鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第6戦鈴鹿決勝 優勝した河野駿佑がシリーズチャンピオンを獲得

 鈴鹿クラブマンレース、スーパーFJ第6戦は19日、鈴鹿サーキット西コース(1周・3.475km)で決勝を行い、河野駿佑(グッドスマイルレーシング10V)が14周・19分32秒701で優勝した。河野はこの優勝で2014年度鈴鹿スーパーFJのシリーズチャンピオンを獲得した。

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 午後になっても鈴鹿は快晴。この時期にしては汗ばむ陽気の中午後12時45分より、11台が参加してフォーメーションラップが始まった。

 スタートは「チャンピオンがかかっていたので緊張した」というポールポジションの河野駿佑(グッドスマイルレーシング10V)がストール気味でグリッドを離れるが、予選2位の橋本陸(スキルスピード/制動屋)も動きだしが鈍く、最初のコーナーでインからトップをうかがうも河野の前に出ることはできず、河野、橋本の順でコーナーを通過。3位に佐藤駿介(チームナオキ・レプリスポーツ10V)、4位に吉田宣弘(DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆ミスト☆ED)、5位に上村優太(IDEAL F 07J)、6位に平優弥(Team Naoki☆Leprix 10V)、7位に脇村佑貴(ライトウェイ☆レプリ10V)とここまでは予選順位どおりに続く。

 予選8位の板倉慎哉(AMORE☆JFA☆RBA☆RD10VF)はアクセルワイヤが切れて1周を回らずにリタイアとなった。

 トップ3人は4位以下を引き離しながらのバトルを演じる。序盤快調だったのは3位の佐藤。4周目にはこの時点でのファステストラップとなる1分23秒283をたたき出し、2位の橋本に迫る。しかし「タイヤの温度が上がってからはペースが上がらなくなった」という佐藤は、徐々に橋本から遅れることとなる。

 一方、2位の橋本は0秒6~0秒8差で河野の背後に付け、隙をうかがうが、河野もミスをせず前に出ることはできない。それでも11周目にはこのレースのファステストラップなる1分22秒892をだし河野を追い詰める。最終ラップはショートカットでインから河野をけん制するも、順位は変わらず。河野がポールトゥウインで今季4勝目を飾った。3位には佐藤が、4位には吉田が、5位には上村が入りここまではスタート時の順位のまま。6位には2周目に平をかわした脇村が入った。

 この優勝で河野は最終戦を待たずして今シーズンのシリーズチャンピオンを確定した。6戦中4勝、2位2回。フルコース、東コース、西コースと三つのレイアウトでポールポジションと優勝を挙げ文句なしの成績での獲得となった。

 最終第7戦は11月23日、鈴鹿フルコースで決勝が行われる。

優勝 河野駿佑(グッドスマイルレーシング10V)
sfj-r6-r-kohno  「スタートでストールしそうな状態になってしまいましたが、なんとか1コーナーをトップで通過できました。レース序盤から後ろの橋本選手に差を広げていこうと思っていましたが、緊張でなかなか思ったとおりのレースペースで走れませんでした。ですが最後まで1位をキープでき優勝できたので良かったです。F1の前座レースでは3位で悔しい思いをしたので、もてぎの日本一ではリベンジしたいと思います」
2位 橋本陸(スキルスピード/制動屋)
sfj-r6-r-hashimoto  「スタートで河野選手がミスをしたので、1コーナーがチャンスと思いイン側に入ったのですが抜く事はできませんでした。ラップタイム自体は悪くはなく、抜ける時があればと思っていましたが、河野選手には最後まで届きませんでした。今回のレースでチャンピオンシップ争いには負けてしまいましたが、最終戦と日本一も頑張りたいです」
3位 佐藤駿介(チームナオキ・レプリスポーツ10V)
sfj-r6-r-sato  「決勝レースの中盤までは前の選手に追いついていけましたが、勝負を仕掛けるところまではできず、しかもレース後半はペースが落ちてきてついていけませんでした。ですが、今回はゴールまで思ったよりタイムが離されなくて、収穫があったレースなので次回の最終戦では少しでも上を目指していきたいです」

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Text: Yoshinori OHNISHI
Nobumitsu OHTAKE
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI


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