SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選 GT-Rが上位独占!GT500は#12カルソニック、GT300も#3B-MAX NDDPがポールを獲得

2014オートバックス スーパーGT第2戦「富士500kmレース」の公式予選は、#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)が1’28.799という驚異的なタイムでポールポジションを獲得。 上位3台までをニッサンGT-Rが占める結果となった。
GT300クラスも#3B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/ルーカス・オルドネス組)が1’37.841をルーキーのオルドネスが記録、両クラスをニッサンGT-Rが制する結果となった。
(天候:晴れ コース:ドライ)

gt_r02_q-12

gt_r02_q-46

gt_r02_q-23

gt_r02_q-36

gt_r02_q-1

gt_r02_q-24

gt_r02_q-3

gt_r02_q-61

gt_r02_q-55

gt_r02_q-30

gt_r02_q-0

gt_r02_q-7

公式予選は午後2時よりノックアウト方式で行われた。
少し雲が増えてきたため気温は23℃、路面温度は33℃とやや涼しくなり、好タイムが期待できるコンディションでの走行となった。

予選Q1
スーパーGTの公式予選の直前に行われたポルシェ・カレラカップ・ジャパンの公式予選で1台の車両がヘアピンでクラッシュし、路面に冷却液をまき散らしたため、これを処理するためにコース上に石灰が散布された。
この影響を嫌って両クラスとも計測が始まっても中々コースインせず、セッション序盤をガレージの中で過ごすことになった。
GT500クラスは残り時間が9分を切ったところで漸く各車コースイン、入念なウォームアップランの後、タイムアタックを開始した。
すると今回がデビュー戦となる#36ペトロナスRC Fの平川亮がいきなり1’29.903といち早く1分29秒台のタイムを叩き出してトップ躍り出る。
さらに残り時間1分を切ったところで#12安田が1’29.832と平川を上回ってトップに。
続いて#23モチュールGT-Rの松田次生も1’29.932を出して3番手につけてきた。

結局このクラスは上位10台が従来のコースレコードを上回ることになり、#19ウェッズスポーツRC Fの関口雄飛、前回優勝の#6エネオスRC Fの国本雄資が好タイムを記録しながらもQ1で予選を終える結果となった。
また、今季ミドシップレイアウトのハイブリッドカーNSX GTコンセプトを投入してきたホンダ勢は11位の#18ウイダー(山本尚貴)を筆頭に全車が下位に沈んでここで予選を終えてしまった。

GT300クラスも序盤は様子見という滑り出しとなったが、終盤のめまぐるしいアタック合戦の中から#55ARTA CR-Zが1’38.078を記録してトップに。
これに終了直前に1’38.109を叩き出した加藤寛規の#2シンティアムMP4-12C、1’38.537の#3星野が続いた。
前回優勝の#4初音ミクBMW Z4(片岡龍也)は7番手、前年王者の#0無限CR-Z(中山友貴)も13位ギリギリでQ2進出を果たした。

予選Q2
続いて行われた予選Q2もGT500クラスは残り8分を切ってから漸く全車が出走する展開となったが、ここでも#12カルソニックGT-Rが速さにおいて他を圧倒する。
J.P.オリベイラは最初のアタックで1’29.361を記録すると、次の周では最高速度300km/hを記録したうえ、1’28.799と唯一の28秒台を記録してトップに立った。
続いて#46S Road GT-Rの本山哲も1’29.272と公式練習のタイムを大幅に上回って2番手につけ、#23モチュールGT-Rのロニー・クインタレッリが1’29.380で3番手と、上位3台を全てニッサンGT-Rが占めた。
とはいえタイムそのものは8位に終わった#37KeePer RC Fのアンドレア・カルダレッリでさえも1’29.987と全車が1分30秒の壁を打ち破っており、2014規定車両の速さをあらためて証明することになった。

一方、GT300クラスは#4初音ミクBMW(谷口信輝)がまずトップに立ち、これを#30IWASAKIaprGT-R(岩崎祐貴)が上回る展開となったが、終了3分前ににオルドネスが1’37.841を記録してトップに立った。
これに対し、昨年5回のPPを獲得した#61スバルBRZを駆る佐々木孝太が終了間際にセクター3でオルドネスをコンマ3秒上回るタイムを記録して果敢にアタックを観光したが、トータルタイムは1’38.034と僅かコンマ1秒及ばなかった。
3番手には、佐々木と同様に終了間際に1’38.188を叩き出した#55ARTA CR-Z(高木真一)がつけている。

スーパーGT第2戦は、このあと明日午後2時より決勝レースが110周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Motorsports Forum


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース