「2007年Hondaモータースポーツ活動」
Hondaは、2007年の「モータースポーツ参戦体制」と、「世界トップレベルのレースで表彰台を競う人材の育成」、 「モータースポーツの普及」のための活動について、以下の通り発表しました。
モータースポーツ活動は、Hondaの「チャレンジング・スピリット」の原点であり、常に自らの夢や志を高く掲げ、 「先進創造へのチャレンジ」を続けることで、夢と感動をお客様と共有していきたいと考えています。
2007年Hondaのモータースポーツ活動の概要(国内4輪のみ抜粋)
1.モータースポーツ参戦体制
SUPER GTでは、「Honda NSX-GTプロジェクト」のもと、新たに1チーム1台が加わり、5チーム5台体制で、チームとドライバーズのダブルタイトル獲得を目指します。
2.世界トップレベルのレースで表彰台を競う人材の育成
世界の頂点レースで表彰台を競うライダー、ドライバーの育成を目的に、長期的な視野で継続した活動を推進していきます。
4輪では、「鈴鹿レーシングスクール(SRS-K、SRS-F)」、「フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)」「全日本F3選手権」、「フォーミュラ・ニッポン」を通して展開されるドライバー育成プログラム「Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト」により、佐藤琢磨、松浦孝亮に続く、世界で活躍できる若手選手の輩出に積極的に取り組みます。
今年は、「フォーミュラ・ドリーム」の2003年チャンピオンであり、2006年は「フォーミュラ・ニッポン」と「SUPER GT」に参戦、2007年よりSUPER AGURI Panther RacingからIndy Pro Seriesに参戦する武藤英紀をサポートします。
また、2005年のSRS-F卒業生で、2006年FCJランキング4位の中山友貴がスカラーシップを獲得し、全日本F3選手権にステップアップします。
3.モータースポーツの普及
鈴鹿サーキットのレーシングコースについては、ピットやパドックの全面改修に着手するなど、今後もレースの開催や「見て、遊んで、体感する」場と機会の創出に積極的に取り組み、日本のモータースポーツ文化のさらなる発展に寄与していきます。
Hondaファンへの感謝イベントとして、4月14日(土)・15日(日)に鈴鹿サーキットで「Enjoy Honda」を、11月23日(祝・金)にツインリンクもてぎで「Honda Racing THANKS DAY」を開催します。
また、「ホンダ・エキサイティングカップ・ワンメイクレース~インテグラ・シリーズ~」を始め、参加して楽しんでいただく各種イベント、Honda車オーナーに向けた「コンセプト・ミーティング」などを各地域で開催します。
《4輪参戦計画概要》
■SUPER GT
(株)M-TECと(株)童夢の協力による「Honda NSX-GT プロジェクト」のもと、5チーム5台体制にて参戦します。更に熟成させたV6 3.5リッターNA(自然吸気)エンジンと、剛性と空力性能を高めた新開発の車体を投入し、チームとドライバーズのダブルタイトル獲得を目指します。
チーム | ドライバー |
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#8 オートバックス・レーシング・チーム・アグリ (AUTOBACS RACING TEAM AGURI) | 伊藤 大輔(Daisuke Ito, 31歳, 東京都) ラルフ・ファーマン(Ralph Firman, 31歳, イギリス) |
#18 童夢レーシングチーム (DOME RACING TEAM) | 道上 龍(Ryo Michigami, 33歳, 奈良県) 小暮 卓史(Takashi Kogure, 26歳, 神奈川県) |
#32 エプソン・ナカジマ・レーシング (EPSON NAKAJIMA RACING) | ロイック・デュバル(Loic Duval, 24歳, フランス) ファビオ・カルボーン(Fabio Carbone, 26歳, ブラジル) |
#100 チーム国光 (Team Kunimitsu) | ドミニク・シュワガー(Dominik Schwager, 30歳, ドイツ) 細川 慎弥(Shinya Hosokawa, 25歳, 福岡県) |
#17 ローリングストーン リアル レーシング (RollingStone Real Racing) | 金石 勝智(Katsutomo Kaneishi, 38歳, 大阪府) 金石 年弘(Toshihiro Kaneishi, 28歳, 大阪府) |
■フォーミュラ・ニッポン
昨年に引き続き、日本レースプロモーションを通じ、4チームに3リッターV8エンジン「HF386E」を供給します。
チーム |
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オートバックス・レーシング・チーム・アグリ(AUTOBACS RACING TEAM AGURI) |
PIAAナカジマ・レーシング(PIAA Nakajima Racing) |
ドコモ・ダンディライアン(DoCoMo DANDELION) |
チーム・5ジゲン(TEAM 5ZIGEN) |
■全日本F3選手権
チーム | ドライバー |
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ホンダ・チーム・リアル (Honda Team Real) | #10 塚越 広大(Kodai Tsukakoshi, 20歳, 栃木県) #11 伊沢 拓也(Takuya Izawa, 22歳, 東京都) |
ホンダ戸田レーシング (Honda TODA RACING) | #2 中山 友貴(Yuki Nakayama, 19歳, 石川県) |
■フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)
世界で活躍する有能な若手ドライバーの発掘・育成と、日本のモータースポーツの裾野を広げ将来を支える人材の育成を目的に、2006年に立ち上がったジュニア・フォーミュラレース「フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)」に協力していきます。
Text: HONDA