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2007年8月

スーパー耐久

S耐:第5戦岡山 インプレッサ、サバイバルレースで連続表彰台を狙う (SUBARU)

◇インプレッサ、サバイバルレースで連続表彰台を狙う

 スーパー耐久シリーズ2007第5戦は、岡山国際サーキットにおいて 500kmレースとして開催される。インプレッサが区分されるST2クラス には、今回10台の車両がエントリー(全体では39台)。インプレッサは PROVA RACING DIVISIONから#2「PROVA FUJITSUBO IMPREZA」 (吉田寿博/松田晃司/川口正敬)が参戦、ライバルであるランサー 勢を相手に表彰台を目指す。

 #2インプレッサは前回の第4戦富士4時間レースにおいて、他車両 にアクシデントやトラブルが相次ぐ中、堅実な走りを見せ、予選3位 から今季初の2位表彰台を獲得した。

 今回の舞台となる岡山国際サーキットは、1周3.703kmのコンパクト なサーキットで、タイトなターンが多くクルマにかかる負担も大きい コース。しかも例年残暑が厳しい時期に開催されることもあり、トラ ブルも多く発生しサバイバルレースとなることが多い。

 #2インプレッサは今回、新しいサイズのタイヤを投入。前回、富士の レース終了後に行ったテストでもコンスタントラップタイムがアップし、 チームもドライバーも手応えを感じている。今年の車両規定により 50kgのウェイト増を課され苦戦しているインプレッサだが、今回のレ ースからはライバル勢とより熱いバトルが期待できる。

 今週末の岡山地方の天気はぐずつくようで、ウェットコンディションに なれば、シンメトリカルAWDシステムと低重心な水平対向エンジンの バランスの良さで、総合でも上位を狙う。

 なお、タイムスケジュールは以下のとおり。

1日(土)11:00~ 11:45ピットウォーク
13:00~13:30
(STクラス1と2は13:00~13:15)
予選Aドライバー
13:45~14:15
(STクラス1と2は13:45~14:00)
予選Bドライバー
14:35~14:55Cドライバー走行
2日(日)08:05~08:35フリー走行
11:50~12:40ピットウォーク
13:20~決勝レース(135周)
吉田寿博 (#2 PROVA FUJITSUBO IMPREZA)
「新しいサイズのタイヤは、僕たちも期待をかけています。ウェット性 能も悪くありませんし、もし雨が降ったとしても総合で上位に食い込 んでいい結果が残せると思います。岡山は毎年サバイバルレース になるので、クルマを壊さないように、そしてドライバー陣もタレない ようにして、いい結果を残したいです。残り3戦精一杯チームもドライ バーもモチベーションを高く保って頑張ります」
スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

スバルテクニカインターナショナル株式会社

Formula Nippon

FN:第6戦富士 トヨタRV8JエンジンのA.ロッテラーが今季初優勝 (TOYOTA)

トヨタRV8JエンジンのA.ロッテラーが今季初優勝
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今季初勝利を飾ったA.ロッテラー
(#36 DHG TOM\'S)

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの第6戦が8月25日(土)と26日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。富士スピードウェイでのフォーミュラ・ニッポンの開催は、開幕戦に続き今季2度目。

 25日(土)に2回に渡って行われた予選では、2セッション共に本山哲(Arabian Oasis IMPUL)がトップタイムをマーク。自身今季初となるポールポジションを獲得した。3番手に松田次生(mobilecast IMPUL)、4番手にA.ロッテラー(DHG TOM'S)が続き、前大会の大クラッシュから戦線復帰したB.トレルイエ(mobilecast IMPUL)が6番手につけた。

 26日(日)午後2時30分に65周の長丁場で争われる決勝レースがスタート。スタート直後に数台が絡むクラッシュが発生し、早々にセーフティカーが導入され、6周目に再スタートが切られるという波乱の幕開け。この間に、17番手、18番手と後方からのスタートとなった片岡龍也(Team LeMans)と荒聖治(DHG TOM'S)がピットイン。給油とタイヤ交換を、いち早く終える賭けに出た。

 再スタート直後には、 ポールポジションの本山哲がストレートでの速度が伸びず苦戦。A.ロッテラーが首位を奪取。その後、A.ロッテラーは首位の座を一時譲るが、中盤のピットイン時に、素早いピット作業にも助けられ、再び首位に返り咲き、そのまま逃げ切り、念願の今季初勝利を挙げた。2位には、着実にポジションを上げていったB.トレルイエが入った。早期ピットインの賭けに出た荒聖治は、終盤トップ3の外国人ドライバーにかわされたものの、今季最高位となる4位でフィニッシュ。片岡龍也は粘り強くポジションを守り続けたが、終盤タイヤが苦しくなり、58周目にスピン。無念のリタイアとなった。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Formula Nippon

FN:第6戦富士決勝 上位3人のコメント

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アンドレ・ロッテラー(優勝)

fn_r06_r_pc_lotterer スタートはすごくよかった........けど、疲れちゃっててその後のことはよく憶えていないんですよ(笑)。とにかくタフなレースで、 本当に疲れました。
レース序盤は、クルマの調子がいいにもかかわらずロイックに抜かれて離されたので、『ああ、彼は違うストラテジーなんだな』と思いました。
後半カタオカとバトルになりましたが、なかなか抜けませんでした。
こっちは6速がなくなってきたし、カタオカとのバトルにも慣れていなかったのであまりリスクを背負いたくなくて、『これしかない』 というタイミングを待つことにしました。
最初は彼がラップリーダーだとわかっていなかったので、ストレートで寄せられたときはクレイジーだと思ったし、『何で青旗出さないんだ!』 って不満に思っていました。チームから無線で彼が本当にラップリーダーだと知らされてからも『嘘だろ?!』と思ったくらいです。
最後はハードにプッシュしましたが、ブノワも速くてなかなか振り切れませんでした。
今日勝てたことについては、チームに感謝しています。
正直今は自分がポイントランキングのどの辺にいるのかも把握していないので、これからどうすべきかも判りませんけど、 一つ一つのレースで勝つことを目標に走っていれば、そのうちチャンピオンシップも見えてくるのかなと思います。

ブノワ・トレルイエ(2位)

fn_r06_r_pc_treluyer セーフティーカーランの最中も、自分の膝とタイヤが最後まで持つか心配していたので、今日はあまり無茶をしないようにしようと思っていて、 前に離された時も最初はなんとなく2ストップかなと思っていたんですが、途中で単に自分のペースが遅いだけだと気が付いて、 そこで目が覚めて、すごくハードにプッシュしました。
前でアンドレがなかなかカタオカを抜けないのが見えたので、これはチャンスかもしれないと、 この集団から絶対離されないようにしようと思いました。
アンドレがカタオカを抜くタイミングで自分もポジションを上げていこうと思いました。
今日は最後まで本当に大変なレースでした。
(ランキング2位に上がったことについて)自分としては嬉しいですけど、 チームはマツダにもポイントを獲って欲しかったんじゃないでしょうか。

ロイック・デュバル(3位)

fn_r06_r_pc_duval スタートはすごくよかったんですけど、すぐ前でコグレがストールしていたので、もうちょっとでぶつかるところでした。
ファーストスティントのタイヤはすごくよかったので、いいペースで走れたんですが、 ピットストップの3周前あたりで遅いクルマに引っかかってペースが上げられませんでした。2スティント目はペースが上がらなかったんですが、 前のほうでアンドレがカタオカに引っかかってるのを見て、まだチャンスがあるなと思って、 ペースは自分のほうがアンドレより速いと思っていたのでとにかくついていきました。
アンドレがカタオカを抜くときに、ボクもブノワに抜かれてしまったのは残念でした。
でも、ここで無理をするよりも、今日は確実に結果を残すことを優先しました。

舘 信秀(優勝チーム監督)

fn_r06_r_pc_tachi 実はセーフティーカーランの時は、アンドレもピットに入れようかと迷ったんですが、アンドレは予選もよかったし、他の上位陣の動きも考えて、 ここは王道でいこうと決めました。荒についてはやる価値があると思ったのでピットに入れました。結果的に両方ともうまくいきましたね。
F3でも勝てたので、本当によかったです。今日はカーナンバー36デーでしたね。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第14戦、第15戦 大嶋和也レポート

大島和也 F3チャンピオンへの逆襲

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 残り3大会7戦となった今シーズンのF3。13戦終了時点でトップにつけているのは#3ロベルト・ストレイト選手。それを#1オリバー・ジャービス選手、#36大嶋和也選手がそれぞれ12ポイント差、19ポイント差で追う展開となっている。

 TOM'Sから参戦して2年目となる#36大嶋選手。今シーズンの目標はもちろん「チャンピオン」。この目標を達成するために、まずは「得意の富士」で「とにかく2つ取ることしか考えてない」と言う。チャンピオン獲得に向けて絶対に落とせない富士ラウンド。大嶋選手の戦いが、今、始まる。

 金曜日の練習走行1回目。「しっかりアタックできなかった」ということもあり、4位に甘んじた大嶋選手。しかし、「感じ的には全然悪くないのでしっかりタイムアタックすれば全然問題ない」と自信をのぞかせる。その言葉通り、2回目の練習走行では1′37.077のトップタイムをはじき出した。

 第14戦公式予選が25日土曜日に行われた。開始から3分を経過したころ、一斉にコースイン。前車との間隔を十分にあけて戻ってきた大嶋選手はアタックを開始する。3周目に1′37.582のタイムを出しこの時点でトップとなる。5周目に再度アタックを試みるがタイム更新はならず。しかし、このタイムを誰も破ることができず、ポールポジションを獲得した。

 同日に行われた第14戦決勝。速さは見せていたもののスタートミスにより優勝を逃したレースが多かった今シーズン。課題であるスタートについては、「落ち着いてやれば全然問題ないので大丈夫」と言う。第14戦のスタートは、ブラックアウトの瞬間、大嶋選手は抜群のタイミングでスタートを決め1コーナーへ飛び込む。大嶋選手を追うのは3番グリッドから好スタートを決めた塚越選手。しかし、唯一37秒台で走る大嶋選手と2番手の塚越選手との差は周回を重ねるごとに開き、大嶋選手の独走となった。2位の塚越選手に約10秒の差つけ、全ての周回を37秒出走り切った大嶋選手が今期4勝目、2連続ポール トゥ ウィンを飾った。「富士に入ってからスタートの練習はいっぱいして1回も失敗していない」と課題のスタートを克服したように思える大嶋選手。明日行われる第15戦については「スタートが決まれば抜かれる気はしないので、リラックスして挑みたい」と富士ラウンド連覇への自信を見せる。

 第14戦公式予選と続けて行われた第15戦公式予選。こちらも3分が経過したころからコースインし、3周目に1′37.659のトップタイムをマークした大嶋選手。その後、#10塚越選手が同タイムをマークするものの、このタイムを破る選手は現れなかった。全日本フォーミュラ3選手権統一規則にあるように「2台以上の車両が同タイムの場合、最初に記録した車両が優先される」ため、大嶋選手が2戦連続ポールポジションを獲得した。

 26日日曜日、第15戦決勝が行われた。昨日に続きポールポジションからスタートの大嶋選手。スタートはやや出遅れてしまい、「今期1番くらいのスタート」を決めた塚越選手に先行を許してしまう。しかし、2周目、塚越選手の後ろにぴたりとつけた大嶋選手はストレートから1コーナーにかけて塚越選手をオーバーテイクし、トップを取り戻す。ここからは昨日行われた第14戦と同様の展開が待っていた。2周目にトップに立った大嶋選手は、その後、38秒台の安定したタイムを刻み、後続をみるみる引き離し独走。一つのミスもなくそのままトップでチェッカーを受けた。初めて同じ大会で2連勝を飾った大嶋選手。今シーズンの開幕戦の雪辱を果たし、「とにかく嬉しい」と喜びを表した。

   今回の富士ラウンドで2連続ポール トゥ ウィンを成し遂げた大嶋選手。第13戦とは違い、表彰台に現れた大嶋選手に涙はなかった。2戦とも笑顔で現れた大嶋選手はトロフィーを手にすると高く掲げた。終始笑顔で喜びを表していた大嶋選手。ポイントランキングでは、ここ富士で表彰台に立てなかったストレイト選手と2戦とも3位を獲得したジャービス選手を上回り、大嶋選手がランキングトップに返り咲いた。

 次戦は10月の仙台ハイランド。「F3では走ったことがないコース」ではあるがFTのとき早いコースだったので3勝を狙っていきたい。」と自信を見せている。

Text: Mami Okuda / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第6戦富士決勝 熾烈なドッグファイトを制し、アンドレ・ロッテラーが今季初優勝

富士スピードウェイで開催された2007全日本選手権フォーミュラニッポン第6戦決勝は、 スタートでアクシデントが発生してセーフティーカーが導入される波乱の幕開けとなった。
この乱戦を制したのは#36アンドレ・ロッテラー(DHGトムス)。 SCランの最中にピットストップを済ませたことでレース中盤トップに立った#7片岡龍也を8周にもわたるドッグファイトの末に競り落とし、 見事昨年11月の第9戦鈴鹿以来9ヶ月ぶりの優勝を達成することとなった。

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第6戦決勝は午後2時30分にスタート。
ここで2番グリッドの#32小暮卓史がエンジンストール。#20ミハエル・クルムがこれをよけきれずに追突してしまい、 この2台が大破した状態でコース上に留まったため、2周終了時点でセーフティーカーが導入されることとなった。
この時点でのトップはポールシッターの本山哲。2番手にはロッテラーがつけ、小暮のチームメイトの#31ロイック・デュバルが3番手だ。 ロッテラーは松田次生がグリッド降格となったために小暮の真後ろからスタートせずに済み、難を逃れた格好だ。

セーフティーカーランの続く中、3周終わりで片岡がピットイン。4周終わりで#37荒聖治、 5周終わりで#6吉本大樹もピット作業をここで済ませた。
このことがレース後半大きな意味を持つことになる。

セーフティーカーは6周終わりでピットロードへ。7周目からレース再開となった。
すかさず1コーナーでアウトからトップの本山に挑みかかるロッテラー。がっちりインを閉める本山。 しかし立ち上がりで本山がアウトに膨らんでしまい、ロッテラーがトップに立つ。

本山はペースが上がらず、8周目にはデュバル、10周目にはトレルイエ、12周目には立川と次々にパスされていく。
本山は19周終わりで早めのピットストップを済ませ、挽回を図るが、トラブルを抱えている様子で再びじりじりと順位を落としていき、 44周で自らガレージに戻ってレースを終えた。

そのころ上位陣では、デュバルがハイペースでロッテラーを追い上げ、13周目の1コーナーでインをついてトップに浮上する。
デュバルは、そのまま一気に突き放しにかかり、15秒以上ものリードを築き上げて33周終わりでピットインに飛び込んだ。
作業時間は35秒。かなり軽めの燃料搭載量でスタートしていたようだ。

これでトップは再びロッテラーに。
ロッテラーは36周終わりでピットへ。こちらの作業時間は13.9秒だ。
ロッテラーは難なくデュバルの前でコースに復帰した。

こうしてレース中盤に上位陣が次々にルーティンストップを済ませる度に、じりじりと順位を上げていくドライバーが二人いた。
SCランの最中にピットストップを済ませた片岡と荒だ。

片岡は41周目には2位に。そして46周終わりで最後までコースに留まっていた#33ロニー・ クインタレッリがピットに飛び込んだところで遂にトップに立った。
後ろからはロッテラーが猛然と追い上げてきている。

ロッテラーは44周目の最終コーナーで遂に片岡のスリップにつくと、一気にホームストレートで並びかけにかかる。 しかし片岡はこれをけん制。1コーナーでのブレーキング競争では懸命にロッテラーを押さえ込む。
片岡が同一周回だと気づかないロッテラーは困惑し、こぶしを振り上げてアピールする。 無線でチームから彼がラップリーダーであることを知らされても、俄かには信じられない。
それでも果敢に1コーナーで片岡に挑んでいくロッテラー。
既に40周以上を走って消耗しきったタイヤに苦しみながらも、それを必死で押さえ込む片岡。
両者のバトルは延々9周に及んだ。
走しているうちに後方からデュバルとトレルイエも接近し、48周が過ぎる頃には、4台の団子状態でのトップ争いとなっていく。

50周目の1コーナーでタイヤスモークを上げながら強引にアウトから被せにかかるロッテラー。
がっちりインを固めて譲らない片岡。
一旦は前に出たロッテラーは立ち上がりでアウトに膨らみ、再び片岡の先行を許す。
この周のダンロップコーナーでは、トレルイエがデュバルを進入で抜き去り、3位に浮上した。

ここからロッテラーは1位片岡、3位トレルイエの二人を相手にしなければならなくなった。
しかし片岡のタイヤはもう限界。この気に乗じてリードを築くこともままならない。
次第にロッテラーは、1コーナーだけでなくありとあらゆるポイントで片岡に仕掛けていくようになった。

そして53周目の1コーナー。
インに並びかけたロッテラーの隣で踏ん張っていた片岡が、立ち上がりでタイヤをダートに落として失速。遂にここで均衡が破れることとなった。
すぐさま2位に落ちた片岡に挑みかかるトレルイエ。ダンロップ進入でオーバーランした片岡を、トレルイエが、デュバルが、 荒が抜き去っていく。

とうとう力尽きた片岡は、次第に順位を落としていき、58周目のコカコーラコーナーで立川を押さえ込もうとしてスピン。 ここでレースを終えることとなった。

トップを奪い返したロッテラーは、トレルイエの追撃を跳ね除けながら残り12周を走りきり、長く激しい戦いを勝利で終えた。
この勝利はロッテラーにとって今季初。昨年11月の第9戦鈴鹿以来の勝利だ。

一方、ポイントリーダーの松田は序盤こそ着実に順位を上げていたものの、 途中インダクションポッドに雀が飛び込む予想外のアクシデントで失速、ノーポイントに終わった。
これにより、2位でフィニッシュしたトレルイエはシリーズポイント2位に浮上するとともに、松田に2ポイント差に迫ることとなった。

次回はスポーツランドSUGO。9月16日決勝だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第6戦富士決勝結果

Fニッポン第5戦 -RIJ- (2007/08/26) Race Result Weather:Cloudy Course:Dry
2007 Formula Nippon Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineLapTime/
Behind
136アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J651:44'16.662
21ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J655.611
331ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E658.563
437荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J6514.446
511立川 祐路TEAM CERUMOTOYOTA RV8J6515.939
64ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J6516.691
733ロニー・クインタレッリBOSS.INGINGTOYOTA RV8J6517.131
840ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E6534.809
98高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J6535.431
1034横溝 直輝BOSS.INGINGTOYOTA RV8J6538.687
1156金石 年弘ARTAHONDA HF386E6539.556
123柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J6555.302
132松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J651'02.261
145平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E651'05.525
1541ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E651'05.603
1655井出 有冶ARTAHONDA HF386E641Lap
176吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E623Laps
-------- 以上規定周回(58 Laps)完走 --------
-7片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J578Laps
-19本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J4421Laps
-32小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E065Laps
-20ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J065Laps
  • Fastest Lap: CarNo.31 ロイック・デュバル(PIAA NAKAJIMA) 1'28.798 (24/65) 184.991km/h
  • セーフティカー導入時刻: 14:32'13~14:44.23
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。

Japanese F3

JF3:第15戦決勝 上位3人のコメント

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大嶋 和也(優勝)
昨日に比べてかなり気温が高かったので、大きくセッティングを変更しました。
スタートは悪くなかったんですけど、塚越に前に行かれてしまいました。でもオープニングラップでチャンスを見つけて前に出ました。 早いうちに抜いておかないと抜くのが難しくなりますからね。
(ランキングトップになったことについて)嬉しいことは嬉しいですけど、まだ5戦残ってますし、 僕はこれまでにも3戦レースを落としていますから気は抜けません。とにかく次の仙台は気合を入れて臨みます。

塚越 広大(2位)
気温が高くなったのでセッティングを変更して、ウォームアップでチェックしたんですが、そのセットがよくて思ったとおりに走れました。
スタートはここまでで一番の出来で、前をかわすことができました。ですが、ダンロップでミスしてしまって、 そのせいでストレートが伸びなくて相手にチャンスを与えてしまったのかなと思います。でも全般的にはいいレースでした。
後半は追いつきこそしませんでしたが同じくらいのペースで走れましたし、昨日よりはよくなってきていると思います。 それでも終わってみればあれだけの大差をつけられましたし、やはり勝たないうちは課題が残っていると思います。

オリバー・ジャービス(3位)
スタートは良くも悪くもないできでした。前の二人には追いつけませんでしたが、ミスなく走りきれましたので、 自分としてはいいレースだったと思います。
(仙台に向けて)初めて走るコースですが、台風などでテストがキャンセルにでもならない限りチャンスはあると思います。 これからはとにかく勝たないとチャンピオンの権利はないと思うので、勝てるよう頑張ります。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第15戦決勝 大嶋がぶっちぎりで富士を連覇。ランキングトップに浮上。

全日本F3選手権第15戦決勝は、 ポールシッターの#36大嶋和也(TDPトムス)が第14戦と同様に磐石の走りで後続を圧倒して連勝。 今季5勝目を挙げて見事ポイントランキングトップに浮上した。

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第15戦決勝は12時55分スタート。
ポールの大嶋と同タイムながら惜しくも2番手スタートとなった塚越広大が見事ホールショットを決めてトップに立った。

しかし抜かれた大嶋はオープニングラップを終えて戻ってきた塚越の背後にぴったりと張り付き、 1コーナー手前でインからトップの座を奪い返すと、そのまま一気に後続を突き放しにかかった。
懸命に大嶋を追う塚越だったが、両者の差は周回を重ねるごとに開いていく。
結局大嶋は2位に6.615秒差をつけて今季5勝目を挙げ、今週末の富士ラウンドを連覇。オートポリスでの第13戦からの3連勝を達成した。
ポイントランキングでも、ポール、優勝、ファステストラップのフルポイントを2戦連続で獲得し、 今週末だけで44ポイントを荒稼ぎしてトップに浮上した。

昨日に続いて2位に終わった塚越は、一時はオリバー・ジャービスに背後を脅かされる場面もあったが、 レース中盤からペースを挙げてこれを退けた。

遂にポイントランキングトップの座を大嶋に明け渡したストレイトは、後方スタートながら着実に順位を稼ぎ、 最後は4位に浮上してレースを終えた。

次回は仙台ハイランドの3連戦。10月6、7日決勝だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第15戦富士決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2007/08/26) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 15 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoDriverCarChassisEngineLapTime/Behind
136大嶋 和也TDP TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE2134'33.494
210塚越 広大Honda Real F307DALLARA F307MF204C216.615
31オリバー・ジャービスDHG TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE2110.330
43ロベルト・ストレイトINGING F306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE2114.343
537石浦 宏明TDP TOM'S F307DALLARA F307TOM'S TOYOTA 3S-GE2117.992
511伊沢 拓也Honda Real F307DALLARA F307MF204C2121.757
714安田 裕信ThreeBondDALLARA F306THREEBOND NISSAN SR20VE2127.112
812番場 琢ThreeBondDALLARA F307THREEBOND NISSAN SR20VE2140.631
92中山 友貴Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F307MF204C2150.424
10*62嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE211'45.447
1116石川 資章Mainte・ShiOnFmuDALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE201 Lap 
1233関口 雄飛広島トヨタ・ダラーラF305DALLARA F305TOM'S TOYOTA 3S-GE192 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 大嶋和也(TDP TOM'S) 1'38.198 (16/21) 167.282km/h
  • CarNo.62は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章(走行中の危険行為)により、競技結果に40秒加算およびペナルティポイント1点とした。

Formula Nippon

FN:第6戦富士 松田が10グリッド降格!! フリー走行で登録外のタイヤを使用か

全日本選手権フォーミュラニッポン第6戦決勝を目前に控えた26日午前、予選3番手だった#2松田次生(モバイルキャスト・ チームインパル)に対して、なんと10グリッド降格の裁定が下されることとなった。

10時45分に出された公式通知によると、 今朝のフリー走行において2007フォーミュラニッポン統一規則第13条2および3の違反があったためという。
第13条はタイヤの規定であり、2項は使用可能な本数、3項はマーキングについての記述であることから、 どうやら松田はマーキングのされていないタイヤでフリー走行を走ったものと思われる。

これにより、松田は13番グリッドから決勝をスタートすることとなった。

第6戦決勝は午後2時30分スタート。ピットストップありの65周だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

Formula Nippon

FN:スウィフト製シャシーに3.4Lエンジン。JRPが2009シーズン車両のデザインイメージを公表!

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日本レースプロモーション(JRP)は8月26日、 フォーミュラニッポン第6戦の開催されている富士スピードウェイで2009年~2011年の中期計画報告会を実施した。
今後の基本方針として、オーバルや市街地での開催や、環境に配慮したエンジンの研究に取り組むほか、 オーストラリアや中国など海外での開催も視野に入れることが明らかとなった。
同時に、この会見では2009シーズンから使用する車両の概要も併せて発表された。

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これによると、シャシーはスウィフト製のワンメイク。
数社から提案のあった中で、日本独自のカテゴリーとして、先見性や斬新さを重視して選定した結果、同社の採用が決まった。
会見で公開された画像からも、フロントウィングやサイドポンツーンの形状など、これまでにない斬新なデザインがなされていることがわかる。
しかし見た目も斬新さだけでなく、車体下面で発生するダウンフォース量も増大するという。 現状では240km/h走行時で750kgを発生しているが、スウィフトの新シャシーは1トンを発生させる。
これにより、前後ウィングでの発生分を減らすことが可能となり、後方への乱流の影響を減少させ、オーバーテイクのしやすい車両が実現する。

エンジンは既報のとおりGT500車両と同一の3.4リッターV8の自然吸気エンジンとなる。 ただしこちらはリストリクターでなく、従来どおり10300回転でレブリミッターが作動する仕様となる。
設計上想定される最高出力は600馬力以上。これはGP2に代表される、昨今のF1の一つ下のカテゴリーにおける世界標準ともいえる数字だ。
その他、パドルシフトやカーボンディスクブレーキの採用など、多くの変更点が盛り込まれ、 2009年のフォーミュラニッポンは一層斬新でエキサイティングなものになることが期待される。

発表概要【参考】
2009~2011 JRP基本方針

 ハード・ソフトの組み合わせにより日本独自のトップカテゴリーとして地位を確立し、アジア、 パシフィック地域を代表するレースを構築する。

  • 世界から目標とされるシリーズの構築
  • 新シャーシー、新エンジンの導入
  • ハイブリッド、水素、バイオエタノールなどの環境に配慮したエンジンの研究
  • ファンの満足度アップとなる最も面白いレースの提供
  • 新規レースの調査、研究(市街地レース、オーバルレース)
  • 大会数は最大で国内10戦、海外1戦としパシフィックエリア開催を目指す
新シャーシーコンセプト
  • 日本独自のカテゴリーとして、今までにない斬新なデザインの追及(先進性と変化)
  • よりスリリングなレース展開が可能な車両
  • 最低3年間使用可能な安全性と耐久性の確保
シャーシー新旧比較

 車両レギュレーションは現行のJAF F3000を基本とする。(2007年8月26日現在案)

新型車両 現行車両 備考
車両最大幅 2000mm 1800mm 車両中心線からタイヤ外側まで実測で1000mm以内
車体最大幅 1600mm 1450mm ウイングを除く、ボディワークの最大幅
フロントウィング幅 1900mm 1450mm
リアウィング幅 1150mm 1000mm
車両重量 670kg 660kg ドライバー乗車時
燃料タンク容量 115L 135L 車体サイドに設ける給油口から給油可能な最大値
ミッション パドルシフト シーケンシャル
ブレーキ カーボン スティール
フロントタイヤ 265/55R13 235/55R13
リヤタイヤ 325/45R13 340/620R13
新エンジンレギュレーション概要

 より多くのエンジンメーカーが参加しやすいレギュレーションを確立する。現状の音量規制を遵守し、かつ、より魅力ある音を追求する。

  • 目標出力: 600馬力以上
  • 3.4リッター、V型8気筒
  • 最低重量: 120kg
  • パドルシフトの採用
  • 3レースで使用できるエンジンは1基とする
エンジン新旧比較
新型エンジン 現行エンジン 備考
排気量 3400cc 3000cc
出力600/hp+α 550/hp
気筒数 V型8気筒 V型8気筒 バンク角90度
吸気 自然吸気 自然吸気
重量 120kg 127kg エアボックス、エアフィルター込み
回転数制限 10300rpm 10300rpm
回転数制限方式 ECU ECU
新シャーシー・エンジン導入スケジュール
2007年 11月中旬 車両最終デザイン発表
2008年 2月初旬 新エンジン開発テスト走行開始
2月中旬 車両中間検証
5月中旬 車両最終検証
6月下旬 新型車両発表会および新車両、新エンジン組み合わせによる走行テスト
8月上旬 車両デリバリー開始
12月上旬 全車両納入終了
2009年 2月中旬 公式合同テスト開始

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第6戦富士フリー走行 小暮がトップタイム

全日本選手権フォーミュラニッポン第6戦の決勝前フリー走行は、#32小暮卓史(PIAAナカジマ)がトップタイム。 決勝に向けて好調な仕上がりぶりをアピールした。

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午前8時30分、30分間のフリー走行が開始された。
天候は快晴。陽射しは強いが日陰に入るとかなり涼しく、富士スピードウェイには確実に秋の気配が近づいてきているようだ。

昨日ポールポジションの#19本山哲は入念なチェック作業に終始し、このセッションでは1分29秒256、12番手に終わった。
予選3番手でポイントリーダーの#2松田次生は終了間際に1分29秒047を出して7番手でこのセッションを終えている。

彼らとは対照的に、予選ではセッティングに悩んでいたと記者会見でコメントしていた予選2番手の小暮は精力的に周回を重ね、 最終的に1分28秒502までタイムを縮めてトップでこのセッションを終えた。
2番手には#7片岡龍也が1分28秒561で続き、小暮のチームメイト、#31ロイック・デュバルが1分28秒785で3番手だった。

第6戦決勝は今日午後2時30分より、65周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第6戦富士フリー走行結果

Fニッポン第5戦 -RIJ- (2007/08/26) Free Session Weather:Fine Course:Dry
2007 Formula Nippon Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
132小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'28.502--185.61
27片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J1'28.5610.0590.059185.49
331ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'28.7850.2830.224185.02
42松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'28.8430.3410.058184.90
511立川 祐路TEAM CERUMOTOYOTA RV8J1'28.9320.4300.089184.71
64ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'29.0230.5210.091184.52
736アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J1'29.0430.5410.020184.48
85平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E1'29.0970.5950.054184.37
91ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'29.1590.6570.062184.24
1033ロニー・クインタレッリBOSS.INGINGTOYOTA RV8J1'29.1620.6600.003184.24
1140ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'29.2370.7350.075184.08
1219本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'29.2560.7540.019184.04
1355井出 有冶ARTAHONDA HF386E1'29.3080.8060.052183.93
1456金石 年弘ARTAHONDA HF386E1'29.3530.8510.045183.84
158高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J1'29.3920.8900.039183.76
1637荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J1'29.4300.9280.038183.68
1741ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'29.4380.9360.008183.67
1834横溝 直輝BOSS.INGINGTOYOTA RV8J1'29.4430.9410.005183.66
196吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E1'29.5941.0920.151183.35
203柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'29.6771.1750.083183.18
2120ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'29.7151.2130.038183.10
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。

Japanese F3

JF3:日本F3協会、2008年度からのナショナルクラス導入を発表

日本フォーミュラスリー協会は8月25日、全日本F3選手権第14、15戦が開催されている富士スピードウェイで記者会見を開き、 来年度から導入する「F3ナショナルクラス」の概要を発表した。

このナショナルクラスを全日本F3選手権クラスと混走させることにより、より多くのドライバーがF3に参加できる環境を整え、 若手ドライバーのスキルアップを図るとともに、減少しつつある参加台数に歯止めをかける。

F3では過去にもJクラス、Bクラスなどの名称で中古シャシーを用いた下位クラスを開催したことがあるが、 いずれもコストがネックとなり参加台数を集めることができなかったため、今回は大幅なコスト削減策に踏み切ることとした。

まず、 シャシーはホモロゲーション更新により全日本戦で使えなくなる2005年~2007年モデルを各エントラントから購入することとする。

エンジンについてはトムス3S-Gのワンメイク供給。 こちらも全日本戦が1AZ-FEに切り替わるために現行エンジンが余るということで、現状で13~14台の供給が可能とのこと。 可能な限り中古部品を活用することで、年間リース料を通常の5分の1にあたる300万円に設定する。

他にも、ブレーキ、クラッチ、ダンパーを指定部品とすることでコストを削減し、 トータルの参戦コストは2900万円程度と協会では見積もっている。
これにより、FTやFCJ、F4、FJなどの国内カテゴリーだけでなく、海外からも広くエントリーを募り、 ひいては全日本F3選手権の発展につなげていく。

なお、詳細な規定は10月ごろに改めて発表される予定だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

Japanese F3

JF3:第14戦富士決勝 上位3人のコメント

大嶋 和也(優勝)

f3_r14_pc_ohshima 予選でポールが獲れましたし、スタートさえ失敗しなければ問題ないと思っていました。
ウォームアップで少しオーバーが出ていましたので、それを修正して決勝に臨みました。
ここに来る前にスタート練習をいっぱいやって、一度も失敗しなかったので、心配はしていなかったし、 決勝に向けてのセットアップも完璧でした。
明日もスタートさえ決めれば勝てると思います。

塚越 広大(2位)

f3_r14_pc_tsukakoshi スタートで前のドライバーが失敗していたので2位にあがることができました。
でも大嶋選手にはついていけなくて、レース終盤はジャービス選手に追いつかれましたので、課題の残るレースになりました。
大嶋選手に対しては、特にどこが遅いということではなく、コース全体でついていけなかった感じです。
明日の決勝は、予選で悔しい思いをしたので、それをバネにして頑張ります。

オリバー・ジャービス(3位)

f3_r14_pc_javis 予選1回目の結果は非常に悪かったのですが、2回目は少しよくなったので、セットアップの方向性は合ってきたのかなと思います。
今日の決勝は7番手スタートから少しでも多くのポイントをとろうと思って走りました。
前の車がホイールスピンしていたので前に出ることができましたが、その後もロベルトをアウトから抜くことができたように、 クルマの状態はよかったので、もし前の車がスタートを失敗していなくても3位に上がれたんじゃないかと思います。
明日は4番手スタートということでチャンスはあると思います。トップが獲れれば最高ですね。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第14戦富士決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2007/08/25) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 14 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
136大嶋 和也TDP TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE1524'23.435
210塚越 広大Honda Real F307DALLARA F307MF204C1510.102
31オリバー・ジャービスDHG TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE1510.945
411伊沢 拓也Honda Real F307DALLARA F307MF204C1518.341
53ロベルト・ストレイトINGING F306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1519.055
637石浦 宏明TDP TOM'S F307DALLARA F307TOM'S TOYOTA 3S-GE1519.633
714安田 裕信ThreeBondDALLARA F306THREEBOND NISSAN SR20VE1523.668
833関口 雄飛広島トヨタ・ダラーラF305DALLARA F305TOM'S TOYOTA 3S-GE1525.851
912番場 琢ThreeBondDALLARA F307THREEBOND NISSAN SR20VE1534.935
1062嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1546.833
112中山 友貴Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F307MF204C1550.704
1216石川 資章Mainte・ShiOnFmuDALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE151'36.098
  • Fastest Lap: CarNo.36 大嶋和也(TDP TOM'S)1'37.215 (5/15) 168.974km/h

Japanese F3

JF3:第14戦富士決勝 大嶋和也が今季4勝目をあげランキング2位に

 全日本F3第14戦は25日、富士スピードウェイで決勝を行い、ポールポジションからスタートした大嶋和也(TDP TOM'S)がスタートでトップに立つと2位以下を圧倒するスピードでゴールまで走りきり今季4勝目を上げた。2位は10秒遅れて塚越広大(TDP TOM'S)が、3位にはオリバー・ジャービス(DHG TOM'S)が入った。

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 午後4時オンタイムでフォーメーションラップが始まった。富士の上空は雲に覆われ日差しは無く、気温も下がり気味で、高原にしてはじめじめと湿度は高い。

 全車グリッドに着きスタートが切られた。ポールポジションの大嶋和也(TPD TOM'S)は無難にスタートを決めトップで1コーナーに入りホールショットを決めた。予選2位の同僚の石浦宏明(同)はなんとエンジンストール、下位に沈んだ。代わって2位に上がってきたのが予選3位の塚越広大(HONDA Real)。予選5位からジャンプアップしたロベルト・ストレイト(INIGIN)が3位。オリバー・ジャービス(DHG TOM'S)も予選7位から4位でまで上がってきた。以下、5位伊沢拓也(HONDA Real)と続く。

 5周目の1コーナーでジャービスがストレイトを捕らえ3位に上がる。ストレイトは伊沢にも追い上げられ6周目のストレートで並びかけられるがなんとか押さえ4位を守る。ストレイトはトップスピードが伸びないのか防戦一方だ。

 大嶋は一人旅。8周目には2位塚越との差は5秒以上に広がった。10周で7秒弱と素晴らしいスピードでゲームを支配している。

 一方、スタートを失敗した石浦は徐々に順位を回復。10周目には伊沢の背後まで迫ってきた。4位ストレイト、5位伊沢、6位石浦の3台は接近戦だ。

 15周目、ファイナルラップの1コーナーでついに伊沢がストレイトをかわし4位に上がった。

 レース終了。優勝は2位以下を10秒以上離し完勝の大嶋。2位に塚越、3位にジャービスが入った。これで大嶋は選手権ポイントを196と伸ばし、5位に終わったストレイトの201ポイントに対し5点差に迫ってきた。

 第15戦決勝は、明日26日午後12時55分より21周で争われる。明日もポールからスタートし、ポイントリーダーを射程権に捕らえた大嶋の走りに注目だ。

Text: Yoshinori OHNSIHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第6戦富士公式予選 上位3人のコメント

本山 哲(ポールポジション)

fn_r06_pc_motoyama 今回は走り出しからベースの状態がすごくよかったので、予選1回目からクルマはほとんどイジらずに、 ウィングの微調整くらいでアジャストしていって、最後のアタックでは思い通りに走れて、トップで終われました。
午後は気温と路面温度が上がってタイム更新は難しいかな、と思っていましたが、いざ始まってみると気温、路面温度はほとんど同じで、 そうなると路面コンディションは午後のほうがよくなるので、コンマ2、3のタイムアップはいけそうかなと。
そういう中で細かいアンダーとかオーバーをアジャストしていって、最後は一番いい状態で思い切りアタックできた結果、一番だと。
シーズンを考える上でも非常に重要なこの富士のレース、になると思うし、そういう中で今日一番になれたということは、 このレースだけでなくシーズン全体の中でも意義があるな、と思います。
レースはもちろんトップでゴールしたいと思ってるんですけども、できれば今日みたいな接戦ではなく、 大差をつけて勝てるように頑張りたいですね。

小暮 卓史(予選2位)

fn_r06_pc_kogure 持ち込みからクルマはある程度完成されてまして、金曜日も速いタイムが刻めて、今日に臨んだんですけど、 セクター2とセクター3のマシンバランスがちょっと違う、というのですごく悩んで、どっちかを取ればどっちかが犠牲になる、 というところで最後は妥協しつつも一番いいところかな、という状態で4セット目を走って、 僕の中ではほぼイメージどおり走れたんですけどもトップには届かなかった、と。
決勝に関しては、セッティングもまだまだ詰めるところがありますし、決勝セットも決して悪くないと思ってますんで。
(スーパーGTのクラッシュの影響は)首と背中に筋肉痛みたいなのはありますけど、だいぶ復活してきたので大丈夫です。

松田次生(予選3位)

fn_r06_pc_matsuda 持ち出しの時点でクルマの調子が良くなくて、オーバーステアが主に出ていたので、それをどうしようかと。 ストレートスピードも伸びていなかったので、予選1回目もセットアップに費やした状態だったんですけども、 2回目はクルマのほうもうまくまとめてこれたので、なんとか3番手になりました。ただちょっとトップは見えてない状況なので、 まだ車のほうは変えていかないといけない状況です。
レースはなるようにしかならないと思うので、勝ちを意識しすぎず、でもポイント差を詰められすぎないように、できれば優勝したいです。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第6戦富士公式予選2回目 本山が1年10ヶ月ぶりのポール獲得!

全日本選手権フォーミュラニッポン第6戦の公式予選は、#19本山哲(アラビアンオアシス・チームインパル)が1分26秒901と、唯一の26秒台を叩き出し、今季初めてのポールポジションを獲得することとなった。

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公式予選2回目は午後2時に開始された。 開始と同時に各車一斉にコースに飛び出し、最初のアタックで#32小暮卓史と#2松田次生がいきなり1分27秒台に入れてくるなど、 序盤から激しいタイムアタック合戦が繰り広げられた。

7分経過時点までのトップは小暮の27秒658だったが、8分過ぎに#36アンドレ・ロッテラーが1分27秒431と、 早くも午前中の自己ベストを更新してトップに上がってきた。 午前中トップの本山は9分経過時点で4番手タイム。

開始18分過ぎから小暮が2回目のアタックを開始。1分27秒234とこちらも午前中のタイムを更新して再びトップに躍り出る。 直後にブノワ・トレルイエが27秒364で2番手に。 ロッテラーも26分過ぎに27秒183を出してきたが、 このときヘアピン先のコース脇に#3柳田真孝がスピンしてとまっていたため黄旗が出ており、このタイムは後に無効とされた。

本山は28分過ぎに2回目のアタックに取り掛かり、27秒283で2番手に。 松田は27秒412とトップ3に届かない。

残り時間が6分を切ったところで、ほぼ全てのドライバーが4セット目のニュータイヤを投入して最後のアタックに取り掛かった。 ロッテラーは残り時間3分30秒でコースイン。 ロッテラーは無効とされたタイムを更に上回る、1分27秒144をここで叩き出し、一躍トップに。 すぐに小暮が27秒082でトップを奪い返す。

しかしチェッカーが出された直後、本山が1分26秒901と、この日唯一の26秒台を叩き出してトップに躍り出た。 松田も27秒102を最後の最後に叩き出し、3番手に浮上。 これで上位4人が午前中のベストタイムを更新したため、予選2回目の順位、1位本山、2位小暮、3位松田、 4位ロッテラーでグリッド順が確定した。

会心のアタックを終え、何度も小さくガッツポーズをしながら本山はピットロードに戻ってきた。 彼にとってこれ2005年第8戦もてぎ以来。実に1年10ヶ月ぶりのポールポジション獲得だ。

第6戦決勝は明日午後2時30分より、ピットストップありの300kmフルディスタンス、65周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第6戦富士公式予選総合結果

Fニッポン第5戦 -RIJ- (2007/08/25) Qualfying Session Weather:Fine Course:Dry
2007 Formula Nippon Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineQualify1
Qualify2
TimeDelaykm/h
119本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'27.374
*1'26.901
1'26.901-189.03
232小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'27.516
*1'27.082
1'27.0820.181188.64
32松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'27.666
*1'27.102
1'27.1020.201188.59
436アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J1'27.686
*1'27.144
1'27.1440.243188.50
531ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'27.973
*1'27.247
1'27.2470.346188.28
61ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'27.805
*1'27.364
1'27.3640.463188.03
711立川 祐路TEAM CERUMOTOYOTA RV8J1'27.429
*1'27.394
1'27.3940.493187.96
833ロニー・クインタレッリBOSS.INGINGTOYOTA RV8J1'27.735
*1'27.399
1'27.3990.498187.95
920ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'27.791
*1'27.455
1'27.4550.554187.83
1040ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'28.197
*1'27.469
1'27.4690.568187.80
114ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'27.957
*1'27.560
1'27.5600.659187.61
128高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J1'28.767
*1'27.628
1'27.6280.727187.46
1356金石 年弘ARTAHONDA HF386E1'28.228
*1'27.678
1'27.6780.777187.35
1434横溝 直輝BOSS.INGINGTOYOTA RV8J1'28.430
*1'27.756
1'27.7560.855187.19
1555井出 有冶ARTAHONDA HF386E1'28.170
*1'27.772
1'27.7720.871187.15
165平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E1'28.422
*1'27.799
1'27.7990.898187.10
177片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J1'28.040
*1'27.853
1'27.8530.952186.98
1837荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J1'28.178
*1'27.889
1'27.8890.988186.90
1941ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'28.618
*1'27.973
1'27.9731.072186.73
203柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'28.187
*1'28.000
1'28.0001.099186.67
216吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E1'29.017
*1'28.196
1'28.1961.295186.25
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第6戦富士公式予選2回目結果

Fニッポン第5戦 -RIJ- (2007/08/25) Qualfying Session #2 Weather:Fine Course:Dry
2007 Formula Nippon Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
119本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'26.901--189.03
232小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'27.0820.1810.181188.64
32松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'27.1020.2010.020188.59
436アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J1'27.1440.2430.042188.50
531ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'27.2470.3460.103188.28
61ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'27.3640.4630.117188.03
711立川 祐路TEAM CERUMOTOYOTA RV8J1'27.3940.4930.030187.96
833ロニー・クインタレッリBOSS.INGINGTOYOTA RV8J1'27.3990.4980.005187.95
920ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'27.4550.5540.056187.83
1040ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'27.4690.5680.014187.80
114ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'27.5600.6590.091187.61
128高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J1'27.6280.7270.068187.46
1356金石 年弘ARTAHONDA HF386E1'27.6780.7770.050187.35
1434横溝 直輝BOSS.INGINGTOYOTA RV8J1'27.7560.8550.078187.19
1555井出 有冶ARTAHONDA HF386E1'27.7720.8710.016187.15
165平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E1'27.7990.8980.027187.10
177片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J1'27.8530.9520.054186.98
1837荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J1'27.8890.9880.036186.90
19*41ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'27.9731.0720.084186.73
203柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'28.0001.0990.027186.67
216吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E1'28.1961.2950.196186.25
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'32.9846.0834.788176.66
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'25.525
  • CarNo.41は、2007年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第39条1.違反(ピット入口のホワイトラインカット)により、罰金5万円を課す。

Japanese F3

JF3:第15戦富士公式予選 大嶋と塚越が同タイム!ポールは大嶋が4戦連続でものにする!

全日本F3選手権第15戦の公式予選は、#36大嶋和也(TDPトムス)と#10塚越広大(ホンダレーシング・チームリアル) が同タイムで並ぶ接戦となった。 規定により、先にタイムを出した大嶋がここではポールとなり、大嶋はオートポリスでの第12戦、 13戦以来4戦連続でポールポジションを獲得することとなった。
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第14戦の予選終了から10分のインターバルをおき、第15戦の公式予選は午前11時30分に開始された。 ここでも大嶋の速さは変わらず、始まってすぐに1分37秒659と、 前戦のポールタイムには僅かに及ばないながらもいきなり37秒台を出してきた。 しかし今回は塚越も37秒台に入ってみせ、なんと大嶋と同じ37秒659を出してきた。 二人はその後もアタックを繰り返したが、最後までベストを更新できず、同タイムのまま予選は終了した。 この場合、先にタイムを出したほうを上位にする規定となっており、かつ、3位以下のドライバーがいずれも二人のタイムを上回れなかったため、 大嶋のポールが確定。 大嶋はオートポリス戦以来4戦連続でポールからスタートすることとなった。 3番手には#37石浦宏明、4番手には#1オリバー・ジャービスがつけ、#3ロベルト・ストレイトは5番手に終わった。 第15戦決勝は明日12時55分より、21周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第15戦富士公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2007/08/25) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2007 All Japan F3 Championship Round 15 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
1*36大嶋 和也TDP TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE1'37.659--168.21
2*10塚越 広大Honda Real F307DALLARA F307MF204C1'37.6590.0000.000168.21
337石浦 宏明TDP TOM'S F307DALLARA F307TOM'S TOYOTA 3S-GE1'37.6990.0400.040168.14
41オリバー・ジャービスDHG TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE1'37.7320.0730.033168.08
53ロベルト・ストレイトINGING F306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1'37.7940.1350.062167.97
611伊沢 拓也Honda Real F307DALLARA F307MF204C1'38.2600.6010.466167.18
7*33関口 雄飛広島トヨタ・ダラーラF305DALLARA F305TOM'S TOYOTA 3S-GE1'38.4160.7570.156166.91
814安田 裕信ThreeBondDALLARA F306THREEBOND NISSAN SR20VE1'38.8261.1670.410166.22
912番場 琢ThreeBondDALLARA F307THREEBOND NISSAN SR20VE1'39.1411.4820.315165.69
1062嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1'39.1751.5160.034165.63
112中山 友貴Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F307MF204C1'39.6031.9440.428164.92
1216石川 資章Mainte・ShiOnFmuDALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1'42.2024.5432.599160.73
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'47.4399.7805.237152.89
  • CarNo.36,10は、2007年全日本フォーミュラ3統一規則第3章第24条6.により、順位を決定した。
  • CarNo.33は、2007年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第39条1.違反(ピット入口のホワイトラインカット)により、罰金5万円を課す。

Japanese F3

JF3:第14戦富士予選 大嶋がポール獲得!

全日本F3選手権第14戦の公式予選が富士スピードウェイで行われ、#36大嶋和也 (TDPトムス)が1分37秒582でポールポジションを獲得した。
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フォーミュラニッポンの赤旗中断の影響で、第14戦の公式予選は5分遅れの11時5分に予選開始となった。 大嶋は開始早々から好タイムを連発。開始8分で38秒227までタイムを上げてトップに立つ。 #10塚越広大も38秒231を出して大嶋に迫るが、大嶋もすぐに37秒582を叩き出してみせ、塚越を引き離す。 更にはセッション終盤に大嶋のチームメイト、#37石浦宏明も37秒882までタイムを削って2番手に上がってきた。 塚越も懸命にアタックを続けるが、38秒009が精一杯の状況だ。 結局、1位大嶋、2位石浦と、トムス勢が1-2を形成して予選は終了した。 一方、同じくトムスのオリバー・ジャービスはこのセッション7位と低迷。ポイントランキングトップの#3ロベルト・ ストレイトも5番手に終わった。 第14戦決勝は今日午後4時5分より、15周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第6戦富士公式予選1回目 暫定ポールは本山

全日本選手権フォーミュラニッポン第6戦富士スピードウェイの公式予選1回目は、#19本山哲(アラビアンオアシス・ チームインパル)が1分27秒374でトップ。 2番手には#11立川祐路(チームセルモ)がつけ、 先週の鈴鹿1000kmで大クラッシュを演じた#32小暮卓史(PIAAナカジマ)は3番手と、健在ぶりをアピールした。
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公式予選1回目は午前10時から45分間で行われた。 空は快晴で陽射しは強いが、時折涼しい風が吹いている。 開始8分で#8高木虎之介がネッツコーナーでスピン。コースにかかった状態でエンジンをストールさせてしまったため、 早くも赤旗中断となった。 車両回収作業による10分間の中断の後、予選は再開され、#1ブノワ・トレルイエ、#7片岡龍也、 #4J.P.オリベイラらが早速コースイン。 ここでトレルイエが1分27秒805を出してトップに立った。 その5分後、本山が1分27秒775を出してトップに躍り出ると、直後に#2松田次生が27秒733、 #32小暮卓史が27秒516と次々にトップタイムを塗り替えていく。 #36アンドレ・ロッテラーも1分27秒686を出して2番手に上がってきた。 残り時間5分で各ドライバー一斉にニュータイヤを投入しての2度目のアタックを敢行。 ここで本山が小暮のタイムを上回る1分27秒374で再びトップに。そしてここでいきなり立川が27秒429を叩き出し、 一気に2番手に上がってきた。 一方、本山のすぐ前を走っていた小暮は僅かに自己ベストに届かず、3番手に後退。松田は4番手で午前中の予選を終えた。 赤旗の原因を作った高木は結局20番手に終わった。 公式予選2回目は午後2時5分より、同じく45分間で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第14戦富士公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2007/08/25) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2007 All Japan F3 Championship Round 14 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
136大嶋 和也TDP TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE1'37.582--168.34
237石浦 宏明TDP TOM'S F307DALLARA F307TOM'S TOYOTA 3S-GE1'37.8820.3000.300167.82
310塚越 広大Honda Real F307DALLARA F307MF204C1'38.0090.4270.127167.61
433関口 雄飛広島トヨタ・ダラーラF305DALLARA F305TOM'S TOYOTA 3S-GE1'38.0840.5020.075167.48
53ロベルト・ストレイトINGING F306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1'38.1300.5480.046167.40
611伊沢 拓也Honda Real F307DALLARA F307MF204C1'38.1460.5640.016167.37
71オリバー・ジャービスDHG TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE1'38.2370.6550.091167.22
814安田 裕信ThreeBondDALLARA F306THREEBOND NISSAN SR20VE1'38.5280.9460.291166.72
912番場 琢ThreeBondDALLARA F307THREEBOND NISSAN SR20VE1'39.0521.4700.524165.84
102中山 友貴Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F307MF204C1'39.7942.2120.742164.61
1162嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1'40.0152.4330.221164.24
12*16石川 資章Mainte・ShiOnFmuDALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1'42.5814.9992.566160.13
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'47.60610.0245.025152.66
  • CarNo.16は、本大会特別規則書第28条違反(ピットロード速度超過)により、罰金3万円を課した。

Formula Nippon

FN:第6戦富士公式予選1回目結果

Fニッポン第5戦 -RIJ- (2007/08/25) Qualfying Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2007 Formula Nippon Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
119本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'27.374--188.01
211立川 祐路TEAM CERUMOTOYOTA RV8J1'27.4290.0550.055187.89
332小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'27.5160.1420.087187.70
42松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'27.6660.2920.150187.38
536アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J1'27.6860.3120.020187.34
633ロニー・クインタレッリBOSS.INGINGTOYOTA RV8J1'27.7350.3610.049187.23
720ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'27.7910.4170.056187.11
81ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'27.8050.4310.014187.08
94ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'27.9570.5830.152186.76
1031ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'27.9730.5990.016186.73
117片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J1'28.0400.6660.067186.58
1255井出 有冶ARTAHONDA HF386E1'28.1700.7960.130186.31
1337荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J1'28.1780.8040.008186.29
143柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'28.1870.8130.009186.27
1540ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'28.1970.8230.010186.25
1656金石 年弘ARTAHONDA HF386E1'28.2280.8540.031186.19
175平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E1'28.4221.0480.194185.78
1834横溝 直輝BOSS.INGINGTOYOTA RV8J1'28.4301.0560.008185.76
1941ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'28.6181.2440.188185.37
208高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J1'28.7671.3930.149185.06
216吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E1'29.0171.6430.250184.54
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'33.4906.1164.473175.71
  • 赤旗中断時刻: 10:08'16~10:18'34
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'25.525

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿1000km クスコDUNLOPスバルインプレッサ、 今季初のスーパーラップ進出を果たすも決勝はリタイア (SUBARU)

◇クスコDUNLOPスバルインプレッサ、 今季初のスーパーラップ進出を果たすも決勝はリタイア
【公式予選】

 真夏の耐久レースということで、チームは冷却系のレイアウトを見直し、昨年までインプレッサをドライブしていた小林且雄をCドライバーに迎えドライバー3人態勢で臨むことになった。18日の鈴鹿は朝10時 の段階で気温36℃と暑い。今回も予選開始と共に山野が真っ先にコースインした。1セット目のタイヤで2分7秒798をマークしてピットイン。2セット目のタイヤに交換して2分7秒330にタイムアップした。このタイムが6位となり、ついにAWDインプレッサがトップ10に残り、スーパーラップ(SL)進出を決めることになった。

 5番目の出走となったSLは、既に新品タイヤを2セット使い切っておりタイムアップは厳しい状態で、2分8秒603の10位でSLを終了することになった。しかしSL後に最低地上高が規定をクリアしていないことが判明しタイムは抹消。それでも10番グリッドを確保できることができた のは幸いだった。

【決勝レース】

gt_r06_s_1  気温33℃、路面温度51℃とグリッドに立っているだけで汗だくとなる鈴鹿。13時5分にグリーンランプが点灯して1000kmの決勝レースがスタートした。序盤は無理をせず一旦12位にポジションダウンした山野だったが、ペースの上がらない車両をかわして8周目には11位、10周目には10位へ戻った。さらに17周目には9位へポジションを上げたが、22周目のシケイン進入でGT500車両からの接触を受けて左リヤフェンダーが破損。タイヤがフェンダーと接触して白煙が出る状態となったため、当初の予定よりやや早くピットインしてタイヤを交換して青木に交代。リヤフェンダーを修復してコースへ送り出したが、修復が万全ではなく次の周にもう一度ピットインを喫することになった。

 青木は18位まで落ちたポジションをじわじわとリカバリー。41周目には13位まで順位を上げていったが、このとき左のリヤハブにトラブルが発生し、思うようにペースを上げられない状態になっていた。57周と青木は予定より早めのピットイン。ここで山野に交代した。山野に交代後、今度は左のフロントハブにもトラブルが発生。山野は我慢の走りを続けていたが、たまらずレース中盤の90周でピットイン。このままでは満足な走りもできないと判断され、ピットガレージでリタイアとなった。レース終盤、鈴鹿は雷雨に見舞われたがこのとき既にインプレッサの姿はコース上になく、ウェットコンディションにおけるパフォーマンスを披露できなかったのは残念だった。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text & Photo:スバルテクニカインターナショナル株式会社

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿1000km  真夏のレースでレクサスSC430が勝利! (TOYOTA)

終盤の大逆転で1号車が念願の今季初優勝

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終盤の大逆転で勝利をものにしたレクサスSC430
(No.1 宝山 TOM\'S SC430)
 SUPER GTの第6戦「International Pokka 1000km」が8月18日(土)、19日(日)の両日、三重県・鈴鹿サーキットで開催された。

 昨年からSUPER GTのシリーズ戦に組み込まれた、伝統の「鈴鹿1000km」は、レース距離が通常の300km(第3戦富士のみ500km)の約3倍。さらに、真夏の炎天下で6時間に渡って競われる、SUPER GTでは最も苛酷なレースとなる。長丁場のレースへ、チームによっては3人目のドライバーを加えての参戦となる。

 今大会にはGT500クラスに16台、GT300クラスに25台の計41台がエントリー。トヨタ勢はGT500クラスに6台のレクサスSC430、GT300クラスに2台のトヨタMR-Sと1台のトヨタ セリカが出場した。

 シリーズ戦唯一、レース終盤にライトを点灯しての夜間走行を強いられることもあり、17日(金)に行われた公式練習では、ナイトランセッションも行われた。

◆予選◆

 17日(金)の公式練習時から、記録的な猛暑に見舞われた鈴鹿サーキットは、予選が行われた18日(土)も厳しい暑さに包まれた。

 午前10時から行われた予選第1セッション開始時には、既に気温は35度を超えている厳しいコンディション。この暑さの中で、セッション終盤に激しいタイムアタックが繰り広げられ、ECLIPSE ADVAN SC430 25号車が5番手、Forum Eng.SC430 6号車が8番手、ZENT CERUMO SC430 38号車が10番手でスーパーラップ出場を決めた。GT300クラスでは、ポイントランキング首位に付けるTOY STORY Racing apr MR-S 101号車が100kgのウェイトハンデにも関わらず5番手、DOUBLEHEAD apr MR-S 31号車が7番手でスーパーラップへ進出した。

 午後2時15分から行われた予選第2セッションに続き、スーパーラップが行われ、好走を見せた25号車が3番手、38号車が4番手につけ、レクサスSC430が2列目グリッドを占め、6号車は9番手グリッドとなった。GT300クラスは、31号車が6番手、101号車が7番手から決勝へと臨んだ。

◆決勝◆

 19日(日)午後1時、好天に恵まれ、厳しい暑さの下で、5.807kmのコースを173周、1000kmに渡る決勝レースのスタートが切られた。

 4番手スタートの38号車は、1周目に3位に躍進すると、その後も速さを見せ、5周目には2位、8周目には首位奪取。その後も首位を快調に逃げる38号車の後方では、3番手スタートの25号車が2位に浮上し、激しい上位争いが繰り広げられた。

 しかし、38号車は31周目に左リアタイヤのバーストによりコースアウト。なんとかコースへ復帰し、ピットでタイヤを交換したものの、後退を余儀なくされてしまった。代わって首位争いを繰り広げていた25号車も、上位を激しく追い詰めていたが、49周目に右リアタイヤがバースト。ピットへは戻ったものの、車両右後部のダメージが大きく、痛恨のリタイアとなってしまった。

 一方、11番手と後方グリッドからスタートした宝山 TOM'S SC430 1号車は、着実にポジションを上げて行き、50周目には2位に浮上。その後は、首位を行くNSXを、1号車が追う展開で、レースは終盤戦へと突入した。

 夏の太陽が傾きだした午後5時過ぎには、西の空から雲がかかり始め、5時半を過ぎると、天気は一変し、雨が降り始めた。コースアウトやスピンが続出する中で、各車ピットインしレインタイヤへと交換。さらに、雨は強さを増し、路面コンディションはヘビーウェットとなった。

 この難しい状況の中で、ウェットを得意とするA.ロッテラーの駆る1号車は首位へと狙いを定めて好走。雨が上がった後、乾き始めた路面を見定め、159周目に真っ先にスリックタイヤへと交換作業を行った。その2周後に、首位のNSXもタイヤ交換を行ったが、1号車は、ピットアウト後のタイヤが暖まるまでの隙を見逃さず、161周目に首位へと躍り出て、その後は後続との差を広げ、6時間以上に渡る長丁場の1000kmレースを制し、念願の今季初優勝を飾った。

 また、38号車が7位、6号車が9位、デンソー サード SC430 39号車が11位でチェッカーを受けた。  GT300クラスでは、31号車が7位フィニッシュ。101号車はドライブシャフトトラブルで14位。ウェッズスポーツセリカ19号車も接触などで12位に終わった。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:
 暑い中、長時間応援頂いたファンの皆様には、本当にお疲れさまでしたと感謝したい。決して楽な戦いではなかったが、メーカー、チーム、ドライバーが一体となって、力を合わせて頑張った結果、1000kmの長丁場のレースを制することが出来た。ライバルは強敵だが、この調子を維持して後半戦に向け、全力で臨みたい。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿決勝 後方から追い上げた「XANAVI NISMO Z」が3位表彰台を獲得 (NISMO)

■後方から追い上げた「XANAVI NISMO Z」が3位表彰台を獲得

 晴天に恵まれたこの日、朝から30度を超す猛暑の中、3万5500名ものファンが鈴鹿サーキットに集まった。午後1時、真夏の耐久レースはスタート。ポールポジションを獲得した「YellowHat YMS モバHO! TOMICA Z」(#3 セバスチャン・フィリップ/柳田真孝) は7周目までレースをリードしたが、ソフトなタイヤを装着していたため摩耗が早く、8周目に後続に先頭を譲ることとなった。その後一時10位まで順位を落とすものの、突然の降雨があった終盤以降は6位に復帰。そのままフィニッシュラインを目指したが、ナイトセッションに#23 Zと競り合ってコースアウト。8位に後退し、チェッカーフラッグを受けた。

gt_r06_r_500_2  予選13位からスタートした「XANAVI NISMO Z」(#23 本山哲/リチャード・ライアン/安田裕信)はオープニングラップで#35 SC430と軽く接触してタイムをロス。そのまま#35がコース上に停車したため、GT500クラス最後尾の15位となって先行車の追い上げを開始した。27周目には10位。他のトップグループの車両は合計4回のピットインでレースを終える計画を立てており、5回のピットインが必要なZ勢には苦しい展開が予想されたが、確実なペースで周回を重ね、上位から離れない位置を維持していた。午後5時過ぎに雷雨がサーキットを襲ったため、各チームが慌ててレインタイヤを装着するためにピットインする中、タイミングよくこの事態に対応した#23 Zは138周目には3位に浮上。終盤も安定した走りで3位表彰台を獲得した。

 怪我治療からブノワ・トレルイエが復帰した「カルソニック インパルZ」(#12 トレルイエ/星野一樹/ジェレミー・デュフォア)は、10位からトレルイエがレースをスタート。完全復帰を印象づける華麗なドライビングで17周目には4位にまで順位を上げたが、63周目にコースアウトしてクラッシュ。車体リア部にダメージを負いリタイヤとなった。

 「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/松田次生)は予選14位からスタートし徐々に順位を上げる計画であったが、最初のドライバー交代の直後の周回で#23 Zと接触してコースアウト。グラベルベッドからの脱出に手間取り大きくロス。長く下位に低迷したが、降雨後の終盤に6位まで順位を押し上げてフィニッシュした。

 「WOODONE ADVAN Clarion Z」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)は、予選15位からレースをスタートし、暫定7位まで順位を上げたが、結果的に10位で完走した。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text & Photo: NISMO

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿1000km 波乱の展開が続いたレースでARTA NSXが2位表彰台を獲得 (HONDA)

波乱の展開が続いた1000kmレースでARTA NSX(伊藤/ファーマン/井出組)が2位表彰台を獲得

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2007年8月19日(日):決勝 会場:鈴鹿サーキット(5.807km) 天候:予選/晴れ 決勝/晴れのち雨のち曇り 気温:34℃(13:00現在) 路面温度:53℃(13:00現在) 決勝レース:173周(1004.611km) 観客:3万5000人(主催者発表)

 8月19日(日)、三重県にある鈴鹿サーキットにおいて2007 オートバックス SUPER GT第6戦「第36回インターナショナルポッカ1000km」の決勝レースが開催された。1966年に始まった真夏のスポーツカーレースの祭典である鈴鹿1000kmが、昨年よりSUPER GTのシリーズ戦に加わり、SUPER GTシリーズ最長のラウンドとなっている。

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 このラウンドは第3ドライバーの登録が可能なため、Honda NSX-GT勢では伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組(#8 ARTA NSX)にフォーミュラ・ニッポン参戦中の井出有治選手が、金石勝智/金石年弘組(#17 REAL NSX)は全日本F3選手権参戦中の伊沢拓也選手が第3ドライバーを務めることとなった。

 今シーズンのSUPER GTシリーズは、Honda NSX-GT勢が開幕戦から速さを発揮し、シリーズチャンピオン争いでもリードを保っている。ドライバー部門では、#8 ARTA NSXの伊藤選手とファーマン選手が61ポイントを獲得して首位に立ち、2位には#100 RAYBRIG NSXのドミニク・シュワガー選手と細川慎弥選手が続いている。チーム部門でも、#8 AUTOBACS RACING TEAM AGURIが60ポイントで首位に立っている。

 8月18日(土)に開催された公式予選において、NSX-GTは開幕戦から6戦連続してスーパーラップに全車5台が出場することとなった。スーパーラップでの最上位は#32 ロイック・デュバル/ファビオ・カルボーン組(EPSON NSX)の2番手となったため、NSX-GTの6戦連続ポールポジション獲得はかなわなかった。ランキングトップの#8 伊藤/R.ファーマン/井出組(ARTA NSX)は5番手、#100 D.シュワガー/細川組(RAYBRIG NSX)は6番手、#17 金石勝智/金石年弘/伊沢組(REAL NSX)が7番手、#18道上龍/小暮卓史組(TAKATA童夢NSX)が8番手から決勝スタートを迎えることとなった。

 レースウイークは連日天候に恵まれ、決勝レースが開催される19日(日)も朝から気温は上昇し、決勝スタート時点で気温34℃、湿度76%、路面温度は53℃となった。ドライバー、マシン、タイヤともに厳しいコンディションの中、40台(GT500クラス計16台)のマシンがフォーメーションラップを開始。13時05分にローリングスタートが切られた。

 オープニングラップは大きな順位変動もなく、#32 EPSON NSXのL.デュバル選手が2位を走行、5-6-7-8位を#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手、#17 REAL NSXの金石年弘選手、#100 RAYBRIG NSXのD.シュワガー選手、#18 TAKATA童夢NSXの小暮卓史選手が走行する。L.デュバル選手は6周目の1コーナーで3位に順位を下げるものの、トップグループからは離れずに上位 2台の様子をうかがう走りをみせる。7周目、#17 REAL NSXにスタート違反によるドライブスルー・ペナルティの裁定が下されたため、GT500クラス最後尾に後退する。

 13周目、2位を走行する#3 YellowHat YMS モバHO! TOMICA Zの背後に迫っていた#32 EPSON NSXがダンロップコーナーでGT300クラスのマシンと接触し、相手のマシンがスピンを喫した。その接触行為に対してドライブスルー・ペナルティの裁定が下されて大きく順位を落とすこととなった。この時点から3位争いに#18 TAKATA童夢NSX、#8 ARTA NSX、#100 RAYBRIG NSXが加わり、数台による激しいバトルが繰り広げられた。ソフトタイヤを選んでいたライバル勢が早めのピットインを敢行したのに対し、NSX-GTは安定したタイムをキープ。激しい混戦が続く21周目に入るころには、#18 TAKATA童夢NSXが3位に浮上した。しかし、18周目のダンロップコーナーで#12 カルソニックインパルZのリアに接触して10秒のピットストップ・ペナルティが科されてしまう。

 トップを走行していた#38 ZENT CERUMO SC430がドライバー交代直後にタイヤがバーストするトラブルが発生して後退。代わって#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手が2位、#100 RAYBRIG NSXのD.シュワガー選手が3位に浮上する。

 33周終了時に#100 RAYBRIG NSXと#18 TAKATA童夢NSXがピットイン。#100 RAYBRIG NSXはピット作業で時間をロスしたために順位を後退させてしまう。34周終了時、トップを走行する#25 ECLIPSE ADVAN SC430と2位の#8 ARTA NSXが同時にピットイン。リアタイヤのみを交換し、ピット作業時間で勝った#8 ARTA NSXの伊藤選手がトップに浮上した。#8 ARTA NSXはリストリクターを29.8φに絞り、50kgのウエイトハンデを積みながらも快走を続ける。その後、#23 XANAVI NISMO Zがトップに浮上するが伊藤選手はトップの背後に迫り、3位の#25 ECLIPSE ADVAN SC430と3台のトップ争いを繰り広げる。

 50周目、3位を走行していた#25 ECLIPSE ADVAN SC430のリアタイヤがバーストしたために後退。直後に#23 XANAVI NISMO Zが2回目のピットインを敢行したため、再び#8 ARTA NSXが単独トップに浮上する。

 スタートから2時間が経過した時点で、トップは#8 ARTA NSXの伊藤選手、3位にはペナルティ・ストップから追い上げてきた#32 EPSON NSXのF.カルボーン選手が浮上。4位に#100 RAYBRIG NSXの細川選手、5位に#17 REAL NSXの金石勝智選手、6位に#18 TAKATA童夢NSXの道上選手が走行し、上位6台中でNSX-GTが5台を占める展開となった。

 レースも折り返しとなる87周目時点では、#18 TAKATA童夢NSXが5位に浮上し、#17 REAL NSXは7位となったが、NSX-GT勢はマシンに大きなトラブルも無く快調に走行を重ねる。トップを走行する#8 ARTA NSXは、第2~3スティントの間、2位の#1 宝山TOM'S SC430に対して約3秒の差をキープし続けた。第4スティントを担当する伊藤選手への交代時でも、スタッフの迅速なピット作業とリアタイヤのみ交換する作戦が功を奏し、2位との差を5秒以上へ広げることに成功した。#17 REAL NSXは第4スティントを第3ドライバーの伊沢選手が担当。新人らしからぬ好ラップタイムを刻み続けて快走を続けた。

 レースも終盤に入り、#8 ARTA NSXは2位に11秒以上の差をつけて独走を続ける。しかし、120周を過ぎたあたりから西の空に大きな入道雲が現れ、134周目を過ぎたあたりから少しずつ雨が降り始めた。135周目のヘアピンカーブで3位を走行していた#32 EPSON NSXがGT300クラスのマシンと接触し、右フロントタイヤに大きなダメージを負って無念のリタイアとなった。

 136周目になるとスプーンカーブあたりで大粒の雨が降り始め、伊藤選手も少しコースアウトを喫したあと、ドライバー交代を含めたピットインを敢行。レインタイヤに交換して48秒9のピット作業でR.ファーマン選手がコースに復帰した。

 さらに、コースは視界が遮られるほどの激しい雷雨となり、各チームが大慌てでレインタイヤへの交換のためピットインを敢行した。レインタイヤを装着してトップを走行するR.ファーマン選手は、ウエットコンディションの中で激しく追い上げる2位の#1 宝山TOM'S SC430に対し、粘り強い走行を続ける。

 141周目のホームストレート終わりで、#18 TAKATA童夢NSXの小暮選手がスピンしてイン側のクラッシュパッドに激しく接触。マシンは大破してリタイアとなったが幸いにも小暮選手にケガは無かった。

 残り30周となるころには雨も上がったが、ウエット路面の状況に変化は無い。146周目にはトップのR.ファーマン選手と2位の差は約2秒となり、緊迫したトップ争いが続く。残り20周あたりから徐々に路面が乾き始めるが、日が沈みかけている時間帯であり、ハーフウエットの状態が続いた。しかし、乾きだした路面状況を見て2位の#1 宝山TOM'S SC430がドライタイヤに換装。続いて#8 ARTA NSXも161周終了時にピットインを敢行してドライタイヤに換装した。しかし、ピットアウト直後のデグナーコーナーでトップの座を奪われ、最後まで粘るものの9秒940差の2位でチェッカーフラッグを受けた。#100 RAYBRIG NSXは4位、#17 REAL NSXは5位となった。

 この結果、ドライバー部門のシリーズチャンピオン争いにおいて#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手/伊藤選手が計69ポイントでトップを堅持。タイトル獲得へ向けて大きなポイント獲得となった。チーム部門でも計78ポイントを獲得しているAUTOBACS RACING TEAM AGURIがトップを堅持している。

コメント
Hiroshi Shirai 白井 裕 Honda NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
 「8号車は、ウエイトハンデのある中で、トップを快走してくれましたが、レース終盤からの天候の変化により、2位という惜しい結果に終わりました。しかし、最後まで白熱した争いができましたし、チャンピオンシップ獲得に向けては、よい結果を残せたと思います。 18号車と32号車は、リタイアという残念な結果に終わりましたが、課題であったマシンの信頼性については、プロジェクトメンバーが一丸となって取り組んできた成果が出てきたと思っています。次回のもてぎでいい結果を残せるようがんばりますので、今後とも応援よろしくお願いします」
Daisuke Ito 伊藤大輔 #8 ARTA NSX(2位)
 「正直ホッとしています。これだけ長い距離のレースで、最後に荒れた展開になりましたが、ラルフが本当にがんばってくれました。重いウエイトハンデを積んで2位という結果は最高だと思います。ラルフや井出やスタッフが最後まで努力をしてくれたおかげです。 NSX-GTを完走させることができてよかったです。これで、チャンピオンシップ争いでも大きくリードできたと思います。後半戦も全力を尽くしますので応援をお願いいたします」
Ralph Firman ラルフ・ファーマン #8 ARTA NSX(2位)
 「普通は2位を獲得できればうれしいものだけど、今回は本当に残念です。アンドレ(ロッテラー)のがんばりもすごかったですが、タイヤ交換のタイミングが勝負の分かれ目になりましたね。ハンデが大きかった私たちのNSX-GTでポイントを獲得できたことはよかったし、チャンピオンシップ争いも期待が大きくなりました。チームスタッフがすばらしいクルマを準備してくれたことに感謝します」
Yuji Ide 井出有治 #8 ARTA NSX(2位)
 「応援しているだけで疲れました。2人のドライバーががんばってくれて、表彰台に上がれたことはうれしいです。クルマはとても調子がよかったです。いつでも走れる準備はしていたのですが、出番が無くてよかったです。今度はぜひレースに出たいですね」

Text & Photo: HONDA

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SGT:第6戦鈴鹿 優勝ドライバーのコメント

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GT500クラス #1宝山トムスSC430
脇阪寿一
今日は本当は勝つつもりはなく、淡々とレースをしていたんです。 今まで勝とう勝とうと思いすぎて悪い流れになっていましたが、今日はリラックスしてレースに臨めて、いい結果が出せました。 雨が降ってきたときは、なんとしてもポジションを守らないといけなかったし、ドライビングも難しかったんですが、同時に 『これはアンドレの路面だ』と思っていたので、レインでもスリックでもイケると思ったし、 ラルフとアンドレでいい勝負をしてくれると思ったのでワクワクしましたし、実際非常に面白かったです。 今ポイントがどうなってるか把握してませんけど、これからもファンに喜んでもらえるようなレースをしていきたいです。
アンドレ・ロッテラー
今は最高の気分です。こんなに沢山のファンの前で勝てたことは一生忘れられないでしょうね。 最初のスティントは、いろいろ確認することが目標でしたが、周囲がミステイクをしてくれたおかげで順位を上げられました。 2番目のスティントでも8番のホンダは依然として速く、 100kgもウェイトハンデを積んでるのにどうしてあんなペースで走れるのか不思議に思っていました。 雨が降ってきて、コースアウトする場面もありましたが、それでも速いペースを保つことができましたから、 深溝を履いたのは正しかったと思いますし、スリックに換えたタイミングも正しかったと思います。 終盤明らかに路面が乾いてきましたが、暗くてよく見えなかったので、フィーリングだけで判断してスリックに換えました。 チームから交換を打診されてから半周走ってみて判断しました。 このままではどのみちラルフには追いつけないと思いましたし。 スリックに変えたのは正しいタイミングだったと思いますし、クルマも今日のコンディションに遭っていたと思います。
オリバー・ジャービス
ファンタスティックなフィーリングです。 今日は走ることができませんでしたが、チームはすごくよくしてくれたので、感謝していますし、おめでとうといいたいです。 来年またGTに参加したいです。 すばらしい結果でしたし、大勢のファンの前でポディウムに上がれたのも嬉しいです。
GT300クラス #2プリヴェKENZOアセット紫電
加藤寛規
ようやく勝てました。 これまで何回もフロントローからスタートしたのに表彰台に上がれませんでしたが、今回は吉本君にも来てもらって、勝てたので嬉しいです。 ファーストスティントはトップで1コーナーをぬけることだけを考えていたんですが、 26号車が2位に上がって後続を押さえてくれたこともあって、楽な展開になりました。それでも見えない部分で問題はあったんですが、 チームがうまくこなしてくれました。 これでウェイトはフルになりますから、これからはどうやって1ポイントを獲っていくかを、高橋さんと考えていきます。
高橋一穂
最初は涼しくなって楽なコンディションになってから30周ほどいく予定だったのに、雨の中を走ることになってしまいました。 雨って大嫌いなんですよねぇ(笑)それでもあとから晴れてくれたので、結果オーライです。 今回は何百人も応援団が来てくれてましたし、どこかで勝てるならここで勝つのが一番だとは思っていました。
吉本大樹
久しぶりのGTでしたが、車内が暑くて大変でした。 レースは一瞬たりとも気が抜けない展開でしたが、加藤さんが大きなギャップを広げてくれたので助かりました。 雨が降ってきてしまったのは、高橋さんによると、ボクが雨男だかららしいんですが(笑)コースアウトしたときは、 路面が半分ドライで半分ウェットという状況でした。一瞬ヒヤっとしましたが、あれもパフォーマンス、ということで。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿決勝 奇襲大成功!!宝山SCが大逆転で今季初勝利!

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鈴鹿サーキットで開催された2007スーパーGT第6戦、ポッカ1000kmは、#1宝山トムスSC430(脇阪寿一/アンドレ・ ロッテラー/オリバー・ジャービス組)が、いち早くスリックタイヤに履き替えたロッテラーの好判断により逆転に成功、 見事に今季初勝利を挙げることとなった。
GT300クラスは終始トップを快走した#2プリヴェKENZOアセット紫電(高橋一穂/加藤寛規/吉本大樹組) が後続に大差をつけて逃げ切り、こちらも待ちに待った初勝利を挙げてみせた。
(観客動員数:35,500人)

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全てのチームを大混乱に陥れた雨は140周を過ぎたあたりから徐々に弱まり、路面は次第に乾いていった。

このコンディション変化にいち早く対応したのが昨年のチャンピオンチーム、トムスだった。
1号車はロッテラーの判断で159周終わりでピットに飛び込み、スリックタイヤに履き替えてコースに戻った。
この時点でトップの#8ARTA NSXとは6秒以上の差が開いており、一方3位の#23ザナヴィZとは1周近い差があった。

アウトラップではGT300の周回遅れにも追いつかれるほどの苦しい走行となったロッテラーだが、タイヤに熱が入るにつれ、 他のレインタイヤ勢とは明らかに違うペースで走れるようになっていく。

これを見て8号車は161周終わりでスリックへの交換を決断する。
しかし既に2周を消化して充分に温まった1号車のタイヤと、履き替えたばかりの8号車のタイヤの性能差は如何ともしがたく、 8号車がピットアウトした時点でホームストレート1本分あった両者の差は、あっというまに縮まっていった。

そして遂にロッテラーは、デグナーカーブで#8ラルフ・ファーマンのインに飛び込み、トップの座を奪い取ることに成功すると、 そのまま一気にファーマンを突き放しにかかる。
162周終了時点でその差は既に5.962秒にまで開き、164周を終える頃には11.598秒となった。

数周後にはファーマンもロッテラーをしのぐペースで周回を始めるが、時既に遅く、 フィニッシュ時に9.940まで迫るのが精一杯だった。

9部9厘手中にしかけた勝利を惜しくも逃した伊藤とファーマンだったが、それでも厳しいハンデの中で15ポイントをもぎ取ったことは、 チャンピオンシップを戦う上では大きなアドバンテージになったはず。
これでシリーズポイントを76まで伸ばし、有効ポイントでも73と、2位以下との差を26に広げた。

3位にはオープニングラップでクラス最後尾まで後退を余儀なくされた#23ザナヴィニスモZが、粘りの走りで順位を挽回し、 表彰台の一角をもぎ取って見せ、ポイントランキングでも#100レイブリックNSXを抜いて2位に浮上した。

GT300クラスは、#2紫電が終盤スリック換装と加藤へのドライバー交代を行う磐石の構えでこの波乱の一線を悠々と制すとともに、 今回ドライブシャフトのトラブルに見舞われてノーポイントに終わった#101トイストーリーMR-Sを総合ポイントで上回り、 有効ポイントでも1点差に迫った。
雨の中をハイペースで追い上げた#43ARTAガライヤが#62ウィルコムヴィーマックを追い詰め、 148周目の1コーナーでインから抜き去って2位に浮上したものの、遂にトップをひた走る#2紫電を脅かすまでには至らなかった。
3位にはスリックタイヤで追い上げる#46宝山Zの追撃を退けた#62ウィルコムヴィーマックが入った。

次戦はツインリンクもてぎ。9月9日決勝だ。

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Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿1000km決勝結果

36th INTERNATIONAL POKKA 1000km -RIJ- (2007/08/19) Final Race Weather:Fine-Rainy-Cloudy Course:Dry-Wet-Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
150011宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
オリバー・ジャービス
BS1736:04'10.983
250028ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
井出有冶
BS1739.940
3500323XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
リチャード・ライアン
安田 裕信
BS1721Lap
45004100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
ドミニク・シュワガー
細川 慎弥
BS1721Lap
55005*17REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
伊沢拓也
BS1712Laps
6500622MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
松田次生
BS1712Laps
7500738ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
高木虎之介
BS1703Laps
850083YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
セバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
BS1703Laps
950096Forum Eng. SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
BS1703Laps
1050010*24WOODONE ADVAN Clarion Z
NISSAN FAIRLADY Z
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒聖治
YH1703Laps
1130012プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂
加藤 寛規
吉本 大樹
YH15914Laps
12300243ARTA Garaiya
ARTA Garaiya
新田 守男
高木 真一
MI15914Laps
13300362WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原眞介
黒澤 治樹
YH15914Laps
14300446宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
横溝 直輝
DL15914Laps
15300513エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山正美
藤井 誠暢
YH15815Laps
1630064EBBRO 350R
VEMAC RD350R
田中 哲也
山崎 信介
渡辺 明
YH15716Laps
17300731DOUBLEHEAD apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾恭輔
坂本 雄也
MI15716Laps
18300847宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
脇阪 薫一
密山 祥吾
DL15716Laps
19300955DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
池田 大祐
番場 琢
YH15617Laps
2030010333ADVAN UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
植松 忠雄
阪口 良平
井上 貴志
YH15617Laps
21300117RE 雨宮 ADVAN RX-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目 遼
山野直也
YH15617Laps
223001219ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
飯田 章
関口 雄飛
YH15617Laps
2330013666楽天 BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
下山征人
YH15023Laps
2430014101TOY STORY Racing apr MR-S
TOYOTA MR-S
大嶋 和也
石浦宏明
MI14924Laps
253001570ノマド・GAIKOKUYA・ADVANGT3-RS
PORSCHE 996GT3RS
石橋 義三
小泉洋史
AKAZAME OYAJI
YH14825Laps
263001633HANKOOK NSC PORSCHE
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
坂本 祐也
HK14528Laps
275001139デンソー サード SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平中 克幸
BS14330Laps
2850012*18TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS14033Laps
293001767triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
黒澤 翼
和田 久
古谷 直広
YH13736Laps
3050013*32EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
DL13439Laps
31300189LEYJUN DUNLOP MT900
MOSLER MT900R OOX
田中 勝喜
筒井 克彦
OSAMU
DL12053Laps
---- 以上規定周回数[70%](GT500: 121Laps / GT300: 111Laps)完走 ----
-300-77クスコ DUNLOP スバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
青木 孝行
小林 且雄
DL9083Laps
-500-12カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野 一樹
ジェレミー・デュフォア
BS63110Laps
-300-26ユンケルパワー タイサン ポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
ドミニク・ファーンバッハー
西澤 和之
YH57116Laps
-300-110GREEN-TEC KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞秀俊
KH51122Laps
-500-25ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
織戸学
YH50123Laps
-300-111KUMHO GREEN-TEC BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
菊地 靖
Guts 城内
壷林 貴也
KH20153Laps
-300-5クムホ プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
竹内 浩典
澤 圭太
KH16157Laps
-500-35BANDAI DUNLOP SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
ロニー・クインタレッリ
DL0173Laps
-300-*11TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360
FERRARI F360 MODENA
植田 正幸
菅 一乗
松田 秀士
YH12746Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.23 XANAVI NISMO Z (本山哲) 1'57.998 (3/172) 177.17km/h
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.2 プリヴェKENZOアセット・紫電(加藤寛規) 2'07.515 (2/159) 163.94km/h
  • CarNo.17は、2007 SGT SpR 第28条15(反則スタート)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.32は、2007 SGT SpR 第29条14違反によりドライビングスルーペナルティを課した。 (2回)
  • CarNo.18は、2007 SGT SpR 第29条14違反によりペナルティストップ10秒を課した。
  • CarNo.24は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章2(危険なドライブ行為)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.11は、2007年 SGT SpR 第29条1違反(東コースショットカット)により失格とする。

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SGT:第6戦鈴鹿決勝 終盤になって突然の雨にアクシデント続出!

2007スーパーGT第6戦決勝はスタートから5時間を経過。
依然トップの#8ARTA NSX(伊藤大輔/ラルフ・ファーマン/井出有治組)は145周を消化したが、 突然降ってきた雨にペースが上がらず、2位宝山SCの猛追を受けている。
GT300トップも依然として#2プリヴェKENZOアセット紫電(高橋一穂/加藤寛規/吉本大樹組)だが、 レインタイヤへの交換に手間取り、アドバンテージを失うこととなった。

レースが130周を過ぎたあたりから突然雨が降ってきた。
雨脚は一気に強まり、コース上のあちこちで激しい水煙が上がる状態に。

これには堪らず各車一斉にピットになだれ込み、レインタイヤに履き替える。

この混乱の最中、135周目のヘアピンで#32エプソンNSXと周回遅れの#19ウェッズスポーツセリカが接触。 32号車は右フロントの足回りにダメージを負ってピットに戻り、レースを終えた。

トップの8号車も137周目のスプーンで堪らずコースアウト。その周終わりでレインタイヤを装着。
しかしここから先のペースがなかなか上がらない。
逆に2位の#1宝山SCを駆るアンドレ・ロッテラーはここで一気にペースを上げて、トップとの差を詰めにかかった。

ロッテラーが2度のコースアウトを喫したにもかかわらず、一時は9秒近くまで開いていた両者の差は瞬く間に2秒前後まで詰まってきた。
周回遅れをかわすタイミングで差は増減を繰り返すが、明らかにロッテラーのペースが速い。

こうした状況の中、5位を走っていた#18TAKATA童夢NSXが142周目の1コーナーで大クラッシュ。 ドライバーの小暮卓史は無事だったが、クルマは大きなダメージを受けてコース脇にストップしてしまった。

GT300クラストップの紫電も127周目のデグナーでコースアウト。ドライバーの吉本は懸命にピットを目指し、 最後のスティントを高橋に託す。
しかしここで、インパクトレンチのホースが外れるアクシデントが発生。作業に1分近くを要したが、 2位の62号車との差がほぼ1周ちかいこともあり、なんとかトップでコースに復帰した。

5時間経過時点での順位は、GT500クラスが145周を消化して
8-1-23-100-17-3-38-24-6-22-39-18-32
GT300は134周を消化して
2-62-7-46-43-13-47-4-31-55-333-19-666の順だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿1000km決勝途中経過(750km)

36th INTERNATIONAL POKKA 1000km -RIJ- (2007/08/19) After 750km Weather:Cloudy Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
150018ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
井出有冶
BS1304:28'15.190
250021宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
オリバー・ジャービス
BS13011.453
3500332EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
DL13035.890
45004100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
ドミニク・シュワガー
細川 慎弥
BS1301'02.810
5500518TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS1301'12.525
6500623XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
リチャード・ライアン
安田 裕信
BS1301'19.149
7500717REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
伊沢拓也
BS1301'32.738
850083YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
セバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
BS1291Lap
9500938ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
高木虎之介
BS1291Lap
105001024WOODONE ADVAN Clarion Z
NISSAN FAIRLADY Z
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒聖治
YH1291Lap
115001139デンソー サード SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平中 克幸
BS1291Lap
125001222MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
松田次生
BS1291Lap
13500136Forum Eng. SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
BS1282Laps
1430012プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂
加藤 寛規
吉本 大樹
YH1219Laps
15300262WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原眞介
黒澤 治樹
YH12010Laps
1630037RE 雨宮 ADVAN RX-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目遼
山野 直也
YH12010Laps
17300443ARTA Garaiya
ARTA Garaiya
新田 守男
高木 真一
MI12010Laps
18300546宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
横溝 直輝
DL11911Laps
19300613エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山正美
藤井 誠暢
YH11911Laps
20300731DOUBLEHEAD apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾恭輔
坂本 雄也
MI11911Laps
21300847宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
脇阪 薫一
密山 祥吾
DL11911Laps
22300919ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
飯田 章
関口 雄飛
YH11812Laps
23300104EBBRO 350R
VEMAC RD350R
田中 哲也
山崎 信介
渡辺明
YH11812Laps
243001155DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
池田 大祐
番場 琢
YH11812Laps
2530012333ADVAN UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
植松 忠雄
阪口 良平
井上 貴志
YH11812Laps
2630013666楽天 BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
下山征人
YH11218Laps
273001411TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360
FERRARI F360 MODENA
植田 正幸
菅 一乗
松田 秀士
YH11218Laps
283001570ノマド・GAIKOKUYA・ADVANGT3-RS
PORSCHE 996GT3RS
石橋 義三
小泉洋史
AKAZAME OYAJI
YH11218Laps
2930016101TOY STORY Racing apr MR-S
TOYOTA MR-S
大嶋 和也
石浦宏明
MI11020Laps
303001733HANKOOK NSC PORSCHE
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
坂本 祐也
HK10624Laps
313001867triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
黒澤 翼
和田 久
古谷 直広
YH10327Laps
32300199LEYJUN DUNLOP MT900
MOSLER MT900R OOX
田中 勝喜
筒井 克彦
OSAMU
DL9535Laps
333002077クスコ DUNLOP スバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
青木 孝行
小林 且雄
DL9040Laps
345001412カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野 一樹
ジェレミー・デュフォア
BS6367Laps
353002126ユンケルパワー タイサン ポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
ドミニク・ファーンバッハー
西澤 和之
YH5773Laps
365001525ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
織戸学
YH5080Laps
3730022110GREEN-TEC KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞秀俊
KH3694Laps
3830023111KUMHO GREEN-TEC BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
菊地 靖
Guts 城内
壷林 貴也
KH20110Laps
39300245クムホ プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
竹内 浩典
澤 圭太
KH16114Laps
405001635BANDAI DUNLOP SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
ロニー・クインタレッリ
DL0130Laps
  • Fastest Lap: CarNo.23 XANAVI NISMO Z (本山哲) 1'57.998 (3/87) 177.17km/h
  • CarNo.17は、2007 SGT SpR 第28条15(反則スタート)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.32は、2007 SGT SpR 第29条14違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.18は、2007 SGT SpR 第29条14違反によりペナルティストップ10秒を課した。
  • CarNo.24は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章2(危険なドライブ行為)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿決勝 4時間経過 依然ARTA NSXがトップを快走

2007スーパーGT第6戦決勝は、スタートから4時間が経過した。 依然としてトップは#8ARTA NSX(伊藤大輔/ラルフ・ファーマン/井出有治組)。 GT300クラスは#2プリヴェKENZOアセット紫電(高橋一穂/加藤寛規/吉本大樹組)がこちらもトップを維持している。 順調に周回を重ねるトップの8号車を僅差で追い上げる2番手の#1宝山SC。 両者は104周終わりで同時にピットに入ってきた。 この時点での1-2位の差は2秒強。 しかしタイヤ4本交換の1号車に対して、8号車はここでもリヤ2本交換を敢行。 この結果、1号車が作業に46秒を費やしたのに対し、8号車は37秒でピットアウトすることができ、 この結果10秒ものアドバンテージを築くことに成功した。 ドライバーは8号車がラルフ・ファーマンから伊藤大輔に。1号車はアンドレ・ロッテラーから脇阪寿一に交代した。 2台ともサードドライバーを登録しているが、ここまでは一度も登場の機会がない。 GT300クラスは、#2紫電が順調にトップをひた走る一方で、 #7雨宮RX-7と#62ウィルコムヴィーマックによる2位争いが接近。 両者は98周終わりで同時にピットイン。 ここで給油量の多いRX-7を尻目にヴィーマックが2位に浮上した。 その後方では#43ガライヤの高木真一と#13エンドレスZの影山正美の激しい5位争いが展開され、 102周目に一旦は13号車が前に出たものの、高木は同じ周の最終コーナーで影山のインに並びかけて5位を奪還。 更には#46宝山Zをも攻略して4位に浮上した。 #2紫電は100周終わりでピットイン。クールスーツにトラブルを抱えながらも加藤はトップを守りきって再び吉本に交代した。 ARTA NSXは4時間終了時点で118周を消化。ここまでの順位は 8-1-32-100-18-23-17-39-3-24-38-6-22 GT300は紫電が110周を消化して 2-62-7-43-46-13-31-19-47-4-55-333-11の順となっている。 Text:Kazuhisa SUEHIRO    

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿1000km決勝途中経過(500km)

36th INTERNATIONAL POKKA 1000km -RIJ- (2007/08/19) After 500km Weather:Fine Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
150018ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
井出有冶
BS872:59'48.724
250021宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
オリバー・ジャービス
BS876.783
3500332EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
DL8716.573
45004100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
ドミニク・シュワガー
細川 慎弥
BS8743.049
5500518TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS8757.260
6500623XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
リチャード・ライアン
安田 裕信
BS871'12.728
7500717REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
伊沢拓也
BS871'13.419
8500839デンソー サード SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平中 克幸
BS871'35.364
9500924WOODONE ADVAN Clarion Z
NISSAN FAIRLADY Z
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒聖治
YH861Lap
10500103YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
セバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
BS861Lap
115001138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
高木虎之介
BS861Lap
12500126Forum Eng. SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
BS861Lap
135001322MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
松田次生
BS861Lap
1430012プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂
加藤 寛規
吉本 大樹
YH816Laps
1530027RE 雨宮 ADVAN RX-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目遼
山野 直也
YH816Laps
16300362WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原眞介
黒澤 治樹
YH816Laps
17300413エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山正美
藤井 誠暢
YH807Laps
18300519ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
飯田 章
関口 雄飛
YH807Laps
19300646宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
横溝 直輝
DL807Laps
20300743ARTA Garaiya
ARTA Garaiya
新田 守男
高木 真一
MI807Laps
21300831DOUBLEHEAD apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾恭輔
坂本 雄也
MI798Laps
22300947宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
脇阪 薫一
密山 祥吾
DL798Laps
233001055DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
池田 大祐
番場 琢
YH798Laps
24300114EBBRO 350R
VEMAC RD350R
田中 哲也
山崎 信介
渡辺明
YH798Laps
2530012333ADVAN UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
植松 忠雄
阪口 良平
井上 貴志
YH798Laps
2630013666楽天 BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
下山征人
YH7710Laps
273001411TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360
FERRARI F360 MODENA
植田 正幸
菅 一乗
松田 秀士
YH7611Laps
283001570ノマド・GAIKOKUYA・ADVANGT3-RS
PORSCHE 996GT3RS
石橋 義三
小泉洋史
AKAZAME OYAJI
YH7512Laps
293001677クスコ DUNLOP スバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
青木 孝行
小林 且雄
DL7413Laps
303001733HANKOOK NSC PORSCHE
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
坂本 祐也
HK7413Laps
3130018101TOY STORY Racing apr MR-S
TOYOTA MR-S
大嶋 和也
石浦宏明
MI7116Laps
323001967triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
黒澤 翼
和田 久
古谷 直広
YH6621Laps
335001412カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野 一樹
ジェレミー・デュフォア
BS6324Laps
34300209LEYJUN DUNLOP MT900
MOSLER MT900R OOX
田中 勝喜
筒井 克彦
OSAMU
DL6324Laps
353002126ユンケルパワー タイサン ポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
ドミニク・ファーンバッハー
西澤 和之
YH5730Laps
365001525ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
織戸学
YH5037Laps
3730022110GREEN-TEC KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞秀俊
KH2760Laps
3830023111KUMHO GREEN-TEC BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
菊地 靖
Guts 城内
壷林 貴也
KH2067Laps
39300245クムホ プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
竹内 浩典
澤 圭太
KH1671Laps
405001635BANDAI DUNLOP SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
ロニー・クインタレッリ
DL087Laps
  • Fastest Lap: CarNo.23 XANAVI NISMO Z(本山哲) 1'57.998 (3/87) 177.17km/h
  • CarNo.17は、2007 SGT SpR 第28条15(反則スタート)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.32は、2007 SGT SpR 第29条14違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.18は、2007 SGT SpR 第29条14違反によりペナルティストップ10秒を課した。
  • CarNo.24は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章2(危険なドライブ行為)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿決勝 3時間が経過。依然としてトップはARTA NSX

2007スーパーGT第6戦決勝はスタートから3時間が経過。 総合トップの#8ARTA NSX(伊藤大輔/ラルフ・ファーマン/井出有治)も88周を消化して、 周回数の上でも折り返し点を過ぎたところだ。 GT300クラスのトップは依然として#2プリヴェKENZOアセット紫電(高橋一穂/加藤寛規/吉本大樹)。加藤、吉本、加藤とつないで、 現在は加藤が2度目の走行を担当している。 スタートから2時間もの間、トラブルとアクシデントが頻発した今年のポッカ1000kmだが、 ここにきて少し落ち着いた展開となってきた。 GT500クラスは#8ARTA NSXと#23ザナヴィZがルーティンストップのたびにトップを入れ替える。 8号車は69周終わりで2度目のピットストップ。ドライバーは再びラルフ・ファーマンに。 23号車は80周終わりで3度目のピットストップ。こちらもリチャード・ライアンが2度目の走行に入っている。 88周終了時点での順位は、 8-1-32-100-18-23-17-39-24-3-38-6-22。 2位の#1宝山SCが僅差で8号車を追い、一旦はペナルティで後退した32エプソンNSXも順位を挽回してきた。 GT300クラスは、トップの紫電が82周を消化して、 2-7-62-13-46-19-43-47-31-55-4-333-666 ここまで順調に上位を走っていた#26ユンケルポルシェにトラブルが発生し、ガレージでの修復作業が続いている。 Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿決勝 2時間を経過。相次ぐアクシデント!トップはARTA NSXに!

2007スーパーGT第6戦決勝はスタートから2時間を経過。 この時点でのトップは#8ARTA NSX(伊藤大輔/ラルフ・ファーマン/井出有治)。59周を消化した。 GT300クラスは依然として#2プリヴェKENZOアセット紫電(高橋一穂/加藤寛規/吉本大樹)が順調にトップを快走している。 序盤からアクシデントの頻発する荒れたレースとなった今年のポッカ1000kmだが、1時間を過ぎてもまだ波乱は相次いだ。 まず序盤トップに躍り出た#38ZENTセルモSCが高木虎之介に後退して間もない32周目の1-2コーナーでコースアウト。 コース復帰後もスロー走行のままピットへ向かう。 左のリヤタイヤのエアが完全に抜け切っており、高木はタイヤ交換してそのままコースへ復帰した。 周回遅れをかわす際に#39デンソーSCと接触した#24ウッドワンZには危険行為の最低が下されてドライブスルーのペナルティが課せられた。 24号車は33周終わりでピットへ。 #18TAKATA童夢NSXは33周終わりでピット作業を行った際、燃料漏れから出火。しかしすぐに消し止められ、 コースへ復帰した。 34周終わりではトップの#25エクリプスSCと2位の#8ARTA NSXが同時にピットイン。 両者ともリヤタイヤのみの交換でドライバーチェンジを済ませてコースイン。 ここでいち早く作業を済ませたARTAがトップに立った。 2位には#23ザナヴィZが割って入った。 更にザナヴィZを駆るリチャード・ライアンは36周目の1コーナーで#8伊藤大輔のインを突いてトップに躍り出る。 その一方で、 130Rでコースアウトを喫した#22モチュールZはフロントタイヤのスローパンクチャーにより40周終わりでピットインを強いられることになり、 同じニスモ勢で明暗が分かれる格好となった。 23号車の背後には8号車、25号車がぴったりとつけ、一時は団子状態で周回を重ねていたが、 3位の25号車は50周目のダンロップで右リヤタイヤがバースト、これにより右側のボディーワークの大半がダメージを受けてしまい、 ここで戦列を離れることとなってしまった。 4位以下も#1宝山SC、#3イエローハットZ、#6フォーラムエンジSC、#32エプソンNSXらが激しいバトルを展開するが、 6号車は度重なるスピンとコースアウトにより下位に後退。しかし走行は続けている。 #23ザナヴィZは50周終わりで2度目のルーティンストップ。 この間に#8ARTA NSXがトップに立つ。2番手には#1宝山SCが繰り上がった。 2時間終了時点での順位は、59周を消化したGT500クラスが 8-1-32-100-17-18-23-3-24-39-38-6-22の順。 GT300クラスは 2-26-7-62-43-46-13-55-47-19-333-31-77。 2位以下がめまぐるしく順位を入れ替える一方で、#2紫電は快調にトップをひた走っている。 Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿1000km決勝途中経過(250km)

36th INTERNATIONAL POKKA 1000km -RIJ- (2007/08/19) After 250km Weather:Fine Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
1500123XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
リチャード・ライアン
安田 裕信
BS441:30'56.435
250028ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
井出有冶
BS440.610
3500325ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
織戸学
YH441.215
450043YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
セバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
BS446.539
550051宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
オリバー・ジャービス
BS449.714
6500632EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
DL4414.313
750076Forum Eng. SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
BS4415.335
8500818TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS4435.421
95009100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
ドミニク・シュワガー
細川 慎弥
BS4435.654
105001017REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
伊沢拓也
BS4437.804
115001139デンソー サード SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平中 克幸
BS441'07.184
125001224WOODONE ADVAN Clarion Z
NISSAN FAIRLADY Z
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒聖治
YH441'07.872
135001338ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
高木虎之介
BS441'29.415
145001412カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野 一樹
ジェレミー・デュフォア
BS431Lap
155001522MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
松田次生
BS431Lap
1630012プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂
加藤 寛規
吉本 大樹
YH413Laps
17300226ユンケルパワー タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口信輝
ドミニク・ファーンバッハー
西澤 和之
YH413Laps
1830037RE 雨宮 ADVAN RX-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目遼
山野 直也
YH413Laps
19300462WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原眞介
黒澤 治樹
YH413Laps
2030054EBBRO 350R
VEMAC RD350R
田中 哲也
山崎 信介
渡辺 明
YH413Laps
21300646宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
横溝 直輝
DL413Laps
22300743ARTA Garaiya
ARTA Garaiya
新田 守男
高木 真一
MI413Laps
23300813エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山正美
藤井 誠暢
YH404Laps
24300919ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
飯田 章
関口 雄飛
YH404Laps
253001031DOUBLEHEAD apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾 恭輔
坂本雄也
MI404Laps
263001155DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
池田 大祐
番場 琢
YH404Laps
273001247宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
脇阪 薫一
密山祥吾
DL404Laps
2830013333ADVAN UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
植松 忠雄
阪口 良平
井上 貴志
YH404Laps
293001411TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360
FERRARI F360 MODENA
植田 正幸
菅 一乗
松田 秀士
YH404Laps
303001577クスコ DUNLOP スバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
青木 孝行
小林 且雄
DL404Laps
3130016666楽天 BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
下山征人
YH395Laps
323001733HANKOOK NSC PORSCHE
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
坂本 祐也
HK395Laps
33300189LEYJUN DUNLOP MT900
MOSLER MT900R OOX
田中 勝喜
筒井 克彦
OSAMU
DL395Laps
343001970ノマド・GAIKOKUYA・ADVANGT3-RS
PORSCHE 996GT3RS
石橋 義三
小泉洋史
AKAZAME OYAJI
YH386Laps
3530020101TOY STORY Racing apr MR-S
TOYOTA MR-S
大嶋 和也
石浦宏明
MI377Laps
363002167triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
黒澤 翼
和田 久
古谷 直広
YH3014Laps
3730022110GREEN-TEC KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞秀俊
KH2717Laps
3830023111KUMHO GREEN-TEC BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
菊地 靖
Guts 城内
壷林 貴也
KH2024Laps
39300245クムホ プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
竹内 浩典
澤 圭太
KH1628Laps
405001635BANDAI DUNLOP SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
ロニー・クインタレッリ
DL044Laps
  • Fastest Lap: CarNo.23 XANAVI NISMO Z(本山哲) 1'57.998 (3/44) 177.17km/h
  • CarNo.17は、2007 SGT SpR 第28条15(反則スタート)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.32は、2007 SGT SpR 第29条14違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.18は、2007 SGT SpR 第29条14違反によりペナルティストップ10秒を課した。
  • CarNo.24は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章2(危険なドライブ行為)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿決勝 スタートから1時間が経過 ニッサン勢にトラブルが相次ぐ

スーパーGT第6戦、ポッカ1000kmは予定通り午後1時にスタート。 1時間経過現在のトップは#25エクリプスアドバンSC(土屋武士/織戸学組)。GT300クラスは#2プリヴェKENZOアセット紫電 (高橋一穂/加藤寛規/吉本大樹組)がポールポジションから順調にトップを快走している。 GT500ポールの#3イエローハットZはセバスチャン・フィリップのドライブで序盤トップを快走していたが、 タイヤの消耗が進むにつれて次第にペースを落とし、 遂に8周目の1コーナーで#38ZENTセルモSCの立川祐路にインを突かれてトップを明け渡すことに。 #3フィリップはその後も#32エプソンNSXの猛追を受け、16周目のスプーンで両者は接触、17周目のヘアピン先で#32が前に出る。 しかし2位に上がった32号車も、13周目のダンロップコーナーで#43ガライヤを周回遅れにする際にこれを押し出し、 スピンアウトさせたためにドライブスルーの裁定が下っており、この周終わりでピットインすることに。 タイヤの消耗によりペースの上がらない3号車はその後もじりじりと順位を落として20周でピットイン。 Z勢には他にも相次いでトラブルやアクシデントが襲い掛かった。 まず#23ザナヴィがオープニングラップでスピンを喫して暮らす最後尾に落ち、#12カルソニックはブノワ・ トレルイエのアグレッシブな走りで序盤一気に順位を上げ、一時は3位まで浮上したが、 18周目のダンロップで#18TAKATA童夢NSXと接触してスピン状態に陥って後退、 更にはこの周終わりでピットストップを行った際に燃料漏れから出火と、散々な状態で下位に沈むこととなった。 #24ウッドワンは24周終わりにトラブルに見舞われた#77インプレッサを周回遅れにする際、 直後を走行していた#39デンソーSCに気づかずに接触、ピットウォールに激しくぶつかって修復を余儀なくされた。 更に#22モチュールは1度目のピットストップを終えてミハエル・クルムから松田次生に交代した直後の24周目の130Rでコースアウト。 コースには復帰したものの大きく順位を落とすことになってしまった。 なお、#12カルソニックと接触した#18TAKATA童夢NSXにも10秒ストップのペナルティが課せられ、 スタートドライバーの小暮卓史は25周終わりでピットインしている。 トップの38号車は2位以下を15秒突き放す快走の後、24周終わりでピットイン。 これにより#25エクリプスSCがトップに立っている。 30周終わった時点での順位は 25-8-100-1-6-32-17-18-38-23-3-24-39 GT300クラスはこの時点でトップが28周を終了 2-43-26-62-7-46-31-13-55-101-19-333-47の順となっている。 Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿スターティンググリッド/スタートドライバー

■GT500 Class
 1
3 YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
*セバスチャン・フィリップ / 柳田 真孝
BS 10
*1'55.781

 2
32 EPSON NSX
HONDA NSX
*ロイック・デュバル / ファビオ・カルボーン
DL 20
*1'55.898

 3
25 ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
*土屋 武士 / 織戸 学
YH +2
*1'55.919

 4
38 ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
*立川 祐路 / 高木 虎之介
BS 15
*1'56.115

 5
8 ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔 / *ラルフ・ファーマン / 井出 有冶
BS 100
*1'56.119

 6
100 RAYBRIG NSX
HONDA NSX
*ドミニク・シュワガー / 細川 慎弥
BS 40
*1'56.259

 7
17 REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智 / *金石 年弘 / 伊沢 拓也
BS
*1'56.322

 8
18 TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍 / *小暮 卓史
BS 50
*1'56.600

 9
6 Forum Eng. SC430
LEXUS SC430
*片岡 龍也 / ビヨン・ビルドハイム
BS
*1'57.369

10
12 カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
*ブノワ・トレルイエ / 星野 一樹 / ジェレミー・デュフォア
BS 10(+1)
*-

11
1 宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一 / *アンドレ・ロッテラー / オリバー・ジャービス
BS
1'56.867

12
35 BANDAI DUNLOP SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴 / *ピーター・ダンブレック / ロニー・クインタレッリ
DL +2
1'56.896

13
23 XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
*本山 哲 / リチャード・ライアン / 安田 裕信
BS 20
1'56.910

14
22 MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
*ミハエル・クルム / 松田 次生
BS 10
1'57.084

15
24 WOODONE ADVAN Clarion Z
NISSAN FAIRLADY Z
*ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ / 荒 聖治
YH 30
1'57.565

16
39 デンソー サード SC430
LEXUS SC430
*アンドレ・クート / 平中 克幸
BS
1'57.903



■GT300 Class

 1
2 プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂 / *加藤 寛規 / 吉本 大樹
YH 50
*2'06.838

 2
43 ARTA Garaiya
ARTA Garaiya
*新田 守男 / 高木 真一
MI 10
*2'06.995

 3
62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介 / *黒澤 治樹
YH
*2'07.246

 4
13 エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
*影山 正美 / 藤井 誠暢
YH 15
*2'07.346

 5
26 ユンケルパワー タイサン ポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
*谷口 信輝 / ドミニク・ファーンバッハー / 西澤 和之
YH
*2'07.522

 6
31 DOUBLEHEAD apr MR-S
TOYOTA MR-S
*峰尾 恭輔 / 坂本 雄也
MI
*2'07.553

 7
101 TOY STORY Racing apr MR-S
TOYOTA MR-S
大嶋 和也 / *石浦 宏明
MI 80
*2'07.817

 8
7 RE 雨宮 ADVAN RX-7
MAZDA RX-7
*井入 宏之 / 折目 遼 / 山野 直也
YH
*2'07.947

 9
5 クムホ プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二 / *竹内 浩典 / 澤 圭太
KH
*2'08.222

10
77 クスコ DUNLOP スバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
*山野 哲也 / 青木 孝行 / 小林 且雄
DL
*deleted

11
46 宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
*佐々木 孝太 / 横溝 直輝
DL 5
2'07.791

12
4 EBBRO 350R
VEMAC RD350R
*田中 哲也 / 山崎 信介 / 渡辺 明
YH 5
2'07.888

13
55 DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
池田 大祐 / *番場 琢
YH +2
2'07.903

14
11 TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360
FERRARI F360 MODENA
植田 正幸 / 菅 一乗 / *松田 秀士
YH +2
2'08.588

15
19 ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
*飯田 章 / 関口 雄飛
YH 30
2'08.764

16
110 GREEN-TEC KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
*黒澤 琢弥 / 光貞 秀俊
KH
2'08.770

17
47 宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
脇阪 薫一 / *密山 祥吾
DL 25
2'08.811

18
33 HANKOOK NSC PORSCHE
PORSCHE 911GT3R
*木下 みつひろ / 坂本 祐也
HK 10
2'09.258

19
333 ADVAN UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
植松 忠雄 / *阪口 良平 / 井上 貴志
YH
2'09.374

20
111 KUMHO GREEN-TEC BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
*菊地 靖 / Guts 城内 / 壷林 貴也
KH
2'09.375

21
666 楽天 BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟 / 山下 潤一郎 / *下山 征人
YH +2
2'09.458

22
9 LEYJUN DUNLOP MT900
MOSLER MT900R OOX
*田中 勝喜 / 筒井 克彦 / OSAMU
DL
2'10.237

23
70 ノマド・GAIKOKUYA・ADVANGT3-RS
PORSCHE 996GT3RS
*石橋 義三 / 小泉 洋史 / AKAZAME OYAJI
YH
2'12.579

24
67 triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
*黒澤 翼 / 和田 久 / 古谷 直広
YH
2'15.881



  • タイムの'*'印はスーパーラップによる
  • ドライバーの'*'印はスタートドライバー

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿1000km 現在ピットウォーク中

gt_r06_suzuka  フリー走行時に鈴鹿上空を覆っていた雲も去りお昼前からはほぼ快晴。水銀柱もうなぎのぼりで今日の鈴鹿は暑い決勝レースを迎えそうだ。ピットウォークのチケットも早い段階で売り切れピットロードは、人、人、人。

gt_r06_wakisakaya こちらは、グランドスタンド裏に土曜日からオープンしている脇阪寿一、薫一兄弟選手企画のパスタ店「脇阪家」。両選手行きつけのローマ料理店イル・ジェメッロと宝山のコラボレート。パスタは各種1000円、オリジナル記念プレートとのセットで3000円という設定。

 GTマシンのコースインは午後1時。選手紹介などセレモニーを経ていよいよ午後1時1000km先のゴールを目指しての長い戦いがスタートする。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

S-GT:GTA坂東委員長が2009年以降のGT車両規定についてコメント GT500はNA3.4リッターに統一

GTアソシエイションの坂東正明委員長は、 第6戦決勝の行われた鈴鹿サーキットでの定例会見においてさる8月10日付でJAFより発表された2009年以降のGT車両規定についてコメントした。

坂東委員長は、今回の規定はJAF技術部会とGTAのテクニカル部会が相談しながら決めてきたものであり、 あくまでJAF-GT規定に準拠することを重視していくこと、同時に年毎に見直し、歴史にあったものにしていくことを強調した。

GT500のエンジンをフォーミュラニッポンの同一の自然吸気の3.4リッターV8に統一することや、ホイールベース、 前後オーバーハングを各メーカー同一とすることについても、コストダウンにつながる有効策として3メーカーと話し合いながら決定したもので、 同条件の中でも各社の特性を生かしたクルマ作りは可能であり、決してNASCARのようにワンメイクにするわけではないとした。
(NASCARでは今年からフロントマスクとテールランプ周り以外は4メーカー同一形状のCOT(カー・オブ・トゥモロー)規定の車両を導入、 来年から全レースで使用することになっている)

また、国内3メーカー以外の特に海外メーカーの参戦についてもウェルカムであると明言、 その場合は特認車両として性能調整を図りながら受け入れていくとのこと。

またGT300については、費用面や、日本のコンストラクターを育成する目的から、現行規定を踏襲することとするが、 現状はベース車両に使える2ドア車が殆どなくなっていることから、 今後は4ドア車を受け入れる準備をしなければならないことを併せて公表した。
(現在はクスコスバルインプレッサ1台のみが4ドア車両)

2009年以降のGT500車両の規定はこちら(13ページ)

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿フリー走行 カルソニックZがトップタイム

2007スーパーGT第6戦、ポッカ1000kmの決勝前フリー走行は、昨年優勝の#12カルソニックインパルZ(ブノワ・ トレルイエ/星野一樹/ジェレミー・デュフォワ組)がトップタイム。トレルイエが1分57秒979を記録し、 決勝に向けて好調な仕上がりを見せた。 GT300クラスは#43ARTAガライヤ(新田守男/高木真一組)がトップ。タイムは2分07秒951だった。 決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは昨日に続いて朝から蒸し暑い天候。ただし、上空には雲が多く漂っており、陽射しはそれほど強くない。

gt_r06_f_calsonic_z gt_r06_f_garaiya

フリー走行は午前9時に開始。決勝に向けての最終調整を行う30分間のセッションだ。 開始早々から好タイムを記録したのは、予選で惜しくもSL進出を逃した#23ザナヴィZ。 本山哲が1分58秒888を出してトップに立つ。 レクサスSC勢も、#38ZENTが立川祐路のドライブで1分58秒667、#1宝山がアンドレ・ ロッテラーのドライブで1分58秒521と本山を上回るが、本山も58秒441にタイムアップ、 その直後にはトレルイエが1分58秒066でトップに。 続いて開始10分過ぎにはトレルイエがこのセッション唯一の57秒台に入れてみせた。 2番手には#1宝山SCのロッテラー、3番手に#23ザナヴィZがつけ、本山と同タイムで#8ARTA NSXが続く。 NSX勢ではこのARTAが最上位だ。 ポールシッターの#3イエローハットZは9位に終わったが、トップのカルソニックとは僅か1.021秒差であり、 決勝での接戦を予想させるに充分な結果となった。 GT300クラスは#43ガライヤの新田守男がいち早くトップタイムを記録。この週末を通して順調な仕上がりを見せている。 2番手には#62ウィルコムヴィーマック。ポールシッターの#2紫電はセッション終盤に加藤寛規がタイムを縮めて3番手につけた。 第6戦決勝は今日午後1時スタート。173周の長く熱い戦いだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿1000kmフリー走行結果

36th INTERNATIONAL POKKA 1000km -RIJ- (2007/08/19) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindGapkm/h
1500112カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野 一樹
ジェレミー・デュフォア
BS10
+1
1'57.979--177.194
250021宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
オリバー・ジャービス
BS1'58.208 0.229 0.229176.851
3500323XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
リチャード・ライアン
安田 裕信
BS201'58.411 0.432 0.203176.548
450048ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
井出有冶
BS1001'58.411 0.432 0.000176.548
5500524WOODONE ADVAN Clarion Z
NISSAN FAIRLADY Z
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒聖治
YH301'58.446 0.467 0.035176.496
6500638ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
高木虎之介
BS151'58.587 0.608 0.141176.286
75007100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
ドミニク・シュワガー
細川 慎弥
BS401'58.665 0.686 0.078176.170
8500832EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
DL201'58.997 1.018 0.332175.678
950093YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
セバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
BS101'59.000 1.021 0.003175.674
105001018TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS501'59.251 1.272 0.251175.304
11500116Forum Eng. SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
BS1'59.315 1.336 0.064175.210
125001222MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
松田次生
BS101'59.767 1.788 0.452174.549
135001339デンソー サード SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平中 克幸
BS1'59.825 1.846 0.058174.464
145001425ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
織戸学
YH+21'59.828 1.849 0.003174.460
155001517REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
伊沢拓也
BS1'59.833 1.854 0.005174.453
165001635BANDAI DUNLOP SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
ロニー・クインタレッリ
DL+22'00.321 2.342 0.488173.745
17300143ARTA Garaiya
ARTA Garaiya
新田 守男
高木 真一
MI102'07.951 9.972 7.630163.384
18300262WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原眞介
黒澤 治樹
YH2'08.57110.592 0.620162.597
1930032プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂
加藤 寛規
吉本 大樹
YH502'08.88910.910 0.318162.195
20300426ユンケルパワー タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口信輝
ドミニク・ファーンバッハー
西澤 和之
YH2'08.89610.917 0.007162.188
2130057RE 雨宮 ADVAN RX-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目遼
山野 直也
YH2'09.09911.120 0.203161.933
2230065クムホ プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中哲二
竹内 浩典
澤 圭太
KH2'09.17111.192 0.072161.843
23300746宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
横溝 直輝
DL52'09.31011.331 0.139161.667
24300831DOUBLEHEAD apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾恭輔
坂本 雄也
MI2'09.67111.692 0.361161.218
2530094EBBRO 350R
VEMAC RD350R
田中 哲也
山崎 信介
渡辺 明
YH52'09.92311.944 0.252160.905
2630010101TOY STORY Racing apr MR-S
TOYOTA MR-S
大嶋 和也
石浦宏明
MI802'10.24512.266 0.322160.507
273001133HANKOOK NSC PORSCHE
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
坂本 祐也
HK102'10.45712.478 0.212160.246
283001247宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
脇阪 薫一
密山祥吾
DL252'11.02213.043 0.565159.556
2930013333ADVAN UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
植松 忠雄
阪口 良平
井上 貴志
YH2'11.20913.230 0.187159.327
303001477クスコ DUNLOP スバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
青木 孝行
小林 且雄
DL2'11.42913.450 0.220159.061
3130015110GREEN-TEC KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞秀俊
KH2'11.53513.556 0.106158.933
323001619ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
飯田 章
関口 雄飛
YH302'11.84313.864 0.308158.561
333001755DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
池田 大祐
番場 琢
YH+22'12.34914.370 0.506157.955
3430018111KUMHO GREEN-TEC BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
菊地 靖
Guts 城内
壷林 貴也
KH2'12.63314.654 0.284157.617
353001911TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360
FERRARI F360 MODENA
植田 正幸
菅 一乗
松田 秀士
YH+22'12.73814.759 0.105157.492
3630020666楽天 BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
下山征人
YH+22'13.57915.600 0.841156.501
373002170ノマド・GAIKOKUYA・ADVANGT3-RS
PORSCHE 996GT3RS
石橋 義三
小泉洋史
AKAZAME OYAJI
YH2'13.92115.942 0.342156.101
38300229LEYJUN DUNLOP MT900
MOSLER MT900R OOX
田中 勝喜
筒井 克彦
OSAMU
DL2'14.65216.673 0.731155.254
393002313エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井誠暢
YH152'15.14417.165 0.492154.688
403002467triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
黒澤 翼
和田 久
古谷 直広
YH2'18.37520.396 3.231151.076

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿1000km予選 「YellowHat YMS モバHO! TOMICA Z」がポールポジションを獲得 (NISMO)

■「YellowHat YMS モバHO! TOMICA Z」がポールポジションを獲得

 8月18日(土)に行われた公式予選は、朝10時の時点で既に外気温36度、路面温度47度という厳しい条件の中行われた。

 日産勢では、ニスモが「XANAVI NISMO Z」(#23ハンディウェイト20kg)が本山哲/リチャード・ライアンのコンビに23歳のニューフェイス、安田裕信をサードドライバー登録。「MOTUL AUTECH Z」(#22 同10kg)は ミハエル・クルム/松田次生の2名で長丁場を乗り切る。前戦SUGOで4位に入り上り調子のハセミモータースポーツ「YellowHat YMS モバHO! TOMICA Z」(#3 同10kg) もセバスチャン・フィリップ/柳田真孝のレギュラー組、TEAM IMPULの「カルソニック インパルZ」(#12 同10kg)は、復帰したブノワ・トレルイエと星野一樹のコンビに昨年のこのレース優勝にも貢献したジュレミー・デュフォアが加わる。そしてKONDO RACINGの「WOODONE ADVAN Clarion Z」(#24 同30kg)はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治の2名で1000kmレースに臨む。

 10時20分から始まった公式予選、真っ先にコースインしたのは、#24 Zのオリベイラ。他の走行車両が少ないコースコンディションでタイムアタックに臨んだが、なかなかタイムが伸びず15番手で予選を終了した。ニスモの2台はセッション半ばにそれぞれ#22はクルム、#23は本山がアタック走行に臨んだが、同様にタイムが伸びず13位(#23)、14位(#22)であった。

 Z勢では、怪我治療のため前戦SUGOラウンドをスキップしていたトレルイエが#12 Zのステアリングを握り、フルアタック。渾身のドライビングで1分55秒981を記録し、日産応援スタンドを湧かせた。その直後#18NSXがさらに驚異的なタイムでこれを上回ったため、#12 Zは2番手でスーパーラップ進出を決めた。また、#3 Zは柳田が力のこもったドライビングで4番手を獲得。スーパーラップでのパフォーマンスに期待がか かる。

 2時35分から公式予選2回目が行われた。SL進出を逃したニスモの2台は「MOTUL AUTECH Z」(#22)は松田次生が、「XANAVI NISMO Z」(#23)は本山哲がセッションをスタート。サスペンションを中心にハンドリ ング向上を図るための調整作業を繰り返した。

 そして午後3時45分過ぎ、GT500クラスのSLがスタート。7番手スタートの「YellowHat YMS モバHO! TOMICA Z」(#3)は、柳田真孝が今季初のSLアタッカーをつとめた。柳田はそれまでトップタイムであった 5番手スタートの#25 SC430のタイムを各セクター(区間計測ポイント)で上回り、ベストタイムを更新した。その後、8番手スタートの#18 NSXがタイムアップせず、9番手スタートの「カルソニック インパルZ」(#12)は第1セクターでは柳田のタイムを上回るものの、直後に縁石に乗り上げてコースアウト。ブノワ・トレルイエはそのままグラベルベッドを横断してスポンジバリアに突入し、走行をストップした。さらに、最終走者の#32NSXもタイム更新が叶わなかったため、1分55秒281のベストタイムを記録した#3 Zがポールポジションを獲得することとなった。柳田はGT500では自身初のポールシッターとなった。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: NISMO

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿 ポールシッターのコメント

GT500クラス #3イエローハットYMSモバHO!トミカZ
柳田真孝
gt_r06_pc_yanagida スーパーラップを今回担当することになって、とりあえず自分のベストを尽くそうかなと。 セパンでもアタックを任されたんですが、スーパーラップに進出できなかったので。 今回スーパーラップに出て、自分の納得いく走りをしたかったので、それができたことが嬉しくて、更にポールポジションを獲得できて、 ちょっと信じられない気持ちです。 午前中終わった段階で、セバスチャンと『トップ3に入りたいね』と話してはいたんですが、 ブノワ選手がセクター1で速かったのにああいうアクシデントに遭って、ラッキーな部分もあり、 32号車も余分にタイヤを使うことになったので、いい流れがきているな、というのはありました。 ポールは考えてなくて、100%の走りができればそれでいいと思っていたので、予想外でした。
セバスチャン・フィリップ
gt_r06_pc_philip ヤナギダはいい仕事をしました。ファンタスティックなラップでしたね。 僕たちは二人とも新しいチームで今季を迎えましたが、ここにくるまでにすごくインプルーブすることができ、クルマのセットアップも、 タイヤも、今回はパーフェクトな状態になりました。チームには感謝しています。 昨日の朝からセットアップを進めてきて、午後には安定したラップタイムでロングランもこなせるようになりましたし、タイヤの状態もいいので、 明日は自信があります。
GT300クラス #2プリヴェKENZOアセット紫電
加藤寛規
gt_r06_pc_katoh レースウィークに入ってからいい方向にいってたので、スーパーラップに出られそうな手ごたえはありました。 それでも午前中はあのタイムでいっぱいいっぱいの状態でしたから、予選2回目までにセッティングを変更したら、いい方向に行きました。 明日は長いレースなのでドライバーにも、スタッフにも、お客さんにとっても辛いでしょうけど、 今までポールをとっても表彰台に上がれてないので、今回こそは頑張って表彰台に上がりたいです。今はランキングがどうこうより、 勝てていないことが気になっています。
高橋一穂
gt_r06_pc_takahashi ポールポジションよりも、3ポイント取れたことが嬉しいです。 ただ、ヨッシー(吉本選手)が水を飲みすぎるので、明日はボトルが早く空になってしまうんじゃないかと心配です。有効ポイント制で考えると、 今回は落としレースになるのかなと思っていましたが、沢山の応援団も来ますし、落とせないレースになりました。 吉本君もキレのあるいいドライバーだと思います。
吉本大樹
gt_r06_pc_yoshimoto 去年も同じような形で参加しましたが、結果が出せませんでした。今回はポールが取れましたし、レースペースもいいと思うので、 イケると思います。 クルマはいいんですが、ボクのほうが未だフォーミュラ乗り的なところが残ってて、ブレーキなんかもガンと踏んでしまいがちなので、 決勝ではその辺を気をつけて走ります。 ここで一発いい結果を残して、来週のフォーミュラニッポンもいい流れに乗りたいと思います。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿1000km公式予選総合結果

■GT500 Class

36th INTERNATIONAL POKKA 1000km -RIJ- (2007/08/18) Total Qualify GT500 Weather:Fine Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
13YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
セバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
BS101'56.2001'55.781180.558
232EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
DL201'55.8171'55.898180.376
325ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
織戸学
YH+21'56.2641'55.919180.343
438ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
高木虎之介
BS151'56.5121'56.115180.039
58ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
井出有冶
BS1001'56.2841'56.119180.033
6100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
ドミニク・シュワガー
細川 慎弥
BS401'56.4051'56.259179.816
717REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
伊沢拓也
BS1'56.2941'56.322179.718
818TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS501'56.1411'56.600179.290
96Forum Eng. SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
BS1'56.3791'57.369178.115
1012カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野 一樹
ジェレミー・デュフォア
BS10
(+1)
1'55.981no time-
111宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
オリバー・ジャービス
BS1'56.867178.880
1235BANDAI DUNLOP SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
ロニー・クインタレッリ
DL+21'56.896178.836
1323XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
リチャード・ライアン
安田 裕信
BS201'56.910178.814
1422MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
松田次生
BS101'57.084178.549
1524WOODONE ADVAN Clarion Z
NISSAN FAIRLADY Z
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒聖治
YH301'57.565177.818
1639デンソー サード SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平中 克幸
BS1'57.903177.308
■GT300 Class

36th INTERNATIONAL POKKA 1000km -RIJ- (2007/08/18) Total Qualify GT300 Weather:Fine Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
12プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂
加藤 寛規
吉本 大樹
YH502'07.1542'06.838164.818
243ARTA Garaiya
ARTA Garaiya
新田 守男
高木 真一
MI102'06.6962'06.995164.614
362WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
黒澤治樹
YH2'07.0052'07.246164.290
413エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井誠暢
YH152'07.0212'07.346164.161
526ユンケルパワー タイサン ポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
ドミニク・ファーンバッハー
西澤 和之
YH2'07.5972'07.522163.934
631DOUBLEHEAD apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾 恭輔
坂本雄也
MI2'07.3322'07.553163.894
7101TOY STORY Racing apr MR-S
TOYOTA MR-S
大嶋 和也
石浦宏明
MI802'07.1802'07.817163.556
87RE 雨宮 ADVAN RX-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目 遼
山野直也
YH2'07.7222'07.947163.390
95クムホ プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
竹内 浩典
澤 圭太
KH2'07.6742'08.222163.039
10*77クスコ DUNLOP スバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
青木 孝行
小林 且雄
DL2'07.330deleted-
1146宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
横溝直輝
DL52'07.791163.589
124EBBRO 350R
VEMAC RD350R
田中 哲也
山崎 信介
渡辺明
YH52'07.888163.465
1355DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
池田 大祐
番場 琢
YH+22'07.903163.446
1411TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360
FERRARI F360 MODENA
植田 正幸
菅 一乗
松田 秀士
YH+22'08.588162.575
1519ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
飯田 章
関口 雄飛
YH302'08.764162.353
16110GREEN-TEC KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞秀俊
KH2'08.770162.345
1747宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
脇阪 薫一
密山祥吾
DL252'08.811162.294
1833HANKOOK NSC PORSCHE
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
坂本 祐也
HK102'09.258161.732
19333ADVAN UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
植松 忠雄
阪口 良平
井上 貴志
YH2'09.374161.587
20111KUMHO GREEN-TEC BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
菊地 靖
Guts 城内
壷林 貴也
KH2'09.375161.586
21666楽天 BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
下山征人
YH+22'09.458161.482
229LEYJUN DUNLOP MT900
MOSLER MT900R OOX
田中 勝喜
筒井 克彦
OSAMU
DL2'10.237160.517
2370ノマド・GAIKOKUYA・ADVANGT3-RS
PORSCHE 996GT3RS
石橋 義三
小泉洋史
AKAZAME OYAJI
YH2'12.579157.681
24*67triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
黒澤 翼
和田 久
古谷 直広
YH2'15.881153.849
  • 各クラス1~10位の順位はスーパーラップの順位による。
  • CarNo.77は、国内競技車両規則第7章第3条3.1.2(最低地上高)違反により、Super Lapタイムを抹消した。
  • CarNo.67は、2007 SGT-SpR第25条11により、決勝レースへの出場を認めた。

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