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スーパー耐久第1戦仙台決勝 リポート FALKEN PORSCHE優勝!

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 4月24日、仙台ハイランドレースウェイでスーパー耐久開幕戦の決勝レースが行われた。

 晴れわたった空の下、12時50分過ぎにローリングからスタートが切られた。気温17度路面温度26度と風もおさまり心地よい気候だ。

 ポールからスタートを決めた#25 ADVAN DENAG GT3(織戸学/谷口信輝組) はオープニングラップから2番手の#1 FALKEN PORSCHE(田中哲也/荒聖治組)に2秒3の大差をつける展開となり、31周目に#1 FALKEN PORSCHEが荒から田中にバトンを渡す。#25は1ストップ作戦で今回の400kmレースを戦うことを決めていた。

 レースのちょうど折り返しとなった50周目にコース上に止まったマシンを排除するためにSCカーランとなる。予定通り1回のピットストップに向かう#25だったが、ここで#1も絶妙のタイミングで2回目のピットストップを敢行する。ドライバー交代は行わずに#25よりも先にコースへ復帰しトップを奪う。55周目#1を先頭にしたローリングからリスタートが切られる。もう1回のピットインを行いドライバー交代を強いられる#1はハイペースで逃げ切り体制に入り、田中から荒へ73周目に最後のバトンを渡す。残り20周あまりでトップ#25との差は30秒を切っていた。

0424_falken-s だが、トップを快走しているかのように見えた#25も「ABSが壊れてリアがロックし始めて、そのうちフロントも煙が上がるようになって、ブレーキをホントに軽く踏んでもロックしてしまうような状態だった。SCにひっかかってアドバンテージを失ったことと2つのトラブルが重なった。1ストップは正解だったと思うしトラブルが1つなら勝てる可能性はあったと思う。すごく悔しい・・・」と谷口と言うようなマシントラブルに見舞われていた。残り6周で#1は難なく#25をとらえてチェッカーをうける。

 2位には#25、総合3位にはクラスST2の#11オーリンズランザーEVOIX(中谷明彦/木下隆之組)が入り、総合11位にはクラスST3のウイナー#27 FINAエムスクエアーADVAN M3(小林且雄/筒井克彦/中村真一郎組)。16位にはN+からST5クラスとその名を変えた#37 ARTA F.O.Sアルテッツア(峰尾恭輔/長嶋正興/影山正彦組)が入った。クラスST4は19位に#18コスモニック21FKインテグラ(浅野武夫/水書健司/笠原智行組)が入った。

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#1 FALKEN PORSCHE

荒聖治「スタートして序盤はきつかったし苦しかった。レースの真ん中位まで引っ張りたかったけれど気温も高くて早めに入りました。ピットインの作戦も良かったしメカも作業が速くて#25の前に出してくれたし、(田中)哲也さんのプッシュで引き離してくれたから最後の逆転につながったと思います。みんなの力で勝てたと思っています。(竹内選手の後をついで)ただ走るだけじゃなくクルマを良くするのもボクの仕事だと思っています。毎戦進化させていものをつくりたい。本当に嬉しい心から喜べる1勝でした!」

Text & Photo: Keiichiro Takeshita



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