SUPER GT

SGT:リアルレーシング、2007年シーズン活動計画を発表

今シーズンからスーパーGTのGT500クラスと、全日本F3選手権に参戦するリアル レーシングが3月17日、スーパーGT開幕戦の行われている鈴鹿サーキットで体制発表記者会見を行った。
会見にはチーム代表の中村亮一、監督の伊与木仁、GT500のドライバーを務める金石勝智、金石年弘らが出席した。

070318_real_nsx リアルは金石勝智氏がモータースポーツの普及と若手育成を目的に設立した会社で、これを母体とする新しいチームは国内のGTとF3に今年から参戦する。

スーパーGTでは、5台目のNSXとなる「ローリングストーン・リアル・NSX」を金石年弘と金石勝智といういとこ同士のコンビでドライブすることとなる。
金石勝智はこれまで全日本F3000やフォーミュラニッポン、全日本GTなどで活躍、01年には全日本GT選手権2位となったほか、03年には日本人としてはじめてドイツツーリングカー選手権(DTM)にシリーズ参戦した。最近ではホンダのGT車両開発に携わる一方でARTAのフォーミュラニッポンチーム監督を務めるなど、後進の育成にも尽力している。
金石年弘は01年のドイツF3チャンピオンを経てフォーミュラニッポン、スーパーGTで活躍しているトップドライバーの一人だ。

スーパーGTではまた、3月10日に創刊した雑誌「ローリングストーン日本版」をコミュニケーションパートナーとして迎えることも併せて発表された。
この新雑誌(海外では1967年創刊)と連携することにより、音楽やファッション等他ジャンルとのコラボレーションをはかり、従来のファンだけでなくより多くの人々へモータースポーツの楽しみ方を提案していくとのことだ。

全日本F3選手権については、「ホンダ・チーム・リアル」として2台体制で参戦。シャシーは今年からダラーラF307となり、ドライバーは塚越広大と伊沢拓也という期待の若手コンビを起用する。


株式会社リアル代表取締役 金石勝智のコメント
2003年にARTAからDTMに出させてもらって、向こうのレースとか、ドライバーの育成なんかを色々見て勉強になったことがあって、それを次の世代のドライバー育成につなげられないかと思って2003年に会社を設立しました。
今までドライバーをやってきて「ああやったほうがいいんじゃないか」「こうやったほうがいいんじゃないか」と思うこともあって、それを活かすには自分でチームを興すしかないなと。これまで鈴木亜久里さんとか、中嶋悟さん、星野一義さんがやってきたことですが、そろそろ次の世代の僕らがやらなきゃいけないんじゃないかというのが、今回リアルレーシングを立ち上げた理由です。

今季のGTの体制ですが、クルマはNSX、タイヤはブリヂストン、メンテナンスはスーパーアグリの御殿場ファクトリーにお願いしています。

F3はホンダ・チーム・リアルとして自社メンテで鈴鹿にファクトリーを構え、塚越広大と伊沢拓也という、有望な若手二人を走らせます。

フォーミュラはドライバーとして乗りたいカテゴリーだと認識していますから、いずれはフォーミュラニッポンもやりたいと思っています。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA



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