SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿決勝は4分の3を消化。 トップ争いは#36ペトロナスRC Fと#23モチュールGT-Rの2台に絞られる

スーパーGT第6戦「インターナショナルSUZUKA1000km」は規定周回数の4分の3を消化した。 依然としてトップは#36PETRONAS TOM’S RC F(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)だが、約10秒後方を#23MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)が追い上げており、予断を許さない状況になって来た。

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レース前半まで36号車とトップを争っていた#17ケーヒンNSXは87周目にコースアウトしたことにより、予定外のピットストップを強いられたが、結局ダメージはボディカウルに留まらずエンジン周りにまで及んでいたため、チームは修復不可能と判断、トップが100周目に入ったところで残念ながらリタイヤ届けが提出された。

これにより、36号車の背後を脅かす存在は#23モチュールGT-Rのみとなった。 17号車と同様に4ピット作戦を採っているニスモチームは3スティント目を104周まで引っ張って23号車を呼び込んだ。 この間23号車はトップを走ることになったが、このピット作業でまた36号車がトップに。

しかし#36ペトロナスが4度目のピットインを行った115周目に#23モチュールは一気に差を詰め、116周目のヘアピンでアウトから並びかける。 ドライバーは36号車はロシター、23号車は松田だった。

両者はしばらくテール・トゥ・ノーズ状態で周回を重ねるが、次第に#36ロシターが#23松田を引き離し始め、130周を迎えたところでその差は10秒以上に。 このあとは各々1回ずつのルーティン作業を残すのみとなったが、現時点ではロシターのペースがやや勝っている状況だ。 3番手には上位陣の脱落なども合って現在は#39デンソーRC Fがつけている。

GT300クラスは#60TWS LM corsa BMW Z4(飯田章/吉本大樹/佐藤晋也組)がトップを快走中。 86周目に一旦は#55ARTA CR-Zが接近。 その後96周目に#60BMW、97周目にCR-Zがピットインし、一旦は55号車が前でピットアウトしたものの、タイヤに熱が入る前では抗う術もなく、アウトラップのS字で#60飯田が#55高木を抜き去り、一気にリードを広げていった。 120周終了時点で両者の差は17秒となっている。 3位には31プリウスがつけ、タイトル争いを展開している#4GSR初音ミクBMWが4番手。ランキングトップの#11ゲイナーSLSは9位といずれもポイント圏内を走行している。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Eiji TAKEUCHI


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