スーパー耐久

S耐:第4戦岡山 奥村浩一/梅本淳一/大野尊久組(BRP★J'S RACINGフィット3)はクラス2位入賞 (BRP/J'S)

 第4戦の舞台、岡山国際サーキットは大阪からも近く、準ホームと言えるコース。テクニカルなレイアウトは高いハンドリング性能が要求されます。J'S RACINGではサスペンションをリフレッシュし、事前テストを行うなど盤石の体制で望みました。以下、大野選手のレポートです。

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 木曜日午前セッションから今回もスタートしました。天気はドライでのスタートです。前半は高速セクション、後半はしっかりとブレーキングで止めてから加速する、小さなコーナーセクション。トラクション重視でセッティングを煮詰めていきました。8月中旬にテストに来ていた為、おおよそのセットは出来ていました。ダンパーを少々仕様変更した為、確認走行を梅本選手にして頂きました。セッティングも上手く行き、タイムも1分50秒台が見えてきましたので翌日の公式走行に備えました。

 金曜日公式練習はドライ、1本目15分ほどセッティング方向の確認と体の慣らしを行いました。立ち上がりで弱アンダーに仕上げて良い感触が得られました。その後の走行は本日から合流の奥村選手にセッティングの確認、ギアの選択、決勝を想定したロング走行して頂き、私が外から車体の動きをチェックしたところスムーズなコーナーリングが確認できました。

 順調な流れの中迎えた土曜日の予選。まずはAドライバー梅本選手のアタックです。クリアラップが取れず苦戦を強いられましたが、見事1分50秒895をたたき出し、クラストップタイム&コースレコード。続くBドライバー予選では奥村選手のアタックにより1分51秒083と昨年のレコードタイムを大幅に更新しましたが、#2山田英二選手の1分50秒262と言うタイムによりポールポジションは#2へ。グリッドは合算タイムで決まるので、わずか0.08秒及ばず2位となってしまいました。僅差でしたので悔しい結果になりましたが、気持ちを切り替えて決勝に進みます。いよいよ私の出番となるCドライバー予選。グリッド決定には無関係ですがチームのご好意により、タイヤはフロント新品でアタックさせて頂きました。前車との間隔をかなりあけてアタックに入りましたが、上位クラスの車に引っかかってしまい1分50秒519。ラストップでしたが、山田選手のタイムには及ばずレコードホルダーにはなれませんでした。49秒台を狙っていただけに少し残念でした。

 続いて日曜日の決勝。いよいよ3時間レースのスタートです。スタートドライバーは私が担当しました。約1時間30分のロングスティントです。やはり#2の山田英二選手がかなりのハイペースでレースをリードします。必死に着いて行こうと頑張りますが、上位クラスに進路を譲る度にジリジリと離されていきます。1時間後には約7秒遅れ、ドライバーチェンジ前の1時間30分後(44周)には約15秒のビハインドとなってしまいました。私の後方には#95が来ていましたが、約18秒遅れで、ファーストスティント時にショックアブソーバートラブルによりリタイヤとなりました。

 奥村選手に交代し、約12秒あった差も57周目には追いつき、ついにトップに踊り出ました。これに慌てた#2も早々にピットイン!奥村選手が突き放しにかかります。68周目に梅本選手とドライバーチェンジしましたが、ピットインのロスでトップを明け渡してしまいました。

 梅本選手にステアリングを託したあとは安定したラップで周回を続けます。トップの♯2との差は約17秒。毎周1秒~2秒詰めていきます。しかし残り30分(76周目)で痛恨のドライブスルーペナルティ。その為、10秒まで追いついた差は30秒まで広がり、厳しい状態になりました。梅本選手は諦めずに前車を毎周1.5秒ずつ追い詰めていきます。残り15分で約14秒まで差を詰めます。残り5分で6秒差まで詰めましたが、そのまま2位でゴールしました。

 今回のレースも前回同様、足回りのセットアップも順調に進み、ドライバー、メカニック、マネージャーも含め、念密な打ち合わせを行い、早くまた速く車を仕上げることが出来ました。この結果でポイントリーダーとなり、次戦鈴鹿では成績次第でチャンピオンが決まります。さらにテストを繰り返し、良い車を作って鈴鹿のレースに挑みたいとおもいます。梅本会長、奥村代表をはじめ、チームの皆さん、各スポンサー様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。皆様のおかげで今回も戦う事が出来ました事を感謝致します。更にチーム貢献出来る様、精進致します。どうぞ宜しくお願い致します。

 次の第5戦は鈴鹿サーキットにて、WTCCとの併催イベントとして10/25・26に開催されます。ST-4/5クラスの決勝は25日。ST-X/1/2/3クラスの決勝は26日に開催となる変則スケジュールとなっています。次回はJ'S RACINGにとってのホームレース、また シリーズチャンピオンが掛かった重要な1戦となります。引き続きご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。

J'S RACING


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