先ほど終了したスーパーフォーミュラ第4戦の公式予選でQ1から好タイムを連発しつつも、Q3で発生した足回りのトラブルで8位に終わった#1山本尚貴(TEAM無限)だったが、予選走行の際にインタークーラー周りにドライアイスを詰め込んで走行したことが車両規則違反に問われ、予選タイム抹消という裁定が18:10付で下されることになった。 チームメイトの#2中山友貴も同様の理由で予選タイム抹消となっており、TEAM無限は2台揃って予選不通過となってしまった。
2014年版のJAF国内競技車両規則によれば、
- 4.3.1)インタークーラー
- 吸入空気冷却のためのインタークーラーは1個で、インタークーラー以外のエンジンに供給される空気の温度を下げる目的または効果を持ついかなる装置、システム、手続き、構造もしくは設計はすべて禁止される。
- 4.4)冷却
- 4.4.1)ウォーターラジエターのコアは1個で、ウォーターラジエター、オイルクーラーおよびエンジン各部の冷却は、空気のみが認められ、空気以外のいかなる物質の噴射または噴霧による方法は禁止される。
とあり、走行中にインタークーラーやラジエターを直接ドライアイスで冷却することは違反とされている。
2014規定で盛り込まれたこれらの規定により、TEAM無限の2台は、今後出走嘆願により決勝出走を目指すことになると思われる。