全日本F3選手権は11日、ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で第5戦の決勝レースを行い、松下信治(HFDP RACING F312)が20周・35分40秒772で3連勝を飾った。Nクラスは久保凛太郎(CG ROBOTル・ボーセF308)が今季3勝目を飾った。
第5戦は午後3時15分、快晴の下、45度を超える路面温度でフォーメーションラップが始まった。
ここでも松下信治(HFDP RACING F312)が好スタート。2位に山下健太(PETRONAS TOM'S F314)が続き、3位には4位スタートの勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S F312)が上がってきた。
第4戦では山下に迫られた松下だったがこのレースでは盤石。徐々に2位山下との差を広げ、折り返しの10周目には3秒8、終わってみれば後続を4秒7離して3連勝を飾った。
2位には松下を追い切れなかった山下が、3位には勝田と第4戦と同じ顔ぶれが表彰台に立った。
Nクラスは予選順位でオープニングラップを終える。トップに久保凛太郎(CG ROBOTル・ボーセF308)、2位小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)、3位三浦愛(EXEDY RACING F307)と続くが、2周目に山口大陸(TAIROKU EXCEED)が三浦が捉えて3位にポジションアップ。
5周目、2位争いをしていた久保と小泉がアンダーブリッジ下で接触。小泉は最下位に。これで山口が2位に、三浦が3位に繰り上がった。
レースはこのまま終了。久保が今季3勝目を飾り、第4戦と同じ2位に山口、3位が三浦となった。小泉は追い上げ終盤三浦に迫るものの4位でレースを終えた。
次大会、第6戦、7戦は岡山国際サーキットに舞台を移し6月14、15日に開催される。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Foruam