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2012年5月

Japanese F3

JF3:第3戦もてぎ決勝 #1山内英輝が#4平川の連勝に待ったをかけ、今季初優勝

全日本F3選手権第3戦の決勝レースが5月12日、栃木県のツインリンクもてぎで14周で行われ、予選2番手からスタートした#1山内英輝(B-MAX F312)が最後まで#4平川亮(広島トヨペットF312)の追撃を退けて今季初優勝を達成した。

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第3戦決勝は午後4時30分にスタート。 ポールシッターの#4平川が出遅れ、#1山内がホールショットを決める。
その後方では3番手スタートだった#36中山雄一も1-2コーナーでの位置取りがうまくいかなかったか6位に後退していた。

それでも#36中山は1周目の90度コーナーで#7平峰一貴をパス、次の周では#8野尻智紀を同じ90度コーナーでパスして4位まで挽回、チームメイトの#37リチャード・ブラッドレーの追撃に取りかかる。
その前方では#4平川が#1山内を懸命に追い上げていた。

レース前半はトップとの差を0.4〜0.7秒前後に留めてついていった#4平川だったが、8周目にコースを飛び出してしまい、その差は1.3秒に広がってしまう。
それ以降、#4平川は終始#1山内を上回るペースで周回を重ね、再びギャップを1秒以内とした平川だったが、#1山内を追い抜くまでには至らず、#1山内が今季初勝利を挙げる結果となった。
3位には最後まで#36中山に付け入る隙を与えなかった#37ブラッドレーが入った。

Nクラスは予選トップから飛び出した#7平峰一貴がCクラスをも凌ぐペースで周回を重ね、F3参戦3戦目にして初勝利をものにした。 予選2番手の#23佐々木大樹は間に入ったCクラスの#2ラファエル・スズキの攻略に手こずり、平峰を追うまでには至らなかった。
クラス3位には前回の鈴鹿に続いてルーキーの#35勝田貴元が入った。

全日本F3第4戦は明日午前10時25分より18周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第3戦もてぎ決勝結果

全日本F3選手権 -RIJ- (2012/05/12) Race Results Weather:Fine Course:Dry
ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
11C山内 英輝B-MAX・F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1425'11.301
24C平川 亮広島トヨペットF312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
140.709
337Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
144.777
436C中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
145.995
58C野尻 智紀HFDP RACING F312Dallara F312HONDA
MF204C
146.754
67N平峰 一貴HFDP RACING F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1410.474
72Cラファエル・スズキMAD CROC TODA F308Dallara F308HONDA
MF204C
1417.818
823N佐々木 大樹S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1418.129
935N勝田 貴元TDP SPIRIT F307Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1418.856
1020Nギャリー・トンプソンKCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
1426.803
1119Nマシュー・ハウソンKCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
1439.183
126N小泉 洋史Net Move F306Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1441.306
1313N吉田 基良B-MAX・F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
141'24.263
---- 以上規定周回数 ( 12 Laps ) 完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.36 中山雄一(PETRONAS TOM'S F312) 1'47.189 (2/14) 161.26km/h

Formula Nippon

FN:第2戦もてぎスペシャルステージ予選 ロッテラーが圧巻の走りでポールポジション!

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦は12日、決勝のグリッドを決めるスペシャルステージ予選を行い、最終走者のアンドレ・ロッテラー(トムス)が1分33秒264でポールポジションを獲得した。

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 スペシャルステージ予選は14時25分から始まった。日差しは和らぎ、サーキットを吹く風も強さを増し、気温は下がり気味だ。

 まずは、Q1予選最下位の嵯峨宏紀(ルボーセ)からアタックが始まった。嵯峨は1分36秒318とこのアタックを無難にまとめ、後にアタックした折目遼(KCMG)と金石年弘(リアル)のタイムが伸びなかったこともあり、二つ順位を上げ、最終的に15位のグリッドを手に入れることに成功した。

 このセッション序盤は5番手出走の松田次生(インパル)、6番手出走の小暮卓史(中嶋)、7番手出走の山本尚貴(無限)らが盛り上げた。松田が1分34秒115をたたき出しトップに立つと、小暮は1分34秒157で2位につ、山本は1分34秒113でなんと千分の2秒差で松田を上回りこの時点でトップに立つというきん差の争いを演じた。

 10台終了時点で山本がトップだったが、ようやく伊沢拓也(ダンディライアン)が1分33秒816で山本を大きく上回りトップに立つ。

 その後、次々とアタックするチャレンジャーは誰も伊沢のタイムを凌駕することはできない。そして残り3名となった中嶋一貴(トムス)がアタックを始める。

 中嶋一貴はそつなくアタックをまとめるとタイムは1分33秒779。千分の37秒上回りついに伊沢をトップから引きずり下ろした。

 残りはチャンピオン経験者ののロイック・デュバル(キグナス)とアンドレ・ロッテラー(トムス)。デュバルは最終セクターでの痛恨のミスで6位に終わるが、ロッテラーの走りは圧巻だった。

 ロッテラーは異次元のスピードで中嶋一貴のタイムをセクター1の時点で0秒2上回り、コントロールラインを通過すると、タイムは1分33秒264。最終的に0秒5以上のぶっちぎりで文句なしのポールポジションの座に着いた。

 2位には中嶋一貴が入り、3位に伊沢、4位ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)、5位塚越広大(ダンディライアン)、6位デュバルと続いた。

 決勝は明日13日14時30分より52周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第2戦もてぎスペシャルステージ予選結果

Fニッポン第2戦 -RIJ- (2012/05/12) Special Stage Qualfying Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
11アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.264--185.33
22中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.7790.5150.515184.32
340伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'33.8160.5520.037184.24
419ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'33.9090.6450.093184.06
541塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'33.9670.7030.058183.95
68ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'34.0460.7820.079183.79
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'34.1130.8490.067183.66
820松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'34.1150.8510.002183.66
97大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'34.1210.8570.006183.65
1032小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'34.1570.8930.036183.58
1138平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'34.7911.5270.634182.35
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'34.8391.5750.048182.26
1339国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'34.9171.6530.078182.11
143安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'35.0721.8080.155181.81
1562嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'36.3183.0541.246179.46
16*18折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'36.4333.1690.115179.24
1710金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'38.1884.9241.755176.04
  • CarNo.18は、公式通知No.10フォーミュラ・ニッポンスペシャルステージ運用手順違反のため、訓戒とする。
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'32.989

Formula Challenge Japan

FCJ:第3戦もてぎ決勝 接戦を制し、平川亮が開幕3連勝 (JRP)

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 フォーミュラチャレンジ・ジャパンの第3戦決勝が5月12日、栃木県のツインリンクもてぎで12周で行われた。

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 第3戦決勝は13時40分スタート。

 ここで3番手スタートの#4平川亮が勢い良く飛び出してホールショットを奪う。

 ポールシッターの#12高星明誠は出遅れて2位に後退。

 2番手スタートの#10松下信治が3位につけ、4位は#8清原章太。

 その後方では#3篠谷大幹と#1川端伸太朗が熾烈な5位争いを展開、2周目の5コーナーで#3篠谷のインをついた#1川端が一時5位に浮上するが、両者は6周目のヘアピンで接触。#1川端は右リヤタイヤにダメージを負いそのままピットに戻ってレースを終えることとなった。

 スタートで#4平川の先行を許した#12高星だったが、その後のペースではしばしば#4平川を上回ってみせ、両者の差は近づいたり離れたりを繰り返しつつも決して1秒を超えることは無かった。

 そして迎えたファイナルラップ。

 ペースで勝る#12高星はコースのそこかしこで#4平川にプレッシャーをかけ、隙をうかがうが、追い越しの難しいもてぎのコースレイアウトでは今ひとつ決め手を欠き、わずか0.248秒差で#4平川の後塵を拝する結果となった。

勝った#4平川はこれで開幕3連勝を達成。開幕からの好調ぶりは今週末も健在のようだ。

3番手にはルーキーの#10松下が入った。

第4戦決勝は明日13日、朝8時15分より18周で行われる。

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優勝:平川亮(東京中日スポーツ賞受賞)
 今日のレースはスタートも決まり、あとは逃げるだけということで気持ちは楽でした。最後までトップで帰ってこれて良かったです。今週は合同テストから高星選手が速かったので、このレースでも引き離すことができませんでしたが、後ろを見ながら最後まで押さえることができました。
2位:高星明誠
 スタートで失敗しましたが、ペースは僕の方が良かったので、平川選手を追いかけることに集中して走りました。終盤追いつくことができましたが、コースレイアウトの特性もあって抜くことができず、2位に終わりました。明日もポールからのスタートなので今日の失敗を忘れてレースに臨みます。
3位:松下信治
 スタートで失敗してしまって3番手の選手に前に行かれてしまいました。それでも引き離されずについて行けばチャンスがあると思ったのですが、思ったよりペースが伸びず、単独走行になってしまいました。これから何が足りなかったのかを研究して、明日のレースではバトルに参加できるようにしたいです。
Text & Photo: Japan Race Promotion

Formula Challenge Japan

FCJ:第3戦もてぎ決勝結果

Formula Nippon Rd.2 -RIJ- (2012/05/12) Race Results Weather:Fine Course:Dry
Formula Challenge Japan Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379 km

PosNoDriverCarLapTime/
Behind
14平川 亮FTRSクラリオンFCJ 1222'52.178
212高星 明誠DAISHIN NDDPFCJ 120.248
310松下 信治HFDP/SRS-F/ARTA 124.640
48清原 章太HFDP/SRS-F/ARTA 126.120
53篠谷 大幹FTRS128.488
67小河 諒宝華Racing withDL 1210.846
75周藤 康平チームSPVFCJ 1212.101
82黒崎 駿HFDP/SRS-F/コチラR 1213.112
913藤波 清斗NDDP FCJ 1214.152
109道見 真也FTRS スカラシップ FCJ 1215.996
1114三笠 雄一石焼ら~めん火山FTRS FCJ 1216.412
1211坪井 翔FTRS TMC FCJ 1217.579
136ナイン・インドラ・パユーングFTRS PTT 1222.625
1417陣川 雄大東京モータースポーツカレッジ 1223.013
1516三浦 愛EXEDY 1225.440
---- 以上規定周回数 ( 10 Laps ) 完走 ----
-1川端 伸太朗FTRSスカラシップFCJ 57 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.12 高星明誠(NDDP DAISHIN FCJ) 1'53.316 (10/12) 152.54km/h

Japanese F3

JF3:第4戦もてぎ公式予選 #4平川が連続ポール記録を4にのばす

ツインリンクもてぎで行われている全日本F3選手権第4戦の公式予選は、#4平川亮(広島トヨペットF312)が1分46秒484でポールポジションを獲得。
平川は開幕戦からの連続ポール記録を4に伸ばした。

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第3戦の予選終了から10分間のインターバルをおいて第4戦の公式予選が開始された。
#4平川の勢いはここでも止まらず、セッション中盤に1分46秒484を記録してトップに立った。
2番手には#36中山雄一が続き、無限エンジンを駆る#8野尻智紀が3番手という結果に。

Nクラスは第3戦に続いて#23佐々木大樹と#7平峰一貴によるトップ争いが展開されたが、ここでは#23佐々木に軍配が上がった。

第4戦決勝は明日午前10時25分より20周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第3戦もてぎ公式予選 #4平川が3連続ポールを獲得!!

全日本F3選手権第3戦の公式予選が5月12日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、開幕2連勝中の#4平川亮(広島トヨペットF312)が開幕以来3戦連続でポールポジションを獲得した。

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第3戦の公式予選は午前11時45分より15分間で行われた。
コースはドライ。気温、路面温度は幾分上昇したものの、好タイムが期待できる絶好のコンディションだ。
序盤トップに立ったのは#36中山雄一。しかし残り3分を切ったところで#4平川が1分45秒347を記録してトップに浮上した。
平川は今回、FCJとのダブルエントリー。二日間で4レースを消化するハードスケジュールを自らに課していたが、その影響を微塵も感じさせない堂々たる走りでポールポジションをもぎとってみせた。
つづいて2番手には#1山内英輝が上がってきた。山内は最後までアタックの手を緩めず平川を追ったが、結局1分46秒444と一歩及ばなかった。3番手には#36中山がつけた。

また、Nクラスはルーキーの#7平峰一貴が1分47秒167でトップだった。

第3戦決勝はこのあと午後4時より14周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第4戦もてぎ公式予選結果

全日本F3選手権 -RIJ- (2012/05/12) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2012 ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
14C平川 亮広島トヨペットF312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'46.484--162.32
236C中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'46.7290.2450.245161.95
38C野尻 智紀HFDP RACING F312Dallara F312HONDA
MF204C
1'46.7360.2520.007161.94
41C山内 英輝B-MAX・F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'46.7840.3000.048161.87
537Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'46.9970.5130.213161.55
623N佐々木 大樹S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'47.1690.6850.172161.29
77N平峰 一貴HFDP RACING F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1'47.3060.8220.137161.08
82Cラファエル・スズキMAD CROC TODA F308Dallara F308HONDA
MF204C
1'47.4360.9520.130160.89
935N勝田 貴元TDP SPIRIT F307Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'48.0181.5340.582160.02
106N小泉 洋史Net Move F306Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1'48.6522.1680.634159.09
1119Nマシュー・ハウソンKCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
1'48.8132.3290.161158.85
1220Nギャリー・トンプソンKCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
1'48.8912.4070.078158.74
1313N吉田 基良B-MAX・F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'51.7005.2162.809154.74
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'57.31410.8305.614147.34

Formula Nippon

FN:第2戦もてぎ公式予選1回目 アンドレ・ロッテラーが暫定のポールポジション!

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦は12日、ツインリンクもてぎでこの後行われるスペシャルステージ予選の出走順を決める公式予選1回目を行い、アンドレ・ロッテラー(トムス)が1分33秒277で暫定のポールポジションを獲得した。

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 フリー走行終了から1時間10分後、路面温度は36度とフリー走行時より5度高くなるなか、公式予選1回目が始まった。

 開始6分過ぎには、中嶋一貴(トムス)が1分33秒823でトップに立つ。同18分過ぎにはロイック・デュバル(キグナス)が2位に付け、3位には塚越広大(ダンディライアン)が上がったが、ここまでは小手調べ。

 残り7分時点ではすべてのマシンがピットイン。そして残り5分を切ったところで各車最後のアタックにかけべく次々とピットアウト。

 最後のアタックでトップに立ったのは、朝のフリー走行から好調のロッテラーでタイムは1分33秒277。これに続いたのは1分33秒722のデュバルだが、ロッテラーからは0秒445も遅れた。

 3位には中嶋一貴が入り、4位塚越、5位ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)、6位国本雄資(セルモ・インギング)と続いた。

 この後、14時25分から全ドライバー参加してのスペシャルステージ予選が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第3戦もてぎ公式予選結果

全日本F3選手権 -RIJ- (2012/05/12) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2012 ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
14C平川 亮広島トヨペットF312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'46.347--162.53
21C山内 英輝B-MAX・F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'46.4440.0970.097162.39
336C中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'46.6290.2820.185162.10
48C野尻 智紀HFDP RACING F312Dallara F312HONDA
MF204C
1'46.8090.4620.180161.83
537Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'46.9480.6010.139161.62
67N平峰 一貴HFDP RACING F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1'47.1670.8200.219161.29
723N佐々木 大樹S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'47.6651.3180.498160.54
835N勝田 貴元TDP SPIRIT F307Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'47.7761.4290.111160.38
92Cラファエル・スズキMAD CROC TODA F308Dallara F308HONDA
MF204C
1'47.9941.6470.218160.05
1020Nギャリー・トンプソンKCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
1'48.0751.7280.081159.93
1119Nマシュー・ハウソンKCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
1'48.5212.1740.446159.28
126N小泉 洋史Net Move F306Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1'49.0742.7270.553158.47
1313N吉田 基良B-MAX・F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'52.1835.8363.109154.08
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'57.12010.7734.937147.58

Formula Nippon

FN:第2戦もてぎ公式予選1回目結果

Fニッポン第2戦 -RIJ- (2012/05/12) Qualfying Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
11アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.277--185.31
28ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'33.7220.4450.445184.43
32中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.8230.5460.101184.23
441塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'33.9620.6850.139183.96
519ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'34.1360.8590.174183.62
639国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'34.2040.9270.068183.48
740伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'34.2610.9840.057183.37
87大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'34.2680.9910.007183.36
938平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'34.2740.9970.006183.35
1031中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'34.3641.0870.090183.17
1116山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'34.3791.1020.015183.14
1232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'34.4131.1360.034183.08
1320松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'34.7971.5200.384182.34
143安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'34.8341.5570.037182.27
1510金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'35.3272.0500.493181.32
1618折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'36.1512.8740.824179.77
1762嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'36.2172.9400.066179.65
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'39.8066.5293.589173.18
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'32.989

Formula Challenge Japan

FCJ:第3,4戦もてぎ公式予選 コースレコードを更新し、高星明誠が2戦連続ポールを獲得 (JRP)

 フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第3戦、第4戦の公式予選が5月12日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。

 12日の天候は晴れ。気温17℃、路面温度32℃というコンディションのもと、フォーミュラ・ニッポンのフリー走行に続いて10時15分より第3戦の公式予選が15分間で行われた。

 今年のもてぎは路面の舗装が全面的に新しくなった影響で、合同テストの時点で非公式ながらコースレコードを上回る好タイムが続出しており、この予選でも好タイムが大いに期待された。

 実際、はじまってみれば#12高星明誠、#8清原章太、#10松下信治らが序盤から1分53秒台前半のタイムを連発する展開となり、終了まであと2分というところで遂に#12高星が1'52.871を記録。

 2006年に安田裕信の記録した1'53.126というコースレコードを6年ぶりに塗り替えた。安田と言えば当時のニッサンスカラシップドライバー。この記録を破った高星も同じくニッサンのスカラシップドライバーだ。

 しかしそれでも本人にとっては路面温度の上昇やFN車両のラバーグリップの影響等から、やや不満の残る内容だったようだ。

 2番手にはルーキーの#10松下、3番手には開幕2連勝中の#4平川亮がつけた。

 15分間のインターバルをおいて10時40分より第4戦の公式予選が始まった。

 今度は#4平川が序盤から積極的にアタックを始めるが、#12高星、そして#3篠谷大幹らがそれを上回るタイムを記録してきた。この3人は今週の合同テストで終始上位に名を連ねていたドライバーだ。

 結局ここでも#12高星がセッション半ばに1'52.974でトップに立つ。#3篠谷も1'53.103と従来のレコードを上回ってきた。一方#4平川は最後までアタックを続けたものの1'53.197に留まり、ここでも3番手からスタートすることとなった。

 FCJ第3戦決勝はこのあと13時40分より12周で、第4戦決勝は明日13日8時15分より18周で行われる。

Text: Japan Race Promotion

Formula Challenge Japan

FCJ:第4戦もてぎ公式予選結果

Formula Nippon Rd.2 -RIJ- (2012/05/12) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Challenge Japan Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379 km

PosNoDriverCarTimeDelayGapkm/h
112高星 明誠DAISHIN NDDPFCJ 1'52.974--153.00
23篠谷 大幹FTRS1'53.1030.1290.129152.82
34平川 亮FTRSクラリオンFCJ 1'53.1970.2230.094152.70
48清原 章太HFDP/SRS-F/ARTA 1'53.4280.4540.231152.39
510松下 信治HFDP/SRS-F/ARTA 1'53.4460.4720.018152.36
61川端 伸太朗FTRSスカラシップFCJ 1'53.6220.6480.176152.13
717陣川 雄大東京モータースポーツカレッジ 1'53.6890.7150.067152.04
87小河 諒宝華Racing withDL 1'53.6900.7160.001152.04
95周藤 康平チームSPVFCJ 1'53.6960.7220.006152.03
1013藤波 清斗NDDP FCJ 1'53.7460.7720.050151.96
112黒崎 駿HFDP/SRS-F/コチラR 1'53.7560.7820.010151.95
1214三笠 雄一石焼ら~めん火山FTRS FCJ 1'53.8140.8400.058151.87
136ナイン・インドラ・パユーングFTRS PTT 1'53.8420.8680.028151.83
149道見 真也FTRS スカラシップ FCJ 1'53.9891.0150.147151.64
1511坪井 翔FTRS TMC FCJ 1'54.1671.1930.178151.40
1616三浦 愛EXEDY 1'54.4541.4800.287151.02
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'04.40011.4269.946138.95

Formula Challenge Japan

FCJ:第3戦もてぎ公式予選結果

Formula Nippon Rd.2 -RIJ- (2012/05/12) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Challenge Japan Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379 km

PosNoDriverCarTimeDelayGapkm/h
112高星 明誠DAISHIN NDDPFCJ R1'52.871--153.14
210松下 信治HFDP/SRS-F/ARTA 1'53.1570.2860.286152.75
34平川 亮FTRSクラリオンFCJ 1'53.2410.3700.084152.64
48清原 章太HFDP/SRS-F/ARTA 1'53.4750.6040.234152.32
55周藤 康平チームSPVFCJ 1'53.6010.7300.126152.16
67小河 諒宝華Racing withDL 1'53.6050.7340.004152.15
7*3篠谷 大幹FTRS1'53.6130.7420.008152.14
813藤波 清斗NDDP FCJ 1'53.6740.8030.061152.06
91川端 伸太朗FTRSスカラシップFCJ 1'53.6780.8070.004152.05
10*2黒崎 駿HFDP/SRS-F/コチラR 1'53.6850.8140.007152.04
119道見 真也FTRS スカラシップ FCJ 1'53.7310.8600.046151.98
1214三笠 雄一石焼ら~めん火山FTRS FCJ 1'53.7810.9100.050151.91
1317陣川 雄大東京モータースポーツカレッジ 1'53.8530.9820.072151.82
146ナイン・インドラ・パユーングFTRS PTT 1'53.9311.0600.078151.71
1516三浦 愛EXEDY 1'53.9601.0890.029151.68
1611坪井 翔FTRS TMC FCJ 1'54.2651.3940.305151.27
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'04.39811.52710.133138.95
  • 'R'マークの車は、コースレコードを更新した。従来のコースレコード: 1'53.126
  • CarNo2,3は、2012年フォーミュラチャレンジ・ジャパン統一規則第24条6.に基づき、黄旗提示区間を走行した車両の当該周回タイムは公式予選結果として採用されない。

Formula Nippon

FN:第2戦もてぎフリー走行1回目 アンドレ・ロッテラーがトップタイムで、外国人ドライバーが1-2-3!

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦は12日、ツインリンクもてぎでフリー走行を行い、アンドレ・ロッテラー(トムス)が1分33秒422でトップタイムを記録した。

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 フォーミュラ・ニッポン第2戦がツインリンクもてぎで開幕。サーキット上空は朝から青空が広がり、気温17.8度、路面温度31.8度、湿度 41.8%という絶好のコンディションで9時より1時間のフリー走行が行われた。

 フリー走行開始よりタイムを伸ばしてきたのはディフェンディングチャンピオンのアンドレ・ロッテラー(トムス)。まず、1分34秒699でトップに立つと、開始10分過ぎには早くも1分33秒875とコースレコードに1秒以内と迫るタイムを出してきた。

 しかし、開始15分過ぎにはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)が1分33秒525でトップに立つと、2位には1分33秒788でロイック・デュバル(キグナス)が上がってくる。

 しかし、開始40分過ぎに再びロッテラー。1分33秒422ときん差でオリベイラを逆転し、再びトップに立った。

 終了10分を切ったあたりから各ドライバー、予選シミュレーションを開始。しかし、路面温度も上がり、コースアウトするマシンも出るなど、どのドライバーもロッテラーのタイムを上回ることができず、ロッテラーのフリー走行トップタイムが確定した。

 2位には最後のアタックで飛び出したオリベイラがつけ、3位にはロイック・デュバルと外国人ドライバーがトップ3を独占することとなった。

 4位には最後のアタックをピットアウトしたばかりの遅いマシンに阻まれた中嶋一貴(トムス)が入り、5位には大島和也(ルマン)、6位には松田次生(インパル)と続いた。

 この後、11時10分から20分間の公式予選1回目が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第2戦もてぎフリー走行1回目結果

Fニッポン第2戦 -RIJ- (2012/05/12) Free Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
11アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.422--185.02
219ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'33.5250.1030.103184.82
38ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'33.7880.3660.263184.30
42中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.8780.4560.090184.12
57大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'34.0740.6520.196183.74
640伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'34.0860.6640.012183.71
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'34.2950.8730.209183.31
820松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'34.5841.1620.289182.75
939国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'34.5871.1650.003182.74
1041塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'34.6601.2380.073182.60
1138平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'34.7551.3330.095182.42
1232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'34.8321.4100.077182.27
133安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'35.1011.6790.269181.75
1410金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'35.3581.9360.257181.26
1562嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'36.3462.9240.988179.41
1631中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'36.5653.1430.219179.00
1718折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'37.3603.9380.795177.54
  • CarNo.3は、ピット作業遵守違反により罰金2万円を課す。
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'32.989

SUPER GT

SGT:第2戦富士 500kmレースはポイント圏外の厳しい結果に (Hitotsuyama Racing)

 Hitotsuyama Racingは5月3~4日に富士スピードウェイで開催されたSuper GT 第2戦において、 2台揃って完走を果たしました。

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■5月3日 公式練習 / 公式予選
#20 Racerbook Audi R8 LMS フランク・ユー / 野田英樹 / 小林賢二

 ゴールデンウィークに開催され、例年多くの観客を迎える今大会。レース距離が500kmと通常より長いこの大会で、#20 Racerbook Audi R8 LMSには第3ドライバーとして新たに小林賢二が加入することに。小林は昨年もHitotsuyama RacingからAudi R8 LMSでGT Asiaに参戦した経験を持つドライバー。

 また第1ドライバーも第1戦のマイケル・キムから香港出身のフランク・ユーにスイッチ。フランク・ユーも昨年Hitotsuyama RacingからAudi R8 LMSでGT Asiaに参戦した経験を持ち、それ以外にも数々のGTレースでAudi R8 LMSをドライブ。Audi R8 LMS を熟知したドライバーの一人とも言える。フランク・ユーとマイケル・キムは今後レースごとに入れ替わり、#20 Racerbook Audi R8 LMSをドライブする。

 午前中の公式練習では3名のドライバーがスムースにプログラムをこなさなければいけないものの、前日から降り続く雨によりライバルマシンのクラッシュやスピンが続出。赤旗中断が相次ぎ、#20 Racerbook Audi R8 LMSも十分な走行を行うことが許されないままクラス22位で公式練習を終えた。

 同日午後に行われた公式予選も天候は変わらず。スーパーラップ進出を賭け各マシンがコースイン。#20 Racerbook Audi R8 LMSは野田がQ1を担当する。野田は計測1周を終えた時点で浅溝タイヤの方がコースコンディションにマッチすると判断し、深溝から浅溝タイヤへの交換のためにピットイン。しかし、この間にランボルギーニからオイル漏れトラブルが発生。コース上には多量のオイルが撒かれる。このランボルギーニのオイル漏れトラブル以降、タイムアップするマシンは現れず、予選開始早々のタイミングでアタックを行なっていたマシンが上位を独占するかたちに。#20 Racerbook Audi R8 LMSはアタックができないままクラス18位という不本意な結果で予選を終えた。

#21 ZENT Audi R8 LMS 都筑晶裕 / シンディ・アレマン / 谷口行規

 第1戦岡山で9位入賞を果たし、さらに上位進出を狙う#21 ZENT Audi R8 LMS。Hitotsuyama Racingは都筑 / シンディのサポート役として昨年WTCCをフルシーズン戦った谷口行規を第3ドライバーとして新たに迎え入れた。

 午前中の公式練習では都筑をメインにセッティングプログラムが進められるが、やはり強い雨と度重なる赤旗中段により、満足にセッティングを決めることができず下位に沈む。最終的には都筑がクラス12位のタイムをマークするものの、難しいコンディションの中、多くの課題を残したまま午後の公式予選に臨むこととなった。

 公式予選Q1担当の都筑は雨の状況を見計らいコースイン。しかしアタックに入った時点で、既に前述のとおりコース上には多量のオイルが撒かれており、都筑は全くタイムを伸ばすことができない。予選前半、コース上がクリーンな間にタイムアタックを行なったマシンが1分52秒台を記録している中、タイミングを失った都筑は2分00秒台とその差を大きく拡げられ、クラス20位という想定外の結果で公式予選を終えた。

  • P1 #11 GAINER DIXCEL R8 LMS 田中哲也 / 平中克幸
  • P2 #43 ARTA Garaiya 高木真一 / 松浦孝亮
  • P3 #15 ART TASTE PORSCHE ティム・ベルグマイスター / 土屋武士 / ヨルグ・ベルグマイスター
  • P18 #20 Racerbook Audi R8 LMS フランク・ユー / 野田英樹 / 小林賢二
  • P20 #21 ZENT Audi R8 LMS 都筑晶裕 / シンディ・アレマン / 谷口行規

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■5月4日 決勝
#20 Racerbook Audi R8 LMS フランク・ユー / 野田英樹 / 小林賢二

 前日までの雨は止み、6万人近い観客を迎えた決勝日。ドライコンディションでのレースが確実視されていたが、スターティンググリッド上でまさかの小雨が降り出す。各チーム、グリッド上でギリギリのタイミングまでタイヤ選択に悩まされるも、ほぼ全てのチームが天候の回復に賭け、ドライタイヤのままスタートを迎える。この難しい天候のためセーフティーカー先導の下スタートとなったが、多くのチームの予想とは裏腹にセーフティーカー先導中に雨足は急激に強まっていく。急遽ピットインしレインタイヤに交換するチームが大多数の中、予選下位に沈んでいた#20 Racerbook Audi R8 LMS野田はドライタイヤのままコースに留まり賭けに出る。セーフティーカーが隊列から離れレースはスタート。だが雨足はすぐには弱まらず、#20 Racerbook Audi R8 LMS野田は苦しい展開を強いられ、レインタイヤに交換したライバル勢に次々とパスされていく。その後天候は回復し、コースが乾き始めると野田もペースアップ。一時は21位まで落としていた順位を12位まで挽回し、フランクにステアリングを託す。

 これがSuper GT デビュー戦となるフランク。GT500との絡みではペースダウンするシーンも何度か見られたが、タイヤを労わりながら徐々にタイムアップしていく。しかし、レースも中盤に差し掛かったところで、#15 ART TASTE PORSCHEのティム・ベルグマイスター選手がストレート上で単独クラッシュ。ハイスピードでガードレールに激突し、マシンは大破してしまう。コース上にはセーフティーカーが入り、ティム選手の救出作業が行われる。6周のセーフティカーランの後、レースは再開。フランクはその後も自己ベストを更新し、結果的に34周を担当。デビュー戦をノーミスで走り切り、自身の希望でもある「来シーズン以降のSuper GTフル参戦」に一歩近づくことができるレース内容となった。ピットアウト時には18位まで落ちていた順位も15位まで挽回し、最終スティントを小林に託す。

 これまでポルシェ・カレラ・カップを中心にレース活動を行なってきた小林は、公式練習まではR8のマシン特性に悩まされたものの、決勝ではそれまでの不調を忘れさせる安定したラップで周回。残り10周を切ったあたりから再び降り始めた雨の中でもしっかりとマシンをコントロールし、#20 Racerbook Audi R8 LMSを500kmレース16位フィニッシュに導いた。

#21 ZENT Audi R8 LMS 都筑晶裕 / シンディ・アレマン / 谷口行規

 #21 ZENT Audi R8 LMSのスタートを担当するのはエースの都筑晶裕。都筑は#20 Racerbook Audi R8 LMSとは戦略を変え、セーフティーカー先導中にレインタイヤに交換。セーフティーカーが隊列を離れレースがスタートした時点では22位まで落ちていた順位だが、ウェットコンディションを得意とする都筑は、たった10周あまりで4位までその順位を押し上げチームを盛り上げる。その後路面が乾き始めたため、#21 ZENT Audi R8 LMSは変則的なピット作業を敢行。16周目にドライタイヤへの交換と給油作業、そして第3ドライバー谷口へのドライバー交代を済ませコースに送り出す。フランク同様、今回がSuper GTデビュー戦となる谷口だが、アウトラップ最終コーナーで乾ききらない路面に足を掬われスピン。復帰に時間を費やし21位まで順位を下げてしまう。レース復帰後は安定したタイムを刻み、順位も2つ挽回して19位でシンディにバトンタッチ。第1戦岡山では9位入賞を果たし、今回の目標をさらに上位進出と定め意気込んでいたシンディ。コースインした時点で順位は20位と入賞すら困難な状況ではあったが、持ち前の粘り強さと安定した走りを披露し、徐々に順位を上げていく。38周を担当し、順位を15位まで押し上げて、最終スティントを再び都筑へと託す。入賞こそ難しい順位だが、都筑はベストラップを更新するペースで周回を重ねると同時に、マシンやタイヤのフィーリングを的確にピットへ伝え続けデータの蓄積作業にも専念。最終的には#20 Racerbook Audi R8 LMSを捉え15位でフィニッシュを遂げた。

  • P1 #0 GSR 初音ミク BMW 谷口信輝 / 片岡龍也
  • P2 #2 エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電 高橋一穂 / 加藤寛規
  • P3 #66 triple a vantage GT3 吉本大樹 / 星野一樹
  • P15 #21 ZENT Audi R8 LMS 都筑晶裕 / シンディ・アレマン / 谷口行規
  • P16 #20 Racerbook Audi R8 LMS フランク・ユー / 野田英樹 / 小林賢二

 Hitotsuyama Racingでは今大会の目標を2台揃ってのポイント獲得として参りましたが、難しい天候に悩 まされ、2台ともポイント圏外でレースを終える悔しい結果となりました。次戦セパンではこの目標を達成できるよう、チーム一丸となって臨みます。引き続き応援宜しくお願い致します。

Hitotsuyama Racing Press release

SUPER GT

SGT:第2戦富士GT500kmレース写真集

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI & Naoto KATO

SUPER GT

SGT:第2戦富士 脇阪寿一/石浦宏明組LEXUS SC430が逆転で富士を制す! (TOYOTA)

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チームに久しぶりの勝利をもたらした
DENSO KOBELCO SC430 39号車の石浦宏明(左)と脇阪寿一(右)

 SUPER GT第2戦「FUJI GT 500km RACE」が5月3日(木)、4日(金)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 恒例のゴールデンウィーク開催となった富士での第2戦は、2008年以来4年ぶりに500kmと長丁場での開催。2回のピットインとドライバーチェンジが義務づけられた。

 今大会にはレクサスチームからGT500クラスに6台のLEXUS SC430が出場。GT300クラスには1台のトヨタ プリウスが出場した。

 今大会、PETRONAS TOM'S SC430 36号車のロイック・デュバルが海外のレースに出場するため、中嶋一貴のパートナーとしてリチャード・ライアンが36号車をドライブすることとなった。

◆予選◆

 3日(木)は午前中の公式練習走行から雨に見舞われ、午後1時からの予選1回目、午後2時半からのスーパーラップ共にウェットコンディションで行われた。今季より、スーパーラップ方式の予選は規則が変更され、予選1回目は一人のドライバーのアタックで順位を決め、上位10台がスーパーラップへ進出。スーパーラップは予選1回目とは異なるドライバーがアタックし、トップ10グリッドを決定する。

 予選1回目はDENSO KOBELCO SC430 39号車の脇阪寿一が4番手。ENEOS SUSTINA SC430 6号車の伊藤大輔が5番手。36号車のライアンが6番手。開幕戦で勝利を飾り、40kgのウェイトハンデを積むZENT CERUMO SC430 38号車は平手晃平が駆り8番手でスーパーラップに進出。

 WedsSport ADVAN SC430 19号車(荒 聖治)が12番手、公式練習走行中にスピンを喫し車両にダメージを負ったKeePer Kraft SC430 35号車は、何とか修復してアンドレア・カルダレッリが予選に出走したが、15番手でスーパーラップ進出ならず、グリッドが確定した。

 スーパーラップは、予選1回目の順位の逆順アタックで、徐々に路面コンディションが良くなっていく状況の中、3番手出走の38号車の立川祐路、5番手出走の36号車の中嶋がそれぞれトップタイムを塗り替えて行った。続いてアタックした6号車の大嶋和也は、中嶋のタイムを0.8秒も上回る好タイムでトップに浮上。昨年春の富士大会でポールポジションを獲得している、39号車の石浦宏明が続いてアタックしたが、0.013秒大嶋に及ばず。

 その後、大嶋のタイムも僅差で破られ、惜しくもポールポジション獲得はならなかったものの、6号車は最前列2番手、39号車が3番手の好グリッドを獲得。36号車が5番手、38号車が6番手で3列目に並んで決勝に臨むこととなった。

 GT300クラスでは、唯一のハイブリッドGTレーシングカーとして注目を集めるapr HASEPRO PRIUS GT 31号車が、海外のスーパーカーを相手に見事スーパーラップに進出し、8番手グリッドを確保した。

◆決勝◆

 4日(金)朝8時半からのフリー走行は、雨こそ上がったもののウェットコンディションで行われた。その後コンディションは回復し、決勝前のウォームアップ走行の時点では路面は完全にドライとなっていたが、車両がグリッドに並んでスタートを待つ間に雨が降り始め、各車難しい判断を強いられる中、セーフティカーの先導で全車スリックタイヤのまま走行を開始した。

 セーフティカー走行下の1周目にいきなり36号車がピットインし、レインタイヤに交換。セーフティカー走行が続いた翌周には、雨脚が強まったため他の大半の車両もタイヤ交換のためにピットへ向かい、ピットレーンは大混乱。ピットに入らずコース上に残った数台の後方に36号車が続く形となり、その後方はピットでの作業で順位が大きく変動することとなった。

 2周目を終了した時点でセーフティカーが戻ると本格戦がスタート。中嶋の駆る36号車は、スリックタイヤのままの前走車を一気にごぼう抜きし、首位に浮上。これに大嶋の6号車と立川の38号車が続き、SC430が1-2-3体制となった。しかし、5周目の1コーナーで38号車はコースオフを喫し後退。  36号車、6号車が1-2で逃げる後方では、スタート直後の混乱と接触で一度は12位まで順位を落とした石浦の39号車が目覚ましい追い上げを見せ、10周目には4位までポジションアップ。

 まもなく雨は止んで路面は乾いていったため、14周目には39号車、15周目には36号車がピットへ向かい、スリックタイヤに交換。1周早くピットに入りタイヤを暖めた39号車は、ピットアウトしたばかりの36号車をパス。レインタイヤのまま走り続ける車両を除くグループでの首位に浮上した。

 17周目にピットインした6号車は、ピットアウト時に他車と交錯しペナルティを受けることとなり、また、ピット作業違反も取られて大きく後退してしまった。

 38号車はレインタイヤのまま首位で粘り、26周目にピットイン。立川から平手へとドライバー交代を行ったが、順位は9位まで落としてしまった。

 これで首位に立った39号車は石浦がハイペースでの周回を重ね、2位の36号車との差をじりじりと広げていった。

 45周目、39号車と36号車が同時にピットインし、それぞれ脇阪とライアンにドライバーチェンジ。先のピットでドライバー交代を行っていたライバルの2台がピットを遅らせる作戦に出たため、39号車がこの2台に続く3位、36号車は1台の先行を許し5位での中盤戦となった。

 63周目、ストレートエンドでGT300車両がクラッシュ。これによりセーフティカーが入り、隊列を整え、39号車がトップ、36号車が3位で68周目に再スタート。トップと同一周回はわずか6台での争いとなった。

 首位には立ったものの、規定によりもう一回のピット作業とドライバー交代を行わなくてはならない39号車は、脇阪がベテランならではの走りで後続の猛追を凌いだが、82周目についにピットイン。翌周には36号車もピットへ。先のセーフティカー走行中に2度目のドライバー交代を終えたライバルの2台はピットに入らず走行を続けたため、石浦が最後のスティントを担当する39号車は首位に40秒差の3位、中嶋の36号車は5位でコースへ復帰した。

 残り20周となったあたりで、再び空から雨が落ち始めた。上位の2台がロングスティントでペースが落ちる中、39号車の石浦が猛烈なスパートを開始。100周を過ぎた時点でまだ30秒近くあった首位との差を、104周目には6秒差、そして残り5周で1秒差まで詰めると、続く1コーナーでついに逆転、首位を奪取した。

 39号車はその後もペースを緩めることなく、見事トップでチェッカー。サードチームに2004年セパン戦(当時はJGTC/スープラ)以来となる勝利をもたらした。石浦はGT500クラス通算3勝目。脇阪は11勝目を挙げることとなった。LEXUS SC430は開幕戦岡山に続き2連勝。

 36号車は残り2周で前走車をかわし4位。38号車が8位、6号車が10位でフィニッシュし、ポイントを獲得した。

 GT300クラスでは、31号車がレースを通してトップ10圏内でのバトルを繰り広げ健闘。終盤には前を走るポルシェをパスし、観客から大きな声援を浴びるなどの活躍を見せ、見事6位でフィニッシュ。デビュー2戦目にしてポイント獲得を果たした。

 あまり天候には恵まれなかった2日間にもかかわらず、サーキットには多くの観客が訪れ、2日間を通して8万3千人もの観客がSUPER GTの魅力を満喫した。

DENSO KOBELCO SC430 39号車 ドライバー 脇阪寿一:
去年はずっと悔しい思いをして来たので、この結果はありがたいと思っている。昨年、井口選手と石浦選手でチームを上昇ムードに持って来て、そこへ自分が加入した。チームと石浦選手に優勝させてもらったと思っており、この結果は井口選手がいても同じだったと確信している。レースは、今日は何がなんだったのかわからない。久しぶりの優勝で、本当ならドキドキするはずなのだが、とてもレースを楽しんだ自分がいる。最後の石浦の走りは、以前の相棒のアンドレ・ロッテラーを彷彿とさせる素晴らしいもので、そこにSARDのチーム力も加わった結果だと思う。
DENSO KOBELCO SC430 39号車 ドライバー 石浦宏明:
いろんな事がありすぎて、まだよくわからない状況ではあるが、まずスタートで接触がありコースアウトしてしまったため、我を忘れて走りに集中し、自分がトップだと思って走り続けた。最後のスティントでは雨が降って来て、ピットに入った方が良いのか悩んだが、ミシュランタイヤの強さが発揮でき、他のクルマよりも速いラップタイムが刻めたので、そのまま走行した。ずっと攻め続け、また(脇阪)寿一さんの走りにも助けられ、結果を出すことができて良かった。他のTDPのドライバーが活躍する姿を見て、自分の存在をアピールしたいと思っていたので、優勝できて本当に嬉しい。
Text & Photo: TOYOTA

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が開幕戦に続き2位表彰台を獲得し、ポイントリーダーに浮上 (HONDA)

  • 2012年5月4日(金)・決勝 会場:富士スピードウェイ(4563km) 周回数:110周 天候:曇りときどき雨 気温:19℃(14:00現在) 路面温度:22℃(14:00現在) コースコンディション:ドライときどきウエット 観客:5万7000人(主催者発表)

 5月4日(金)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、2012 オートバックス SUPER GT第2戦「FUJI GT500km RACE」の決勝レースが行われました。

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 3日(木)に行われた予選では#32 EPSON HSV-010(道上 龍/中山友貴組)がポールポジションを獲得。#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)は8番グリッド、#18 ウイダー HSV-010(小暮卓史/カルロ・ヴァン・ダム組)は9番グリッド、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は11番グリッド、#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/小林崇志組)は14番グリッドを手に入れました。

 決勝レースの行われる5月4日(金)は朝から雨が降ったり止んだりの空模様となりました。フリー走行が始まる午前8時30分にはほぼ雨は止んだものの、路面は完全なウエット。この難しいコンディションのなか行われたフリー走行では、#17 KEIHIN HSV-010が1分44秒110で4番手に入ったのを筆頭に、#18 ウイダー HSV-010は7番手、#32 EPSON HSV-010は8番手、#100 RAYBRIG HSV-010は13番手、#8 ARTA HSV-010は14番手のタイムをマークしました。

 やがて雨は上がり、昼前にはコースも乾きましたが、あと15分で決勝レースのスタートを迎える午後1時45分頃になると小雨がぱらつき始めました。霧雨のような雨はそのあとも降り続き、路面を次第に濡らしていきます。ただし、全車すでにスリックタイヤを装着しており、スタートまでにレインタイヤに交換することはできません。そこで主催者は危険を回避するため、セーフティカーが競技車を率いる形でスタートすることを決めました。

 スターティングドライバーは、#32 EPSON HSV-010が中山選手、#100 RAYBRIG HSV-010が伊沢選手、#18 ウイダー HSV-010が小暮選手、#17 KEIHIN HSV-010が金石選手、#8 ARTA HSV-010はファーマン選手が務めます。

 午後2時、セーフティカーに先導された状態でスタートが切られると、競技車は次々とピットに入ってレインタイヤを装着しました。ただし、GT500クラスでは#8 ARTA HSV-010のみスリックタイヤでコース上に留まり、逆転を期す作戦を選択します。しかし、3周目が終了したところでセーフティカーがピットに戻り、競技が本格的に開始されると、スリックタイヤで走行するのが極めて困難な状況となりました。#8 ARTA HSV-010に乗るファーマン選手は懸命にマシンをコントロールしましたが、コースアウトを喫して右フロントセクションにダメージを負ってしまいます。そのあと、#8 ARTA HSV-010はピットインしましたが、修復が困難な状態だったため、残念ながらここでリタイアとなりました。

 全車がウエットタイヤに履き替えた状態で迎えた10周目、Honda勢のトップは#100 RAYBRIG HSV-010の6番手で、以下、#18 ウイダー HSV-010は7番手、#17 KEIHIN HSV-010は10番手、#32 EPSON HSV-010は11番手につけていました。このころになると雲の合間から日差しが見えるようになり、#32 EPSON HSV-010は11周目が終わったところでいち早くピットストップ、スリックタイヤに履き替えました。そのあと、多くのGT500車両が17周目までにスリックタイヤへの交換を実施し、コース上に残った14台中、#18 ウイダー HSV-010を含む計3台はレインタイヤのまま走行を続け、トップ3を占めることとなりました。しかし、そのあともコースは乾くいっぽうとなったため、#18 ウイダー HSV-010は22周目が終わったところでスリックタイヤに履き替えます。結局、全車がスリックタイヤへの交換を終えたのは28周目のことで、この時点では、4番手に駒を進めた#100 RAYBRIG HSV-010がHonda勢の最上位で、以下、#17 KEIHIN HSV-010は5番手、#32 EPSON HSV-010は6番手、#18 ウイダー HSV-010は8番手につけていました。

 そのあとも雨は降ることなく、ドライコンディションのもとでレースは続行し、46周目にはライバルのピットストップの間に#100 RAYBRIG HSV-010が2番手に躍進、表彰台圏内に入りました。この46周目の段階では、38周目にピットストップを行っていったんは順位を落とした#17 KEIHIN HSV-010が9番手、44周目にピットストップを行った#32 EPSON HSV-010は11番手、40周目にピットストップを行った#18 ウイダー HSV-010は12番手となりました。

 61周目、GT300クラスの車両がメインストレート上でクラッシュ。この事故処理のため、セーフティカーが出動して競技車を先導するセーフティカーランとなりました。この過程でGT500クラスとGT300クラスの車両はいったんストレート上に停止し、隊列を整える作業が行われ、そのあと、改めてセーフティカーランが再開されました。このセーフティカーランが行われている66周目に#100 RAYBRIG HSV-010はピットストップを実施。ドライバーも山本選手から伊沢選手へと交替し、残りの周回を最後まで走りきる作戦を遂行します。これにより、いったんは6番手となりましたが、先行する5台のうち4台はフィニッシュまでにもう1度ピットストップを行わなければならず、#100 RAYBRIG HSV-010は実質的に2番手を走っている状況となりました。同じ66周目、#17 KEIHIN HSV-010はもライバルをパスして4番手に躍進。#32 EPSON HSV-010は10番手、#18 ウイダー HSV-010は13番手で走行を続けていました。

 先行するライバルたちが84周目までに最後のピットストップを行うと、#100 RAYBRIG HSV-010は2番手に順位を上げました。このあと、#100 RAYBRIG HSV-010に乗る伊沢選手はトップのマシンを攻略すべく、全力を振り絞りましたが、2台の戦いは一進一退を繰り返し、なかなか決着がつきません。

 レースが残り20周になった90周目を迎えると、しばらく、止んでいた雨が再び降り始めました。そのあと、いったん雨脚は弱まりましたが、97周目頃からは再び勢いを増して路面を濡らすようになります。コンディションの変化を受け、トップを走るライバルは103周目にピットストップ、レインタイヤへと交換しました。対する#100 RAYBRIG HSV-010はスリックタイヤのままレースを走りきる判断を下し、ついに首位へと浮上します。

 やがてコースはほぼ全面的にウエットコンディションとなり、伊沢選手は滑る路面に苦戦しながらも奮闘をみせますが、#100 RAYBRIG HSV-010の直後を走っていたライバルが装着するタイヤは、このような状況でもタイムの落ち幅が少なく、このため首位を走る#100 RAYBRIG HSV-010を猛追。残り4周となる106周目にこのライバルに逆転され、#100 RAYBRIG HSV-010は2番手となりました。

 結果的に#100 RAYBRIG HSV-010は2番手のまま最後まで走りきり、開幕戦岡山国際に続いて2戦連続の2位フィニッシュを果たしました。

 一方、#17 KEIHIN HSV-010は83周目にピットストップした影響もあって6位で完走。#18 ウイダー HSV-010は小暮選手の懸命の力走により9位でチェッカーフラッグを受け、#32 EPSON HSV-010は11位でフィニッシュしました。優勝は#39 DENSO KOBELCO SC430でした。

 この結果、#100 RAYBRIG HSV-010は30ポイントとなりチャンピオン争いのトップに浮上。#17 KEIHIN HSV-010は16ポイントで5番手、#18 ウイダー HSV-010は6ポイントで11番手、#8 ARTA HSV-010は5ポイントで12番手となっています。

 次戦は6月9、10日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催されます。

松本雅彦|Honda GTプロジェクトリーダー
 「結果として優勝できなかったのは残念ですが、シーズン前のテストでやってきたことが成績となって表れたと考えています。特に、#100 RAYBRIG HSV-010の2位は、ブリヂストン・タイヤを装着するマシンとしては最上位で、30kgというハンディウエイトを跳ね返しての上位入賞は価値あるものです。これまでHSV-010 GTは富士スピードウェイを苦手としていましたが、今回はライバル陣営の特性をいたずらに追いかけることなく、HSV-010 GTのよさを生かすセッティングとしたことがこの成績に結びつきました。次戦のセパンは一転してHSV-010 GTが得意とするコースです。冬に行ったテストでもいい感触をつかんでいますし、新投入のエアコンが威力を発揮してくれるはずなので、優勝目指して全力で挑みます。引き続き、ご声援をよろしくお願い申し上げます」
伊沢拓也(2位 #100 RAYBRIG HSV-010)
 「本当に難しいコンディションの中で、チームとドライバーが一丸となって作戦を考え、それをミスなく実行できました。1回目のピットインで確実にドライバーを交替できたこと、そして山本選手と共に燃費を考慮しつつもしっかりしたペースで走り続けたことが2位という結果につながった最大の要因だったと思います。優勝できなかったことは悔しいですが、このレースで絶対にポイントリーダーに立ちたいと思っていたので、それを達成できたことは大きいです。次戦のセパンではハンディウエイトが重いですが、これまでのような強いレースをすればチャンスは必ずやってくると思いますので、それに向けてさらにレベルアップして臨みたいと思います」
山本尚貴(2位 #100 RAYBRIG HSV-010)
 「欲を言ってしまえば勝てたレースだったかもしれませんが、トップ争いが常にできていることが何よりもうれしいです。今回のような悪コンディションの状況では、今までは何らかのミスが生じていましたが、今日は何ひとつミスなく、常に上位で走れました。ポイントランキングのトップにもなれてとても気持ちがいいですし、チーム、ドライバー共にとても自信になったのではないかと思います。今はどんな状況でも絶対にチャンスが来るという自信があります。次戦のセパンはマシンとの相性もよいサーキットなので、今日のように落ち着いてレースすることを心掛け、優勝を目指したいと思います」
金石年弘(6位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「途中まではいいペースで走れていましたが、終盤に雨が降ってきた際にタイムを落としてしまいました。雨が降るまではマシンのバランスがよく、タイムの落ち幅も少ない安定したレースが展開できたので、コースコンディションが変化した際の対策をチームとしっかり話し合って、次戦につなげたいと思います」
塚越広大(6位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「天気やコンディションがころころと変化するレースでしたが、自分の与えられたスティントは終始ドライコンディションだったので、少しでも前に追いつくという自分の与えられた仕事をまっとうすることができたと思います。ただ、このような天候でもしっかりと上位に食い込めるようにならないといけないので、まずは予選でしっかりと上位を獲得し、優勝争いができるようにがんばります。次戦のセパンは個人的にも好きなサーキットですので、必ずよい結果を出したいと思います」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝 雨に翻弄された大荒れの展開を制し、#39サードが8年ぶりの勝利を獲得!

2012オートバックス スーパーGT第2戦「FUJI GT 500KM RACE」の決勝レースが5月4日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。
レースはスタート直前とゴール間際に雨が降ったために大荒れの展開となったが、終盤ハイペースの追い上げを見せた#39DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明組)が110周の長丁場を制し、チーム・サードに8年ぶりの勝利をプレゼントした。
GT300クラスもめまぐるしく順位が入れ替わる混戦の中、終盤に見事なオーバーテイクを連発した#0GSR初音ミクBMW(谷口信輝/片岡龍也組)が優勝した。
(天候:曇り時々晴れ コース:ウェット>ドライ>ウェット 観客動員数:57,000人)

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直前になって小雨が降り始めたため、決勝レースは午後2時にセーフティーカーの先導でスタートした。
このため1周目からウェットタイヤに履き替えるためにピットインする車両が続出、2周目にはピットに殺到した車両達が出口で渋滞する事態も発生した。

セーフティーカーは3周でピットに飛び込み、4周目から追い越しが可能になると、1周目でタイヤ交換を行った#36ペトロナスSCが一気にトップに躍り出る。スタートドライバーは中嶋一貴だ。
ところが5周を終える頃には空が再び明るくなり始め、9周辺りから再びスリックにタイヤを履き替えるチームが相次ぐ。この混乱の中、15周目に36号車と同時にピットインした#23モチュールGT-Rがピットレーン上で前に。こちらは本山哲がスタートを担当した。
先行を許した#36中嶋は#23本山を猛追するが16周目の最終コーナー立ち上がりで僅かにリヤを滑らせてしまう。この隙に中嶋のインに飛び込んできたのが39号車の石浦だった。

#39石浦はリスタート直後に他車との接触により一時は9位まで順位を落としていたが、そこから見事な追い上げを見せ、17周目のダンロップ進入でアウトにはらんだ本山のインをついて抜き去って4位に浮上した。
前を走る3台、#12カルソニックGT-R、#38ZENT SC、#6エネオスSCはいずれも浅溝タイヤで走行を続けており、スリックに交換するのは時間の問題であった。
結局12号車は21周目、38号車は26周目にスリックへの交換とドライバーチェンジを同時に行い、6号車にはなんとピットアウトしてきた#0初音ミクBMWとの接触によりドライビングスルーペナルティが課せられてしまった。
これで#39デンソーSCがトップに。しかし?#39石浦は45周終わりで#36中嶋とともにピットイン。ここで給油とドライバー交代を行ったため、#12カルソニックGT-Rが再びトップに立つ。2番手には#100レイブリックHSVがつけた。
この2台はスリックへの交換をできるだけ引き延ばし、以降のピットストップを1回で済ませる作戦をとっていたため、残り周回数から逆算すれば1スティントで45周近くを走らなければならないことになる。
これは相当なギャンブルになるかと思われたが、61周目に入ったところで#15アートテイストポルシェがホームストレート上でスピンを起こし、ピット出口のガードレールに激突するアクシデントが発生、これにより再びセーフティーカーが導入されることになった。

このことで燃費的には幾分楽になった#12カルソニックGT-Rは65周目で予定通りピットへ。松田次生から再びオリベイラに交代して隊列の最後尾に復帰した。

セーフティーカーは66周目でピットイン。67周目からレースはリスタートとなる。
この時点での順位は#39、#23、#36、#17、#12、#100の順。
上位4台が最後のピットストップを終えた84周目には再び12号車がトップに立った。

レースはこのまま#12カルソニックGT-Rの優勝で決着するかと思われたが、残り20周となったところで再び雨が降り始めた。
全てのドライバーがスリックタイヤで苦しい走行を強いられる中、トップの#12オリベイラは102周終わりでとうとうピットへ。浅溝タイヤを装着してコースに飛び出して行った。
これでトップに立ったのは#100レイブリックHSV。#12オリベイラは36秒のビハインドを残り周回で取り戻さなければならなくなった。
一時は1周で6秒以上上回るラップタイムを記録した#12オリベイラだったが、雨はそれ以上激しくはならず、徐々にペースが落ち始める。
一方、#39石浦はこの難しいコンディションの中でミシュランタイヤの性能を遺憾なく発揮して前を走る#100伊沢拓也との差を一気に縮め、106周目の1コーナーで抜き去ってトップに立ち、そのまま逃げ切った。

チーム・サードにとってこの勝利は2004年6月のJGTC第3戦セパン以来のもの。実に8年ぶりの勝利だった。

GT300クラスも天候に翻弄されてめまぐるしく順位の変わる展開となったが、序盤に#6エネオスSC、終盤には#18ウイダーHSVとの接触により順位を落とした#0初音ミクBMWが緻密なピット戦略と谷口の積極果敢な走りで見事に挽回、97周目に高木真一の駆る#43ARTAガライヤをダンロップ手前で抜き去ってトップに立ち、今季初勝利をものにした。

次回の舞台はマレーシアのセパンサーキット。6月10日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝優勝記者会見

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石浦宏明(GT500:#39 DENSO KOBELCO SC430)
gt_r02_r_pc_ishiura  雨の中、1周目の接触でポジションダウンしてしまいましたが、何があるかわからないので気を抜かずにいきました。途中かなり前が離れての3位でしたが、終盤の雨に救われました。ミシュランタイヤのおかげで攻め続けられましたし、寿一選手が後ろを抑えたりしてくれたおかげです。今後もこの調子でいきたいと思います。
脇阪寿一(GT500:#39 DENSO KOBELCO SC430)
gt_r02_r_pc_wakisaka  去年は悔しい思いをしたので、待ち望んでいた優勝です。チームと石浦選手に感謝しています。レースは、ほとんどワケわかりませんでした(笑)。でも、最近のスーパーGTは蓋を開けてみないとわからないですから、こんな感じだと思います。最後にレースの神様が降りてきたんだと思います。  ミシュランタイヤは最高のパートナーですね。2チームのみの供給なので、一緒に研究しながら強力タッグで上を目指している感じがしています。  一度勝ったので、3戦目以降は気負わずにいきたいと思います。
谷口信輝(GT300:#0 GSR 初音ミク BMW)
gt_r02_r_pc_taniguchi  天候のおかげで泥試合になりました(笑)。実は燃費も厳しかったんですが、エンジニアの判断が良かったと思います。トップでバトンを受けたまでは順調でしたが、小暮選手にぶつけられて3位に落ちたときは怒り心頭でした。でも、あれで燃えて速く走れたような気もします。終盤の雨はほんとに恵みの雨でした。  今日は荒れたレースだったので勝てましたが、速さはまだまだです。今後も苦しいレースが続くと思います。
片岡龍也(GT300:#0 GSR 初音ミク BMW)
gt_r02_r_pc_kataoka  荒れればチャンスはあると思っていました。なるべく多く走るのが僕の使命でした。それを果たしてトップで引き継げましたので、あとは谷口選手に任せてゆっくり観戦していました……が、あの(小暮選手との)アクシデントでズッコケました。  でも、終盤の雨が味方してくれました。浮き沈みの激しいレースでしたが、結果オーライです。
Text: Shigeru KITAMICHI/ Photo: Keiichiro TAKESHITA

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2012 第3戦 (富士) 決勝

プレスインフォメーション 2012年5月04日

富士. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2012年シリーズ 第3戦 決勝レースを、2012年5月4日(金) 富士スピードウェイ(静岡県)にて開催いたしました。

天候:曇 路面:ドライ 気温:18℃ 路面温度:20℃(スタート時)

Porsche Carrera Cup Japan(PCCJ)第3戦が5月4日(金)、富士スピードウェイで開催された。早朝、関東地方に大雨を降らせた前日の雲が富士スピードウェイには残り、路面はしっとりと湿っている。8時30分からスタートしたスーパーGTのフリー走行ではウエット宣言が出され、スーパーGTマシンのほとんどが浅溝タイヤで走り出すコンディション。スーパーGT走行時には小雨がパラついたものの本降りには至らず、路面もスーパーGTマシンが走行を重ねていったことでライン上は次第に乾いていった。

そして11時50分。色とりどりの17台がグリッドにそろい、決勝レースへ向けて徐々に緊張感が高まっていく。#14 平川亮 #22 Michael GREEN、#11 山野直也、#90 Igor SUSHKO、#5 高見沢一吉、そしてジェントルマンクラストップとなる#32 飯田太陽らが上位陣に名を連ねる。折しも雲の隙間から太陽が覗いた12時ちょうど、フォーメーションラップがスタート、カン高いエキゾーストノートを残して全車が1コーナーの先に消えていった。やがて、間隔を空けてタイヤを暖めながら走行していたマシンが、コントロールラインに向けて隊列を形成していく。再びグリッドが埋まり、グランドスタンドで多くの観客が固唾をのんで見守るなか、12時4分にスタートが切られた。

ホールショットを決めたのはポールポジションの#14 平川。続いて好スタートを決めた#11 山野が続く。車列は#22 GREEN、#90 SUSHKO、#5 高見沢、#32 飯田という順。オープニングラップを終えて、#14 平川を先頭に各車メインストレートへと戻ってくる。ところが、ピットロード出口付近で#90 SUSHKOがクラッシュ。壁に接触し、1コーナーを飛び出してしまった。これでトップ争いは完全に#14 平川と#11 山野の一騎打ちとなる。

レースが大きく動いたのは5周目の1コーナー。4周目の最終コーナーで#11 山野が#14 平川にぴたりと食いつく。そのままストレートでスリップストリームに入り、1コーナーのイン側から鮮やかなオーバーテイク。そして#11 山野は、ややタイヤが苦しい#14 平川をじわじわと引き離していく。一方、中段のジェントルマンクラス首位争いも熱を帯びていた。#16 横幕ゆぅが#32 飯田を退け、#8 櫻井澄夫と秒差の接戦を展開。一時は#8 櫻井が0.3秒差にまで迫るなど、熱のこもったバトルが展開された。

15周目、#11 山野は0.8秒だった#14 平川との差を最終的には7.642秒に広げてトップチェッカー。車両保管場所には実兄である山野哲也も祝福に訪れ、山路慎一とも堅い握手を交わした。#11 山野は「勝つことができてうれしいです。レースウイークはずっと雨で、ドライは走ったことがなかったので不安もありましたが、山路さんのセッティングを信じて走りました。いいセットが見つけられたので、次の第4戦と第5戦も勝つつもりで臨みます」とコメント。一方の#14 平川は「ドライビングミスもありましたが、タイヤのタレが早くて自分でもコントロールできませんでした。マシンは問題ないので、次戦富士での課題としていきたいと思います」と反省の弁。

ジェントルマンクラスは#16 横幕が#8 櫻井を引き離し、今シーズンクラス2勝目を飾った。#16 横幕は「後ろに迫られた時は、いずれもミスをしていた時でした。プッシュすれば引き離すことができたので、抜かせない自信はありましたね。前の神取さんはクラスが違うので無理に追わず、タイヤを温存しながら余裕をもって走ることができました」と冷静に戦況を分析し、さらに「次の富士も勝利を狙っていきますよ」と手応えを語った。クラス2位を獲得した#8 櫻井は「今大会は全然ドライで走っていませんでしたが、チームがセッティングを完璧に出してくれたので、そのおかげです。感謝しています」と笑顔。気骨あふれるバトルにメインストレートからは歓声があがるほどだった。

チャンピオンクラスの最終順位はそのまま#11 山野、#14 平川、#22 GREEN。ジェントルマンクラスは#16 横幕、#8櫻井、#19永井というオーダーとなった。

第4戦、および第5戦は6月9〜10日に開催。富士スピードウェイで行なわれる「ザ・ワンメイクレース祭2012富士」において、他のワンメイクレースとの併催となる。数あるワンメイクレースシリーズ随一のスピードを誇るPCCJの迫力をぜひ体感してほしい。


■第3戦 決勝結果
Pos. Car# Driver Class Car Name Gap
1 11 山野 直也 C Excellence M.S. 26'38.850
2 14 平川 亮 C GARMIN PORSCHE +7.642
3 22 Michael GREEN C MIKE DIRECITON +23.805
4 5 高見澤 一吉 C 高見澤整骨院OSSOポルシェ +28.412
5 15 神取 彦一郎 C パワーステーション サムライ +29.655
6 16 横幕 ゆぅ G YOU DIRECTION +35.064
7 8 櫻井 澄夫 G ロードサービス GT3 +37.074
8 19 永井 宏明 G ナインレーシング +37.291
9 7 水谷 晃 C DIRECTION RACING +38.262
10 32 飯田 太陽 G KRM ケーズフロンティア +38.613
11 2 田島 剛 G 911magTAJIMAGT3 +39.064
12 33 Tetsuo OGINO G KRM ケーズフロンティア +41.748
13 3 江本 玄 G アキラレーシング GT3 +53.344
14 21 高田 匠 G TAKUMIRacingGT3 +58.790
15 6 ARTE ROSSI G JHM DIRECTION 1'32.628
16 29 中川 國敏 G Adelcars GT3 Cup 1Lap
17 90 Igor SUSHKO C OGT! 豊通エレクトロニクス 2Laps

ベストラップ:#11 山野 直也 1'46.032 6/15 (Champion Class)
ベストラップ:#16 横幕 ゆぅ 1'47.174 8/15 (Gentleman Class)


ポルシェジャパンKK.プレスリリース

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝結果

■GT500クラス

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/04) Final Race Weather:Rainy-Cloudy Course:Wet-Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
139DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI41103:21'14.137
2100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS3011012.055
323MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS1611032.107
436PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
リチャード・ライアン
BS1211035.301
5*12カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS211049.111
617KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS221101'00.738
71S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI61101'24.046
8*38ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS401091Lap
9*18ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS81091Lap
10*6ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS1091Lap
1132EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1091Lap
12*35KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS1082Laps
1319WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1073Laps
1424D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH9812Laps
---- 以上規定周回数(77Laps)完走 ----
-*8ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS105105Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 ロニー・クインタレッリ(S Road REITO MOLA GT-R) 1'35.189 (91/110) 172.570km/h
  • CarNo.12は、接触行為により注意喚起(黒白旗を提示)
  • CarNo.38は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗追い越し)違反により、ペナルティストップ10秒を科した。
  • CarNo.6は、SUPER GT Sporting Regulations第3章第30条1.a(他者への追突行為)違反によりドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.6は、SUPER GT Sporting Regulations第3章第34条1.3)ピット作業違反(給油中のタイヤ交換)により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.35は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(SC導入後リスタート時の追い越し)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.8は、SUPER GT Sporting Regulations第3章第30条1.aおよびb.違反によりドライビングスルーペナルティを科すも、リタイアにつき留保とする。
  • CarNo.6は、SUPER GT Sporting Regulations第3章第30条1.aおよびb.(他者への追突行為)違反によりドライビングスルーペナルティを科した。
■GT300クラス

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/04) Final Race Weather:Rainy-Cloudy Course:Wet-Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
10GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH221043:21'52.575
22エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH810415.761
366triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH10417.529
443ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS1010439.251
511GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL401031Lap
631apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1031Lap
787JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH1031Lap
8911エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH301031Lap
961SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH1022Laps
1052GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
黒澤 治樹
YH1022Laps
114GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YH1022Laps
1222R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH1013Laps
1330IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH61004Laps
1486Verity BOMEX ランボ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
山下 潤一郎
松田 秀士
YH1004Laps
1521ZENT Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
都筑 晶裕
シンディ・アレマン
谷口 行規
YH41004Laps
16*20Racerbook Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
フランク・ユー
野田 英樹
小林 賢二
YH995Laps
17*27PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH2986Laps
18*3S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
関口 雄飛
千代 勝正
YH8618Laps
---- 以上規定周回数(72Laps)完走 ----
-*88マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YH6143Laps
-15ART TASTE PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
ティム・ベルグマイスター
土屋 武士
ヨルグ・ベルグマイスター
YH165846Laps
-85JLOC Exe ランボルギーニ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
加納 政樹
阪口 良平
YH5252Laps
-33HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK123074Laps
-360RUNUP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH1688Laps
-48DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
井上 恵一
YH3101Laps
  • Fastest Lap: CarNo.66 吉本大樹(triple vantage GT3) 1'42.128 (72/104) 160.845km/h
  • CarNo.20は、SUPER GT Sporting Regulations第3章第34条2.(ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.27は、SUPER GT Sporting Regulations付則-2.3(SC中のピットレーン進入)違反により、ペナルティストップ60秒を科した。
  • CarNo.3は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗中のコースアウト)により、ペナルティストップ10秒を科した。
  • CarNo.88は、SUPER GT Sporting Regulations第3章第34条1.3)ピット作業違反(給油中のタイヤ交換)により、ドライビングスルーペナルティを科した。

SUPER GT

SGT:第2戦富士GTA定例記者会見 中国開催の状況/他

gt_r02_gta_bandoh GTアソシエイション(GTA)はスーパーGT第2戦の開催されている富士スピードウェイで定例記者会見を行った。
今回は年末に予定されている中国でのノンタイトル戦、FIA-GT3車両についての考え方、DTMとの提携の進捗状況の3点について坂東正明代表がコメントした。
その要点は以下の通り。

中国でのノンタイトル戦開催について

昨日から現地プロモータのBCCの人間が来て、GTAとの話し合いを行っているし、今日はDTM招致の際の担当者も合流する予定だ。
話し合いは順調に進んでおり、近いうちに契約を交わしたいと思っている。
開催日は12月23日で、向こう2~3年は継続したいと考えている。
レースフォーマットは現地のテレビ放映等も考慮して50分~1時間程度のレースとしたい。
競技形態やロジスティクス、通関、現地や日本のスポンサー探しについてはこれから考えていきたい。

FIA-GT3車両について

FIA-GT3をGT300クラスへ迎え入れるにあたっては、11年モデルについては12年仕様へのアップデート、12年モデルはそのままで、FIAのBOP(性能調整)に対応させてもらい、以降のモディファイは不可ということで各エントラントには了承してもらっている。
BOPに関してはADACなどで独自の調整を行っている事例もあるが、GTAとしてはFIAヨーロッパ選手権を主催しているSROものを規則とする。

DTMとの提携について

DTM側ではGRAND-AMなどとの規則統合を考えているが、我々としてはドライバーが二人人組で戦うレースフォーマットを崩したくはないし、タイヤについてもワンメイクにするつもりは無い。
それらの点で向こうと衝突している点もあるが、話し合いは前向きに進めている。
今後BMWなどが前倒しでGT500に参戦してくることも考えられるが、その場合はエンジンが違うので性能調整が必要になる。そのことをBMW側が理解してくれるのであれば受け入れたいと思っている。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第2戦富士フリー走行 #1SロードGT-Rがトップタイム

スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の決勝前フリー走行は、#1S Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)がトップタイム。 GT300クラスは#66triple a Vantage GT3(星野一樹/吉本大樹組)だった。

gt_r02_f_1 gt_r02_f_66

昨日から降り続いていた雨は止んだものの、コース上はまだ乾いておらず、朝8時30分から行われた30分間のフリー走行ではスリック、浅溝、どちらのタイヤを装着するかで判断の分かれる難しい走りだしとなった。
しかしそれでもセッションが進むにつれて路面は乾き始め、スリックタイヤを装着した車両が好タイムを記録し始めると様相は一変、各車相次いでスリックを投入することとなった。
セッション前半でトップに立ったのは#39デンソーSC、タイムは1分43秒156だった。
しかし浅溝で走り始めた1号車の柳田が終了間際にスリックタイヤで1分42秒716を叩き出してトップに立った。

GT300クラスはアストンマーチンが序盤でトップタイムを叩き出し、上位9台がFI-GT3という結果に。
予選トップの#11ゲイナーR8は終了間際に平中が5番手タイムを記録している。 JAF-GT最上位は#31プリウスだった。

決勝レースは午後2時より110周(500km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士フリー走行結果

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/04) Free Practice Weather:Cloudy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
150011S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI61'42.716-159.924
2500239DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI41'43.156 0.440159.242
350036ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS1'43.941 1.225158.040
4500417KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS221'44.110 1.394157.783
5500524D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH1'44.126 1.410157.759
6500619WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'44.387 1.671157.364
7500718ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS81'44.558 1.842157.107
8500832EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'44.599 1.883157.045
9500912カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS21'44.840 2.124156.684
105001023MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS161'44.915 2.199156.572
115001138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS401'45.150 2.434156.223
125001235KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS1'46.113 3.397154.805
1350013100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS301'46.792 4.076153.821
14500148ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS101'47.122 4.406153.347
15300166triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH1'48.969 6.253150.747
16300215ART TASTE PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
ティム・ベルグマイスター
土屋 武士
ヨルグ・ベルグマイスター
YH161'49.296 6.580150.296
1730030GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH221'49.923 7.207149.439
1830043S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
関口 雄飛
千代 勝正
YH1'50.694 7.978148.398
19300511GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL401'50.763 8.047148.306
20300687JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH1'50.979 8.263148.017
21300733HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK121'51.179 8.463147.751
22300888マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YH1'51.199 8.483147.724
2330094GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YH1'51.541 8.825147.271
243001031apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'51.618 8.902147.170
25300112エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH81'51.694 8.978147.070
2630012911エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH301'51.850 9.134146.865
273001343ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS101'52.668 9.952145.798
283001452GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
黒澤 治樹
YH1'52.89610.180145.504
2930015360RUNUP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH1'53.47710.761144.759
303001620Racerbook Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
フランク・ユー
野田 英樹
小林 賢二
YH1'53.55510.839144.659
313001761SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH1'54.48511.769143.484
323001821ZENT Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
都筑 晶裕
シンディ・アレマン
谷口 行規
YH41'55.21512.499142.575
333001985JLOC Exe ランボルギーニ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
加納 政樹
阪口 良平
YH1'55.61712.901142.079
343002022R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'56.37013.654141.160
353002127PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH21'56.83114.115140.603
363002230IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH61'56.97714.261140.428
375001536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
リチャード・ライアン
BS121'57.95715.241139.261
383002348DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
井上 恵一
YH1'58.42015.704138.716
393002486Verity BOMEX ランボ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
山下 潤一郎
松田 秀士
YH2'05.16722.451131.239

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選 #3GT-Rがまさかの車検落ち!予選順位は9位に降格

5月3日午後に実施されたスーパーGT第2戦のスーパーラップ後に実施された公式車検で、GT300クラス2位のタイムを記録した#3S Road NDDP GT-R(関口雄飛/千代勝正組)に規定違反が発覚、タイム抹消となる事態が発生した。

今回問題とされたのはエアリストリクターの規定(FIA国際モータースポーツ競技規則附則J項257条A第5項5.2.2)。
吸気口を塞いだ際に正常にエンジンが停止しなかった模様だ。
これにより、関口雄飛の記録したタイムは抹消となり、予選順位は不出走だった#88JLOCランボルギーニの前、9番手で明日の決勝をスタートすることになった。

両ドライバーとも朝の公式練習から好調だっただけに、非常に残念な結果だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)がポールポジションを獲得 (HONDA)

  • 2012年5月3日(木)・予選 会場:富士スピードウェイ(4.563km) 天候:雨のち曇り 気温:18℃(15:00現在) 路面温度:21℃(15:00現在) コースコンディション:ウエット

 5月3日(木)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、2012 オートバックス SUPER GT第2戦「FUJI GT 500km RACE」が開幕し、公式予選が行われました。

gt120503001L.jpg

 全長約1.5kmの長いメインストレートを持つ富士スピードウェイでは、ストレートスピードの伸びが勝負の行方を大きく左右します。一方、コースの後半部分には中低速コーナーの続くテクニカルセクションがあり、ラップタイムを削り取るにはこの部分をいかに速く駆け抜けるかが重要となります。つまり、ストレートスピードの伸びとコーナリングスピードの速さを高い次元でバランスさせることが、富士スピードウェイで好成績を収めるうえで極めて重要になります。そこでHondaは空気抵抗を最小限に抑えながら必要なダウンフォースを発生する専用の空力パッケージを用意し、今大会に臨みました。

 ゴールデンウイーク後半の初日にあたるこの日、東日本は広い範囲で強い雨が降るあいにくの空模様となりました。富士スピードウェイのある小山町にも朝から大雨警報が発令されましたが、幸いなことにサーキット周辺はさほど雨脚が強くならず、予定どおり午前9時に公式練習が始まりました。もっとも、コース上の水量は多く、これに足をすくわれる形でスピンが相次いだ結果、2時間にわたるセッションは計4回にわたり赤旗中断となりました。

 5台のHSV-010 GTは大きなトラブルやアクシデントに見舞われることなくこのセッションを走りきり、1分45秒935を記録して4番手につけた#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)がHonda勢のトップとなりました。そして#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)が9番手でこれに続き、以下、#18 ウイダー HSV-010(小暮卓史/カルロ・ヴァン・ダム組)が10番手、#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/小林崇志組)が13番手、#32 EPSON HSV-010(道上 龍/中山友貴組)が14番手という結果になりました。

 午後に入ると雨脚は弱まり、これにともなってコース上の水量も減りましたが、雨が降り続ける状況に変わりはありませんでした。

 今回の公式予選は「スーパーラップ方式」で実施されました。これは、予選1回目の走行タイム上位10台が、予選2回目として行われる「スーパーラップ」に出場する権利が与えられるもので、スーパーラップでは各車が1台ずつタイムアタックを行い、決勝グリッドを決定します。なお、スーパーラップに進出できなかった車両は予選1回目の順位がそのまま決勝のスターティンググリッドとなります。

 午後1時15分に始まった予選1回目に5台のHSV-010 GTはそろって出走。このセッションでは、路面コンディションにぴったりあったタイヤをチョイスした#32 EPSON HSV-010が好調で、道上選手は1分44秒435をマークして3番手となり、スーパーラップ進出を決めました。また、#100 RAYBRIG HSV-010の山本選手は1分45秒046のタイムで7番手、#18 ウイダー HSV-010のヴァン・ダム選手は1分45秒339で10番手となり、こちらもそろってスーパーラップに進出できることとなりました。一方、#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手は1分45秒413で11番手、#8 ARTA HSV-010のファーマン選手は1分46秒399で14番手となったため、残念ながら予選1回目を突破することはできず、この時点で決勝のスターティンググリッドが決定しました。

 午後3時2分に始まるスーパーラップには予選1回目の上位10台が出走する予定でしたが、ここで2番手につけたライバルがマシントラブルを理由に棄権したため、計9台がタイムアタックを行いました。この頃になると雨はほとんどやんでおり、路面は依然として濡れているもののコース上の水量は次第に減っていきます。スーパーラップの出走順は予選1回目の逆順となるため、予選1回目に10番手となった#18 ウイダー HSV-010の小暮選手が最初にコースインしました。しかし、1コーナーの進入で限界までブレーキングを遅らせた小暮選手は本来のラインから外れ、わずかにコースアウト。ルール上、コースアウトと認定された車両のタイムは無効とされるため、#18 ウイダー HSV-010はスーパーラップに出走した9台の中で最下位にあたる9位が確定しました。

 続いて4番手で出走した#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手は1分45秒264を記録して8番手となりましたが、8番目にアタックした#32 EPSON HSV-010の中山選手が1分43秒699をマークしてその時点のトップに浮上。そして最後にアタックしたライバルがこのタイムに及ばなかったため、#32 EPSON HSV-010のポールポジション獲得が確定しました。マシンを走らせるEPSON NAKAJIMA RACINGにとっては2009年第7戦以来のポールポジションとなり、また、中山選手がアタックしてのポールポジション獲得はこれが初めてとなりました。

 明日の5月4日(金)は午前8時30分から30分間にわたりフリー走行を行った後、500km(110ラップ)の決勝レースは午後2時にスタートする予定です。

松本雅彦|Honda GTプロジェクトリーダー
「どちらかというと苦手とされてきた富士でポールポジションを取れて、とてもうれしく思っています。アタックを担当した中山選手にとっても、初めてのスーパーラップで初めてのポールポジションを取れたので、大きな自信に結びついたことでしょう。雨量の多かった午前中は溝の深いレインタイヤで走行しましたが、このときはタイヤとのマッチングを含めて満足のできる状態までマシンを仕上げることができず、期待するような結果を残せませんでした。予選1回目は#32 EPSON HSV-010のみ浅溝のレインタイヤ、それ以外の4台は深溝のレインタイヤを使用しましたが、コンディションの回復が予想以上に早く、深溝タイヤを履いた4台は上位進出を果たせませんでした。明日は、#32 EPSON HSV-010はとにかく前半から攻めて走り、タイヤの状況を見ながらレース戦略を立てることになるでしょう。残る4台にとっては追い上げのレースとなりますが、500kmと長いレースなので、なんとかトップを目指して戦っていきたいと考えています」
道上龍(ポールポジション #32 EPSON HSV-010)
「フリー走行時は雨が強く、厳しい戦いになると思っていましたが、公式予選が始まる頃には徐々に小降りになり、自分たちの得意としているコンディションになったので、自信を持って走ることができました。公式予選では、とくに後半にタイムが伸ばせたことがスーパーラップ進出へとつながりました。自分の役割をしっかりと果たせたので安心しています。明日は今大会ではまだ一度も走っていないドライコンディションになる予報なので、不安もありますが、決勝の500kmという長丁場を考えると、マシンとタイヤともに好条件がそろっていると思います。少しでも上位でゴールできるようがんばります」
中山友貴(ポールポジション #32 EPSON HSV-010)
「自身としては2009年以来のポールポジション獲得ですが、自分のアタックでの獲得は初めてなので、素直にうれしいです。朝の時点では雨が強く降っており、マシンのフィーリングもあまりよくありませんでした。ただ、雨が小降りになればチャンスがあることは分かっていましたし、道上選手が公式予選で好タイムを出していたので、ミスさえ無ければポールポジションが狙えると思い、集中して走りました。明日は500kmと長いレースですが、昨シーズンから長距離レースでいいパフォーマンスを見せているので、ポールポジションだけでなく、優勝という結果を求めて明日の決勝もがんばります」
Text & Photo: HONDA

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2012 第3戦 (富士) 公式予選

プレスインフォメーション 2012年5月03日
 
富士. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2012年シリーズ 第3戦 公式予選を、2012年5月3日(木) 富士スピードウェイ(静岡県)にて開催いたしました。

天候:雨 路面:ウエット 気温:18℃ 路面温度:19℃(スタート時)

ゴールデンウイークの富士スピードウェイでPorsche Carrera Cup Japan(PCCJ)の第3戦が幕を開けた。岡山国際サーキットでの開幕ラウンドに引き続き、今大会もスーパーGTとの併催イベントとして開催される。岡山大会の第1戦では#90 Igor SUSHKOがまず1勝。翌日に行なわれた第2戦では#11 山路慎一が勝利を挙げて、昨年と異なるシーズンの展開を予感させた。今大会では#11 山路に代わり、山野直也がエントリー。総勢17台が覇を競うこととなる。

5月2日(水)の専有走行は、あいにくの雨。午前中の1本目は#14 平川亮が速さを見せたが、午後のセッションで#11 山野がトップタイムをたたき出した。2本の走行を終えて、総合トップは#11 山野、次いで#14 平川、3番手には#90 SUSHKOという順番に。また、専有走行終了後にはミーティングが開かれ、PCCJアドバイザーを務める影山正美氏より各ドライバーにタイヤの使い方や予選走行時のポイントなどが伝えられた。

そして予選日となる5月3日(木)。特に午前中は東海道沖の低気圧がゆっくり東へと進み、関東地方では荒れた天候に。9時から行なわれたスーパーGTの公式練習ではクラッシュが続出し、数回にわたり赤旗でセッションが中断になるほど、富士スピードウェイは難しいコンディションとなっていた。正午をすぎるころから雨足は弱まり、予選のスタートする13時45分には霧雨へと変化したが、コースのところどころには雨水の流れる“川”が残り、マシンの挙動を乱そうと待ちかまえる。

今回の予選はノックアウト方式ではなく30分間の1セッション勝負。スプリントレースのPCCJにとって予選順位は非常に重要であり、アタックのタイミングを計る集中力と冷静さに加えて、コンディション変化の“読み”も必要となる。レインタイヤは連続走行を続ければどうしてもグリップが落ちる。しかし回復傾向にある路面のことを考えれば、時間ギリギリまで待ってアタックをしたい。妥協点をどこにするか、各ドライバーの判断が明暗を分ける大きなファクターとなる。

全車レインタイヤを装着して臨んだ30分間の予選。トップをいく#14 平川を#90 SUSHKOが追いかける展開で各車がアタックを続けていく。一方、専有走行トップの#11 山野はコンディションの好転とタイヤの温存を狙い、1周してピットに入ったまま動かない。タイムが落ち着きはじめた13分すぎ、#11 山野はようやくスタート。猛然とアタックを開始し早々に1分56秒230をマーク、1分55秒170の#14 平川に肉薄する2番手タイムを出してみせた。ところが#22 Michael GREENが1分55秒755を刻み、#11 山野を抜いて2番手に浮上。#11 山野も負けじとアタックするが、1分55秒102と一歩およばず。最後まで順位の入れ替わりがあり目の離せない予選セッションとなった。
最終的にチャンピオンクラスは#14 平川、#22 GREEN、#11 山野、#90 SUSHKO、#5 高見澤一吉という順位に。ジェントルマンクラスのトップタイムは#32 飯田太陽。#16 横幕ゆぅ、#8 櫻井澄夫、#2 田島剛が続いている。

総合トップの#14 平川は「アタックで失敗し100%満足できる結果ではありませんでしたが、ポールポジションを獲得できたことはよかったと思います。明日はドライのレースになると思うので、スタートをきっちり決めて勝ちを狙います」とコメント。3番手タイムとなった#11 山野は「コンディションがよくなるのを待ってアタックする作戦でしたが、路面状況が思ったほどよくなく、タイムが伸びませんでしたね。明日はスプリントですが15周もあるので、最後に笑えるように頑張りたいです」と前向きな姿勢を見せた。また、ジェントルマンクラスのトップタイム#32 飯田は総合でも6番手というポジションを得て、明日の決勝に臨む。専有走行では10番手タイムだったものの「(専有走行は)雨の中でどんな挙動になるか試していたんです。セッティングもバッチリ決まっていたので序盤でいいタイムが出せました。明日も後ろのプレッシャーに負けないよう頑張ります」と笑顔で語った。

第3戦の決勝は5月4日(金)正午より、15周によって争われる。雨は予選後に上がっており、ドライ路面での激戦が展開されると予想される。


■第3戦 公式予選結果
Car# Driver Class Car Name Time
1 14 平川 亮 C GARMIN PORSCHE 1'55.170
2 22 Michael GREEN C MIKE DIRECITON 1'55.755
3 11 山野 直也 C Excellence M.S. 1'56.102
4 90 Igor SUSHKO C OGT! 豊通エレクトロニクス 1'56.403
5 5 高見澤 一吉 C 高見澤整骨院OSSOポルシェ 1'56.847
6 32 飯田 太陽 G KRM ケーズフロンティア 1'56.882
7 16 横幕 ゆぅ G YOU DIRECTION 1'57.584
8 15 神取 彦一郎 C パワーステーション サムライ 1'58.041
9 8 櫻井 澄夫 G ロードサービス GT3 1'58.176
10 2 田島 剛 G 911magTAJIMAGT3 1'58.547
11 33 Tetsuo OGINO G KRM ケーズフロンティア 1'58.550
12 7 水谷 晃 C DIRECTION RACING 1'58.567
13 6 ARTE ROSSI G JHM DIRECTION 1'58.686
14 19 永井 宏明 G ナインレーシング 1'58.787
15 3 江本 玄 G アキラレーシング GT3 1'58.903
16 21 高田 匠 G TAKUMIRacingGT3 2'00.592
17 29 中川 國敏 G Adelcars GT3 Cup 2'04.775

ポルシェジャパンKK.プレスリリース

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選ポールポジション記者会見

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道上龍(GT500:#32 EPSON HSV-010)
gt_r02_q_pc_michigami  朝のフリー走行では雨の量が多く、ウチには厳しい条件でした。予選1回目ではコンディションも回復して浅溝タイヤでタイムを出すことができました。スーパーラップに向けて良い流れができたように感じています。決勝は……ドライを走っていない不安はありますが、距離も500kmになってタイヤも含めて考えると、ウチにとっては良い条件だと思ってます。
中山友貴(GT500:#32 EPSON HSV-010)
gt_r02_q_pc_nakayama  道上選手が予選1回目、浅溝タイヤでタイムを出してバランスの良さを証明してくれましたので、スーパーラップは集中して自分の走りができました。セクター3でもう少しタイムを稼げたかもしれませんが、満足できるアタックでしたし、この結果は大きな自信になりました。明日は、ファーストスティントをうまくまとめればイケると思います。
田中哲也(GT300:#11 GAINER DIXCEL R8 LMS)
gt_r02_q_pc_tanaka  開幕戦は各チーム準備不足の中で勝つことができ、マシンやチームのポテンシャルの高さを示すことができたと思います。今回は、性能調整の後で、かつウェットコンディションという厳しい条件でのポールですから、これも価値ある結果と思っています。この結果はダンロップタイヤに負うところが大きいと感じています。両クラスのポールがダンロップであることは偶然ではないと思います。決勝は、燃費計算、ピットワークなどをミスなくこなして結果を残したいと思います。リストリクターは小さくなってパワー的には辛いがチャンスはあると思っています。
平中克幸(GT300:#11 GAINER DIXCEL R8 LMS)
gt_r02_q_pc_hiranaka  スーパーラップのウォームアップランで非常に良いバランスでした。今まで何度かアタックを担当していますが、いつも2位どまりでした。今度こそ、というプレッシャーのなかで自分の走りができポールを獲れたことは大きな自信になりました。明日は、最高のポジションからのスタートですから、自信を持ってレースをしたいと思います。
Text: Shigeru KITAMICHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士スーパーラップ #32エプソンが久々のポール獲得!

2012オートバックス スーパーGT第2戦「FUJI GT 500KM RACE」は各クラス10台でスーパーラップを行い、#32EPSON HSV-010(道上龍/中山夕貴組)が1'43.699を記録してポールポジションを獲得した。
GT300クラスは#11GAINER DIXCEL R8 LMS(田中哲也/平中克幸組)がポール。 奇しくも両クラス揃ってダンロップタイヤ装着車がトップに立つ結果となった。
(天候:雨>曇り コース:ウェット)

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スーパーラップは午後2時30分、GT300クラスから行われた。
ところが走行が始まる直前になって#88JLOCランボルギーニと#12カルソニックGT-Rが出走しないことが明らかになる。
88号車はオイルラインのつまりが原因。症状としては軽微な物だったが、後続車量への影響を考慮して走行を取りやめた。
12号車はエンジン交換を実施したことによるもの。いずれもこれによって予選10番手が確定した。

朝から降り続いていた雨は収まってきたものの、路面には未だ多くの水が残っており、依然として滑りやすい難しいコンディションでの走行となったが、#43ARTAガライヤの松浦孝亮、#3S Road NDDP GT-Rの関口雄飛らが好タイムを記録して上位に名を連ねる。 しかし開幕戦岡山を制した#11ゲイナーの速さは群を抜いていた。
平中は岡山戦の後で実施された性能調整やウェイトハンデの影響を感じさせない堂々たる走りで1分50秒249という圧倒的なタイムを叩き出し、自身初のポールポジションを獲得してみせた。

GT500クラスは最初に出走した#18ウイダーHSVの小暮卓史が1コーナーでまさかのオーバーランを喫し、ノータイムとなる波乱で幕を開けた。
続く#1S Road MOLA GT-Rのロニー・クインタレッリは1分45秒128と平凡なタイムに終わったが、それとは対照的に富士をホームコースとするレクサス勢の若手三人、#6エネオスの大嶋和也、#36ペトロナスの中嶋一貴、#39デンソーの石浦宏明らは揃って1分43秒台のタイムを記録して上位に名を連ねる。
しかしその後に出走した#32中山は、こちらも平中と同様初めてのスーパーラップとは思えない堂々たる走りで彼ら三人を凌駕し、トップに躍り出た。

そして最後に出走した#23モチュールGT-Rの本山哲はセクター1こそ中山を上回ったが、セクター2、セクター3と後れをとり、終わってみれば4番手という結果となった。

NAKAJIMA RACINGがポールポジションを獲得するのは2009年9月の第7戦富士以来2年8ヶ月ぶりのことだ。

第2戦決勝は明日午後2時より110周(500km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選総合結果

■GT500 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/03) Total Qualify GT500 Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
132EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'44.4351'43.699158.408
26ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS1'44.8631'43.765158.308
339DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI41'44.6071'43.778158.288
423MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS161'43.6401'44.309157.482
536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
リチャード・ライアン
BS121'45.0041'44.638156.987
638ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS401'45.1701'44.937156.540
71S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI61'52.6731'45.128156.255
8100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS301'45.0461'45.264156.053
918ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS81'45.339no time-
1012カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS21'44.331absence-
1117KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS221'45.413155.833
1219WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'45.478155.737
1324D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH1'45.604155.551
148ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS101'46.399154.389
1535KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS1'46.559154.157
■GT300 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/03) Total Qualify GT300 Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
111GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL401'52.4011'50.249148.997
243ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS101'53.2001'52.996145.375
315ART TASTE PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
ティム・ベルグマイスター
土屋 武士
ヨルグ・ベルグマイスター
YH161'52.5821'53.233145.071
40GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH221'54.5401'53.683144.497
566triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH1'54.9781'53.802144.345
633HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK121'54.6781'54.141143.917
7*87JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH1'52.3761'54.347143.657
831apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'55.3191'54.420143.566
9*3S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
関口 雄飛
千代 勝正
YH1'52.673deleted-
1088マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YH1'55.090absence-
1152GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
黒澤 治樹
YH1'56.559140.931
1261SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH1'56.932140.482
1330IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH61'56.969140.437
14360RUNUP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH1'57.009140.389
15911エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH301'57.090140.292
1648DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
井上 恵一
YH1'57.812139.432
172エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH81'57.952139.267
1820Racerbook Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
フランク・ユー
野田 英樹
小林 賢二
YH1'58.027139.178
1922R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'58.572138.539
2021ZENT Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
都筑 晶裕
シンディ・アレマン
谷口 行規
YH42'00.830135.950
2186Verity BOMEX ランボ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
山下 潤一郎
松田 秀士
YH2'02.241134.380
2227PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH22'02.737133.837
2385JLOC Exe ランボルギーニ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
加納 政樹
阪口 良平
YH2'03.023133.526
-4GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YHAbsence-
-5マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
川口 正敬
植田 正幸
YHAbsence-
  • CarNo.87は、SUPER GT Sproting Regulations付則-6.4.2(SL4周目のヘッドライト不消灯)違反により訓戒とする。
  • CarNo.3は、FIA国際モータースポーツ競技規則付則J項257条A第5項5.2.2)リストリクター適用違反により、SLの記録を削除する。
  • CarNo.4より提出された決勝レース出走嘆願について、審査委員会は次のように決定した。再車検合格のうえ、フリー走行の状態を見て判断する。

SUPER GT

SGT:第2戦富士GT500クラススーパーラップ結果

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/03) Super Lap GT500 Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
132EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'43.699--158.408
26ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS1'43.765 0.066 0.066158.308
339DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI41'43.778 0.079 0.013158.288
423MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS161'44.309 0.610 0.531157.482
536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
リチャード・ライアン
BS121'44.638 0.939 0.329156.987
638ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS401'44.937 1.238 0.299156.540
71S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI61'45.128 1.429 0.191156.255
8100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS301'45.264 1.565 0.136156.053
918ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS8no time---
1012カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS2Absence---

SUPER GT

SGT:第2戦富士GT300クラススーパーラップ結果

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/03) Super Lap GT300 Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
111GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL401'50.249--148.997
243ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS101'52.996 2.747 0.306145.375
315ART TASTE PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
ティム・ベルグマイスター
土屋 武士
ヨルグ・ベルグマイスター
YH161'53.233 2.984 0.237145.071
40GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH221'53.683 3.434 0.450144.497
566triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH1'53.802 3.553 0.119144.345
633HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK121'54.141 3.892 0.339143.917
787JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH1'54.347 4.098 0.206143.657
831apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'54.420 4.171 0.073143.566
93S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
関口 雄飛
千代 勝正
YHdeleted---
1088マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YHabsence---

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選1回目 暫定ポールは#23モチュールGT-R

スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の公式予選1回目は、#23MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ミハエル・クルム組)が暫定ポールを獲得。#12カルソニックGT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)も2番手につけ、GT-R勢が1-2という結果になった。 GT300クラスは#87JLOCランボルギーニGT3(山西康司/山内英輝組)がトップだった。

gt_r02_q1_23 gt_r02_q1_87

今回の公式予選はスーパーラップ方式が採用された。各クラス上位10台のみが次のスーパーラップへの参加を許される。 公式予選1回目は午後1時より各クラス15分間の専有走行のみで争われた。

最初に行われたのはGT300クラスの走行。 コースコンディションが午前中よりも良くなってきたためか、各チーム走り始めから午前中のベストタイムを上回ってきた。 この時点のトップは#87ランボルギーニの山西。2番手には#11アウディの田中哲也がつけ、#15ポルシェの土屋武士が3番手と、ここまではFIA-GT3の独壇場だ。 午前中トップの#3GT-Rは千代勝正が午前中のベストを上回ってみせたが、ここでは4番手に留まった。 GT500クラスは走り始めてすぐに #23モチュールGT-Rのクルムと#100レイブリックHSVの山本がタイヤ交換のためにピットに戻ってきた。

限られた時間内でのギャンブルだったが、これが功を奏してクルムは1分43秒640を終了間際に叩き出して堂々のトップに。#100山本も同様の作戦をとったが、ピットアウトのタイミングもあって7番手と、こちらもスーパーラップ進出を決めてきた。 しかしこれにより敗退することになったのは#100レイブリックの塚越だった。 昨年はミシュラン勢の強さばかりが目立ったウェットコンディションだったが、今回ばかりはブリヂストンが意地を見せた結果と言えるだろう。

スーパーラップはこのあと午後2時30分より、GT300クラスから行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO/ Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選1回目結果

■GT500 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/03) Qualify 1 GT500 Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
123MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS161'43.640--158.499
212カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS21'44.331 0.691 0.691157.449
332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'44.435 0.795 0.104157.292
439DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI41'44.607 0.967 0.172157.033
56ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS1'44.863 1.223 0.256156.650
636PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
リチャード・ライアン
BS121'45.004 1.364 0.141156.440
7100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS301'45.046 1.406 0.042156.377
838ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS401'45.170 1.530 0.124156.193
918ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS81'45.339 1.699 0.169155.942
1017KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS221'45.413 1.773 0.074155.833
1119WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'45.478 1.838 0.065155.737
1224D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH1'45.604 1.964 0.126155.551
138ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS101'46.399 2.759 0.795154.389
1435KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS1'46.559 2.919 0.160154.157
151S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI61'52.673 9.033 6.114145.792
■GT300 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/03) Qualify 1 GT300 Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
187JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH1'52.376--146.177
211GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL401'52.401 0.025 0.025146.145
315ART TASTE PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
ティム・ベルグマイスター
土屋 武士
ヨルグ・ベルグマイスター
YH161'52.582 0.206 0.181145.910
43S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
関口 雄飛
千代 勝正
YH1'52.673 0.297 0.091145.792
543ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS101'53.200 0.824 0.527145.113
60GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH221'54.540 2.164 1.340143.415
733HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK121'54.678 2.302 0.138143.243
866triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH1'54.978 2.602 0.300142.869
988マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YH1'55.090 2.714 0.112142.730
1031apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'55.319 2.943 0.229142.447
1152GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
黒澤 治樹
YH1'56.559 4.183 1.240140.931
1261SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH1'56.932 4.556 0.373140.482
1330IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH61'56.969 4.593 0.037140.437
14360RUNUP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH1'57.009 4.633 0.040140.389
15911エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH301'57.090 4.714 0.081140.292
1648DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
井上 恵一
YH1'57.812 5.436 0.722139.432
172エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH81'57.952 5.576 0.140139.267
1820Racerbook Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
フランク・ユー
野田 英樹
小林 賢二
YH1'58.027 5.651 0.075139.178
1922R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'58.572 6.196 0.545138.539
2021ZENT Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
都筑 晶裕
シンディ・アレマン
谷口 行規
YH42'00.830 8.454 2.258135.950
2186Verity BOMEX ランボ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
山下 潤一郎
松田 秀士
YH2'02.241 9.865 1.411134.380
2227PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH22'02.73710.361 0.496133.837
2385JLOC Exe ランボルギーニ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
加納 政樹
阪口 良平
YH2'03.02310.647 0.286133.526
-4GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YHAbsence-- 0.000
-5マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
川口 正敬
植田 正幸
YHAbsence---

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式練習 雨の中でトップに立ったのは#19ウェッズスポーツSC

スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の公式練習は5月3日の午前、富士スピードウェイで行われた。
昨夜から降り続く雨により非常に滑りやすい路面での走行となったため、コースの各所でコースアウトやクラッシュが続出、4度も赤旗中断が入る荒れた展開となったが、そうした中で#19ウェッズスポーツADVAN SC430(荒聖治/アンドレ・クート組)が1分45秒138をチェッカー寸前に記録してトップとなった。
GT300クラスは序盤からGT500に匹敵する好タイムを記録していた#3S Road NNDP GT-R(関口雄飛/千代勝正組)が1分52秒844でトップだった。

gt_r02_p_19 gt_r02_p_3

ゴールデンウィークに開催される人気の一戦。今回は久々の500kmレースが復活ということもあり、公式予選日はあいにくの雨模様ながら早朝から熱心なファンが詰めかける中、午前9時より2時間の公式練習が開始された。 昨夜からの雨により、コース上はヘビーウェットの状態。

このため、コーナー進入で姿勢を乱すドライバーが相次ぐ。 開始早々に#39デンソーSCがヘアピン手前でスピンアウトしたのを皮切りに、ダンロップコーナーでは#4初音ミクBMWがフロントからバリアに突き刺さり、最初の赤旗の原因を作った。
続いて#35KeePer KRAFT SC、#5マッハ号らが相次いでコースを飛び出し、その都度回収のために赤旗が提示された。
この時点でのGT500のトップは#18ウイダーHSV、GT300は#3GT-Rが18号車の3秒落ちという好タイムでクラストップに立っていた。

公式練習は最後の20分間を各クラスの専有走行に充てていたが、GT300の専有が始まって間もなく、#31プリウスが1コーナーで飛び出し、グラベルに捕まってしまったため、ここで4度目の赤旗中断となった。
残り8分間で再開した走行では、それまでもトップだった#3GT-Rが関口のドライブによりタイムを更に縮め、1分49秒844でトップのまま午後の予選に臨むこととなった。

続いて行われたGT500の専有走行では、次第に回復してきた路面コンディションの影響で終盤各車タイムアップを果たし、#36ペトロナスSC、#19ウェッズスポーツ、#24D'Station、#100レイブリックらによる熾烈なトップ争いが展開され、最後の最後に1分45秒138を荒聖治が叩き出した#19ウェッズスポーツがトップで走行を締めくくった。

公式予選はこのあと午後1時より予選1回目が、午後2時30分よりスーパーラップが行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式練習結果

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/03) Official Practice Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500119WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'45.138-156.240
2500236PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
リチャード・ライアン
BS121'45.274 0.136156.039
350036ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS1'45.683 0.545155.435
45004100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS301'45.935 0.797155.065
5500523MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS161'46.038 0.900154.914
6500624D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH1'46.057 0.919154.887
7500712カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS21'46.160 1.022154.736
850081S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI61'46.257 1.119154.595
9500917KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS221'46.621 1.483154.067
105001018ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS81'46.673 1.535153.992
115001139DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI41'46.891 1.753153.678
125001238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS401'47.358 2.220153.010
13500138ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS101'47.566 2.428152.714
145001432EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'48.878 3.740150.873
1530013S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
関口 雄飛
千代 勝正
YH1'52.844 7.706145.571
165001535KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS1'53.219 8.081145.089
17300211GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL401'54.151 9.013143.904
18300366triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH1'54.916 9.778142.946
193004911エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH301'55.14210.004142.666
20300588マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YH1'55.44010.302142.297
21300687JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH1'56.25911.121141.295
22300733HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK121'56.63111.493140.844
23300852GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
黒澤 治樹
YH1'56.77811.640140.667
24300915ART TASTE PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
ティム・ベルグマイスター
土屋 武士
ヨルグ・ベルグマイスター
YH161'57.18112.043140.183
25300102エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH81'57.22012.082140.136
26300110GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH221'57.40812.270139.912
273001221ZENT Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
都筑 晶裕
シンディ・アレマン
谷口 行規
YH41'57.57812.440139.710
283001343ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS101'57.59512.457139.690
293001461SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH1'58.11312.975139.077
303001531apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'58.21013.072138.963
313001648DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
井上 恵一
YH1'58.85813.720138.205
323001722R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'59.15614.018137.860
333001827PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH21'59.51014.372137.451
343001985JLOC Exe ランボルギーニ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
加納 政樹
阪口 良平
YH2'00.61615.478136.191
3530020360RUNUP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH2'02.66017.522133.921
363002130IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH62'02.75417.616133.819
373002220Racerbook Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
フランク・ユー
野田 英樹
小林 賢二
YH2'02.86117.723133.702
383002386Verity BOMEX ランボ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
山下 潤一郎
松田 秀士
YH2'03.79418.656132.695
39300244GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YH2'06.29421.156130.068
40300255マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
川口 正敬
植田 正幸
YH4'35.9002'50.76259.539

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