鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第5戦鈴鹿決勝 河野駿佑がポールトゥウイン、年間王者に王手

 スーパーFJ鈴鹿シリーズ第5戦「鈴鹿クラブマンレース第5戦」は17日、鈴鹿サーキット東コース(1周・2.243km)で決勝を行い、河野駿佑(グッドスマイルレーシング10V)が22周・20分0秒937で優勝を飾った。

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 雨が上がったもののF4ではレインコンディションだった路面も、スーパーFJが始まる頃にはほぼ乾き、全車ドライタイヤを履いて午後3時15分、13台が参加してフォーメーションラップが始まった。

 上位陣は無難にスタートを決め1~5位が予選順位どおりで1コーナーに向かった。トップは河野駿佑(グッドスマイルレーシング10V)、2位に橋本陸(スキルスピード/制動屋)が付け、3位の佐藤駿介(Team Naoki☆LEPRIX☆10V)がアウトから橋本の隙を伺うが抜けず、4位・平優弥(Team Naoki☆Leprix 10V)、5位・吉田宣弘(DAYTONA☆KKSⅡ☆ED☆ミスト)と続く。

 2位の橋本は序盤、その時点でのファステストラップを更新しながらトップ河野の背後からプレッシャーを掛けるが、河野はミスをせず、その差は8周目あたりから徐々に開くこととなる。

 河野は14周目にはこのレースのファステストラップとなる54秒306をたたき出すなど、盤石の走りで22周を走り切り、初のポールトゥウインで今シーズン3勝目を飾った。

 3位でレースを始めた佐藤も序盤、橋本に1秒前後差で走行していたが、中盤からはついて行けなくなり、4位の吉田がさらに遅れていたため単独走行での3位フィニッシュとなった。4位には吉田が入った。

 スタートで予選順位から一つ落とし7位を走行していた道野高志(丸和書店&中部水産10Vスキルスピード)は、前を走る平が3周目にコースアウト、脇村佑貴(ライトウェイ☆レプリ10V)が16周目にスピンと相次いで後退したため繰り上がり、5位でフィニッシュした。6位には平が入った。

 優勝した河野は選手権ポイントを69と伸ばし、2位に入った橋本との差を15ポイントと広げた。次戦ポイントを獲得し、橋本の前でゴールすれば今シーズンのチャンピオンが確定する。

 第6戦は10月19日、鈴鹿サーキット西コースで開催されるが、その2週間前、10月5日にF1の前座レースとして特別戦が開催される。

優勝 河野駿佑(グッドスマイルレーシング10V)
sfj_r05_r-kohno  「ポールポジション側は路面が乾いてスタート決めることができました。序盤は橋本選手をミラーで見ながら走っていました。今回はミスなく決勝レースを走ることができましたが、練習走行の時は最悪の状態だったので、勝てて良かったです。次戦チャンピオンを取れる可能性があるので、勝ってチャンピオンを決めたいです。その前にあるF1の前座レースでも勝ちたいです」
決勝2位 橋本陸(スキルスピード/制動屋)
sfj_r05_r-hashimoto  「今回は完全に河野選手に完敗でした。予選終わってからセッティングを変えて挑みましたが、何をしても河野選手に追いつきませんでした。チャンピオン争いはもう後がないですが、頑張って次は勝ちたいと思います」
決勝3位 佐藤駿介(Team Naoki☆LEPRIX☆10V)
sfj_r05_r-sato  「雨のレースを期待していたのですが、段々とコースが乾いてきてしまい自分のレースが出来ませんでした。今年は3位ゴールのレースが多いので悔しいです。今までレーススタートが良くなかったですが、今回は自分でもいいスタートを切ることができたのが自分の中で唯一救いでした」
Text: Yoshinori OHNISHI
Nobumitsu OHTAKE
Photo: Motorsports Forum
Yoshionri OHNISHI


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