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2007年6月

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC:第2戦富士決勝 200kmを消化してトップは依然無限クラージュ

1000km220周の長丁場もちょうど5分の1、44周を消化した。

トップは依然として#16無限クラージュLC70(荒聖治/伊藤大輔組)。
伊藤、荒の両名ともコンスタントに1分33秒台中盤~34秒代前半のタイムを連発して、 2位の#22ダンロップザイテック05Sに1分07秒306の大差をつけている。

ザイテックは36周終わりで最初のピットストップ。野田英樹から山崎信介に交代した。山崎も野田に劣らないペースで走行しているが、 二人のペースは1分34秒~35秒台に留まっており、周回を重ねるごとにクラージュとの差がついてしまっている。

クラージュはザイテックの1周後、37周終わりでルーティンストップを行い、伊藤から荒に交代した。

44周終了時点での順位は、
#16-#22-#21-#18-#15-#27-#20-#910-#7-#4
の順。

12周終わりでピットガレージに入っていた#7ポルシェ996GT3Rはトップが23周目に入ったところでコースに復帰し、 44周終了時点で18周遅れとなっている。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC:第2戦富士 決勝スタート!

 雲間からやわらかい陽が差し、富士の裾野を爽やかな風が吹き渡る。午後12時過ぎ、GT1クラスのCarNo.4 ZIPSPEED CORVETTEも決勝への出場を認められ、10台のマシンがグリッドに並んだ。

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 午後12時30分、フォーメーションラップ開始。 1周を回っていよいよ初めての1000km先のゴールを目指し決勝レースがスタートした。 トップで1コーナーに飛び込んだのはポールポジションの伊藤大輔がドライブするP1クラスCarNo.16 無限COURAGE LC70。 2位には、同クラスのCarNo.22 ダンロップZytec05Sの野田英樹。

 3位にはP2クラスのCarNo.18 Aim Sprots GC-21の黒沢翼がつけたが、 2周目に入ったストレートでCarNo.21 GT1クラスのダンロップフェラーリ550GTSの藤井誠暢にかわされ3、 4位が入れ替わった。

 5位にはGT2クラスのCarNo.27 KRH F430GTの新田守男が、6位にはP2クラスのCarNo.15 KK-LM MAX MYST ADVANの伊藤俊哉、7位にはGT2クラスのCarNo.20 ダンロップ PORSCHE 997の宮川やすお、 8位にGT2クラスのCarNo.910 910 WAKO'S PORSCHEの吉田基良。

 ZIPSPEED CORVETTEの吉富章は2周を回ったところでスローダウン、ピット出口付近にストップしてしまった。 GT1クラスのCarNo.7 SCUDERIA FORME GT3-Rも7周ほど回ってピットイン。 20周を消化した現在この2台はコース上を走行していない。

 トップを走る無限COURAGE LC70は1秒余り速いラップタイムで2位以下を引き離しにかかる。 20周終了時の段階で2位のダンロップZytec05Sとの差は35秒以上に開いてしまった。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC:第2戦富士フリー走行結果

全日本スポーツカー耐久選手権シリーズ第2戦 -RIJ- (2007/06/03) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2007 JAPAN LE MANS CHALLENGE Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehindGapkm/h
1P1122DUNLOP Zytek05S
Zytek 05S
野田 英樹
山崎 信介
DL1'33.039--176.558
2P1216無限 COURAGE LC70
COURAGE LC70
荒 聖治
伊藤 大輔
MI1'33.294 0.255 0.255176.076
3GT1121DUNLOP Ferrari 550 GTS
FERRARI 550 GTS Maranello
飯田 章
藤井誠暢
DL1'40.357 7.318 7.063163.684
4P2118Aim Sprots GC-21
MOONCRAFT GC-21
富澤 勝
麻生 裕二
黒澤 翼
YH1'42.409 9.370 2.052160.404
5GT2127Ferrari F430 GT
FERRARI F430 GT
青山 光司
高木 真一
新田 守男
MI1'43.81510.776 1.406158.231
6GT2220ダンロップ PORSCHE 997
PORSCHE 997 GT3 RSR
福山 英朗
宮川 やすお
谷口 行規
DL1'45.24812.209 1.433156.077
7GT23910910 WAKO'S PORSCHE
PORSCHE 996 GT3R
中山 良明
DRAGON
吉田 基良
YH1'46.69513.656 1.447153.960
8P22*15KK-LM MAX MYST ADVAN
RS.KK-LM
伊藤 俊哉
植田正幸
高見沢 一吉
YH1'47.47914.440 0.784152.837
9GT124ZIPSPEED CORVETTE
CHVROLET CORVETTE
壷林 貴也
吉冨章
DL1'53.99620.957 6.517144.100
10GT137SCUDERIA FORME GT3-R
PORSCHE 996 GT3R
小嶋貞一
藤野 昌弘
YH1'55.10122.062 1.105142.716
  • CarNo.15-2ドライバーは、2007年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第39条3.(ピットレーン速度)違反により、罰金3万円を課す。

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC第2戦富士フリー走行 トップはダンロップザイテック

全日本スポーツカー耐久選手権第2戦の決勝前フリー走行は、 #22ダンロップザイテック05S(野田英樹/山崎信介組)が1分33秒039でトップ。
ポールポジションの#16無限クラージュLC70も僅差で2位につけており、決勝での接戦を大いに期待させるものとなった。

決勝日を迎えた富士スピードウェイは朝から快晴。
午後には気温も上がってきそうだ。
フリー走行は午前8時より、30分間で行われた。

LMP1クラスの2台は走り始めてすぐにベストタイムを記録。
#22ザイテックは野田英樹のドライブで1分33秒039。
対する#16クラージュは伊藤大輔が1分33秒294を記録した。
予選ではクラージュがザイテックを1秒以上上回ったが、ここではコンマ3秒と僅差だ。

2台はドライバー交代を行った後も、ほぼ33秒台で周回を重ねてこのセッションを終えた。

LMP2は#18のGC-21、LMGT1は#21フェラーリ550GTS、LMGT2は#27フェラーリF430がクラストップで、 ここは予選どおりの結果となった。

なお、昨日の予選に出られなかった#4コルベットもこのセッションに出走。吉冨章が1分53秒996を記録したが、 他のドライバーが走行していないため、決勝に出走できるかどうかは微妙なところだ。

第2戦決勝は午後12時35分より、220周で戦われる。


Text:Kazuhisa SUEHIRO

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JLMC:第2戦富士 ポールシッターのコメント

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LMPクラス #16無限クラージュLC70
伊藤 大輔

久々に風の当たるクルマに乗れて気持ちよかったです。
サポートの整った形での初走行だったので、無難に走れました。
グリッド予選では、タイムアタックに入ったところでパワステが効かなくなり、ピットに入って直そうかとも思ったんですが、 時間がなかったのでそのまま行きました。
ポールは取れないかなと思っていたんですが、クルマはスムーズだったので、『トラブルは出たが、ポールは獲れた』という感じですね。
今日は一発アタックだったのでなんとかなりましたが、同じトラブルが決勝で出たら致命的なので、明日は出ないように願っています。

荒 聖治
今回はスポット参戦という形になりましたが、昨年に続いて無限からこのレースに出ることができて嬉しく思います。
僕自身、ルマンには特別な思いがあるので、このシリーズに出られるのは嬉しいです。
大輔とは初めて組みますが、明日はいいレースをしていい結果が出ればいいな、と思っています。

LMGTクラス #21ダンロップフェラーリ550GTS
飯田 章
クルマは仕上がっているので、特にやることもなく、たんたんと走りました。
アタックではブレーキやタイヤに気を使いましたが、それ以外は特にすることもなかったので、明日は無事に1000km走りきれればいいな、 とそれだけ思っています。
ノバのメンテナンスもいいし、ドライバーも何の問題もありません。
決勝ではLMPが頑張ってくれれば5時間半で終わると思うので、どうかかよろしくお願いします(笑)

藤井 誠暢
昨日からロングランを担当していますが、今回持ってきたタイヤはもちもいいので、いいペースでレースできるかな、と思います。
予選では飯田選手が頑張ってくださって、ポールを獲ってきてくれたので、今回は狙っていけると思います。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

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JLMC:第2戦富士グリッド予選結果

全日本スポーツカー耐久選手権シリーズ第2戦 -RIJ- (2007/06/02) Grid Qualifying Weather:Cloudy Course:Fine
2007 JAPAN LE MANS CHALLENGE Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehindGapkm/h
1P1116無限 COURAGE LC70
COURAGE LC70
荒 聖治
伊藤 大輔
MI1'31.065--180.385
2P1222DUNLOP Zytek05S
Zytek 05S
野田 英樹
山崎 信介
DL1'32.579 1.514 1.514177.435
3P2118Aim Sprots GC-21
MOONCRAFT GC-21
富澤 勝
麻生 裕二
黒澤 翼
YH1'38.842 7.777 6.263166.193
4GT1121DUNLOP Ferrari 550 GTS
FERRARI 550 GTS Maranello
飯田 章
藤井誠暢
DL1'38.919 7.854 0.077166.063
5GT2127Ferrari F430 GT
FERRARI F430 GT
青山 光司
高木 真一
新田 守男
MI1'41.54110.476 2.622161.775
6P2215KK-LM MAX MYST ADVAN
RS.KK-LM
伊藤 俊哉
植田正幸
高見沢 一吉
YH1'42.74411.679 1.203159.881
7GT2220ダンロップ PORSCHE 997
PORSCHE 997 GT3 RSR
福山 英朗
宮川 やすお
谷口 行規
DL1'44.33013.265 1.586157.450
8GT23910910 WAKO'S PORSCHE
PORSCHE 996 GT3R
中山 良明
DRAGON
吉田 基良
YH1'47.95516.890 3.625152.163
9GT127SCUDERIA FORME GT3-R
PORSCHE 996 GT3R
小嶋 貞一
藤野昌弘
YH1'56.19525.130 8.240141.373

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC:第2戦富士グリッド予選 ポールポジションは無限クラージュ。ザイテックを1秒以上突き放す。

全日本スポーツカー耐久選手権第2戦、富士1000kmのグリッド予選が6月2日、富士スピードウェイで行われ、 #16無限クラージュLC70を駆る伊藤大輔が1分31秒065をマークしてポールポジションを獲得した。

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午後2時40分、グリッド予選が開始された。
本来ならこのグリッド予選は、LMPクラス、LMGTクラスそれぞれが20分間の専有走行を行う40分間のセッションだが、 今回も菅生に続いてエントリー台数10台という状況であるため、「参加台数の合計が20台に満たない場合には、 全てのクラスの混走による20分間の予選時間に短縮することが許される」という規定を適用して20分間で行われることとなった。

LMP2、LMGT1、GT2の各エントラントが予選開始早々から積極的にアタックに出て行く中、 LMP1の2台は残り時間6分を切ったところで漸くアタックを開始した。
まずは#22ザイテックを駆る野田英樹が1分32秒909をマーク、次の周回では32秒579までタイムを縮めて見せると、 #16クラージュをドライブする伊藤大輔は2周目のアタックで一気に1分31秒065と、午前中の自己ベストを更に上回るタイムを叩き出し、 あっさりとポールポジションを手中に収めた。

伊藤は、残り時間1分あまりでピットイン、早々と予選を切り上げた。
すると、他のドライバーもこれに続くように相次いでピットイン。
終了30秒前までには全車が走行を終えるという、なんともあっさりとした予選となった。

LMP2クラストップは総合3位の#18エイムスポーツGC-21、 LMGT1トップは総合4位の#21ダンロップフェラーリ550GTS、LMGT2トップは総合5位の#27KRH F430GTだった。

JLMC第2戦決勝は明日午後1時30分より、220周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

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JLMC:第2戦富士ドライバーズ予選 総合トップは無限クラージュ

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全日本スポーツカー耐久選手権第2戦、富士1000kmのドライバーズ予選は、#16無限クラージュLC70(荒聖治/伊藤大輔組) が1分31秒613でトップ。GTクラスはLMGT2の#27KRH F430(青山光司/高木真一/新田守男組)が1分42秒364と、 GT1のF550マラネロを抑えてトップタイムを記録した。

午前10時40分、決勝出場をかけた1時間のセッションが開始された。
ここで各クラス最上位タイムの115%以内、かつ、上位3車種の平均タイムの125%以内に入ることが決勝出場の条件となる。
開始早々にトップタイムを記録したのは無限クラージュの伊藤大輔。無限は今回、 レギュラードライバーの中野信治と黒澤治樹がルマン24時間の合同テストに参加しているため、昨年ドライブしていた荒聖治と、 初参戦の伊藤大輔がステアリングを握る。
伊藤はアタックを開始して2周で、昨日の公式練習のベストを1秒以上上回る1分31秒816を出してきた。
開幕戦優勝の#22ダンロップザイテック05Sは野田英樹が1分32秒819と、クラージュに1秒のビハインド。
菅生の決勝では速さを見せつけたザイテックだが、ここ富士では昨日今日とクラージュに水をあけられた格好だ。

LMP2クラスはGC-21を持ち込んだ#18エイムスポーツ(富澤勝/麻生裕二/黒澤翼組)が1分41秒199でトップ。
LMGT1は#21ダンロップフェラーリ550GTSが1分42秒369を出したが、 これをGT2の#27フェラーリF430が42秒364と僅かに上回った。

なお、今回LMGT1にエントリーしている#4ZIPSPEEDコルベットはこのセッションに出走していない。
昨日の公式練習でも1周したのみでタイム計測されておらず、明日の決勝への出走が危ぶまれる。

第2戦のグリッド予選は今日午後2時40分より、20分間で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC:第2戦富士ドライバーズ予選結果

全日本スポーツカー耐久選手権シリーズ第2戦 -RIJ- (2007/06/02) Drivers' Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2007 JAPAN LE MANS CHALLENGE Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehindGapkm/h
1P11*16無限 COURAGE LC70
COURAGE LC70
荒 聖治
伊藤 大輔
MI1'31.613--179.306
2P1222DUNLOP Zytek05S
Zytek 05S
野田 英樹
山崎 信介
DL1'32.819 1.206 1.206176.977
3P2118Aim Sprots GC-21
MOONCRAFT GC-21
富澤 勝
麻生 裕二
黒澤 翼
YH1'41.199 9.586 8.380162.322
4GT21*27Ferrari F430 GT
FERRARI F430 GT
青山 光司
高木 真一
新田 守男
MI1'42.36410.751 1.165160.474
5GT1121DUNLOP Ferrari 550 GTS
FERRARI 550 GTS Maranello
飯田 章
藤井誠暢
DL1'42.36910.756 0.005160.467
6P2215KK-LM MAX MYST ADVAN
RS.KK-LM
伊藤 俊哉
植田正幸
高見沢 一吉
YH1'44.61813.005 2.249157.017
7GT2220ダンロップ PORSCHE 997
PORSCHE 997 GT3 RSR
福山 英朗
宮川 やすお
谷口 行規
DL1'45.16013.547 0.542156.208
8GT23910910 WAKO'S PORSCHE
PORSCHE 996 GT3R
中山 良明
DRAGON
吉田 基良
YH1'47.49915.886 2.339152.809
9GT12*7SCUDERIA FORME GT3-R
PORSCHE 996 GT3R
小嶋 貞一
藤野昌弘
YH1'51.26119.648 3.762147.642
以上予選通過(総合[120%]: 1'59.013 / LMP1[115%]: 1'45.354 / LMP2[115%]: 1'56.378 / LMGT1[115%]: 1'57.724 / LMGT2[115%]: 1'57.718)
  • CarNo.16,27,7は、ブルテンNo.002-2007により、黄旗提示から撤去に至るまでに当該区間を走行した車両のタイムは、公式予選結果として採用されない。

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