SUPER GT

SGT:第2戦岡山決勝 MOTUL AUTECH Z、殊勲の3位表彰台 (NISMO)

■「MOTUL AUTECH Z」、殊勲の3位表彰台

 4月8日、岡山国際サーキット(1周3.703km)でSUPER GT第2戦の決勝レースが行われ、予選6位からスタートした「MOTUL AUTECH Z」(#22、ミハエル・クルム/松田次生組)が3位に入賞した。これによって、フェアレディZ GT500は開幕戦に続き、2戦連続表彰台フィニッシュとなった。

 35,000人の観衆が見守る中、午後2時過ぎに82周300kmの決勝レースのスタートが切られた。6番グリッドからレースをスタートした#22 Zのミハエル・クルムは、オープニングラップの第1コーナーで起きた接触アクシデントで自車も後ろから軽くプッシュされるものの、姿勢を保って5位をキープ。その後2周目には4位となり、さらに先行車の背後を脅かした。そして、上位車が違反行為でドライブスルーペナルティを受けたため3位に浮上。首位の#8 NSXを追い、速いペースで周回を重ねた。33周目でピットインし、松田次生にドライバー交代。NSX勢は後輪のみの交換でピットアウトするためロスタイムが少なく、各車がピットインを終えた時に松田は4位となっていた。しかし、松田は果敢に先行車を攻 め続け、50周目には#32 NSXを、57周目には#100 NSXを捉えて2位となった。

 その時点で首位の#8 NSXとの差は10秒以上あったが、松田は逆転を狙ってペースアップ。約8秒差まで詰めたところで、GT500の周回遅れに追いついてしまう。これらの処理のためタイムをロスし、さらにブレーキング時に前車のイン側についたにも関わらずノーズをかぶせられたためパニックブレーキで避け、僅かながらコースアウト。その隙に後続車に先行を許し、3位でチェッカーフラッグを受けた。

 予選10位からレースをスタートした#23 Zも本山哲が好スタートを切り、1周目には早くも6位に浮上した。その後5位に上がって安定的に速いラップタイムを刻んだが20周目に突然スローダウン。エンジンが停止し再始動できなかったため、リタイヤとなった。2006年モデルのフェアレディZ GT500で出場した「カルソニック インパルZ」(#12、ブノワ・トレルイエ/星野一樹組)は星野がスタートを担当した。彼は序盤に前後のマシンと激しいポジション争いを展開し、予選12位から9位にまで順位を押し上げて交代。後半を受け持ったトレルイエも力強い走りを見せ、8位でレースを終えた。

 その他、「YellowHat YMS モバHO! TOMICA Z」(#3、セバスチャン・フィリップ/柳田真孝組)は13位、「WOODONE ADVAN Clarion Z」(#24、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治組)は15位で完走した。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: NISMO



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