SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿フリー走行 早くも1分36秒台を記録!トップは#36ロッテラー

全日本選手権スーパーフォーミュラ第1戦「鈴鹿2&4レース」のフリー走行が4月12日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)が従来のコースレコードを大幅に上回る1’36.994を記録してトップに立った。
2番手にも#37中嶋一貴がつけ、トムスが1-2を占めた。

sf_r01_f1-36 sf_r01_f1-37 sf_r01_f1-8

シャシー、エンジンともに一新して注目の集まるスーパーフォーミュラの2014年シーズンがいよいよ開幕。
公式予選日最初の走行は午前9時05分より60分間で行われた。
天候は快晴。絶好のレース日和だ。

合同テストから昨年型のSF13を上回るタイムを連発していた今季のSF14は金曜日に行われた専有走行でもトップの#36ロッテラーが1’37.433と従来のコースレコード(1’37.774)を上回っており、このセッションでも開始早々にそのロッテラーが1’37.533を記録。新たなレコード樹立への期待が大いに高まってきた。

ところが開始22分で#62嵯峨宏紀がデグナーでスピンアウト、クルマはバリアに激しく突っ込み、この車両を改修するために赤旗が提示されてしまった。
走行は9時37分に再開され、各車再びコースへ。
しばらくはロングランが続けられていたが、残り時間7分を切った辺りでニュータイヤが投入され、予選シミュレーションが始まる。

すると#37中嶋一貴が1’37.014を記録、#36ロッテラーは更にペースを上げ、1’36.994と唯一の36秒台に突入してこのセッションをトップで終えた。
3番手にはチェッカー提示後に1’37.554を出した#8ロイック・デュバルがつけた。

一方、テストから苦戦の続いていたホンダ勢は、ここでも最上位が#10塚越広大の11位と完全にトヨタ勢に遅れを取った格好。タイムも1’38.538とふるわなかった。

また、ルーキードライバーの#10中山雄一は10位、#40野尻智紀は13位、久々の日本参戦となった#20クマール・ラム・ナレイン・カーティケヤンは7位、元F1ドライバーのヴィタントニオ・リウッツィは14位だった。
しかしカーティケヤンはピットレーンの速度違反により35,000円の罰金が科せられた他、全日本選手権スーパーフォーミュラ統一規則第28条10項(不必要な低速走行、不規則な走行、あるいは他のドライバーにとって潜在的に危険と見做される運転の禁止)違反により、決勝での3グリッド降格の裁定が下っている。

スーパーフォーミュラはこのあと午後1時50分より公式予選をノックアウト方式で行う。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース