SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿公式予選 レース1は#36ロッテラー、レース2は#37中嶋と好調トムス勢がポールを分ける。

2014全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第7戦「JAF鈴鹿グランプリ」の公式予選が11月8日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
今回は2レース制ということで、予選Q1の結果でレース1のスターティンググリッドを、Q1、Q2、Q3の結果でレース2のスターティンググリッドを決めることになったが、レース1は#36アンドレ・ロッテラー、レース2では#37中嶋一貴と、ともにPETRONAS TEAM TOM'Sのドライバーがポールポジションを獲得する結果となった。
(天候:晴れ コース:ドライ)

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公式予選は午後1時30分よりノックアウト方式で行われた。 開始時点の気温は19℃、路面温度は20℃と絶好のコンディション。
今回はQ1の結果がそのままレース1のグリッドになるということで、Q2進出をかけた中段の争いだけでなく、終了間際まで白熱したトップ争いが展開され、トップからQ2進出のボーダーラインである14位までのタイム差はわずか1.158秒。 フロントローにいたっては#36ロッテラーと#37中嶋がともに1'38.085の同タイムで並ぶことになった。
その結果先にタイムを出したロッテラーがレース1のポールポジションを獲得。これによりシリーズポイントを27.5とし、#37中嶋との差は5.5に縮まった。
また、このセッションで6位にはいった#1山本尚貴は第6戦SUGOでみつかったエンジンパーツの不具合を修復するために封印を解いているため、第1レースにおいて10グリッドの降格が決まっている。 またフリー走行中にストップした#32小暮卓史も同様の理由でグリッド降格とされたため、山本は16番手、小暮は最後尾から明日のレース1をスタートすることになった。

予選Q2は午後2時より7分間の走行。
ここでは上位8台が次のQ3に駒を進めることができるが、終わってみれば全8台がトヨタエンジンという結果に。
前年チャンピオンの#1山本は最後の最後までアタックを続けたものの、タイムアップはならず、11位で予選を終えた。
また前戦SUGOでホンダエンジンに初めての勝利をもたらしたルーキーの#40野尻智紀も1'38.813とタイムが伸びず12位に終わっている。
一方ここでトップに立ったのは今シーズントップフォーミュラ復帰を果たした#38石浦宏明。1'37.809を記録し、6位の#39国本雄資とともに好調ぶりを見せた。
2位には#8ロイック・デュバル、3位には#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがつけ、トムスの二人もロッテラーが4位、中嶋が5位でQ3進出を果たしている。

レース2の上位グリッドを決める予選Q3は午後2時17分より7分間の走行。
2周のウォームアップ走行に続いて行われたタイムアタックでは上位5台が1分37秒台の大接戦となったが、最後の最後に1'37.507をたたき出した#37中嶋がポールポジションを獲得。1ポイントを獲得してロッテラーとの差を6.5に戻した。

これによりチャンピオン争いは中嶋一貴34pt、オリベイラ29pt、ロッテラー27.5ptとなり、26.5ptのデュバル、23ptの石浦、そして20.5ptの#3ジェームス・ロシターまでの6人で争われることになった。

第7戦決勝は明日午前10時10分よりレース1が20周で、午後3時よりレース2が28周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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