全日本F3選手権第13戦は27日、スポーツランドSUGO(1周・3.704256km)で公式予選を行い、高星明誠(B-MAX Racing Team with NDDP)が1分14秒917でポールポジションを獲得した。Nクラスは久保凛太郎(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)が1分16秒957でポールポジションを獲得した。
第12戦の予選終了から10分のインターバルで第13戦の公式予選が始まった。
まずは勝田貴元(PETORONAS TEAM TOM'S)が計測3周目に1分14秒834でトップに立ち、これにチームメートの山下健太(同)が1分14秒913で続く。
しかし計測3周目のアタックに入っていた佐々木大樹(B-MAX Racing Team with NDDP)がSPコーナーでスピンしコースアウトしたためここで赤旗が提示される。佐々木は自走してピットに戻った来た後、午前10時48分より残り2分20秒で予選が再開。
残りタイムがわずかのため1周のウォームアップで最後のタイムアタックを行うが、タイヤのライフの問題か、1周ではアタックレンジまでタイヤ温度が上がらないのか、各ドライバータイムが伸びず、上位2人には届かない。高星明誠(B-MAX Racing Team with NDDP)が3位までジャンプアップするのがやっとで、4位には松下信治(HFDP RACING)が、5位には清原章太(TODA Radcing)が続いた。
しかし上位2人が佐々木コースアウトの際、掲示された黄旗区間を通過したためこのタイムが抹消。ポールポジションに高星が、2位に松下が繰り上がり、3位は山下、4位勝田、5位清原という結果となった。
Nクラスは久保凛太郎(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)が1分16秒957でぶっちぎりの連続ポールポジションを獲得。2位には第12戦で振るわなかった小泉洋史(HANASHIMA RACING)が、3位には湯澤翔平(KCMG)が入った。
第13戦決勝は明日28日午後1時5分より25周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum