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2009年9月

SUPER GT

SGT:フィリップスSUPER GTフェス2009を開催 (PHILIPS)

 株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:上條誠二、以下 フィリップス)は来る10月3日、4日にスーパーオートバックス東雲店にてフィリップスSUPER GTフェス2009‘を開催致します。

 イベント当日には、2009年SUPER GT500クラス出走車両のCar # 18 ROCK ST★R DOME NSXを展示致します。また、4日には、2009年度フィリップスサーキットレディの高梨まりさんも来店し、本イベントを盛り上げます。

 日ご来店頂きましたお客様には、多数特典を取り揃えてお出迎えさせて頂きますので、是非ともこの機会にフィリップスの光をご体感下さい。

【イベント特典】
  1. フィリップス製品をイベント限定価格でご提供させて頂きます。
  2. 09年フィリップスサーキットレディの高梨まりさんとのフォトセッション。<4日(日)のみ>(※フォトセッション参加には条件がございます。店頭のポスター等でご確認下さい)
  3. アルティノンシリーズをご購入頂いたお客様限定でフィリップスノベルティプレゼント(※ノベルティの数量には限りがございます。お早目にお求め下さい)
  4. イベント当日は豪華景品が当たるゲーム大会開催予定。
ニュースリリースについてはホームページをご覧ください。
http://www.philips.co.jp/
Text: 株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパン

Formula Nippon

FN:第8戦SUGO アンドレ・ロッテラーが2戦連続の2位、平手晃平が3位に入り今季2度目の表彰台獲得 (TOYOTA)

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2戦連続の2位となったアンドレ・ロッテラー(#36)

 フォーミュラ・ニッポンの今季最終戦となる第8戦が9月 26日(土)、27日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。

 スポーツランドSUGOは宮城県の森の中に位置する、アップダウンの激しいテクニカルコースコースである。昨年の同大会ではトヨタエンジン搭載の松田次生が勝利を挙げている。

 全8戦で戦われてきた2009年シーズンも最終戦を迎えた。ドライバーズタイトルとチームタイトルは前戦オートポリスで決定してしまったが、ブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)を含めたランキング2位争いは熾烈を極めており、また、TDPドライバーの大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM'S)がルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得の可能性を残して最終戦へ臨むこととなった。

 26日(土)午前中のフリー走行を経て、午後2時30分からノックアウト方式の予選が行われた。

 Q1ではTDPドライバーの平手晃平(ahead TEAM IMPUL)と、今大会がフォーミュラ・ニッポン100戦目となる立川祐路(CERUMO/INGING)が脱落。それぞれ12、13番手となった。

 10分間のインターバルを経て行われたQ2では、TDPドライバーの国本京佑(Team LeMans)が他車に阻まれタイムを出せず10番手。大嶋とトレルイエは1000分の1秒まで全く同タイムとなったが、規則により先にタイムをマークした大嶋が8番手でQ3へ進出。トレルイエは9番手となった。

 最終Q3セッションでは、Q1、Q2共にトヨタ勢最速タイムをマークしたTDPドライバー石浦宏明(Team LeMans)がトヨタエンジン搭載車最上位の2列目4番手を確保。これに松田次生(LAWSON TEAM IMPUL)、大嶋、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)がそれぞれ5、6、7番手で続き、グリッドが決定した。

 27日(日)の天候は曇り。スタート前の時点では、上空を黒い雲が覆い、時折小雨がぱらつくものの、路面を濡らすまでには至らないという微妙な状況となったが、全車スリックタイヤのまま午後2時半に決勝レース(62周)のスタートが切られた。

 好スタートを切った松田と石浦が第2コーナーで交錯しかけ、松田は後退。石浦は3番手につけたが、2周目に入るところで塚越広大(HFDP RACING)の先行を許し、4位で序盤戦へと突入。これにロッテラー、大嶋、松田が続く形となった。

 5、6周目あたりから小雨が降り始め、12周目に立川、13周目に大嶋がピットインしレインタイヤに交換。しかし、この時点ではまだレインタイヤの優位性は大きくなく、他のほとんどの車両はドライタイヤのままレースを続行した。

 2位の小暮 卓史(NAKAJIMA RACING)のピットインにより3位にポジションを上げた石浦も、ドライタイヤのまま首位を追い上げ、三つ巴での激しいトップ争いを展開。

 徐々に路面が濡れ始め、滑る路面でのトップ争いの下、21周目に石浦がハーフスピン。追い上げてきていたロッテラーとトレルイエが石浦をかわして3-4位へ浮上。また、直後には首位を行くロイック・デュバル(NAKAJIMA RACING)もコースオフするなど、コンディションは更に悪化していった。

 この難コンディションに、上位勢も次々レインタイヤへと交換。そんな中ドライタイヤのままトップで粘る塚越を、やはりドライタイヤのロッテラーとトレルイエが行き詰まるような激しいサイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げながら激しくプッシュ。しかし、レインタイヤに交換した後続のペースが速く、まもなくロッテラー、塚越もピットイン。

 これでドライタイヤのままトップに立ったトレルイエだったが、レインタイヤに替えたデュバル、ロッテラーのペースは圧倒的に速く、35周目にデュバル、38周目にはロッテラーにかわされてしまった。

 後方からは、22周目にレインタイヤに交換したあと、好ペースで順位を上げてきていた平手が、41周目にトレルイエをパスし、3位に浮上。更に上位2台を追った。

 しかし、上位3台は大きな差が付いており、順位変動には至らなかった。一方、後方では、ドライのまま必死に粘るトレルイエを後続勢が攻め、石浦、大嶋、松田、国本がトレルイエをパス。

 そのままの順位でチェッカーとなり、ロッテラーは2戦連続の2位。平手が開幕戦以来の3位表彰台を獲得。石浦は5位となった。大嶋は6位で3ポイントを獲得したが、ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得は成らなかった。7位に松田、8位に国本が入り、国本は初のポイント獲得を果たした。また、ロッテラーは今大会の結果、シリーズポイントでひとつ順位を上げ、2位のトレルイエと僅か1ポイント差のランキング3位となった。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Formula Nippon

FN:第8戦SUGO ロイック・デュバル選手 最終戦で今シーズン4勝目を飾り、塚越広大選手は4位入賞、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得 (HONDA)

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  • 決勝:2009年9月27日(日)
  • 会場:スポーツランドSUGO(3.704km)
  • 天候:予選/晴れ、決勝/曇りのち小雨
  • 気温:17℃(14:30時点)
  • 路面温度:22℃(14:30時点)
  • 決勝レース:62周(229.648km)
  • コースコンディション:決勝/ドライのちウエット
  • 観客:1万5500人(主催者発表)

 9月27日(日)、宮城県・スポーツランドSUGOにおいて2009年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第8戦の決勝レースが開催された。

 今大会でシーズン最終戦となるフォーミュラ・ニッポンは、第7戦で最終戦を待たずして#31 ロイック・デュバル選手(NAKAJIMA RACING)が初のドライバーズ・チャンピオン、NAKAJIMA RACINGが7年ぶりのチーム・チャンピオンを決めている。今大会はシリーズ2位の座を狙う#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)と、ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得の期待がかかる#10 塚越広大選手(HFDP RACING)に注目が集まった。

 秋晴れの26日(土)に行われたノックアウト方式による公式予選では、Honda勢3チーム5台すべてが第2セッションへと駒を進めた。第2セッションでは、小暮選手がSUGO全カテゴリーのコースレコード(1分6秒514)更新となる1分6秒332を叩き出し、トップで通過した。

 続いて行われた第3セッションでは、チームメートで今季チャンピオンのL.デュバル選手が今シーズン3度目となるポールポジションを獲得。また、小暮選手が2番手、塚越選手が3番手と続き、決勝レースに向けて好位置を獲得し、Honda勢が上位3グリッドを独占した。また、#41 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は8番手、#40 リチャード・ライアン選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は11番手からの決勝となった。

 27日(日)に行われた決勝レースは、スタート直前に霧雨が降る天候となったが、路面はドライコンディションだったために、全車13台がスリックタイヤでスタートした。ホールショットを奪ったのは、2番手スタートの小暮選手だった。小暮選手はトップのままオープニングラップを終え、ポールポジションのL.デュバル選手が2位、一時は順位を下げたもののポジションを奪い返した塚越選手が3位を走行し、Honda勢による1-2-3態勢を形成した。R. ライアン選手は8位、伊沢選手は10位と続く。

 6周目、ホームストレート上でR.ライアン選手と伊沢選手が接触し、伊沢選手のマシンはフロントウイングを損傷したためにピットインを強いられた。また、R.ライアン選手もマシンバランスを大きく崩したことによりペースを上げられず、伊沢選手は12位、R.ライアン選手は13位まで順位を下げた。

 スタート直前から降り出した雨は次第に強まり、路面はハーフウエット状態となった。各ドライバーがレインタイヤへの交換を選択するかを悩む中、トップを走行する小暮選手は13周目に先陣を切ってピットインを敢行。スリックタイヤからレインタイヤに交換してコースに復帰した。しかし、雨脚は思ったほど強くならず、スリックタイヤのままで走るマシンのタイムが落ちない。8位に後退した小暮選手は順位をばん回できずに苦しい走行を続けたが、19周目に2回目のピットインを敢行し、スリックタイヤへ戻した。

 ところが、レース中盤から、少し雨量が増え始めたために路面がウエット状態へ変化し、スリックタイヤを履くマシンは厳しいドライビングを強いられる展開となった。

 小暮選手に代わり、レースをリードしていたL.デュバル選手は、スリックタイヤでウエットコンディションの路面を粘り強く走行していたが、22周目の馬の背コーナーでオーバーランして順位を下げることとなった。これにより、同じくスリックタイヤでL.デュバル選手を追っていた塚越選手がトップに躍り出る。順位を下げたL.デュバル選手は、レインタイヤに履き替えて追い上げを図る作戦に切り替え、5位でコースへ復帰した。

 トップを走る塚越選手を含めた上位3台はいまだピットストップを行っておらず、スリックタイヤのまま走行を続ける。しかし、先にレインタイヤに交換したL.デュバル選手が激しいペースで追い上げて、28周目で4位のL.デュバル選手と上位3台のタイム差は30秒134に縮まった。

 レース中盤を迎えた31周目、トップの塚越選手がピットインを敢行。上位選手のピットインにより2位まで浮上したL.デュバル選手は1分26秒台のハイペース走行を続け、35周目のSPインコーナー手前でついにトップに返り咲いた。その後も快調にトップを走行したL.デュバル選手は、後続との差を 14秒以上に広げて独走態勢を築く。

 レインタイヤに交換した塚越選手は、好調な走りで7位から4位までポジションを上げた。48周目の2コーナーでスピンを喫したために再び5位へ後退したものの、57周目には4位を奪い返す力走をみせた。

 レースはこのままファイナルラップを迎え、L.デュバル選手は2番手とのマージンを保ちながら、ウエットコンディションでも安定したペースをキープして62周を走りきり、今季4勝目を飾った。塚越選手は4位でチェッカーフラッグを受け、シリーズポイントランキング7位とルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。小暮選手が10位、伊沢選手が11位、R.ライアン選手が13位で完走を果たした。Hondaエンジンはドライバーズタイトル、チームタイトル、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの3冠獲得に貢献した。

コメント
坂井典次(Tenji Sakai)|「HR09E」開発責任者
 「今シーズンもHondaにご声援いただきましてありがとうございました。今日はL.デュバル選手がチャンピオンらしく最終戦を優勝してくれて、今シーズンに有終の美を飾ってくれたことをうれしく思います。また塚越選手は、いったんはレースをリードして表彰台のチャンスも十分あったのですが、非常に惜しい結果になりました。しかしながら各ドライバーともエンジンの力を 100%発揮してくれ、最終戦にふさわしいレースだったと思います。今シーズンは新開発「HR09E」の初年度でありましたが、エンジン開発の方向性は間違っていなかったことが証明できたと思います。結果的には、 L.デュバル選手がドライバーズタイトル、NAKAJIMA RACINGがチームタイトル、塚越選手がルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得してくれましたので、フォーミュラ・ニッポンの3冠獲得に貢献できたことが開発責任者としては何よりの喜びです。もうすでに来シーズンに向けてのスタートが切られました。今シーズンの勝利に慢心することなく、エンジン開発プログラムを推進し、連覇を目指したいと思います」
ロイック・デュバル選手(優勝 #31 NAKAJIMA RACING)
 「今日は、序盤からの雨により、スリックタイヤでは徐々にペースが下がる展開でしたので、いいタイミングでタイヤ交換を行えたと思います。今日のような難しい展開でも勝利することができたのは、メカニックをはじめとしたチームスタッフのおかげです。今シーズンは優勝4回、ポールポジション3回を獲得することができました。シーズン全体を振り返って言えることは、僕たちはチームワークでチャンピオンになったということです。1つのことがよくなったのではなく、チームすべてのパフォーマンスが上がったことによる結果だと思っています」
塚越広大選手(4位 ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得 #10 HFDP RACING)
 「ルーキー・オブ・ザ・イヤーは、一生に一回しか取れないタイトルですので、今シーズンは、自分が獲得することができて光栄に思っています。これはチームのみなさんが、一生懸命に自分を走らせてくださった結果ですので、本当に心から感謝したいと思います。しかしながら、タイトル獲得はうれしいのですが、まずは優勝したかったというのが正直な気持ちです。チャンスはあったものの手に入れられなかったのは、まだまだ自分に足りないものがあるからだと思います。ファンのみなさん、ご声援ありがとうございました。今年の一戦一戦がいい勉強になりましたので、これからもさらにいいレースができるようにがんばります。これからも応援よろしくお願いします」
Text & Photo: HONDA

Formula Nippon

FN:2009年度ルーキー・オブ・ザ・イヤー記者会見

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ルーキー・オブ・ザ・イヤー 塚越広大(HFDP)
 「ホンダやチームの皆さんが支えてくれたお陰でルーキー・オブ・ザ・イヤーを取ることができました。初年度ということで経験と勉強不足で、ミスがあったり足りない部分があったりで、表彰台には乗れなかったんですが、一戦一戦いい勉強ができて成長することができたと思います。今週は最初から調子が良かったので上位を狙いたかったんですけど、1周目で差が開いてしまいました。でも、雨の路面はうちのクルマが強いので差を詰めることもできましたし、トップに立ってからもペースを守って走れました。ピットインのタイミングですがペースが悪くなかったので迷いました。もっとペースが落ちてくればすぐに入るんですが、チームと相談しながらのピットインで、ピット作業もミスがなかったし、天候は分からないのでしょうがないと思います。タイヤ交換してからもいいペースで走れましたが、ブノワ選手を抜いてからは前を追わなければならない状況で、プッシュしたんですが、その後数周は攻めすぎて走りをまとめられなくなり、1コーナーのブレーキングで止まりきれずに外側の縁石に乗ってスピンしてしまいました」
まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:2009年度ドライバー&チームチャンピオン記者会見

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ドライバーチャンピオン ロイック・デュバル(ナカジマ)
「シーズン当初からいいコンディションでレースができました。もてぎ以外は、優勝4回、ポール3回といい結果で終えることができ、振り返ってみると満足できるシーズンでした。チームとホンダのエンジンがいい仕事をしてくれましたね。ダンパーの効果じゃなくてチームワークでチャンピオンになったんです。去年はモノコックが良くて松田さんがいい走りができた特別なシーズンだったと思うんですが、このチームは先々シーズンから徐々にパフォーマンスが上がってきて、今シーズンにすべてのことがかみ合っていい走りができたと思います。来年のプランは決まっていません。今のところ誰もぼくのことを欲しくないみたいです。日本での生活に満足していますし、やりたいことがいっぱい残っているので、できれば日本に残りたいと思います。
(中嶋監督からどんなプレゼントをもらいたいか訊かれて)昔乗っていたFNマシンのローラが欲しいです。(これに対して中嶋監督は『チャンピオンを取ってもチームの状況は厳しいので即答はできません』)」
チームチャンピオン監督 中嶋悟(ナカジマ)
 「久しぶりにチャンピオンチームになれて素直に喜んでいます。ロイックと小暮君がチーム内でいい戦いをして得られた結果だと思います。スイフトのクルマの特性も2人のドライバーの許容範囲でした。エンジンもいい、クルマもいい、メカニックもエンジニアもみながんばってくれて、チームチャンピオンが取れたのがうれしいですね。予選で1-2はよく取れましたが、1-2フィニッシュが1回だったのでもう1回くらいあればよかったですけど」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第8戦SUGO決勝記者会見

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優勝 ロイック・デュバル(ナカジマ)
fn_r08_r_pc_duva  「最初はオーバーステアで、ハイスピードコーナーは問題なかったけど、他のところで後輪のグリップが全然なくてトラクションがかからずスリッピーでした。でも、雨が降ってタイヤを交換してからはいい走りができました。チームメイトの小暮選手よりもいいタイミングでタイヤ交換ができたと思います。今日のようなコンディションでは読みづらい部分があるんですが、がんばって優勝できて良かったです」
2位 アンドレ・ロッテラー(トムス)
fn_r08_r_pc_lotterer  「いいレースでしたね。予選7位から2位まで上がれましたから。もうちょっと早くピットインすれば、そうですね、ロイックがミスをした直後にピットインすればよかったかも知れません。振り返ってみればわかるんですけど、そのときはわからないですからね。シーズンを振り返るとポディウムにも3回連続乗れたし、今回のレースでもドライバーズ選手権で4位から3位まで上がることができたので満足しています」
3位 平手晃平(インパルP)
fn_r08_r_pc_hirate  「予選の順位が悪くてスタートが重要でした。昨日の予選でセットアップに苦戦して、自分もクルマもあんな状態が限界で、今朝にかけてエンジニアとすごく相談をして、クルマを作り上げたら、昨日よりははるかにいいクルマができました。朝、レース時と同じガソリンをいっぱい積んで、走ってみたらまわりと同じか、ちょい遅いペースで走ることができました。レースは思い切ってスタートしたんですけど、途中で雨が降ってきました。チームからは早めにピットと言われてたんですけど、周りもスリックが多かったので、がんばって、自分でこのタイミングだと思ったときにピットに入ったのが結果的によかったんだと思います」
優勝チーム監督 中嶋悟(ナカジマ)
fn_r08_r_pc_nakajima  「優勝できて喜んでいます。予選も1-2でしたし、決勝もと思ったんですが、1台のピットインが早すぎましたね。メカニカル的にもいろいろあったんですが、結果的にハッピーな終わり方でした。ピットインのタイミングですが、2人のドライバーからピットインの要求があって、前を走ってる方に優先権があったので小暮を入れました。その後、思ったより雨が降ってきませんでしたし、ラップタイムもスリックの方が5秒速くて、ピットに入っても10周で挽回できるのでスリックに戻しました。ところまた雨が強くなってきて、これは危ないなと思ってまたレインに戻しました」
まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第8戦SUGO決勝 ロイック・デュバルがポールトゥウインで有終の美

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第8戦は27日、宮城県のスポーツランドSUGOで62周の決勝レースを行い、ポールポジションからスタートしたロイック・デュバル(ナカジマ)が優勝。有終の美を飾って今季最終戦を締めくくった。

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 早朝からSUGOの空を覆っていた雲は午後になっても晴れず、ぽつぽつ雨も降り始めた肌寒い中、14時30分にフォーメーションラップが始まった。

 スタートは予選2位の小暮卓史(ナカジマ)がすばらしいダッシュで、1コーナーのイン側からポールポジションスタートのロイック・デュバル(同)を差し、トップに躍り出た。デュバルは2位で続き、3位には予選4位の石浦宏明(ルマン)が上がり、予選3位の塚越広大(HFDP)は4位に落ちたが、1周目のストレートでオーバーテイクボタンを使用し、石浦の前に出て順位を3位に戻した。

 5位はアンドレ・ロッテラー(トムス)、6位に大嶋和也(同)が続いたが予選5位の松田次生(インパル)はスタートの混乱で石浦にプッシュされ7位までポジションを落としてしまった。

 ナカジマレーシングの2台が速い。3周を終わって3位以下を4秒離してしまった。このままナカジマ勢が逃げ切るかと思われたがしかし、スタートから降り出した雨もこの頃から徐々に強くなり、スタート時1分9秒台だった上位陣のラップタイムも徐々に落ちてきた。10周目あたりには1分15秒台、12周目には20秒台にまで落ちた。

 立川が13周を終わってピットインして給油、タイヤをレインに交換をすると14周終わりにはトップを走る小暮もピットインして給油、レイン交換を敢行。代ってデュバルがトップに立った。

 21周目あたりから雨がさらに強くなってきた。デュバルが馬の背でコースアウトして、塚越がトップに立つと、デュバルはたまらずピットインして給油とレインへの交換。5位で戦列に復帰した。

 この後、他のマシンも次々とピットインしてレインタイヤに交換したため、30周過ぎあたりには唯一スリックで走行を続けるブノワ・トレルイエ(インパル)がトップに立つ。この時点で2位にデュバル、3位に国本京佑(ルマン)、4位ロッテラー、5位平手晃平(インパル)、6位石浦と続く。

 そして35周目のSPコーナーでトレルイエがコースアウトしたため、難なくデュバルが再びトップに復帰。その後もレース終了まで降り続く雨の中、背後を誰にも脅かされることなく62周を走りきり今季4勝目で有終の美を飾った。

 2位には28周終わりでレインタイヤに交換したロッテラーが、3位には予選12位から雨の中素晴らしいスピードで順位アップしてきた平手が入った。

 スタートでトップに立った小暮は、早めのレインタイヤ交換を行ったが、タイミングが早すぎたのかスリックに戻し、またレインに交換するというどたばたで結局、周回遅れでレースを終えることになった。

 これで今シーズンのフォーミュラ・ニッポンは全戦が終了。来シーズンは4月18日の鈴鹿で開幕を迎え全7戦が予定されているが、さらなる台数の減少も噂されシリーズ存続に向けての正念場を迎えることになるかも知れない。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第8戦SUGO決勝結果

Fニッポン第8戦 -RIJ- (2009/09/27) Race Result Weather:Rainy Course:Dry-Wet
2009 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
131ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09E621:25'52.893
236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K625.323
320平手 晃平ahead TEAM IMPULTOYOTA RV8K6228.064
410塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E6247.761
58石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K6253.280
637大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K621'12.302
71松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K621'16.815
87国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K611Lap 
92ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K611Lap 
1032小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09E611Lap 
1141伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E602Laps
1248立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8K602Laps
1340リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E584Laps
---- 以上規定周回(55Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.31 ロイック・デュバル(ナカジマ) 1'09.220 (4/62) 192.651km/h
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Japanese F3

JF3:第16戦決勝記者会見

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優勝 マーカス・エリクソン(トムス)
 「いいスタートが切れなくてポジションを落としてしまいました。レース序盤からオーバーテイクしようとプッシュして何度かトライしていたんですが、リスクがあって安全に抜けるような状況ではありませんでした。このレースはチャンピオンになるために勝たなければいけなったので、できることは全部やろうと思って、あきらめずにプッシュしていったら1コーナーイン側にスペースを見つけることができ、オーバーテイクしました。井口選手と接触はなかったし、いいオーバーテイクができたと思います。でも井口選手がスピンしてしまってレースを終えたのは残念に思います。こういう素晴らしいレースでチャンピオンを決めることができて非常に満足しています。ファンや関係者の皆様にも1年を通していいレースを見せることができたと思います」
2位 安田裕信(スリーボンド)
 「オートポリスからクルマの調子は良かったんですが、金曜日の午後自分のミスでクラッシュして、昨日の予選・レースとクルマの回復もできなくて苦しかったです。今日は、チームががんばってクルマを直してくれて、最後はラッキーもあって2位に上がれました。最後のレースでトムス勢の間に入れて良かったです」
3位 国本雄資(トムス)
 「今日はスタートが勝負になると思って集中していました。いいスタートが切れたんですが、前の2台もすごくいいスタートで、抜くまでには至りませんでした。その後もプッシュして前に付いて行こうとしたんですが、クルマのオーバーステアが強くバランスが悪くて着いて行けませんでした。SC後は前にNクラスのクルマがいて、再スタートミスもしてしまったので安田選手に抜かれてしまいました」
まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝 マーカス・エリクソンが優勝し、シリーズチャンピンも手中に!

 全日本フォーミュラ3選手権第16戦は27日、スポーツランドSUGOで25周の決勝を行い、ポールポジションからスタートしたマーカス・エリクソン(トムス)が優勝し、シリーズチャンピオンの座に着いた。

 午後になってもSUGOは相変わらず曇り。12時40分肌寒い中、スターティンググリッドへ向けての今シーズン最後のフォーメーションラップが始まった。現在選手権トップは103ポイントで井口卓人(トムス)、2位のマーカス・エリクソン(同)が101ポイントで2ポイント差。ポールポジションのエリクソンがそのまま優勝すれば逆転チャンピオンとなる。

 スタートは井口が好スタート。1コーナーでポールシッターのエリクソンのインに飛び込みトップに躍り出た。エリクソン2位。3位には国本雄資(トムス)が付けた。

 井口は逃げ切って優勝すればチャンピオン。2位エリクソンも必死に井口を追いかける。スピードはエリクソンの方が速い。3周目あたりからは、エリクソンがストレートで井口の背後に迫る。1コーナーで再三、井口のインを伺うがオーバーテイクするには至らず。

 10周目まで続いた井口とエリクソンの攻防も11周目にエリクソンがSPコーナー出口でダートに足を落として万事休す。井口との差が2秒近くに開いてしまった。

 しかし、エリクソンはあきらめない。16周目に井口の背後に迫ると再びアタックを開始。そして、21周目の1コーナーでついに井口のインに飛び込んだ。押さえる井口。井口は1コーナーのアウト側でエリクソンに押し出されるようにコースアウト。スピンして縁石上にストップしてしまった。これでエリクソンがトップに立つ。

 井口のマシンを撤去するために22周目にSCがコースに入る。SCは23周を終わってピットロードへ。残り2周で再スタート。エリクソンはトップで1コーナーへ。2位には周回遅れのNクラスに前を押さえられた国本をかわした安田裕信(スリーボンド)が上がってきた。国本は3位。そしてこのまま25周を走ってレースは終了。この瞬間エリクソンの全日本F3選手権ドライバーズチャンピオンが確定した。

 Nクラスはすでにクラスチャンピオンを決めている山本尚貴(HFDP)がトップでチェッカーを受け、今季8勝目を飾った。

Text: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2009/09/27) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 16 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
11Cマーカス・エリクソンPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE2534'07.125
212C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE252.733
337C国本 雄資PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE253.584
42Cケイ・コッツォリーノTODA FIGHTEXDALLARA F308MF204C256.651
57N山本 尚貴HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE2510.910
622N千代 勝正NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE2511.910
78N小林 崇志HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE2512.494
823N佐藤 公哉NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE2512.704
918N山本 龍司EBBRO AIM F307 DALLARA F305/3073S-GE2513.825
1019N黒田 吉隆ACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE2515.329
1133C岩崎 祐貴イワサキインダストリーF308DALLARA F3081AZ-FE251'27.720
1262C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE241 Lap 
1320Nアレキサンドラ・インベラトーリACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE241 Lap 
1477N野呂 立CMSワコーズF306DALLARA F3063S-GE241 Lap 
-------- 以上規定周回数 ( 22 Laps ) 完走 --------
-36C井口 卓人PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE205 Laps
-5N久保田 克昭ハナシマレーシングF306DALLARA F3063S-GE169 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 マーカス・エリクソン(トムス) 1'15.264 (14/25) 177.181km/h
  • CarNo.20は、2009年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第44条6.2)①(スタート違反)により、ドライビングスルーペナルティを課した。

Formula Nippon

FN:第8戦SUGOフリー走行2回目 PPのロイック・デュバルがトップタイムでナカジマ1-2!

 フォーミュラ・ニッポン第8戦はスポーツランドSUGOで27日、決勝へ向けてのフリー走行を行い、ポールポジションからスタートするロイック・デュバル(ナカジマ)がここでもトップタイムを記録した。

 決勝日を迎えたSUGOは朝からどんよりとした雲に覆われ、昨日と打って変わって肌寒い1日のスタートとなった。上空からぽつりぽつりと雨が落ち始めた中、定刻9時45分より30分間のフリー走行が行われた。

 ここでもナカジマレーシングの2台は好調を維持。開始早々、ロイック・デュバル(ナカジマ)が1分8秒112でトップに立つと、小暮卓史(同)も1分8秒250で2位に着ける。最終的には、デュバルが7秒679、小暮が7秒824までタイムを縮めこの2台のみが7秒台に入れセッションを1-2で締めくくった。

 3位に入ったのは1分8秒673とトップから1秒近く離されたブノワ・トレルイエ(インパル)。4位はアンドレ・ロッテラー(トムス)で8秒697。終盤タイムアップした伊沢拓也(ダンディライアン)が8秒719で5位。6位には8秒766で石浦宏明(ルマン)が着けた。

 フリー走行中盤には雨も上がり、この後天候は徐々に回復すると予想される。レースはナカジマの2台を中心に展開するものと思われるが、ソフトタイヤの導入でステアリングも重くなり、体力勝負になれば62周の長丁場で意外なドラマが生まれるかも知れない。決勝レースは14時30分フォーメーションラップがスタートする。

Text: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第8戦SUGOフリー走行2回目結果

Fニッポン第8戦 -RIJ- (2009/09/27) Free Session #2 Weather:Cloudy Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
131ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'07.679--197.04
232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'07.8240.1450.145196.62
32ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.6730.9940.849194.19
436アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.6971.0180.024194.12
541伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'08.7191.0400.022194.06
68石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'08.7661.0870.047193.92
737大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.8501.1710.084193.69
81松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.9301.2510.080193.46
97国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K1'08.9541.2750.024193.39
1010塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E1'09.0021.3230.048193.26
1120平手 晃平ahead TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'09.0711.3920.069193.07
1240リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'09.3921.7130.321192.17
1348立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8K1'09.8652.1860.473190.87
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon | Japanese F3 | SUPER GT

2010年度暫定レースカレンダー

 フォーミュラニッポン最終戦の行われているSUGOで26日、現時点での2010年度暫定カレンダーが発表された。今回、未発表だった全日本F3のカレンダー追加され、フォーミュラ・ニッポンとSUPER GTの日程も一部変更になっている。

■フォーミュラ・ニッポン
  1. 4/17~18 鈴鹿
  2. 5/22~23 もてぎ
  3. 7/17~18 富士
  4. 8/7~8 もてぎ
  5. 9/25~26 SUGO
  6. 10/16~17 オートポリス
  7. 11/6~7 鈴鹿
■全日本F3選手権
  1. 10/17 鈴鹿
  2. 10/18 鈴鹿
  3. 5/22 もてぎ
  4. 5/23 もてぎ
  5. 6/12 富士
  6. 6/13 富士
  7. 7/17 富士
  8. 7/18 富士
  9. 8/7 もてぎ
  10. 8/9 もてぎ
  11. 9/4 岡山
  12. 9/5 岡山
  13. 9/25 SUGO
  14. 9/26 SUGO
  15. 10/16 オートポリス
  16. 10/17 オートポリス
■SUPER GT
  1. 3/20~21 鈴鹿
  2. 4/3~4 岡山
  3. 5/1~2 富士
  4. 6/19~20 セパン
  5. 7/24~25 SUGO
  6. 8/21~22 鈴鹿
  7. 9/11~12 富士
  8. 10/23~24 もてぎ
Text: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第8戦SUGO公式予選総合結果

Fニッポン第8戦 -RIJ- (2009/09/26) Knock Out Total Weather:Fine Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
131ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09ER1'06.806R1'06.574R1'06.540
232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'07.053R1'06.332R1'06.635
310塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E1'07.4191'07.0841'07.003
48石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.2501'07.1381'07.074
51松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.5061'07.1381'07.087
637大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.8831'07.5741'07.196
736アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.5041'07.3311'07.422
841伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'07.8031'07.2791'07.524
92ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.6931'07.574
107国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.7231'08.123
1140リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'07.9931'08.329
1220平手 晃平ahead TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.207
1348立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8K1'08.391
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Japanese F3

JF3:第15戦SUGO決勝 国本雄資が今シーズン3勝目を飾る

 全日本フォーミュラ3選手権第16戦は26日、スポーツランドSUGOで18周の決勝を行い、ポールポジションからスタートした国本雄資(トムス)がそのまま逃げ切り優勝した。Nクラスもポールポジションスタートの佐藤公哉(ノバ)が今季3勝目を飾った。

 フォーミュラ・ニッポンの公式予選が終了し、太陽が西に傾いた16時15分全日本F3のフォーメーションラップが始まった。

f3_r15_start  スタートは、予選2位のマーカス・エリクソン(トムス)が好スタート。ポールポジションの国本雄資(同)にインから並びかけるが、抜けず国本がホールショットを決めた。3位には井口卓人(同)が付け、トムス軍団がリードする形でレースが始まった。

 その後方では、4位ケイ・コッツォリーノ(戸田)がトムス勢に食らいつき、5位の嵯峨宏紀(ルボーセ)と安田裕信(スリーボンド)が接近戦。

 2位のエリクソンは5周目あたりからトップの国本に迫り、ストレートから1コーナーで再三、国本のインを伺うがオーバーテイクには至らず、終盤には逆に差を広げられ、国本が今季4勝目を飾ることとなった。

 3位には井口が入り、4位がコッツォリーノ。5位には中盤、嵯峨をかわした安田が入った。

 Nクラスは、ポールポジションの佐藤公哉(ノバ)が好スタート。2位にはアレキサンドラ・インペラトーリ(アチーブメント)が着け、3位はF3デビュー戦の山本龍司(AIM)。予選クラス2位の山本尚貴(HFDP)は1周目後方集団に埋もれて戻ってきた。

 佐藤とインペラトーリはこのままの順位でフィニッシュ。佐藤は今季3勝目を飾った。

 3位でレースを始めたルーキーの山本(龍)は7周目に黒田吉隆(アチーブメント)に、さらに山本(尚)にかわされ、結局5位でレースを終えた。

 3位に入ったのは終盤、山本(尚)の追撃をかわしきった黒田。うれしい初表彰台をゲットした。

 この結果、Cクラスのドライバーズチャンピオンシップは国本が脱落。明日27日の第16戦最終戦は、井口とエリクソンが本年度のドライバーズチャンピオンを巡って争うこととなった。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第8戦SUGO公式予選記者会見

fn_r08_q_top3

ポールポジション ロイック・デュバル(ナカジマ)
fn_r08_q_duval  「セットアップに問題があって朝から苦しんでいました。リアが不安定でうまく走れませんでしたが、少しづつよくなってきました。今回はプレッシャーがないので気持ちよくは走っています。ダンパーの件ですがなくても大きな問題はありません。いい走りができているのは努力の結果です」
予選2位 小暮卓史(ナカジマ)
 「フィーリングは良かったんですが、最後は自分が至らない部分があって悔しいです。サードダンパーは外してもベースセットが決まっているし、データもあるので問題はありません」
予選3位 塚越広大(HFDP)
 「Q1~Q3とクルマは決まっていたので、少しアジャストして運転の仕方で対応しましたが、SUGOはこのクルマで初めてなので詰め切れない部分がありました。ルーキーオブザイヤーも取りたいので最低でも表彰台が目標です」
まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第8戦SUGO公式予選 小暮卓史がQ2でCカー越えの驚異的タイムを出すも、Q3でロイック・デュバルが逆転ポールポジション!

fn_r08_q_31  全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第8戦は26日、スポーツランドSUGOで決勝レースのスタートポジションを決めるノックアウト方式の公式予選を行い、すでにチャンピオンを決めているロイック・デュバル(ナカジマ)がポールポジションを獲得した。

 ノックアウト方式の予選は14時30分より始まった。東北地方のSUGOとはいえこの時期にしては気温が高め。

■Q1

 ノックアウトQ1は20分間。上位11台がQ2に進出し2台が敗退となる。開始5分過ぎ、フリー走行から好調だった小暮卓史(ナカジマ)が1分7秒293でまずはトップに立つ。2位に石浦宏明(ルマン)でタイムは1分7秒823。

 終了13分前、小暮がタイムアップして1分7秒063。ロイック・デュバル(ナカジマ)1分7秒527が2位に上がる。

 終了5分前を切ったあたりで各車コースインしてアタック合戦が始まる。デュバルが1分6秒806を出しトップに立った。小暮は1分7秒063で2位。3位は石浦で1分7秒250。

 このセッションで平手晃平(インパル)と、このレースでトップフォーミュラ100戦目を迎えた立川祐路(セルモ)がノックアウトされることとなった。

■Q2

 Q2は10分間。3台がノックアウトされる。予選時間が短いため各車終了5分前あたりから、1周または2周のアタックにかける。

 このセッションで素晴らしい走りをしたのは小暮。1分6秒711とQ1のデュバルのタイムを上回るもこれで終わらない。次周にさらにアタックを続行するとなんと、1分6秒332の驚異的なタイムを出してきた。このタイムは91年のJSPCにゲスト参戦したCカー、ジャガーXJR-14のティオ・ファビが出した全てのカテゴリーのコースレコード1分6秒514を上回るものである。

 2位にはデュバルが1分6秒574で入りここでもナカジマレーシング1-2となった。3位は1分7秒084で塚越広大(HFDP)が入った。

 このセッションでノックアウトされたのはブノア・トレルイエ(インパル)、国本京佑(ルマン)、リチャード・ライアン(ダンディライアン)の3台。

■Q3

 Q3も10分間。このセッションで8位までのスタートポジションが決定する。小暮のさらなるタイムアップが期待されたが、アタックをミスしてタイムは1分6秒635。デュバルが1分6秒540でこれを上回り、ポールポジションを獲得した。2位には小暮。3位にはQ2に続いて塚越が1分7秒003でつけた。

 決勝レースは明日27日、14時30分より62周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第15戦SUGO決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2009/09/26) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 15 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
137C国本 雄資PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1822'48.044
21Cマーカス・エリクソンPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE180.381
336C井口 卓人PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE182.306
42Cケイ・コッツォリーノTODA FIGHTEXDALLARA F308MF204C188.166
512C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE1816.565
662C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE1816.518
733C岩崎 祐貴イワサキインダストリーF308DALLARA F3081AZ-FE1825.731
823N佐藤 公哉NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1834.122
920Nアレキサンドラ・インベラトーリACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1836.144
1019N黒田 吉隆ACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1845.642
117N山本 尚貴HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE1845.892
1218N山本 龍司EBBRO AIM F307 DALLARA F305/3073S-GE1852.931
138N小林 崇志HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE1855.188
145N久保田 克昭ハナシマレーシングF306DALLARA F3063S-GE171 Lap 
1577N野呂 立CMSワコーズF306DALLARA F3063S-GE171 Lap 
-------- 以上規定周回数 ( 16 Laps ) 完走 --------
  • Fastest Lap: CarNo.1 マーカス・エリクソン(トムス) 1'14.714 (5/18) 178.485km/h

Formula Nippon

FN:第8戦SUGOノックアウト予選Q3結果

Fニッポン第8戦 -RIJ- (2009/09/26) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
131ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09ER1'06.540--200.41
232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09ER1'06.6350.0950.095200.12
310塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E1'07.0030.4630.368199.03
48石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.0740.5340.071198.82
51松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.0870.5470.013198.78
637大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.1960.6560.109198.45
736アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.4220.8820.127197.79
841伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'07.5240.9840.102197.49
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'06.679

Formula Nippon

FN:第8戦SUGOノックアウト予選Q2結果

Fニッポン第8戦 -RIJ- (2009/09/26) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
132小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09ER1'06.332--201.04
231ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09ER1'06.5740.2420.242200.31
310塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E1'07.0840.7520.510198.79
41松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.1380.8060.054198.63
58石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.1380.8060.000198.63
641伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'07.2790.9470.141198.21
736アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.3310.9990.052198.06
837大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.5741.2420.000197.34
---- 以上Q3進出 ----
92ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.5741.2420.243197.34
107国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K1'08.1231.7910.549195.75
1140リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'08.3291.9970.206195.16
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'06.679

Formula Nippon

FN:第8戦SUGOノックアウト予選Q1結果

Fニッポン第8戦 -RIJ- (2009/09/26) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
131ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'06.806--199.61
232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'07.0530.2470.247198.88
38石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.2500.4440.197198.29
410塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E1'07.4190.6130.169197.80
536アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.5040.6980.085197.55
61松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.5060.7000.002197.54
72ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.6930.8870.187197.00
87国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.7230.9170.030196.91
941伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'07.8030.9970.080196.68
1037大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.8831.0770.080196.45
1140リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'07.9931.1870.110196.13
---- 以上Q2進出 ----
1220平手 晃平ahead TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.2071.4010.214195.51
1348立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8K1'08.3911.5850.184194.99
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'11.4824.6763.091186.55
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'06.679

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO公式予選 マーカス・エリクソンがポールポジション!

  全日本フォーミュラ3選手権第15戦公式予選はCクラスがマーカス・エリクソン(トムス)、Nクラスは山本尚貴(HFDP)がポールポジションを獲得した。

 全日本F3第15戦の公式予選に続いて第16戦の公式予選が行われた。第15戦の公式予選でクラッシュしたケイ・コッツォリーノ(戸田)を除く15台のマシンが出走。

f3_r16_q_1  このセッションではマーカス・エリクソン(トムス)が好調。トムス勢のなかでは1分15秒856で最初にトップに立つと、1分14秒774、1分14秒245とタイムアップ。そのままポールポジションを確定した。2位には1分14秒388で井口卓人(同)が着け、前戦ポールポジションの国本雄資(同)は1分14秒921から1分14秒701とタイムを伸ばしたが届かず3位となった。

 Nクラスはすでにクラスチャンピオンを決めている山本尚貴(HFDP)が1分16秒485でポールポジションを獲得した。

 第16戦決勝は明日27日、12時40分より25周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第15戦SUGO公式予選 国本雄資がポールポジション!

f3_r15_q_37  全日本フォーミュラ3選手権第15戦公式予選はCクラスが国本雄資(トムス)、Nクラスは佐藤公哉(ノバ)がポールポジションを獲得した。

 フォーミュラ・ニッポンのフリー走行が終わり晴れ間が広がりつつあるなか、全日本F3第15戦の公式予選が11時20分より始まった。この大会から関口雄飛に代って山本龍司がAIMの18号車からF3デビューを果たしている。

 予選序盤、岩崎祐貴(イワサキ)や嵯峨宏紀(ルボーセ)がタイミングモニターのトップに顔を出したが、中盤に井口卓人(トムス)が1分14秒972でトップに立つと、いつものようにマーカス・エリクソン(同)、国本雄資(同)のトムス勢によるポールポジション争いが始まった。

 その後エリクソンが1分14秒571でトップに立つと、2位には国本が1分14秒580で上がってきた。さらに井口が1分14秒498でトップを奪い返すと、国本が1分14秒157のコースレコードを更新するタイムでで初めてトップに立つ。エリクソンもコースレコードを更新する1分14秒243で2位に着つけ、井口を3位に追いやった。

f3_r15_q_2  さらにトムス勢によるポール争いが白熱するかと思われた終了5分前、ケイ・コッツォリーノ(戸田)が最終コーナー入口でコースアウトしてタイヤバリアーにクラッシュ。赤旗が提示され、この時点で残り時間が少ないため予選が終了。国本のポールポジションが確定した。

 Nクラスは佐藤公哉(ノバ)が1分16秒282で今シーズン2度目のポールポジションを獲得した。

 第15戦の決勝レースは、本日16時15分より18周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第8戦SUGOフリー走行1回目 小暮卓史がいきなりコースレコードでトップタイム!

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第8戦が26日、スポーツランドSUGOで開幕。午前10時から始まったフリー走行1回目は、小暮卓史(ナカジマ)が1分6秒679のコースレコードでトップタイムを記録した。

 フォーミュラ・ニッポン第8戦の行われるスポーツランドSUGOは朝から薄曇り。時折薄日が差すなか定刻10時より1時間のフリー走行が行われた。

 まずは全車、前戦使用したユーズドタイヤでコースイン。小暮卓史(ナカジマ)が1分8秒018でトップ。2位にもすでにシリーズチャンピオンを決めている同僚のロイック・デュバル(同)が1分9秒308で着け、ナカジマ勢がリードする形でフリー走行が始まった。

 小暮はこの後も7秒608とタイムを伸ばすと、今回投入されたブリヂストンのソフトタイヤを履き、1分6秒813と昨年のこの大会で松田次生(インパル)の持つ1分6秒918のコースレコードを更新。さらにフリー走行終盤には1分6秒679とタイムを伸ばし、他を圧倒してフリー走行を終えた。

 2位にもデュバルが1分7秒046で入り、ナカジマレーシングが1-2。3位には1分7秒284で石浦宏明(ルマン)が着けた。

 4位以下はアンドレ・ロッテラー(トムス)、塚越広大(HFDP)、ブノア・トレルイエ(インパル)と続いた。

 決勝のスターティンググリッドを決めるノックアウト予選はこの後14時30分より行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2009/09/26) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2009 All Japan F3 Championship Round 16 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
11Cマーカス・エリクソンPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'14.245--179.61
236C井口 卓人PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'14.3380.0930.093179.39
337C国本 雄資PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'14.7010.4560.363178.52
412C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE1'14.7490.5040.048178.40
562C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE1'15.4901.2450.741176.65
633C岩崎 祐貴イワサキインダストリーF308DALLARA F3081AZ-FE1'15.4971.2520.007176.63
77N山本 尚貴HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE1'16.4852.2400.988174.35
88N小林 崇志HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE1'16.5912.3460.106174.11
920Nアレキサンドラ・インベラトーリACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1'16.7712.5260.180173.70
1022N千代 勝正NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1'16.8142.5690.043173.61
1123N佐藤 公哉NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1'16.8372.5920.023173.55
1219N黒田 吉隆ACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1'17.3773.1320.540172.34
1318N山本 龍司EBBRO AIM F307 DALLARA F305/3073S-GE1'17.4513.2060.074172.18
145N久保田 克昭ハナシマレーシングF306DALLARA F3063S-GE1'18.7154.4701.264169.41
1577N野呂 立CMSワコーズF306DALLARA F3063S-GE1'19.9375.6921.222166.82
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'21.8717.6261.934162.89
-2Cケイ・コッツォリーノTODA FIGHTEXDALLARA F308MF204CAbsence---

Japanese F3

JF3:第15戦SUGO公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2009/09/26) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2009 All Japan F3 Championship Round 15 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
137C国本 雄資PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FER1'14.157--179.83
21Cマーカス・エリクソンPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FER1'14.2430.0860.086179.62
336C井口 卓人PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'14.4980.3410.255179.00
42Cケイ・コッツォリーノTODA FIGHTEXDALLARA F308MF204C1'15.0350.8780.537177.72
512C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE1'15.2091.0520.174177.31
633C岩崎 祐貴イワサキインダストリーF308DALLARA F3081AZ-FE1'15.7051.5480.496176.15
762C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE1'15.8581.7010.153175.79
823N佐藤 公哉NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1'16.2822.1250.424174.82
97N山本 尚貴HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE1'16.5592.4020.277174.18
108N小林 崇志HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE1'16.6452.4880.086173.99
1120Nアレキサンドラ・インベラトーリACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1'16.8532.6960.208173.52
1222N千代 勝正NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1'17.0122.8550.159173.16
1319N黒田 吉隆ACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1'17.2223.0650.210172.69
1418N山本 龍司EBBRO AIM F307 DALLARA F305/3073S-GE1'17.4783.3210.256172.12
155N久保田 克昭ハナシマレーシングF306DALLARA F3063S-GE1'18.7384.5811.260169.36
1677N野呂 立CMSワコーズF306DALLARA F3063S-GE1'20.6486.4911.910165.35
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'21.7297.5721.081163.17
  • 従来のコースレコード: 1'14.483
  • 赤旗中断により公式予選を終了した。

Formula Nippon

FN:第8戦SUGOフリー走行1回目結果

Fニッポン第8戦 -RIJ- (2009/09/26) Free Session #1 Weather:Cloudy Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
132小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09ER1'06.679--199.99
231ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'07.0460.3670.367198.90
38石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.2840.6050.238198.19
436アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.6410.9620.357197.15
510塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E1'07.6560.9770.015197.10
62ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.6760.9970.020197.05
71松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.7721.0930.096196.77
837大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.8451.1660.073196.56
9*7国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K1'08.0491.3700.204195.97
1041伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'08.3411.6620.292195.13
1120平手 晃平ahead TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.3781.6990.037195.02
1248立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8K1'08.4711.7920.093194.76
1340リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'08.6541.9750.183194.24
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'11.3474.6682.693186.91
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'06.918
  • CarNo.7は、全日本フォーミュラ・ニッポン統一規則第28条11.(ピットレーン速度違反)により、5万円の罰金を課す。

SUPER GT

【吉本大樹レースレポート】 スーパーGTシリーズ第7戦(富士)

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【吉本大樹レースレポート】
【スーパーGTシリーズ第7戦(富士)】
12-13 September, 2009
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CA1JQGFG.jpg
□ 紫電、最終2戦に望みをつなぐ5位チェッカー

【Result】
(Sta) FP : 11 th / QF : 14 th
(Sun) FP : 12 th / Final : 5 th (9pt)
(Ranking) 3 rd (82 pt)

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【Free Practice & Qualify】
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□ 紫電、予選はウェットコンディションで14番手

第4戦セパンから前戦第6戦の鈴鹿まで3戦連続表彰台を獲得し、チームランキングでトップから4pt差の2位に浮上したカーズ東海ドリーム28紫電。シーズンは今回を含め残り3戦。第8戦オートポリスは比較時紫電との相性も良く、その後の最終戦は特別性能調整分以外のウェイトが無くなり全車真っ向勝負となる。しかしそのシリーズ終盤の決戦を目前にした今回の富士ラウンドはストレートが長く紫電にとっては苦しい展開になる事が予想され、悲願のタイトル獲得に向けてはまずこのレースが正念場。周囲からはこのラウンドでどれだけポイントを獲得できるか、その紫電の戦いぶりに注目が集まった。

迎えた土曜日のフリープラクティス。9時5分から10時45分まで行われたこのセッションは開始直前に雨が降り始め、途中雨脚が弱まる時間帯はあったものの、その後雨は再び強くなり、結局セッションは終始完全なウェットコンディションで行われる事となった。紫電はこのセッションではウェットタイヤの浅溝タイヤと深溝タイヤの比較を行っていく。ところが「深溝のタイヤは雨の量が少ないとダメ。かといって浅溝のタイヤは雨の量が少なくてもしっくりこない・・・」とタイムも伸びず、ベストタイムは1'56"443で11番手。タイヤ選択に頭を悩ませたまま午後の公式予選を迎えることとなった。

そして迎えた午後の公式予選。フリープラクティス終了後には雨脚が弱まったものの、結局完全に雨が上がりきることはなく、セッションはフリープラクティスに続いてウェットコンディションでの走行となった。ここでまずステアリングを握ったのは吉本大樹。その吉本は「午前中に比べタイヤが温まりにくかった」という状況の中、まずは1分57秒台のタイムをマーク。セッション終盤にコンディションが良くなり周囲のタイムが上がった場合を想定するとこれが基準タイムクリアに相当するかはこの時点では確実ではなかったものの、ここはひとまずピットイン。加藤選手へとドライバーチェンジを行う。

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【Final】
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□ 紫電、九州&最終もてぎ決戦に望みをつなぐ5位チェッカー

前日からの雨は上がり、予想されたとおり朝から晴天に包まれたこの日の富士スピードウェイ。

前日の予選ではウェットタイヤの選択に頭を悩ませた末にタイムが伸びず14番手に沈んだ紫電は、このレースウィークで初めてコンディションがドライとなった朝の公式練習で加藤選手が決勝を見据えたマシンセットを確認。ところが紫電はここでも今一タイムが伸び悩みこのセッションは12番手。苦しい展開が予想される決勝を前に「周りのガソリン搭載量が分からないが、決勝のペースは恐らく1分47秒台程度だろう」と予測、その後のサーキットサファリの時間帯は吉本が最終のチェックを行い、決勝のスタートを迎える事となった。

午後2時のスタート時点で気温は27℃。空には若干の雲が残るものの風はほぼ無く、日向に出れば夏の再来を思わせるコンディションとなった第7戦決勝。この決勝スタートのステアリングを握ったのは加藤選手。このスタートではチャンピオンシップを争う13番手スタートの#7(M7 MUTIARA MOTORS雨宮 SGC7)がエンジントラブルによりグリッドに着かず、更にスタート後2周目には#43(ARTA Garaiya)と#26(UP START タイサンポルシェ)が接触する等、荒れ模様のスタートとなった。この荒れた序盤戦、加藤選手は単独でのペースは悪くないものの、集団の中ではストレートでいとも簡単に他車に交わされてしまう苦しい展開に。それでも100Rやヘアピン等ストレート区間以外の頑張りで何とか順位は保つと、予定からは少し早目の29周目にピットイン、12番手で吉本とのドライバーチェンジを行う。

1周前にピットに入ったタイトル争いの一角#43(ARTA Garaiya)の前でコースに復帰した吉本であったが、タイヤの冷えたアウトラップにはそのポジションを奪われてしまう。更に、一時はトップを走っていた#87(giraffa ガイヤルド RG-3)がピットストップを終え吉本らのグループの中で復帰し、紫電を含む第二集団は6番手から10番手までが2秒差にひしめく大混戦。吉本はまず前を走る#87(giraffa ガイヤルド RG-3)を数周に渡るバトルの末に抜き去ると、アウトラップで抜かれた#43(ARTA Garaiya)を再度自力で抜き返し、43周目の時点でそのポジションは7番手。さらに吉本の勢いは止まる事を知らず、#33(HANKOOK PORSCHE)に猛チャージを仕掛けていく。しかし相手に対しストレートスピードが圧倒的に劣る状態では中々オーバーテイクには至らず、しばらくポジションは膠着状態が続いていく。それでも吉本はその後もチャンスを伺い続け、Bコーナーから差を詰めていき最終一つ手前のプリウスコーナーで無理やりインに飛び込んでいくと、直後のストレートではいとも簡単に抜き返されたものの、その後100Rでアウトから仕掛けヘアピンのブレーキング勝負でこれを再度抜き返す。

続くストレートではまたもや前に出られるものの、1コーナーのブレーキングで再び抜き去ると、ここからはストレートスピードの勝るポルシェに対し最終コーナーまでにどれだけ差をつけてこられるかが重要なキーであったが、今度はそのままこのポジションを死守。さらに前を行っていた#55(J-TRUST F-PRO おうとキット ポルシェ)が脱落した事もあり、この時点で5番手にまでポジションを上げる。さらにここから前を行くマシンの追撃態勢に入った吉本は、ピットストップ時間を短縮する為にマシン左側のみのタイヤ交換で走行していた#19(ウェッズスポーツIS350)との10秒以上あった差を1周1秒近いペースで詰めていく。しかしここはこちらもタイトル争いの一角を争う強豪。#19(ウェッズスポーツIS350)も合わせる様にペースを上げ、紫電は4番手に0.9秒届かず、最終的にこのレースを5番手のポジションで終えることとなった。

この結果を受け、加藤選手は63ポイントになり、首位と同ポイントの2位(同ポイントながら2位獲得回数の差で#43(ARTA Garaiya)の新田選手・高木選手がランキング1位)、第2戦から出場の吉本は58ポイントで単独4位。チームランキングでは3位ながらトップとの差を2pt差にまで縮めた紫電。残るレースは2戦、予想以上の大混戦となったシリーズタイトル争いはいよいよ終盤戦に突入する。次戦オートポリスは紫電にとって相性も良いと思われるコース。それだけにここでの結果がタイトル獲得に向けては非常に重要になってくる。ここで紫電がどのような戦いを見せるか。期待と共に注目が集まる。

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【吉本大樹コメント】
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CA5N9GQA.jpg
苦しい展開になるだろうと思って富士に入りましたが、これが予想以上で、結局最後までフィーリングも中々良くならずタイムも伸び悩んだので、決勝に向けても少なからず不安を抱えた状態で挑むことになりました。でも前半のスティントでは加藤さんが苦しいながらにトップとの差を終始15~16秒位に保ってくれた事が大きかったです。ピットのタイミングも良かったですね。何度か接触もありましたが、頭を使わなければならないバトルも楽しめましたし、最終的に4番手を争う5番手までポジションをあげることが出来ました。

やっぱり最後19号車に届かなかったのは悔しいですが、正直思っていた以上のレースが出来たし、この結果は二重丸。加藤さんのドライバーズランキングも点数でいえばトップタイ、チームランキングでもトップとの差を2ptにまで詰められた。チャンピオンシップを考えたら、不得意と思われた富士でのこの結果は素晴らしいです。

レースは残り2戦ですが、次のオートポリスは紫電との相性も良いはずなので、ここで勝ちに行きたいと思います。

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SUPER GT

SGT:第7戦富士 トムスのレクサスSC430が3位フィニッシュ (TOYOTA)

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レクサスSC430勢最上位の3位でフィニッシュした
PETRONAS TOM\'S SC430 36号車

 SUPER GT第7戦「FUJI GT 300km RACE」が9月12日(土)、 13日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。SUPER GTの富士での開催は今季2度目となる。

 全9戦で行われる今シーズンのSUPER GTも残り3戦。シーズン終盤を迎え、これまで獲得ポイント×2kgが科されていたハンディウェイトが、今大会から獲得ポイント×1kgと半減されることとなり、更なるランキング争いの激化が予想された。

 今大会にはレクサスチームからGT500クラスに5台のレクサスSC430が出場。また、GT300クラスに2台のレクサスIS350と2台のカローラアクシオが出場した。

◆予選◆

 12日(土)午前9時45分からの公式練習は、セッション開始直前に降り始めた雨によりウェットコンディション。  午後12時50分よりスーパーラップへの進出と、9番手以下のグリッドを決定する公式予選1回目が行われた。公式予選1回目の時点でも雨は止まず、小降りにはなっていたものの、セッション中に雨の強さが替わる、難しいウェットコンディションでの予選となった。

 このセッションで、レクサスSC430勢はタイムを伸ばすことができず、ZENT CERUMO SC430 38号車がまさかの13番手。前戦初優勝を飾ったKRAFT SC430 35号車が11番手、DUNLOP SARD SC430 39号車が 12番手で、3台がスーパーラップ進出を逃してしまった。ENEOS SC430 6号車とPETRONAS TOM'S SC430 36号車の2台は、それぞれ6、8番手でスーパーラップ進出を果たした。

 その後も雨が降り続き、ウェットコンディションのまま、午後2時35分から、上位8グリッドを決定するスーパーラップが開始。36号車が好走を見せ4番手。6号車が5番手タイムをマーク。2番手タイムのARTA NSX 8号車がエンジン交換により10グリッド降格となったため、グリッドはひとつずつ繰り上がり、レクサス SC430が3、4番手で2列目に並び、35号車と39号車もそれぞれ10、11番手グリッドから決勝レースに臨むこととなった。

 GT300クラスでは、TDPの若手コンビが駆るCOROLLA Axio apr GT 74号車がトヨタ/レクサス勢では唯一スーパーラップに進出。7番手となった。ドライバーズランキングで僅差の3位につけるウェッズスポーツIS350 19号車は惜しくもスーパーラップ進出を逃し、9番手。avex apr COROLLA Axio 31号車が15番手、KUMHO TIRE SHIFT IS350 52号車が18番手につけた。

◆決勝◆

 13日(日)、午前8時30分からの30分間のフリー走行では昨夜までの雨により路面は濡れていたものの、セッション中に乾き、午後2時からの決勝レース(66周)は好天の下、完全なドライコンディションでの戦いとなった。

 3番手グリッドの36号車が好スタートを切り、一気に首位を奪取。後方では、4番手スタートの6号車が前走車をかわし、36号車に次ぐ2位に浮上。1周目にして、レクサスSC430の1-2体制となった。

 速さを見せる6号車は、4周目に36号車もパスし、首位に浮上。しかし、スタート直後の1コーナーにおける接触でペナルティを科され、ドライブスルーで11位までポジションダウン。

 再び首位に立った36号車は、25周目に8号車にパスされ、2位へとポジションを落とし、30周終了時点でピットイン。チームは素早いピット作業でコースへと送り出し、全車がピットを終えた時点で、36号車は再び首位に復帰した。しかし、8号車の勢いを抑えきることはできず、38周目のダンロップコーナーで首位の座を奪われてしまった。

 終盤、猛追を見せていたMOTUL AUTECH GT-R 1号車が、36号車の後方に接近し、激しい2位争いが展開された。必死にこれを抑え込んだ36号車であったが、ファイナルラップを目前にした65周目の最終コーナーでインをつかれ、3位に後退。

 36号車は諦めず、ファイナルラップでの逆転を目指したが、叶わず、3位でチェッカー。一時は 11位まで順位を落とした6号車は、後半素晴らしい速さを見せ、5位まで順位を上げてフィニッシュした。35号車が7位、38号車が10位でポイント獲得を果たした。

 GT300クラスでは、9番手スタートの19号車が着実な走りで4位フィニッシュ。ランキングでも3位は変わらないものの、首位と同ポイントで並ぶこととなった。74号車は12位に終わった。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:
GT500クラスでは、勝てる可能性は十分あったと思うが、いくつかのミスもあり、今回は、最良の結果を残すことはできなかった。シリーズポイントでは、やや差を広げられてしまったが、逆転は十分可能。チャンピオン獲得の為に、更なる開発を進め、最後の2戦に全力を尽くす。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

SUPER GT

SGT:第7戦富士 レガシィB4 GT300、ノートラブルで初完走 (SUBARU)

 9月13日、晴天が広がった富士スピードウェイでSUPER GT第7戦、「富士300kmレース」が開催され、GT300クラスに出場した「R&DSPORT LEGACY B4」は、決勝レースをノートラブルで走破。初の決勝進出で、18位完走を果たした。

 前日の12日に行われた公式予選は、あいにくの雨。SUBARUシンメトリカルAWDシステムを搭載するレガシィB4 GT300は、前回トラブルが発生した駆動系のチェックを中心に走行を繰り返し、セットアップを進めた。公式予選に先立って行われた練習走行で初めてAWDレースマシンを雨の中でドライブした密山祥吾は、「AWDシステムのおかげで、コーナーでも水量の多い場所でもステアリングをとられることなく、安心してドライブできました。安定した走りができるので、クルマの状態がつかみやすいですね」と語っていた。

 一転して好天となった13日。3万3,0000人の観客が見守る中、20番スターティンググリッドにレガシィB4が並び、山野哲也がスタートを待った。午後2時、GT300マシンが一斉にスタート。山野のレガシィB4は淡々と、そして力強く周回を重ねた。まだシェイクダウン以後走行距離の少ないレガシィB4にとって、連続周回を走ることがとにかく重要。ドライバー交代と燃料補給のぎりぎりまで山野は走行し、43周目に密山に交代。密山もノーミス・ノートラブルで走りきり、初 レースを18 位完走で終えることとなった。

 山野は、「ノートラブルで完走できてうれしいです。クルマのバランスは良いし、最初と最後でクルマのキャラクターが変わってしまうようなこともなく、シャシーの良い素性が確認できたことが収穫です」と語った。

【本島伸次監督のコメント】
 ともかく、今日はレースを完走できてホッとしています。完走できたことで、データが蓄積できましたし、これを次のステップに向けて活かしていきたいと思います。セットアップに関してはまだまだこれからですが、方向性は見えてきました。課題の走行タイムについても、少しずつ詰めて改善していきたいと考えています。是非ご期待いただきますようお願いします。
スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]
Text: スバルテクニカインターナショナル株式会社

SUPER GT

SGT:第7戦富士決勝 MOTUL AUTECH GT-Rが2位表彰台で選手権首位を維持 (NISMO)

 今季2勝を挙げて選手権ポイント首位でこのレースに臨んだ「MOTUL AUTECH GT-R」(#1)は、出場者中ハンディキャップウェイトが最も重い状態ながら、雨の中で行われた前日の公式予選で2位のポジョンを獲得。悪条件の中タイムアタックを担当したトレルイエの渾身の走りで、決勝レースを有利なポジションからスタートできることとなった。

 最終日の13日は好天に恵まれ、3万3,000名の観客が見守る中、午後2時に決勝レースがスタートした。#1 GT-Rは本山がスタートを担当。気温、路面温度とも高い中、消耗を避けたい本山は2周目に後続の#6 レクサスSC430に先行を許すものの、慌てずに序盤を安定したラップタイムで周回した。また、13周目には#8 NSXにかわされるが、ここでも無理して消耗を早めることはなかった。早くからピットインするチームを横目に、#1 GT-Rはレース折り返し点の33周目にピットインし、トレルイエにドライバー交代した。トレルイエは、コースに戻ると2位を走る#36 SC430との差を徐々につめながら41周目には約2秒差にまで迫った。一時追い抜きを仕掛けたが#36 SC430も踏みとどまり逆転はならなかった。しかし終盤に向けてチャンスをうかがい続けたトレルイエは、65周目の最終コーナーで同車をとらえて2位のポジションを取り戻した。

 予選5位からレースをスタートした「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)は、スタート直後に第一コーナーで起きた上位車のアクシデントをすり抜けたオリベイラが4位で1周目のコントロールラインを通過。その後2位に浮上した。その後、#8 NSXに抜かれて3位となるも、表彰台フィニッシュの可能性を残してレース終盤を迎えた。荒が4位を走行していた46周目にトラブルを起こしたGT300車両の部品を車体で受けて電気回路が停止。コー ス上にストップしてしまった。ドライバーが再始動をかけてピットに戻ったが、順位は大きく後退。13位完走となった。

 今季好調ぶりを発揮している「HASEMI TOMICA EBBRO GT-R」(#3 ロニー・クインタレッリ/安田裕信)は、予選14位からのスタートながら前半を担当したクインタレッリが1周目に6位まで順位をあげた。その後一時4位を走行し、29周目に安田にドライバー交代。安田は安定したペースを築き、6位で多くの周回を走行。その後5位となったが、終盤に#6 SC430にかわされて6位に戻るとそのまま66周目にチェッカーフラッグを受けた。#3 GT-Rは、開幕戦および続く第2戦ではポイントをとり損ねたが、それ以降は第4戦セパンでの優勝を含みコンスタントにポイントを獲得している。

 好成績が期待された「IMPULカルソニックGT-R」(#12 松田次生/セバスチャン・フィリップ)は松田が6番グリッドからレースをスタートしたが、スタート直後の第一コーナーのアクシデントに巻き込まれてフロントサスペンションにダメージを負い、その修復のため大幅にタイムロス。その後はレースに復帰するものの、首位から5周遅れの15位完走となった。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html
Text: NISMO

SUPER GT

SGT:第7戦富士決勝 ARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢組)が予選12番手から今季初優勝 (HONDA)

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  • 2009年9月13日(日)決勝
  • 会場:富士スピードウェイ(4.563km)
  • 天候:予選/曇りのち雨、決勝/晴れ
  • 気温:27℃(14:00現在)
  • 路面温度:40℃(14:00現在)
  • 決勝レース:66周(301.158km)
  • 観客:3万3000人(主催者発表)

 9月13日(日)、静岡県・富士スピードウェイにおいて、2009 オートバックス SUPER GT第7戦「FUJI GT 300km RACE」の決勝レースが開催された。

 今シーズンも残り3戦を残すのみとなったSUPER GTシリーズでは、チャンピオンシップ争いのドライバー部門において、#18 道上龍/小暮卓史組が計40ポイント(トップと8ポイント差)の6位、#8 ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組が計33ポイントの9位。チーム部門で#18 TEAM YOSHIKI&童夢PROJECTが計56ポイント(トップと8ポイント差)の4位、#8 オートバックス・レーシング・チーム・アグリが計45ポイントの10位につけている。

 12日(土)に開催された公式予選は天候に恵まれず、ウエットコンディションでの争いとなった。決勝グリッドが8台のマシンによって争われるスーパーラップにおいて、#32 ロイック・デュバル/中山友貴組(EPSON NSX)が1分46秒111のタイムを記録し、Honda NSX-GTが今シーズン初のポールポジションを獲得した。#8 ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組(ARTA NSX)は2番手タイムを獲得するものの、前戦でマシンが炎上した影響でエンジン交換を強いられたために、10グリッド降格の12番手となった。#18 道上龍/小暮卓史組(ROCKSTAR 童夢 NSX)が7番グリッド、#100 井出有治/細川慎弥組(RAYBRIG NSX)は8番グリッド、#17 金石年弘/塚越広大組(KEIHIN NSX)は9番グリッドから決勝レースを迎えることとなった。

 13日(日)の決勝日は一転して快晴となったため、気温は27℃まで上昇し、路面温度も40℃という前日とは全く違うコンディションとなった。3万 3000人の観衆が見守る中、総勢37台(GT500クラス計15台)のマシンは、午後2時3分にローリングスタートを切り、300km(66周)のレースが始まった。

 スタート直後の1コーナーで、ポールポジションスタートのL.デュバル選手(#32 EPSON NSX)が2台に抜かれた直後にスピンを喫し、最下位までポジションを落としてしまう。オープニングラップは、#100 RAYBRIG NSXの井出選手が7位、12番手から好スタートを切った#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手が9位、#18 ROCKSTAR 童夢 NSXの道上選手が11位、#17 KEIHIN NSXの金石選手が13位、#32 EPSON NSXのL.デュバル選手が14位を走行する。

 4周目には、#8 ARTA NSXと#18 ROCKSTAR 童夢 NSXが6-7位に浮上した。9位に後退した#100 RAYBRIG NSXは、コースアウト時にマシンフロントに芝生が詰まったために水温が上昇し、5周終了時に緊急ピットインを敢行。修復してコースに復帰するものの大きく出遅れることとなった。

 7周目に1分37秒441のタイムを記録し、自己ベストラップを更新しながら走行する#8 ARTA NSXは、R.ファーマン選手のアグレッシブな走りで順位を上げて13周目には3位へ浮上する。3位のR.ファーマン選手は、序盤で離されていたトップ2 台のマシンに徐々に迫り、19周目には2位を走行するマシンの背後にまで追いついた。20周目のヘアピンコーナーで2位に浮上し、約2秒先を走行するトップへの追い上げを図る。

 22周終了時に、接触によるタイヤホイールのトラブルにより11位に後退していた#18 ROCKSTAR 童夢 NSXが先陣を切ってピットインを敢行。32秒1のピット作業を終えて第2ドライバーの小暮選手がコースに復帰した。

 怒とうの走りをみせる#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手は、25周目にトップのマシンに追いつき、最終コーナーでインを奪って前に出ると、26周目のホームストレートで押さえ込んでトップに浮上した。

 前日が天候に恵まれなかった影響で、各車が決勝用のタイヤ選択とセッティングに悩まされていたが、的確なセットアップをみつけた#8 ARTA NSXは、レース中盤に入ってもペースを落とさずに走り続け、予選12位からスタートしてトップを独走する展開となっていく。

 29周を終えた時点で、#8 ARTA NSXは2位に2秒600のタイム差を広げ、トップのままで32周終了時にピットインを敢行した。

 #8 ARTA NSXは、36秒6のピット作業を終えて第2ドライバーの伊沢選手がコースに復帰したが、アウトラップでペースが上がらない状態で抜かれたために2位へ後退する。しかし、伊沢選手はトップの背後につけて落ち着いた走行を続ける。

 残り30周となった36周終了時点で、2位に#8 ARTA NSXの伊沢選手、素早いピット作業を行った#17 KEIHIN NSXの塚越選手が5位に浮上、9位に#32 EPSON NSXの中山選手、10位に#18 ROCKSTAR 童夢 NSXの小暮選手、13位に#100 RAYBRIG NSXの細川選手が走行する。

 トップの背後に迫っていた伊沢選手は38周目にトップを奪回し、再び#8 ARTA NSXがレースをリードする。さらに伊沢選手は、ペースを1分37秒台にまで上げて独走態勢を築いていく。

 #8 ARTA NSXと2位の差は49周終了時で4秒251まで広がる。伊沢選手は速いペースで安定した走りを続けていく。4位に浮上した#17 KEIHIN NSXの塚越選手も1分37秒台のタイムを刻みながらトップ3を追い続けていく。#18 ROCKSTAR 童夢 NSXの小暮選手も8位に浮上している。

 伊沢選手は、55周目に1分39秒台にペースを落とし、2位との約5秒差を確認しながら確実にトップを守る走りをみせる。

 #8 ARTA NSXは、エンジン交換による10グリッド降格のペナルティを受けながらも、決勝のドライセッティングをだれよりも見事に仕上げ、66周を走りきって見事にトップでチェッカーフラッグを受けた。この勝利は、#8 ARTA NSXの2人とNSX-GTにとって今シーズン初優勝となるとともに、伊沢選手にとっては、SUPER GTでの初優勝となった。#17 KEIHIN NSXは4位、#18 ROCKSTAR 童夢 NSXは8位、#32 EPSON NSXは9位、#100 RAYBRIG NSXは12位となり、NSX-GT全車が完走を果たした。

 この結果、シリーズタイトル争いでは、ドライバー部門においてR.ファーマン選手/伊沢選手が計53ポイントの3位、小暮選手/道上選手が計43ポイントの6位となった。チーム部門では、#8 オートバックス・レーシング・チーム・アグリが計68ポイントで3位、#18 TEAM YOSHIKI&童夢PROJECTが計62ポイントで5位につけている。

コメント
白井 裕(Hiroshi Shirai)|NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
 「今シーズンNSX-GTにとっての初優勝を飾ることができました。ありがとうございます。いつもご声援をいだたいているファンの皆様には、大変お待たせいたしましたが、NSX-GTの速さを印象づけることができ、うれしく思っています。 今回の32号車は、予選での雨の難しいコンディションの中、見事にポールポジションを獲得してくれただけに、決勝スタート直後のアクシデントは非常に残念でした。8号車は予選2番手のタイムでしたが、前戦のアクシデントによるエンジン交換のために12番手からのスタートでしたので厳しい戦いを予想していました。しかしながら、ファーマン選手が決勝のドライ路面でも見事なセッティングを見つけ出したことが勝因となったのだと思います。また、SUPER GTでの初優勝になる伊沢選手も、後半のスティントで安定した走りを見せてくれました。この優勝でドライバーとしてさらに成長してくれることを期待しています。また前戦のアクシデントから短期間でマシンを修復したチームスタッフの努力には頭が下がる思いです。そのがんばりも今回の優勝につながったのかも知れません。 この勢いでチャンピオンシップ獲得を目指し、残り2戦とも勝つつもりでおりますので、引き続きNSX-GTへのご声援をお願いします」
ラルフ・ファーマン選手(優勝 #8 ARTA NSX)
 「今シーズンは、SUGOや鈴鹿など優勝のチャンスが何回もありながらかないませんでしたので、本当に最高の気分です。今朝のフリー走行で、ハードコンパウンドのタイヤと燃料満タンの状態で感触がよかったので、可能性は感じていました。予選12番手からのスタートでしたが、コース後半のセクションで速く走ることができたために、順位を上げることができました。私のスティントは40周くらいを予定していたのですが、攻めていたこともあり早めのドライバー交替となりました。残り2戦のタイトル争いは、次戦のオートポリスで上位とのギャップを3~4ポイントに縮めることができれば、最終戦のもてぎで逆転タイトルを獲得できるのではないかと考えています。オートポリスともてぎの2コースはNSX-GTにとって得意なサーキットなので、いい勝負ができると思います。最後まであきらめずに戦いますので、応援をお願いします」
伊沢拓也選手(優勝 #8 ARTA NSX)
 「優勝の実感がなくて、どこまで喜んでいいのか分からないのが正直な感想です。明日になれば、もっとうれしい気持ちになるのかなと思います。ラルフの走りを見て、マシンの仕上がりがいいのは分かっていました。今までは、リアタイヤ2本のみ交換する作戦を選んでいたのですが、僕がうまく乗りこなせていなかったので、今回は自信を取り戻すために全4本交換をお願いしました。交替直後のアウトラップでトップを奪われてしまいましたが、ペースもよかったので不安もなく落ち着いて走ることができました。トップを取り返してから、このまま走れば優勝は間違いないだろうと思っていましたが、残り5周あたりから緊張してきて少しリズムを崩してしまいました。でも、スティント中ずっと無線で土屋圭市さんから的確な指示があったので、最後まで落ち着いて走りきることができました。昨年のオートポリスでも、重いウエイトを積んで3位を獲得しているのでチャンスは大きいと思います。残りの2戦はなにも考えずに全力を尽くして走ることがタイトル獲得への近道だと思います」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第7戦富士決勝 優勝ドライバーのコメント

090913Kaiken

GT500クラス #8ARTA NSX
ラルフ・ファーマン
090913Kaiken500 ファンタスティックです。
スーパーラップでは2位でしたが、グリッド降格で12位スタートになってしまいました。 でもクルマの状態はすごく良かったので心配はしていませんでした。
今シーズンはずっと勝てそうで勝てないレースが続いていたので、今日の勝利は非常に素晴らしいですし、これでチャンピオンシップにも僅かながら希望が出てきました。
ここでは前にもいいレースをしたことがありますが、どうしても結果が出せませんでした。SUGOでも鈴鹿でも惜しいレースが続いていたので、勝ててよかったです。
次も出来るだけいいレースをして、GT-Rとのギャップを3ポイントか4ポイントにすれば最終戦で逆転も可能ですから、とにかく次のレースを頑張ります。
伊沢 拓也
なんだかまだ実感が沸かなくて、嬉しいというとこまでいっていません。明日になればきっと嬉しさがこみ上げてくるのだろうと思います。
アウトラップで抜かれましたが、ラルフ選手のスティトを見ていてクルマが速いのは判っていたので、心配はしていませんでした。(抜いた周は)寿一さんが100Rで失敗したのがわかったので、ここだと思い、ずっと後ろにつけていってダンロップで抜きました。
不安は全くなくて、ずっと落ち着いて走れましたが、最後の5周だけはミスをしないようにと緊張しました。
毎周土屋さんが無線で励ましてくださったので、安心して走れました。
僕らはずっとリヤ2本交換という作戦でやってきましたが、僕はどうしてもそれに対応できなくて、今回お願いして4本交換にしてもらいました。決勝日になってラルフ選手が2本でいけ、と言ってきましたが、ここで自分を取り戻すためにも4本交換で行きました。
残り2レースはもう何も考えずに力を出し切るだけです。
GT300クラス #81ダイシンアドバンFerrari
藤井 誠暢
090913Kaiken300 今回ドライでテストできてなくて、それは他のチームも同じだったんですけど、今朝走ってみたらバランスに問題があるのが判ったので、決勝では無理に抜きにいくよりもタイヤを労わって走るようにしました。
それに僕らのFIA-GT仕様のクルマは給油に時間がかかり、他より10秒くらいロスしてしまうので、今回はタイヤ無交換か2本交換でピットで逆転して、あとを青木さんに任せる作戦にしていました。
正直、同じ条件なら青木さんは絶対抜かれないと思っていますが、今回はクルマのバランスも悪く、右タイヤも交換していなかったので、左コーナー、とくにプリウスコーナーが厳しかったはずですが、それでも何とかしてくれると思っていました。
青木 孝行
正直ほっとしています。勝てそうで勝てないレースが続いて、中々結果が伴わなかったので、今回は勝ててほっとしているというのが一番です。
右タイヤを換えず、左2本交換という作戦でしたが、外したほうの左タイヤの磨耗状況を無線で聞いて青くなりました。 予想以上に磨耗していたので、右もきっと同じだろうと思いました。最後は案の定、山がなくなりました。
残り10周で無線で後ろとのギャップを聞いて確実に追いつかれると思いました。最後は平中君ともう意地の張り合い。 普段だったらやらないようなブロックもやり、沢山ぶつかりましたが、そんな中でも引くとこは引いていて、フェアだったと思います。今考えると楽しいレースでしたが、乗ってるときは全然楽しくなかったです。
最後はタイヤが完磨してたと思いますけど、意地で押さえ込みました。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第7戦富士決勝 12番手スタートからの大逆転!ARTAが今季初勝利。GT300は左2本交換のダイシンフェラーリがハナ差で逃げ切り!

2009オートバックス スーパーGT第7戦、「富士GT300kmレース」の決勝が9月13日、富士スピードウェイで行われ、 エンジン交換により10グリッド降格となった#8ARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)が序盤から猛烈な追い上げをみせ、 今季初勝利をもぎとった。
GT300クラスは#81ダイシンアドバンFerrari(青木孝行/藤井誠暢組)がピットストップで左タイヤ2本のみ交換というギャンブルを敢行、 終盤#11JIM GAINER ADVAN F430(田中哲也/平中克幸組)の猛追を受けるが、 最後まで抑えきってこちらも待望の今季初勝利を挙げた。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:33000人)

090913GT500Start

090913GT500Winner

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090913GT500Top3

雨に翻弄された公式予選日とは打って変わり、決勝日の富士スピードウェイは快晴の下で決勝レースを行うこととなった。
フォーメーション開始は午後2時。
スタートでは予選3番手の#36ペトロナスSCを駆るアンドレ・ロッテラーが得意のスタートダッシュでインから一気にトップに躍り出る。
後れをとったポールシッターの#32エプソンNSXは後方集団に飲み込まれた挙句、#6エネオスSCと接触してスピン、 すぐにコースには復帰したものの一気にクラス最後尾まで順位を落とすこととなった。

#6エネオスSCはスタートドライバーのビヨン・ビルドハイムのアグレッシブな走りで2位の#1モチュールGT-R、 トップのペトロナスSCを次々に攻略して3周目にはトップに立つ。
しかし32号車との接触に対しドライブスルーのペナルティが課せられてしまい、ビルドハイムは6周終わりでピットイン、 これにより再びペトロナスSCがトップに復帰した。
2位には6周目の1コーナーでモチュールGT-Rを攻略した#24HIS GT-Rが上がってきた。
しかしその後方からは24号車をも上回るハイペースで追い上げてくるクルマがいた。
それがファーマンの駆る#8ARTA NSXだった。

昨日の予選で2位タイムを記録しながら、エンジン交換によるグリッド降格で12番手からスタートした8号車だったが、 オープニングラップで9位、2周目8位、3周目7位と着実に順位を上げて10周目には4位、13周目にはモチュールGT-Rを抜いて3位、 そして20周目、リヤタイヤが苦しくなってきた24号車がプリウスコーナーでアウトにはらんだところにファーマンが飛び込み、 2位をもぎ取った。
残るは1台、トップを快走するペトロナスSCのみだ。

ファーマンは手綱を緩めることなく首位ロッテラーとの差を詰めていく。
そして遂に25周目、ファーマンは最終コーナーでロッテラーのインにノーズをねじ込み、トップに躍り出た。

当初40周あたりでピットストップを行う予定でハードタイヤを選択していた8号車だったが、結局32周終わりでピットイン、 残り34周を伊沢に託すこととなった。
伊沢はアウトラップの100Rで一旦はペトロナスSCを駆る脇阪寿一に先行を許すこととなったが、 タイヤに熱が入ってからはハイペースで周回を重ね、脇阪とのギャップを詰めていく。
そして38周目のダンロップコーナーで、遂に伊沢は脇阪のインに飛び込みトップを奪い返した。
抜かれた脇阪はその後、3位モチュールGT-Rの猛追を受け、伊沢を追うどころではなくなってしまう。

伊沢は2位以下のバトルを尻目に34周を走りきり、今季待望の、 そして伊沢自身にとってはGT500デビュー以来初の勝利をものにした。
2位には65周目の最終コーナーでペトロナスSCのインに割って入ったブノワ・トレルイエの駆るモチュールGT-Rが入った。

なお、ポールシッターのエプソンNSXは結局9位。序盤トップ3に絡む活躍をみせていたHIS GT-Rは46周目に、 前を走っていた#55J-TRUSTポルシェから脱落した運転席側のドアにボンネットを直撃され、 その弾みでキルスイッチが作動してしまってダンロップコーナーでストップという不運に見舞われ、 その後レースには復帰したものの13位に終わっている。

090913GT300Start

090913GT300Winner

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090913GT300Top3

毎回荒れに荒れるGT300クラスだが、今回も最後まで目の離せない接戦が展開されることとなった。

オープニングラップを制したのは予選2番手の#81ダイシンフェラーリ。
しかし2周目に入ったところで#33ハンコックポルシェ、#87ガイヤルドに立て続けに抜かれて3位に後退してしまう。
スタートドライバーの藤井はその後、 8周目に87号車に抜かれて2位に落ちた33号車を駆る影山正美と抜きつ抜かれつの接戦を30周近く繰り広げながら35周終わりで同時にピットイン。
ここで81号車は左タイヤ2本交換というギャンブルに踏み切って大幅に作業時間を短縮、見事33号車を出し抜いたばかりか、 トップを快走していた87号車をも抜き去ることとなった。
87号車はピットストップを終えてからペースが上がらず、終盤は左リヤタイヤとフェンダーが干渉するトラブルなどに見舞われたため、 結局11位でレースを終えた。

大胆な作戦でトップに立ったダイシンフェラーリだったが、タイヤの磨耗は予想以上に激しく、終盤ペースダウンを余儀なくされる。
このため、一時は8秒以上あった2位とのギャップも、周回を重ねるにつれて徐々に削り取られていく。

2位を走っていたのは#11ジムゲイナーF430。
トップ争いは奇しくもフェラーリ同士の戦いとなった。

11号車の後半を担当した平中は1周1秒近いペースで81号車との差を詰めていき、 ついにGT300クラスにとっては残りあと2周となった60周目にはテール・トゥ・ノーズの状態に持ち込んだ。

完全に山のなくなった右側タイヤのため、左コーナーが苦しくなってきた81号車の青木を平中は執拗に攻め立てる。
そしてその左コーナーの一つ、プリウスで遂に平中は青木に並びかけた。
懸命に押さえ込む青木。
2台はもつれ合うようにしてファイナルラップに突入した。

平中は61周目の13コーナーで再び青木に並びかける。
プリウス、パナソニックと両者は接触も辞さない激しい併走状態を続け、そのままフィニッシュラインに飛び込んだ。
駆ったのはダイシンフェラーリ。
その差は僅か0.372秒だった。

3位には#66ムルシエラゴが入り、前半81号車と熾烈なバトルを繰り広げていた33号車は結局6位に終わった。

なお、ポールスタートの#88ガイヤルドはオープニングラップを4位で終えると、その後も3~4位あたりの走行に終始し、 中盤移行は更に順位を落としていくこととなり、10位に終わっている。

次回第8戦の舞台は九州のオートポリス。
10月18日決勝だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第7戦富士決勝結果

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2009/09/13) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
150018ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS33661:49'39.143
250021MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS48661.761
3500336PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS42663.151
4500417KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS326619.619
55005*6ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS206629.553
650063HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI416638.115
7500735KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS346645.332
8500818ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS40661'10.759
9500932EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL9661'26.847
105001038ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS40651Lap
115001139DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL21651Lap
1250012100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS21651Lap
135001324HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH37642Laps
145001421ASTON MARTIN 赤坂 DBR9
ASTON MARTIN DBR9
都筑 晶裕
土屋武士
YH633Laps
155001512IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS32615Laps
16300181ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木孝行
藤井 誠暢
YH31615Laps
17300211JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中哲也
平中 克幸
YH36615Laps
18300366triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷 敦
YH6615Laps
19300419ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡龍也
YH55615Laps
2030052アップル・K-one・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本 大樹
YH57615Laps
21300633HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 RSR
木下みつひろ
影山 正美
HK80615Laps
22300743ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI59615Laps
2330085マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH1615Laps
24300946エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH53615Laps
253001088triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH1615Laps
263001187giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田久
YH606Laps
273001274COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本雄資
MI22606Laps
283001352KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
関口雄飛
KH9606Laps
2930014*26UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
阿部翼
YH28606Laps
303001531avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
峰尾恭輔
YH12606Laps
3130016666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH597Laps
323001710JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH2597Laps
333001862R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
密山祥吾
YH597Laps
343001955J-TRUST F-PRO おうとキットポルシェ
PORSCHE 911GT3
山岸 大
小泉洋史
YH4224Laps
---- 以上規定周回数(GT500:46Laps / GT300:46Laps)完走 ----
-300-112石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR (996)
中山 良明
大井貴之
KH660Laps
-300-808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4 M coupe MotorSport Version
菊地 靖
田ヶ原 章蔵
YH066Laps
-300-7M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目遼
YH52-Absence
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.6 ENEOS SC430(伊藤大輔/ビヨン・ビルドハイム組) 1'37.093 (8/66) 169.186km/h
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組) 1'46.256 (5/61) 154.595km/h
  • CarNo.6 Bドライバーは、2009 SUPER GT Sporting Regulations第3章第30条1.a(接触)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.26 Aドライバーは、2009 SUPER GT Sporting Regulations第3章第30条1.a(接触)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.26 Bドライバーは、2009 SUPER GT Sporting Regulations第3章第30条1.a(接触)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。

SUPER GT

SGT:第7戦富士スターティンググリッド/スタートドライバー

■GT500 Class
 1
32 EPSON NSX
HONDA NSX
*ロイック・デュバル / 中山 友貴
DL 9
*1'46.111

 2
1 MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
*本山 哲 / ミハエル・クルム
BS 48
*1'46.700

 3
36 PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一 / *アンドレ・ロッテラー
BS 42
*1'47.407

 4
6 ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔 / *ビヨン・ビルドハイム
BS 20
*1'47.533

 5
24 HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
*ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ / 荒 聖治
YH 37
*1'48.660

 6
12 IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
*松田 次生 / セバスチャン・フィリップ
BS 32
*No Time

 7
18 ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
*道上 龍 / 小暮 卓史
BS 40
*No Time

 8
100 RAYBRIG NSX
HONDA NSX
*井出 有冶 / 細川 慎弥
BS 21
1'46.475

 9
17 KEIHIN NSX
HONDA NSX
*金石 年弘 / 塚越 広大
BS 32
1'46.719

10
35 KRAFT SC430
LEXUS SC430
*石浦 宏明 / 大嶋 和也
BS 34
1'46.991

11
39 DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
*アンドレ・クート / 平手 晃平
DL 21
1'47.084

12
8 ARTA NSX
HONDA NSX
*ラルフ・ファーマン / 伊沢 拓也
BS 33
*1'46.373

13
38 ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路 / *リチャード・ライアン
BS 40
1'47.253

14
3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
*ロニー・クインタレッリ / 安田 裕信
MI 41
1'47.881

15
21 ASTON MARTIN 赤坂 DBR9
ASTON MARTIN DBR9
*都筑 晶裕 / 土屋 武士
YH
1'48.949



■GT300 Class
 1
88 triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士 / *坂本 祐也
YH 1
*1'56.623

 2
81 ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木 孝行 / *藤井 誠暢
YH 31
*1'56.638

 3
33 HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 RSR
木下 みつひろ / 影山 正美
HK 80
*1'56.926

 4
87 giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
*井入 宏之 / 和田 久
YH
*1'58.175

 5
46 エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹 / *柳田 真孝
YH 53
*1'58.177

 6
43 ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
*新田 守男 / 高木 真一
MI 59
*1'59.251

 7
74 COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人 / *国本 雄資
MI 22
*1'59.314

 8
26 UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
*黒澤 治樹 / 阿部 翼
YH 28
*2'02.160

 9
19 ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学 / *片岡 龍也
YH 55
1'56.717

10
11 JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
*田中 哲也 / 平中 克幸
YH 36
1'56.792

11
5 マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二 / *赤鮫 オヤジ
YH 1
1'56.859

12
66 triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
*山西 康司 / 余郷 敦
YH 6
1'56.892

13
7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
*谷口 信輝 / 折目 遼
YH 52
1'57.301

14
2 アップル・K-one・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
*加藤 寛規 / 吉本 大樹
YH 57
1'57.389

15
31 avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
*坂本 雄也 / 峰尾 恭輔
YH 12
1'57.783

16
808 初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4 M coupe MotorSport Version
*菊地 靖 / 田ヶ原 章蔵
YH
1'58.425

17
55 J-TRUST F-PRO おうとキットポルシェ
PORSCHE 911GT3
*山岸 大 / 小泉 洋史
YH
1'58.722

18
52 KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
*佐々木 孝太 / 関口 雄飛
KH 9
1'59.074

19
10 JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
*植田 正幸 / 川口 正敬
YH 2
1'59.447

20
112 石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR (996)
*中山 良明 / 大井 貴之
KH
2'00.462

21
62 R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
*山野 哲也 / 密山 祥吾
YH
2'00.779

22
666 FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
*周防 彰悟 / 山下 潤一郎
KH
2'03.853



  • CarNo.666 大会審査委員会は、フリー走行の結果により、決勝レース出場を最後尾グリッドを条件に認める。
  • ドライバーの'*'印はスタートドライバーを示しています。また、タイムの'*'印はスーパーラップで記録されたものです。

SUPER GT

SGT:第7戦富士GTA定例会見 オールスター戦は3dayの可能性も

GTアソシエイション(以下GTA)は9月13日、 スーパーGT第7戦が行われている富士スピードウェイでフリー走行終了後に定例会見を行った。

今回の話題は、終盤戦の見どころ、それと関連して今シーズンより導入された新しいウェイトハンデ制の狙い、 第7戦より実施された特別性能調整、来年に予定されているオールスター戦の進捗状況など。
終盤戦の見所とオールスター戦の進捗については坂東正明GTA代表取締役、 特別性能調整についてはレース事業部の佐藤直樹執行役員より説明があった。
内容は下記のとおり。

終盤戦の見所と、今シーズンのウェイトハンデ制について
基本的な考え方は、 昨年のもてぎ以降見られたような9位狙いの戦略など、お客さんにとってわかりにくい展開を是正する、ということ。 第1戦から第6戦までは獲得ポイント掛ける2kg、第7戦と第8戦は掛ける1kgで、最終戦はノーハンデのガチンコ、ということにしたが、 ここまで非常に白熱した展開になったと感じている。
終盤戦も昨年以上に盛り上がると思う。
(フル参戦していないハンコックポルシェなどへの対応について)フルシーズンエントリーしているチーム、スポンサーさんを尊重する意味で、 例えば4戦しか出ない、というところへはそれなりに対応する。
9戦に関しても、9戦出ているチームはノーハンデ、ということだ。
(実際に第7戦にエントリーしている#33ハンコックポルシェは従来どおり40ポイント×2kgのウェイト80kgを搭載している)

特別性能調整について
今シーズン、NSXとGT-Rは特認ということになっているが、 6戦までのは接戦が続き、お客様にも喜んでいただけてると思う。
しかしレクサスSC、NSXの3.4リッターエンジンに対し、GT-Rは4.5リッターエンジンを搭載している。 このトルク特性の違いにより、単独タイムでは同等でも、例えばGT300を抜いていくときなどに有利に働いていると考えられる。 そこで今回から、GT-Rを厳しくするのではなく、SCとNSXのリストリクターを半ランク緩和する方向で調整を行った。 今シーズンは第9戦までこのままで行く予定だ。

オールスター戦について
フォーミュラニッポンを統括するJRPとはまだ会議を持っていないが、 富士スピードウェイとは話を始めたところだ。
より多くの方にモータースポーツ、特に四輪を知ってもらうため、丸一日、朝から晩までいて楽しめるものをやりたい。 2ディにするか3ディにするかはこれから考えていく。
またパドック裏にも出来るだけ多くのお客さんがフリーで入っていただけるようにしたい。
色々なイベントも開催したいので、地域の方々とも話し合っていくし、 異業種にも入ってもらうという意味でブルーインパルスにも要請を出している。
クラシックカーも走らせたいし、往年の名選手である監督たちにも走ってもらいたいと思っている。
実現に向けて今動いているところなので、詳細についてはもう少し待って欲しい。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第7戦富士フリー走行 GT500はエネオスSC、GT300はタイサンポルシェがトップタイム

スーパーGT第7戦、富士GT300kmレースの決勝前フリー走行は、#6ENEOS SC430(伊藤大輔/ビヨン・ ビルドハイム組)が1分35秒422でトップタイム。GT300は#26UP START タイサンポルシェ(黒澤治樹/阿部翼組)が1分45秒026でトップだった。

090913fp2GT500

090913fp2GT300

公式予選に大きな影響を及ぼした雨は夜半過ぎに上がり、決勝日を迎えた富士スピードウェイは薄曇りの天候となった。
しかしまだ路面には濡れた箇所が残っているため、午前8時30分開始のフリー走行はウェット宣言の元で行われることとなった。

しかし実際には全車スリックタイヤでほぼ問題なく走行でき、開始早々から#3ハセミGT-Rのロニー・ クインタレッリが1分39秒086を記録して昨日の予選タイムを大幅に上回ってきた。

GT500クラスはその後、#6エネオスSCを駆るビルドハイムがセッション中盤に1分35秒422までタイムを縮めてトップに立ち、 これがそのままベストタイムとなった。
2番手にはハセミGT-R、3番手には#24HIS GT-Rがつけ、ポールシッターの#32エプソンNSXは8番手で走行を終えている。

GT300クラスは、 序盤#46エスロードZの柳田と#19ウェッズスポーツIS350の織戸学が互いにタイムを上げながらトップを争う格好になっていたが、 開始10分過ぎに#26タイサンポルシェの黒澤がトップに立ち、1分45秒026までタイムを縮めてきた。
さらに終盤に入って#81ダイシンフェラーリ、#43ARTAガライヤらもタイムを上げ、終わってみれば#26タイサンポルシェがトップ、 2番手に#19ウェッズスポーツIS、3番手に#81ダイシンフェラーリがつけるという結果に。

#46エスロードZは星野一樹に後退したセッション終盤にダンロップコーナーでストップ。すぐにコース復帰してピットに戻ったが、 決勝への影響が心配される。

決勝レースはこのあと午後2時から、66周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第7戦富士フリー走行結果

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2009/09/13) Free Practice Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
150016ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS201'35.422-172.149
250023HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI411'36.024 0.602171.070
3500324HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH371'36.213 0.791170.734
450048ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS331'36.472 1.050170.275
55005100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS211'36.610 1.188170.032
6500612IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS321'36.642 1.220169.976
750071MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS481'37.040 1.618169.279
8500832EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL91'37.124 1.702169.132
9500938ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS401'37.359 1.937168.724
105001017KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS321'37.379 1.957168.689
115001135KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS341'37.627 2.205168.261
125001218ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS401'37.627 2.205168.261
135001339DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL211'38.043 2.621167.547
145001421ASTON MARTIN 赤坂 DBR9
ASTON MARTIN DBR9
都筑 晶裕
土屋武士
YH1'38.364 2.942167.000
155001536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS421'38.809 3.387166.248
16300126UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
阿部 翼
YH281'45.026 9.604156.407
17300219ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡龍也
YH551'45.412 9.990155.834
18300381ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木孝行
藤井 誠暢
YH311'45.72110.299155.379
19300443ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI591'45.75110.329155.335
20300588triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH11'45.78510.363155.285
21300646エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH531'45.79510.373155.270
22300755J-TRUST F-PRO おうとキットポルシェ
PORSCHE 911GT3
山岸 大
小泉 洋史
YH1'45.81210.390155.245
2330087M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH521'45.82210.400155.230
2430095マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH11'45.87110.449155.159
253001011JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中克幸
YH361'45.87810.456155.148
263001187giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田久
YH1'45.94110.519155.056
27300122アップル・K-one・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本大樹
YH571'46.12310.701154.790
283001366triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH61'46.35610.934154.451
293001433HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 RSR
木下 みつひろ
影山正彦
HK801'46.52411.102154.208
303001552KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
関口雄飛
KH91'46.76411.342153.861
3130016808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4 M coupe MotorSport Version
菊地 靖
田ヶ原 章蔵
YH1'46.93511.513153.615
323001731avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
峰尾恭輔
YH121'47.28711.865153.111
333001810JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH21'47.94512.523152.177
3430019112石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR (996)
中山 良明
大井貴之
KH1'48.01012.588152.086
3530020666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH1'48.15912.737151.876
363002174COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本雄資
MI221'48.17412.752151.855
373002262R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
密山祥吾
YH1'50.02014.598149.307

SUPER GT

SGT:第7戦富士公式予選 MOTUL AUTECH GT-R、フロントローから富士連勝を狙う (NISMO)

 SUPER GT第7戦は、ゴールデンウィークの第3戦以来の舞台となる富士で開催。第6戦までウェイトハンディはドライバーズポイントの2倍の重さを搭載していたが、この第7戦、次の第8戦はドライバーズポイントと同じとなるため、各車両のウェイトの差が縮まり性能差も接近。これまで以上に予選から激しいバトルが予想された。しかしレースの1週間前になって新たな特別性能調整が実施されることになった。これによるとSC430とNSXのリストリクター径が拡大され、GT-Rには不利な状況となる。

 朝は曇天だったが、朝の練習走行が始まる直前から冷たい雨に。雨は一旦止みかけたが再び降り出し不安定なコンディションとなった。

 一旦止んだ雨が再びポツポツと落ちだした12時50分、予選1回目がスタート。気温は20℃まで上がったが肌寒く、コースはウェットコンディションのまま。今回「MOTUL AUTECH GT-R」(#1本山哲/ブノワ・トレルイエ)は開幕戦以来久しぶりにトレルイエが予選を担当した。開始14分で1分46秒066のトップタイムをマークしたトレルイエがピットイン。交代した本山も問題なく基準タイムをクリアした。また「IMPUL カルソニック GT-R」(#12松田次生/セバスチャン・フィリップ)は3位とまずまずの位置につけたが、「HIS ADVAN KONDOGT-R」(#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)は13位、 「HASEMI TOMICA EBBRO GT-R」(#3ロニー・クインタレッリ/安田裕信)は14位とウェットコンディションに苦戦しているようだった。10分間のインターバルを置いて13時25分からは10分間のGT500専有走行枠。一旦止んでいた雨がまた降り出した。そして終了間際に#12 GT-Rの松田が2位、#24 GT-Rのオリベイラが7位に飛び込みスーパーラップ進出。#1 GT-Rはタイムアップならなかったが3位でスーパーラップへ進出。#3 GT-Rはタイムが伸びず14位が確定した。

 15時5分、GT500クラスのスーパーラップが始まった。雨は上がっているもののウェットコンディションに変化はなく、水しぶきを軽く上げながらのアタック合戦が始まった。2番目にコースインした#24 GT-Rのオリベイラは、タイムが伸びず5台のアタックを終え4位。6番目に登場した#1 GT-Rのトレルイエは昨年最終戦(富士)以来のスーパーラップアタックとなったが、トップタイムには届かなかったもののその時点での2番手タイムをマークした。7番目にコースインした#12 GT-R の松田はコカ・コーラコーナーまでのセクター1でトップタイムを更新し逆転が期待されたが、ヘアピンコーナーの立ち上がりでスピンを喫してノータイム。最後に出走した車両がベストタイムを叩き出して予選は終了した。

 #1 GT-Rは3位、#24 GT-Rは6位、#12 GT-Rは7位という結果だったが、予選2位の車両が第6戦終了後にエンジン交換を行ったために10グリッド降格。3~12位がポジションをそれぞれひとつ上げた順位が予選結果として発表された。これで#1 GT-Rはフロントローを確保。明日の決勝に向けて好ポジションを得ることとなった。また#24 GT-R、#12 GT-Rも3列目スタートと上位進出が期待される。一方予選14位の#3 GT-Rも、路面温度が上がりそうな決勝レースではポジションアップが望めそうだ。天気予報では決勝日は晴れで気温も25℃を超えると伝えている。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html
Text: NISMO

SUPER GT

SGT:第7戦富士 ポールシッターのコメント

090912PP

GT500クラス #32EPSON NSX
ロイック・デュバル
最高です。今シーズンはここまで大変な一年でしたが、今日はクルマの状態も良く、ポールが取れたので最高の気分です。 雨という難しいコンディションも僕らに有利に働きましたね。
スーパーラップのときは、過去に1コーナーでミスをしたことがあるので緊張しました。それでコース前半はなるべく慎重に走って、 後半部分で思い切りプッシュしました。1周を通じて全くミスをしないでいけたのが良かったのだと思います。
明日はどうなるか想像も付きません。今週末ドライでは誰も走っていませんからね。だから今夜は明日もレインコンディションで走れるよう、 レインダンスをやることにします。きっとサプライズだらけの一日になると思いますよ。
中山 友貴
デュバル選手は先日フォーミュラニッポンのチャンピオンを獲得したので、今日はやってくれると思っていました。
僕は午前中の練習走行と、予選一回目では基準タイムを出すために走っただけですが、午前中は雨が強く、 それなのにワイパーの調子が良くなくて視界の悪い中での走行になりました。それでもクルマのバランスは良かったので、 攻めて走ることが出来ました。
明日はミスなく走るのが一番の仕事だと思います。精一杯、自分にできることをやって、集中力を高めて走ります。
GT300クラス #88triple aガイヤルドRG-3
坂本 祐也
今日は最初タイヤの選択で迷いましたが、ウチのチームは3台も走らせていますし、そのうち2台がガイヤルドで、 お互いにデータを共有していたのでそこから決めることが出来ました。
クルマはドライでも良かったし、ウェットでもそこそこ良かったんですが、ハンコックの雨タイヤの強さも知っていたので、正直、 ハンコックにポールはとられると思ったんですが、モニターで正美さんがミスったとこをみつけて、「いけるかも」と思い、終わってみれば 「あら?とっちゃった」みたいな感じでした。
明日はドライだと思いますが、皆同じ条件です。ドライでもやれる自信はあります。松田さんがクルマを仕上げてくださっているので、 あとは僕が結果を残すだけです。
明日もここ(記者会見場)に呼ばれるように頑張ります。
松田 秀士
坂本君には去年の鈴鹿1000kmから走ってもらって、今年初めて組ませてもらったんですが、 1000kmのときから順応性の高い選手だと知っていたので、今日はそんなに心配していませんでした。
スーパーラップで実際の走りを見ていて「とれるかも?」ってわくわくしていました。
明日は自分の仕事をこなすだけです。ここ3戦、体制を一新し、チーム全員が力を入れてクルマを作ってくれてますし、 今回も新兵器を投入しています。ウェットでこれだけよかったのだから、ドライでもきっといいだろうと思います。
この歳でポールをとらせてもらって嬉しいので(笑)、明日は何とかしないと、と思ってます。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第7戦富士スーパーラップ GT500はエプソンNSXが今季初、GT300は#88ガイヤルドが通算初のポールポジションを獲得!

2009オートバックス スーパーGT第7戦、「富士GT300kmレース」 のスーパーラップはセミウェットの難しいコンディションの下で行われ、GT500クラスは#32EPSON NSX(ロイック・ デュバル/中山友貴組)が今季初のポールポジションを獲得。32号車は今日行われた全てのセッションで一番時計を記録、 好調ぶりを見せ付けた。
GT300クラスは#88triple aガイヤルドRG-3(松田秀士/坂本祐也組)がポール。ランボルギーニ・ ガイヤルドは参戦3年目にして遂にスーパーラップに2台を送り込んだだけでなく、初のポール獲得をもものにした。

090912SLGT300-1

090912SLGT300-2

090912SLGT500

スーパーラップは午後2時35分、GT300クラスから行われた。
朝からの雨は一旦止んだが、気温が18℃と低いこともあって路面は中々乾かず、 終始ウェット宣言のもとでタイムアタックが行われることとなった。

この難しい路面コンディションが影響し、スピンやコースオフする車両が相次ぎ、 2番目に出走した#87ガイヤルドの井入宏之がコカコーラコーナーでオーバーランを喫したほか、 #43ガライヤを駆るベテラン新田守男も1コーナーとダンロップでオーバースピードから姿勢を乱して大きくタイムロスする羽目に。
#26タイサンポルシェの阿部翼は13コーナー立ち上がりでスピンしてしまいノータイムという結果になってしまった。

そんな中、 今季好調の#81ダイシンフェラーリを駆る青木孝行は1'56.638といちはやく1分56秒台を記録して2番手にジャンプアップしてきた。

しかし予選1回目を3番手で終えた#88ガイヤルドの坂本は青木のタイムを僅かに上回る1分56秒623を叩き出し、自身初、 ガイヤルドという車種にとっても初めてのポールポジションをもぎとった。
予選1回目トップの#33ハンコックポルシェも、80kgのウェイトハンデをものともせず、 ベテラン影山正美が果敢にアタックしたものの1分56秒926と、惜しくも2台の後塵を拝することとなった。

続いて行われたGT500クラスのアタックにおいても、#18ロックスター童夢NSXの小暮卓史、 #12カルソニックGT-Rの松田次生といったトップクラスのドライバーたちがスピンにより後方に沈む波乱の展開となった。

小暮はそれでも1分53秒155でコントロールラインを通過したが、松田はそのままグラベルでストップ。
最終的には、両者ともSL手順違反によりノータイムの裁定が下っている。

その一方で、最初に出走した#36ペトロナスSCのアンドレ・ロッテラーは1分47秒407と健闘、 このセッションで4位にジャンプアップしてみせた。
ポイントリーダーの#1モチュールGT-Rも久々にアタッカーを務めるブノワ・ トレルイエが1分46秒700の好タイムを記録して3番グリッドをものにした。

しかし今日の主役はなんといっても#32エプソンNSXだ。
デュバルは1分46秒111とトレルイエを大幅に上回り、今シーズン初のポールポジションを、 今日行われた全てのセッションで一番時計を叩き出すというおまけつきで達成した。

また#8ARTA NSXのラルフ・ファーマンも1分46秒373とトレルイエを上回ってみせたが、 こちらはエンジン交換による10グリッド降格が決まっているため、明日の決勝は12番手からのスタートとなる。

なお、今回のスーパーラップにおいて、#32、#8、#18、#74、 #26が計測ラップ以外でヘッドライトを点灯したとして訓戒のペナルティが下されている。

第7戦決勝は明日午後2時より、66周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第7戦富士公式予選総合結果

■GT500 Class

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2009/09/12) Total Qualify GT500 Weather:Rainy Course:Wet
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
1*32EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL91'45.8421'46.111154.808
21MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS481'46.0661'46.700153.953
336PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS421'46.3621'47.407152.940
46ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS201'46.2711'47.533152.761
524HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH371'46.3141'48.660151.176
6*12IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS321'46.032No Time-
7*18ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS401'46.223No Time-
8100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS211'46.475154.278
917KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS321'46.719153.926
1035KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS341'46.991153.534
11*39DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL211'47.084153.401
12*8ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS331'46.1821'46.373154.426
1338ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS401'47.253153.159
143HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI411'47.881152.268
1521ASTON MARTIN 赤坂 DBR9
ASTON MARTIN DBR9
都筑 晶裕
土屋武士
YH1'48.949150.775
---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: 1'53.398)----
■GT300 Class

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2009/09/12) Total Qualify GT300 Weather:Rainy Course:Wet
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
188triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH11'55.9691'56.623140.854
281ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木 孝行
藤井誠暢
YH311'56.3061'56.638140.836
333HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 RSR
木下 みつひろ
影山正彦
HK801'55.3571'56.926140.489
487giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田久
YH1'56.3601'58.175139.004
546エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田真孝
YH531'56.3051'58.177139.002
643ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI591'55.9831'59.251137.750
7*74COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本雄資
MI221'56.4601'59.314137.677
8*26UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
阿部翼
YH281'55.9452'02.160134.470
919ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH551'56.717140.740
1011JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中克幸
YH361'56.792140.650
115マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH11'56.859140.569
1266triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH61'56.892140.530
137M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目遼
YH521'57.301140.040
142アップル・K-one・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本大樹
YH571'57.389139.935
1531avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
峰尾恭輔
YH121'57.783139.467
16808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4 M coupe MotorSport Version
菊地 靖
田ヶ原 章蔵
YH1'58.425138.711
1755J-TRUST F-PRO おうとキットポルシェ
PORSCHE 911GT3
山岸 大
小泉洋史
YH1'58.722138.364
1852KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
関口雄飛
KH91'59.074137.955
1910JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH21'59.447137.524
20112石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR (996)
中山 良明
大井貴之
KH2'00.462136.365
2162R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
密山祥吾
YH2'00.779136.007
---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: 2'03.859)----
-666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH2'03.853132.631
  • CarNo.8は、2009 SUPER GT Sporting Ragurations第3章第12条9.公式予選終了前にエンジンを交換したため、予選結果に対し10グリッド降格とした。
  • CarNo.39 Aドライバーは、2009年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第39条1.違反(ピット入口のホワイトラインカット)により、ベストタイム削除及び訓戒とする。
  • CarNo.74 Aドライバーは、公式通知No.9 2/2 SL手順(計測ラップ以外での点灯走行)違反により、訓戒のペナルティを課す。
  • CarNo.26 Bドライバーは、公式通知No.9 2/2 SL手順(計測ラップ以外での点灯走行)違反により、訓戒のペナルティを課す。
  • CarNo.26 Bドライバーは、公式通知No.9 2/2 SL手順(信号無視)違反により、訓戒のペナルティを課す。
  • CarNo.32 Aドドライバーは、公式通知No.9 2/2 SL手順(計測ラップ以外での点灯走行)違反により、訓戒のペナルティを課す。
  • CarNo.8 Aドライバーは、公式通知No.9 2/2 SL手順(計測ラップ以外での点灯走行)違反により、訓戒のペナルティを課す。
  • CarNo.18 Bドライバーは、公式通知No.9 2/2 SL手順(計測ラップ以外での点灯走行)違反により、訓戒のペナルティを課す。
  • CarNo.18 Bドライバーは、公式通知No.9 1/2 SL手順(アタック中のスピン停止)違反により、SLタイム無効のペナルティを課す。
  • CarNo.12 Aドライバーは、公式通知No.9 1/2 SL手順(アタック中のスピン停止)違反により、SLタイム無効のペナルティを課す。
  • 大会審査委員会はCarNo.666の決勝レース出場の可否を、決勝前フリー走行のタイムを参考として判断をする。

SUPER GT

SGT:第7戦富士スーパーラップGT500クラス結果

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2009/09/12) Super Lap GT500 Weather:Rainy Course:Wet
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
1*32EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL91'46.111--154.808
2*8ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS331'46.373 0.262 0.262154.426
31MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS481'46.700 0.589 0.327153.953
436PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS421'47.407 1.296 0.707152.940
56ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS201'47.533 1.422 0.126152.761
624HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH371'48.660 2.549 1.127151.176
7*12IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS32No Time---
8*18ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS40No Time---
  • CarNo.32 Aドライバーは、公式通知No.9 2/2 SL手順(計測ラップ以外での点灯走行)違反により、訓戒のペナルティを科す。
  • CarNo.8 Aドライバーは、公式通知No.9 2/2 SL手順(計測ラップ以外での点灯走行)違反により、訓戒のペナルティを科す。
  • CarNo.18 Bドライバーは、公式通知No.9 2/2 SL手順(計測ラップ以外での点灯走行)違反により、訓戒のペナルティを科す。
  • CarNo.18 Bドライバーは、公式通知No.9 1/2 SL手順(アタック中のスピン停止)違反により、SLタイム無効のペナルティを科す。
  • CarNo.12 Aドライバーは、公式通知No.9 1/2 SL手順(アタック中のスピン停止)違反により、SLタイム無効のペナルティを科す。

SUPER GT

SGT:第7戦富士スーパーラップGT300クラス結果

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2009/09/12) Super Lap GT300 Weather:Rainy Course:Wet
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
188triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH11'56.623--140.854
281ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木 孝行
藤井誠暢
YH311'56.638 0.015 0.015140.836
333HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 RSR
木下 みつひろ
影山正彦
HK801'56.926 0.303 0.288140.489
487giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田久
YH1'58.175 1.552 1.249139.004
546エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田真孝
YH531'58.177 1.554 0.002139.002
643ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI591'59.251 2.628 1.074137.750
7*74COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本雄資
MI221'59.314 2.691 0.063137.677
8*26UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
阿部翼
YH282'02.160 5.537 2.846134.470
  • CarNo.74 Aドライバーは、公式通知No.9 2/2 SL手順(計測ラップ以外での点灯走行)違反により、訓戒のペナルティを科す。
  • CarNo.26 Bドライバーは、公式通知No.9 2/2 SL手順(計測ラップ以外での点灯走行)違反により、訓戒のペナルティを科す。
  • CarNo.26 Bドライバーは、公式通知No.9 2/2 SL手順(信号無視)違反により、訓戒のペナルティを科す。

SUPER GT

SGT:第7戦富士公式予選1回目 暫定ポールはエプソンNSX。GT300は今季3戦目のハンコックポルシェがトップタイム!

スーパーGT第7戦、富士GT300kmレースの公式予選1回目は、#32EPSON NSX(ロイック・ デュバル/中山友貴組)が公式練習に続いてのトップタイム。FN王座獲得で勢いに乗ったデュバルが1分45秒842を叩き出した。
GT300クラスは#33HANKOOK PORSCHE(影山正美/木下みつひろ組)がトップ。 ここまで2戦して2勝と与えられた僅かなチャンスを確実にものにしてきたベテランコンビが奇跡の3勝目に挑む。

090912Q1GT500

090912Q1GT300

公式予選1回目は午後0時50分開始。
一時上がっていた雨は予選開始と同時に再び降り始め、 以降GT500の専有走行終了まで降ったり止んだりの難しいコンディションでのアタックとなった。

25分間で行われた2クラス混走セッションでは公式練習で後方に沈んでいたGT-R勢が息を吹き返したかのように好タイムを連発。 まず#12カルソニックの松田次生が1分46秒328でトップに立つと、 それをペナルティポイントの累積により前戦鈴鹿を欠場した#1モチュールのブノワ・トレルイエが1分46秒066で上回ってトップ浮上。 しかし開始20分過ぎに#6エネオスSCの伊藤大輔が1分46秒271を記録し、2台のGT-Rに割って入った。
この時点でのNSX最上位は#100レイブリックの4位。公式練習トップの#32エプソンは7位に終わっていた。

しかしGT300に続いて行われた10分間の専有走行では、雨が止み、路面の水量が減っていくにつれて#18ロックスター、 #32エプソンの2台のNSXがタイムを縮めていく。
ドライバーはロイック・デュバルと小暮卓史だ。
混走終了時点ではSL圏外にいた18号車を駆る小暮が9位、8位、4位と走るたびにじわじわと順位を上げると、 フォーミュラニッポンではチームメイトのデュバルも最初のアタックで1分46秒267を記録して2位浮上、 次のラップでは1分45秒842とこのセッションで唯一の45秒台を叩き出し、堂々トップに躍り出た。

12号車を駆る松田も懸命にタイムを削ってくるが、1分46秒032と一歩及ばず。 暫定2位でこのあとのスーパーラップに臨むこととなった。
3位にはポイントリーダーの#1モチュールGT-Rがつけた。

なお、#8ARTA NSXはこのセッションを4番手で終えているが、予選後にエンジン交換を行ったため、 予選結果から10グリッドの降格が決定している。

GT300クラスは、富士を得意とする#26タイサンポルシェが混走序盤にトップに立つが、 開始20分過ぎに#43ガライヤの高木真一が、続いて専有走行では#33ハンコックポルシェの影山正美が阿部翼のタイムを上回り、 終わってみれば今季まだ3戦目のハンコックポルシェが80kgのウェイトハンデをものともせず、1分55秒357で暫定ポールをもぎとった。
タイサンポルシェは終盤阿部が1分55秒945を記録して2番手に食い下がり、奇しくもポルシェ911の暫定1-2という結果となった。
3位には#88ガイヤルドがつけ、ポイントリーダーのガライヤは結局4番手でこの予選を終えることとなった。

スーパーラップはこのあと午後2時35分、GT300クラスより行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第7戦富士公式予選1回目結果

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2009/09/12) Qualifying 1 Weather:Rainy Course:Wet
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500132EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL91'45.842-155.201
2500212IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS321'46.032 0.190154.923
350031MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS481'46.066 0.224154.873
45004*8ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS331'46.182 0.340154.704
5500518ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS401'46.223 0.381154.644
650066ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS201'46.271 0.429154.575
7500724HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH371'46.314 0.472154.512
8500836PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS421'46.362 0.520154.442
95009100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS211'46.475 0.633154.278
105001017KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS321'46.719 0.877153.926
115001135KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS341'46.991 1.149153.534
1250012*39DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL211'47.084 1.242153.401
135001338ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS401'47.253 1.411153.159
14500143HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI411'47.881 2.039152.268
155001521ASTON MARTIN 赤坂 DBR9
ASTON MARTIN DBR9
都筑 晶裕
土屋武士
YH1'48.949 3.107150.775
16300133HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 RSR
木下みつひろ
影山 正彦
HK801'55.357 9.515142.400
17300226UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
阿部 翼
YH281'55.94510.103141.678
18300388triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH11'55.96910.127141.648
19300443ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI591'55.98310.141141.631
20300546エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH531'56.30510.463141.239
21300681ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木孝行
藤井 誠暢
YH311'56.30610.464141.238
22300787giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田 久
YH1'56.36010.518141.172
23300874COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口卓人
国本 雄資
MI221'56.46010.618141.051
24300919ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡龍也
YH551'56.71710.875140.740
253001011JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中克幸
YH361'56.79210.950140.650
26300115マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH11'56.85911.017140.569
273001266triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH61'56.89211.050140.530
28300137M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目遼
YH521'57.30111.459140.040
29300142アップル・K-one・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本大樹
YH571'57.38911.547139.935
303001531avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
峰尾恭輔
YH121'57.78311.941139.467
3130016808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4 M coupe MotorSport Version
菊地 靖
田ヶ原 章蔵
YH1'58.42512.583138.711
323001755J-TRUST F-PRO おうとキットポルシェ
PORSCHE 911GT3
山岸 大
小泉洋史
YH1'58.72212.880138.364
333001852KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
関口雄飛
KH91'59.07413.232137.955
343001910JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH21'59.44713.605137.524
3530020112石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR (996)
中山 良明
大井貴之
KH2'00.46214.620136.365
363002162R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
密山祥吾
YH2'00.77914.937136.007
---- 以上予選通過(基準タイム[107%] GT500: 1'53.398 / GT300: 2'03.859)----
-300-666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH2'03.85318.011132.631
  • CarNo.8は、2009 SUPER GT Sporting Ragurations第3章第12条9.公式予選終了前にエンジンを交換したため、予選結果に対し10グリッド降格とする。
  • CarNo.39 Aドライバーは、2009年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第39条1.違反(ピット入口のホワイトラインカット)により、ベストタイム削除及び訓戒とする。

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SGT:第7戦富士公式練習 GT500はエプソンNSX、GT300はダイシンフェラーリがトップタイム

2009オートバックス スーパーGT第7戦、「富士GT300kmレース」の公式練習が9月12日午前、 富士スピードウェイで行われ、#32EPSON NSX(ロイック・デュバル/中山友貴組)が1分45秒453のトップタイムを記録した。
GT300クラスは#81ダイシンアドバンFerrari(青木孝行/藤井誠暢組)が1分55秒078でトップだった。

090912Fp1GT500

090912Fp1GT300

公式予選日の富士は朝から雨に見舞われた。
このため、午前9時5分から1時間40分間で行われた公式練習は冒頭からウェット宣言と「ライトオン」の指示が出されることとなった。

この状況の中、最初にトップタイムを記録してきたのは第5戦、第6戦と勝利まで後一歩のレースが続いている#6エネオスSC。 伊藤大輔が1分46秒051を記録したが、 開始30分過ぎに先日オートポリスでのフォーミュラニッポン第7戦で見事シリーズチャンピオンを獲得したデュバルが1分45秒453を記録、 一躍トップに躍り出た。

32号車は先日の第6戦鈴鹿でのアクシデントによりエンジン交換を余儀なくされていたが、GTAより 「事故の検証が出来たためスポーティングレギュレーション第12条参加車両9で定めた罰則を免除する」 との文書が9月3日付けで出されており、これによるグリッド降格などは行われない。

続いて#36ペトロナスSCのアンドレ・ロッテラー、#39サードSCのアンドレ・クートらも伊藤のタイムを上回り、39号車が2位、 36号車が3位となり、6号車は4位に落ち着いた。

雨はその後、走行開始から40分が経過したあたりで一時かなり強まり、路面はヘビーウェットの状態となったため、 各車とも最初の40分間で記録したタイムがこのセッションのベストとなった。

結局トップ6はNSXが2台、SC430が4台という結果になり、 GT-R勢最上位は#12カルソニックの7位と苦しい滑り出しとなった。ランキングトップの#1モチュールGT-Rは12番手に終わった。

GT300クラスは#81ダイシンフェラーリが序盤から好タイムを記録、 そのまま最後までトップの座を明け渡さずに100分間を走りきる結果となった。
2番手にはストレートの長い富士を得意と知る#26タイサンポルシェがつけ、ランキングトップの#43ARTAガライヤが3番手となった。

なお、今季のレギュレーション改訂により、この第7戦から各車のウェイトハンデは獲得ポイント×1kgに軽減されているが、 #26タイサンポルシェ、 #33ハンコックポルシェの2台については参戦数が7戦に満たないことを理由にこれまで同様にポイントの2倍のウェイトを積むことが決まっている。
これにより2クラス全体でも最大の80kgを積むこととなった#33ハンコックポルシェだが、 それでも7番手タイムを叩き出して気を吐いてみせた。

第7戦の公式予選1回目はこのあと、午後0時50分より行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

 

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SGT:第7戦富士公式練習結果

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2009/09/12) Official Practice Weather:Rainy Course:Wet
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500132EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL91'45.453-155.774
2500239DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL211'45.490 0.037155.719
3500336PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS421'45.798 0.345155.266
450046ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS201'46.051 0.598154.895
5500535KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS341'46.103 0.650154.819
650068ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS331'46.229 0.776154.636
7500712IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS321'46.247 0.794154.610
8500817KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS321'46.267 0.814154.580
9500938ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS401'46.421 0.968154.357
105001018ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS401'46.477 1.024154.276
1150011100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS211'46.531 1.078154.197
12500121MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS481'46.770 1.317153.852
135001324HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH371'47.025 1.572153.486
14500143HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI411'47.590 2.137152.680
155001521ASTON MARTIN 赤坂 DBR9
ASTON MARTIN DBR9
都筑 晶裕
土屋武士
YH1'48.815 3.362150.961
16300181ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木孝行
藤井 誠暢
YH311'55.078 9.625142.745
17300226UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
阿部 翼
YH281'55.096 9.643142.723
18300387giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田 久
YH1'55.58210.129142.122
19300488triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH11'55.72610.273141.946
20300574COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口卓人
国本 雄資
MI221'55.74110.288141.927
21300643ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI591'55.84510.392141.800
22300733HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 RSR
木下みつひろ
影山 正彦
HK801'56.06510.612141.531
23300819ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡龍也
YH551'56.14010.687141.440
24300946エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH531'56.33710.884141.200
253001066triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH61'56.41110.958141.110
26300112アップル・K-one・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本大樹
YH571'56.44310.990141.072
273001231avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
峰尾恭輔
YH121'57.21111.758140.147
28300137M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目遼
YH521'57.26911.816140.078
293001411JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中克幸
YH361'57.35911.906139.971
30300155マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH11'57.47612.023139.831
313001655J-TRUST F-PRO おうとキットポルシェ
PORSCHE 911GT3
山岸 大
小泉洋史
YH1'57.68712.234139.580
323001752KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
関口雄飛
KH91'58.35512.902138.793
333001810JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH21'59.09713.644137.928
3430019112石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR (996)
中山 良明
大井貴之
KH1'59.65114.198137.289
353002062R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
密山祥吾
YH2'00.42614.973136.406
3630021666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH2'01.95616.503134.694
3730022808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4 M coupe MotorSport Version
菊地 靖
田ヶ原 章蔵
YH2'08.05522.602128.279

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