その他

長屋宏和が第27回人間力大賞グランプリを獲得!

 青年版国民栄誉賞と位置づけられる第27回「人間力大賞」の授賞式が20日、東京都内で行われ、レース中の事故でチェアウォーカーとなったレーシングドライバーの長屋宏和が「人間力大賞グランプリ」を受賞した。

ningenryoku1.jpg ningenryoku2.jpg

 人間力大賞は、20歳から40歳までの、国や地域を愛する思いや、社会への貢献度、影響度、独自性、継続性、将来性が顕著であり、活動実績が認められる「人間力」溢れる光り輝く傑出した若者を対象として選考される。

 一次、二次、最終と3度の選考会を勝ち抜いた長屋は最後のファイナル10に選ばれた。20日の授賞式では、この日のためにボイストレーニングに通い、臨んだプレゼンテーションが審査員の心を打ち、ついに頂点のグランプリに輝いた。

第27回人間力大賞グランプリ、長屋宏和
 「昨日おこなわれました人間力大賞受賞式にて、人間力大賞グランプリ受賞することが出来ました。この受賞は、これまで多くの皆様に支えて頂き、前進することが出来た結果だと思っています。2002年10月13日、鈴鹿サーキットでおこなわれたF1日本グランプリ前座レースの事故から11年弱が経ち、レースが出来ない悔しさ、体が動かない情けなさなどで、自分の夢・目標が全てなくなり、これから何をしていけば良いのか全く分からず、落ち込む日々でしたが、家族や友人が私を前向きにしてくださいました。2004年12月のカートレース復帰、2005年車椅子ファッションブランド『ピロレーシング』の設立、車椅子レインコートをパラリンピック車椅子選手全員に提供、2010年銀座三越出店、銀座三越バリアフリーなど、『車椅子の生活になり、健常者のころに当たり前に出来ていたことを当たり前にしたい』と前進出来してきました。これまでの思いを実現することが出来たのも、支えて頂いた皆様のお力があってのことです。本当にありがとうございました。2020年、東京オリンピック・パラリンピックが開催することで、海外から多くのチェアウォーカーが来日します。普段から公共交通機関を利用しており、今のままのバリアフリーでは絶対に困ることが目に見えて分かります。バリアフリーの意見をお伝えし、来日された皆様に『日本は良かった』と思っていただける街づくりのお手伝いが出来たら嬉しいです。そして、2020年までに着たい洋服を着られる楽しみを、世界中のチェアウォーカーに伝えたいです。青年版国民栄誉賞である人間力大賞グランプリという名誉ある賞を頂くことが出来、良いプレッシャーを頂き、さらに飛躍していきたいです。これからも夢を諦めず、小さくても大きくてもたくさんの目標を一つずつクリアーさせ、自分を成長させていきます。本当にありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します」
Photo: Masao Okamoto


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース