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SGT:第8戦もてぎ決勝 優勝ドライバーとシリーズチャンピオンのコメント

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GT500クラス優勝 2014年ドライバーズ&チームチャンピオン
#23MOTUL AUTECH GT-R
松田次生
gt-r8-r-pc-matsuda 今回は走り始めから流れが良くて、予選でロニーがポールポジションを獲ってくれたので勝つ自信はありました。
一番の敵はトラブルと不確定要素なので、そこに気をつけて走りましたが終わってみればぶっちぎり。総合力で勝ち取った優勝だと思います。
長いことGTをやってきました。2000年の綜警マクラーレン、2002年にはホンダで2勝して、2004年からはニスモにお世話になりました。毎年勝っているのにタイトルは取りこぼしていて、自分はGTに縁がないのかとも思いました。今年ニスモに復帰したら序盤からインパルが調子良くて、ああやっぱりついてない、と思いましたが、オートポリスで立て直すことができて、自分たちの流れに乗れました。第7戦は予選までは良かったけど、レースでミスをしてしまいました。チャンピオンを獲りたい気持ちがすごく大きくて、ずっと肩が重たかったんです。レースで泣くことはあんまりないんですけど、今日は泣けてしまいました。
ニスモに6年ぶりのタイトルをもたらすことができて僕らも嬉しいし、チームのみんなには感謝しています。
ロニー・クインタレッリ
gt-r8-r-pc-quintarerri クルマはものすごく速くてタイヤもたれなかったので、最後まで気持ちよく全力でプッシュできました。
自分が走っているときはタワーで36号車の順位をチェックしていましたが、46にペナルティのボードが出たときはショックでしたね。あとは18号車に助けてもらわないとと思いました(笑)
うちのクルマがピットアウトしたら18と36が前にいたので、「18がんばれ!」と思いながら見ていましたよ(笑)
正直まだチャンピオンの実感はありません。2002年に日本に来て、2005年からGTを始め、2008年からニッサンに移りました。今まで信じて使ってくれたみなさんに感謝しています。特に最初にお世話になった長谷見さんに。
今シーズンは重い時でも予選で3位以内に入れました。うちのクルマはコンスタントに速かった。タイ以外は表彰台が狙えましたが、2回レースを落としてしまいました。一発の速さで獲れたタイトルだと思います。寒い中でのミシュランの進歩は素晴らしかった。総合力でチャンピオンが獲れました。
鈴木豊(ニスモ監督)
gt-r8-r-pc-suzuki 練習から大きなトラブルがなかったのは開発陣が充分準備してくれた結果だと思います。
タイヤも今回持ち込んだものは本当に良くて、自信を持ってここに来ることができました。「このタイヤなら勝てる」と思えたことがチームの余裕につながりました。
6年監督をやってきて、その間ずっとチャンピオンが獲れませんでした。ファンの皆さんや関係者にはご迷惑をおかけしました。2009年にも最終戦でトムスと争って、その時はチャンピオンが獲れませんでした。今年チャンピオンが獲れたことに実感はわきませんけど、早い時期から開発陣がいい仕事をしてくれた結果だと思います。でも他のチームについては速さがあっても信頼性に難があり、忸怩たる思いです。
最後はドライバーがなんとか結果につなげてくれました。本当にこの二人が頑張ってくれた。ロニーは去年加わってくれて、その間クルマが遅かったりで迷惑をかけましたが、強い精神力で立て直してくれました。本当にありがとう。
GT300クラス優勝 2014年チームチャンピオン
#11GAINER DIXCEL SLS
平中克幸
gt-r8-r-pc-hiranaka 今週末目指すところは優勝だけでした。レース自体はパーフェクトでしたが、(ドライバーズ)チャンピオンシップを考えると単純に喜べなくて複雑な気持ちです。
でもチームチャンピオンということで、2009年に加入して以来信じて使い続けてくださったチームに貢献できたかな?と思うし、一歩前進だと前向きに考えています。
来年は僕らの弱点をしっかり取り除いて来年こそはドライバーズチャンピオンを取りたいです。ランキング2位になるのはもう3回目なんですよ、もううんざりなんで(笑)
ビヨン・ビルドハイム
gt-r8-r-pc-wirdheim レースに勝ててとても嬉しいです。昨日の予選会見でも言いましたが、チャンピオンになるには勝たないといけなかったので、今回は勝つことが第一目標でした。ドライバーズチャンピオンシップは同ポイントで負けましたが、チームチャンピオンにはなれました。ダンロップタイヤの進歩に感謝したいですし、チームの皆さんにも感謝しています。いい一年でした。
今年を振り返ると、チームはどんどん強くなっていったと思います。開幕から5レースは本当に良かったけど、鈴鹿とタイについては改善が必要です。来年は暑さ対策に取り組まなければなりませんね。
田中哲也(チームゲイナー監督)
gt-r8-r-pc-tanaka 今日は完璧なレースでした。これ以上頑張りようがない結果です。本当にドライバーズチャンピオンを目指してやってきたんです。F1みたいに最終戦だけダブルポイントにしてもらわないと(笑)
でもチームタイトルを取ることができたので、全てのスタッフに感謝しています。
今年一年監督をやってみて難しさを知りました。2003年にドライバーとしてこのチームに関わって以来チャンピオンが取れていなくて申し訳なく思っています。
来年こそはみんなが嫌になるぐらいの勝ち方でチャンピオンを取りたいです。
GT300クラス ドライバーズチャンピオン
#4グッドスマイル初音ミクZ4
片岡龍也
gt-r8-r-pc-kataoka ここに来る前から今回の展開はゲイナーさんが勝つんだろうなと思っていました。僕らに必要なのは3位以内に入ることだとわかっていました。
実際公式練習からゲイナーは速くて、こっちはタイムが出なくてあきらめムードでしたから、予選の前に博打みたいに大きくセットを変えたら予選3番手。今回は予選で3番手になるまでが本当に大変でした。
決勝ではタイヤがきついのもわかっていたので、とにかく1周目から行かなきゃ、と思ってプッシュしました。そのうちタイヤが厳しくなってきて、気がついたら後ろからもう1台のゲイナーに追いつかれて、アウディにまで抜かれてしまいました。
谷口さんに交代してからアウディの前に出ましたが、僕のスティントでは後ろにいたはずのプリウスが前に出ていたので、何があってもアウディを前に出すわけにはいきませんでした。自分が大変だったからわかりますが、谷口さんがアウディを抑えるのは大変だったと思います。
このチームでチャンピオンを取れて嬉しかったです。
谷口信輝
gt-r8-r-pc-taniguchi 今週末は走り始めから全然ダメで、予選前まではセッティングのことで喧嘩になるぐらいでした。それで博打を打とうということになり、予選に向けて今までとは全く方向性の違うセッティングをやって、3番手を取ることができました。3番手になることでゲイナーにプレッシャーを与えられたと思います。
自分のスティントでは後ろに10号車、65号車がグイグイ来ていて、31号車に届かないかも?と思いましたが、最後は神様がプレゼントしてくれましたね。
本当に片岡のおかげでチャンピオンが獲れました。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI


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