリードを広げる#22高星。

#1勝田との差はファイナルラップを迎えた時点で1.1秒となり、#22高星はそのまま逃げ切ってステップアップ2戦目で初勝利をものにしたが、その背後では最後の最後まで激しいバトルが繰り広げられた。
シケインのブレーキングで並びかける#36山下を押え込む#1勝田。
すかさず最終コーナーでインにノーズをねじ込む#36山下。
かろうじて2位を守り切った#1勝田だったが、フィニッシュラインを超えた時点での2台の差は僅か0.089秒にすぎなかった。

一方Nクラスでも終盤まで激しいトップ争いが展開されることになった。
スタートでトップに立ったのは昨日と同じく#3三浦。そこに#62久保が続く展開になったところまでは第1戦と同じだ。
しかし今回の#3三浦は久保と遜色内ペースで周回を重ね、常にコンマ9秒前後のリードを保つ。
その間に最後尾からスタートした#6小泉洋史が8周目に#28山口大陸を抜いてクラス3位に浮上。
次第に#62久保の背後を脅かし始めると、#3三浦と久保の差は1.2秒程度にまで広がった。

しかし#6小泉はここまで追い上げるために相当タイヤを使ってしまっていたため、残り5周あたりからはペースダウンを強いられることに。

これで楽になった#62久保は再び#3三浦の追撃に取りかかり、ファイナルラップのヘアピンで並びかけていく。
しかし#3三浦も落ち着いて立ち上がりでインを塞ぎ、そのままトップでバックストレートへ向かうと、130Rや死刑んでもつけいる隙を与えず、F3参戦2戦目で早くも勝利を挙げることに成功した。
1979年から始まった全日本F3選手権にはこれまでにも何人か女性ドライバーが参戦をしてきたが、優勝下ケースはこれが初めてのことだ。
2位には#62久保、3位には#6小泉が入った。

全日本F3選手権はこのあとツインリンクもてぎに戦いの場を移し、第3戦、第4戦、第5戦を行う。
5月10-11日開催だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2014/04/13) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
1221高星 明誠B-MAX NDDP F312
Dallara F312
1732'29.989
212勝田 貴元PETRONAS TEAM TOM'S F312
Dallara F312
171.899
3363山下 健太PETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
171.988
474松下 信治 HFDP RACING F312
Dallara F312
174.533
585高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
179.475
6236佐々木 大樹B-MAX NDDP F312
Dallara F312
179.823
7387ナニン・インドラ・パユーングCERUMO・INGING Jr. F312
Dallara F312
1712.881
828清原 章太TODA FIGHTEX
Dallara F312
1727.810
93N1三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F306
1758.534
1062N2久保 凛太郎CG ROBOT ル・ボーセ F308
Dallara F308
1759.752
116N3小泉 洋史 Net Move Hanashima Racing
Dallara F306
171'04.780
1228N4山口 大陸TAIROKU EXCEED
Dallara F306
171'04.780
1330N5ドラゴンB-MAX with RSS306
Dallara F306
171'13.295
1419N6湯澤 翔平KCMG F308
Dallara F308
171'13.907
15139吉田 基良B-MAX RACING F312
Dallara F312
171'26.208
  • Fastest Lap: CarNo.1 勝田貴元 1'54.059 (3/17) 183.28km/h

SUPER FORMULA

SF:フリー走行2回目 ルーキーの#18中山雄一がトップタイム!

全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第1戦「鈴鹿2&4レース」2回目のフリー走行は、今季F3からステップアップしてきた#18中山雄一(KCMG)が1’39.820のトップタイムを記録。 午後からの決勝レースに向けて好調ぶりをアピールした。

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決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは次第に雲が上空を覆い尽くすようになり、肌寒さをましてきた。 それでも一応天気予報では雨の心配は無いとのこと。 フリー走行2回目はJSB1000のウォームアップ走行に続いて午前9時05分より30分間で行われた。

昨日の予選ではトヨタ、ホンダと搭載するエンジンによって明暗が分かれる結果となったが、決勝を想定したロングランでは#10塚越広大や#41武藤英紀らが健闘、時折上位に食い込む展開となった。 それでもセッションが進むにつれて、#19J.P.デ・オリベイラや#8ロイック・デュバル、#20ナレイン・カーティケヤンらがタイムを上げてきた。 ペースは1分40秒台前半から1分41秒台前半といったところ。

ルーキー勢では#18中山雄一がセッション中盤からコンスタントに5番手前後のタイムを記録していたが、その中山が終盤になってペースアップ、チェッカー提示直前になって1’38.820を叩き出し、一気にトップに躍り出た。 ポールシッターの#36アンドレ・ロッテラーも終盤にペースを上げて39秒台に入ったが、1’39.933と中山には一歩及ばなかった。 さらに終了間際になって#20カーティケヤンがデグナーでコースオフ、グラベルに捕まってしまい、そのままチェッカー。 結局フリー走行は#18中山、#36ロッテラー、#19オリベイラの順で終了。 ホンダ勢の最上位は8位に入った#41武藤英紀という結果になった。

スーパーフォーミュラ第1戦の決勝はこのあと午後3時より43周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿フリー走行2回目結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2014/04/13) Free Practice 2 Weather:Cloudy Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverTeamEngine TimeBehindGapkm/h
118中山 雄一KCMG ElyseTOYOTA RI4A1'39.820--209.429
236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM'STOYOTA RI4A1'39.933 0.113 0.113209.192
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RI4A1'40.053 0.233 0.120208.941
48ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RI4A1'40.260 0.440 0.207208.510
57平川 亮ACHIVEMENT Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RI4A1'40.483 0.663 0.223208.047
620クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPULTOYOTA RI4A1'40.488 0.668 0.005208.037
737中嶋 一貴PETRONAS TOM'STOYOTA RI4A1'40.534 0.714 0.046207.942
841武藤 英紀DOCOMO DANDELION M40THONDA HR-414E1'40.592 0.772 0.058207.822
938石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RI4A1'40.833 1.013 0.241207.325
1010塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR-414E1'40.851 1.031 0.018207.288
1132小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR-414E1'41.054 1.234 0.203206.872
1211ヴィンタントニオ・リウッツィHP REAL RACINGHONDA HR-414E1'41.090 1.270 0.036206.798
133ジェームス・ロシターフジコーポレーション KONDOTOYOTA RI4A1'41.226 1.406 0.136206.520
1440野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40THONDA HR-414E1'41.270 1.450 0.044206.430
1562嵯峨 宏紀DENSO Le BeaussetTOYOTA RI4A1'41.477 1.657 0.207206.009
161山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR-414E1'41.624 1.804 0.147205.711
1739国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RI4A1'41.629 1.809 0.005205.701
1831中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR-414E1'42.323 2.503 0.694204.306
192中山 友貴TEAM 無限HONDA HR-414E1'43.001 3.181 0.678202.961

Japanese F3

JF3:第1戦鈴鹿決勝 各クラス上位3人のコメント

総合優勝 #36山下健太(トムス)
f3_r01_r_pc-yamashita 予選はもう少しタイムが出るはずでしたが赤旗が出てしまい、2番手スタートになりました。
スタートがうまくいかないのは過去のレースから判っていたのですが(笑)、予想通り下手くそでした。悪くても3位だろうと思っていたのに4位まで落ちてしまって。ただそれでもタイヤが冷えているときのバランスが良かったし、前と接近しても速かったので、これは上に上がっていけるかも知れないと思い、まずオープニングラップのシケインで1台抜いて、前の二人にも段々追いついてきたので、なるべくタイヤを使わないよう意識して走っていました。ファイナルラップでギリギリ抜くことが出来て良かったです。
クルマのバランスは最後まで良かったですし、あとはスタートをもっと上手くなりたいです。
総合2位 #22高星明誠(B-MAX NDDP)
f3_r01_r_pc-takaboshi 予選は1位がとれたのでいい流れだと思ったんですが、スタートしてみて序盤は苦しいけどいけるかなと思いましたが、思った以上に後半タイヤがきつくて、セッティングを間違えたのもあると思います。中盤勝田選手と山下選手がバトルになったので、ここはプッシュして差を広げようと思ったんですが、山下選手が思った以上に速くて、ストレートスピードの差もあり過ぎて抜かれてしまったという感じです。
今日は勝てて当然のレースだったのを勝てなかったので、それを踏まえて明日は1コーナーをトップで通過してそのまま優勝をもぎ取りたいと思います。
総合3位 #1勝田貴元(トムス)
f3_r01_r_pc-katsuta 去年の中山選手と同じ、あるいはそれ以上の結果を求められる中で、プレッシャーは感じつつも、それなりの自身もあって臨んだシーズンでしたが、今週末は予想外の不調で、これといった決めても見つかりませんでした。それでもレースは気持ちを切り替えてスタートで前に出て押さえ切ろうと思いましたが、トップに出られず2番手で押さえられてしまいました。序盤は高星選手もS字で不安定だったので、このままタイヤがたれてくれば抜けるんじゃ無いか、と思っていたんですが、後ろから山下選手がどんどん追い上げてきて、ペースもコンマ5秒くらい速かったので、不味いと思い軽くプッシュしていきましたが、5周目辺りからバイブレーションが酷くなってきてバランスも悪くなりました。130Rで抜かれたときはストレートでの差が考えられないくらいあったので、そこはチームと一緒にデータを見て改善していかないとと思っています。
今回は求められた結果を出せなかったので、明日のレースも含めて、僕なりに考えないといけないなと思っています。
Nクラス優勝 #62久保凛太郎(ル・ボーセ)
f3_r01_r_pc-kubo 予選でポールを獲れたんですが、スタートが練習からうまくいかずに安全策をとってしまったこともあってか、1コーナーまでに愛ちゃんにいかれてしまいました。序盤抜くに抜けない状況が続いていて、F3は前のクルマに近づくとダウンフォースが抜ける、というのを経験したので、これは今後にいかせると思います。抜いた後はペースも良かったので、明日に向けてはいい流れが出来たのかなと思います。
Nクラス2位 #6小泉洋史(ハナシマ)
f3_r01_r_pc-koizumi 予選中に赤旗の原因となるクラッシュをしてしまい、皆さんに迷惑をかけてしまいました。申し訳ありませんでした。
予選結果はあのタイムが私のタイムですので。結果を見ると久保くん、湯澤くん、愛ちゃんといいタイムを出していて、1台でも抜ければなあと思っていたので、この結果には満足しています。スタートは自信があったんですが愛ちゃんの方が前に行ってしまったので、久保君とずっと後ろを走っていたんですが、何とか抜けて良かったです。
ニュータイヤのアドバンテージはあったと思いますが、バトルをしているうちにそれは関係なくなったかもしれません。
明日はどう考えても厳しいですが、こつこつ1台ずつ抜ければなあと思っています。
Nクラス3位 #3三浦愛(EXEDY)
f3_r01_r_pc-ai 昨日までの結果を考えると、今日の3位表彰台という結果にはすごく満足しています。
決勝レースはスタートが上手く決まって、運良くトップに立つことが出来たので、この場所にいられるのかなぁと思っていますが、まだまだ勝つために自分に足りないものが沢山見えてきたので、もっともっと自分自身努力もしないといけないなあと思いましたし、腕も磨いていかないといけないと痛感しました。
一番最初にF3に乗ったときから考えると、走るたびにタイムも良くなっていますし、クルマのポテンシャルも上がってきているので、今回はすごく良かったですし、流れも良かったので、自分としてはもっともっと上にいけると思っていますし、目指していきたいと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第1戦鈴鹿決勝 #36山下、#62久保がそれぞれF3デビュー戦を勝利で飾る

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全日本F3選手権第1戦の決勝レースが4月12日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、予選2番手からスタートした#36山下健太(トムス)がデビューウィンを飾った。 Nクラスも今季からF3にステップアップした#62久保凛太郎(ル・ボーセ)が優勝した。

第1戦決勝は午後3時20分にスタート。 ホールショットを決めたのはポールポジションの#22高星明誠。 高星に続いて#1勝田貴元が2位、#2清原章太が3位で1コーナーへ。 一方予選2番手の#36山下は出遅れて4番手に後退するが、シケインで#2清原をパスして3位に。その後もハイペースでチームメイトの#1勝田を追い上げる。

2位を走行していた#1勝田は一時0.5秒差まで#22高星に詰め寄ったが、その後方から#36山下も迫ってきており、8周目の130Rでアウトから#36山下の先行を許してしまった。 2位に浮上した#36山下はそのままの勢いでトップの#22高星との差を詰めていき、11周目にはテール・トゥ・ノーズの状態に。 シケインの飛び込みでアタックしてきた#36山下を何とか防いだ#22高星。 しかし続く1コーナーで#36山下はアウトから#22高星を抜き去り、そのまま逃げ切ってF3デビュー戦を見事勝利で終えた。 2位は#22高星。3位は終盤#7松下信治の猛追を受けながらも最後まで防ぎ切った#1勝田がつけた。

Nクラスはトップの#62久保が出遅れる中、上手くスタートを決めた#3三浦愛が一時トップを快走するが、ペースに勝る#62久保が5周目のシケインでインをついてトップを奪い返し、そのまま12周を逃げ切ってこちらもデビューウィンを飾った。 #3三浦は6周目のシケインで#6小泉洋史の先行をも許したが、その後はコンスタントに走り切ってクラス3位でフィニッシュ。こちらもF3デビュー戦で表彰台獲得とまずまずの結果を得た。

全日本F3第2戦決勝は13日午前10時40分より17周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿公式予選 上位3人のコメント

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ポールポジション #36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)

sf_r01_q_pc-lotterer シーズンをいい形でスタートできて嬉しく思います。
全てのセッションでトップを獲れて非常に満足していますが、実はポールポジションをとるまですごく緊張していました。今シーズンはコンペティションが激しくなってきましたからね。Q2ではベストの走りが出来ました。Q3はスプーンでミスをしてしまって、あそこでコンマ1秒はロスしたと思います。素晴らしいクルマを用意してもらいましたし、カズキもいい結果を残しているので、これはチームのお陰だと思います。

予選2位 #20クマール・ラム・ナレイン・カーティケヤン(Lenovo TEAM IMPUL)
sf_r01_q_pc-karthikeyan 朝からクルマをいろいろ調整して予選に臨みました。Q2ではダウンシフトに少し問題がありました。クルマのトラブルなのか、僕の操作ミスなのかは現時点では判りません。Q1からQ2にかけてはクルマを大きく弄ってはいませんでしたが走るたびに良くなっていました。予選2番手につけることが出来て非常に嬉しいです。星野レーシングの一員として戦えることに感謝しています。
今シーズンどうするかを考えるにあたっては、インディカーも視野に入れていました。ダラーラに昔一緒に戦ったエンジニアがいたので相談したところ、12月にSF14のテストがあることを知り、星野さんのチームからオファーをいただきました。
インドではまだこのレースのことはあまり知られていませんが、第2戦からはライブ中継が始まりますし、僕も多くのファンに対して
予選3位 #37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)
sf_r01_q_pc-kazuki 昨日の専有走行から朝のフリー走行、そして予選とコンディションが毎回違い、ドライビングの面では難しかったんですが、クルマは走り出しから出来上がっていました。ずっとアンドレのタイムを追っかけている状況でしたが、自分だけではどうしようもない部分もあったので、彼とのタイム差や明日のスタート位置を考えれば悪くない予選だったと思います。レースは長丁場になりますし、スタートも今までとは違ったやり方になるので、そこらへんを明日に向けて上手く合わせ込んでいければな、と思います。
以前は鈴鹿との相性があまり良くありませんでしたが、クルマが変わったことで良くなった気がします。
  • カーティケヤン選手は予選結果では2位ですが、ペナルティによりスターティンググリッドの広角が決まっているため、明日の決勝は5番手からスタートします。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿公式予選 コースレコード続出!Q2で1分36秒台を出した#36ロッテラーがPP獲得!

全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第1戦「鈴鹿2&4レース」の公式予選が4月12日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)がQ2で唯一の1分36秒台に入るなど、全セッションを通じて圧倒的な速さを見せつけ、見事ポールポジションを獲得してみせた。
予選2番手には久々の国内トップフォーミュラ参戦となる#20クマール・ラム・ナレイン・カーティケヤン(Lenovo TEAM IMPUL)がつけたが、カーティケヤンはフリー走行でのペナルティにより3グリッド降格が既に決まっており、予選3番手の#37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)が繰り上げでフロントロースタートとなる。

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公式予選は午後1時50分よりノックアウト方式で行われた。
天候は快晴。やや気温の上がる中での走行となった。

予選Q1
ここでは20分間の走行で上位14台がQ2へ駒を進める。
現状では、合同テストから苦戦の続くホンダ勢が何台生き残るかもここでの注目点となった。
午前中の走行で赤旗の原因となるクラッシュを喫した#62嵯峨宏紀もクルマの修復を間に合わせ、どうにかコースへ。
しかしわずか3周の走行に留まり、1’39.615で最下位となった。
一方、フリー走行から好調な#36ロッテラーは4周目に1’37.931を記録すると、ニュータイヤを投入して臨んだ終盤のアタックで1’37.244までタイムを縮め、昨年の最終戦で#1山本尚貴の記録した1’37.774を大幅に上回ってトップに立った。
更には#8ロイック・デュバル、#37中嶋、#19J.P.デ・オリベイラ、#20カーティケヤンらも山本のレコードを上回り、上位に名を連ねる。
その#1山本は1’38.130で7位につけ、久々のトップフォーミュラ参戦となった#38石浦宏明が8番手。
以下、#7平川亮、#40野尻智紀、#18中山雄一、#39国本雄資、#10塚越広大、#41武藤英紀と続き、トヨタ勢は嵯峨を除く全車が、ホンダ勢は4台がQ2に進出した。

予選Q2
Q2は7分間の走行で上位8台がQ3に出走を許される。
時間が少ないこともあってコースオープンと同時に各車相次いでコースへ。
ここで#36ロッテラーは前走車との距離を大きくとってアタックに向かい、1’36.996とただ一人36秒台に入ってみせた。これは奇しくも1990年のF1日本グランプリでアイルトン・セナが記録したポールタイムと全く同一だ。
更にここでは#19オリベイラ、#37中嶋、#38石浦、#3ロシター、#8デュバル、#7カーティケヤンの7台がコースレコードを更新することになった。
そしてホンダ勢からはルーキーの#40野尻智紀が8位につけてただ一人Q3に生き残った。

予選Q3
ポールポジションを決める最後の7分間も#36ロッテラーの速さは変わらず、1’37.022を3周目に叩き出してトップに。これに#20カーティケヤンが1’37.148で続き、1737.159の#37中嶋が3番手。
しかし#20カーティケヤンはフリー走行でスーパーフォーミュラ統一規則第28条10項に抵触したことにより3グリッド降格が既に決まっていたため、明日の決勝は#36ロッテラー、#37中嶋とトムス勢が揃ってフロントローからスタートすることになった。
注目のルーキー、#40野尻はこのセッションをユーズドタイヤで走行し、8位に終わっている。

第1戦決勝は明日午後3時より43周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿 JRPサタデーミーティング。「SF14は一部のF1を凌駕していると思う(カーティケヤン)」

日本レースプロモーション(JRP)恒例のサタデーミーティングが4月12日、スーパーフォーミュラ第1戦の開催されている鈴鹿サーキットで行われた。
今回は白井裕JRP社長、2013年チャンピオンの山本尚貴、ルーキーの野尻智紀、中山雄一と、元F1ドライバーのクマール・ラム・ナレイン・カーティケヤン、ヴィタントニオ・リウッツィが出席。
新車SF14の印象や今シーズンにかける思いをそれぞれに語った。

白井裕社長
fn_r01_sm-shirai いよいよ2014年の開幕ということで非常に楽しみにしております。
一番楽しみにしていたのは5年ぶりにエンジン、車体を入れ替えたこと。今まで色んな方のご意見を伺って、いいところは残し、悪いところは改善しながらSF14を作り上げてきました。
去年から何度かテストをして、いい方向に来ていると感じています。
漸くここで19台がグリッドについてスタートするということになり、その瞬間が楽しみですし、今年はドライバーもF1から新たに2名が参加し、非常にエキサイティングなレースになると思います。
山本尚貴
fn_r01_sm-yamamoto 今年のクルマはクラッチを手で操作することになり、足で操作するよりも簡単になりました。
SF14は車体が軽くなったことでコントロールの幅が広がったので、攻めがいがあるし、せめて言った時にビックリするようなタイムが出ることは、このクルマのポテンシャルの高さを物語っていると思います。
ただ僕自身は現状はスウィフトの方が好みですね。
スウィフトの方が速く走れていますから。
ただ、現状は現状としてしっかり受け入れて。モチベーション的にはこれ以上悪くなることはないと思うので、ここからどれだけよくしていけるか、それがドライバーの力だと思うので、現状を打破できるようにしていきたいなと思っています。
野尻智紀
fn_r01_sm-nojiri SF14はすごくコントロールしやすいクルマで、今まで乗っていたF3と比べても違和感もないし、今のところすんなり馴染めています。乗っていてもカートみたいに走らせられるので、すごく好みな、いいクルマだと思います。
今まではクラッチ操作を足でやっていたのを手に切り替えることは、世界の主流になっていることなので、割り切って慣れないといけないなと。もうちょっと練習は必要だと思いますが明日のスタートは慎重にやりたいと思います。
中山雄一
fn_r01_sm-nakayama 同じダラーラということで、ターンインの感覚などはF3と変わらないんですが、ターボエンジンなので立ち上がりのコントロールがまだ難しくて、悩んでいる状態です。
ハンドクラッチはまだ慣れてない部分があって慣れないといけないんですが、それよりもエンジンパワーが大きいのでホイールスピンのコントロールが難しく、まだ自分のF3のベストより遅い状態です。明日はもっと速くなればいいなと思います。
クマール・ラム・ナレイン・カーティケヤン
fn_r01_sm-karthikeyan SF14はすごく速くて楽しいクルマです。過去の経験からも、この選手権がコンペティティブになるだろうと思います。SF14はF1を除けば最も速いフォーミュラーカーだと思いますし、一部のF1を凌駕しているとも思います。
鈴鹿や富士など日本の素晴らしいチャレンジングなコースを走れることも楽しみです。
クラッチのバイトポイントを把握するのが難しいと感じましたが、僕自身はスタートには何も問題は無いと考えています。
ヴィタントニオ・リウッツィ
fn_r01_sm-liuzzi 去年比較対象になるクルマに乗っていないのですが、ダラーラはすごく速いクルマを作ったなと思います。
初めて乗ったときから強烈なグリップを感じました。タイヤも車体もグリップに高いものに仕立てられていて、エンジンもいいものになっていると思います。
F1と同じくらいのスピードがあり、いくつかのコーナーではF1よりも速いと感じました。
競争の激しいチャンピオンシップだと思いますし、面白いシーズンになると思います。
昨日はシステムにバグがあったためにエンジンが止まってしまい、スタート練習が出来ませんでした。
明日の決勝はハンドクラッチを以下に上手く操作するかが鍵になると思いますが、2、3戦経験することで皆上手くなるだろうと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第1戦鈴鹿決勝結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2014/04/12) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Model
LapTotal_Time
Behind
1361山下 健太PETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
1222'53.174
2222高星 明誠B-MAX NDDP F312
Dallara F312
121.122
313勝田 貴元PETRONAS TEAM TOM'S F312
Dallara F312
125.641
474松下 信治 HFDP RACING F312
Dallara F312
126.027
525清原 章太TODA FIGHTEX
Dallara F312
128.396
686高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
128.774
7237佐々木 大樹B-MAX NDDP F312
Dallara F312
129.212
8388ナニン・インドラ・パユーングCERUMO・INGING Jr. F312
Dallara F312
1217.247
962N1久保 凛太郎CG ROBOT ル・ボーセ F308
Dallara F308
1239.039
106N2小泉 洋史 Net Move Hanashima Racing
Dallara F306
1241.588
113N3三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F306
1246.115
1228N4山口 大陸TAIROKU EXCEED
Dallara F306
1254.619
1330N5ドラゴンB-MAX with RSS306
Dallara F306
121'11.692
14139吉田 基良B-MAX RACING F312
Dallara F312
121'13.039
1519N6湯澤 翔平KCMG F308
Dallara F308
121'57.683
  • Fastest Lap: CarNo.22 高星明誠(NDDP) 1'53.273 (2/12) 184.56km/h

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿公式予選総合結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2014/04/12) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverTeamQ1Q2Q3
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM'S1'37.2441'36.9961'37.022
2*20クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL1'37.7051'37.7511'37.148
337中嶋 一貴PETRONAS TOM'S1'37.3961'37.5281'37.159
43ジェームス・ロシターフジコーポレーション KONDO1'37.7891'37.7001'37.284
519ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL1'37.4521'37.2891'37.399
638石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING1'38.1311'37.6631'37.404
78ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO1'37.3761'37.7191'37.543
840野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T1'38.4121'37.9441'39.380
91山本 尚貴TEAM 無限1'38.1301'38.086
1041武藤 英紀DOCOMO DANDELION M40T1'38.7541'38.108
117平川 亮ACHIVEMENT Team KYGNUS SUNOCO1'38.3441'38.127
1239国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING1'38.6271'38.223
1318中山 雄一KCMG Elyse1'38.6011'38.260
1410塚越 広大HP REAL RACING1'38.7291'38.509
1511ヴィンタントニオ・リウッツィHP REAL RACING1'38.908
1632小暮 卓史NAKAJIMA RACING1'39.063
172中山 友貴TEAM 無限1'39.109
1831中嶋 大祐NAKAJIMA RACING1'39.113
1962嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset1'39.615
  • CarNo.20は、フリー走行時の2014年全日本選手権スーパーフォーミュラ統一規則第28条10.(他のドライバーに対して潜在的に危険と見なされる運転)違反により決勝グリッドを3グリッド降格とする。

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿ノックアウト予選Q3結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2014/04/12) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverTeamEngine TimeBehindGapkm/h
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM'STOYOTA RI4A1'37.022--215.469
220クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPULTOYOTA RI4A1'37.148 0.126 0.126215.189
337中嶋 一貴PETRONAS TOM'STOYOTA RI4A1'37.159 0.137 0.011215.165
43ジェームス・ロシターフジコーポレーション KONDOTOYOTA RI4A1'37.284 0.262 0.125214.888
519ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RI4A1'37.399 0.377 0.115214.635
638石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RI4A1'37.404 0.382 0.005214.624
78ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RI4A1'37.543 0.521 0.139214.318
840野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40THONDA HR-414E1'39.380 2.358 1.837210.356

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿ノックアウト予選Q2結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2014/04/12) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverTeamEngine TimeBehindGapkm/h
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM'STOYOTA RI4AR1'36.996--215.526
219ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RI4A1'37.289 0.293 0.293214.877
337中嶋 一貴PETRONAS TOM'STOYOTA RI4A1'37.528 0.532 0.239214.351
438石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RI4A1'37.663 0.667 0.135214.054
53ジェームス・ロシターフジコーポレーション KONDOTOYOTA RI4A1'37.700 0.704 0.037213.973
68ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RI4A1'37.719 0.723 0.019213.932
720クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPULTOYOTA RI4A1'37.751 0.755 0.032213.862
840野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40THONDA HR-414E1'37.944 0.948 0.193213.440
---- 以上Q3進出 ----
91山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR-414E1'38.086 1.090 0.142213.131
1041武藤 英紀DOCOMO DANDELION M40THONDA HR-414E1'38.108 1.112 0.022213.084
117平川 亮ACHIVEMENT Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RI4A1'38.127 1.131 0.019213.042
1239国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RI4A1'38.223 1.227 0.096212.834
1318中山 雄一KCMG ElyseTOYOTA RI4A1'38.260 1.264 0.037212.754
1410塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR-414E1'38.509 1.513 0.249212.216
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'37.244)を更新しました。

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿ノックアウト予選Q1結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2014/04/12) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverTeamEngine TimeBehindGapkm/h
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM'STOYOTA RI4AR1'37.244--214.977
28ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RI4AR1'37.376 0.132 0.132214.685
337中嶋 一貴PETRONAS TOM'STOYOTA RI4AR1'37.396 0.152 0.020214.641
419ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RI4AR1'37.452 0.208 0.056214.518
520クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPULTOYOTA RI4AR1'37.705 0.461 0.253213.962
63ジェームス・ロシターフジコーポレーション KONDOTOYOTA RI4A1'37.789 0.545 0.084213.779
71山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR-414E1'38.130 0.886 0.341213.036
838石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RI4A1'38.131 0.887 0.001213.034
97平川 亮ACHIVEMENT Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RI4A1'38.344 1.100 0.213212.572
1040野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40THONDA HR-414E1'38.412 1.168 0.068212.425
1118中山 雄一KCMG ElyseTOYOTA RI4A1'38.601 1.357 0.189212.018
1239国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RI4A1'38.627 1.383 0.026211.962
1310塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR-414E1'38.729 1.485 0.102211.743
1441武藤 英紀DOCOMO DANDELION M40THONDA HR-414E1'38.754 1.510 0.025211.690
---- 以上Q2進出 ----
1511ヴィンタントニオ・リウッツィHP REAL RACINGHONDA HR-414E1'38.908 1.664 0.154211.360
1632小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR-414E1'39.063 1.819 0.155211.029
172中山 友貴TEAM 無限HONDA HR-414E1'39.109 1.865 0.046210.931
1831中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR-414E1'39.113 1.869 0.004210.923
1962嵯峨 宏紀DENSO Le BeaussetTOYOTA RI4A1'39.615 2.371 0.502209.860
---- 以上予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'37.774)を更新しました。

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿公式予選 ルーキーの#36山下が早くもPP獲得!

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全日本F3選手権第2戦の公式予選はルーキーの#36山下健太(トムス)が1’52.269でポールポジションを獲得、第1戦ポールの#22高星明誠(B-MAX NDDP)が2番手につけた。
Nクラスは#62久保凛太郎(ル・ボーセ)が第1戦に続いてトップだった

セッション中に赤旗が提示され、予定時間より速く終了となった第1戦の公式予選につづいて、第2戦の公式予選は
オンタイムで10時40分より開始された。こちらも走行時間は10分間だ。

アウトラップから1周のウォームアップを経て、各車3周目からアタックを開始、最初にトップに立ったのはCクラス2年目の#1勝田貴元だったが、すぐに#22高星が1’52.354を記録、それを#36山下が1’52.269と上回り、トップに立つ。
#22高星は次の周もセクター1で全体ベストを記録するが、そこからタイムを伸ばすことが出来ず、2番手に留まる。#36山下もその後がタイムを伸ばすことが出来なかったが、そのままトップで明日の決勝に臨むことになった。
3番手には#1勝田が続き、2年目のF3を戦う#7松下信治、ルーキーの#8高橋翼のHFDP勢が4-5位を占めた。

Nクラスはここでも#62久保が速さを見せ、1’55.686でトップに。#19湯澤が2位、#3三浦が3位とこちらは第1戦と同じ顔ぶれとなった。

第2戦決勝は明日午前10時40分より17周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第1戦鈴鹿公式予選 Nクラスの前年王者#22高星がコースレコードを更新してPP獲得!

全日本F3選手権も2014年シーズンが開幕。
第1戦の公式予選は4月12日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#22高星明誠(B-MAX NDDP)が1’51.877のコースレコードを記録してポールポジションを獲得した。
Nクラスは今季初参戦の#62久保凛太郎(ル・ボーセ)がトップだった。

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今季は昨年までNクラスに参戦していたNDDPがB-MAXと組んでCクラスにステップアップ、昨年Nクラス王者の#22高星に加え、今季からGT500にステップアップした#23佐々木大樹の2台体制となったほか、FCJから#36山下健太、#8高橋翼、#3三浦愛らがステップアップ。
また昨年は全日本カート選手権で活躍、シーズン終盤にFCJに参戦した#62久保凛太郎や1997シーズン以来17年ぶりの参戦となる#28山口大陸も加わり、Nクラス6台を含む全15台がエントリーと参戦台数が増加。例年以上に激しい戦いが大いに期待できそうだ。

その第1戦の公式予選は12日午前10時20分より10分間で行われた。
ここでいきなり好タイムを出してきたがルーキーの#36山下。1’52.066とコースレコード(1’52.032)に迫る好タイムを3周目に記録すると、次の周には#22高星がコースレコードを更新、1’51.877を記録してトップに立った。
その後も各ドライバー事故ベスヲを更新しながら走行を続けていたが、残り時間2分を切ったところで#6小泉洋史と#19湯澤翔平がデグナーでコースアウト、これにより赤旗が提示され、そのまま予選は終了となってしまった。
#19湯澤はその後自走でピットに戻ってきたが、#6小泉はそのままコースサイドに取り残されて次の第2戦公式予選にも出走できなかった。

なお、Nクラスはルーキーの#62久保が1’55.559でトップ。2番手に#19湯澤、唯一の女性ドライバー#3三浦が3位につけた。

第1戦の決勝は本日午後3時20分より12周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿フリー走行 早くも1分36秒台を記録!トップは#36ロッテラー

全日本選手権スーパーフォーミュラ第1戦「鈴鹿2&4レース」のフリー走行が4月12日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)が従来のコースレコードを大幅に上回る1’36.994を記録してトップに立った。
2番手にも#37中嶋一貴がつけ、トムスが1-2を占めた。

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シャシー、エンジンともに一新して注目の集まるスーパーフォーミュラの2014年シーズンがいよいよ開幕。
公式予選日最初の走行は午前9時05分より60分間で行われた。
天候は快晴。絶好のレース日和だ。

合同テストから昨年型のSF13を上回るタイムを連発していた今季のSF14は金曜日に行われた専有走行でもトップの#36ロッテラーが1’37.433と従来のコースレコード(1’37.774)を上回っており、このセッションでも開始早々にそのロッテラーが1’37.533を記録。新たなレコード樹立への期待が大いに高まってきた。

ところが開始22分で#62嵯峨宏紀がデグナーでスピンアウト、クルマはバリアに激しく突っ込み、この車両を改修するために赤旗が提示されてしまった。
走行は9時37分に再開され、各車再びコースへ。
しばらくはロングランが続けられていたが、残り時間7分を切った辺りでニュータイヤが投入され、予選シミュレーションが始まる。

すると#37中嶋一貴が1’37.014を記録、#36ロッテラーは更にペースを上げ、1’36.994と唯一の36秒台に突入してこのセッションをトップで終えた。
3番手にはチェッカー提示後に1’37.554を出した#8ロイック・デュバルがつけた。

一方、テストから苦戦の続いていたホンダ勢は、ここでも最上位が#10塚越広大の11位と完全にトヨタ勢に遅れを取った格好。タイムも1’38.538とふるわなかった。

また、ルーキードライバーの#10中山雄一は10位、#40野尻智紀は13位、久々の日本参戦となった#20クマール・ラム・ナレイン・カーティケヤンは7位、元F1ドライバーのヴィタントニオ・リウッツィは14位だった。
しかしカーティケヤンはピットレーンの速度違反により35,000円の罰金が科せられた他、全日本選手権スーパーフォーミュラ統一規則第28条10項(不必要な低速走行、不規則な走行、あるいは他のドライバーにとって潜在的に危険と見做される運転の禁止)違反により、決勝での3グリッド降格の裁定が下っている。

スーパーフォーミュラはこのあと午後1時50分より公式予選をノックアウト方式で行う。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿公式予選結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2014/04/12) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCarEngine TimeBehindGapkm/h
1361山下 健太PETRONAS TOM'S F314TOYOTA TOM'S TAZ311'52.269--186.206
2222高星 明誠B-MAX NDDP F312TOYOTA TOM'S TAZ311'52.354 0.085 0.085186.065
313勝田 貴元PETRONAS TEAM TOM'S F312TOYOTA TOM'S TAZ311'52.558 0.289 0.204185.728
474松下 信治 HFDP RACING F312HONDA MF204D1'52.636 0.367 0.078185.600
585高橋 翼HFDP RACING F312HONDA MF204D1'52.968 0.699 0.332185.054
6236佐々木 大樹B-MAX NDDP F312TOYOTA TOM'S TAZ311'53.042 0.773 0.074184.933
727清原 章太TODA FIGHTEXTODA TR-F3011'53.234 0.965 0.192184.619
8388ナニン・インドラ・パユーングCERUMO・INGING Jr. F312TOYOTA TOM'S TAZ311'53.627 1.358 0.393183.981
962N1久保 凛太郎CG ROBOT ル・ボーセ F308TOYOTA TOM'S 3S-GE1'55.686 3.417 2.059180.706
1019N2湯澤 翔平KCMG F308TOYOTA TOM'S 3S-GE1'56.150 3.881 0.464179.985
113N3三浦 愛EXEDY RACING F307TOYOTA TOM'S 3S-GE1'56.221 3.952 0.071179.875
1228N4山口 大陸TAIROKU EXCEEDTOYOTA TOM'S 3S-GE1'56.792 4.523 0.571178.995
13139吉田 基良B-MAX RACING F312TOYOTA TOM'S TAZ311'56.808 4.539 0.016178.971
1430N5ドラゴンB-MAX with RSS306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'57.433 5.164 0.625178.018
---- 以上予選通過 ----
-6N6小泉 洋史 Net Move Hanashima RacingTOYOTA TOM'S 3S-GEabsence---

Japanese F3

JF3:第1戦鈴鹿公式予選結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2014/04/12) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCarEngine TimeBehindGapkm/h
1221高星 明誠B-MAX NDDP F312TOYOTA TOM'S TAZ31R1'51.877--186.859
2362山下 健太PETRONAS TOM'S F314TOYOTA TOM'S TAZ311'52.066 0.189 0.189186.544
313勝田 貴元PETRONAS TEAM TOM'S F312TOYOTA TOM'S TAZ311'52.078 0.201 0.012186.524
424清原 章太TODA FIGHTEXTODA TR-F3011'52.417 0.540 0.339185.961
5235佐々木 大樹B-MAX NDDP F312TOYOTA TOM'S TAZ311'52.473 0.596 0.056185.869
676松下 信治 HFDP RACING F312HONDA MF204D1'52.581 0.704 0.108185.690
7387ナニン・インドラ・パユーングCERUMO・INGING Jr. F312TOYOTA TOM'S TAZ311'52.633 0.756 0.052185.605
888高橋 翼HFDP RACING F312HONDA MF204D1'53.399 1.522 0.766184.351
962N1久保 凛太郎CG ROBOT ル・ボーセ F308TOYOTA TOM'S 3S-GE1'55.559 3.682 2.160180.905
1019N2湯澤 翔平KCMG F308TOYOTA TOM'S 3S-GE1'55.941 4.064 0.382180.309
113N3三浦 愛EXEDY RACING F307TOYOTA TOM'S 3S-GE1'56.396 4.519 0.455179.604
126N4小泉 洋史 Net Move Hanashima RacingTOYOTA TOM'S 3S-GE1'56.582 4.705 0.186179.318
13139吉田 基良B-MAX RACING F312TOYOTA TOM'S TAZ311'56.651 4.774 0.069179.211
1430N5ドラゴンB-MAX with RSS306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'57.518 5.641 0.867177.889
1528N6山口 大陸TAIROKU EXCEEDTOYOTA TOM'S 3S-GE1'57.632 5.755 0.114177.717
---- 以上予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'52.032)を更新しました。

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿フリー走行1回目結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2014/04/12) Free Practice 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverTeamEngine TimeBehindGapkm/hLap
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM'STOYOTA RI4A1'36.994--215.53115/16
237中嶋 一貴PETRONAS TOM'STOYOTA RI4A1'37.014 0.020 0.020215.48615/16
38ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RI4A1'37.554 0.560 0.540214.29415/15
419ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RI4A1'37.629 0.635 0.075214.12917/17
53ジェームス・ロシターフジコーポレーション KONDOTOYOTA RI4A1'37.704 0.710 0.075213.96519/20
639国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RI4A1'37.798 0.804 0.094213.75915/16
7*20クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPULTOYOTA RI4A1'37.854 0.860 0.056213.63720/21
87平川 亮ACHIVEMENT Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RI4A1'37.915 0.921 0.061213.50414/14
938石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RI4A1'38.020 1.026 0.105213.27513/14
1018中山 雄一KCMG ElyseTOYOTA RI4A1'38.420 1.426 0.400212.40814/14
1110塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR-414E1'38.538 1.544 0.118212.15419/20
1241武藤 英紀DOCOMO DANDELION M40THONDA HR-414E1'38.682 1.688 0.144211.84417/18
1340野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40THONDA HR-414E1'38.858 1.864 0.176211.46719/19
1411ヴィンタントニオ・リウッツィHP REAL RACINGHONDA HR-414E1'38.868 1.874 0.010211.44617/18
151山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR-414E1'39.105 2.111 0.237210.94016/17
1632小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR-414E1'39.309 2.315 0.204210.50716/17
1731中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR-414E1'39.628 2.634 0.319209.83318/18
1862嵯峨 宏紀DENSO Le BeaussetTOYOTA RI4A1'40.186 3.192 0.558208.6643/7
192中山 友貴TEAM 無限HONDA HR-414E1'40.792 3.798 0.606207.4097/16
  • CarNo.20は、2014年全日本選手権スーパーフォーミュラ第1戦特別規則書第28条(ピットレーンの速度違反)違反により、罰金35,000円を課した。
  • CarNo.20は、2014年全日本選手権スーパーフォーミュラ統一規則第28条10.(他のドライバーに対して潜在的に危険と見なされる運転)違反により決勝グリッドを3グリッド降格とする。

SUPER GT

SGT:第1戦岡山 GAINER DIXCEL SLS、4年連続表彰台獲得! (GAINER)

GAINER DIXCEL SLS
Katsuyuki HIRANAKA / Bjorn WIRDHEIM
予選:6位 決勝:3位
入場者数/予選日:9,000人・決勝日:18,000人

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4月5日(土曜日)
  • 公式練習 9:00~10:50 曇/ドライ/気温6度/路面温度:13度
  • ノックアウト予選 1回目 14:00~14:15 曇/ドライ/気温:10度/路面温度:24度
  • ノックアウト予選 2回目 14:40~14:52 曇/ドライ/気温:9度/路面温度:17度

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 今年はGT500クラスが新しいレギュレーションになり、マシンがドイツDTMレースと統一規格になる。GT300クラスも海外メーカーの支援を受けたワークス体制のチームが現れるなど、昨年以上に厳しい予選、レース展開が予想された。GAINERは久しぶりに2年連続同一車両での参戦となり、ドライバーは、11号車に平中克幸、BjornWIRDHEIM組を継続。

 10号車にはF3でチャンピオンも獲得したことのある若手実力派山内英輝を加え、植田正幸との新コンビで表彰台を狙う。監督には昨年10号車をドライブし、長年GAINERのドライバーとして在籍した田中哲也が就任し、2台体制で悲願のチャンピオン獲得に向けてスタートした。

 花冷えのする岡山国際サーキットでSUPER-GTは開幕した。朝から雲が多く、雨の予報もあったために、ほとんどのマシンが積極的に周回を重ねていた。

 11号車は平中克幸がセットアップを担当。しかし、路面状況がなかなか好転せず、ほぼ同時に10号車山内も同じコメントを発する。ラインを外した車両が前にいると、埃がかなり舞い上がり前も見えなくなるほどだと。アンダーステアが非常に強く、車高等調整しながらセットを進めていく。

 開始後50分が経過した辺りで、ビヨンビルドハイムと交代。やはり2コーナーでのアンダーステアが消えていないようで、何度かピットに入りセット変更を行い、公式練習は終了した。

 ノックアウト予選はQ1がビヨン、Q2は平中が担当する。天気予報では雨予報だったが、空一面に雲が広がっているものの、Q1中には雨が落ちてくることはなさそう。

 オンタイムで開始され、ビヨンがコースインしていく。周回を重ねる毎にタイムアップし、計測5周目に1分27秒702のタイムで暫定5番手。Q1は突破できると判断しアタックをやめてピットへ。15番手までがコースレコードを塗り替える速さで、11号車は10番手でQ2に駒を進めた。

 500クラスのQ1が終わり、今年最初のQ2が始まる。12分間にどれだけクリアラップを取って、タイムを伸ばせるか?! コースオープンと共にピットを離れていく。徐々にタイムアップし、ビヨンと同じく5周目に1分27秒450のタイムで暫定5番手。これ以上はタイムアップしないと判断しアタック終了。最後に0号車(CR-Z)がタイムアップし。明日は6番手のポジションからスタートすることとなった。

平中克幸ドライバーコメント
 結果が6番手だったことは、僕たちにとって今出来る最善の結果だったと思っています。去年に比べて他が速くなってるってこともありますし、去年は雨の予選で3番手という結果でしたが、今年はドライで6番手って事で、納得できる予選ではありませんでしたが、決勝は気持ちを切り替えて後ろから追い上げて、3年連続の開幕戦優勝を目指して頑張りたいと思っています。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 今日は雨が降ると思っていましたが、お日様もでて良いコンディションでした。公式予選ではバランスが余り良くありませんでしたが、自分の予選では何とか現状での良いパフォーマンスが出来たと思います。Q2担当の克も良いタイムを出してくれ、明日は6位のポジションからスタートできます。決勝でのレースパフォーマンスは良いので、優勝できると思っています。

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4月6日(日曜日)
  • フリー走行 9:00~9:30 雨・曇/ウエット/気温6度/路面温度:8度
  • 決勝 14:00~14:15 曇・雨・晴/ドライ・ウエット・ドライ 気温:9度/路面温度:20度

 シーズン最初の決勝日は雨からのスタート。走行開始直前からポツポツと降り始めていたが、ドライタイヤでビヨンから走行スタート。しかし、あっという間に路面は完全なウエット状態。すぐにピットへ戻りウエットタイヤへと履き替える。

 約15分経過した後、平中とバトンタッチ。そのままウェットタイヤでコースインするが、すでに雨が止み路面もハーフウエット状態だと確認すると、1周計測でピットへ。ドライタイヤと交換し再びコースへ。

 路面状況により、最終のセット確認は出来なかったが、昨年よりも少し濡れた路面でのスリックタイヤでの走行は、かなりタイヤパフォーマンスが向上し、微妙な路面でも力を発揮してくれそうだ。

gt_r01_gainer_11-07.jpg  決勝はオンタイムの14時にウォームアップランが開始された。今年からGT500クラスのブレーキがカーボンブレーキに変更されたため、ウォームアップランが1周追加され、1周のフォーメーションラップ(合計2周)でスタートする形が取られた。

 しかし今回は隊列が整えられず、プラス1周のフォーメーションラップが追加され、レース周回数が81周(GT500)に、減算された。

 スタートは混乱もなく2コーナーで1つ順位を上げていたビヨン。1周目のコントロールタワーを通過した時点で4番手までポジションを上げていた。

 2周目には55号車(CR-Z)をかわし3番手に浮上。その後前を行く31号車(Prius)を徐々に追い詰め、19周目頃から急にアラレのような、雹のようなものが降り始め、一気に路面を滑りやすく変えてしまう。

 しかしビヨンはそんな状況をもろともせず、裏ストレートエンドで31号車を、ダブルヘアピン1つめで4号車(BMW)のインをついて2つめで完全にしとめ、トップに浮上する。

 その後は後方から攻められる場面もあったが、抜かれることなく周回を重ね、ドライバー交代が迫る34周目の最終コーナーでタイヤの違和感を訴える。違和感を訴えた直後の1コーナーで左前輪にパンクを起こしタイヤがバースト。

 スロー走行のロスを強いられながらも、ピットまでなんとかたどり着き平中とドライバー交代し、タイヤ交換を行いコースへ。

 幸いにしてバーストしたことによる、タイヤハウスの破損もなく確認のために5秒ほど普段のピット作業よりかかった程度で送り出すことが出来た。その後、4号車、7号車がルーティーンのピット作業を行った時点での差は約20秒。平中も3位のポジションをキープ。

 追い上げを開始するが、バックマーカーに行く手を遮られ、なかなかペースを上げられない。なんとか差を縮めようとするも今年のBMWは格段に速く、20秒の差を埋められないまま、76周目に3位でチェッカーを受けた。3年連続開幕戦優勝は出来なかったが、4年連続表彰台に上がることが出来た。

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平中克幸ドライバーコメント
 優勝を狙っていましたし、途中のビヨンのスティントまではそのシナリオ通り上手くいっていました。レース中盤に雨が降ってきたときもビヨンの凄い走りでトップに立ってくれましたからね。このままいけるだろうと思っていましたが、タイヤのバーストがあって3位になってしまいました。ただタイヤのバーストとかがあっても、3位表彰台に上がれたことは不幸中の幸いでした。今後のシーズン考えればポイントは落とせないので、最善は尽くせたと思います。正直バーストが無くても、今シーズンのBMWは別格に速いので、優勝は厳しかったかもしれませんね。そのことは今後ダンロップタイヤさん含め、みんなで話し合って負けないようにしっかりとしていかないと駄目なのかなと思います。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 今日の僕の決勝スティントでは良いパフォーマンスが出来たと思います。ただ、なにかをピックアップしてタイヤがスローパンクチャーしてしまいました。本当にアンラッキーでした。マシンは凄く良い状態で、タイヤも本当に良かった。6番手からのスタートで、非常に難しいコンディションでもトップに立つことが出来ました。スローパンクチャーしても3位に慣れたことは本当に良かった。 富士では優勝狙ってまた来ます。
田中哲也監督コメント
 タイヤのトラブルがあるまでは結構順調にいってたのですが、結果からいうとトラブルがあっても3位表彰台に上がれたことは良かったと思います。ただ、トップ2台のBMWの戦いを見ていると、正直トラブルが無くても勝てたかどうかは微妙なほど、2台は速すぎましたね。BMWはタイヤ交換を片側2輪だけで行っていて、ラップタイムが落ちることなく周回していましたから、かなりのマージンを持って勝ったということになりますから、今回はかなり厳しかったかと思います。ビヨンも雨が降ってきた難しい状況でもいい走りをしてくれましたから、そのあたりは良かったと思います。

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GAINER

SUPER GT

SGT:第1戦岡山 GAINER Rn-SPORTS SLS、開幕戦からポイントゲット! (GAINER)

GAINER Rn-SPORTS SLS
Masayuki UEDA / Hideki YAMAUCHI
予選:15位 決勝:10位
入場者数/予選日:9,000人・決勝日:18,000人

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4月5日(土曜日)
  • 公式練習 9:00~10:50 曇/ドライ/気温6度/路面温度:13度
  • ノックアウト予選 1回目 14:00~14:15 曇/ドライ/気温:10度/路面温度:24度
  • ノックアウト予選 2回目 14:40~14:52 曇/ドライ/気温:9度/路面温度:17度

gt_r01_gainer_10-02.jpg  今年はGT500クラスが新しいレギュレーションになり、マシンがドイツDTMレースと統一規格になる。GT300クラスも海外メーカーの支援を受けたワークス体制のチームが現れるなど、昨年以上に厳しい予選、レース展開が予想された。

 GAINERは久しぶりに2年連続同一車両での参戦となり、ドライバーは、11号車に平中克幸、BjornWIRDHEIM組を継続。10号車にはF3でチャンピオンも獲得したことのある若手実力派山内英輝を加え、植田正幸との新コンビで表彰台を狙う。

 監督には昨年10号車をドライブし、長年GAINERのドライバーとして在籍した田中哲也が就任し、2台体制で悲願のチャンピオン獲得に向けてスタートした。

 花冷えのする岡山国際サーキットでSUPER-GTは開幕した。朝から雲が多く、雨の予報だった為にほとんどのマシンが積極的に周回を重ねていた。

 10号車は山内英輝がセットアップを担当。しかし、路面状況がなかなか好転せず、ほぼ同時に11号車平中も同じコメントを発する。ラインを外した車両が前にいると、埃がかなり舞い上がり前も見えなくなるほどだと。

 一旦植田正幸に変わるが、マシンバランスも悪くセットを進めることを優先。 再び山内がハンドルを握る。やはりアンダーステアが非常に強く、車高、足回りを調整しながらセットを進めていく。しかし、何度セット変更してもマシンの挙動が変わらない。NEWタイヤに変更し、なんとかアンダーステア、マシンの跳ね、接地感のなさを消しに掛かる。だが思うようにセットが進まず、あっという間に1時間50分の走行は終了してしまった。

 ノックアウト予選はQ1が山内、Q2は植田が担当する。天気予報では雨予報だったが、空一面に雲が広がっているものの、Q1中には雨が落ちてくることはなさそう。オンタイムで開始され、山内は若干の時間をおいてコースインしていく。

 計測4周目に1分27秒839のタイムで暫定3番手。しかし今年の予選はかなりシビアで、1分27秒台に15台がひしめく状態。15番手までがコースレコードを塗り替える速さ。ポジションを維持するには、少しのミスも許されない状況下で、タイムアップを図るべく山内はアタックを続ける。

 しかし、タイヤの一番良いタイミングは既に終わっており、タイムを上げることが出来ない。結局0.035秒差で今年1回目のQ2進出は果たせず、明日の決勝は15番手からのスタートとなった。

植田正幸ドライバーコメント
gt_r01_gainer_10-03.jpg  今年は相方も変わって、若い山内君が来てくれたので期待はしているのですが、今回はちょっと周りが速すぎたので、僕たちはもう少しマシンのセットを詰めていって、早く追いつけるようにしていかないと駄目ですね。決勝は15番手からのスタートなので、後ろからしこしこと追い上げて行きます。
山内英輝ドライバーコメント
gt_r01_gainer_10-04.jpg  朝のマシンの状態は、前回テストとは全く変わってて正直困りました。予選では何とか改善されて、自分なりに良いラップが取れたと思ったのですが、Q1敗退だったので悔しいですね。でも決勝は諦めずに、周りより良いラップで走れるように、全神経を明日の決勝に集中して考えていこうと思っています。
4月6日(日曜日)
  • フリー走行 9:00~9:30 雨・曇/ウエット/気温6度/路面温度:8度
  • 決勝 14:00~14:15 曇・雨・晴/ドライ・ウエット・ドライ 気温:9度/路面温度:20度

 シーズン最初の決勝日は雨からのスタート。走行開始直前からポツポツと降り始めていたこともあり、ウエットタイヤで山内がコースインしていく。

 しかし、あっという間に路面は完全なウエット状態。ドライでコースインするマシンが多く、山内はどんどんタイムアップしていく。

 そのままウェットタイヤで走行を続けるが、徐々に雨が止み路面もハーフウエット状態になると、残り約7分でドライタイヤと交換し再びコースへ。

 路面状況により、最終のセット確認は出来なかったが、昨年よりも少し濡れた路面でのスリックタイヤでの走行はかなりタイヤパフォーマンスが向上し、山内もその路面が得意なのかチェッカーが振られた周に、このセッションで唯一1分33秒台に入る好走を見せ、トップで走行を終えた。その後に行われたサーキットサファリでは植田が走行。今回あまり周回していなかったが、ラップタイムは悪くなく、決勝でも不安は無いようだ。

gt_r01_gainer_10-05.jpg  決勝はオンタイムの14時にウォームアップランが開始された。今年からGT500クラスのブレーキがカーボンブレーキに変更されたため、ウォームアップランが1周追加され、1周のフォーメーションラップ(合計2周)でスタートする形が取られた。

 しかし今回は隊列が整えられず、プラス1周のフォーメーションラップが追加され、レース周回数が81周(GT500)に、減算された。

 スタートを担当するのは山内。スタート直後の1コーナーで少し他車と接触し、左ミラーが見えなくなる。

 山内のスタートは良く、500クラスが2台、リボルバーコーナーで接触して1台がコース上に止まっているのを避けなければ通過できなかった事で、若干のロス。10番手まで上がっていたポジションを落としてしまう。

 2周目には61号車(BR-Z)もパスし再び10番手に。しかし3周目の1~2コーナーで1周目にコース上に止まっていた500クラスが後方から迫り、コーナーリング中に接触。どちらもラップダウンすることなくアトウッドカーブで難なくパスされる。

 しかし、幅寄せしたとの裁定で無念のドライブスルーペナルティを受けてしまう。この時前を行く65号車(SLS)を捉えかけ、9番手までポジションを上げていただけにペナルティは悔やまれる。ペナルティを消化し、20番手から再び山内は猛追する。周毎に前車をパスし、30周を超えた辺りではすでに10番手までポジションを回復していた。

 45周目に植田と交代するためにピットへ。ピット作業も完璧にこなして植田をコースへ送り出す。植田も初めは左ミラーが無いことで、ラップタイムも上がりにくかったが、徐々にマシンにも慣れ、レース感覚も戻り1分30秒~31秒台で安定ラップを築く。

 21号車(AUDI)をパスし再び10番手に上がると、前を行く0号車(CR-Z)を追いかける。10秒近くあった差も一時は2秒近くまで詰めていたが、抜くまでには至らず、ポイント圏内の10番手でチェッカーを受けた。

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植田正幸ドライバーコメント
 昨日の予選があまり良くなかったので後ろからのスタートでしたが、山内が頑張ってスタートで11番手まで上がったのですが、接触があって、ドライブスルーペナルティを受けてしまいました。僕に変わった時は実質10番手位で変わったのですが、車的には今週の初めから考えたら、決勝ではすごく乗りやすい車に仕上がっていたので、こんななかでもポイントが取れたので良かったです。次回はもう少し上でポイントを稼いでいきたいと思っています。
山内英輝ドライバーコメント
 1周目のスタートで、5.6台抜いて10番手位まで上がっていたのですが、500が止まっているのを回避したあと、ミラーが見えなくなってたのもあるのですが、3周目の1~2コーナーでその車と接触してしまって、ドライブスルーペナルティを受けてしまいました。来てるのはわかっていたのですが、どちらから来るのか見えなかった事が結果接触した原因でした。このことはきっちりと受け止めて、マシンの速さもあったし、ダンロップタイヤも良かったので、ここでくじけず次の富士に繋げられるように気持ちをしっかりと切り替えていきます。第2スティントを走った植田さんのペースもかなり良かったし、ペナルティの後20番手くらいまで落ちて、ポイント圏内でチェッカーを受けられたのは、植田さんの力も大きかったので、今の僕らの雰囲気でいけば表彰台も夢ではないので、車をぶつけないことを約束してしっかり前を向いて頑張りたいと思います。
田中哲也監督コメント
 ミラーの問題とか接触によるペナルティとかありながらでも、ポイントが取れたことは非常に良かったと思います。車のポテンシャルを考えると、もう少し上位で入賞出来たとは思うので、その辺りはもったいなかったと思いますね。ただ2台とも最低限のポイントは取れたと思うので、不幸中の幸いだったレースだった。

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GAINER

スーパー耐久

S耐:第1戦もてぎ 雨中の必死の追走も届かず惜しくも2位表彰台! (GLORY A-ONE)

 3月29日~30日、スーパー耐久シリーズ2014第1戦「もてぎスーパー耐久」が栃木県ツインリンクもてぎで開催されました。#333 GLORY A-ONE FN2野間/中島/藤田/白石組はST4クラスで予選7位、決勝2位となり今季初表彰台を獲得しました。

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■レース概要■
  • 大会名   スーパー耐久シリーズ2014第1戦 もてぎスーパー耐久
  • 日時    2014年 3月 29日(土),30日(日)
  • 場所    ツインリンクもてぎ(栃木県)
  • 入場者数  3月29日(土)6,000人/3月30日(日)5,000人
■レース結果概要■
  • 車名    333号車 GLORY A-ONE FN2
  • ドライバー A:野間一 B:中島佑弥 C:藤田弘幸 D:白石勇樹
  • 予選    ST4クラス8位(19台中)
  • 決勝    ST4クラス2位(19台中)
■3月29日 予選■

 3月29日(土)13:20から20分間のAドライバー予選2グループがスタート。#333 GLORY A-ONE FN2野間選手はコースインラップでタイヤウォームアップを行い、先頭を切ってアタックを開始します。計測1周目に2'10.594を記録し3番手となります。計測2周目のアタックではさらなるタイムアップを狙いますが、前方のS2000との距離が縮まってしまいタイムアップできず。予選3位となりました。

 ハードブレーキングを繰り返すもてぎロードコースでは、マウンテンブレーキディスクとエンドレスブレーキパッドによるストッピングパワーが大きなアドバンテージとなった形です。

  • P1 #41 UEMATSU x TRACY SPORTS ings S2000 植松忠雄
  • P2 #86 GAZOO Racing SPIRIT 86 蒲生尚弥
  • P3 #333 GLORY A-ONE FN2 野間一
  • P4 #58 ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5 小林康一

 14:10からBドライバー予選2グループがスタート。#333 GLORY A-ONE FN2中島選手も先頭でコースイン、1周目のアタックはタイヤの状況を確認しながらも2’11.844を記録。2周目のアタックで更なるタイムアップを目指します。しかし、アタック中の最終コーナー手前でリヤの挙動がおかしくピットへ戻ります。ピットではメカニックによる確認を行い再びコースイン。しかし、ニュータイヤのピークは過ぎてしまいタイムアップはならず、予選9位と本来の実力を出し切れない形となりました。

  • P1 #93 SKR ENGINEERING S2000 太田侑弥
  • P2 #86 GAZOO Racing SPIRIT 86 井口卓人
  • P3 #41 UEMATSU x TRACY SPORTS ings S2000 藤田竜樹
  • P9 #333 GLORY A-ONE FN2 中島佑弥

 予選総合結果はA/Bドライバーのベストタイム合算により決定され、予選8位となりました。翌日の決勝レースは雨が予想されており、はここから確実にトップを目指して行くことでチームも一つになりました。

  • P1 #41 UEMATSU x TRACY SPORTS ings S2000 植松忠雄/藤田竜樹
  • P2 #86 GAZOO Racing SPIRIT 86 蒲生尚弥/井口卓人
  • P3 #58 ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5 小林康一/ピストン西沢
  • P8 #333 GLORY A-ONE FN2野間一/中島佑弥
■3月30日 決勝■

 3月30日(日)ピットウォークが終わっても雨は降り続き、上がる気配はありません。決勝は3回のドライバー交代義務があるため、野間選手→中島選手→白石選手→野間選手の順を基本にします。

 グリッド上では、雨が強くなるのか弱まるのか、各チームとも悩みながら最後の調整に余念がありません。#333 GLORY A-ONE FN2はレインでの速さは確認されているため、雨量を問わず広いコンディションに対応できる方向性でマシンをセットアップしてローリングスタートへと向かいます。

 2周のローリングラップを終えて12:22にレースがスタート。レインを得意とする野間選手は早速1コーナーで#13 ENDLESS 86をアウトからオーバーテイク、3コーナーで#93 SKR S2000、4コーナーで#52 埼玉トヨペット86を、ヘアピンでは#92 SKR S2000と次々と抜いて4番手まで順位を上げます。続いて最終コーナー手前で#86 GAZOO 86が雨に足をとられスピンアウトし、#333 GLORY A-ONE FN2野間選手は1周目を終えて3番手で帰ってきました。

 #333野間選手は2番手の#58ウィンマックスDC5を攻めたてますが、トップの#41 TRACY S2000が逃げ切れないのを確認したため、一度#58ウィンマックスDC5の後方をキープし、3台のバトルに持ち込むこととします。トップ#41TRACY S2000と#58ウィンマックスDC5は激しいバトルを繰り広げますが、順位の変動はなく周回を重ねていきます。7周目にはピットから野間選手へ前車を抜くよう無線が入り、8周目には#58ウィンマックスDC5を、9周目には#41TRACY S2000を相次いで抜き、ついにトップに躍り出ます。

 トップに立った#333 GLORY A-ONE FN2野間選手は一気にペースアップし2'21秒台で周回を重ね、みるみると後続との差を広げます。また12周目には#58ウィンマックスDC5は#41TRACY S2000を抜いて2番手に浮上、さらに22周目には早めのピットストップを行っていました。

 その間、#333 GLORY A-ONE FN2野間選手は2'20秒台までスピードを上げ、2番手#41 TRACY S2000との差を着実に広げ、41周目には1分以上の差を作ってピットへと帰ってきます。

 給油とフロントタイヤの交換を終えた#333 GLORY A-ONE FN2は中島選手に交代。2番手でコースへ復帰します。先に1回目のピット作業を終えた#58ウィンマックスDC5はタイヤ交換をせずにピット作業を短縮しており、#333 GLORY A-ONE FN2 中島選手はその後方で復帰することとなりました。

 #333 GLORY A-ONE FN2中島選手は今回初めて乗るシビックを、強い雨の中でも乗りこなして2’22~23秒でラップを重ねトップ#58ウィンマックスDC5に食い下がります。60周目には#58ウィンマックスDC5が2回目のピット作業で給油、タイヤ交換、ドライバー交代を行ったため、#333 GLORY A-ONE FN2中島選手はトップに立ちます。両者は一進一退のタイム差で周回を重ね#333 中島選手はミスなく78周目にピットへ戻ります。素早く白石選手へと交代し、給油とタイヤ交換を行います。

 第3スティントを担当する白石選手は今回が初のツーリングカーレースとなりますが、持ち前の適応能力を発揮して2’22~23秒台で周回し、#58ウィンマックスDC5を追いかけます。その差は20~25秒ほどで推移し2台はミスの許されないハイレベルな神経戦を展開します。そして残り1時間ほどとなった100周目、最終スティントを再び野間選手に託し給油のみでコースインします。

 最終スティントを走る#333 GLORY A-ONE FN2野間選手は、トップを走る#58ウィンマックスDC5との間の20~25秒差を1周1秒のペースで追い上げて行きます。#333野間選手は2'21秒台のラップで走り続け、この追走劇に場内も盛り上がります。しかし、あと1.4秒というところで無情にもチェッカーフラッグが提示され5時間のレースは終了。優勝まであと少しというところで#333 GLORY A-ONE FN2は2位となりました。

  • P1 #58 ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5 小林康一/ピストン西沢/塩谷烈州
  • P2 #333 GLORY A-ONE FN2 野間一/中島佑弥/藤田弘幸/白石勇樹
  • P3 #41 UEMATSU x TRACY SPORTS ings S2000 植松忠雄/藤田竜樹/山本幸彦
  • P4 #52 ENDLESS ADVAN 86 小泉和寛/村田信博/小川諒

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■まとめ■
チーム代表 大河原一
 「今回のレースからレギュレーションの変更によりタイヤが変わり、インテグラ勢と同じものとなったことで、やっと勝負の土俵に乗ったという思いです。ドライの予選では3番手タイム、レインの決勝ではファステストラップも記録していることから、マシンとタイヤのマッチングも良いことが分かります。中島選手はエーワンへ来て初レースということで、いろいろと緊張もあったと思いますが、シビックへの適応も含めてとてもスムーズにこなしてくれました。白石選手はエーワン育ちですが、ツーリングカーレースは今回が初めてです。それにもかかわらず、海外フォーミュラで磨いた技術で高いパフォーマンスを発揮してくれました。しかしながら、これだけの速さがありながら1.4秒差で2位に甘んじたことは、とても悔しい思いです。チームスタッフもドライバーも誰もが、この1.4秒は自分が稼げたはず、という思いをもっています。今回は2位でしたが、この経験をチーム全体がひとつ上のステップに上がるための、きっかけにしなければなりません。今回も多くのご支援ご声援をいただき、大変ありがとうございました。次戦以降もご期待に応えられるようチーム一同全力を尽くします。これからも変わらぬご支援のほど、よろしくお願いいたします」
GLORY RACING TEAM A-ONE Press Release

SUPER GT

SGT:第1戦岡山決勝 優勝ドライバーのコメント

GT500クラス #37KeePer TOM’S RC F
伊藤大輔
gt_r01_r_pc-ito.jpg 本当に嬉しいです。去年トムスに移籍してキーパーさんと一緒にやらしてもらうことになりました。アンドレアとの息もぴったりあっていましたが、中々勝てませんでした。ですから今回は一日も早く優勝をキーパーさんとチームにプレゼントしたい、という強い思いで挑んだレースでした。
レース中はアンドレアの雨の中の走りに勇気づけられました。 最後は300クラスと出会うタイミングが悪くてペースを落としましたが、自分を信じて最後まで走り切ることが出来ました。
このクルマに去年初めてテストで乗ったときはまさかレースが出来るとは思えないレベルの仕上がりでしたが、TRDさんやチームスタッフが頑張ってここまでやってきました。 ダウンフォースがあるので高速コーナーが速く、乗ってる感覚はフォーミュラに近いです。ただエンジンはターボラグがあるので300に詰まったときなどは立ち上がりで置いていかれる場面もあり、その辺で自分がどれだけ努力するかという難しい面もあります。
今後は熱対策など、どこまで攻められるか、という部分でどのメーカーも苦労すると思います。
アンドレア・カルダレッリ
gt_r01_r_pc-caldarelli.jpg 待ちに待った優勝で、もちろん嬉しいです。日本に来て3年目で初めて勝てました。
また今回はスーパーGTが新しい時代に入って最初のレースということで、そこで勝てたことは素晴らしいです。レクサスとTRDには感謝しています。 今まで2回しかテストが出来ませんでしたが、その時からクルマの調子は非常に良かったので、勝つべくして勝ったレースだと思います。
予選で選んだタイヤの特性から序盤は厳しいことが判っていたので、スタートでは無理をしないで後半にプッシュするつもりでした。雨が降ってきてもペースはそんなに落とさずに済みました。
去年のクルマとはエンジンもシャシーも全く違いますが、タイヤのマネジメントやレース戦略などは似ている面があります。ただ300クラスを追い越すときや、前のクルマに接近したときのダウンフォースの掛け方などはフォーミュラに近い感覚で、その辺が違いますね。
GT300クラス #4グッドスマイル初音ミクZ4
谷口信輝
gt_r01_r_pc-taniguchi.jpg 去年は予選でQ1を通過するだけでも大変でしたが、今年新車にしたら何だかすごく調子が良くて。コーナーが速くなった感じですごく高いポテンシャルを感じます。新車になってしゃきっとしたことや、タイヤが進化した影響が大きいと思いますが、フロアの空力がよくなったことで走りが安定するようになりました。
ただ、ライバルの7号車は僕らよりも調子が良さそうで、あっちに勝たれるのは嫌だなと。僕らが勝ちたいよりもあっちに勝たれたくないという気持ちの方が大きい感じ。たぶんあちらもそう思ってると思います。
GT300の戦いも面白いと思いますけど、4号車と7号車とのガチな戦い、負けず嫌いな展開も面白いと思います。
今日は片岡選手のパートで素晴らしい仕事をしてもらって、貯金を作ってもらって、チームもピットワークで頑張ってくれて、あとは僕がその貯金を使うだけ、みたいな(笑)。残り周回数とギャップを聞きながら、ペースを考えてタイヤマネジメントをしつつ走りました。あと1、2周あったら困ったなぁという展開でした。
何とか最後まで逃げ切れて良かったです。
片岡龍也
gt_r01_r_pc-kataoka.jpg 勝てて良かったです。特に最後の数ラップは接戦というか、ぐいぐい7号車がきていまして。
ご存知の通り7号車は今シーズンから分かれた、めっちゃライバルなチームなので僕らとしても一番意識していますし、テストから今週の練習、予選とずっと押され気味だったので、なんとかしたい、決勝で勝ちたいと思っていました。
レースでは狙い通りトップで1コーナーを曲がれたんですが、その後予定外というか、自分のペースが上がらなくて後ろに追いつかれる展開になり、雨が落ちてきてからはプリウス、ゲイナー、7号車の全部に煽られました。ただ雨の辛い時間は2周ぐらいで終わったので凌ぐことが出来ました。あれがもしあと数周続いていたらだいぶ展開も代わっていたと思います。その意味では運もありましたね。
2014年のBMWはテストから手応えもよく、今までのレースでは待っていてこぼれてきたクルマを抜くようなレースをしていましたが、今シーズンは積極的に攻めていくことが出来るようになりました。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第1戦岡山決勝 ドライ・ウェット・ドライの荒れた展開を制したのは#37KeePer RC F!#6エネオスRC Fはまさかのトラブルに泣く

2014オートバックス スーパーGT第1戦「岡山GT300kmレース」の決勝が4月6日、岡山県の岡山国際サーキットで行われ、予選5番手からスタートした#37KeePer TOM’S RC F(伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ組)が55周目にトップに立ち、そのまま逃げ切って見事開幕を制した。
GT300クラスは#4グッドスマイル初音ミクBMW(谷口信輝/片岡龍也組)が同じBMW Z4を走らせる#7Studie BMW Z4(ヨルグ・ミューラー/荒聖治組)の追撃を退けて優勝した。
(天候:曇り/雨/晴れ コース:ドライ/ウェット/ドライ 観客動員数:予選9,000人/決勝18,000人/二日間合計27,000人)

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第1戦決勝は午後2時にスタート。
GT500クラスにカーボンブレーキが採用されたこともあり、今シーズンからはスタート方式が一部変更になり、セーフティーカーによる先導の前に1周のウォームアップが行われることになった。
しかしこの日は正午前に激しい雹が降るなど、不安定な天候であり、気温も僅か8℃と4月初旬とは思えない寒さ。
こうしたことから安全を期してSCランは2周行われることになり、それに伴って規定周回数も1周減算されて81周で戦われることになった。

ホールショットを奪ったのはポールシッターの#6エネオスRC F。
その後方ではリボルバーコーナーで予選4番手の#36ペトロナスRC F(ジェームス・ロシター)と#23モチュールGT-R(松田次生)が接触、更には2周目に#12カルソニックGT-R(J.P.デ・オリベイラ)を#46S Road GT-R(本山哲) が押し出すなど大荒れの展開に。
この間に#6大嶋和也は後続を一気に突き放しにかかり、最初の10周で4.7秒のマージンを築き上げる。
2位は#46S Road GT-R、3位には#37KeePer RC Fが上がってきた。

ところがレースが15周を過ぎた辺りからコース上に雨が降り始め、各車ペースダウンを強いられることに。
この影響で#46本山は20周目の2コーナー先で#37カルダレッリの先行を許し、その後も#12オリベイラに激しく迫られる展開に。
たまらず22周目にピットに飛び込んでウェットタイヤに交換した本山だったが、運悪くこの頃から再び天候が回復、46号車はスリックタイヤに戻すために2度目のピット作業を強いられることとなった。

そしてこの雨はトップ争いにも多いに影響を及ぼした。
#37カルダレッリの快走で一時は6秒以上あった6号車とギャップがこの間に一気に縮まり、22周目には1.1秒差になり、28周目にはテール・トゥ・ノーズの状態に。
周回遅れが間に挟まるなど、中々攻略のきっかけを掴めない37号車は37周目にピットイン、前の開けた状態で逆転を期す。
しかし続く38周目にピットインした6号車は37号車の遥か前方でピットアウト、アウトラップで37号車を押え込むことに成功する。

そのまま伊藤との差を広げたい国本雄資だったが、6号車はピットアウトしてすぐにダウンシフトに不具合が生じはじめており、国本は苦しい走りを強いられていた。
そして55周目。
アトウッドカーブに進入したところで6号車のギヤが4速にスタックしてしまった。
そのまま4速固定で走らざるを得なくなった#6国本を#37伊藤がバックストレートで悠々とかわしていく。
6号車のギヤボックスはダブルヘアピンの手前で漸く復旧、それに連れてペースも次第に戻ってきた。
一時は#37伊藤に6秒ものリードを許したものの、#37伊藤が周回遅れに詰まる度に#6国本は少しずつその間合いを縮めていく。60周を終えてその差は3.8秒まで接近してきた。

しかしそこからは伊藤もペースを上げ、両者は一進一退を繰り返しながら周回を重ねていく。
それでも国本は75周目には2.66秒差に、78周目には2.14秒差まで迫ってきた。
しかしそこで周回遅れが間に入ってしまい再び両者の差は開いてしまった。

結局#37伊藤は最後まで#6国本の追撃を凌ぎ切り、2012年7月の第4戦SUGO以来の優勝をものにした。
カルダレッリにとっては来日3年目にして待望の初優勝だ。
2位は#6エネオスRC F、3位には#12カルソニックGT-Rがつけ、ホンダ勢の最上位は#18ウイダーモデューロNSXの5位だった。

GT300クラスは予選2番手からスタートでホールショットを奪った#4初音ミクBMW(片岡龍也)を#31OGTプリウス(新田守男)、#11ゲイナーSLS(ビヨン・ビルドハイム)らが追う展開でスタート。
しかし#31プリウスは22周目のヘアピンで#7Studie BMW(荒)の先行を許した上、メカニカルトラブルにより24周目のダブルヘアピンでストップしてしまった。
更には35周目に#11ゲイナーSLSの左フロントタイヤがバースト、大きく後退することに。

これで優勝争いは#4初音ミクと#7Studieの2台のBMWに絞られた。
レース中盤には8秒以上あったが両者の差を、今季初参戦の#7ヨルグ・ミューラーは次第に削っていったが、#4谷口も最後までミューラーの追撃を退け、僅か0.3秒差ながらトップでチェッカーを受けた。
2位は#7Studie BMW、3位には#11ゲイナーSLSが入った。
なお、JAF-GT勢の最上位は#55ARTA CR-Zの5位だった。

スーパーGT第2戦は5月4日決勝。富士スピードウェイでの500kmレースだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第1戦岡山決勝結果

OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2014/04/06) Final Race Weather:Cloudy-Rainy-Cloudy Course:Dry-Wet-Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
1*375001伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS811:57'15.816
265002大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS815.026
3125003安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS8118.818
4395004石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS8121.475
5185005山本 尚貴
ジャン・カール・ベルネ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI8123.259
6175006塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS8131.039
7235007松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI8131.367
885008ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS811'07.608
91005009小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS801Lap
104650010本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI801Lap
111950011脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH801Lap
122450012ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH801Lap
133650013中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS792Laps
14150014立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS774Laps
1543001谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル 初音ミク Z4
BMW Z4 GT3
YH774Laps
1673002ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH774Laps
17113003平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL765Laps
1833004星野 一樹
ルーカス・オルドネス
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH765Laps
19653005黒澤 治樹
峰尾 恭輔
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH765Laps
20553006高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS765Laps
213250015中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL756Laps
22863007細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH756Laps
23*213008リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH756Laps
2403009中山 友貴
野尻 智紀
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS756Laps
25*1030010植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL756Laps
268830011織戸 学
青木 孝行
マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH756Laps
27930012白坂 卓也
坂本 祐也
国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH756Laps
28*5030013加納 政樹
安岡 秀徒
WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH756Laps
29230014高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH747Laps
30530015玉中 哲二
山下 潤一郎
マッハ車検 with トランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH747Laps
3136030016田中 篤
吉田 広樹
OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH747Laps
32*3330017都筑 晶裕
ティム・ベルグマイスター
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH747Laps
334830018高森 博士
田中 勝輝
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH747Laps
346730019横溝 直輝
密山 祥吾
STP タイサン GAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH7110Laps
352230020和田 久
土屋 武士
グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH6912Laps
366130021佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI6318Laps
376030022飯田 章
吉本 大樹
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH5823Laps
---- 以上規定周回数(GT500: 56laps / GT300: 53Laps)完走 ----
-31300-新田 守男
嵯峨 宏紀
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH2259Laps
-30300-岩崎 祐貴
影山 正美
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH279Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.6(大嶋和也) 1'21.977 (2/81) 162.616km/h
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.31(新田守男) 1'28.931 (4/22) 149.900km/h
  • CarNo.37は、2014 SUPER GT SpR第37条3(パークフェルムへの立ち入り)違反により、訓戒とする。
  • CarNo.21(リチャード・ライアン)は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(接触行為)により、白/黒旗を提示した。
  • CarNo.33(ティム・ベルグマイスター)は、スタート進行8分間のウォームアップ走行時、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.1c(ダブルチェッカー)違反により、罰金20,000円を課す。
  • CarNo.10(山内英揮)は、2014 SUPER GT SpR第27条1(接触行為)により、ドライビングスルーペナルティーを課した。
  • CarNo.50(加納政樹)は、2014 SUPER GT SpR第33条4(燃料給油中の作業)により、ドライビングスルーペナルティーを課した。

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 - 第2戦 決勝 レポート

プレスインフォメーション 2014年4月06日 MJ14_0062_fine 
岡山. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 第2戦を、岡山国際サーキット(岡山県)にて2014年4月6日(日)に開催いたしました。

PCCJ2014-Rd.2(Okayama)Race Final
PCCJ2014-第2戦(岡山)決勝
天候:くもりのち雨 路面:ドライ〜ウェット 気温:7℃ 路面温度:11℃(スタート時)

ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)2014の第2戦が、4月6日(日)に岡山国際サーキット(岡山県)で開催された。今回はダブルヘッダー大会で4月5日(土)に行われた第1戦では2年ぶり、初のフル参戦となる#11 山野直也がポール・トゥ・ウィンを達成。不安定な天候の中、2位の#32 飯田太陽に約8秒の差をつけた。その勢いが第2戦でも維持されるのか、大いに注目された。

10時15分からPCCJのスタート進行が始まり、全車がスリックタイヤを装着してグリッドへ。早朝に雨が降り、コースも黒く染められたのだが、すっかり天候は回復して陽まで差すようになり、ライン上はほぼドライとなっていた。予選のセカンドタイムで決められたグリッドの並びは、ポールポジションに#11 山野がつき、その脇には#12 小河諒が。そして、2列目には#14 元嶋佑弥と#19永井宏明が並んでいた。なお、本来6番手から、ジェントルマンクラスのトップとして挑むはずだった#25 神取彦一郎は、体調不良のため出走を取りやめている。

15周の決勝レースは、セーフティカー(SC)スタートから開始された。SCの先導は3周に渡って行われ、十分にタイヤに熱が加わった状態から戦いの火ぶたが切られることに。ここで絶妙のダッシュを決めたのが#11 山野。完全に#12 小河はタイミングを逸し、コントロールラインを通過した時には1秒8の差をつけられてしまう。この差が次の周には2秒2にまで広がる。しかし、早めの勝負を狙った#12 小河が一気にペースを上げてきて、徐々に差を詰めてくるが、これは#11 山野にとっては想定内。「僕は15周を見据えたペースで走っていたけど、諒は僕を抜かなきゃいけないから、あそこでペースを上げてくるのは分かっていました」と語るとおり、#12 小河が1分32秒台に乗せてきたのに対し、33秒台を刻み続ける。やがて、#12 小河は「最後はやっぱりタイヤがきつくなってきました」とペースが鈍り、再び#11 山野に差を広げられてしまう。

最後まで激しく続いたのは、#19 永井と#78 近藤翼による3番手争いだ。4周目に「足まわりに違和感を感じた」という#14 元嶋がペースを落とした後、ピットに戻ってリタイア。これでひとつ順位を上げた後、#78 近藤は#19 永井にぴたりとついて離れず。バックストレートで何度も横に出て、けん制をかける#78 近藤ながら、リヤウィングを立てているため、前に出ることは許されない。#78 近藤は雨が降ることを見越したセッティングだったためだ。その雨が13周目になって唐突に、しかも強烈な勢いで降り始める。横殴りで、時に雹まじりの天候変化は#78 近藤にとって千載一遇のチャンスのはずだった。ところが、その直後にセーフティカーが。安全のことを思えば、やむを得ないが、これで逆転の機会は奪われる。

2周に渡るSCの先導で、ほとんどの車両が一列に並んだままチェッカーを受けることに。その結果、#11 山野が連勝を飾り、「最後の雨にビックリした以外は、完璧なレースでした。スタートから後ろを離せたし、最後までタイヤを保たせて走れましたから。この2連勝はすごく大きいと思います。第1戦と第2戦で2位のドライバーが別ですし、差も広げることができたので。この勢いのままシリーズを駆け抜けたいですね」と#11 山野は語った。

2位は#12 小河が獲得。「スタートのしくじりが痛かったです」と苦笑い。3位は激しい攻防の末に#19 永井が獲得し、「最後まで必至に抑え抜きました」と、久々の表彰台獲得に笑顔を見せていた。

総合5位は#7 星野敏が獲得。そして、ジェントルマンクラスの優勝を飾った。スタートから後続を寄せつけず、そのままの勢いをキープし続けて、まさにひとり舞台に。「前も後ろもいない状態だったので、リラックスして走れました。今日は自分の走りができたと思います。今シーズン、まず1勝を挙げられて嬉しい」と#7 星野。また、#21 高田匠が10周目まで単独で2番手を走行していたが、ヘアピンで止まり切れずコースアウト。すぐに復帰するも、3ポジション落としてしまう。突然の降雨の後、再び2番手に返り咲いてフィニッシュするが、SC導入直後だったため、30秒加算のペナルティにより、#3 江本玄と順位を入れ替え、3位ということに。それでも開幕ラウンドをポイントリーダーとして終えることに成功した。

次戦、第3戦は5月3日(土・祝)〜4日(日・祝)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催され、岡山大会同様スーパーGTとの併催となる。ゴールデンウィーク真っただ中ということもあり、関東近県のみならず全国からレースファンが集まり、国内レースとしては一、二を誇る大観衆でスタンドが埋め尽くされる一戦だ。シーズン前のテストを行ったコースということで、さらにバトルはヒートアップしそうだ。国内随一の高速コースでのレースは、今回とは一味違った展開となることも予想される。

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 - 第2戦 決勝結果

Pos. Car# Driver Class Car Name Lap Time
1 11 山野 直也 O チーム ケータッチ ポルシェ 15 27'44.482
2 12 小河 諒 O チーム ケータッチ ポルシェ 15 27'44.883
3 19 永井 宏明 O ナインレーシング 15 27'47.056
4 78 近藤 翼 O スカイ レーシング 15 27'48.035
5 7 星野 敏 G D'station HAI GT3 15 27'49.811
6 32 飯田 太陽 O KRM ケーズフロンティア 991 15 27'51.119
7 3 江本 玄 G アキラレーシングウィズサムライ 15 28'21.034
8 21 高田 匠 G PCJ Takumi Racing 15 28'22.246
9 24 剛 覇矢人 G みきゃん MP-GT3 15 28'22.878
10 18 大久保 仁 G Force Racing 15 28'33.837
11 51 Paul IP G KCMG 15 28'35.514
12 9 武井 真司 G BINGO SPORTS 15 28'38.328
13 73 鈴木 篤 G SR レーサリンク GT3 14 28'31.210
------- 以上完走 -------
14 元嶋 佑弥 O GARMIN PORSCHE 3 7'05.907

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
 

SUPER GT

SGT:ZFが各レースで一番活躍したメカニックを表彰する「ZFアワード」の創設を発表

ギヤボックスを始めとする駆動系部品や「ザックス」ブランドで知られるショックアブソーバーなど、自動車関連部品の製造販売で世界的に有名なゼット・エフ・フリードリヒスハーフェンAG(以下ZF社)は4月6日、スーパーGT第1戦の開催されている岡山国際サーキットで会見を開き、昨年以上にスーパーGTとの関わりを深めていくことを明らかにした。

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ZF社は昨年からシリーズパートナーとしてスーパーGTに参画し、様々なプロモーションを行ってきたが、GT500クラスがITRとの規則統合を行ったことにより、レクサスRC FとニッサンGT-Rの全車に対して同社のクラッチシステムを供給することになった。

更に今シーズンからは「ZFアワード」を新設し、スーパーGTの各レースにおいて最も活躍したメカニック(チーム)を各レース1チーム(年間8チーム)選出して特典を授与することになった。
また、新たに採用した「ZFモータースポーツアンバサダー」がシーズンを通してサーキットを訪れ、各種イベントに参加してレースファンに同社の活動をPRする。

会見にはZFレースエンジニアリング社のノルベルト・オーデンタールCEO、モーリッツ・ノーディング氏(モータースポーツ・コミュニケーション担当シニアマネージャー)が出席し、今年のモータースポーツ活動の概要説明とZF社のプロフィール紹介を行った。

Text & Photo: Kazuhisa SUEIRO

SUPER GT

SGT:第1戦岡山GTA定例会見 「規則統合はモータースポーツの将来を保証する」(アウフレヒトITR議長)DTMとの交流戦開催に向けてITRとの話し合いが進行中

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GTアソシエイション(GTA)はスーパーGT第1戦の開催されている岡山国際サーキットで定例会見を開き、今季より導入されたGT500車両の現状や10月にシリーズ戦の開催予定しているタイのブリーラム・インターナショナルサーキットの進捗状況などについて坂東正明代表がコメントした。 またこの会見にはドイツツーリングカー選手権(DTM)を運営するITRからハンス・ヴェルナー・アウフレヒトチェアマンが同席。 今回の車体共通化の狙いや、現在GTAと進めている2017年の技術規則完全統合、更にはDTMとの交流イベントについて語った。

坂東代表のコメント
gt_r01_gta-bando (GT500の2014車両について)これまでパーツの確保や輸送、エンジン出力の違いによって発生した駆動系のトラブルなどの問題が出ています。今後もこの問題には取り組んでいかなければなりません。
新しい車両は見ればすぐに判るようにコーナリングスピードが格段に高くなっていますが、これはダウンフォースの力です。 さらにDTMより高出力のエンジンを積むことにより、モノコックの剛性にも影響が及んでいます。今のところこれと言った問題は出ていませんが、今後はこのモノコックの剛性や、駆動系へのストレスの問題、これに起因するパーツの交換周期やコストについて、GTAとしてデータを出していかなければと思っています。
こうした中で、最高峰というにふさわしいツーリングカーが出来たと確信していますし、富士のテストで19号車がシェイクダウンを済ませたことで全車が開幕に間に合いました。 チームの努力のお陰と感謝しています。
これからは2017年のDTMとの技術規則の完全統合や、DTMとの交流戦開催など、今後に向けてITRときちんと打ち合わせたいと思います。
まずはエンジンのフォーマットを合わせること。我々が行っているセミ耐久における燃料タンクやハンドルの位置、ドライバー交替に置ける乗降性の問題など、お互いが一緒のものを作るのであれば考えていかなければなりません。タイヤも我々は17年以降もコンペティションを行う以降です。
ミドシップレイアウトでハイブリッドシステムを搭載したホンダNSXについては、あくまでJAF-GT車両としての参加であり、2017年以降もホンダからFR車が出てくるのであれば共通規定でやってもらうが、GTのコンセプトは市販されているクルマが参加する、というものなので、FR車が出てこないのであれば今後もJAF-GTでの参加を続けることになります。
ブリーラムについては、4月1日から舗装工事に入っています。今後は7月1日にFIAの査察を受ける予定ですが、3ヶ月で高速道路を作ってしまうような国柄なので、全く心配はしていません。 今後はチームやメディアの皆さんを含めた移動やホテルの確保を進めていきます。
アウフレヒト議長のコメント
gt_r01_gta-aufrecht (日本語で)「桜の咲き誇る季節となりました」 今回の規則統合によりスーパーGTが新しい時代に入りました。 DTMではこの車両規則を2012年から導入して成功し、新たな高みに登ったと自負しております。 今回岡山国際サーキットに来て、思い描いたビジョンが現実になったことをを目の当たりにすることが出来ました。
こうして異なる大陸で開催されているカテゴリーが共通の規則をもつことは、モータースポーツの将来を保証するものです。コストダウンを実現し、自動車メーカーが開発した最高の技術を様々なマーケットで利用することを可能にします。実際これを用いてIMSAは新しいカテゴリーを立ち上げようとしています。
今後は8月に鈴鹿で2017年の規則統合に向けた話し合いを行うことになっています。その中で、スーパーGTとDTMの交流イベントについても話し合うことにしています。
交流戦の開催は、DTMとスーパーGTに参加する6つのメーカー全てが望んでいるはずです。 今後はGTAとジョイントテクニカルグループを結成して取り組んでいきます。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第1戦岡山フリー走行 雹も降るハーフウェットでの走行で#24D'station GT-Rがトップに

2014スーパーGT第1戦、「岡山GT300kmレース」の決勝前フリー走行が4月6日、岡山県の岡山国際サーキットで行われた。
開始間際に雹が降り、路面はハーフウェットという状況で各車浅溝タイヤを装着しての走行となったが、#24D'station ADVAN GT-R(ミハエル・クルム/佐々木大樹組)が終盤1’28.638を記録してトップに立った。
GT300クラスはチェッカー提示直後に1’33.635を記録した#10GAINER Rn-SPORTS SLS(植田正幸・山内英輝組)がGT500クラスに割って入る形でクラストップとなった。

gt_r01_f-24 gt_r01_f-10

開幕戦の決勝日は朝から晴れたり曇ったりを繰り返す予測の難しい天候となった。
午前9時から始まったフリー走行では開始直後に突然雹が降り始め、各車浅溝タイヤを装着してコースに出て行くことになった。
雹や雨はほどなくして収まったが、結局路面は最後まで乾くことは無く、また気温、路面温度とも非常に低い中での走行となったこともあり、どのドライバーも中々ペースを上げることが出来ない。
開始10分時点でのトップは#18ウイダーモデューロNSXだったが、タイムは1’34.777。
走行が進むに連れて徐々にペースは上がったが、スリックタイヤを投入できる状況には最後まで至らず、終盤トップに立った#24D’station GT-Rでさえ1分28秒台に留まった。

一方、GT300クラスはFIA-GT3にABSやトラクションコントロールの使用が許されている車種があることも影響して、しばしばコース上でGT500を煽る形になる場面も見受けられた。
実際、トップタイムを記録した#10ゲイナーSLSと、クラス2番手の#3NDDP GT-Rは#17ケーヒンNSXと#19ウェッズスポーツRC Fを上回るタイムを記録して総合14、15番手につけるほどだった。

スーパーGT第1戦はこのあと午後2時より82周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第1戦岡山フリー走行結果

■GT500クラス

OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2014/04/06) Free Practice Weather:Rainy Course:Wet
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 1 GT500 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/h
124ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH1'28.638--150.396
26大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS1'29.499 0.861 0.861148.949
336中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS1'30.373 1.735 0.874147.509
432中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL1'30.798 2.160 0.425146.818
51立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS1'31.221 2.583 0.423146.137
637伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS1'31.256 2.618 0.035146.081
746本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI1'31.385 2.747 0.129145.875
812安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS1'31.452 2.814 0.067145.768
9100小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'31.506 2.868 0.054145.682
1039石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS1'31.709 3.071 0.203145.360
1118山本 尚貴
ジャン・カール・ベルネ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI1'32.344 3.706 0.635144.360
1223松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI1'32.630 3.992 0.286143.914
138ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'33.092 4.454 0.462143.200
1417塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'35.000 6.362 1.908140.324
1519脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH1'35.437 6.799 0.437139.682

■GT300クラス

OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2014/04/06) Free Practice Weather:Rainy Course:Wet
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 1 GT300 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/h
110植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL1'33.635--142.370
23星野 一樹
ルーカス・オルドネス
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'34.031 0.396 0.396141.770
39白坂 卓也
坂本 祐也
国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH1'34.537 0.902 0.506141.011
421リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH1'35.241 1.606 0.704139.969
511平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL1'35.291 1.656 0.050139.896
633都筑 晶裕
ティム・ベルグマイスター
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH1'35.413 1.778 0.122139.717
761佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI1'36.250 2.615 0.837138.502
84谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル 初音ミク Z4
BMW Z4 GT3
YH1'36.332 2.697 0.082138.384
97ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH1'36.398 2.763 0.066138.289
10360田中 篤
吉田 広樹
OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'36.684 3.049 0.286137.880
1188織戸 学
青木 孝行
マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'37.024 3.389 0.340137.397
1222和田 久
土屋 武士
グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'37.048 3.413 0.024137.363
1365黒澤 治樹
峰尾 恭輔
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'37.362 3.727 0.314136.920
1450加納 政樹
安岡 秀徒
WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH1'38.066 4.431 0.704135.937
1560飯田 章
吉本 大樹
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH1'39.109 5.474 1.043134.506
1686細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'39.944 6.309 0.835133.383
172高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH1'39.949 6.314 0.005133.376
185玉中 哲二
山下 潤一郎
マッハ車検 with トランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'40.547 6.912 0.598132.583
1931新田 守男
嵯峨 宏紀
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH1'40.772 7.137 0.225132.287
2030岩崎 祐貴
影山 正美
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'41.538 7.903 0.766131.289
2148高森 博士
田中 勝輝
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'44.22610.591 2.688127.903
220中山 友貴
野尻 智紀
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS1'44.82111.186 0.595127.177
2355高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS1'51.80118.166 6.980119.237

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