Super Car Race Series

SCR:第3,4戦富士 炙りや秀苑997GT3は4位&5位入賞! (SHIFT)

 5月17、18日、2014スーパーカーレースシリーズ第3戦・第4戦が静岡県富士スピードウェイで開催されました。#77 炙りや秀苑・シフト997GT3山脇大輔・野間一組はカテゴリーⅡで第1戦4位、第2戦5位となり2連続の入賞となりました。

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■レース概要■
  • 大会名 2014スーパーカーレースシリーズ Rd.3/4富士スピードウェイ
  • 日程 2014年5月17日(土)~18日(日)
  • クラス カテゴリーⅡ
  • 場所 富士スピードウェイ(静岡県)
  • 入場者数 23,500人(日曜14,500人・土曜9,000人)
■レース結果概要■
  • チーム エキスパートインターナショナルwith SHIFT
  • 車名 炙りや秀苑・シフト997GT3
  • マシン Porsche 911 GT3 Cup (Type 997) MY2006
  • ドライバー A:山脇大輔(ヤマワキダイスケ)B:野間一(ノマハジメ)
  • 第3戦 カテゴリーⅡ 4位(11台中)
  • 第4戦 カテゴリーⅡ 5位(11台中)
■シフトレースカーレンタルシステムとは■

 株式会社シフトでは2014年から始まったスーパーカーレース(SCR)に挑戦するドライバーのためにレースカーレンタルシステムを実施しています。

 スーパーカーレースはトッププロからジェントルマンドライバーまで幅広く参戦し、ポルシェ・フェラーリなどのGT3マシンやカップカーが使用されます。タイヤはヨコハマワンメイクであることから、ドライバー育成にも絶好の舞台となっています。

 シフトレースカーレンタルシステムでは、ポルシェ911 GT3 Cup (Type 997) 2006YMを使用することで、コストを抑えながら走行距離を稼ぎ、ドライビングとセッティング能力の育成を行います。

 さらに、メンテナンスとエンジニアリングは、スーパーGTやS耐で輝かしい実績を残している株式会社シフトが担当。スーパー耐久やミドルフォーミュラ、ワンメイクレースからステップアップを目指すドライバーの為に、さらなるスピード・確実性・開発力が身に着けられる環境を提供いたします。

 開幕戦となるRd.1/2もてぎ、Rd.3/4富士は山脇・野間組で参戦となりますが、以降のドライバーについては引き続き募集いたします。

シフトレースカーレンタルシステムのお問合せ先
株式会社シフト 住所:神奈川県厚木市岡田3133
E-MAIL:info@shift-racing.co.jp TEL:046-220-5752 FAX:046-220-5753
■今回のレースに向けて■
#77 炙りや秀苑・シフト997GT3 山脇大輔 / 野間一

 2014年から始まったスーパーカーレースシリーズは、ポルシェやフェラーリといったスーパーカーだけで行われる新たなスタイルのレースです。

 このレースにポルシェ911 GT3 Cup (Type997) MY2006を駆って挑むのは、山脇大輔選手と野間一選手。メインスポンサーとしてバックアップするのは、宮崎牛ブランド焼肉専門店「炙りや秀苑」を展開する「エキスパートインターナショナル株式会社」、メンテナンスは「株式会社シフト」が担当します。参戦するクラスはポルシェ、フェラーリなどのカップカーを対象とした、「カテゴリーⅡ」という最も台数の集まるクラスとなります。

 第3,4戦の舞台は、静岡県富士スピードウェイです。このサーキットは国内最長の1.5kmのホームストレートを誇るハイスピードな前半区間と、アップダウンが大きくテクニカルな後半区間で構成され、標高585mと国内ではオートポリスに次いで標高の高い全長4.6kmのサーキットです。

 5月16日(金)に行われたスポーツ走行は好天に恵まれ、参加マシンが顔を揃える中、#77炙りや秀苑997もテスト走行を実施しました。

 開幕戦もてぎのデータをベースに、GT500で活躍するエンジニアとメカニックがセットアップを進めていきます。セットアップは大きく変更されましたが、ドライバーの山脇選手と野間選手の適応もスムーズで、順調にタイムを伸ばしていきました。

■5月17日 公式予選■
【Aドライバー 野間一】

 5月17日(土)9:05から15分間のAドライバー予選がスタート。#77炙りや秀苑・シフト997GT3野間選手は路面状況の改善を待ち、#5 Liberty Walk 108 DIRECTION 997GT3白坂選手の後ろでコースインします。計測1周目のアタック中にクラッチが滑る症状が発生しながらも1’47.458を記録します。

 さらに2周目に続けてアタックを行いますが、ヘアピン立上りで再びクラッチが滑ったため、徐行でピットへ戻りました。ヘアピンまでの区間タイムを合計すると1’46.3が出ており、クラッチトラブルによる駆動ロス分を考慮すると1’45秒台が出ている状況であり、マシンのハンドリングは良い状態となっていました。

  • P1 #7 KRM AZEST F458 片岡龍也 1’43.131
  • P2 #23 Kremer GT3 RSR 山野直也 1‘45.341
  • P3 #38 TEAM KRM FS RSR Aki Miyazaki 1’46.063
  • P7 #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3 野間一  1’47.458
【Bドライバー 山脇大輔】

 9:25からBドライバー予選が開始、#77炙りや秀苑・シフト997GT3山脇選手は、クラッチトラブルのため出走できず残念ながらノータイムとなりました。

  • P1 #70 AGE-AGE-458   NAORYU 1’45.922
  • P2 #7 KRM AZEST F458   濱田孝典 1’47.486
  • P3 #14 石松PORSCHE R.S.R  三澤伸輔 1’48.051
  • DNQ #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3 山脇大輔 未出走
【予選総合結果】

 A/Bドライバーのベストタイム合算で決定される決勝第1レースグリッドは、14番手スタートとなりました。

 メカニックの迅速な対応で、クラッチ交換佐合は午前中のうちに完了。ハンドリングバランスは良好でデータ上ではタイムも伸びていることから、決勝の追い上げが期待される予選となりました。

  • P1 #7 KRM AZEST F458  片岡龍也 / 濱田孝典
  • P2 #70 AGE-AGE-458   NAORYU
  • P3 #14 石松PORSCHE R.S.R  池田大祐 / 三澤伸輔
  • P14 #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3 野間一 / 山脇大輔
■5月17,18日 ピットウォーク・キッズウォーク・キャンギャルステージ■
#77 炙りや秀苑・シフト997GT3 山脇大輔 / 野間一

scr_r3-4-rq.jpg  今回のレースは日本最高峰のフォーミュラレース「スーパーフォーミュラ」と併催のため、グランドスタンド裏のイベント広場では、土日で計4回のキャンギャルオンステージが開催されました。

 秀苑レディの小林未来さんをはじめ、各チームのレースクイーンが集いスポンサー紹介やドライバー紹介などを行いました。この華やかな舞台にも、多くの観客やファンが集まってくれました

 また、土曜にはピットウォークとキッズウォーク、日曜にはピットウォークが開催されました。こちらはドライバーやレースクイーンと直接会えるため、さらに多くのファンが参加してくれました。

 ドライバーの山脇選手と野間選手、秀苑レディの小林未来さんは、新橋、土浦、つくば、柏の宮崎牛ブランド焼肉専門店「炙りや秀苑」のPRを行いました。今回は都心に近い富士スピードウェイということもあり、多くのお客様が興味を持ってパンフレットを手にしていました。

■5月17日 第3戦 決勝■
#77 炙りや秀苑・シフト997GT3 山脇大輔 / 野間一

scr_r3-4-track-1.jpg  5月17日(土)、第3戦決勝レースは、9,000人の観客の見守る中、5分遅れの15:45からスタートです。#77炙りや秀苑・シフト997GT3は、野間選手がスタートを担当します。

 10番グリッドの#72 AGE-AGE-430がトラブルで不在のまま、ローリングラップが開始されレースがスタートします。

 14番グリッドスタートの#77炙りや秀苑997野間選手は1コーナーのブレーキングで#5 DIRECTION 997白坂選手、#3 WAKAMIYA F430C 小島選手を抜いてクラス8番手にあがります。続いてコカコーラコーナーで#69 AGE AGE 430chを抜いてクラス7番手、さらに#38 KRM FS RSRを最終コーナーで抜きますが、エンジンパワーの差が響きストレートで抜き返されます。続く2周目の1コーナーで#38 KRM FS RSRのラインがワイドになったところを抜き返し、クラス6番手に上がります。

 さらに、#77炙りや秀苑997野間選手は、#9 BINGO SPORTS 997武井選手を追撃しますが、一進一退の攻防が続きます。レースはこう着状態となったまま、ルーティンのピットストップに入ります。

 今回は通常のピットストップ60秒に加えて、ハンデとして22秒が加算され、82秒のストップを行い、山脇選手に交代しコースイン。コースに戻ると、ピットストップハンデのため#9 BINGO SPORTS 997に対して大きな差が開き、後方からは#38 KRM FS RSRが迫ってくる展開となります。

 #77炙りや秀苑997山脇選手は、タイヤの状況に配慮しながらもハイペースで走り、後方から迫る#38 KRM FS RSRとの差をキープし続けます。しかし、タイヤの摩耗が進むにつれてマシンバランスも不安定になってきます。じわじわと迫りくる#38 KRM FS RSRに対して、山脇選手は集中力を発揮し、0.7秒差を残して5番手でフィニッシュすることに成功します。

 その後、レース後車検で1台が失格となり、#77炙りや秀苑997は繰り上がりで4位となりました。

  • P1 #70 AGE-AGE-458   NAORYU
  • P2 #9 BINGO SPORTS 997  武井真司 / 堀田誠
  • P3 #23 Kremer GT3 RSR  山野直也 / 滝澤智幸
  • P4 #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3  山脇大輔 / 野間一
■5月18日 第4戦 決勝■
#77 炙りや秀苑・シフト997GT3 山脇大輔 / 野間一

scr_r3-4-track-2.jpg  5月18日(日)第4戦決勝レースは14,500人の入場者が入ったサーキットで16:20からスタートします。クラス5番手グリッドの#77炙りや秀苑997GT3は、山脇選手がスタートを担当します。1周のローリングから第4戦決勝がスタート。カテゴリーⅡでは、今回も#70 AGE-AGE-458 NAORYU選手がトップを守り、#77炙りや秀苑997GT3山脇選手は、#23 Kremer GT3 RSR 山野選手、#14石松RSR池田選手の2台に抜かれ、クラス6番手で1周目を終えます。

 #77山脇選手は、後続のフェラーリ勢を数秒リードして走り続けていましたが、5周目のダンロップコーナーで痛恨のブレーキングミス。#69 AGE AGE 430chにパスされてしまいます。続いて、同じ集団でバトルをしていた#72 AGE-AGE-430がプリウスコーナー立上りで単独スピン。#77山脇選手はこれを避ける為、大きくコース外に回避せざるを得ず、前車とは大きく引き離されてしまいました。その後は、野間選手に交代するまで無理せずタイヤを温存しながらポジションをキープに徹します。

 30分が経過したころ、#77炙りや秀苑997GT3は、野間選手にドライバーチェンジを行います。

 ピットアウトすると、前方の#69 AGE AGE 430chまでは25秒以上の差がありますが、#77野間選手は全力で追撃を開始します。じわじわと差は縮まっていき、ラスト6周の時点で差は10秒ほど。#77野間選手は、前方の#69 AGE AGE 430chより1~2秒速いペースで追い上げていきます。ついにファイナルラップで#69 AGE AGE 430chの背後を捉え、ダンロップコーナーのブレーキングでアウトから並びかけます。続く13コーナー、プリウスコーナー、最終コーナーと再三ラインをクロスさせて並びかけますが、相手も必死のブロックラインで防ぎます。ホームストレートでの逆転に望みをかけますが、最後までパスするには至らず0.3秒差の5位でフィニッシュしました。

  • P1 #70 AGE-AGE-458   NAORYU
  • P2 #9 BINGO SPORTS 997  武井真司 / 堀田誠
  • P3 #38 TEAM KRM-FS CUP  Aky Miyazaki / Sky Chen
  • P5 #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3  山脇大輔 / 野間一
Aドライバー 山脇大輔
scr_r3-4-drivers.jpg  「まず初めに炙りや秀苑グループをはじめとするスポンサーの皆様に多大なるサポートを頂いた事に感謝したいと思います。また、日々サポートしてもらっているチームスタッフ、チームメイトにも同じく感謝申し上げます。今回は富士ということ、参加車両中もっともエンジンパワーが低いという事でハンデはありましたが、車のセットアップなどはもちろん、クラッチトラブルへのリカバリー対応など、シフトというチームの人材面での優位性によって完璧なマシンでレースを進める事ができました。4位及び5位という結果で、表彰台獲得が出来なかったのは自分自身の責任だと思っており、個人的には不甲斐ない結果に終わった事を大変悔しく思っていますが、自分自身に足りない事も良く解ったので更なるレベルアップを目指していきたいと強く決意しました。SCRは関係者全員が同じ目線で発展するという思いを強く感じる、素晴らしいシリーズだと思います。」
■Bドライバー 野間一■
 「日本最高峰のスーパーフォーミュラと併催ということで、土日を通して23,500人の観客も入ったSCRに炙りや秀苑シフト997GT3のドライバーとして参戦できたことに、とても感謝しています。今回はエンジンパワーが影響する富士ということで戦闘力にハンデを抱えましたが、シフトのエンジニアリングとメンテナンスにより、セッションごとにマシンバランスも仕上がっていきました。ピットストップハンデもあり、4位、5位と表彰台を逃す結果となってしまいましたが、さらにドライバーとマシンセットに磨きをかければ、再び表彰台を獲得できるはずです。SCRはプロ・アマ問わずドライバー同志が尊重し合う雰囲気があり、素晴らしいレースだと思います。この雰囲気を大切に、さらに発展してほしいと思います。今後もSCRで活躍できるよう腕を磨いていきます。」
EXPERT INT’L with SHIFT


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