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1997年8月

Formula Nippon

97F・NIPPON ドライバーズポイント( 6/10戦)

                                                    (第6戦まで)

  1997                   4   5   6   7   8   8   9   9  10  11
   Japan                 /   /   /   /   /   /   /   /   /   /
    Formula Nippon      27  18   1   6   3  31  14  28  19   9
     Championship       鈴  美  富  鈴  菅  富  美  茂  富  鈴
      Drivers-point     鹿  祢  士  鹿  生  士  祢  木  士  鹿
Po -No -Driver ----Rd. --1 --2 --3 --4 --5 --6 --7 --8 --9 -10 ---総合P
 1  9  P.デ・ラ・ロサ  10  10   6   4  10  10                       50
 2 19  黒澤 琢弥         6   6  10   0   0   0                       22
 3 64  高木 虎之介       0 DNS   4  10   0   0                       14
 4 11  光貞 秀俊         4   0   3   3   0   4                       14
 5 20  影山 正彦         0   0   2   6   4   0                       12
 6 18  R.ファーマン     0   3   0   1   6   0                       10
 7 10  飯田 章           1   4   0   0   0   2                        7
 8  1  N.フォンタナ     0   0   1   0   0   6                        7
 9 27  影山 正美         0   0   0   2   1   3                        6
10 33  鈴木 利男         0   2   0   0   3   0                        5
11 56  本山 哲           3 DNS   0   0   0   0                        3
12 65  山西 康司         2   0   0   0   0   0                        2
12 35  M.アピチェラ     -   -   -   0   2   0                        2
14  8  脇阪 寿一         0   1   0   0   0   0                        1
14  2  E.トゥエロ       0   0   0   0   0   1                        1
   55  金石 勝智         0   0   0   0   0   0                        0
   35  M.クルム         0   0   0   -   -   -                        0
   28  山本 勝巳         0   0   0   0   0   0                        0
    5  M.グーセン       0   0   0   0   0   0                        0
    6  R.ヴィルタネン   0   0   0   -   -   -                        0
    3  川本 篤           0   0   0   0   0   0                        0
   12  S.カヴァナ       0   0   -   -   -   -                        0
   17  近藤 真彦         0 DNS   0   0   0   0                        0
   21  田中 哲也         0   -   -   -   0   0                        0
   36  玉中 哲二         0   0   0   0   0   0                        0
   37  山田 政夫         0   0   0   0  DQ DNQ                        0
   63  D.マラガムワ     0   0   0   0   0   -                        0
   34  M.マルティニ     -   -   0   -   -   -                        0
   34  A.G.スコット    -   -   -   0   -   0                        0
    6  田嶋 栄一         -   -   -   0   0   0                        0
   62  戸田 哲士         -   -   -   0   0   0                        0
   63  OSAMU中嶋修  -   -   -   -   -   0                        0
***********************************************************************
 
 
  * 1位から6位までに10-6-4-3-2-1のポイント
  * 全10戦総ポイント制
 
 
                                        ///// PDD01523 伊東 昭雄 /////

Formula Nippon

1997フォ-ミュラ・ニッポン第6戦 富士 レース結果

*******************************************************************************
*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*             1997年全日本選手権フォ-ミュラ・ニッポン第6戦 富士スピ-ドウェイ              *
*                        フォ-ミュラ・ニッポン レース正式結果表                        *
* 1997.08.31    天候 : 晴れ       コース状況 : ドライ         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番ドライバー          車      名                    周回   所要時間    km/h
-------------------------------------------------------------------------------
 1  9 Pedro De La Rosa(E) SHIONOGI TEAM NOVA             45   59'22.035 203.029
 2  1 N.Fontana      (RA) Team Le Mans                   45   59'41.095 201.949
 3 11 光貞 秀俊       (J) TEAM CERUMO                    45   59'41.323 201.936
 4 27 影山 正美       (J) NAVI CONNECTION RACING TEAM    45   59'45.981 201.673
 5 10 飯田 章         (J) SHIONOGI TEAM NOVA             45   59'50.081 201.443
 6  2 Esteban Tuero  (RA) Team Le Mans                   45   59'57.388 201.034
 7  8 脇阪 寿一       (J) TEAM ANABUKI童夢with無限       45 1:00'20.104 199.772
 8 35 Marco Apicella  (I) オートテック STELLAR                 45 1:00'23.894 199.563
 9  6 田嶋 栄一       (J) TEAM 5ZIGEN                    45 1:00'31.565 199.142
10  5 Marc Goossens   (B) TEAM 5ZIGEN                    45 1:00'33.108 199.057
11 21 田中 哲也       (J) ビィブライズ ARP アスカ              45 1:00'33.997 199.009
12 28 山本 勝巳       (J) NAVI CONNECTION RACING TEAM    45 1:00'37.742 198.804
13 18 Ralph Firman   (GB) TEAM TMS                       45 1:00'40.283 198.665
14 17 近藤 真彦       (J) TEAM TMS                       44 1:00'13.783 195.669
15 63 OSAMU           (J) TEAM LEYJUN                    44 1:00'31.335 194.723
16 33 鈴木 利男       (J) かもめサービス with MIRAI         43 1:00'30.285 190.347
17 62 戸田 哲史       (J) TEAM LEYJUN                    42   59'37.895 188.636
18 55 金石 勝智       (J) FUNAI SUPER AGURI              40
----------------------------- *** 以上 完走 *** -------------------------------
   36 玉中 哲二       (J) タカギB-1 RACING TEAM            23 クラッシュ
   34 Andrew G.Scott (GB) オートテック STELLAR                 15 サスペンション
   64 高木虎之介      (J) PIAA NAKAJIMA RACING            9 クラッシュ
   19 黒澤 琢弥       (J) TEAM IMPUL                      9 クラッシュ
   20 影山 正彦       (J) TEAM IMPUL                      8 クラッチ・トラブル
    3 川本 篤         (J) ASAHI KIKO SPORTS               2 クラッチ・トラブル
   56 本山 哲         (J) FUNAI SUPER AGURI               0 マシン・トラブル
   65 山西 康司       (J) PIAA NAKAJIMA RACING            0 グラベルベッド
-------------------------------------------------------------------------------
スタート  14:04'20     フィニッシュ  15:03'42.035
参加台数 : 27 台    出走台数 : 26 台    完走台数 : 18 台
ベストタイム  No. 9 ( Pedro De La Rosa )   1'18.593  16/45  204.751 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
                    ☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

Formula Nippon

FN Rd.6:富士決勝ノート

 決勝前の富士スピードウェイは、薄い雲が多い空模様となっている。

 14時0分、スケジュール通りにフォーメーション・ラップが開始される。
予選5位の#20影山 正彦は、ピットガレージ内で作業が続けられていて、
グリッドに着く事が出来ない。

 14時4分、スタートが切られる。ポールの#9ペドロ・デ・ラ・ロサが先頭
で1コーナーに進入。#1フォンタナが絶妙のスタートを決めて2位。
 3位は#19黒澤 琢弥、4位#64高木 虎之介。
 #65山西 康司がAコーナー手前でグラベルにストップ。#56本山 哲は
ヘアピンにマシンを止めた。

 2周目、1位#9デ・ラ・ロサ、2位#1フォンタナの差は1.25秒。

 3周目、#64高木が#19黒澤をストレートエンドでインを奪って3位。
#64高木は2位#1フォンタナにも迫る。

 6周目、4位#19黒澤が#64高木を抜きかえそうと窺う。

 7周目、3台の2位争いの間に、#9デ・ラ・ロサは1.5秒と差を広げる。
#11光貞 秀俊が#27影山 正美と1コーナーから並走状態。#11光貞が競り
勝ち6位。

 9周目、#20影山兄がピットイン。#28山本 勝巳がARーナー手前でスピン。

 10周目、3位争いの#19黒澤が、#64高木をストレートエンドでかわすが、
#64高木はインを突き抜きかえそうとする。ここで両者接触し、リアイア。

 11周目の順位は、1位#9デ・ラ・ロサ、2位#1フォンタナ、3位#55
金石 勝智、4位#11光貞、5位27影山弟、6位#10飯田 章。
 2位と3位の差は、7秒近く離れている。

 15周目、#1フォンタナが1位#9デ・ラ・ロサとの差を、1周0.1秒づつ
詰めはじめる。6位#10飯田の背後に、#2エスティバン・トゥエロが1秒弱
に迫る。

 18周目、1位#9デ・ラ・ロサと2位#1フォンタナとの差は3.1秒まで拡大。
6位争いの#10飯田と#2トゥエロの差は0.5~1.0秒で推移している。

 20周目、3位#55金石に接近していた#11光貞が1コーナーであっさりかわ
す。#55金石はペースを上げられないようだ。
 1位#9デ・ラ・ロサと2位#1フォンタナは、じわじわと差が開いて4秒
以上となる。

 26周目、#36玉中 哲二がBコーナーでコースアウト。リタイア。

 30周目の順位は、1位#9デ・ラ・ロサ、2位#1フォンタナ、
3位#11光貞、4位#55金石、5位#27影山弟、6位#10飯田、
7位#2トゥエロ、8位#8脇坂 寿一、9位#33鈴木 利男、
10位#18ラルフ・ファーマン。2位と3位の差は4秒。

 32周目、#18ファーマンが#33鈴木を抜くが、Bコーナーでスピン。#33鈴木
はタイヤのトラブルかピットイン。

 37周目、自己ベストを更新しながら#11光貞が、2位#1フォンタナに2秒差
までに迫る。#27影山弟は#55金石を抜いて4位。

 38周目、2位#1フォンタナと3位#11光貞の差は約1秒。

 40周目、1位#9デ・ラ・ロサは、2位に19秒もの差をつけて、完全な独走
状態。#11光貞が#1フォンタナをストレートエンドから1コーナーのアウト
からかわそうとするが、#1フォンタナは引かず。Aコーナー進入でも#11光
貞がアウトから攻めるが、ぎりぎりで引く。
 #55金石がBコーナーでコースアウト。スロー走行でピットに戻る。

 そしてチェッカー。大量リードを築いた#9デ・ラ・ロサが今期5勝目を挙
げた。2位は#1フォンタナが守りきり、3位は#11光貞。
 以下、4位#27影山弟、5位#10飯田、6位#2トゥエロ。
----------
 報告:進藤 泰昭(GEA00555)

Formula Nippon

FN Rd.6:富士フリー走行ノート

 富士の天気は、薄雲が出ているが、陽は射して蒸し暑い状態。

 8時40分、予定通りにフリー走行が開始された。

 残り23分、#6田嶋 栄一がBコーナーでスピン。再スタート出来ないよう
だ。

 残り21分、#6田嶋のマシンを排除するため、レッドフラッグとなる。
この時点の順位は、1位#56本山 哲、2位#1ノルベルト・フォンタナ、
3位#19黒澤 琢弥、4位#11光貞 G俊、5位#2エステバン・トゥエロ、
6位#27影山 正美。

 8時54分、コースクリアとなり、フリー走行が再開される。残り時間は21分。

 残り18分、#9ペドロ・デ・ラ・ロサが1'18.889で3位#。#64高木 虎之介
は1'19.267で4位。#27影山弟は1'19.382で6位に。
 #10飯田 章が6位。続く周回で1'18.607で4位に。

 残り15分での順位は、1位#9デ・ラ・ロサ、2位#56本山 哲、
3位#64高木、4位#10飯田、5位#1フォンタナ、6位#9デ・ラ・ロサ。
 #10飯田が1'18.320で1位。#9デ・ラ・ロサは1'18.331で2位。

 残り14分、#9デ・ラ・ロサが1'17.967で1位に 。

 残り13分、#19黒澤が1'18.155で2位。その直後、チームメイトの#20影山
正彦が1'18.148で2位。

 残り10分での順位は、1位#9デ・ラ・ロサ、2位#20影山兄、3位#19黒澤、
4位#10飯田、5位#55金石 勝智、6位#56本山。1分17秒台は、#9デ・ラ・
ロサのみ。
 #36玉中 哲二がヘアピン出口でスピン。再スタート。

 残り8分、#1フォンタナが1'18.086で2位。

 残り7分、#64高木が1'18.202、#2トゥエロが1'18.167で5位争い。

 残り5分、#55金石が1'18.182で6位。

 残り4分、#19黒澤が1'18.123で2位。1分17秒台はまだ、トップの
#9デ・ラ・ロサだけ。

 残り3分、#19黒澤が1'17.873で1位。

 そして、フリー走行が終了。上位6位は、

 1位 #19黒澤      1'17.873
 2位 #9デ・ラ・ロサ  1'17.887
 3位 #1フォンタナ   1'18.086
 4位 #20影山兄     1'18.148
 5位 #2トゥエロ    1'18.167
 6位 #55金石      1'18.182
----------
 報告:進藤 泰昭(GEA00555)

Formula Nippon

FN_Rd6:富士予選


        ’97プレイステーション  フォーミュラ・ニッポン
                      第6戦富士スピードウェイ
     デ・ラ・ロサ(SHIONOGI  NOVA)が2連続PP

8月30日(日)富士スピードウェイにおいて、「97プレイステーション  フ
ォーミュラ・ニッポン第6戦の公式予選と予選上位6台によるスペシャルステー
ジが行われ、16チーム27台が出場。予選通過基準タイムをクリアした26台
が、決勝に進出した。

午後1時30分からから行われた公式予選では、既に3勝を挙げているポイント
リーダーのP.デ・ラ・ロサ(SHIONOGI  NOVA)が、予選タイム2
位の高木虎之介(PIAA  NAKAJIMA)に0.5秒近くの差をつけて予
選タイム1位でSSに進出.3位の光貞秀俊(CERUMO)、4位のN.フォ
ンタナ(LeMans)までが1分16秒台。5位の黒澤琢弥、6位の影山正彦
(ともにIMPUL)までの上位6人がスペシャルステージに進出した。
デ・ラ・ロサ、高木の2人は今季全戦SS進出。黒澤、影山のIMPUL勢はそ
れぞれ5回目。光貞は4回目、フォンタナは3回目のSS進出となった。

午後3時30分から行われたスペシャルステージでは、いすれも予選タイムを下
回ったが、デ・ラ・ロサが堂々の2連続ポール。黒澤5位から逆転でフロントロ
ー、2位グリッドを獲得。3位高木、4位フォンタナ、5位影山正彦、6位光貞
の順で決勝スターティンググリッドが決定した。決勝は明日8月31日(日)午
後2時にスタートする。


◆トップ6記者会見

P.デ・ラ・ロサ「このサ一キットでこのポジションは期待していなかったので
大変うれしいです。フリ一走行でクルマがあまり良くなかったんだけれど、だい
ぶ良くなりました。SSでは、黒澤選手のタイムを抜けるかどうかよりも、(空
が暗くなってきていたので)次のコーナーで雨が降っているんじゃないかと気が
かりでした。」

黒澤琢弥「予選あまりいい感じで走れなかったけれど、SSではみんなタイムが
伸びないので待ってる間にだんだん期待しちゃいましたけれど(第3戦富士では
5位から逆転ポールを獲得)、柳の下にどじょうは2匹いませんでしたね。ペド
ロの走りをモニターで見ていたら、結構跳ねてるクルマが多いのに、ピターッと
きれいな走りをしていたので、これは速いな……、ポールはないなって思いまし
た。ボクのクルマも跳ねてる状態なんで、明日まで最善の努力をします。今回勝
たないとぺドロのチャンピオン決まっちやうしね。」

高木虎之介「振り返ってみると、予選もSSもペドロからコンマ5秒近く離され
てましたね。セッティングがうまく決まってない部分もあるのに3番手は上出来
です。明日はがんぱります。」

N.フォンタナ「SSではクルマがちょっとナーバスになってしまいました。ま
だ完璧な出来にはなっていないんで、明日に向けてよりよいセッティングを深し
ます。今年はちよっと特殊な年で、テスト走行が1回しかできていないので、な
かなかセッティングが難しい。でも明日のためにがんばります。」

影山正彦「最初に走るのはやりにくいけれど、ボクの走った後に雨降っちやえぱ
いいな……なんて(笑)。予選の最後にミッショントラプルがあったのにSSに
残れてよかったって感じです。(星野さんからのアドパイスは?)「お面らダメ
だったら来年クビだぞ、とはしよっちゅう言われてますけど。」

光貞秀俊「1周目に飛び出しそうになっちゃってリズムが崩れてしまいました。
直線が長くて抜きどころも結構あるのて明日は精一杯がんばります。」


  情報提供:(株)日本レースプロモーション(JRP)

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1997フォ-ミュラ・ニッポン第6戦 富士 予選結果

*******************************************************************************
*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*             1997年全日本選手権フォ-ミュラ・ニッポン第6戦 富士スピ-ドウェイ              *
*                       フォ-ミュラ・ニッポン 公式予選正式結果表                       *
* 1997.08.30    天候 : 曇り       コース状況 : ドライ         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番ドライバー           車     名            SS.タイム    ベストラップ 周  km/h
-------------------------------------------------------------------------------
 1  9 P.De La Rosa     (E) SHIONOGI TEAM NOVA   1'17.280  1'16.342 26 210.788
 2 19 黒澤 琢弥        (J) TEAM IMPUL           1'17.475  1'17.018 27 208.938
 3 64 高木虎之介       (J) PIAA NAKAJIMA RACING 1'17.802  1'16.819 24 209.479
 4  1 N.Fontana       (RA) Team Le Mans         1'17.882  1'16.983 26 209.033
 5 20 影山 正彦        (J) TEAM IMPUL           1'18.048  1'17.106 19 208.700
 6 11 光貞 秀俊        (J) TEAM CERUMO          タイム抹消   1'16.927 25 209.185

 7 55 金石 勝智        (J) FUNAI SUPER AGURI              1'17.196 27 208.456
 8 10 飯田 章          (J) SHIONOGI TEAM NOVA             1'17.296 27 208.187
 9  2 Esteban Tuero   (RA) Team Le Mans                   1'17.335 31 208.082
10 28 山本 勝巳        (J) NAVI CONNECTION RACING TEAM    1'17.444 27 207.789
11 27 影山 正美        (J) NAVI CONNECTION RACING TEAM    1'17.469 14 207.722
12 56 本山 哲          (J) FUNAI SUPER AGURI              1'17.530 31 207.558
13 65 山西 康司        (J) PIAA NAKAJIMA RACING           1'17.597 28 207.379
14 33 鈴木 利男        (J) かもめサービス with MIRAI         1'17.990 12 206.334
15 35 Marco Apicella   (I) オートテック STELLAR                 1'18.041 23 206.199
16  8 脇阪 寿一        (J) TEAM ANABUKI童夢with無限       1'18.078 14 206.102
17  6 田嶋 栄一        (J) TEAM 5ZIGEN                    1'18.120 22 205.991
18 18 Ralph Firman    (GB) TEAM TMS                       1'18.272 28 205.591
19 21 田中 哲也        (J) ビィブライズ ARP アスカ              1'18.488 31 205.025
20  3 川本 篤          (J) ASAHI KIKO SPORTS              1'18.489 29 205.022
21  5 Marc Goossens    (B) TEAM 5ZIGEN                    1'18.528 29 204.921
22 34 Andrew G.Scott  (GB) オートテック STELLAR                 1'19.141 13 203.333
23 17 近藤 真彦        (J) TEAM TMS                       1'19.722 25 201.851
24 63 OSAMU            (J) TEAM LEYJUN                    1'20.105 12 200.886
25 36 玉中 哲二        (J) タカギB-1 RACING TEAM            1'20.384 17 200.189
26 62 戸田 哲史        (J) TEAM LEYJUN                    1'21.206 22 198.163
-------------------------------------------------------------------------------
   37 山田 政夫        (J) タカギB-1 RACING TEAM               計測できず
-------------------------------------------------------------------------------
予選通過基準タイム ( 110% ) 1'24.366
※ CarNo.11のSSタイムは国際スポーツ法典J項違反(重量不足)により抹消
-------------------------------------------------------------------------------
                    ☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

Formula Nippon

FN Rd.6:富士SS・ノート

 15時30分、スケジュール通りに、スペシャルステージが開始された。
相変わらず、厚い雲に覆われて、涼しい風が吹いている。

 まず、予選6位の#20影山 正彦がコースイン。

  2周目のタイムは、1'19.938。
  3周目のタイムは、1'18.???(アナウンスが聞き取れず、不明)
  4周目のタイムは、1'18.048。

 4周目のタイムが、これからアタックするドライバーの目標となる。

 続いて、ランキング2位の#19黒澤 琢弥がコースイン。

  2周目のタイムは、1'19.954。#20影山とほぼ同じペース。
  3周目のタイムは、1'18.347
  4周目のタイムは、1'17.475。大幅にタイムを短縮した。

 続いて、#1ノルベルト・フォンタナがタイヤスモークをあげながら
コースイン。

  2周目のタイムは、1'19.660。
  3周目のタイムは、1'18.239。
  4周目のタイムは、1'17.882。#19黒澤のタイムに届かず、暫定2位。

 続いて、今シーズン好調な#11光貞 秀俊がコースイン。

  2周目のタイムは、1'22.145。
  3周目のタイムは、1'18.738。
  4周目のタイムは、1'18.197。タイムが伸びず、暫定4位。

 続いて、#64高木 虎之介がコースイン。

  2周目のタイムは、1'19.282。
  3周目のタイムは、1'18.728。
  4周目のタイムは、1'17.802。#19黒澤のタイムは更新できず暫定2位。
 これで、#19黒澤のフロント・ロウが確定した。

 最後に、予選で圧倒的な速さを見せた#9ペドロ・デ・ラ・ロサがコース
イン。

  2周目のタイムは、1'18.910。
  3周目のタイムは、1'17.629。#64高木のタイムを上回り暫定2位。
  4周目のタイムは、1'17.280。#19黒澤のタイムを抜いて、ポール
 ポジションを獲得した。


 SSは終了し、上位6位のグリッドは、次のように決定した。


  #9ペドロ・デ・ラ・ロサ  1'17.280
  #19黒澤 琢弥       1'17.475
  #64高木 虎之介      1'17.802
  #1ノルベルト・フォンタナ 1'17.882
  #20影山 正彦       1'18.048
  #11光貞 秀俊       1'18.197
----------
 報告:進藤 泰昭(GEA00555)

Formula Nippon

FN Rd.6:富士予選ノート

 13時30分、予定通りにグリーンフラッグが振られて、60分間の予選が開始さ
れる。富士の天気は、雲が多いものの、強い日差しが射している。

 残り56分、#37山田 政夫が1コーナーでスピン。コース上に停止したため
に赤旗が提示されて、予選は中断。#37山田は、自走してピットに戻る。

 この時点では、#18ラルフ・ファーマンの1'18.481がトップタイム。

 13時42分、予選が再開される。残り時間は、56分。

 残り48分、#19黒澤 琢弥が1'17.648で1位。#9ぺドロ・デ・ラ・ロサが
1'17.901で2位。#1ノルベルト・フォンタナも1'17秒台で3位に

 残り46分、#27影山 正美が1'18.492で5位。

 残り40分での順位は、1位#19黒澤、2位#9デ・ラ・ロサ、
3位#1フォンタナ、4位#64高木 虎之介、5位#27影山 正美、
6位#55金石 勝智。

 #10飯田 章が5位に上昇。

 残り39分、#11光貞 秀俊が1'18.481で6位。続く周回もタイムを短縮し、
1'18.344で5位へ。

 残り35分、この頃から一面に雲が広がり、晴れ間が無くなる。

 残り34分、#9デ・ラ・ロサが1'17.642。1位。
#63OSAMUがスピン、再スタート。

 残り30分での順位は、1位#9デ・ラ・ロサ、2位#19黒澤、
3位#1フォンタナ、4位#64高木、5位#11光貞、6位#10飯田。
 4位#64高木までが1分17秒台。

 残り28分、#55金石が5位までタイムアップ。

 残り21分、#63OSAMUがスロー走行。

 残り20分、上位の順位は変動なし。

 残り18分、#20影山 正彦が1'18.272で6位。

 残り15分での順位は、1位#9デ・ラ・ロサ、2位#19黒澤、
3位#1フォンタナ、4位#64高木、5位#55金石、6位#20影山兄。
 #27影山弟が1分17秒台で4位へ。

 残り14分、#11光貞が1'17.896で4位。#27影山弟はさらにタイムを短縮
して、1'17.701で3位。

 残り13分、#56本山 哲が1'17.833で5位。タイムを短縮して1'17.774で
4位へ。

 残り10分での順位は、1位#9デ・ラ・ロサ、2位#19黒澤、
3位#27影山弟、4位#56本山、5位#1フォンタナ、6位#光貞。
 #8脇坂 寿一が1コーナーでコースアウト。グラベル捕まり、マシンを
降りた。

 残り5分、#20影山兄が1位を奪うも、その直後に#64高木が1'17.037で
1位。

 残り4分、#19黒澤が4位。

 残り3分、#11光貞が1'17.050で2位。#9デ・ラ・ロサが1'16.573で1位。

 残り2分、#64高木も1'16.819で2位へ。#2エステバン・トゥエロ、
#19黒澤もタイムを短縮。

 残り1分、#9デ・ラ・ロサが1'16.342まで、タイムを短縮。

 そして、チェッカー。上位6台はSSへ進む。

 1位 #9デ・ラ・ロサ 1'16.342
 2位 #64高木     1'16.819
 3位 #11光貞     1'16.927
 4位 #1フォンタナ  1'16.984
 5位 #19黒澤     1'17.018
 6位 #20影山兄    1'17.106
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 報告:進藤 泰昭(GEA00555)

スーパーN1耐久

N1-Rd5:菅生N1レース結果

スーパーN1シリーズ菅生 -RIJ- (1997-08-24) Provisional Race Results
For Super N1 Endurance Series スポーツランド菅生(J) : 3.704km

 P No. Driver(s)-------------- Car---------------- Lap --GoalTime- -km/h--
 1  32 1 横島 久/竹内浩典     Nissan Skyline GT-R 135 3:48'43.419 131.173
 2  44 1 田中  実/新田守男     Nissan Skyline GT-R 135   -  33.279 130.856
 3  19 1 木下隆之/川崎哲哉     Nissan Skyline GT-R 133   -   2Laps 
 4  33 2 村松康生/三好正己     Mitsubishi Lancer   131   -   4Laps 
 5  52 4 西垣内正義/渡辺 明   Honda Civic         130   -   5Laps 
 6  27 2 長島正與/牧口規雄     BMW M3              130   -   5Laps 
 7  54 4 浅見  武/山内伸弥     Honda Civic         130   -   5Laps 
 8  60 4 鈴木恵一/赤尾文夫     Honda Civic         130   -   5Laps 
 9  53 4 原  貴彦/小林敬一     Honda Civic         130   -   5Laps 
10   4 2 榎本広行/坂本幸一     BMW M3              129   -   6Laps 
11  29 3 中谷誠志/高木雅宏     Honda Integra       128   -   7Laps 
12  30 3 小林正吾/奥山高志     Honda Integra       128   -   7Laps 
13  58 4 吉田寿博/山野哲也     Honda Civic         128   -   7Laps 
14  28 2 佐藤清治/佐藤淳       Honda Integra       128   -   7Laps 
15  68 4 福田よしのぶ/水野昇太 Honda Civic         127   -   8Laps 
16  72 4 藤田隆之/セバスチャン・マルティノHonda Civic         127   -   8Laps 
17  93 4 渋谷勉/服部吉男       Honda Civic         127   -   8Laps 
18   5 1 山路慎一/斎藤 茂     Nissan Skyline GT-R 127   -   8Laps 
19  22 3 古橋譲/玉木秀幸/日下部保雄 Honda Integra  126   -   9Laps 
20  15 3 松浦俊之/伊藤勝一     Opel Astra          126   -   9Laps 
21  37 3 雨宮栄城/陳俊杉/大森昇Toyota Cerica       124   -  11Laps 
22  43 1 佐々木朝雄/菅谷有朋   Nissan Skyline GT-R 123   -  12Laps 
23  31 2 鈴木学/竹添詩枝/平山繁延 Nissan Silvia    122   -  13Laps 
24  69 4 成澤隆二/佐藤伸也/大友このむ Toyota Carol 122   -  13Laps 
25   7 3 元谷宏大/黒木健次     Honda Prelude       120   -  15Laps 
26  39 3 井田雅彦/磯田尚孝     Honda Integra       119   -  16Laps 
27  26 2 川口法行/内堀篤史/添田正 Mitsubishi Lance 101   -  34Laps 
28  10 3 竹内純二/山梨順一/小泉淳一 Honda Prelude   98   -  37Laps 
29  13 1 木下みつひろ/菊池 靖 Nissan Skyline GT-R  98   -  37Laps 
------------------------------ DNC --------------------------------------
     3 2 吉富 章/小暮吉則     Nissan Skyline GT-R  89   -  46Laps 
     1 1 粕谷俊二/見崎清志     Nissan Skyline GT-R  88   -  47Laps 
    35 2 岡田憲久/陳維良/青砥浩史 Toyota MR2        87   -  48Laps 
    20 2 小川日出生/細野智行/小林且雄 Mits. Lancer  78   -  57Laps 
    23 1 砂子智彦/福山英朗     Nissan Skyline GT-R  59   -  76Laps 
    34 2 瀬在仁志/桂  伸一     Mitshubishi Lancer   52   -  83Laps 
    36 2 村尾真吾/舘 信吾     Toyota Cerica GT-4   42   -  93Laps 
    51 4 土屋武士/千田富之     Mitsubishi Mirage    16   - 119Laps 
    18 2 新宅文亮/伊藤隆文/梶岡悟 Mazda RX-7         1   - 134Laps 
    91 4 井人宏之/奥田 敦    Honda Civic            1   - 134Laps 
**************************************************************************

* Fastest Lap Time : 1'33.828 (142.125 km/h) 横島 久  On 2/135 Lap

           提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/菅生
         * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

スーパーN1耐久

N1-Rd5:菅生N1予選結果

スーパーN1シリーズ菅生 -RIJ- (1997-08-24) Qualifying-Session
For Super N1 Endurance Series スポーツランド菅生(J) : 3.704km

 P No. Driver(s)-------------- Car---------------- Best-LapT -Behind -km/h--
 1  32 1 横島 久/竹内浩典     Nissan Skyline GT-R  1'31.764         145.312
 2   1 1 粕谷俊二/見崎清志     Nissan Skyline GT-R  1'32.351   0.587 144.388
 3  13 1 木下みつひろ/菊池靖   Nissan Skyline GT-R  1'32.549   0.785 144.079
 4  44 1 田中  実/新田守男    Nissan Skyline GT-R  1'32.597   0.833 144.005
 5  23 1 砂子智彦/福山英朗     Nissan Skyline GT-R  1'32.876   1.112 143.572
 6   5 1 山路慎一/斎藤 茂     Nissan Skyline GT-R  1'33.401   1.637 142.765
 7  19 1 木下隆之/川崎哲哉     Nissan Skyline GT-R  1'34.196   2.432 141.560
 8   3 2 吉富 章/小暮吉則     Nissan Skyline GT-R  1'36.010   4.246 138.886
 9  33 2 村松康生/三好正己     Mitsubishi Lancer    1'36.749   4.985 137.825
10  36 2 村尾真吾/舘 信吾     Toyota Cerica GT-4   1'36.850   5.086 137.681
11  43 1 佐々木朝雄/菅谷有朋   Nissan Skyline GT-R  1'36.966   5.202 137.516
12  27 2 長島正與/牧口規雄     BMW M3               1'37.855   6.091 136.267
13  18 2 新宅文亮/伊藤隆文/梶岡悟 Mazda RX-7        1'37.955   6.191 136.128
14  60 4 鈴木恵一/赤尾文夫    Honda Civic          1'38.312   6.548 135.633
15  52 4 西垣内正義/渡辺 明   Honda Civic          1'38.784   7.020 134.985
16  91 4 井人宏之/奥田 敦    Honda Civic          1'38.809   7.045 134.951
17   4 2 榎本広行/坂本幸一    BMW M3               1'38.902   7.138 134.824
18  58 4 吉田寿博/山野哲也    Honda Civic          1'38.903   7.139 134.823
19  31 2 鈴木学/竹添詩枝/平山繁延 Nissan Silvia     1'39.134   7.370 134.509
20  54 4 浅見  武/山内伸弥     Honda Civic          1'39.326   7.562 134.249
21  30 3 小林正吾/奥山高志     Honda Integra        1'39.583   7.819 133.902
22  28 2 佐藤清治/佐藤淳       Honda Integra        1'39.729   7.965 133.706
23  10 3 竹内純二/山梨順一/小泉淳一 Honda Prelude   1'39.802   8.038 133.609
24  93 4 渋谷勉/服部吉男       Honda Civic          1'39.906   8.142 133.469
25  53 4 原  貴彦/小林敬一     Honda Civic          1'39.939   8.175 133.425
26  51 4 土屋武士/千田富之     Mitsubishi Mirage    1'40.039   8.275 133.292
27  68 4 福田よしのぶ/水野昇太Honda Civic          1'40.541   8.777 132.626
28  29 3 中谷誠志/高木雅宏     Honda Integra        1'40.954   9.190 132.084
29  26 2 川口法行/内堀篤史/添田正 Mitsubishi Lance  1'40.963   9.199 132.072
30  34 2 瀬在仁志/桂  伸一    Mitshubishi Lancer   1'41.109   9.345 131.881
31  20 2 小川日出生/細野智行/小林且雄 Mits. Lancer  1'41.228   9.464 131.726
32   7 3 元谷宏大/黒木健次     Honda Prelude        1'41.697   9.933 131.119
33  15 3 松浦俊之/伊藤勝一    Opel Astra           1'41.722   9.958 131.087
34  39 3 井田雅彦/磯田尚孝     Honda Integra        1'42.051  10.287 130.664
35  72 4 藤田隆之/セバスチャン・マルティノHonda Civic          1'42.105  10.341 130.595
36  69 4 成澤隆二/佐藤伸也/大友このむ Toyota Carol  1'42.132  10.368 130.560
37  37 3 雨宮栄城/陳俊杉/大森昇Toyota Cerica        1'42.326  10.562 130.313
38  22 3 古橋譲/玉木秀幸/日下部保雄 Honda Integra   1'42.809  11.045 129.701
39  35 2 岡田憲久/陳維良/青砥浩史 Toyota MR2        2'00.000  28.236 111.120
****************************************************************************

           提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/菅生
         * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

Formula Nippon

FN_NEWS:もてぎ公式走行会結果

                デ・ラ・ロサ貫祿のトップタイム!
                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  8月20、21日の2日間にわたり、ツインリンクもてぎにおいてフォーミュ
ラ・二ッポン第5回公式走行会が行われ、各チームが初のコースに挑んだ。
  初日は高木虎之介が1分34秒台でトップに立ったが、2日目午後には続々と
34秒台に入り、終了5分前にフォンタナが33秒台に突入。そして、最終ラッ
プにポントリーダーのP.デ・ラ・ロサが33秒602の非公式コースレコード
をマークして走行会を締めくくった。
  目立ったところでは、ANABUKI 童夢無限の脇阪寿一が久々に元気なところをみ
せている。

  なお、LeMansのトゥエロは不参加。PIAA  NAKAJIMAの高木
虎之介は週末のベルギーGPポルシェカップ参戦のため20日のみ参加。
  チーム名をSRILANKA LEYJUN からLEYJUNに変更。D.マラガムワに代えてOSA
MU(中嶋修)で後半を戦うことになったLEYJUNは#63号車でそのOSAMUと
久々にフォーミュラに乗る桧井保孝が走行した。
  また、F4などで活躍の高橋毅がかもめサービスMIRAIから初参加している。

  SESSON1 8/20 am 天候:晴れ  コース:ドライ
  SESSON2 8/20 pm 天候:晴れ  コース:ドライ
  SESSON3 8/21 am 天候:晴れ  コース:ドライ
  SESSON4 8/21 pm 天候:晴れ  コース:ドライ

●タイム(2日間のベストタイム順)*Best Time
P.-No.Name-----------Team------------Time Ses.1----Ses.2----Ses.3----Ses.4---
 1  9 P.デ・ラ・ロサ SHIONOGI NOVA        1'36.929 1'35.907 1'35.288*1'33.602
 2  2 N.フォンタナ   LeMans               -------- 1'36.488 1'35.431*1'33.899
 3 11 光貞秀俊       CERUMO               1'36.202 1'37.120 1'35.835*1'34.008
 4  8 脇阪寿一       ANABUKI 童夢無限     1'38.482 1'37.120 1'35.835*1'34.564
 5 28 山本勝巳       NAVI CONNECTION      1'52.502 1'37.212 1'36.544*1'34.631
 6 20 影山正彦       IMPUL                1'38.847 1'36.773 1'35.870*1'34.665
 7 55 金石勝智       FUNAI SUPER AGURI    1'38.248 1'36.066 1'36.490*1'34.755
 8 65 高木虎之介     PIAA NAKAJIMA        1'36.682*1'34.880 -------- --------
 9 27 影山正美       NAVI CONNECTION      1'38.398 1'37.032 1'36.415*1'34.888
10 64 山西康司       PIAA NAKAJIMA        1'38.028 1'38.302 1'37.136*1'35.022
11 33 鈴木利男       かもめサービスMIRAI  1'38.330 1'36.543 1'37.346*1'35.170
12 19 黒澤琢弥       IMPUL                1'37.705 1'36.716 1'35.352*1'35.326
13  6 田嶋栄一       5ZIGEN               1'39.335 1'38.562 1'37.945*1'35.394
14 18 R.ファーマン   TMS                  1'38.719 1'37.323 1'35.506*1'35.442
15 10 飯田  章       SHIONOGI NOVA        1'37.901 1'36.550 1'36.501*1'35.485
16 56 本山  哲       FUNAI SUPER AGURI    1'36.896 1'37.053 1'36.471*1'35.636
17 21 田中哲也       ビィブライズ  アスカ 1'40.026 1'39.290 1'37.230*1'35.798
18 34 A.ボルドリーニ オートテックSTELLAR  -------- -------- --------*1'35.808
   35 A.ボルドリーニ オートテックSTELLAR  1'42.171 1'39.072 1'37.510 --------
19  3 川本  篤       ASAHI KIKO           -------- 1'39.998 1'38.002*1'37.031
20  5 M.グーセン     5ZIGEN               -------- 1'45.995*1'37.071 1'37.132
21 34 A.G-スコット   オートテックSTELLAR  1'45.564 1'38.398*1'37.141 --------
22 17 近藤真彦       TMS                  1'41.175 1'38.954*1'37.176 1'37.518
23 63 中嶋修/桧井保孝LEYJUN               1'42.499 1'41.426 1'40.239*1'37.415
24 62 戸田哲史       LEYJUN               1'40.657 1'39.499 1'39.311*1'38.036
25 32 高橋  毅       かもめサービスMIRAI  1'45.929 1'41.508 1'39.589*1'38.894
26 36 玉中哲二       タカギB-1            1'44.092 1'41.635 1'40.210*1'38.933
27 37 山田政夫       タカギB-1           *1'46.049 -------- -------- --------


●使用マシン
P.-No.Name-----------Team-----------------シャーシ/エンジン--------------
 1  9 P.デ・ラ・ロサ SHIONOGI NOVA        ローラT97-51 /無限MF308
 2  2 N.フォンタナ   LeMans               レイナード97D/無限MF308
 3 11 光貞秀俊       CERUMO               ローラT96-52 /無限MF308
 4  8 脇阪寿一       ANABUKI 童夢無限     童夢F104R    /無限MF308
 5 28 山本勝巳       NAVI CONNECTION      レイナード96D/無限MF308
 6 20 影山正彦       IMPUL                ローラT95-50 /無限MF308
 7 55 金石勝智       FUNAI SUPER AGURI    レイナード96D/無限MF308
 8 65 高木虎之介     PIAA NAKAJIMA        レイナード97D/無限MF308
 9 27 影山正美       NAVI CONNECTION      レイナード97D/無限MF308
10 64 山西康司       PIAA NAKAJIMA        レイナード97D/無限MF308
11 33 鈴木利男       かもめサービスMIRAI  レイナード97D/無限MF308
12 19 黒澤琢弥       IMPUL                ローラT96-52 /無限MF308
13  6 田嶋栄一       5ZIGEN               レイナード96D/JUDDKV-II
14 18 R.ファーマン   TMS                  レイナード97D/無限MF308
15 10 飯田  章       SHIONOGI NOVA        ローラT97-51 /無限MF308
16 56 本山  哲       FUNAI SUPER AGURI    レイナード97D/無限MF308
17 21 田中哲也       ビィブライズ  アスカ ローラT95-50 /無限MF308
18 34 A.ボルドリーニ オートテックSTELLAR  ローラT96-51 /無限MF308
   35 A.ボルドリーニ オートテックSTELLAR  レイナード96D/無限MF308
19  3 川本  篤       ASAHI KIKO           レイナード96D/無限MF308
20  5 M.グーセン     5ZIGEN               レイナード96D/無限MF308
21 34 A.G-スコット   オートテックSTELLAR  ローラT96-51 /無限MF308
22 17 近藤真彦       TMS                  レイナード97D/無限MF308
23 63 中嶋修/桧井保孝LEYJUN               レイナード96D/無限MF308
24 62 戸田哲史       LEYJUN               レイナード94改/無限MF308
25 32 高橋  毅       かもめサービスMIRAI  レイナード96D/無限MF308
26 36 玉中哲二       タカギB-1            ローラT95-50 /無限MF308
27 37 山田政夫       タカギB-1            ローラT94-50 /無限MF308


  情報提供:JRP  フォーミュラ・ニッポン事業本部

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Formula Nippon

FN_NEWS:もてぎで中嶋vs亜久里ドリームマッチ開催

              ツインリンクもてぎオープン特別企画
                中嶋vs亜久里ドリームマッチ開催!

  9月28日、新たにオープンしたツインリンクもてぎでフォーミュラ・ニッポ
ン第8戦が行われるが、この決勝前にサーキットのオープンを祝う特別イベント
として中嶋悟、鈴木亜久里両監督によるドリームマッチが行われることが発表さ
れた。マシンはFニッポンの自チームのマシンを使用。レースは真剣勝負?で行
われる予定とのこと。

  F1GP参戦の経歴を持つ両氏。、亜久里監督は現役ドライバーとしてGT選
手権、ルマン24時間などに参戦しているものの、中嶋監督が走るのは久しぶり
のこと。
  8月20日(水)ツインリンクもてぎで行われた記者会見では、中嶋監督は
「山西からマシンを奪って走ってみたんですが、10周しかできませんでした。
ピットインを繰り返していたのはセッティングではなく休憩です。電池不足気味
ですが真剣にがんばります」と体力に不安をちらつかせながらも闘志を燃やし、
片や亜久里監督は「中嶋先輩と一緒に走れることになって光栄です。トラの話で
は中嶋さん、低速コーナーはいいんだけど、高速コーナーではアクセル戻してい
るって言ってました。当日を楽しみにしています」と、現役ドライバーらしく余
裕をみせた。


  情報提供:日本レースプロモーション(JRP)

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全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.4/8

                     ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
                       1997  GT INSIDE REPORT
   Round 4 JAPAN SPECIAL GT CUP                                 10 Aug.'97
   Inside Report Special          インサイドレポート 特集       FMOTOR4版
 -------------------------------------------------------------------------
'97GTC第4戦 JAPAN SPECIAL GT CUP
       ◎カーナンバー前の"#"はGT500クラス、"*"はGT300クラスを表します

GTインサイドレポート・スペシャル

GT300クラス・エントラントにきく
「GT300は今後どうあるべきか」

 シーズンも半ばを過ぎ、GT300クラスのエントラント数が増加するとともに勢力分
布も大幅に変わってきた。ラップタイムも上がり、全体のレベルアップは著しい。た
だ、そうしたなかで一部のエントラントからはレギュレーションその他に関する不満
も聞かれる。各エントラントは現状をどう考え、今後どういう方向に進むことを望ん
でいるのか、GT300関係者に話を聞いた。(掲載順不同)

*25つちやMR2  土屋春雄代表
「GT300クラスは今のところチームどうしの隠しごともないし、いい雰囲気だと思い
ますよ。ウチもなにも隠してない、すべてオープンにやってますから。そもそも、
ウチのクルマはなにも特別なことはしていないんですよ。カーボンなんかリヤウィ
ングだけで、ほかに高価な素材を使っているわけじゃないし、すべてアルミとスチー
ルですから。GT300クラスまでおカネのかかる方向にいってしまうのは反対です。だ
から、そういうおカネのかかる部分だけはしっかり規制して、あとは自由というレ
ギュレーションがいいんじゃないかな。その枠内で速くするのは、それはチームの
技量ですから。競争をやっているわけだから、ムリに抑えつけてしまうことはない。
ただ、特認車という制度はちょっとどうかと思います。特認さえ通ればなんでもOK
というのでは、レギュレーションでしばる意味がないでしょう。まあ、ウチはずっ
とGT300を続けるつもりはありませんから。ボクは新しいことにチャレンジするのが
好きなんですよ。勝って当たり前のレースになっちゃったら続ける気はありません」

*70外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋義三
「できるだけ均一化を図ってほしい。現状ではメーカー色が濃く見えるチームが有利
になっているように思える。確かに今年、ポルシェも勝ってはいるが、予選タイムを
みれば差は歴然としている。プライベーターの『神聖なる花園』(笑)は守ってほし
い。外国車に対する規制が厳しすぎると海外から反発されるよ。通産省あたり、圧力
がかかるかもしれないよ(笑)。規制緩和しなくちゃ。ポルシェというベーシックな
クルマ、いわば参考書があるのだから、それを中心にして、ほかを合わせていけばい
いと思うんだけどね。底辺からの盛り上がりがレースを支えているんだから、そうい
うプライベーターのことを考えた、バランスのとれた規制を望みます。リミッターと
いうのもひとつの手じゃないかな。ウェイトハンデというのは、クルマのバランスや
安全性を考えるとあまり賛成できない」

*81 ダイシン シルビア 大八木信行
「台数は去年よりも多少増えてきたけれど、もう少し出てきやすいレギュレーション
にはならないものでしょうか? GT300クラスもターボ車ばかりなので、NAの形で
も、もう少し出られたりしたほうがいいですね。NAでもターボ車と一緒に走れるよう
な、もう少し細かなレギュレーションにしてほしいと思います。GT300もGT500も、プ
ライベーターでは同様のことが起きているでしょう。もっと細かく重量なり規定して
ほしい。ル・マンなんかもそうでしょうから」

*19 RS☆Rシルビア 福山英朗
「エンジン性能を揃えていかないとダメでしょう。リストリクターにしても『遅い
からリストリクターなし』なんてやると、コーナーは遅くてストレートはバカッ速い
マシンになってしまい、我々がワリを食う。足回りがノーマルでリストリクターな
しで速いようなチームがあるでしょう。できれば、そういうのはないほうがいい。
それよりもGT300クラス全体の人気が出ることが優先だし、ガタガタ言うつもりはな
いですね」

*21 ダンロップ-BP-BMW 一ツ山 康
「一概には言えないけれど、ポルシェはこういうコースは本来速いし、シルビアや
MR2も安定してきた。ウチらはどこへいっても同じようなクルマですから(笑)。あ
る程度の見直しは必要でしょう。*25のMR2はダントツで速いですからね」

*71 シグマテック911 星野 薫
「あまりにもしょっちゅうレギュレーションが変わりすぎて、去年から今年にかけ
てはとくにそのスピードが早い。今回もフェラーリが急に速くなって『なんだ?』っ
て思う。だいたい一緒のレギュレーションにしてくれないと、せめて去年のルール
ぐらいにしてくれないと厳しい。国産車はグリッドがみんな前でしょう。GT500ク
ラスと同じような緩和措置がほしいです」

*72 WAKO'S BMW M3 牧口規雄
「毎回毎回見直してもらって、2戦ごとぐらいにイコールにできるようなレギュレー
ションに変えてほしい。日本のレースだし、外車をしめ出したい、勝たせたくないと
いうのはわかるけど、ある程度は考えてほしい。ウチは2.5リッター1台だけで少数
派なんですが、リストリクターが不利になっている。JAFに言うと、『2リッターでや
れば』と言われちゃう。大きくしたものは小さくできないですよ。最初から2.5リッ
ターで出ているのに、去年勝手に50kg重くなって、嘆願書で1トンになったと思った
らリストリクターでしょう。ターボにしようかと思ったけど1台ではなかなかむずか
しい。来年、予算が取れればクルマを替えたいと思っている。ポルシェではやらない
けど(笑)。我々が遅いわけではなく、回りが急速に進歩してるんですよ」

*55 Castrol SF RX7 長島正明
「GT500とGT300が混走しているわけですが、ドライバーのなかには横柄な人がいるん
ですよ。『こっちから抜いて』と手で合図すると、ベテランドライバーは手を挙げて
マナーよく抜いていくんです。ところが、なかには幅寄せしてくる元F1ドライバーな
んかがいて、走りながらカーナンバーとピットナンバーを把握して、後で弱小チーム
に怒鳴り込んできたりします。この動体視力はさすが元F1ドライバーと思いますが。
GT300でも堂々と走れるレースにしてほしい。富士は上限のタイムが1分37秒ぐらい
にしてほしいですね。35秒はもうGT500クラスのタイムですよ」

*910 ナインテンポルシェ 袖山誠一
「噂で聞いたGT500とGT300でレースを分けるのは、同日開催ならいいかなと思う。
GT300に、自分たちでクルマを造っている人たちがもっと増えれば、本来のGTレース
の主旨ににあったものになると思う。初年度でプライベートのGT-Rが2位になると
かあったでしょう。参加しようという気になるレース内容にしてくれないと。MR2
にしても、ああいうクルマにメーカーが本腰で力を入れたら後ろのほうからエント
ラントがいなくなっちゃう。ポルシェはあまり速さは変わらないというか、やりよ
うがあまりない。チューナーが日本にはいないのも理由のひとつで、ボクらも買っ
たままのマシンです。ターボ車は、最高出力は300馬力だとして、特性を途中でトル
クを太らせたりできます。ポルシェのリストリクターも考えてほしい。重量かリス
トリクターのいずれかで制限をかけるわけですが、この辺は検討してほしい。だん
だんつまんなくなっちゃうと困るから。RE雨宮はプライベーターで成果が出ている
んで、あの辺のレベル、我々よりちょっと上ぐらいのポテンシャルで戦えればいい
んじゃないかな」

*26 タイサン スターカードRSR 新田守男
「今まではポルシェが速いから規制してきたわけで、今度は国産勢が速くなったん
だから同じことをやってほしい。対応は国産車よりむずかしいし、パーツなんかも
ポルシェから人が来てもコンピュータはいじれなかったりするんです。エンジンの
仕様はリストリクターの径に合わせて向こうから来ている。また、テレビなんか見
ていてもメインはGT500。だったら、もうGT500だけでやってくれても構わないと思
っちゃう。みんな平等にテレビなんかのメディアで取りあげてくれないと。インタ
ビューしてオンエアされないならまだわかるんですけど、現状は取材に来てもくれ
なかったりしますから」

*91 バーディークラブ・MR-2 松永雅博
「レギュレーションはいいところまで来ていると思う。土屋さんのところは異常に
速いけれど、他はレベル的には差はない。ただ、ホントの意味の実力でいえば、土
屋さんのところが本来の姿で、みんなが頑張らなきゃいけないのかもしれません。
でも、そうするとリスクが大きくなりますよね。速いほうを落とすか、遅いほうが
速いほうに合わせるか、リストリクターを変えれば追いつくとは思いますが…。
GT300クラスもレースとしてはおもしろいと思います。N1耐久も4クラスのほうがお
もしろいですから。ただ、GTはたとえGT300クラスとはいっても全日本選手権なん
で、GT500と同じように扱ってほしい。決勝でGT300とGT500に分けて2つのレースを
やるのも見ているほうにはおもしろいかもしれないですね。今は誰もGT300クラス見
ていないし、順位もわからないでしょう。テレビの放映にしても3分の1ぐらい分
けてもらえれば、前のほうを走ったら一瞬でもちゃんと映るでしょう」

*6ワイズダンロップBPMR2 *60ワイズダンロップBPキャバリエ 平岡寿道エンジニア
「現状は盛り上がっていいんじゃない? GT500クラスみたいなワークス化はない
でしょう。AグループとBグループに分かれてしまっている感じはありますけど。去
年と比べたらGT300クラスのレベルアップがすごいから、去年は手抜きレースでも表
彰台に上がれたりしたけれど、今年は完璧なレースをやらないと勝てない。まあ、
やり甲斐はありますけれどね。レギュレーションの公平不公平はしょうがないでし
ょう。GTはJTCCと比べたら、あやふやな灰色の部分があるわけで、やりやすいと言
えばやりやすい。情報さえ早くもらえれば、レギュレーションは今のままでいいと
思います。JTCCみたいに厳しくなったらおもしろくないでしょう。緩和にしても、
パワーが大きくなるとカネがかかるわけで、費用は抑えてもらって、カネのかから
ない範囲で自由にできればいいんじゃないでしょうか。解釈の違いはどの世界でも
あることです。つちやMR2の速さはオヤジさんのレース経験の差でしょう」

*7 RE雨宮SuperG RX7 雨宮勇美代表
「GT300クラスは見た感じつちやMR2だけが速い。ドライバーの差はあるかもわかん
ないけど…。イコールかって言われても、あまりにも差がある。37秒台には6~7
台いて、おもしろいレースだけど、トップとはかけ離れている。レギュレーション
の問題は、とくにはないでしょう。BMWもある程度速いクルマはいるし、フェラーリ
もたまたま1台速いだけでしょう」

*20 アイ・オートGABポルシェ 須賀宏明
「現在のGT300クラスは、やはり純粋なプライベーターが上位に加われる状態ではな
いですね。ただ基本的に、イコール・コンディションにする気があるのなら、レギ
ュレーション的には納得できると思います。もちろん希望を言えばポルシェに有利
なようにしてほしいですけど、言い出せばキリがないですからね。ただプライベー
ターのポルシェ・ユーザーは発言力が弱いので、なかなか自分たちの思うところが
伝わりにくいところがあります。我々としては、やはりもう少し多くのチームがダ
ンゴ状態で上位を争えるようなレースになってくれるといいなと思っています。そ
のためには、ある程度遅いマシンに合わせるような規定、それも重量を軽くするの
ではなく、リストリクターを小さくする方向でレギュレーションを考えてもらいた
いというのが望みです。たとえば同じポルシェでも、タイサンさん、ナインテンさ
んなどが使っているGT2ベースのNAマシンと、我々のようにRSから改造をしているク
ルマとでは根本的に違うんです。だってGT2のNA版は室内でスタビ調整ができるシス
テムまでついているのに、RSではエアジャッキすら自分たちでつけなくてはいけな
いんですから。もちろんおカネをかければいいマシンを手に入れることもできます
が、それではこのクラスに出場する意義がわからなくなりますからね。ですから基
本的には、おカネをかけずに多くの参加車が上位を争えるような方向が理想です。
とにかく参加台数が増えて、いいレースができれば、お客さんも増えるし、スポン
サーもとりやすいという好循環になるんですから」

*27/28 チームFCJフェラーリ 兼子監督
「GT300クラスの参加車のなかでもウチは特殊な存在でしょうね。まったく1からク
ルマを造らなければいけないうえに、一つのパーツが他車より何倍、何十倍という
金額になりますし、しかもそれだけかけたおカネに見合うものが得られるわけでは
ないんですからね。これはもう情熱だけでやっているといっても過言ではないと思
います。我々はプライベーターですから、ステップ・バイ・ステップでクルマをよ
くしていかなければいけないわけです。ところがレギュレーションに関して変更の
要望やお願いを提出しても、レスポンスが悪くて大変困ることがあります。例えば
我々のマシンは、5バルブという特殊な機構を持つエンジンなために、リストリク
ターで高回転を絞られると非常に苦しい部分がある。それでシーズン開幕前に、な
んとか5バルブという構造に対して考慮してほしいという旨の要望を出していたの
です。それが今回のレースの直前になってようやく回答がきたわけです。しかもそ
のレスポンスの悪さもさることながら、内容が『リストリクターの0.7mm拡大を認め
るかわりに100kgのウェイトを搭載せよ』というものだったんです。シーズン前は確
かに重量が重かったのですが、すでに開発がかなり進んでいて、今は1100kgを切っ
ていますので、もうこの規定では意味がなくて、結局*27のほうはこれを採用しませ
んでした。もう1台の*28のほうはこれを今回適用しましたが、決して有利な条件と
は言えないですね。この件に関しては、私はいわゆる特認として個別のクルマを救
済するのではなく、構造上の違いを細かくきちんとレギュレーションに反映しても
らいたいと思っています。例えば5バルブ、4バルブ、3バルブ、2バルブでそれ
ぞれなんらかの違いを設ける、といったことですね。それらを踏まえた上でイコー
ル・コンディションにしてほしいと思います。私は、現在のGT300クラスは、実際に
戦ってみて、非常におもしろいと思っています。GT500クラスでやっても一緒だった
かな、とも思いますが、ここまで来たからには、来年チャンピオンを狙うくらいの
活躍をしたいと思っています。まあレースですから参加車両に性能差があることは
仕方ありません。MR2が速いのもわかっていますし、ポルシェでやればもっと簡単に
勝てるかもしれません。でも我々は、フェラーリでやることによって夢を語れると
思うんです。フェラーリ・ファンの声援を感じながらレースをしているんです。こ
のクルマでレースをしたい、というクルマがあるからレースをやる。私はレースと
いうのはそういうものだと思っているんです」

*16 YB BMW 325iクーペ 関根基司
「現在のGT300は決していい状態にあるとは思わないですね。というのも、メーカー
主導型のクルマが出てきて、レースが明らかに変わってしまったものですから。
GT300はプライベーターが盛り上げてきたカテゴリーです。GT500がメーカー主導に
なるのはしかたがないと思いますが、GT300にメーカーの力が及ぶのはちょっと違う
と思うんです。もちろん我々にも努力は必要だと思いますが、このままではプライ
ベーターはまったく上位入賞が望めなくなってしまいます。ですから今のうちにな
んらかの方策を考えなければいけないと思うんです。たとえば、分けかたはむずか
しいとは思いますが、純粋なプライベーターとセミワークスは区別するとか、シー
ケンシャルは禁止するとかによって、なるべくおカネがかからない方向で、より性
能が近づくことが望みですね。プライベーターでも、トップとほぼ同じスピードで
走れて、そのうえで勝ち負けが決まるような、努力に見合った結果が得られるよう
なレースが理想だと思っています。たとえば、国産メーカーが今我々が使っている
BMWと同じような価格でマシンを放出してくれるのならそれも魅力ですが、仮にそう
なった場合でも、メーカー直系のチームのマシンはどんどん進化しますからね。こ
れも問題があると思います」


*このレポートのデータの無断引用を禁じます。
*メディア関係者の方でデータがご入用の方は古屋までメールでご連絡ください。

以上
                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.4/7

                     ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
                       1997  GT INSIDE REPORT
   Round 4 JAPAN SPECIAL GT CUP                                 10 Aug.'97
   Inside Report                 インサイドレポート 3          FMOTOR4版
 -------------------------------------------------------------------------
'97GTC第4戦 JAPAN SPECIAL GT CUP
ポイントランキングTop10

ドライバーポイント
[GT500]
                  Rd.1  Rd.2  Rd.3 Rd.4  Rd.5  Rd.6
                  3/30  5/4  6/29 8/10  10/5   10/26
Pos. No. Driver      合計 Suzuka FUJI Hiland FUJI  MINE  SUGO
----------------------------------------------------------------------------
1  39 影山正美       63  15   20    8  20
2  39 谷川達也       48   -   20    8  20
3  36 M.クルム/P.デ・ラ・ロサ    47      12   20  15
4   2 鈴木亜久里      46  20   10   15   1
5  37 関谷正徳/鈴木利男  42  12    6    12  12
6   2 E.コマス       36  20    -   15   1
7   3 長谷見昌弘/田中哲也 33  10   15    2   6
8  38 竹内浩典/金石勝智  19   4    2   10   3
9   12 本山 哲       18   6        6   10
10 39 O.グルイヤール     15  15    -    -    -


[GT300]
                  Rd.1  Rd.2  Rd.3 Rd.4  Rd.5  Rd.6
                  3/30  5/4  6/29 8/10  10/5  10/26
Pos. No. Driver      合計 Suzuka FUJI Hiland FUJI  MINE  SUGO
----------------------------------------------------------------------------
1  26 鈴木恵一/新田守男  62  10   20   12  20
1  19 織戸 学/福山英朗  62  20   15   15  12
3  25 土屋武士/長嶋正興  40  12       20   8
4  910 袖山誠一       38  15    3   10  10
5   27 太田哲也       27      10    2  15
6   27 A.オロフソン     25      10   -  15
7   7 山路慎一/松本晴彦  20  -   12    8  
8  51 石原将光/池谷勝則  20   8    8   -   4
9  71 星野 薫/城内政樹  16   8    8   -   6
10  910 見崎清志       15  15   -   -  -



チームポイント
[GT500]
                   Rd.1  Rd.2  Rd.3 Rd.4  Rd.5   Rd.6
                   3/30  5/4  6/29 8/10  10/5  10/26
Pos. No. Team        合計 Suzuka FUJI Hiland FUJI  MINE  SUGO
-----------------------------------------------------------------------------
1 39  TOYOTA TEAM SARD    63      15    20       8  20
2 36/37/38TOYOTA Castorl TEAM 59      12    12      20  15
3 2/556 NISMO         47     20    10      15   2
4  3  ハセミ・モータースポーツ     33   10  15    2   6
5 12  HOSHINO RACING     18       8            10
6  5  TEAM 5ZIGEN      12    6       6  
7 510 RYOWA HOUSE Pacific TEAM CERUMO
                11   -  -    3     8
8 13  ENDLESS SPORT      7    3             4
9  8  POWER CRAFT       5    1       4
10 10  TEAM TMS        4       4


[GT300]
                   Rd.1  Rd.2  Rd.3 Rd.4 Rd.5   Rd.6
                   3/30  5/4  6/29 8/10 10/5  10/26
Pos. No. Team        合計 Suzuka FUJI Hiland FUJI MINE   SUGO
-----------------------------------------------------------------------------
1  26  TEAM TAISAN Jr    42   10  20   12  20
1 19 RS-Rレーシングチームwith BANDOH 50   20  15   15  12
3  25  土屋エンジニアリング    32   12      20   8
4  910 910 RACING       28   15   3   10  10
5 27/28 TEAM FERRARI CLUB OF JAPAN
                 27      10   2  15
6   7  RE雨宮レーシング   20      12   8    
7  51  コブラレーシングチーム     20    8   8   -   4
8  71  シグマテックレーシングチーム   16   -   6   4   6
9  81  TEAM DAISHIN     13    3   4   6
10  72  牧口エンジニアリング    12    4   2   3   3


*ポイント計算はGTインサイドレポート班による非公式のものです


*スペシャルレポートに続く

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                         GTインサイドレポート班
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GTインサイドレポート Rd.4/6

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       ◎カーナンバー前の"#"はGT500クラス、"*"はGT300クラスを表します

☆決勝日のトピック

#18 avex童夢 無限NSX
朝のフリー走行中、ヘアピンでマシンを止めた。ピットまで牽引されて戻って来た
後、すぐにチェックが開始された。どうやらエンジン・トラブルらしいが、エンジ
ンは昨夜積み替えたばかり。だが調べてみると、案の定エンジン。黒澤琢弥によれ
ば、「イッっちゃいました!」とのことで、ふたたび交換することになった。だが
NSXは、その構造上エンジン交換に時間がかかる。これまでの最短記録は6時間とい
われる(未確認情報)が、決勝スタートまでは5時間弱しかない。これからスタッ
フはエンジン交換の最短記録に挑むことになる。

*7 RE雨宮SuperG RX7(フリー走行GT300クラス1位)
松本晴彦「満タンで昨日皮ムキしたカットスリックでいったら路面とのマッチング
がよかった。(こんな路面なら)スタートはボクの予定」
山路慎一「スリックで行ったら、誰かがガソリンをコース上に撒いちゃってて、み
んな(アタックを)やめちゃったみたいだね」


◎GT500クラスの最高速チェック

             計測位置:メインストレート・エンド 単位:km/h
No.   マシン             予選1回目(8/9)  練習日総合(8/8)
---------------------------------------------------------------------------
#2    ZEXELスカイライン          284.5       285.0 
#3    ユニシアジェックススカイライン   282.6       282.8 
#8    POWER CRAFT SUPRA                289.6       286.8 
#12   カルソニックスカイライン         282.3       281.3 
#13   エンドレスアドバンGTR            282.6        -
#18   avex童夢無限NSX                  282.9       280.8 
#30   綜合警備PORSCHE                  283.4       286.3 
#36   カストロール・トムス・スープラ   288.1       286.8 
#37   カストロール・トムス・スープラ   286.0       285.4 
#38   カストロール・セルモ・スープラ   287.6       284.7 
#39   デンソーサードスープラGT          286.8       284.9 
#100   RAYBRIG NSX                      283.4       277.9 
#510   RH CERUMO SUPRA           285.0        -
#556   KURE R33              282.6       282.4 

*追風強く参考数値
*データ提供:トヨタテクノクラフト株式会社・TRD



○決勝スタート直前 13時50分現在
 天気:くもり
 気温:24度  湿度:80% 路面温度:30度
 入場者数:8/10 50,300人(8/9:12,000人 曇り時々雨)


*リタイヤ(GTインサイドレポート班調べ)
No.   原因            周回数
-----------------------------------------------
#34   コースアウト          5
#5    ミッション           9
#47   シフト            12
#18   ホイールハブ         15
*17   エンジン           16
*7    エンジン           21
*81   ミッション          38
*21   クラッシュ          38
#4    クラッシュ          46
*60   左フロントホイール      48



#36 カストロール・トムス・スープラ(総合2位)
ペドロ・デ・ラ・ロサ「ポールポジションもとったし、悪くはないが、2位だった
のでいいレースだったとは言えない。選手権ポイントでは#39のドライバーがトップ
に立って、しかもかなりの差をつけられてしまった。このレースではセーフティ
カーが入ったときの我々の作戦はよくなかった」
ミハエル・クルム「#39が優勝したことはボクらにとってはあまりハッピーな出来事
とは言えない。ポイントでは2位のままで、#39のドライバーがトップに立ったと思
う。敗因はまずピットで彼(ペドロ)のシートベルトを締めるのに手間取ったこと。
これは大きなミステイクだった。それとセーフティカーの導入時のピットストップ
が…。セーフティカーが導入されるまではチームの計画はよかった。ボクが竹内選
手にうしろに続いて走っていて、勝利に向かっていたのだが…。ピットストップが
少し長すぎてしまったし、作戦がよくなかった」

#37カストロール・トムス・スープラ(総合3位)
関谷正徳「まあ、3位くらいには入れるんじゃないかとは思っていたんだけどね。チ
ームとしては順調にやってたんだけど、ペースカーが入ったり、思いがけないこと
がことが起こったからね。なんだかおかしな感じだなあ…。ケムにつつまれたみた
いな感じ」

*27 TEAM FCJ フェラーリ(GT300クラス2位)
太田哲也「クルマがまだまだ予選3位のポジションを走れるような状態ではなく、
スタートから後続に抜かれた。自分のパートはポジションキープと思い、1コーナ
ーで2位まで上げた。オロフソンにセフティーカーランでつなげた。最後の最後に
燃圧が落ちちゃうというトラブルで2位から3位(最終的には2位)。富士での2回
目の入賞は、前面投影面積の小さいクルマなんで、ストレートはパワーがなくても
意外に伸びる。ダウンフォースのないレスダウンフォース仕様で2人とも予選タイ
ムに近い目一杯の走りをしました。鈴鹿の第1戦の最後尾だったフェラーリがここ
まで来れた」

#12 カルソニックスカイライン(総合4位)
本山哲「満足のいく結果ではありませんでしたが、現状を考えればしかたのないと
ころでしょうね。スープラのほうがゼンゼン速いですから。次につながるレースと
いうことで納得するしかないでしょう」

#510 RH CERUMO SUPRA(総合5位)
ベルトラン・ガショー「最初の数ラップはよかったが、そのあとブレーキバランス
が悪化した。スピンしたのは、セーフティカーが入っているときに蛇行してタイヤ
を温めることをしなかったために、タイヤが冷えていたから。その後はプッシュし
た。セーフティカーの導入が適切かどうかということについては、1回目のセーフ
ティカーの走行が長すぎたと思う。クルマはよく走ったが、97仕様のエアロパーツ
がほしいね」
ポール・ベルモンド「クルマはまったく問題なく、よく走った。ペースカーの導入
にはちょっと疑問ある。それにしても、なんで#39が優勝したんだろう?」

#100 RAYBRIG NSX
飯田章「ペナルティがなければもう少し上にいけたと思うんですけど…。まあオレ
のミスだからしょうがないですね。クルマはまったく問題がなかったわけではない
んです。ちょっとまだ課題が残ってますね。でも、まあまあでした。でも、あんな
にペースが遅かったクルマが勝っちゃうなんて、なんだか納得いかないなあ…」


*インサイドレポート3に続く
                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
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☆練習日(8日)のトピック
#5 5ZIGEN SUPRA
 前回の富士のレースで一時トップを走り、惜しいレースを落としているだけに今回
は気合いが入っている。田嶋栄一によれば、「ウチはテストを全然していないんで、
他のチームより出だしは遅れているんですけどね。でも思ったよりパッパッと順調に
来てますよ。最終コーナーがまだちょっと遅いんですけど、それが決まれば、かなり
いけそうです。タイヤも悪くないんで、予選はひょっとしたら……」とのこと。もち
ろん決勝も、「相棒のグーセンは予選では2秒くらい違うんですけど、決勝レースの
ラップはそれほど差がないので問題ないです。前回落としたチャンスを引き寄せられ
れば、いい線いけるんじゃないですかね」と自信を見せていた。

#39 デンソーサードスープラGT
 前回の富士で優勝し、現在ランキング2位。金曜日には40kgのハンデを背負いなが
ら総合で8番手と、タイム的にもまずまずだった。だが影山正美は満足いかないよう
す。「ウチのクルマは97年型スープラの1号車で、テストなんかでかなり走り込んで
るんで、もうそろそろ賞味期限切れかなって感じなんです。だから予選でフロントロ
ーをとるのはむずかしいでしょうね。でもここで勝たないとチャンピオンに近づけな
いからなぁ…。チームには新品シャシーにしてほしいって言ってるんですけど、ちょ
っとそれもむずかしいみたいだし…」と、ちょっとボヤキが入っている(?)。

#2 ZEXELスカイライン
 現在ポイントリーダー。鈴木亜久里は、前戦の仙台ハイランドではあと少しのとこ
ろで2勝めを逃しているだけに打倒スープラに燃えていると思ったのだが、金曜日の
フリー走行では9番手と今ひとつ。しかし、「もうちょっとはいけたと思うよ。ただ
アタックに出ると遅いクルマにひっかかったりしたんで、こんなもんでしょ。え、そ
れがなければ29秒台前半までいけたかって? それはムリ、ムリ。予選は30秒0くら
いじゃないかな。スープラには:いつかないよ。でも決勝はゼンゼン大丈夫だよ。コ
ンスタントなラップはスープラと変わらないから」と、自信は失っていないようすだ
った。

#3 ユニシアジェックススカイライン
 ラリー・レイド・モンゴルで優勝を飾って帰国した長谷見昌弘。「いやぁ他が壊れ
たからだよ」と謙遜するが、「去年よりスピードは全然速かったからね。今度はパリ
ダカでいい成績を残したいね」と、早くも次の目標を見定めていた。しかし、今回の
レースはどうも調子が今ひとつ。「今回スカイラインは基本的に遅いよ。スープラは
ストレート速いし、NSXはコーナー速いし。しかも同じスカイラインでもNISMOの2台
はいろいろと新しいことやってるんで、ウチと星野のところより速いんだよね。ウチ
が遅い直接の原因はアンダーオーバーがなおらないからなんだけど、コーナーのRの
大小で挙動が違うんだよ。これがそう簡単になおる症状じゃなくてね。予選までには
なんとかしなくちゃいけないんだけど、ちょっと厳しいね」ということで、悩みは深
いようだ。

#47 アドバンスオートGTカマロ
 今回がデビューとなるニューカマー。クルマは元来はIMSA用で、'96年のJPレース
で走行したものがベース。パイプフレームにカウルを被せたを構成で、今回は欠場し
ている#75 300ZX GTSとよく似た造り。パイプフレーム製のボディは耐久性にも優れ
るが、車重が1027kgと軽いため100kg近いウエイトを搭載しなければならない。パワ
ーユニットはシボレーの350と呼ばれる5.7LのNAのOHVエンジンだが、これにボーリ
ングを施したため5886ccに拡大されている。リストリクターの装着でパワーは530ps
から400ps程度までダウンしているという。「クルマをGT用に改造するため、あわて
てエアジャッキと給油口の装着をしました。走っているカッコは円盤みたいで評判は
いいと思う。リアバネが4kgの段階で1分38秒台のタイムが出ている」とはメインテ
ナンスを担当するススキレーシングの須々木社長。オーナー兼ドライバーの山本正人
氏は、「プライベーターなんで金銭的になかなか厳しく、3年がかりで2000万円ぐら
いの予算でなんとかデビューにこぎつけました。今回は来シーズンへの準備といった
ところです。N1耐久でもGTRだと1年で同じぐらいの予算がかかるんで、プライベー
ターの範囲でできるIMSA仕様のクルマということで注目していただければと思いま
す」。タイヤはGTCでは唯一のグッドイヤーで、16インチにフロント12J、リア14Jの
ホイールを装着する。シェイクダウンから使用しているが、「ソフトだと3周しか
持たない。タイヤの特性がまだ把握出来ていないから苦戦しています」(須々木氏)。

*60 ワイズダンロップBP キャバリエ
 こちらも今回がデビュー戦。今シーズンGTCに参戦しているクルマのなかでは唯一
の前輪駆動となる。「スーパーツーリングスペックのマシンを、FFのまま耐久仕様
にしてどこまで戦えるかでやってみようと言うことになりました。シャシーが重い
んでボディも重い。全長は市販車と同じですが、60mmのワイドボディになっていま
す。今回はスケジュール的にギリギリです」と言うのはクラフトの平岡監督。実際、
マシンが出来上がったのは木曜の夕方で、ドライバーの佐藤久実は「ここまでの本
格的なレーシングマシンはドライブするのは初めてです。N1耐久もFF続きで、GTま
でFF(笑)。JTCCよりもタイヤが太いんで、キックバックがすごいんです」。 “ス
ーパーツーリングの2ドア版”と言えるキャバリエだが、エンジンは同じチームの
MR2がターボに換装したために流用できるNAの3S-GE。パワーは295ps程度で、Xト
ラックの6速シーケンシャルで、18インチの9J(フロント)、8J(リア)のホイー
ルを装着している。

*17 東京科芸専:REロードスター
 前戦の仙台ハイランドでデビューする予定だったが、トラブルで延期。仕切り直
しの1戦となった。野上敏彦によれば「筑波でやったメディア対抗のユーノスレー
スのとき、ラストのスポーツ走行で走らせてもらいました。単独のデモランでもよ
かったけど万が一動かなかったらカッコつかないでしょ(笑)。このときは10周走
りました。一緒に走ったユーノスのノーマルのお客さんが喜んでくれましたよ。今
回は3度目の正直で決勝を走りたいですね」とのこと。

#38 カストロール・セルモ・スープラ
竹内浩典「もうちょっとだったんですけどね。完全にクリアラップで『エイヤーッ』
で出したタイムがクルムとコンマ16くらい違いますから、あとどうしたらいいですか
ね。なんか秘密兵器があったら教えてください(笑)。ウチは午前中2セット使っ
ちゃいましたから、午後にもう1回いくとしたら、程度のいいほうを選んでになり
ます。でもそこでクルムのタイムを上回っても、むこうはもう1セット残してます
から、逆転される可能性が高いですね。でもクルマはかなり決まってきてますよ。
とくに最終コーナーからストレートにかけてが速いですね。スカイラインは簡単に
抜かせてもらいました(笑)。残り3戦は全部表彰台に立つつもりで、そのうち1
回は勝ちたいと思っています」

#100 RAYBRIG NSX
飯田章「うーん、どうもパッとしないですねぇ。ホントは28秒台くらいまでいける
と思ってたんですけど、ダメでした。エンジンがちょっとミスファイアしてたせい
もあるんですけど、なんででしょうかね。フィーリングとしては悪くないんです
よ。とくにコーナーはすごくいい。足は悪くないんです。最終コーナーなんかすご
くいい感じだし。でもそれがストレートのスピードにつながらないんですよ。スー
プラなんかスリップにすら入れてもらえないくらいですから。やっぱり夏場はNAエ
ンジンに不利なんでしょうかね。午前中はタイヤを1セットしか使いませんでした
けれど、午後はアタックするかどうか様子を見てから決めます。あまり意味がない
ようだったら、アタックせずに、本番用にセットを煮詰めたいですね。とにかく完
走したいんです、今回は。ただ前回壊れたミッションがまだ不安なんですよ。一応
対策はしてるんですけどね」


☆予選日のトピック
*25 つちやMR2
「ターボのコンピュータが今回はうまくいって、インタークーラーがフロント装着に
なって仙台での問題だった個所がクリアされました。IHI製のタービンも小さくなっ
てピックアップがよくなった。パーフェクトはありえないんですが(笑)。この予選
タイムには誰も届かないと思う。武士がなかなか走る時間がないんで、午後は決勝に
向けてのセットアップにしたい。こないだのレースはうまくいきましたね。ダンロッ
プ勢の固まりを抜けられたから」(土屋春雄代表)

*7 RE雨宮SuperG RX-7
山路慎一「今までは3ローターのハイパワーを生かすセットだったのが、今回はよう
やくここへきて昨日の段階でいいセットが見つかった。サスペンションがすごくよく
なったというのが最大の理由です。前回のテストデーも雨だったし、順調に進まなか
ったのが、今回はレースウィークがうまくいってます。それにしてもMR2は速すぎま
す。ストレートの速さはもちろん、コーナーも武士がうまく乗れてるし、うまくセッ
トできてるんでしょう。向こうは予選用のブーストみたいだったし、ヨコハマのほう
がラップタイムのアドバンテージがあると思う。でも、ダンロップもよくなっている
から、予選で2秒という差は、決勝では0.5秒から1秒くらいの差にしかならないで
しょう。クルマがよすぎて攻めきれなかったんで、午後はタイムが縮まるはずです」

*81 ダイシン シルビア
木下隆之「ブレーキを新しいのつけてアタックらしいことをした。まだタイヤは1
セット残ってるんで、午後は2位ねらいでいきたい。ブーストの設定問題はクリアし
たけど、ストレートの伸び不足はしかたないね。GT400クラス(笑)のMR2には届かな
いでしょう」

*19 RS☆Rシルビア
福山英朗「ダイシンのほうが前でも当然でしょう。昨日から負けてるから…。向こう
は軽いからね。昼からもっとタイムが上がるでしょう。エンジンの調子がおかしいみ
たいで序盤のクリアなときにピットインしてたもんね。ウチは(ウエイトハンデのお
かげで)ストレート遅いしピックアップが悪い。それでもコンマ2秒ぐらいはアップ
できるとは思うけど…」

*26 タイサン スターカード RSR
新田守男「まっすぐは遅いし勝負にならない。最高速で14km/hくらい差があるみたい
で、差が大きすぎる。40kgのウエイトも効いてるんでしょう。根本的に真っ直ぐのス
ピードをなんとかしてほしい。決勝は条件厳しいし、恵一さんと淡々といきます。と
くには問題もなくミスもなかった」

*91 バーディークラブ・MR-2
金曜日、三原じゅん子が走行中に1コーナーでスピン。三原は「ブレーキのあたりを
つけていたら、突然スピンしてしまった」。コンクリートウォールに激突して右後部
を大破してしまったが、徹夜で修復してきた。松永雅博によると「今朝5時までかか
って板金して、それからメカニックが作業してギリギリ車検に間に合いました。走る
のにはまったく支障はありません。ただセットを出せてないので…。それと、じゅん
子のほうにちょっと後遺症が残ってます。首がまだ痛いのと、恐いでしょうからね。
できるだけ慣熟走行させます」とのこと。

*27 チームFCJフェラーリ
 予選1回目でGT300クラス3番手のタイムを叩き出し、注目を集めた#27チームFC
Jフェラーリ。前回仙台ハイランドでは、FIA-GT選手権と日程が重なったためにア
ンドスカーがドライブしたが、今回はオロフソンが太田哲也の相棒に復帰している。
今回マシン的には前戦と大きく差はないものの、着実に軽量化を含めた熟成が進んで
いるようだ。ただしまだ不安要素は多い。というのも、太田が予選タイムを出した後
オロフソンに交代してすぐ、ダンロップ・コーナーで左後輪が外れてストップし、赤
旗中断の原因を作ってしまったからだ。タイヤが取れた理由は、センターロックにす
るために装着しているハブの内側で、ノーマルの5本のスタッドボルトがスッパリ根
元から折れてしまっていたため。これは前回ハイランドで右後輪に起きたのと全く同
じ症状で、しかも第2戦富士でもハブのトラブルが起きているから、3戦連続という
ことになる。チームはとりあえず予備のセンターロック用ハブで修理をし2回目の予
選を走らせる予定だが、オロフソンによれば、「決勝は5穴のハブとホイールに戻し
て走ると思う。タイヤ交換はできなくなるが、タイヤは交換なしでも問題ないから、
安全のためにそうすることになるだろう」とのことだった。なお開幕戦から続いてる
燃料が減ると燃圧が低下するトラブルも、今回完治できていないようで、チームでは
フューエル・クーラーをつけたり、燃料タンクのなかにあるシェル部分の形状を変更
するなどして対策を行っている。

#510 RH CERUMO SUPRA 
 ようやく本来の実力を見せはじめた元F1ドライバーのベルトラン・ガショー。予選
第1回目に4番手のタイムを記録して満足気だ。「クルマは'96 年仕様だが、チーム
がすばらしい仕事をしてくれて、クルマのバランスがかなりよくなった。前回の仙台
戦からよくなっているが、今回はとくによく、ドライブしていて楽しい。タイム? 
予選第2回目に雨が降らなければタイムは更新できたと思う。ただ、それは他のチー
ムも同じだろうから、はたしてポジションが上がったかどうかはわからないね」。一
方パートナーのポール・ベルモントは、「クルマは運転しやすくなった。乗っていて
楽しいよ。ベルトランが乗っているときにタイヤを傷めてしまったので、あまりドラ
イブできなかった。クオリファイするために乗ったけど、もちろんボクはタイムアタ
ックはやっていない。決勝はいけると思うよ」

#3 長谷見昌弘(ユニシアジェックススカイライン)
「クルマ自体の調子はどこも悪くない。ただストレートスピードが遅いんだよ。この
コースでストレートが遅いと勝負にならないから。スープラは4気筒で、後ろ寄りに
搭載してるから、前のほうに余裕がある。だからラジエターを水平に寝かせたりレイ
アウトに自由がある。スカイラインは直6だから、重いし、エンジンルームはいっぱ
いだし…。このレースはエンジンを積み替えていいルールなんだから、スカイライン
も積み替えたらちょっと違うと思うんだけどね。VQ型なんかいい素材だと思うんだけ
ど。3リッターくらいで、ターボつけて…。レースは勝てないとやっててつらいよ。
まあ、このレースははじめからリストリクターや車重なんかが平等じゃないわけで、
それが今はたまたまスープラに有利なように作用しているということでしょう」

#8 POWER CRAFT SUPRA
トム・クリステンセン「まず日本に帰ってこられて非常にうれしく思っているととも
に、このチャンスを与えてくれたFETチームに感謝したいと思います。予選は去年と
比べてすべての車両がよくなっていると思いますし、そのなかで3番手の位置を獲得
できたことはうれしく思います。明日の決勝が非常に楽しみです。新型スープラに乗
るのは初めてですが、昨年型よりかなり進化していることは確かですね。またウェイ
ン(・ガードナー)が時間の限られたなかでクルマをすばらしく仕上げてくれている
ので、非常によいクルマだと思います。彼は2輪の元チャンピオンでもあるし、とて
もナイスガイなので、リラックスしていい関係でレースができそうです。ペドロとマ
イケルは速いので、つかまえるのはむずかしいとは思いますが、レースはなにがおこ
るかわからないので、明日は楽しみにしたいと思います。今シーズンは国際F3000と
バッティングしないかぎり出場する予定で、とりあえず美祢には出場します」

#18 avex 童夢 無限NSX
黒澤琢弥「5番手という結果には落胆していないんですが、それよりトップのマシン
とタイム差が1秒以上あることが問題ですね。1秒以内には入りたかったかなと。た
だずっとNSXはトラブル、とくにミッション系のトラブルをかかえていましたから、
今回メカニックとスタッフがすごくいい仕事をしてくれまして、ミッションの調子が
よくなったことはよかったです。これまではテストでよくてもレースはスタッフが大
変な思いをしてましたので…。これで明日はやっとレースができそうです。ただまだ
ロングディスタンスでどうかという不安は残っているんですけれどね。まぁ正直なと
ころドライのレースではつらいかもしれませんね。でもレースなので何が起きるかわ
からないので、しつこくいきたいと思います。それに明日もしウェットになれば、
NSXは結構バランスがいいので、できれば雨になることを望んでますけども、逆にい
うと、ドライでロング・ディスタンスのテストができていないので、レースを完走し
てデータをきちんと取りたいという希望もあります。ちょっとムリできる状態でもな
いので、クルマをいたわりながら完走して、トップ6には入りたいですね」


☆ポールシッター・インタビュー
#36カストロール・トムス・スープラ(予選総合1位)
ミハエル・クルム「今日の予選結果は、カストロール・トムス・チームにとって今年
4回目のポールポジションであるとともに、スープラの強さを証明できたすばらしい
予選だったと思います。マシンも完璧でしたし、アタックのタイミングも、コンディ
ションも完璧でした。このままの勢いで決勝も終われればと思っています。明日はチ
ャンピオンシップにとってたいへん重要なレースですが、すべてうまくいけば、自分
たちにかなりチャンスがあると思います。同時に今の我々のコンディションが非常に
いいところにありますので、明日の天気などにもよりますが、結果は自然についてく
るでしょう。明日のレースに勝つ自信はもちろんあります。40kgの重量ハンデについ
ては、(ここだけ日本語で)スゴクイイバランスニナッタトオモイマス(笑)。ホン
ト」
ペドロ・デ・ラ・ロサ「今日の予選はボクはほとんどアタックしていないので、詳し
くはマイケルに聞いてほしいんですけれど、今回はポールポジションはそれほど重要
ではないでしょう。前回富士でもポールポジションを取ったのに3位だったし…。そ
れより今回は、明日の決勝に向けてクルマがコンスタントにタイムが出せるようにな
ったことが重要ですね。明日はお天気にもよりますが、ドライであればスープラのレ
ースになると思います。もっとも雨が降っても、スープラ勢が有利なのには変わりが
ないでしょう」


*25つちやMR2(予選GT300クラス1位)
土屋武士「アタックもクリアでしたし、ほぼ完璧な走りができましたから、2位に2
秒近い差がつけられたのだと思います。結果には満足しています。クルマがそこまで
まとまっているということでもありますね。我々のMR2はNAのときはストレートで歴
然と差がありました。それでも予選では他車に肉薄できていたので、それがターボを
得てストレートも速くなったので、その結果ということですね。前回はターボラグが
大きいということと、吸気温が高すぎたという問題があったんです。それを改善し
て、若干パワーは落ちたんですが、使える幅がひろがったために、非常によくなりま
した。クルマとしては完璧な状態に近いですね。ただボクの好みがハイスピードで入
っていけるような方向のセッティングなもので、長嶋君には苦労させてしまってるん
ですけれど…。ま、決勝は少し乗りやすい方向にセッティングしなおすつもりです。
 ただですね…、実は予定でいうと今回が最後のレースになるんです。スポンサーの
面と人手が足りないということで…。まだ決定ではないんですが…。せっかくいいク
ルマなので、ボクとしては参戦したいのですけれど。今回ブッチぎって勝ってしまう
と、もう勝ったからいいだろう、やめようという話にはなってるみたいなんです。ボ
クはやりたいんですが、よく性格知ってるチーム監督なもので(笑)。ブッチぎるこ
とが目標だったらしくて、それが達成されてしまったので、面白味がなくなってしま
ったようです。もちろんノースポンサーでほとんど趣味でやっているレースですし。
それでもボクとしてはGT500にステップアップしたいという気持ちがありますので、
前回と今回で十分アピールさせてもらえたことは感謝しています。ですから明日は来
年につながる走りができるといいですね。最後の手段で、他のチームにクルマとドラ
イバーごと移籍するということも少しは考えているのですが、まだまったくわからな
いですね。でもちょっとダダこねてみたいと思っています(笑)」

*インサイドレポート2に続く
                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =

全日本GT選手権

JGT-Rd4:富士/ホンダ・リリース

                           1997年8月11日

         無限+童夢プロジェクト
   '97 ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP ROUND 4
          JAPAN SPECIAL GT CUP
         富士の空、かすかな晴れ間!
    5・6番手からスタートするもリタイア・11位

●日 時 : 1997年8月9(土)~10日(日)
●会 場 : 静岡県 富士スピードウェイ(1周/4.470km)
●天 候 : 9日/曇り→時々雨,   10日/雨のち曇り
●路 面 : 9日/ドライ→ウェット, 10日/ウェット→ドライ
●気 温 : 10日/28℃(13時:チーム計測)
●観客数 : 9日/12,000人    10日/50,300人(主催者発表)

 1997全日本グランドツーリングカー選手権シリーズも後半戦となる第4戦
「JAPAN SPEClAL GT CUP」が、8月9~10日、静岡県富士スピードウェイにて開
催された。
 「無限+童夢プロジェクト」の「avex 童夢 無限 NSX」は、前戦でのトラブ
ルに対策を施し、今大会に勇曜参戦。9日(土)の公式予選では黒澤琢弥選手
が、午前に行われた1回目の予選において第5位のポジションを獲得。
一方、僚友チーム「チーム国光 with MOONCRAFT」の「RAYBRlG NSX」は、今回
飯田章選手が積極的にタイムアタックを行い第6位を獲得。2台のNSXは揃って3
列目からのスタートとなり決勝レースに大きな期待を持たせた。
 快晴となった翌10日(日)の決勝レースでは、序盤「avex 童夢 無限 NSX」
「RAYBRlG NSX」の順で5~6番手を走行していたが、16周目、「avex 童夢 無
限 NSX」が300Rでストップ。駆動系トラブルでリタイヤとなった。
 一方、単独となった16周目以降も5番手から4番手と健闘していた「RAYBRlG
 NSX」だったが、途中セーフティカーが入った際の再スタートで、コントロー
ルライン手前で前車を抜いてしまい10秒ストップのペナルティを宣告され、ト
ップからは1周遅れの11位でレースを終えた。

○レース・ウィーク

 '97JGTCに参戦する2台のNSXも参加3レース目となり、前回問題となったミッ
ショントラブルにも対策が施され、ドライブする機会の少なかった山本克己選
手も、事前の含同テストで周回数をこなしてマシンにも慣れ、コンスタントに
好タイムを記録していた。レースウィーク金曜日のフリー走行も、両車とも順
調lこ走行を重ねていた。

○8月9日(土) 公式予選 参加台数44台 出走台数43台(GT500/20台)

 上空に晴れ間は見えるものの南の方角には厚い雨雲が広がり、遠からず雨が
降り出しそうな天候の下、定刻通り予選スケジュールは進行し、エントラント
の申し合わせにより、60分の予選時間を20分ずつに分けGT500クラスから開始
されるJGTC第4戦の公式予選は、10時40分から第1回が定刻通り開始された。
 空模様を睨み各チームとも早々とピットロードに並んで予選のスタートを持
ち、開始早々から激しいタイムアタックが展開された。
 その中、「avex 童夢 無限 NSX」は、黒澤選手が乗りスタート。1分34秒台
から31秒、そして30秒台へと順調にタイムアップし、1分29秒912までタイムア
ップし、11分過ぎlこピットイン。タイヤを交換し直ちにコースへ戻ってい
く。再びアタックを開始した黒澤選手は、1分29秒780を記録しピットイン。最
初の20分を終了した。GT300クラスの予選走行が行われていろ20分の間lこ空力
のセッティングなどを変更し、山本選手がハンドルを握り最後20分のスタート
を待つ。いよいよスタートしようとしたその時、2台がコースアウトし、回収
のため赤旗が振られ予選中断となってしまった。23分を残し再開された予選
はGT500と300クラスの混走となり、コース上はほぼ全車が走行するという混雑
状態となった。その中スタートしていった山本選手は3周を走行、1分05秒454
をマークしピットイン。予選通過基準タイムをクリアし黒澤選手と交代した。
黒澤選手は変更したセッティングの確認のためコースイン、クリアラップを取
れないまま1分30秒237をマークしピットイン。公式予選第1回を終了した。
 一方の「RAYBRlG NSX」は、飯田章選手のドライブでスタート前半の20分を
そのまま走行し、1分29秒800をマークしピットイン。一時は4番手のポジショ
ンに位置したが結局6番手で序盤の20分を終了した。後半の20分は先ず高橋監
督兼選手がハンドルを握りスタート。1分32秒557をマークしてピットイン、再
ひ飯田選手がスタートしていったがクリアラップは望めず1分31秒353を記録し
て公式予選第1回を終了した。
 15時40分からの予選第2回は、開始からわずかに遅れて雨が降り始め、コー
スはウェットとなりタイムアップは望めない状態となった。各車ともスリック
タイヤでスタートしていったが、2~3周でピットに戻りコース上を走行するマ
シンは、2~3台という状態となった。「avex 童夢 無限 NSX」も、黒澤選手の
ドライブでスタートしたが、1分32秒台でピットイン。しばらく様子を見るこ
となった。後半の20分がスタートする頃になっても雨は止まず、かえって強ま
る有様であった。その中黒澤選手はレインタイヤの確認のためスタ一ト。浅溝
レインタイヤで1周した後、インターミディエイトタイヤヘチェンジし1分39秒
990をマークしてピットイン。公式予選を終了した。
 一方の「RAYBRlG NSX」は、飯田選手のドライブでスタートしたが、雨の強
まりと同時にピットイン、予選を終了して、翌日の決勝レースに備えていた。
 結局、予選第2回では、上位陣の中でタイムアップしたチームはなく、
「avex 童夢 無限 NSX」は第5位、「RAYBRlG NSX」は第6位、ともiこ3列目か
らのスタートとなり、決勝レースでの活躍が期待された。
 ポール・ポジションは、予選1回目にM.クルム選手がコースレコードの1分28
秒625を記録したカストロール・トムス・スープラが獲得した。
 予選終了後、黒澤選手は「5番手のポジションは良くも悪くもないといった
ところかな。それより、トップと1秒以上差をつけられたことの方が気になる
し残念。ただ、今までトラブル続きだったのに今回はトラブルらしいトラブル
もなく、ここまで仕上げるのに頑張ってくれたスタッフに感謝したい・決勝レ
ースは、これまでレースディスタンスを走っていないし、相棒の山本君は決勝
を走ったこともない。このことがレースでどう出てくるのか解らないところが
心配のタネだよね。でも、レース(競争)には参加しながらしつこく慎重に走
って完走したい。このレースの結果だけ考えれば、ウェットの方が良いが、ド
ライのロングをこなしていないことを考えれば、今後のためにもドライで完走
してデータを残し、6位以内には入りたい。」と語った。

○8月11日(日) 決勝レース 56ラップ 出走台数43台 完走台数35台

 前日の予選終了後、「avex 童夢 無限 NSX」のピットでは決勝レースに備え
てエンジンの積み替えが行われ、早朝のウォームアップランはニューエンジン
でスタートした。雨は止んでいたものの路面はウェットで、浅溝のレインタイ
ヤでスタートしていった。ウェットコンデイションの中での黒澤選手は抜群の
スピードを見せトップタイムを記録していたが、セッション途中ピットインし
ようと流していた時に、突然エンジンブローに襲われ、ヘアピンコーナーアウ
ト側にマシンを止めてしまった。チームではエンジン交換を決定しすぐに作
業lこかかったが、NSXは横直きエンジンのため作業は時間を要し、決勝レース
に間に合うかどうか心配された。しかし、無限+童夢プロジェクトのスタッフ
は、ムーンクラフトチームの応援も受けながら懸命の努力を続け、これまでの
最短時間3時間でエンジンの交換作業を終了し、スターティンググリッドにマ
シンをつけた。

 13時58分、ほぼ定刻通りにグリーンフラッグが振られ、'97 JGTC第4戦
「JAPAN SPEClAL GT CUP」の幕が切って落とされた。
 黒澤選手がスタートドライバーを務める「avex 童夢 無限 NSX」は、1コー
ナーを予選順位通りの5番手でクリア。一時7番手に下がるものの11周目には5
番手に復帰。さらに上位を狙って走行を続けたが、16周目、300Rで突然駆動カ
を失いスピン。そのままリタイアとなってしまった。原因はブレーキディスク
ベルの破損であった。
 ピットに戻った黒澤選手は、「何の前触れもなく突然駆動がかからなくなっ
て回ってしまった。今日は頑張ってくれたスタッフのためにも、どうしても完
走したかったが仕方がない。最終コーナーでなかっただけ良かつたと思ってあ
きらめるしかない。最終コーナーだったら良くても全損でしたよ。悪ければ…
…、2ヶ月の入院ですむかな?」と語った。
 一方僚友チームの「RAYBRlG NSX」は、飯田選手のドライブでスタート。終
始、黒澤選手の後ろを走行していた。「avex 童夢 無限 NSX」がリタイアした
後の18周目、コースアウトした車両を片づけろためセーフティカーがコースイ
ン。5周にわたりペースカーランとなったが、この間に早めのルーチンストッ
プを行うチームもあり、順位が混乱した。30周目、「RAYBRIG NSX」もピット
インし、タイヤ交換とガス補給、ドライバーを高橋監督兼選手に替わったが、
この時タイヤ交換に手間取り大きく順位を下げてしまった。さらに、ピットイ
ンするそのラップに「RAYBRlG NSX」に対し、ブラックフラッグが掲示されて
いたため、1周後再びピノトインし、10秒間のペナルティストップを受けた。1
周遅れの19位でコースに戻った高橋監督兼選手は、1分32秒台をマークしなが
ら懸命に追い上げを開始。その後2度もセーフティカーが導入され、10台もの
チ一ムがペナルティを受けるという荒れたレースをかいくぐり、11位もまで順
位を回復したところでチェッカーフラッグを受けた。
 レース後飯田章選手は、「ペナルティはセーフテイカーランからグリーンに
変わったときに、コントコールライン手前で前車を抜いたということでした
。GT300クラスが前Iこいたりで微妙なタイミングでしたが、僕のミスです。マ
シンは全てが快調というわけではないが、致命的なトラブルlこならずにいる
ことが、完走につながっていると思います。小さなトラブルをつぶすためにも
もっとテストしたいですね。」と語った。

 レースは、デンソーサードスープラGT(影山正美/谷川達也)が今季2勝日
を飾った。

   資料提供:本田技研工業株式会社
   すがやみつる(SDI00104)/RIJ

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.4/4


                     ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
                       1997  GT INSIDE REPORT
   Round 4 JAPAN SPECIAL GT CUP                                10 Aug. '97
   Race Report                    決勝レース                   FMOTOR4版
 -------------------------------------------------------------------------
 '97GTC第4戦富士スピードウェイ

地獄から天国。天国から地獄へ
次々とトップに襲いかかる罠。
そして勝利の女神はデンソーサードスープラを選んだ

 8月10日、全日本GT選手権第4戦「JAPAN SPECIAL GT CUP」の決勝レースが富士
スピードウェイで行われた。心配された天候は崩れずにすんだものの、3度のセー
フティカーランに、ペナルティを受けるマシンが続出する荒れたレースとなった。
この混乱を巧みに乗り切ったNo.39デンソーサードスープラGTが、5月の第2戦に続
き今季2度目の優勝を飾った。GT300では、セーフティーカー・ラン時にタイミング
良くピットワークをこなしたNo.26タイサンスターカードRSRが、こちらも逆転で今
季2勝目となる勝利を挙げた。

 スタートでトップに立った#38カストロールセルモスープラの竹内浩典。ハコの
スペシャリストである彼は、抜群のローリングスタートからポールポジションのNo,
36カストロール・トムス・スープラのM.クルムを抑えて、1コーナー侵入時点でト
ップに立つ。そして、竹内は2周目に1分30秒449というこの日のファステストにな
るタイムで、早くも後続を引き離しに掛かる。No.38、No.36に続くのはNo.8 POWER
 CRAFT SUPRAのW.ガードナーだが、彼はローリングのスタート時にストールし、本
来なら最後尾スタートなるはずだったが、ガードナーはローリング中に元のポジシ
ョンに戻ってしまったためにペナルティ・ストップとなり、早くもトップ争いから
脱落。代わってNo.510 RH CERUMO SUPRAのガショーが3番手となる。
 その後方では、No.18 avex童無限NSXとNo.100 RAYBRIG NSXの5位争い、No,556 
KURE R33とNo.2 ZEXELスカイラインの7位争いなど、序盤は同一車種同士が激しく
バトルを繰り広げる。ここでまず脱落するのは、No.18のNSX。わずか15周で、ハブ
を壊してコース上でストップ。続いて、2台のスカイラインもヒートアップし過ぎ
たバトルで接触。互いにダメージを被り、優勝戦線から離脱する。先に止まったNo.
18 NSXを撤去するためにセーフティーカーが入った。
 このセーフティーカー・ランは18周目から6周に渡って行われ、この間に早めだ
が、ルーティンのピットストップを終わらせてしまおうという作戦変更を行った
チームが出た。中でもNo.3ユニシアジェックススカイラインとNo.12カルソニックス
カイライン、そして序盤マシンのバイブレーションのため10周ほどで余分なピット
ストップを強いられたNo.39デンソーサードスープラGTがタイミング良く素早く作業
をすませ、上位に進出する。
ところがNo.3スカイラインは、なんと追い越し禁止違反でペナルティストップ。そ
して、4番手の好位置に付けていたNo.100 NSXも再スタート時の違反でペナルティ
を受ける。
 一方、このセーフティカー・ランを利用せずNo.38、No.36はマッチレースを続
け、終盤にピットインする作戦に出た。だが、思いの外長引いたセーフティーカー
・ランのためか、この2チームがルーティンのピットストップを終えてコースに戻
ってみると、No.39デンソーサードスープラGTが25秒先方にいる。残り20周程で、
No.38とNo.36のラップタイムはマシンに不安を抱えるNo.39より、1秒以上速い。こ
のままで行くとラスト数周で逆転かと誰もが予想しだした、40周過ぎに今度は最終
コーナーでGT300クラスのマシンがクラッシュし、再度のセーフティーカー・ランと
なる。これで、No,39谷川とNo.38金石と間は一気に詰まりって再スタート。さあ、
逆転かと思ったその時、この再スタート時の違反でNo.38に痛恨のブラック・フラッ
グ。これで、No.38は優勝どころか、表彰台も失った。しかし、No.39の背後に今後
はNo.36デ・ラ・ロサが急接近。今度こそ、と思った51周目に300RでGT500のポル
シェがクラッシュ。またもやセーフティーカーがコースに。これで、獲物を目の前
にNo.36は、手が出せなくなってしまう。結局、セーフティーカーが入ったまま最終
ラップを迎え、No.39デンソーサードスープラGTの勝利となった。3位にはNo.37カ
ストロール・トムス・スープラが入り、予選同様に上位をスープラが独占すること
となった。


巧みなレース展開でタイサンスターカードRSRが2勝目
FCJフェラーリが初の表彰台をゲット

  GT300クラスでは、クラス予選トップのNo.25つちやMR2が序盤をリード。これに
No.21 ダンロップ-BP-BMWとNo.27TEAM FCJフェラーリが続く形だったが、最初のセ
ーフティカー・ランを活かしてNo.26タイサンスターカードRSR、No.910ナインテン
ポルシェが上位に進出。そして、No.25つちやMR2はピットイン時の速度制限違反と
いうミスで、ペナルティを受け、順位を大幅に下げる。そして、健闘していたNo.7
 RE雨宮SuperG RX7とNo.81ダイシンシルビアがトラブルでリタイアすると、No.
910、No.26のポルシェがトップ争いを展開。No.26はNo.910をかなり追い上げるが
わずかに届かず2位でゴール。ところが、最後のセーフティカー・ラン最中にNo.
910が他のマシンを追い越すという違反を犯して、ゴール後に1分加算となって4
位に。結果、No.26タイサンスターカードRSRが優勝となった。2位には燃圧不良に
よるエンジンのパワー不足を巧みに凌いでNo.27フェラーリが初の表彰台。3位に
はRS☆Rシルビアが入った。



☆優勝者インタビュー

総合優勝
No.39 デンソーサードスープラGT
影山正美「スタートしてすぐにオーバーステアが出て、タイヤかと思って交換した
らデフトラブルのようだった。運良くペースカーがウチのクルマの直後に入ったの
で、遅れた1周を取り戻すことができた。ピット作戦はチームの決断というか総合力
でしょう。地獄から天国と言うか、富士で2勝目できてうれしいです。え、これで
ランキング2位に16ポイント差? いやぁ、いいねぇ(笑)。でもほんと信じられ
ない。ここで勝てないと、スープラはもちろんMINEではスカラインも速いだろうし。
だから、最初にピット入ったときは、もう手袋投げつけてたんだからさ」
谷川達也「確かにマシンは本調子ではなかったです。なるべくペースを落とさず
に、丁寧に走っていました。実は無線も調子よくなくて、誰がどのくらい迫ってる
かよく分かてなかった。え、金石さんはペナルティだったんですか、知らなかった
です。3戦で2勝ですか。ラッキーというか、運だけで生きてますねぇ(笑)。僕
個人はチャンピオン争う立場ではないですが、影山さんとチームをチャンピオンに
するために全力を尽くします」
影山正美「いい奴だなぁ、お前は(笑)」


GT300クラス優勝
No.26タイサンスターカードRSR
鈴木恵一「いやぁ、表彰台の一番上に上がるのが恥ずかしいですよ。途中、なんか
踏んだらしくてバイブレーションが出て、ストレートで抜かれちゃう。あんなとこ
ろでペースカー入るから負けちゃったと思ったよ。今回は新田君がいい仕事をして
くれたからね。彼の勝利ですよ。これでNo.19のシルビアと同点だから、あとはもう
他の車を気にせずNo.19との勝負だと思ってます」
新田守男「2回目のペースカーが外れてからは、GT500も混じってもうゴチャゴチャ
で。みんな500にくっついて上に行こうとするし(笑)。玉ちゃん(No.910玉本秀
幸)とオロフソンが接触したりして、ラッキーと思ったら玉ちゃんまだ走ってるし
(笑)。もう2位ねらいで行こうと。最後は玉ちゃんにうまくやられちゃったと思
ったんだけど…。これでNo.19と同点。ここからスタートだと思います。MR2とか他
も速いのにウチは遅いから、ほんとチョーキビシイですよ(笑)」


以上
                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =

全日本GT選手権

JAPAN SPECIAL GT CUP GT-RD.4 レース結果

*******************************************************************************
*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                  JAPAN  SPECIAL  GT  CUP                   *
*                            GT レース結果表                                *
* 1997.08.10    天候 : 曇り       コース状況 : ドライ         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位  車番クラス ドライバー  1         ドライバー  2         
      車      名                    周回    所要時間 トップ差    km/h   ベストタイム
-------------------------------------------------------------------------------
 1   39 500 影山  正美         (J) 谷川  達也         (J)
      デンソ-サ-ドス-プラGT      56 1:37'56.589          153.346  1'31.732
 2   36 500 ミハエル・クルム           (D) ペドロ・デ・ラ・ロサ      (E)
      カストロ-ル・トムス・ス-プラ  56 1:37'58.702 0'02.113 153.291  1'30.471
 3   37 500 関谷  正徳         (J) 鈴木  利男         (J)
      カストロ-ル・トムス・ス-プラ  56 1:37'59.270 0'02.681 153.276  1'31.147
 4   12 500 星野  一義         (J) 本山    哲         (J)
      カルソニック  スカイライン      56 1:38'01.186 0'04.597 153.226  1'31.934
 5  510 500 ベルトラン・ガショ-       (F) ポ-ル・ベルモンド       (F)
      RH  CERUMO  SUPRA  56 1:38'01.644 0'05.055 153.214  1'31.047
 6    3 500 長谷見昌弘         (J) 田中  哲也         (J)
      ユニシアジェックススカイライン  56 1:38'02.125 0'05.536 153.202  1'32.053
 7   13 500 木下みつひろ       (J) 藤村  満男         (J)
      エンドレス  アドバン  GTR    56 1:38'06.387 0'09.798 153.091  1'31.752
 8   38 500 竹内  浩典         (J) 金石  勝智         (J)
      カストロ-ル・セルモ・ス-プラ  56 1:38'07.761 0'11.172 153.055  1'30.449
 9  556 500 影山  正彦         (J) 近藤  真彦         (J)
      KURE  R33                55 1:38'03.271   1 Lap  150.437  1'31.411
10    2 500 鈴木亜久里         (J) エリック・コマス           (F)
      ZEXELスカイライン          55 1:38'04.943   1 Lap  150.394  1'31.534
11  100 500 高橋  国光         (J) 飯田    章         (J)
      RAYBRIG  NSX          55 1:38'05.142   1 Lap  150.389  1'31.680
12   30 500 山田  洋二         (J) 茂木  和男         (J)
      綜合警備  PORSCHE        55 1:38'33.901   1 Lap  149.658  1'32.756
13   10 500 飯田    薫         (J) ラルフ・ファ-マン         (GB)
      シャトレ-ゼ・ポルシェGT2    54 1:38'05.695   2 Laps 147.641  1'33.408
14   26 300 鈴木  恵一         (J) 新田  守男         (J)
      タイサン  スタ-カ-ド  RSR  54 1:38'06.841   2 Laps 147.612  1'38.849
15   27 300 太田  哲也         (J) アンダ-ス・オロフソン       (S)
      TEAM  FCJ  フェラ-リ    54 1:38'07.133   2 Laps 147.605  1'38.422
16   19 300 織戸    学         (J) 福山  英朗         (J)
      RS☆Rシルビア                54 1:38'08.545   2 Laps 147.569  1'39.050
17 *910 300 袖山  誠一         (J) 玉本  秀幸         (J)
      ナインテンポルシェ              54 1:39'06.334 (1:38'06.334+1')  1'38.202
18   25 300 土屋  武士         (J) 長島  正興         (J)
      つちやMR2                    53 1:37'58.437   3 Laps 145.086  1'37.442
19   71 300 星野    薫         (J) 城内  政樹         (J)
      シグマテック  911            53 1:38'09.174   3 Laps 144.821  1'39.940
20   51 300 石原  将光         (J) 池谷  勝則         (J)
      コブラポルシェ                  53 1:38'34.561   3 Laps 144.199  1'38.605
21   72 300 牧口  規雄         (J) 浅見    武         (J)
      WAKO'S  BMW  M3       52 1:38'23.711   4 Laps 141.739  1'41.060
22   20 300 高橋  健二         (J) 須賀  宏明         (J)
      アイ・オ-トGABポルシェ      52 1:38'32.919   4 Laps 141.518  1'41.401
23   70 300 石橋  義三         (J) 小宮  延雄         (J)
      外車の外国屋アドバンポルシェ    52 1:38'38.075   4 Laps 141.395  1'42.782
24   88 500 和田  孝夫         (J) 和田    久         (J)
      JLOC  ディアブロ  GTR    52 1:38'41.506   4 Laps 141.313  1'35.490
25    8 500 ワイン・ガ-ドナ-      (AUS) トム・クリステンセン        (DK)
      POWERCRAFTSUPRA  51               5 Laps          1'31.401
26    6 300 加藤  寛規         (J) 藤田  孝博         (J)
      ワイズダンロップBP  MR-2  51 1:38'29.566   5 Laps 138.875  1'37.879
27   16 300 関根  基司         (J) 藤島  敏也         (J)
      YB  BMW  325i  ク-ペ  51 1:38'32.548   5 Laps 138.805  1'43.211
28   55 300 深沢  寿裕         (J) 長島  正明         (J)
      Castrol  SF  RX7    51 1:39'18.643   5 Laps 137.731  1'39.253
29   91 300 松永  雅博         (J) 三原じゅん子       (J)
      バ-ディ-クラブ・MR-2      50 1:38'00.216   6 Laps 136.832  1'40.541
30   28 300 山崎  正弘         (J) 杉山  正巳         (J)
      TEAM  FCJ  フェラ-リ    49 1:38'00.679   7 Laps 134.085  1'42.371
31   60 300 佐藤  久実         (J) 田中    実         (J)
      ワイズダンロップBPキャバリエ  49 1:38'30.490   7 Laps 133.408  1'41.477
32  333 300 清水  正智         (J) 佐伯  重和         (J)
      ポルシェ                        49 1:38'37.252   7 Laps 133.256  1'43.618
33   15 300 小田切  毅         (J) 小野田貴俊         (J)
      カムコワ-クステ-ションGTR  47 1:38'40.350   9 Laps 127.750  1'48.967
34    4 500 金海  辰彦         (J) 駒    光武         (J)
      ダンロップ  ポルシェ            46              10 Laps          1'35.586
35   79 300 杉山  正典         (J) 青柳  裕易         (J)
      ナックウエストシルビア          46 1:38'28.046  10 Laps 125.292  1'43.339
----------------------------- *** 以上 完走 *** -------------------------------
     21 300 一ツ山  康         (J) 水野  文則         (J)
      ダンロップ-BP-BMW        38              18 Laps          1'37.589
     81 300 大八木信行         (J) 木下  隆之         (J)
      ダイシン  シルビア              38              18 Laps          1'38.891
      7 300 山路  慎一         (J) 松本  晴彦         (J)
      RE雨宮SuperG  RX7    21              35 Laps          1'39.140
     17 300 野上  敏彦         (J) 細野  智行         (J)
      東京科芸専:REロ-ドスタ-    16              40 Laps          1'43.207
     18 500 黒澤  琢弥         (J) 山本  勝巳         (J)
      avex  童夢  無限  NSX    15              41 Laps          1'31.841
     47 500 山本  正人         (J) 岡本  克彦         (J)
      アドバンスオ-トGTカマロ      12              44 Laps          1'48.258
      5 500 田嶋  栄一         (J) マ-ク・グ-セン          (B)
      5ZIGEN  SUPRA         9              47 Laps          1'31.796
     34 500 土屋  圭市         (J) 松田  秀士         (J)
      STPタイサンアドバンGT-2   5              51 Laps          1'32.309
-------------------------------------------------------------------------------
スタート  13:58'00     フィニッシュ  15:35'56.589
参加台数 : 44 台    出走台数 : 43 台    完走台数 : 35台
ベストタイム  No. 38 ( 竹内  浩典 )   1'30.449  2/56  177.912 km/h
*910は,セーフティーカー導入中の追越し1分加算
ピットストップペナルティ:10秒=3.79.100.4.25.88.38  30秒=333.
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                    ☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本GT選手権

GTC_Rd4:富士GT決勝レポート

       デンソーサードスープラ(影山正美/谷川組)、
   セーフティカーラン、黒旗に翻弄されたレースを制し今季2勝目!

 荒れた……というより、やや消化不良のレースだった。最後はセーフティカーに
先導されたマシン群にチェッカーが振られ、最後の勝負を期待した観客は深いため
息を漏らして帰路につくことになった。

 8月10日(日)、富士スピードウェイで行われた全日本GT選手権第4戦「JAPAN
 SPECIAL GT CUP」は、心配された天候は崩れずにすんだものの、3度のセーフティ
カーラン、度重なるペナルティの黒旗で順位は混乱。これらをうまく利用し、他車
の脱落にも助けられた形の#39デンソーサードスープラが優勝を飾った。
 また、GT300クラスも最後にドンデン返し。#910ポルシェのペナルティにより#26
タイサンスターカードRSR(鈴木恵一/新田組)が優勝。両クラスとも第2戦富
士の勝者が、運を引き寄せシリーズ2勝目を遂げた。

 序盤の主役は、スタートでトップに立った#38カストロールセルモスープラ(竹
内/金石組)とPPスタートの#36カストロールトムススープラ(クルム/ロサ組)だ
った。3位#510RHセルモスープラ(ガショー/ベルモント組)以下を引き離しな
がら激しく競り合う両者のペースは衰えることなく、1周1秒のペースでマージン
を築いていく。
 トップ争い以外にも、#18avex童無限NSX(黒澤/山本組)と#100RAYBRIG N
SX(国光/飯田組)の5位争い、#556KURE R33(影山正彦/近藤組)と
#2ゼクセルスカイライン(亜久里/コマス組)の7位争いなど、序盤は同一メー
カー同志が随所で見応えのあるバトルを展開した。

  ところが、朝のフリー走行のトラブルを乗り越えてエンジンを換装、健闘してい
た#18NSXが、16周目にコース上にストップ。これを排除するためにセーフティ
カーが入った。
 ルーティンのピットストップにはやや早いものの、いくつかのチームはロスタイ
ムを少なくしようと、このセーフティカーランを利用して作業を終える。上位では
#3ユニシアジェックススカイライン(長谷見/田中組)、#2スカイライン、#
12カルソニックスカイライン(星野/本山組)のスカイライン勢。そして、挙動が
おかしく序盤に余分なピットストップを強いられた#39スープラも続いた。
  GT300クラスでも、#26ポルシェなどがピットインをしたが、結果的はこのチャ
ンスをいかしたマシンがその後のレースを有利に進めることになる。

 セーフティカーランが解除され、一時はカストロールカラーのスープラ3車、#
38、#36、#37カストロールトムススープラ(関谷/利男組)が1-2-3を形成
するが、30周を境に始まったルーティンのピットストップを終えると、その順位は
大きく変動。
  しかし、ここで上位に顔を出す予定だったスカイラインは、#2が#556との接触
で傷めたフェンダーがばたつきオレンジボール旗、#3スカイラインも黄旗追い越
しのペナルティで黒旗ピットストップとなり後退してしまい、スープラ勢に一矢報
いるチャンスはついえてしまった。

  残り20周を切った38周目の順位は、
  #39-(16秒)-#12-(12秒)-#38-(6秒)-#36-(4秒)-#37-(10秒)-#3
  と、#39スープラが予想外の大きなリードを築いていた。

 この中でペースの上がらないのが#12スカイライン。たった4周で12秒のマージ
ンを失い、42周目1コーナーで#38スープラが2位に浮上。また、#38とともに#
36、#37スープラもハイペースを維持。トップにジワジワと迫る。
 そして、その直後トップ#39にとっては厳しく、後続にとっては願ってもないチ
ャンスが訪れる。GT300クラスのマシンが最終コーナーでクラッシュ。2度目のセ
ーフティカーランがはじまる。

 残り10周となってセーフティカーがコースを外れた時(47周目)の差(順位)は、
  #39-(9秒)-#38-(2秒)-#36×#12×#37

  これで#38スープラ逆転勝利のシナリオは整ったかに見えた……が、そう思った
直後、何とその#38にペナルティの黒旗が提示される。ストレートで他車を抜く際に
走路外(ゼブラゾーン)を走行したものだった。
 しかし、トップ#39にとっては、まだ安堵するわけにはいかない。#36に逆転の
芽は残されている。

 51周目の順位は
  #39-(7秒)-#36-(2秒)-#37

 ところが、ここでまたしてもアクシデント。#4ポルシェが最終コーナーでクラ
ッシュし、4周を残して今日3度目のセーフティカーランとなる。
 これで上位3車の差はぐっと縮まり、レース再開となれば#36、#37に有利。そ
のままチェッカーなら#39の優勝。皆が固唾を呑んでセーフティカーの動向を見守
った。
  結局、セーフティカーの先導は続き、そのままレース終了。#39デンソーサード
スープラが今季2勝目を飾った。

 「最初の予定外のピットインはオーバーステアがひどくて堪えきれず入った。タ
イヤを変えても症状は直らなかったので、たぶんデフだと思う。チームと谷川君の
がんばりに感謝」と、シリーズを大きくリードすることになった影山正美。
 最初のピットインの際、影山はグローブを投げたというが、チームは勝負を捨て
ず、引き継いだ谷川もはこれ以上ない我慢の走りをしたことが、運を引き寄せ勝利
に繋がった。
 レースも人生も「投げたらアカン」。

 なお、GT300クラスは、#910ナインテンポルシェが真先にチェッカーを受けたが、
セーフィティカーラン時に他車を抜いたとして、レース後1分加算のペナルティが
課せられ後退。#26ポルシェが優勝を飾り、2位には大健闘の#27チームFCJフ
ェラーリ(太田/オロフソン組)が入った。

              *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***

全日本GT選手権

GTオールスター戦もてぎで開催決定!

   '97 GTオールスター戦、11月16日にツインリンクもてぎで開催決定!
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  GTアソシエイション(会長:高橋国光)は、8月10日全日本GT選手権第4戦
の行われている富士スピードウェイで、今年のGTオールスター戦の概要の発表を行
った。
 今年のオールスター戦は、先頃オープンしたばかりのついんりんくもてぎが会場。
しかもオーバルコースを使用しての初のビッグレース開催となる。
 なお、大会チケットは前売りを原則(前売り完売の場合、当日売りなし)としてい
るので、観戦を予定されている方はご注意を。観戦チケットの販売方法などは会議室
16「メディアセンター」#651番発言  nifty:FMOTOR4/MES/16/651  をご覧ください。 

■大会概要
  ●大会名称:NICOS CUP GTオールスター戦’97
 ●開催日時:1997年11月15日(土)公開車検及び公開練習
       1997年11月16日(日)公式予選及び決勝レース
 ●開催場所:ツインリンクもてぎ
       スーパースピードウェイ(オーバルコース)全長2.4km
       (直線部にシケイン設置予定)
 ●参加チーム&ドライバー:
       ファン投票とGT-A規定によって選出された最大25チーム50
       ドライバー
 ●TV放映:(予定)12月13日(土)16:00~17:15(TV東京)


  情報提供:GTアソシエイション
      GTオールスター実行委員会

              *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***

全日本GT選手権

GTC_Rd4:富士の天候は回復

 午前中、サポートレースの行われた10時頃には深い霧の立ち込めた富士スピ
ードウェイだが、その後天候は回復。路面は完全ドライとなった。
 しかし、一時は日が差していたものの、午後1時現在空には雨雲が漂っている。

 なお、朝のフリー走行でエンジントラブルの発生した#18avex童無限NSXは、
エンジン換装を行っているが、決勝スタートに間に合うのは難しい状況だ。

              *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***

全日本GT選手権

GTC_Rd4:富士GTフリー走行NEWS

 8月10日、富士スペシャルGTカップ決勝日朝、御殿場周辺は深い霧に包まれ、
東名高速では視界50m程度。しかし、富士スピードウェイ周辺は昨日と同じく
黒い雲が垂れ込め雨がパラついている程度。霧はない。

 弱ウェットコンディションの中、スケジュールどおり8時10分から行われたフ
リー走行では、昨日の予選中スピンアウトして満足なタイムアタックができず予選
7位にとどまった#37カストロールトムススープラ(関谷/利男組)がトップタイム
をマーク。予選14位の#12カルソニックスカイライン(星野/本山組)も3位につける
などベテラン勢が気を吐いた。
 ドライの予選ではスープラに水をあけられたスカイライン勢の躍進、そして富士
マイスター?土屋圭市の乗る#34ポルシェの健闘が光った。

  なお、#18 avex童夢無限NSXはフリー走行中に突然エンジンストップ。決
勝に向けて不安を残した。

フリー走行トップ10
 #37 カストロールトムススープラ(関谷/利男組)
 #39 デンソーサードスープラ(影山正美/谷川組)
 #12 カルソニックスカイライン(星野/本山組)
 #18 avex童夢無限NSX(黒澤/山本組)
 #556KURE R33(影山正彦/近藤組)
 #8  パワークラフトスープラ(ガードナー/クリステンセン組)
 #3  ユニシアジェックススカイライン(長谷見/田中組)
 #2  ゼクセルスカイライン(亜久里/コマス組)
 #34 STPタイサンアドバンGT-2(土屋/松田組)
 #100RAYBRIG NSX(国光/飯田組)


              *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.4/3


                     ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
                       1997  GT INSIDE REPORT
   Round 4 JAPAN SPECIAL GT CUP                                 9 Aug. '97
   Qualify Report                予選日レポート                 FMOTOR4版
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 '97GTC第4戦富士スピードウェイ

スープラ、圧倒的な速さを魅せる
予選で無敵!? Castorl TOM'S SUPRAが4連続ポール獲得
5、6位は2台のNSXが滑り込む


 8月9日、全日本GT選手権第4戦JAPAN SPECIAL GT CUPの予選が富士スピードウェイ
で行われた。当初からトヨタ・スープラの優勢が予想されていたが、前評判通り1
位から4位までを独占。これに対抗するように2台のNSXが続いた。一方、スカイライ
ンGT-Rの最上位は10位と思いの外に苦しい状況に追い込まれた。
 折から接近中の台風の影響からか、富士スピードウェイには強い風が吹き、黒い
雲が通りかかる微妙な空模様。このため、予選の序盤から各車早めのアタックに入
っていった。まずは5分ほどで、No.28カストロール・セルモ・スープラの竹内浩典
が早くも1分30秒を切る29秒8を記録。そして、28秒台へとタイムを上げていく。す
ると、10分後には第2戦富士のポールシッターであるNo.36カストロール・トムス・
スープラのミハエル・クルムが1分28秒625と、自らが第2戦で記録したコースレコ
ードをコンマ187秒上回るタイムを記録しリーディングボードのトップに立った。3
番手にもNo.8 POWER CRAFT SUPRAのW.ガードナーが付け、それに続くのはNo.510 
RH CERUMO SUPRAのB.ガショー。スープラの優勢が伝えられてはいたが、早くもそ
の速さを見せつける様相を呈してきた。
 このスーラ勢に続いたのは、ホンダNSXの2台。前回の仙台ハイランドでは、ミッ
ショントラブルで早々に戦線を離脱したNSXだが、今回はその対策も十分に行い、大
きなトラブルもなく予選を進める。その中で、まずNo.100 RAYBRIG NSXの飯田章が1
分29秒800で4台のスープラに続く5番手に進出。そして、No.18 avex童夢無限NSX
もそれに続く6番手につける。そして、No.18黒澤琢弥はアタックのタイミングを掴
んで1分29秒780でNo.100を抜いて5番手となった。

苦戦必死か。トップスピード不足に悩むGT-R
 前戦仙台ハイランドでは、97年式スカイラインGT-Rをデビュー。その1台である
No.2 ZEXELスカイラインは、あと一歩で優勝というパフォーマンスを見せた。だ
が、この富士ではその片鱗をわずかにも見せることが出来ない。1回目の予選中盤
では8番手ほどに付けているが、終わってみれば、最上位はNo.2 ZEXELスカイライ
ン。その順位はなんと10位。40kgのウエイトを積みタイムアップに悩むNo.39デン
ソーサードスープラGTを除くすべてのスープラがその上に居る。さらにはNSXにも
先を越されている。
 午後。スカイライン勢はより上位への進出をもくろんでいたが、なんと予選2回
目が始まったころから、雨粒がコースに落ち始める。5分を過ぎる頃には路面はう
っすらと水を帯び、タイムアップを見込める状態ではなくなった。結局、午前に出
走できなかったマシンを除きタイムを更新はなく、上位陣は午前の結果のまま予選
順位を確定。ポールは、第2戦の富士同様にNo.36に。そしてカストロール・トムス
・スープラとしては4戦連続の快挙である。
 一方、予選10位に甘んじたNo.2鈴木亜久里は「予選の一発では勝てない。でも、
レースでのアベレージスピードはそれほど差はない」と言うが、その差は1秒以
上。そして今回のレースは56ラップ、250kmとやや短め。このレースでのグリッド
5列目はかなりのハンデといえる。


2位になんと2秒差!? GT300はつちやMR2が今季初ポール

 GT500でのスープラの強さが目立ったように、GT300では前戦仙台ハイランドで初
優勝を飾ったNo.25つちやMR2が圧倒的な速さを見せた。そのラップタイムは1分35秒
197。2番手につけたNo.81ダイシンシルビアを2秒以上引き離す快走だった。3番手に
は、このところ徐々に実力を発揮しつつあるNo.27 TEAM FCJ フェラーリが太田哲
也が入る。しかし、セカンド・ドライバーのオロフソンが乗った直後にマシントラ
ブルを起こし、彼は1回目の予選でタイムを記録できなかった。そして、2回目は
雨。規定タイム更新ができないとせっかくの順位が取り消されてしまう。すでにレ
インコンディションに入ったコースをオロフソンは攻め、1分47秒958をたき出す。
このタイムがラップモニターに表示された時、ピット内では安堵の大きなため息が
漏れた。



ポールポジション・インタビュー

No.36 カストロール・トムス・スープラ
ミハエル・クルム 1分28秒625(コースレコード)

「今日の予選結果は、カストロール・トムス・チームにとって今季4回目のポール
ポジションであると共に、スープラの強さを証明できた素晴らしい予選だった。マ
シンも完璧でしたし、アタックのタイミングも、コンディションも完璧でした。こ
のままの勢いで決勝も終われれればと思います。明日はチャンピオンシップにとっ
て大変重要なレースですが、すべてうまくいけば、自分たちに一番チャンスがある
と思う。心配なのは、明日の天気と自分のミスだけ。40kgの重量ハンデについて
は。(以下日本語で)スゴクイイバランスニナッタトオモイマス(笑)。ホント」



GT300ポールポジション
No.25 つちやMR2
土屋武士 1分35秒197(コースレコード)

「アタックラップはコースもクリアで、ほんと完璧な状況でしたから、2位に2秒
近い差がつけられたのだと思います。この結果にはとても満足です。でも、こんな
にタイム差が付くとは予想もしていませんでした。でも、車には元々ポテンシャル
があるんです。NAの時からストレートが遅くてもコーナーで詰めて、シルビアなど
のコンマ数秒落ちでしたから。ターボが付くことでストレートでも付いて行けるよ
うになってタイムも同等になったんです。前戦ではまだターボラグが大きかったん
ですが、今回対策してきてパワー自体は少し落ちましたがとても良くなったんです」


以上
                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                         古屋 知幸 = QYB04322 =

全日本GT選手権

JAPAN SPECIAL GT CUP GT-RD.4 予選結果

*******************************************************************************
*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                  JAPAN  SPECIAL  GT  CUP                   *
*                           GT 公式予選正式結果表                           *
* 1997.08.09                                                SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー  1         ドライバー  2         
    形    式         車     名                      ベストラップ 周  km/h
-------------------------------------------------------------------------------
 1 36 500 ミハエル・クルム           (D) ペドロ・デ・ラ・ロサ      (E) 
    JZA80    3S-GT改 カストロ-ル・トムス・ス-プラR1'28.625 38 181.574
 2 38 500 竹内  浩典         (J) 金石  勝智         (J) 
    JZA80    3S-GT改 カストロ-ル・セルモ・ス-プラR1'28.783 23 181.251
 3  8 500 ワイン・ガ-ドナ-      (AUS) トム・クリステンセン        (DK) 
    JZA80    3S-GT改 POWERCRAFTSUPRA 1'29.161 27 180.482
 4510 500 ベルトラン・ガショ-       (F) ポ-ル・ベルモンド       (F) 
    JZA80    3S-GT改 RH  CERUMO  SUPRA 1'29.607 19 179.584
 5 18 500 黒澤  琢弥         (J) 山本  勝巳         (J) 
    E-NA2       C32B avex  童夢  無限  NSX   1'29.780 33 179.238
 6100 500 高橋  国光         (J) 飯田    章         (J) 
    E-NA2       C32B RAYBRIG  NSX         1'29.800 22 179.198
 7 37 500 関谷  正徳         (J) 鈴木  利男         (J) 
    JZA80    3S-GT改 カストロ-ル・トムス・ス-プラ 1'29.865 23 179.069
 8  5 500 田嶋  栄一         (J) マ-ク・グ-セン          (B) 
    JZA80    3S-GT改 5ZIGEN  SUPRA       1'29.875 18 179.049
 9 39 500 影山  正美         (J) 谷川  達也         (J) 
    JZA80    3S-GT改 デンソ-サ-ドス-プラGT     1'29.939 25 178.921
10  2 500 鈴木亜久里         (J) エリック・コマス           (F) 
    BCNR33  RB26DETT ZEXELスカイライン         1'29.965 28 178.870
11556 500 影山  正彦         (J) 近藤  真彦         (J) 
    BCNR33  RB26DETT KURE  R33               1'30.157 40 178.489
12  3 500 長谷見昌弘         (J) 田中  哲也         (J) 
    BCNR33  RB26DETT ユニシアジェックススカイライン 1'30.438 30 177.934
13 13 500 木下みつひろ       (J) 藤村  満男         (J) 
    BCNR32  RB26DETT エンドレス  アドバン  GTR   1'30.633 13 177.551
14 12 500 星野  一義         (J) 本山    哲         (J) 
    BCNR33  RB26DETT カルソニック  スカイライン     1'31.015 21 176.806
15 10 500 飯田    薫         (J) ラルフ・ファ-マン         (GB) 
    911GT2       M64 シャトレ-ゼ・ポルシェGT2   1'31.548 18 175.777
16 30 500 山田  洋二         (J) 茂木  和男         (J) 
    911GT2       M64 綜合警備  PORSCHE       1'31.889 27 175.124
17 34 500 土屋  圭市         (J) 松田  秀士         (J) 
    911GT2       M64 STPタイサンアドバンGT-2 1'32.311 21 174.324
18  4 500 金海  辰彦         (J) 駒    光武         (J) 
    911GT2       M64 ダンロップ  ポルシェ           1'34.004 28 171.184
19 25 300 土屋  武士         (J) 長島  正興         (J) 
    SW20        3S-G つちやMR2                   1'35.197 25 169.039
20  7 300 山路  慎一         (J) 松本  晴彦         (J) 
    FD3S         20B RE雨宮SuperG  RX7   1'37.371 24 165.265
21 27 300 太田  哲也         (J) アンダ-ス・オロフソン       (S) 
    F355        F129 TEAM  FCJ  フェラ-リ   1'37.646 13 164.799
22 81 300 大八木信行         (J) 木下  隆之         (J) 
    S14         SR20 ダイシン  シルビア             1'37.696 18 164.715
23 19 300 織戸    学         (J) 福山  英朗         (J) 
    S14         SR20 RS☆Rシルビア               1'37.743 22 164.636
24 26 300 鈴木  恵一         (J) 新田  守男         (J) 
    964RSR       M64 タイサン  スタ-カ-ド  RSR 1'37.796 16 164.547
25  6 300 加藤  寛規         (J) 藤田  孝博         (J) 
    SW20        3S-G ワイズダンロップBP  MR-2 1'37.841 23 164.471
26 21 300 一ツ山  康         (J) 水野  文則         (J) 
    E36          S14 ダンロップ-BP-BMW       1'37.872 29 164.419
27 51 300 石原  将光         (J) 池谷  勝則         (J) 
    993RSR       M64 コブラポルシェ                 1'38.512 26 163.351
28 71 300 星野    薫         (J) 城内  政樹         (J) 
    911GT2       M64 シグマテック  911           1'38.926 21 162.667
29010 300 袖山  誠一         (J) 玉本  秀幸         (J) 
    993RSR       M64 ナインテンポルシェ             1'39.006 28 162.536
30 72 300 牧口  規雄         (J) 浅見    武         (J) 
    E36          S14 WAKO'S  BMW  M3      1'39.266 25 162.110
31 55 300 深沢  寿裕         (J) 長島  正明         (J) 
    FD3S         20B Castrol  SF  RX7   1'39.467 14 161.782
32 91 300 松永  雅博         (J) 三原じゅん子       (J) 
    SW20        3S-G バ-ディ-クラブ・MR-2     1'40.176 25 160.637
33 20 300 高橋  健二         (J) 須賀  宏明         (J) 
    993RSR       M64 アイ・オ-トGABポルシェ     1'40.612 24 159.941
34 88 500 和田  孝夫         (J) 和田    久         (J) 
    DIABLO-GTR3 L522 JLOC  ディアブロ  GTR   1'40.678 11 159.836
35 79 300 杉山  正典         (J) 青柳  裕易         (J) 
    S13         FJ20 ナックウエストシルビア         1'41.043 22 159.259
36 28 300 山崎  正弘         (J) 杉山  正巳         (J) 
    F355        F129 TEAM  FCJ  フェラ-リ   1'41.940 14 157.858
37 60 300 佐藤  久実         (J) 田中    実         (J) 
    TJG00       3S-G ワイズダンロップBPキャバリエ 1'42.126 19 157.570
38 16 300 関根  基司         (J) 藤島  敏也         (J) 
    E36          S14 YB  BMW  325i  ク-ペ 1'42.318 21 157.274
39 70 300 石橋  義三         (J) 小宮  延雄         (J) 
    993RSR       M64 外車の外国屋アドバンポルシェ   1'42.357 16 157.214
40 17 300 野上  敏彦         (J) 細野  智行         (J) 
    NA6CE        13B 東京科芸専:REロ-ドスタ-   1'44.129 13 154.539
41 47 500 山本  正人         (J) 岡本  克彦         (J) 
    E-CF45B     LT-1 アドバンスオ-トGTカマロ     1'44.764 13 153.602
42333 300 清水  正智         (J) 佐伯  重和         (J) 
    993RSR       M64 ポルシェ                       1'45.504 31 152.525
43 15 300 小田切  毅         (J) 小野田貴俊         (J) 
    BNR32       RB26 カムコワ-クステ-ションGTR 1'46.927 18 150.495
-------------------------------------------------------------------------------
   23 300 平野  敏行         (J) 久保山久徳         (J) 
    CNR32       RB20 ヒラノモ-タ-スポ-ツR32M           0        
-------------------------------------------------------------------------------
'R'マークの車は,コースレコードを更新しました 従来のレコードタイムは  1'28.812
-------------------------------------------------------------------------------
                    ☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本GT選手権

JAPAN SPECIAL GT CUP GT-RD.4 予選2回目

*******************************************************************************
*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                  JAPAN  SPECIAL  GT  CUP                   *
*                           GT 予選結果表 2回目                           *
* 1997.08.09    天候 : 曇り       コース状況 : ウェット         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー  1         ドライバー  2         
    形    式         車     名                      ベストラップ 周  km/h
-------------------------------------------------------------------------------
 1 39 500 影山  正美         (J) 谷川  達也         (J) 
    JZA80    3S-GT改 デンソ-サ-ドス-プラGT     1'30.195  8 178.413
 2  2 500 鈴木亜久里         (J) エリック・コマス           (F) 
    BCNR33  RB26DETT ZEXELスカイライン         1'30.270 11 178.265
 3  8 500 ワイン・ガ-ドナ-      (AUS) トム・クリステンセン        (DK) 
    JZA80    3S-GT改 POWERCRAFTSUPRA 1'30.950  4 176.932
 4  3 500 長谷見昌弘         (J) 田中  哲也         (J) 
    BCNR33  RB26DETT ユニシアジェックススカイライン 1'31.469  6 175.928
 5 36 500 ミハエル・クルム           (D) ペドロ・デ・ラ・ロサ      (E) 
    JZA80    3S-GT改 カストロ-ル・トムス・ス-プラ 1'31.567 13 175.740
 6  5 500 田嶋  栄一         (J) マ-ク・グ-セン          (B) 
    JZA80    3S-GT改 5ZIGEN  SUPRA       1'31.704  6 175.478
 7 10 500 飯田    薫         (J) ラルフ・ファ-マン         (GB) 
    911GT2       M64 シャトレ-ゼ・ポルシェGT2   1'32.415  4 174.128
 8510 500 ベルトラン・ガショ-       (F) ポ-ル・ベルモンド       (F) 
    JZA80    3S-GT改 RH  CERUMO  SUPRA 1'33.792  4 171.571
 9 34 500 土屋  圭市         (J) 松田  秀士         (J) 
    911GT2       M64 STPタイサンアドバンGT-2 1'34.533  3 170.226
10 18 500 黒澤  琢弥         (J) 山本  勝巳         (J) 
    E-NA2       C32B avex  童夢  無限  NSX   1'35.262  9 168.924
11  4 500 金海  辰彦         (J) 駒    光武         (J) 
    911GT2       M64 ダンロップ  ポルシェ           1'36.028 12 167.576
12 30 500 山田  洋二         (J) 茂木  和男         (J) 
    911GT2       M64 綜合警備  PORSCHE       1'37.143  6 165.653
13100 500 高橋  国光         (J) 飯田    章         (J) 
    E-NA2       C32B RAYBRIG  NSX         1'37.454  3 165.124
14 88 500 和田  孝夫         (J) 和田    久         (J) 
    DIABLO-GTR3 L522 JLOC  ディアブロ  GTR   1'40.678 11 159.836
15556 500 影山  正彦         (J) 近藤  真彦         (J) 
    BCNR33  RB26DETT KURE  R33               1'42.687 17 156.709
16 37 500 関谷  正徳         (J) 鈴木  利男         (J) 
    JZA80    3S-GT改 カストロ-ル・トムス・ス-プラ 1'44.083  9 154.607
17 47 500 山本  正人         (J) 岡本  克彦         (J) 
    E-CF45B     LT-1 アドバンスオ-トGTカマロ     1'44.764  6 153.602
18010 300 袖山  誠一         (J) 玉本  秀幸         (J) 
    993RSR       M64 ナインテンポルシェ             1'45.538  9 152.476
19  7 300 山路  慎一         (J) 松本  晴彦         (J) 
    FD3S         20B RE雨宮SuperG  RX7   1'46.117  9 151.644
20 91 300 松永  雅博         (J) 三原じゅん子       (J) 
    SW20        3S-G バ-ディ-クラブ・MR-2     1'47.106 11 150.244
21 25 300 土屋  武士         (J) 長島  正興         (J) 
    SW20        3S-G つちやMR2                   1'47.168 13 150.157
22 21 300 一ツ山  康         (J) 水野  文則         (J) 
    E36          S14 ダンロップ-BP-BMW       1'47.785  9 149.297
23 27 300 太田  哲也         (J) アンダ-ス・オロフソン       (S) 
    F355        F129 TEAM  FCJ  フェラ-リ   1'47.958  7 149.058
24333 300 清水  正智         (J) 佐伯  重和         (J) 
    993RSR       M64 ポルシェ                       1'48.762 16 147.956
25  6 300 加藤  寛規         (J) 藤田  孝博         (J) 
    SW20        3S-G ワイズダンロップBP  MR-2 1'51.159  9 144.766
26 72 300 牧口  規雄         (J) 浅見    武         (J) 
    E36          S14 WAKO'S  BMW  M3      1'52.232  6 143.382
27 60 300 佐藤  久実         (J) 田中    実         (J) 
    TJG00       3S-G ワイズダンロップBPキャバリエ 1'53.870 13 141.319
28 79 300 杉山  正典         (J) 青柳  裕易         (J) 
    S13         FJ20 ナックウエストシルビア         1'54.651  4 140.356
29 16 300 関根  基司         (J) 藤島  敏也         (J) 
    E36          S14 YB  BMW  325i  ク-ペ 1'54.658  5 140.348
30 20 300 高橋  健二         (J) 須賀  宏明         (J) 
    993RSR       M64 アイ・オ-トGABポルシェ     1'55.351  4 139.505
31 51 300 石原  将光         (J) 池谷  勝則         (J) 
    993RSR       M64 コブラポルシェ                 1'55.580 10 139.228
32 19 300 織戸    学         (J) 福山  英朗         (J) 
    S14         SR20 RS☆Rシルビア               1'56.088  4 138.619
33 71 300 星野    薫         (J) 城内  政樹         (J) 
    911GT2       M64 シグマテック  911           2'07.129  2 126.580
34 12 500 星野  一義         (J) 本山    哲         (J) 
    BCNR33  RB26DETT カルソニック  スカイライン     2'08.873  6 124.867
35 15 300 小田切  毅         (J) 小野田貴俊         (J) 
    BNR32       RB26 カムコワ-クステ-ションGTR 2'10.040  6 123.747
   38 500 竹内  浩典         (J) 金石  勝智         (J) 
    JZA80    3S-GT改 カストロ-ル・セルモ・ス-プラ           1        
   13 500 木下みつひろ       (J) 藤村  満男         (J) 
    BCNR32  RB26DETT エンドレス  アドバン  GTR             0        
   17 300 野上  敏彦         (J) 細野  智行         (J) 
    NA6CE        13B 東京科芸専:REロ-ドスタ-             0        
   23 300 平野  敏行         (J) 久保山久徳         (J) 
    CNR32       RB20 ヒラノモ-タ-スポ-ツR32M           0        
   26 300 鈴木  恵一         (J) 新田  守男         (J) 
    964RSR       M64 タイサン  スタ-カ-ド  RSR           0        
   28 300 山崎  正弘         (J) 杉山  正巳         (J) 
    F355        F129 TEAM  FCJ  フェラ-リ             0        
   55 300 深沢  寿裕         (J) 長島  正明         (J) 
    FD3S         20B Castrol  SF  RX7             0        
   70 300 石橋  義三         (J) 小宮  延雄         (J) 
    993RSR       M64 外車の外国屋アドバンポルシェ             0        
   81 300 大八木信行         (J) 木下  隆之         (J) 
    S14         SR20 ダイシン  シルビア                       0        
-------------------------------------------------------------------------------
                    ☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本GT選手権

GTC_Rd4:富士GT予選レポート

                 #36カストロールトムススープラ、
              前戦優勝の勢いを保ってポールポジション奪取!

 8月9日(土)、鈴鹿、富士、仙台とラウンドし、再び富士に戻ってきたGT選
手権は、毎年恒例お盆の戦い「JAPAN SPECIAL GT CUP」を迎えた。台風の影響で不
順な天候となった予選は、前回仙台で逆転優勝を遂げた#36カストロールトムススー
プラを駆るミハエル・クルムがコースレコードを叩き出してポールポジションを奪
った。

●予選1回目
 午前10時40分からの予選1回目は、曇り空に時々晴れ間が覗き時折雨がパラつく
という、やや不順な天候の中行われた。午後の天候に不安があるため、1回目から
各チームともアタックを敢行。

 好調が伝えられたスープラ勢は最終コーナーからストレート区間が特に速く、1
分28秒625のコースレコードを叩き出した#36カストロールトムススープラ(クルム
/デ・ラ・ロサ組)を筆頭に、#38カストロールセルモスープラ(竹内/金石組)、
#8パワークラフトスープラ(ガードナー/クリステンセン組)、#510RHセルモス
ープラ(ガショー/ベルモント組)らが予選上位を独占。

  これに、ストレートスピードでは劣るものの、それをカバーするコーナリングス
ピードをみせる2台のNSX#18avex童夢無限NSX(黒澤/山本組)、#100
RAYBRIG NSX(国光/飯田組)がスープラ勢に割って入り、5、6位を
獲得。

 スカイライン勢は、「予選はスープラには追いつかないよ。でも、決勝ラップは
スープラと変わらないから大丈夫」という亜久里の言葉どおり、10位の#2ゼクセル
スカイライン(亜久里/コマス組)以下5台が並んだ。
 ポルシェ勢はこの後に続き、GT500クラスの予選1回目のリザルトは車種別
に明確に分かれる結果となった。

 GT300は、前回第3戦を制した#25つちやMR2(土屋/長島組)が2位を2
秒以上離す1分35秒197というタイムでクラスポール。「このタイムには誰も届かな
いはず。午後は決勝に向けてセットアップします」と余裕をみせた。

●予選2回目
 午後3時40分に始まった2回目の予選開始後まもなく、各車がこれからアタッ
クを行おうとした矢先、低く垂れ込めていた雲から雨が落ちはじめ路面をうっすら
と濡らした。これにより各車はアタックを見合せ、様子を見ることになった。
 その後雨足は強くなり路面は完全なウェット。明日に備えて各チームはレインセ
ッティングの確認のため走行を行ったが、もちろんタイムアップは望めず、そのま
ま2回目の予選は終了した。

 明日の静岡県東部の天気予報は、雨のち曇り、のち晴れ。気まぐれな富士スピー
ドウェイ周辺の天候も、決勝がスタートする午後2時には回復していることを祈ろ
う。

              *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***

全日本GT選手権

JAPAN SPECIAL GT CUP GT-RD.4 予選 1回目

*******************************************************************************
*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                  JAPAN  SPECIAL  GT  CUP                   *
*                           GT 予選結果表 1回目                           *
* 1997.08.09    天候 : 晴れ       コース状況 : ドライ         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー  1         ドライバー  2         
    形    式         車     名                      ベストラップ 周  km/h
-------------------------------------------------------------------------------
 1 36 500 ミハエル・クルム           (D) ペドロ・デ・ラ・ロサ      (E) 
    JZA80    3S-GT改 カストロ-ル・トムス・ス-プラR1'28.625 25 181.574
 2 38 500 竹内  浩典         (J) 金石  勝智         (J) 
    JZA80    3S-GT改 カストロ-ル・セルモ・ス-プラR1'28.783 22 181.251
 3  8 500 ワイン・ガ-ドナ-      (AUS) トム・クリステンセン        (DK) 
    JZA80    3S-GT改 POWERCRAFTSUPRA 1'29.161 23 180.482
 4510 500 ベルトラン・ガショ-       (F) ポ-ル・ベルモンド       (F) 
    JZA80    3S-GT改 RH  CERUMO  SUPRA 1'29.607 15 179.584
 5 18 500 黒澤  琢弥         (J) 山本  勝巳         (J) 
    E-NA2       C32B avex  童夢  無限  NSX   1'29.780 24 179.238
 6100 500 高橋  国光         (J) 飯田    章         (J) 
    E-NA2       C32B RAYBRIG  NSX         1'29.800 19 179.198
 7 37 500 関谷  正徳         (J) 鈴木  利男         (J) 
    JZA80    3S-GT改 カストロ-ル・トムス・ス-プラ 1'29.865 14 179.069
 8  5 500 田嶋  栄一         (J) マ-ク・グ-セン          (B) 
    JZA80    3S-GT改 5ZIGEN  SUPRA       1'29.875 12 179.049
 9 39 500 影山  正美         (J) 谷川  達也         (J) 
    JZA80    3S-GT改 デンソ-サ-ドス-プラGT     1'29.939 17 178.921
10  2 500 鈴木亜久里         (J) エリック・コマス           (F) 
    BCNR33  RB26DETT ZEXELスカイライン         1'29.965 17 178.870
11556 500 影山  正彦         (J) 近藤  真彦         (J) 
    BCNR33  RB26DETT KURE  R33               1'30.157 23 178.489
12  3 500 長谷見昌弘         (J) 田中  哲也         (J) 
    BCNR33  RB26DETT ユニシアジェックススカイライン 1'30.438 24 177.934
13 13 500 木下みつひろ       (J) 藤村  満男         (J) 
    BCNR32  RB26DETT エンドレス  アドバン  GTR   1'30.633 13 177.551
14 12 500 星野  一義         (J) 本山    哲         (J) 
    BCNR33  RB26DETT カルソニック  スカイライン     1'31.015 15 176.806
15 10 500 飯田    薫         (J) ラルフ・ファ-マン         (GB) 
    911GT2       M64 シャトレ-ゼ・ポルシェGT2   1'31.548 14 175.777
16 30 500 山田  洋二         (J) 茂木  和男         (J) 
    911GT2       M64 綜合警備  PORSCHE       1'31.889 21 175.124
17 34 500 土屋  圭市         (J) 松田  秀士         (J) 
    911GT2       M64 STPタイサンアドバンGT-2 1'32.311 18 174.324
18  4 500 金海  辰彦         (J) 駒    光武         (J) 
    911GT2       M64 ダンロップ  ポルシェ           1'34.004 16 171.184
19 25 300 土屋  武士         (J) 長島  正興         (J) 
    SW20        3S-G つちやMR2                   1'35.197 12 169.039
20  7 300 山路  慎一         (J) 松本  晴彦         (J) 
    FD3S         20B RE雨宮SuperG  RX7   1'37.371 15 165.265
21 27 300 太田  哲也         (J) アンダ-ス・オロフソン       (S) 
    F355        F129 TEAM  FCJ  フェラ-リ   1'37.646  6 164.799
22 81 300 大八木信行         (J) 木下  隆之         (J) 
    S14         SR20 ダイシン  シルビア             1'37.696 18 164.715
23 19 300 織戸    学         (J) 福山  英朗         (J) 
    S14         SR20 RS☆Rシルビア               1'37.743 18 164.636
24 26 300 鈴木  恵一         (J) 新田  守男         (J) 
    964RSR       M64 タイサン  スタ-カ-ド  RSR 1'37.796 16 164.547
25  6 300 加藤  寛規         (J) 藤田  孝博         (J) 
    SW20        3S-G ワイズダンロップBP  MR-2 1'37.841 14 164.471
26 21 300 一ツ山  康         (J) 水野  文則         (J) 
    E36          S14 ダンロップ-BP-BMW       1'37.872 20 164.419
27 51 300 石原  将光         (J) 池谷  勝則         (J) 
    993RSR       M64 コブラポルシェ                 1'38.512 16 163.351
28 71 300 星野    薫         (J) 城内  政樹         (J) 
    911GT2       M64 シグマテック  911           1'38.926 19 162.667
29010 300 袖山  誠一         (J) 玉本  秀幸         (J) 
    993RSR       M64 ナインテンポルシェ             1'39.006 19 162.536
30 72 300 牧口  規雄         (J) 浅見    武         (J) 
    E36          S14 WAKO'S  BMW  M3      1'39.266 19 162.110
31 55 300 深沢  寿裕         (J) 長島  正明         (J) 
    FD3S         20B Castrol  SF  RX7   1'39.467 14 161.782
32 91 300 松永  雅博         (J) 三原じゅん子       (J) 
    SW20        3S-G バ-ディ-クラブ・MR-2     1'40.176 14 160.637
33 20 300 高橋  健二         (J) 須賀  宏明         (J) 
    993RSR       M64 アイ・オ-トGABポルシェ     1'40.612 20 159.941
34 79 300 杉山  正典         (J) 青柳  裕易         (J) 
    S13         FJ20 ナックウエストシルビア         1'41.043 18 159.259
35 28 300 山崎  正弘         (J) 杉山  正巳         (J) 
    F355        F129 TEAM  FCJ  フェラ-リ   1'41.940 14 157.858
36 60 300 佐藤  久実         (J) 田中    実         (J) 
    TJG00       3S-G ワイズダンロップBPキャバリエ 1'42.126  6 157.570
37 16 300 関根  基司         (J) 藤島  敏也         (J) 
    E36          S14 YB  BMW  325i  ク-ペ 1'42.318 16 157.274
38 70 300 石橋  義三         (J) 小宮  延雄         (J) 
    993RSR       M64 外車の外国屋アドバンポルシェ   1'42.357 16 157.214
39 17 300 野上  敏彦         (J) 細野  智行         (J) 
    NA6CE        13B 東京科芸専:REロ-ドスタ-   1'44.129 13 154.539
40 47 500 山本  正人         (J) 岡本  克彦         (J) 
    E-CF45B     LT-1 アドバンスオ-トGTカマロ     1'44.892  7 153.415
41333 300 清水  正智         (J) 佐伯  重和         (J) 
    993RSR       M64 ポルシェ                       1'45.504 15 152.525
42 15 300 小田切  毅         (J) 小野田貴俊         (J) 
    BNR32       RB26 カムコワ-クステ-ションGTR 1'46.927 12 150.495
-------------------------------------------------------------------------------
   88 500 和田  孝夫         (J) 和田    久         (J) 
    DIABLO-GTR3 L522 JLOC  ディアブロ  GTR             0        
   23 300 平野  敏行         (J) 久保山久徳         (J) 
    CNR32       RB20 ヒラノモ-タ-スポ-ツR32M         出走せず 
-------------------------------------------------------------------------------
'R'マークは,コースレコードを更新しました 従来のレコードタイムは  1'28.812
-------------------------------------------------------------------------------
                    ☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.4/2


                     ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
                       1997  GT INSIDE REPORT
   Round 4 JAPAN SPECIAL GT CUP                                 8 Aug. '97
   Practice Report                練習走行レポート              FMOTOR4版
 -------------------------------------------------------------------------
 '97GTC第4戦富士スピードウェイ
 スープラが圧倒的な速さを披露。GT-R、NSXの巻き返しはあるか?

 8月8日、静岡県・富士スピードウェイで全日本GT選手権第4戦「JAPAN SPECIAL 
GT CUP」の公開練習走行が行われた。
 台風と高気圧に挟まれた不安定な天候で、雨は降っていないが空はどんより曇っ
ている。午前9時30分から1時間20分行われた1回目の走行は、No.36のトムス・スー
プラが40分経過時点で早くも1分29秒312を記録。No.38のセルモも29秒465と続き、
さらに30秒155のNo.37と3台のカストロール・スープラとトップ3を独占。セッショ
ンの序盤こそNo.2 ZEXELスカイラインが30秒242でこの3台に続く位置につけていた
が、No.39デンソーサードスープラが30秒191を出した時点で5番手と下がった。
2回目のセッションが始まる午後12時45分になっても気温は、25度程度のこの時期に
しては低め。このセッションでも早々にNo.37トムス・スープラが29秒800を出して
トップに立つ。続いて96年型のシャシーを使うNo.510 RH CERUMO SUPRAが30秒071を
記録して周囲を驚かせる。これに続いてNo.8 POWER SPORT SUPRA、No.5 5ZIGEN 
SUPRAが続々と30秒前半のタイムをたたき出していく。1時間20分のセッションが終
了してみれば、なんと上位7台がスープラ。8番手はNo.18 avex童夢無限NSXの1分30
秒344。ようやく9番手にNo.556 KURE R33が入っているという状態だった。
最終セッション開始の15時5分になっても日差しが指す気配はなく、気温も24度程度
に留まっている。このセッションでもスープラ勢の優位は変わらず、29秒台に入れ
たのは、No.36、No.38、そしてNo.8の3台のみ。終盤にNo.18 avex童夢無限が1分30
秒175を記録して、このセッションの5番手になるが総合では7位。スカイラインに
至っては第1セッションにNo.2 ZEXELスカイライン出したタイムを上回れず、総合9
位とスープラの牙城を脅かすまでにはいたらなかった。
GT300クラスでは、ポイントリーダーのNo.19 RS☆Rシルビアがウエイトハンデ70kg
を背負い思うようにタイムが上がらず、クラス総合5位に留まった。一方、前戦GTC
初優勝を飾ったNo.25つちやMR2は、第2セッションにGT500クラスに匹敵する1分35秒
760を記録してトップとなった。2番手はこのところ速さを見せているNo.81ダイシン
シルビアが、3番手は前戦のポールシッターのNo.21ダンロップ-BP-BMWが入っている。

練習走行上位タイム                                天気:曇り コース:ドライ
Po   No   マシン                          ドライバー           タイム 
---------------------------------------------------------------------------
 1  36   カストロール・トムス・スープラ    M.クルム/ P.デ・ラ・ロサ     1'29.312(1)
 2  38   カストロール・セルモ・スープラ    竹内浩典/金石勝智   1'29.467(1)
 3  37   カストロール・トムス・スープラ    関谷正徳/鈴木利男   1'29.800(2)
 4   8   POWOR CRAFT SUPRA                 W.ガードナー/T.クリステンセン  1'29.886(3)
 5 510   RH CERUMO SUPRA                   B.ガショー/P.ベルモンド    1'30.071(2)
 6   5   5ZIGEN SUPRA                      田嶋栄一/M.グーセン    1'30.161(2)

[GT300]
    25   つちやMR2                         土屋武士/長島正興   1'35.760(2)
    81   ダイシンシルビア                  大八木信行/木下隆之 1'36.947(1)
    21   ダンロップ-BP-BMW                 一ツ山康/水野文則   1'37.231(2)

                *タイムは非公式のもの。カッコ内はタイムを出したセッション


以上
                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.4/1

                     ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
                       1997  GT INSIDE REPORT
   Round 4 JAPAN SPECIAL GT CUP                                 5 Aug. '97
   Preview Report                 プレビューレポート            FMOTOR4版
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'97GTC第4戦 JAPAN SPECIAL GT CUP
真夏のGTCチャンピオン決戦サバイバル!
後半戦の主導権を握るのは誰だ
シリーズ折り返しは高速サーキットの富士から

 97GTCはここまで3戦が行われ、スカラインの1勝、スープラの2勝。第1戦鈴
鹿はNo.2 ZEXELスカイラインが勝ったが、このときは96年仕様のマシン。第2戦富
士はNo.39デンソーサードスープラが勝つが、レース終盤は天候悪化による不完全
燃焼の戦い。第3戦仙台は新型スカイラインのZEXELスカイラインがほとんど勝利
を手中にしながら、タイヤ選択のミスからNo.36カストロール・トムス・スープラ
に逆転を許した。と、中身を見るとほとんど互角だ。
 スープラは開幕戦から97仕様を投入しただけに、マシン的には最も熟成されてき
ている。予選では、3戦連続ポールを獲得しており、現状でのGTC最速マシンであ
ることは間違いない。一方のスカイラインGT-Rは第3戦より97仕様を投入し、No.2
 ZEXELスカイラインがスープラ勢を大いに脅かした。他のスカイラインは不調の
レースだったが、対策のポイントは見えているようで、この第4戦富士では各車が
その実力をフルに発揮してくるだろう。
 そして、不気味なのはNSXだ。デビューした第2戦富士では、スカイライン勢を
抑えスープラ勢に次ぐ予選6位。第3戦でも予選3位で、決勝でもミッショントラ
ブルが出るまでNo.100 RAYBRIG NSXの高橋国光がNo.2 ZEXELスカイラインの亜久
里、No.37カストロール・トムス・スープラの利男をぴたりと追いかける速さを見
せた。ここまで、クラッシュやマイナートラブルでレース序盤に戦線を去っている
が、熟成が進みつつあるだけに決して侮れない。高速の富士ではNAエンジンは不利
と言われるが、元々前面投影面積が小さく、さらに童夢の洗練された空力により直
線でのパワーロスは最も少ないはずで、この点でもスープラ、スカイラインに大き
く劣るとは言えない。この富士はNSXの真価を問われる戦いであるといえよう。
 全6戦で争われる97GTCにおいて、この富士は後半戦のスタートだ。チーム別に
見れば、毎戦勝者が違う激しい戦いが続いている。ここまで優勝1回、2位1回の
No.2 ZEXELスカイラインとNo.39デンソーサードスープラが1歩リードで、これを
No.36/37カストロール・トムス・スープラの2台とNo.3ユニシアジェックススカイ
ラインが追うという状況だ。ともあれ、これまで勝ち星のあるNo.2 ZEXEL、No.39
デンソー、No.36カストロールがここでもう1勝を得れば、後半戦の主導権を握る
ことが出来る。そして、それに続くチームが勝てば、上位は一団となっていくだろ
う。もちろんそれ以外のチームが勝てばチャンピオン争いは一気に混沌としてく
る。各チームこの第4戦富士は、是が非でも勝ちに来ることになるだろう
 さて、この富士では1台のニューマシンがデビューする。No.47アドバンスオー
トGTカマロだ。アメリカ車としては事実上GTC初登場となるだけに注目したい。



ここまで毎戦勝者が違う大激戦!
誰が最初に2勝目を手にするのか?
第6勢力、キャバリエがGTCに初登場

 GT300クラスはGT500以上に混戦状態だ。RS☆Rシルビア、タイサンスターカード
RSRがシリーズのリードを取るかと思われた矢先の第3戦に、ついにつちやMR2がそ
の速さを結実させて初優勝。これで一気にシリーズの行方が分からなくなった。
 注目したいのは、やはりつちやMR2だ。第3戦からターボを搭載して、その速さ
が際だった。だが、元々NAエンジンであってもターボ勢と互角のタイムを記録して
いたのだ。ターボ化のメリットはウエイトハンデを搭載したときにこそ、意味があ
るといえる。また、このMR2は土屋エンジニアリングのオリジナルチューンなだけ
に、軽量化対策は一歩抜きに出ている。それだけにこの第4戦で勝てば、一気に
チャンピオン争いの主導権を握ることになるだろう。もちろん、RS☆Rシルビア、
タイサンスターカードRSRもここで勝って、ライバルを一気に引き離したいところ
だ。しかし、上位入賞が続き、ここに来てウエイトハンデの増加がマシンの戦闘
力を徐々に奪っている。守りに出るか、勝ちに行くか。シリーズを通した戦略も
このレースの見所だろう。
 GT300クラスにもニューマシンが予定されている。No.60ワイズダンロップBP
キャバリエだ。キャバリエは日米混血の車で、乗用車市場でも注目の車種だ。
レースシーンでのその実力はいかなるものか。ドライバーは実力派女性ドライ
バーの佐藤久実に相棒は田中実。今シーズン紅一点でがんばってきたバーディク
ラブMR2の三原じゅん子にとっては、最大のライバル、それとも良き仲間となる
か。こんな所も見逃せないGT300である。



◎予想エントリーリスト(8月4日現在)

[GT500] 20台
No. マシン                 ドライバー                    エントラント   タイヤ
----------------------------------------------------------------------------
2   ZEXELスカイライン      鈴木亜久里/E.コマス         NISMO            BS
3   ユニシアジェックススカイライン       長谷見昌弘/田中哲也         ハセミ・モータースポーツ    BS
4   ダンロップポルシェ        金海辰彦/駒 光武           SUZUKI BANKIN    DL
5   5ZIGEN SUPRA           田嶋栄一/M.グーセン         TEAM 5ZIGEN      DL
8   パワークラフトTRDスープラ       W.ガードナー/T.クリステンセン      パワークラフト   BS
10  シャトレーゼ・ポルシェGT2       飯田 薫/R.ファーマン       TEAM TMS         DL
12  カルソニックスカイライン           星野一義/本山 哲           HOSHINO RACING   BS
13  エンドレスアドバンGTR        木下みつひろ/藤村満男       エンドレススポーツ      YH
18  avex童夢無限NSX        黒澤琢弥/山本勝巳           無限+童夢PROJECT BS
30  綜合警備 PORSCHE       山田洋二/茂木和男           TEAM TAKE ONE    BS
34  STPタイサンポルシェGT2 土屋圭市/松田秀士    TEAM TAISAN with ADVAN  BS
36  カストロール・トムス・スープラ       M.クルム/P.デ・ラ・ロサ  TOYOTA Castrol TEAM BS
37  カストロール・トムス・スープラ       関谷正徳/鈴木利男        TOYOTA Castrol TEAM BS
38  カストロール・セルモ・スープラ       竹内浩典/金石勝智        TOYOTA Castrol TEAM BS
39  デンソースープラGT     影山正美/谷川達也          TOYOTA TEAM SARD  BS
47 アドバンスオートGTカマロ        山本正人/岡本克彦         ススキレーシングメカニックス    GY
88  JLOC ディアブロGTR     和田孝夫/和田 久           JLOC CORSA       YH
100 RAYBRIG NSX            高橋国光/飯田 章      チーム国光with MOONCRAFT BS
510 RH CERUMO SUPRA        B.ガショー/P.ベルモンド      RYOWA HOUSE Pacific   BS
556 KURE R33               影山正彦/近藤真彦           NISMO            BS

[GT300] 24台
6   ワイズダンロップBP MR-2     加藤寛規/藤田孝博           KRAFT            DL
7   RE雨宮SuperG RX7       山路慎一/松本晴彦           RE雨宮レーシング     DL
15 カムコワークステーションGTR        小田切毅/小野田貴俊         カムコワークス   YH
16  YB BMW 318iクーペ      関根基司/藤島敏也           Team Power Magic YH
17  東京科芸専:REロードスター   野上敏彦/輿水敏明      KAGEISEN RACING TEAM DL
19  RS☆Rシルビア          織戸 学/福山英朗      RS-Rレーシングwith BANDOH YH
20  アイ・オート GAB ポルシェ       高橋健二/須賀宏明           アイ・オートレーシングチーム  YH
21  ダンロップ-BP-BMW      一ツ山幹雄/山本健司       HITOTSUYAMA RACING DL
23 ヒラノモータースポーツR32M       平野敏行/久保山久徳         ヒラノモータースポーツ     YH
25  つちやMR2              土屋武士/長嶋正興           土屋エンジニアリング   YH
26  タイサンスターカードRSR         鈴木恵一/新田守男           TEAM TAISAN Jr.  YH
27  TEAM FCJ フェラーリ    太田哲也/A.オロフソン  TEAM FERRARI CULB of JAPAN YH
28  TEAM FCJ フェラーリ    山崎正弘/杉山正巳 TEAM FERRARI CULB of JAPAN YH
51  コブラポルシェ         石原将光/池谷勝則           コブラレーシングチーム    YH
55  Castrol SF RX-7        深沢寿裕/長島正明      SPORTS FACTRY RACING  YH
60  ワイズダンロップBPキャバリエ    佐藤久実/田中 実           KRAFT            DL
70  外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋義三/小宮延雄          チーム外国屋     YH
71  シグマテック911        星野 薫/城内政樹          シグマテックレーシングチーム  DL
72  WAKO'S BMW M3          牧口規雄/浅見 武           牧口エンジニアリング   YH
79 ナックウエストシルビア 杉山正典/青柳裕易           NAC WEST         DL
81  ダイシンシルビア       大八木信行/木下隆之         TEAM DAISHIN     BS
91  バーディークラブ・MR-2       松永雅博/三原じゅん子       ファーストレーシングチーム   YH
333 ポルシェ        清水正智/佐伯重和      シミズレーシングエンタープライズ  DL
910 ナインテンポルシェ     袖山誠一/砂子晴彦           910 RACING       DL

*このエントリーリストはGTインサイドレポート班の取材により作成
  されたものです。公式発表ではありませんので、ご注意ください。
 参加チーム、ドライバーは変更されることがあります。
*他のホームページやメディアへの無断転載はご遠慮ください。
 マスメディアの方へは別途資料がございますので、古屋までメール
 でご連絡ください。


◎第4戦富士チケット購入のご案内

 各種前売り券、好評発売中!!
 下記のプレイガイドまたは販売店でお求めください

【入場料金】
決勝前売り券 ●大人:5,250円●ペア:9,450円
決勝当日券  ●大人:6,000円●中小学生:無料
予選日当日券 ●大人:3,000円●中小学生:無料
パドックパス ●前売:15,000円(入場料込)●当日:10,000円(2日有効/入場料別)
駐車料金   ●4輪:1,000円●2輪:500円(当日のみ有効)

【チケット発売所】
チケットぴあ(03-5237-9999)/チケットセゾン(03-5990-9999)/
CNプレイガイド(03-5802-9999)/ローソン(関東地区)/
レーシングチケットセンター/赤木屋プレイガイド/丸井チケットぴあ/
神奈川交通営業所/富士スピードウエイ/Mr.クラフト(東京・恵比寿)/
NISMO(東京・大森)/IMPAL(東京・三鷹)/TOM'S(御殿場)他
*一部で取り扱っていないチケットもあります。

【お問い合わせ】
チケットインフォメーションダイアル(TEL:03-3409-2365/平日10:00-17:00)まで。


◎タイムスケジュール
 8月8日(金)練習走行日/サーキット入場料のみが掛かります
  GT練習走行1回目           9:30~10:50
  GT練習走行2回目           12:45~14:05
  GT練習走行3回目           15:05~16:25

 8月9日(土)予選日
  スーパーカート予選         9:30~ 9:50
  F100カート予選            10:00~10:20
 ☆GT予選1回目             10:40~11:40
  カローラ/スターレット・ノーマルカップ予選  11:53~12:10
  マーチK11予選             12:00~12:20
  フェラーリF355予選        13:20~13:40
  スーパーカート決勝        14:00~14:30 (6Laps)
  F100カート決勝            14:40~15:15 (6Laps)
 ☆GT予選2回目             15:40~16:40

 8月10日(日)決勝日
 ☆GTフリー走行             8:10~ 8:40
  カローラ/スターレット・ノーマルカップ決勝   9:15~ 9:50 (15Laps)
  マーチK11決勝             10:15~10:50 (10Laps)
 ☆ピットウォーク            11:00~12:00
  フェラーリF355予選        12:20~12:55 (10Laps)
 ☆GTウォームアップ        13:10~13:18
 ☆GT決勝レース            13:50~15:55 (56Laps)
                                         *終了時刻は予定

◎テレビ放送
 8月23日(土)16:00~17:15
 テレビ東京系全国6局ネット
 テレビ東京/テレビ大阪/テレビ愛知/テレビ北海道/テレビせとうち/
 ティーエックスエヌ九州


以上
                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =

Formula Nippon

NAKAJIMA RACING FN SUGO REPORT

● シリーズ名:全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
● 大会名:第5戦・スポーツランドSUGO
● 距離:3.704256km×54周
● 予選:8月2日 晴   ・観衆:  8100人(主催者発表)
● 決勝:8月3日 晴時々曇・観衆:4万1500人(  同  )

満を持したSUGOラウンド
しかし高木虎之介/山西康司選手とも無念のリタイヤ

 今季開幕直後の2戦においてリタイヤを喫したものの第3戦で3位、そして第4戦を優
勝で飾ってシリーズランキング第3位へと急浮上したPIAA NAKAJIMA RACINGのエース
ドライバー、高木虎之介選手のさらなる飛躍が期待されるフォーミュラ・ニッポン第
5戦は、真夏を迎えた宮城県スポーツランド菅生で開催。高木選手はF3000(FN)へス
テップして以来、このSUGOでポールトゥウインを2度達成しており、今回も高木選手駆
るPIAAレイナードが大活躍することを予想する関係者はけっして少なくなかった。
 また、もう1台のPIAAレイナードをドライブするFNルーキーの山西康司選手も第4戦
では予選4位を獲得するなどレースを重ねる毎に成長を遂げ、PIAA NAKAJIMA RACING
はシーズン後半突入を前にライバルチームに対し、強くチャージをかけられる充実ぶ
りを見せている。
 しかしながら、ドライバーズランキングは2回の優勝と2回の入賞により確実にポイ
ントを稼いでいるデ・ラ・ロサ選手がすでに30ポイントを得ており、それに続く黒澤琢
弥選手も第4戦こそリタイヤしたが22ポイントを貯め込んでいる。ランキング3位へ躍
り出た高木選手は14ポイント。PIAA NAKAJIMA RACING自体はもちろん、ファンの多く
が、この差をどれだけ縮められるかに最大の関心を寄せる1戦となった。
 午前中の公式練習を経た午後1時、公式予選が開始。夏空が広がりながらも気温は31
℃、そして路面温度が39℃というコンディション。トリッキーなコーナーが多く、ま
たアップダウンもきついというサーキット特性をより多く身につけることを目的のひ
とつとして、まずはコースオープン早々から山西選手がアタックを開始。一方の高木
選手は、このコースを得意としていることと、事前に行なわれたタイヤテストで充分
セッティングデータが採れていることもあって、タイヤを浪費することのないよう後
半でのわずかな周回でベストタイムをマークする作戦となった。
 予選開始当初から気を吐いた走りを見せたのは、タイヤテストですでに好調ぶりを
示していたR.ファーマン選手。しかしコースイン直後に単独コースアウトを演じ、以
降に続くデ・ラ・ロサ選手、そして黒澤選手による追撃をかわす手立てを一切放棄する
展開となってしまう。
 ファーマン選手がコース上から消えた後はやはりデ・ラ・ロサ選手と黒澤選手がトッ
プタイムに固執した走りを披露。約40分が経過するまでは、このふたりの選手のトッ
プタイム争いが加熱する。そしてこのふたりのタイムを突如として押さえ込んだのが、
予選開始から36分経った時点でコースインしたPIAAレイナードの高木選手だった。が、
フレッシュタイヤを履いた強豪はこれに屈せず、まずは黒澤選手が、そしてM.アピッ
ツェラ選手が短いサイクルでベストタイムを書き換えていく。その後、デ・ラ・ロサ選
手がそれらをあっさり更新。更に、これで予選首位は決まりかと思われたラスト1分
の時点で、黒澤選手の僚友である影山正彦選手が、逆転の最速タイムをマークするス
リリングな展開となる。デ・ラ・ロサ選手/黒澤選手がそれに続き、結局高木選手は4
位で公式予選を終了。
 一方、与えられた時間をフルに走った山西選手だったが、コースを攻略するための
ポイントが充分にマスターできなかったのか17位で決勝進出となった。また、この予
選では残り10分というタイミングで赤旗中断という事態が発生。これをラッキーチャ
ンスとしたのが、すでに争う権利を放棄していたはずのファーマン選手。中断中にマ
シンをピットに戻して応急処置を施し、数分間だけ再度アタックできることとなった
のである。これによって一旦は後端に追いやられたはずの公式予選結果を、6位という
順位にまで押し上げていた。
 公式予選結果上位6台によって行なわれる最終予選とも言うべきスペシャルステー
ジは、わずかに気温が下がった午後3時20分から行なわれた。テストでは満足いくレベ
ルに仕上がったはずのセッティングが、いざ本番当日では今ひとつ冴えない内容にな
ってしまった感のある高木選手だったが、予選4位位置を危なげなくキープ。他方、
ポールシッターとなるべき選手と予選6位に甘んじることとなったふたりのドライ
バーに、番狂わせが発生。金石勝智は、公式予選では5位となりながらも、これをスペ
シャルステージでは後位のファーマン選手にさらわれ、そして公式予選首位だった影
山正彦選手が、その座をデ・ラ・ロサ選手に奪われてしまったのであった。
 決勝当日午前中は時折色の濃い雲が上空を覆うことがあったが、スタート時刻を控
えた昼頃にはほぼ安定した夏空となる。しかし前日の予選でマシンセッティングが思
ったように仕上がっていないことが判明したPIAA NAKAJIMA RACINGは、そうしたカラ
ッとした空模様とは違う緊張の張りつめたムードで決勝に臨むこととなっていた。午
前8時10分から30分間設定されたフリー走行においても、そうしたセッティングの問
題が充分に解決されていないと結論されたからだった。
 しかし、シグナルがブルーに変わった瞬間の高木選手は、チームスタッフの誰もが
苦しい戦いになるであろう憶測を一気に吹き飛ばす素晴らしいスタートダッシュを決
める。観客の大声援と共に、第1コーナー進入時点で巧みに2番手へとジャンプアップ
に成功したのである。黒澤選手は逆にやや出遅れ、5番手にまで後退。高木選手の直後
には影山正彦選手がつくオーダーとなる。
 レースはオープニングラップから猛烈なペースでデ・ラ・ロサ選手がリード。わずか3
周の間に2番手の高木選手との差を4秒以上として、早くも逃げ切り態勢に入る。そん
なデ・ラ・ロサ選手に追い付けない高木選手は、やはり後方から追撃してくるライバル
との激しい攻防を繰り広げることとなる。その筆頭は一旦は順位後退した黒澤選手で、
11周目には高木選手は2番手の座を黒澤選手に奪われてしまうことになる。
 その後は、なんとか後方からの攻勢を阻止していた高木選手に、思ってもいなかっ
た逆風が吹いたのは17周目だった。17位スタートながら序盤から少しつづではあって
もペースと順位をアップさせていた山西選手をも巻き込んだ3台の接触アクシデント
が発生。コース上に停止したマシンを撤去するためにセーフティーカーがコースイン
してデ・ラ・ロサ選手を先頭にした隊列スロー走行が指示されたが、これによって高木
選手のマシン状況が変化。予選時から満足できるレベルに達していなかったマシンは、
スロー走行中にさらに操りづらい事態に陥ってしまったのである。
 20周目、セーテフィーカーがピットロードに戻るとともにレースは再開。すでに変
調をきたしていた高木選手のPIAAレイナードは後方からのチャージをかわすことが困
難となり、まずはファーマン選手が高木選手の前に出る。その直後、ややペースの落
ちた高木選手の後方にいた本山哲選手が仕掛ける。が、第1コーナー進入で高木選手
のイン側に無理矢理突っ込んだ本山選手は、自らのコントロールミスで車体後部を大
きく振り出してしまう。これが高木選手のPIAAレイナードを強くヒットして、ダメー
ジを与えることになり、高木選手はあえなくリタイヤする羽目となる。
 セーフティーカーコントロールにより2位との差を無いものとされたはずのデ・ラ・
ロサ
選手だったが、再スタート後も勢い良くペースを上げて2番手の黒澤選手が絡み付く
隙を与えないまま首位をキープし、そのまま逃げ切って今季3勝目を挙げ、一方、
デ・ラ・ロサ選手とのポイント差を可能な限り少なくしたいはずの黒澤選手はゴールま
で数周を残すところでトラブルが発生しリタイヤしてしまった。


■PIAA NAKAJIMA RACING:中嶋悟のコメント
『応援してくださっている皆様には大変申し訳ない、あるいは失礼な言い方であると
は思いますが、今回に関しては“惨敗"という表現を敢えて使わしてもらいます。山
西選手は走れば走るほど速くなっていて、レースでも予選並みの走りができていまし
た。高木選手については彼がここで初優勝を達成していますし、彼自身も好きなコー
スということで準備段階までは問題はなかったはずなんです。しかし気温や路面状態
などがテストの時と微妙に異なっていてそれが予選結果に出てしまい、セーフティー
カーによるスロー走行が結果的にマシンの状態というかバイオリズムのようなものを
崩してしまったのがレースの敗因です。以降はシリーズ後半になるだけに、今後はこ
うした結末とならないよう、とにかく頑張ります』

●次戦は、8月30日~31日静岡県富士スピードウェイで開催されます。

Japanese F3

NAKJAIMA HONDA F3 SUGO REPORT

●レース名:1997年全日本F3選手権第6戦 菅生
●サーキット名:スポーツランドSUGO/3.704256×25Laps
●開催日:8月2日~3日
●天候:2日(予選日)/晴天  観客 万8100人(主催者発表)
        3日(決勝日)/くもり 観客4万1500人(主催者発表)

#64西翼選手、6位入賞。前戦鈴鹿に続き連続ポイントゲット!
シリーズポイントランキングも単独6位に!
#65山口大陸選手、予選で失敗するも決勝で粘り強く走り、2戦連続完走!

 全日本F3選手権もこの菅生大会でいよいよ後半戦に突入。前戦鈴鹿での活躍をこ
の菅生にも持ち込みたい#64西翼選手(にし つばさ)、鈴鹿で初完走を果たした#
65山口大陸選手(やまぐち たいろく)の両者は更なるパフォーマンスアップを望ん
でのレースウィークを迎えることとなった。
 恒例で行われる公式練習走行は7/31日(木)、8/1日(金)の両日行われ、4回
のセッション、合計4時間が行われた。これらのプラクティスセッションにおいて、
#64西翼選手は、終始安定したタイムを出し続け、常にトップ10内に入る好調さ
をキープ。
車のセッティングをチームスタッフと入念に重ね、順調な仕上がりを見せる。
 明けて8/2日(土)予選日。この日も前戦鈴鹿同様、30℃を越すサマーコンディ
ションの中10:30から公式練習が行われた。まずは路面状況を確認するため、両者共
にコースイン。順調に周回を重ね、セッティングの最終チェックを行う。結局このセ
ッションにおいて#64西翼選手は7位、#65山口大陸選手は19位で走行を終了。
フォーミュラ・ニッポンの公式予選を挟んで、いよいよ予選を迎える。タイヤ温存の
ため、約10分間のウェイティングの後、両者コースイン。#64西翼選手は計測1
周目で早くも1'21台のタイムをマーク。6番手のポジションキープし、更なるポジシ
ョンアップを狙いセッティング微調整の為にピットイン。しかし、ピットインの際、
オフィシャルからの車重チェックの合図を見落としてしまいそのまま走行。これによ
り、そこまで計測されていたタイムを抹消されるペナルティを受け、このことにいち
早く気づいた中嶋総監督は、すぐに残りのニュータイヤ投入の指示を出し、これ以上
の状況悪化を防ぐ作戦に出た。その後#64西翼選手は、抹消されたベストタイムを
更新するタイムを叩き出す。しかし、予選順位アップにはつなげられず7番手のポジ
ションを確保する。#65山口大陸選手は車のセッティングが決まらず20番手、後
方からのスタートとなってしまった。
ポールポジションにはただ1人1'20台のタイムをマークした#77伊藤大輔選手(第
1期SRS-F優秀卒業生)が見事獲得し予選を終了した。
 なお、 今大会はポイントリーダーの#7トム・コロネル選手が、同日開催で母国
のオランダ、ザンドボードで行われる「マールボロ・マスターズ・オブ・F3」に参戦
することとなり、今大会を欠場することとなっている。                            
            そしていよいよ決勝日。この日の天候は曇り、蒸し暑さが増したコンデ
ィションにわか雨によるレインコンディションも予想されていたが何とか天候も保ち、
前日に比べ、更に完全ドライのまま決勝スタート。
 波乱はスタートの1コーナーで起こった。トップグループ中4台の車が1コーナー
で絡んでコースアウト、セイフティーカーが入るアクシデントが発生する。この混乱
の中、#64西翼選手は見事なスタートを決めて4番手のポジションまでジャンプア
ップする事に成功しており、#65山口大陸選手も14番手までポジションをアップ
させていた。セイフティーカーの先導で2周の周回の後、再スタートを切った#64
西翼選手は、後方の車を押さえて4番手のポジションキープ。しかし、5周目に入っ
た2コーナーの進入で姿勢を崩しスピン。ポジションを1つ落としてしまう。その後、
順調に周回を重ねて行くも21周目ヘアピンの立ち上がりで姿勢を崩して、すぐに体
制を立て直すがこの間に後続車に先行され、6番手のポジションになってしまう。そ
して、ラスト2周は、序盤のコースアウトから後退し、激しい追い上げを見せていた
#77伊藤大輔選手と壮絶なバトルの末、伊藤選手を何とか押さえてフィニッシュ。
6位入賞、今期3度目のポイントゲットを果たした。#65山口大陸選手は、波乱の
多いレースを無事乗り切って11位完走を果たした。
 なおレースは、予選5番手の#1脇坂薫一選手とのバトルを制した予選2番手#2
立川裕路選手が見事今期初優勝を果たした。


■中嶋悟総監督のコメント
「西選手は2回のミスでポジションを2つ落としています。山口選手も連続完走を果
たしているもののまだまだパフォーマンス不足です。伸び盛りの2人に今後期待した
いと思います。」

●次戦は、9月6日~7日、宮城県、仙台ハイランドレースウェイで開催されます。

Japanese F3

SKILL SPEED F3 REPORT 8/3


☆☆ SKILL SPEED ☆☆
☆☆☆ F3 REPORT ☆☆☆
****全日本F3選手権第6戦****

決勝レース
場所:スポーツランドSUGO/宮城県 
日時:8月3日 
天候:曇り(路面/ドライ)


      伊藤大輔、スピンからの挽回も7位。
      ラップタイムはトップと遜色なし。


 初のポールポジションを獲得し、そのままの勢いで初めての優勝を狙う伊藤
大輔とスキルスピード、前夜は遅くまでマシンのチェックやミーティングを行
った。そして、日曜日。スタート近くなってくると、最終コーナー方面の雲が
多くなってきたが、決勝レースはなんとかドライで行えそうだ。
 マシンの仕上がりが良いのは、このレースウィーク中確認できている。決勝
レースに向けてのシャシー・セッティングをぎりぎりまでエンジニアが考え、
また、我々の無限ホンダエンジンをチューニングしてくれる戸田レーシングの
担当エンジニアも入念にエンジンを調整してくれた。万全の体制で決勝レース
に臨んだ。
 ここ3戦、連続してスタートをしくじり、ゲームをふいにしている伊藤大輔
は、やはり緊張した表情でスタートを待った。周囲は百戦錬磨の強者ばかり、
その彼らに対して新人の伊藤が緊張を隠せないのも当然か。その注目のスター
ト、伊藤は今度こそ抜群のクラッチミート。立川選手はやや出遅れ、スタート
直後の第1コーナーでホールショットを決めると誰もが思った瞬間、突然、失
速!痛恨のシフトミスで加速が鈍ると同時に立川選手が並びかけ、さらには脇
坂選手が後方から一気にジャンプアップ。伊藤は、立川、脇坂両選手に次ぐ3
番手にドロップしてしまった。
 後方から立川選手と脇坂選手の動きをじっくりと観察する立場になった伊藤
は、徐々に自分のペースを取り戻しはじめ、9周目に1分21秒台をマーク
し、前の2台との差を詰めはじめた。しかし、その直後に第2コーナーでスピ
ン。なんとかコース上にマシンをとどめたものの、ポジションは13番手まで
ドロップ。その後、トップ2台と大差ないラップタイムで失地を取り戻しはじ
めるが、結局7番手まで追い上げるの精一杯だった。尻すぼみの結果になって
しまったが、予選での安定感も出てきた。あとは結果にどうつなげていくか
だ。チーム一丸となってこの課題に取り組み、次の西仙台ハイランド戦に挑
む。


◆伊藤大輔のコメント
「スタートの瞬間だけは今度こそ決められたと思った。立川選手が出遅れるの
も見れた。しかし、2速へのシフトアップをミスしてしまった。完全に失速し
てあわててしまった。ただ、前の2台のペースに楽についていくことができ
た、脇坂さんがトップに立ってレースが動き出したので、僕もペースを上げ始
めたら2コーナーでスピン。最悪の結果になってしまった。次こそは、表彰台
を狙います。」


以上

               SKILL SPEED F3 TEAM
               深尾栄一

Formula Nippon

FN_NEWS:Fポン冠パートナーにPS

                プレイステーションがFニッポン冠パートナーに!

  既報のとおり、(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント「プレイステ
ーションFormula1  97」が、フォーミュラ・ニッポンのシリーズ後半5戦の冠パ
ートナーに決まった。
  「Formula1  97」は今秋発売のゲームで、今後はこれを使ったサーキットでの
イベントが予定されている。

  これに伴い正式な大会名称は「全日本選手権プレイステーション  フォーミュラ・
ニッポン  第○戦  ○○○(開催サーキット名)」となる。
  また、ロゴにもPlay Stationの文字が入ることになる。


    情報:日本レースプロモーション(JRP)

                              << FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)>>

Formula Nippon

FN_Rd5:SUGO決勝レポート

                フォーミュラ・ニッポン第5戦
          P.デ・ラ・ロサ(SHIONOGI  NOVA)
                ポール・トゥ・ウィンで今季3勝目

8月3日(日)、スポ一ツランドSUG0において、フォーミュラ・ニッポン第5
戦の決勝が54周で行われ、16チーム計26台が出走、10台が完走した。

ポールポジションのデ・ラ・ロサは、スタートから飛び出し快調に後続との差を広
げ約7秒差の独走態勢に入っていた。18周目に、中団を走行中の飯田章、金石勝
智、山西康司の3台が接触。この事故によりセーフティカーが導入され、22周目
までに一気にそのアドバンテージを失ったが、解除後もうまくスタートし、再び2
位との差を20秒以上に広げ、堂々のポールトゥウィン。デ・ラ・ロサは今季3勝
目、しかも全戦表彰台と安定した成績で、シリーズポイントもランキング2位の黒
澤を大きく引き離した。

初のスペシャルステージ進出からいきなり初の表彰台を獲得したのは、ルーキ一の
R.ファーマン(TMS)。5位スタートから着実に順位を上げて堂々の2位で、
ポイントランキングも5位タイに浮上した。2位スタートの影山正彦(lMPUL)
は高木、黒澤、ファーマンに先行を許したが、高木、黒澤のリタイアにより3位に
つけ、最後は後方から迫る弟、影山正美を振り切り、策4戦に続いて表彰台に上っ
た。ポイントランキングは単独4位。

スタートでは、グリッド4位の高木虎之介が、影山正彦、黒澤琢弥のlMPUL勢
を一気にインからかわして2位に浮上。しかし10周目に黒澤、23周目にファー
マン、24周目に影山正彦にかわされた後、25周目に本山哲と接触し両者ともリ
タイア。
グリッド3位の黒澤は、スタートで出遅れ6位まで順位を落としたが、トゥエロ、
影山正彦、ファ一マン、高木をかわして10周目に2位に着け、トップのデ・ラ・
ロサを追走。しかし45周目にマシントラプルでリタイアした。

以下入賞は、予選15位の鈴木利男(かもめサービスMlRAl)が4位で今季2
回目。5位には、第3戦から参戦のM.アピチェラ(オートテックSTELLAR)
が入り今季初人賞。影山正美(NAVl C0NNECTl0N)が6位で今季2
度目の入賞を果たした,

■記者会見コメント
P.デ・ラ・ロサ
「優勝してとてもとてもうれしい。黒澤のリタイアは大変気の毒でしたが、ポイン
ト差は広がったので有利になりました。危険回避のためにセーフティカーが入るの
は、レースにはつきものです。その後、差を広げることはできたけれどチェッカー
を受けるまでは全く安心できなかったので、最後まで気を抜かずに攻めていきまし
た。」

R.ファーマン
「土曜日に初めてトップ6に残れたのもうれしかったが、この結果が出せてチーム
のためにも大変うれしいです。うちのチームは、シーズン前に全くテストができな
かったけれど、少しずつ成果がでてきました。」

影山正彦
「もう少し序盤からぺ一スを上げたかったのですが、満タンのセッティングが失敗
でした。セーフティカ一導入は、離されていた分を仕切り直せるのでラッキーと思
いましたが、これが限界。もう一度ミーティングからやり直しです。」

清原監督(SHION0Gl N0VA)
「独走とはいっても結構ハラハラしてました。セーフティカー導入の原因はうちの
チームのもう1台が関連してますから文句もいえないし。黒澤の車の方がストレー
トが絶対的に速いので、抜かれたら抜き返せなかったでしょう。」

N.フオンタナ(ファステスト・ラップ)
「(黄旗追い越し違反の)ペナルティがなかったら、3位には入れていたんじやな
いかな。F1との往復は、体カ的にも厳しいし、ドライビングのスタイルが全く違
うので感覚を取り戻すのにちよっと時間がかかっている。次のF1参戦については
連絡を待っているところなんだけれど、これからもどのレースにも全力をつくして
いきます。』

(観客数:土/8,100人、日/41,500人)


    情報:日本レースプロモーション(JRP)

                              << FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)>>

Formula Nippon

FPON-Rd5:F・ニッポン菅生各車Best time

フォーミュラ・ニッポン第5戦 -RIJ- (1997-08-03) Best Lap Time
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.5 スポーツランド菅生 : 3.704km

 P  No. Driver------------ Car------------------ Best Lap--
 1   9  P.デ・ラ・ロサ   (E) Lola T97/Mugen         1'12.503
 2  18  R.ファーマン  (GB) Reynard 97D/Mugen      1'13.026
 3  20  影山  正彦     (J) Lola T95/Mugen         1'12.974
 4  33  鈴木  利男     (J) Reynard 97D/Mugen      1'13.890
 5  35  M.アピチェッラ (I) Reynard 96D/Mugen      1'13.928
 6  27  影山  正美     (J) Reynard 97D/Mugen      1'12.407
 7   1  N.フォンタナ  (RA) Reynard 97D/Mugen      1'12.279
 8  17  近藤  真彦     (J) Reynard 97D/Mugen      1'14.089
 9   3  川本    篤     (J) Reynard 96D/Mugen      1'14.137
10  63  D.マラガムワ (SRI) Reynard 96D/Mugen      1'17.170
-------------------------- DNC ---------------------------------------
    19  黒澤  琢弥     (J) Lola T96/Mugen         1'12.860
    36  玉中  哲二     (J) Lola T95/Mugen         1'17.871
     6  田嶋  栄一     (J) Reynard 96D/Judd       1'14.011
    21  田中 哲也     (J) Lola T95/Mugen         1'14.369
    64  高木  虎之介   (J) Reynard 97D/Mugen      1'13.629
    56  本山    哲     (J) Reynard 97D/Mugen      1'13.989
    28  山本  勝巳     (J) Reynard 96D/Mugen      1'13.772
     8  脇阪  寿一     (J) Dome F104R/Mugen       1'13.894
     2  E.トゥエロ    (RA) Reynard 97D/Mugen      1'13.878
    10  飯田    章     (J) Lola T97/Mugen         1'14.002
    55  金石  勝智     (J) Reynard 96D/Mugen      1'13.802
    65  山西  康司     (J) Reynard 97D/Mugen      1'13.608
    62  戸田  哲史     (J) Reynard 94改/Mugen     1'17.857
    11  光貞  秀俊     (J) Lola T96/Mugen         2'06.903
     5  M.グーセンズ   (B) Reynard 96D/Mugen      --------
 *  37  山田  政夫     (J) Lola T94/Mugen         --------
************************************************************************

    情報:日本レースプロモーション(JRP)

                              << FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)>>


Japanese F3

97 JF3 ドライバーズポイント( 6/10戦)

                                                    (第6戦まで)

  1997                    3   4   5   6   7   8   9   9  10  11
   Japan                  /   /   /   /   /   /   /   /   /   /
    Formula 3            30  20  18   1   6   3   7  28  19   9
     Championship        鈴  筑  美  富  鈴  菅  仙  茂  富  鈴
      Drivers-point      鹿  波  祢  士  鹿  生  台  木  士  鹿
Po-No-Driver------- Rd. --1 --2 --3 --4 --5 --6 --7 --8 --9 -10-総合P-有効P
 1   7 T.コロネル        9   9   6   9   9   -                    42    42
 2   2 立川 祐路          6   3   0   4   6   9                    28    28
 3  16 土屋 武士          2   6   9   6   1   4                    28    28
 4   1 脇坂 薫一          4   4   3   2   4   6                    23    23
 5   8 館 信吾            1   0   4   0   2   0                     7     7
 6  64 西 翼              0   -   1   0   3   1                     5     5
 7  14 S.マルティノ      3   1   0   0   0   0                     4     4
 8  77 伊藤 大輔          0   0   0   3   0   0                     3     3
 8  38 徳田 照幸          0   0   0   0   0   3                     3     3
10  33 来嶋 真也          0   0   2   0   0   0                     2     2
10  12 歌川 拓            0   2   -   -   -  DQ                     2     2
10   9 清水 剛            0   0   -   0   0   2                     2     2
13  25 長嶋 正興          0   0   0   1   0  DNS                    1     1
    18 平野 功            0   0   0   0   0   0                     0     0
     6 横山 崇            0   0   0   0   0   0                     0     0
    53 五味 康隆          0   0   0   0   0   0                     0     0
    32 密山 祥吾          0   0   -   0   -   0                     0     0
     5 内山 清史          0   0   0   0   0   -                     0     0
     3 中嶋 修            0   0   0   0   -   -                     0     0
    19 阪口 良平          0   0   0   -   0   -                     0     0
    15 増田 哲治          0   0   0   0   -   -                     0     0
     4 M.サンタビルタ    -   0   -   0   0   0                     0     0
    10 井出 有治          0   0   -   0   -   -                     0     0
    17 河野 尚裕          0   -   -   0   0   -                     0     0
    22 山本 茂            -   0   -   0   -   -                     0     0
    39 中嶋 廣高          -   -   0   0   0   -                     0     0
    65 山口 大陸          -   -   -   0   0   0                     0     0
    20 加藤 寛規          -   -   -   -   0   0                     0     0
    65 吉村 一誠          0   -   -   -   -   -                     0     0
     4 蔵本 信之          -   -   0   -   -   -                     0     0
    13 高木 真一          -   -   -   -   0   -                     0     0
    15 西宮 圭一          -   -   -   -   0   -                     0     0
    15 藤原 靖久          -   -   -   -   -   0                     0     0
    13 海老原 茂樹        -   -   -   -   -   0                     0     0
***************************************************************************
  * 1位から6位までに9-6-4-3-2-1のポイント
  * 全10戦中ベスト7戦(70%)有効ポイント制
 
 
                                        ///// PDD01523 伊東 昭雄 /////

Japanese F3

JF3-Rd6:菅生F3レース結果

全日本F3選手権第6戦 -RIJ- (1997-08-03) Provisional Race-Results
For 1997 All Japan F3 Championship Rd.6 スポーツランド菅生 : 3.704km

 P No. Driver---------- Car--------------------- Lap -GoalTime-- -km/h--
 1   2 立川  祐路   (J) Dallara F397/Mugen        25   35'45.991 155.257
 2   1 脇阪  薫一   (J) Dallara F397/Mugen        25   -   1.301 155.163
 3  16 土屋  武士   (J) Dallara F397/HKS          25   -  18.113 153.957
 4  38 徳田  照幸   (J) Dallara F395改/Toyota     25   -  24.538 153.502
 5   9 清水    剛   (J) Dallara F397/HKS          25   -  38.089 152.549
 6  64 西      翼   (J) Dallara F397/Mugen        25   -  48.432 151.830
 7  77 伊藤  大輔   (J) Dallara F397/Mugen        25   -  48.592 151.819
 8  15 藤原 靖久   (J) Dallara F395/Opel         25   -  56.825 151.252
 9  53 五味  康隆   (J) Dallara F397/Toyota       25   -  57.414 151.211
10  20 加藤 寛規   (J) Dallara F397/HKS          25   -1'04.016 150.760
11  65 山口  大陸   (J) Dallara F396/Mugen        25   -1'13.525 150.114
12  32 密山  祥吾   (J) Dallara F397/HKS          25   -1'13.564 150.084
13   6 横山    崇   (J) Dallara F396/Mugen        24   -   1Lap         
14   4 M.サンタビルタ  Dallara F395改/HKS        24   -   1Lap         
---------------------------- DNC ---------------------------------------
    18 平野    功   (J) Dallara F397/HKS          18   -  15Laps       
    13 海老原茂樹   (J) Dallara F396/Opel          9   -  16Laps       
     8 舘    信吾   (J) Dallara F397/Toyota        0   -  25Laps       
    14 S.マルティノ(I) Dallara F397/Opel          0   -  25Laps       
    33 来嶋  真也   (J) Dallara F395/Toyota        0   -  25Laps       
  * 12 歌川    拓   (J) Dallara F396/Toyota       失格     
************************************************************************

* Fastest LapTime : 立川祐路 1'21.518 (163.587km/h) On 20/25 Lap

* #12は国際スポーツ法典付則L項第4章-5-kにより10秒間のペナルティを
  課したが、指示旗を無視したためH項違反により失格とする


            提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/菅生
          * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

Formula Nippon

97F・NIPPON ドライバーズポイント( 5/10戦)

                                                    (第5戦まで)

  1997                   4   5   6   7   8   8   9   9  10  11
   Japan                 /   /   /   /   /   /   /   /   /   /
    Formula Nippon      27  18   1   6   3  31  14  28  19   9
     Championship       鈴  美  富  鈴  菅  富  美  茂  富  鈴
      Drivers-point     鹿  祢  士  鹿  生  士  祢  木  士  鹿
Po -No -Driver ----Rd. --1 --2 --3 --4 --5 --6 --7 --8 --9 -10 ---総合P
 1  9  P.デ・ラ・ロサ  10  10   6   4  10                           40
 2 19  黒澤 琢弥         6   6  10   0   0                           22
 3 64  高木 虎之介       0  DNS  4  10   0                           14
 4 20  影山 正彦         0   0   2   6   4                           12
 5 18  R.ファーマン     0   3   0   1   6                           10
 6 11  光貞 秀俊         4   0   3   3   0                           10
 7 10  飯田 章           1   4   0   0   0                            5
 8 33  鈴木 利男         0   2   0   0   3                            5
 9 56  本山 哲           3  DNS  0   0   0                            3
10 27  影山 正美         0   0   0   2   1                            3
12 65  山西 康司         2   0   0   0   0                            2
12 35  M.アピチェラ     -   -   -   0   2                            2
13  1  N.フォンタナ     0   0   1   0   0                            1
13  8  脇阪 寿一         0   1   0   0   0                            1
    2  E.トゥエロ       0   0   0   0   0                            0
   55  金石 勝智         0   0   0   0   0                            0
   28  山本 勝巳         0   0   0   0   0                            0
    5  M.グーセン       0   0   0   0   0                            0
    3  川本 篤           0   0   0   0   0                            0
   36  玉中 哲二         0   0   0   0   0                            0
   63  D.マラガムワ     0   0   0   0   0                            0
   37  山田 政夫         0   0   0   0  DQ                            0
   17  近藤 真彦         0  DNS  0   0   0                            0
   35  M.クルム         0   0   0   -   -                            0
    6  R.ヴィルタネン   0   0   0   -   -                            0
   12  S.カヴァナ       0   0   -   -   -                            0
   21  田中 哲也         0   -   -   -   0                            0
    6  田嶋 栄一         -   -   -   0   0                            0
   62  戸田 哲士         -   -   -   0   0                            0
   34  M.マルティニ     -   -   0   -   -                            0
   34  A.G.スコット    -   -   -   0   -                            0
*******************************************************************************
 
 
  * 1位から6位までに10-6-4-3-2-1のポイント
  * 全10戦総ポイント制
 
 
                                        ///// PDD01523 伊東 昭雄 /////

Formula Nippon

FPON-Rd5:F・ニッポン菅生レース結果

フォーミュラ・ニッポン第5戦 -RIJ- (1997-08-03) Provisional Race-Results
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.5 スポーツランド菅生 : 3.704km

 P  No. Driver------------ Car------------------ Lap -GoalTime-- -km/h--
 1   9  P.デ・ラ・ロサ   (E) Lola T97/Mugen         54 1:09'24.918 172.898
 2  18  R.ファーマン  (GB) Reynard 97D/Mugen      54   -  25.227 171.857
 3  20  影山  正彦     (J) Lola T95/Mugen         54   -  26.377 171.810
 4  33  鈴木  利男     (J) Reynard 97D/Mugen      54   -  55.157 170.639
 5  35  M.アピチェッラ (I) Reynard 96D/Mugen      54   -1'11.582 169.977
 6  27  影山  正美     (J) Reynard 97D/Mugen      53   -   1Lap  (54-1)
 7   1  N.フォンタナ  (RA) Reynard 97D/Mugen      53   -   1Lap         
 8  17  近藤  真彦     (J) Reynard 97D/Mugen      53   -   1Lap         
 9   3  川本    篤     (J) Reynard 96D/Mugen      53   -   1Lap         
10  63  D.マラガムワ (SRI) Reynard 96D/Mugen      51   -   3Laps        
-------------------------- DNC ---------------------------------------
    19  黒澤  琢弥     (J) Lola T96/Mugen         44   -   10Laps       
    36  玉中  哲二     (J) Lola T95/Mugen         39   -   15Laps       
     6  田嶋  栄一     (J) Reynard 96D/Judd       38   -   16Laps       
    21  田中 哲也     (J) Lola T95/Mugen         32   -   22Laps       
    64  高木  虎之介   (J) Reynard 97D/Mugen      25   -   29Laps       
    56  本山    哲     (J) Reynard 97D/Mugen      24   -   30Laps       
    28  山本  勝巳     (J) Reynard 96D/Mugen      21   -   33Laps       
     8  脇阪  寿一     (J) Dome F104R/Mugen       21   -   33Laps       
     2  E.トゥエロ    (RA) Reynard 97D/Mugen      19   -   35Laps       
    10  飯田    章     (J) Lola T97/Mugen         17   -   37Laps       
    55  金石  勝智     (J) Reynard 96D/Mugen      17   -   37Laps       
    65  山西  康司     (J) Reynard 97D/Mugen      17   -   37Laps       
    62  戸田  哲史     (J) Reynard 94改/Mugen     13   -   41Laps       
    11  光貞  秀俊     (J) Lola T96/Mugen          1   -   53Laps       
     5  M.グーセンズ   (B) Reynard 96D/Mugen       0   -   54Laps       
 *  37  山田  政夫     (J) Lola T94/Mugen         失格    (42Laps)      
************************************************************************

* Fastest LapTime : N.フォンタナ 1'12.279 (184.498km/h) On 42/53 Lap

* #27は国際スポーツ法典付則L項第4章gにより1周減算のペナルティ
* #37は国際スポーツ法典付則L項第4章-1-fにより失格のペナルティ


            提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/菅生
          * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

Formula Nippon

FPON-Rd5:F・ニッポン菅生予選正式結果

フォーミュラ・ニッポン第5戦 -RIJ- (1997-08-02) Starting Grid
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.5 スポーツランド菅生 : 3.704km

 P  No. Driver------------ Car------------------ Best-LapT -Behind -km/h--
 1   9  P.デ・ラ・ロサ   (E) Lola T97/Mugen         1'09.259         192.543
 2  20  影山  正彦     (J) Lola T95/Mugen         1'09.447   0.188 192.022
 3  19  黒澤  琢弥     (J) Lola T96/Mugen         1'09.686   0.427 191.363
 4  64  高木  虎之介   (J) Reynard 97D/Mugen      1'09.854   0.595 190.903
 5  18  R.ファーマン  (GB) Reynard 97D/Mugen      1'10.355   1.096 189.543
 6  55  金石  勝智     (J) Reynard 96D/Mugen      1'10.359   1.100 189.533
-------------------------- Special Stage ---------------------------------
 7  11  光貞  秀俊     (J) Lola T96/Mugen         1'10.743   1.484 188.504
 8   2  E.トゥエロ    (RA) Reynard 97D/Mugen      1'10.935   1.676 187.994
 9  35  M.アピチェッラ (I) Reynard 96D/Mugen      1'10.935   1.676 187.994
10  27  影山  正美     (J) Reynard 97D/Mugen      1'11.106   1.847 187.541
11  28  山本  勝巳     (J) Reynard 96D/Mugen      1'11.109   1.850 187.534
12  56  本山    哲     (J) Reynard 97D/Mugen      1'11.142   1.883 187.447
13   1  N.フォンタナ  (RA) Reynard 97D/Mugen      1'11.162   1.903 187.394
14  10  飯田    章     (J) Lola T97/Mugen         1'11.243   1.984 187.181
15  33  鈴木  利男     (J) Reynard 97D/Mugen      1'11.297   2.038 187.039
16  17  近藤  真彦     (J) Reynard 97D/Mugen      1'11.820   2.561 185.677
17  65  山西  康司     (J) Reynard 97D/Mugen      1'11.838   2.579 185.630
18   8  脇阪  寿一     (J) Dome F104R/Mugen       1'11.864   2.605 185.563
19   5  M.グーセンズ   (B) Reynard 96D/Mugen      1'11.998   2.739 185.218
20   6  田嶋  栄一     (J) Reynard 96D/Judd       1'12.543   3.284 183.826
21   3  川本    篤     (J) Reynard 96D/Mugen      1'12.961   3.702 182.773
22  62  戸田  哲史     (J) Reynard 94改/Mugen     1'13.960   4.701 180.305
23  63  D.マラガムワ (SRI) Reynard 96D/Mugen      1'14.447   5.188 179.125
24  36  玉中  哲二     (J) Lola T95/Mugen         1'14.821   5.562 178.230
25  21  田中 哲也     (J) Lola T95/Mugen         1'17.930   8.671 171.119*
26  37  山田  政夫     (J) Lola T94/Mugen         1'18.914   9.655 168.985*
**************************************************************************

* 上位6位はスペシャルステージの結果で決定
* #21は決勝レースへの出走を認める
* #37は決勝当日のフリー走行に出走し、上位3台の平均の110%のタイムをクリア
  することを条件に決勝レースへの出走を認める

           提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/菅生
         * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

Formula Nippon

FN_Rd5:SUGO予選レポート

                フォーミュラ・ニッポン第5戦
          デ・ラ・ロサ(SHIONOGI  NOVA)初PP

8月2日(土)スポーツランドSUGOにおいて、’97フォーミュラ・ニッポ
ン第5戦の公式予選と予選上位6台によるスペシャルステージ(SS)が行われ、
16チーム26台が出場した。

 午後1時30分からから行われた公式予選では、赤旗中断後の最後の15分で順
位が目まぐるしく入れ替わった。結局予選タイム1位は影山正彦(IMPUL)、
2位はP.デ・ラ・ロサ(SHIONOGI  NOVA)。3位は黒澤琢弥で、
IMPULのダブルSS進出は今季3回目。高木虎之介が予選タイム4位、5位は
今季初のSS進出を果たした金石勝智(FUNAI  SUPER  AGURI)。
前回のSUGO公式走行会でベストタイムを出したR.ファーマン(TMS)が、
途中コース上に止まりながら、赤旗に救われて再度アタック。予選タイム6位で初
のSS進出を果たした。デ・ラ・ロサ、高木の2人は5戦連続、今季全戦SS進出
となった。

午後3時30分から行われたスペシヤルステ一ジでは、R.ファーマンがいきなり
予選タイムを上回る好タイムを上げたが、他のドライバーも全てタイムアップ。上
位4台は1分9秒台に入った。グリッド順位は1位と2位が入れ替わり、デ・ラ・
ロサが初のポールポジションを獲得。影山は第4戦に続き2位からのスタート。3
位と4位は予選結果と変わらず、5位と6位が入れ替わり、ファーマン、金石が3
列目での決勝スタートとなった。決勝は、明日8月3日(日)午後2時にスタート
する。

◆トップ6記者会見

P.デ・ラ・ロサ
「最高の気分です。予選ははじめの内トラブルがあって心配したけど途中から良く
なってきた。ポールポジションは初めてなので、大事にとっておいて家族へのクリ
スマスプレゼントにします。決勝は最高のスタート位置なのでリラックスしていき
たい。でも長くてリタイアするドライパ一も多いハードなレースになると思う。自
分はそうならないように気をつけていきます。」


影山正彦
「予選では最初の内、なかなか順位が上がらず心配したけれど、最後にタイムを出
すことがてきた。ペドロのタイムを超えられなかったのは僕の力不足です。明日も
また倒れるぐらいまでがんばります。」


黒澤琢弥
「SSでは高木選手が9秒台に入れたので、そのおかげで急にハードなレースにな
りました。3周目に裏のストレートでシフトミスしちゃったんだけれど、それがな
くてもペドロには及ばなかったと思う。できればてきれぱフロントロ一が良かった
けれど、影山選手がいるので共同作戦で……。」

高木虎之介
「4番手スタートですが、明日はスタ一トを決めたいと思います。9秒台には入れ
たけれど、急にタイムが出るようになったので、皆も行くとは思ってました。」

R.ファーマン
「初のトップ6でうれしいです。走行会のときから車の調子がとても良かったので、
予選ではもう少し上を狙いたかった。コース上で止まってしまったときはがっくり
きたけれど、赤旗でまたニュ一タイヤでアタックできたのでラッキーでした。明日
のレースが楽しみです。」

金石勝智
「今季初のSSなので、とりあえずは良しとしようかな。予選からセットを変えて
いい方向なので、決勝に向けてさらに調整して挑みたいと思います。勝ちを狙えな
位置ではないので、決勝は決勝ということて気時ちを切り換えていきます。」



    情報:日本レースプロモーション(JRP)

                              << FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)>>

Japanese F3

SKILL SPEED F3 REPORT 8/2


☆☆ SKILL SPEED ☆☆
☆☆☆ F3 REPORT ☆☆☆
****全日本F3選手権第6戦****
     
公式予選
場所:スポーツランドSUGO/宮城県
日時:8月1日  天候:晴れ(路面/ドライ)


伊藤大輔、ポールポジション獲得!
期待高まる、日曜日。

 午前中に行われたフリー走行で、伊藤大輔は3番手タイムをマークしてい
た。トップは脇坂選手、2番手立川選手、そして、伊藤の順。このレースウイ
ークに入って、これまで5回のセッションが行われたが、3番手以下に落ちた
のは、このセッションが初めてだ。ライバルたちのタイヤ状況は把握し切れて
いないが、伊藤の状況を考えると、1分21秒480というタイムはリーズナブルな
もの。脇坂選手がマークした1分20秒972というタイムは伊藤には見えていた。
トム・コロネルがいない予選だからこそ、勝たないといけないという気持ち
が、伊藤の中で強くなっていた。
 そんな中で迎えた予選セッション。気温33度、路面温度37度という過酷なコ
ンディションの中で行われた。予選をリードしたのは、1分21秒069というベス
トタイムをマークした立川選手。立川選手とほぼ同時にアタックにはいったい
等も、まずは21秒380で3番手につける。しかし、そこから21秒台をマークす
るもののあともう一つ決定的なタイムを出すことができない。ラスト10分に
は、館選手、歌川選手、そして、脇坂選手が伊藤との間に割って入り、一気に
5番手までドロップしてしまった。伊藤は、その後21秒199をマークするが、
それでも4番手。とてもシビアな予選セッションとなっていった。そこで、チ
ームでは最後のアタックにかけるために、伊藤をピットに呼び戻す。左側のタ
イヤを前後とも交換し、ラスト5分というところで彼をコースに送りだした。

 そして、ラスト3分、ピットアウトラップを終え、最後のアタックに入った
伊藤が最終コーナーの急勾配を全力で立ち上がりコントロールラインを通過。
その瞬間、モニターのゼッケン77がポンとトップに駆け上がった。1分20秒
747。後続を一気に引き離すポールポジションタイムを叩き出した。

「素直にポールポジションはうれしいです。本当にチームや関係者の方々に感
謝しています。最後はなかなか前にでられなくてつらかった。あの一周は、も
うあとのことを考えずに全力で走った。明日の決勝レースは、“今度こそ”決
めたいですね。」と伊藤。昨年のスキルスピードのフォーミュラトヨタ以来、
2年連続でSUGOでポールを決めた。ちなみに、今回、スキルスピードはフォー
ミュラトヨタにも参戦しているが、そちらもポールを獲得している。

********************************************************************

     1997年全日本F3選手権シリーズ第6戦 スポーツランドSUGO           
                         公式予選暫定結果表                         
1997.08.02 天候 : 晴れ       コース状況 : ドライ         
********************************************************************
位車番ドライバー         車     名                      ベストラップ 
--------------------------------------------------------------------
 1 77 伊藤 大輔 (J)      SEVモデューロ無限ホンダ        1'20.747
 2  2 立川 祐路 (J)      ライアン TODA無限              1'21.069
 3  8 舘 信吾 (J)        TOM'S F397                     1'21.111
 4 12 歌川 拓   (J)    Dallara F396/Toyota            1'21.116
 5  1 脇阪 薫一 (J)      ANABUKI 397無限                1'21.221
 6 14 セバスチャン マルティノ (RA) TOMEI SPORT OPEL               1'21.362
 7 64 西 翼 (J)          SRS-FスカラシップF3            1'21.477
 8  9 清水 剛 (J)        Three Bond GO                  1'21.512
 9 38 徳田 照幸 (J)      KDSダラーラ トリイトヨタ       1'21.714
10  6 横山 崇 (J)        ANABUKI 396無限                1'21.763
11 16 土屋 武士 (J)      阪急交通社カリスマラリーアート 1'21.845
12  4 ミカエル サンタビルタ (SF)  MONTANAダラーラ 三菱           1'21.846
13 20 加藤 寛規 (J)   ステラwithパル F397            1'21.859
14 32 密山 祥吾 (J)      BP・オートスポーツ・F397       1'22.132
15 33 来嶋 真也 (J)      5ZIGEN・DALLARA                1'22.292
16 18 平野 功 (J)        イエローハット397ラム&トス     1'22.442
17 25 長島 正興 (J)      メガネスーパーナンシンF397     1'22.714
18 15 藤原 靖久 (J)      TOMEI SPORT OPEL               1'22.975
19 13 海老原 茂樹 (J)      TOMEI SPORT OPEL             1'23.606
20 65 山口 大陸 (J)      SRS-FスカラシップF3            1'23.636
21 53 五味 康隆 (J)      芙蓉実業 ダラーラF397          1'31.082

以上

          SKILL SPEED F3 TEAM
          深尾栄一

Japanese F3

JF3-Rd6:菅生F3予選結果

全日本F3選手権第6戦菅生 -RIJ- (1997-08-02) Qualify-Session
For 1997 All Japan F3 Championship Rd.6 スポーツランド菅生 : 3.704km

 P No. Driver---------- Car--------------------- Best-LapT -Behind -km/h--
 1  77 伊藤  大輔   (J) Dallara F397/Mugen        1'20.747         165.049
 2   2 立川  祐路   (J) Dallara F397/Mugen        1'21.069   0.322 164.393
 3   8 舘    信吾   (J) Dallara F397/Toyota       1'21.111   0.364 164.308
 4  12 歌川    拓   (J) Dallara F396/Toyota       1'21.116   0.369 164.298
 5   1 脇阪  薫一   (J) Dallara F397/Mugen        1'21.221   0.474 164.086
 6  14 S.マルティノ(I) Dallara F397/Opel         1'21.362   0.615 163.801
 7  64 西      翼   (J) Dallara F397/Mugen        1'21.477   0.730 163.570
 8   9 清水    剛   (J) Dallara F397/HKS          1'21.512   0.765 163.500
 9  38 徳田  照幸   (J) Dallara F395改/Toyota     1'21.714   0.967 163.096
10   6 横山    崇   (J) Dallara F396/Mugen        1'21.763   1.016 162.998
11  16 土屋  武士   (J) Dallara F397/HKS          1'21.845   1.098 162.835
12   4 M.サンタビルタ  Dallara F395改/HKS        1'21.846   1.099 162.833
13  20 加藤 寛規   (J) Dallara F397/HKS          1'21.859   1.112 162.807
14  32 密山  祥吾   (J) Dallara F397/HKS          1'22.132   1.385 162.266
15  33 来嶋  真也   (J) Dallara F395/Toyota       1'22.292   1.545 161.950
16  18 平野    功   (J) Dallara F397/HKS          1'22.442   1.695 161.655
17  25 長島  正興   (J) Dallara F397/Toyota       1'22.714   1.967 161.124
18  15 藤原 靖久   (J) Dallara F395/Opel         1'22.975   2.228 160.617
19  13 海老原茂樹   (J) Dallara F396/Opel         1'23.606   2.859 159.405
20  65 山口  大陸   (J) Dallara F396/Mugen        1'23.636   2.889 159.348
----------------------- DNQ ----------------------------------------------
    53 五味  康隆   (J) Dallara F397/Toyota       1'31.082  10.335 146.321
**************************************************************************

                提供:スポーツランド菅生
           * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

Formula Nippon

FPON-Rd5:F・ニッポン菅生SS結果

フォーミュラ・ニッポン第5戦 -RIJ- (1997-08-03) SpecialStage-Session
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.5 スポーツランド菅生 : 3.704km

 P  No. Driver------------ Car------------------ Best-LapT -Behind -km/h--
 1   9  P.デ・ラ・ロサ   (E) Lola T97/Mugen         1'09.259         192.426
 2  20  影山  正彦     (J) Lola T95/Mugen         1'09.447   0.188 191.905
 3  19  黒澤  琢弥     (J) Lola T96/Mugen         1'09.686   0.427 191.246
 4  64  高木  虎之介   (J) Reynard 97D/Mugen      1'09.854   0.595 190.786
 5  18  R.ファーマン  (GB) Reynard 97D/Mugen      1'10.355   1.096 189.428
 6  55  金石  勝智     (J) Reynard 96D/Mugen      1'10.359   1.100 189.417
**************************************************************************

           提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/菅生
         * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

Formula Nippon

FPON-Rd5:F・ニッポン菅生予選1回目結果

フォーミュラ・ニッポン第5戦 -RIJ- (1997-08-03) 1st Qualify-Session
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.5 スポーツランド菅生 : 3.704km

 P  No. Driver------------ Car------------------ Best-LapT -Behind -km/h--
 1  20  影山  正彦     (J) Lola T95/Mugen         1'10.053         190.245
 2   9  P.デ・ラ・ロサ   (E) Lola T97/Mugen         1'10.178   0.125 189.906
 3  19  黒澤  琢弥     (J) Lola T96/Mugen         1'10.326   0.273 189.506
 4  64  高木  虎之介   (J) Reynard 97D/Mugen      1'10.417   0.364 189.261
 5  55  金石  勝智     (J) Reynard 96D/Mugen      1'10.681   0.628 188.554
 6  18  R.ファーマン  (GB) Reynard 97D/Mugen      1'10.711   0.658 188.474
 7  11  光貞  秀俊     (J) Lola T96/Mugen         1'10.743   0.690 188.389
 8   2  E.トゥエロ    (RA) Reynard 97D/Mugen      1'10.935   0.882 187.879
 9  35  M.アピチェッラ (I) Reynard 96D/Mugen      1'10.935   0.882 187.879
10  27  影山  正美     (J) Reynard 97D/Mugen      1'11.106   1.053 187.427
11  28  山本  勝巳     (J) Reynard 96D/Mugen      1'11.109   1.056 187.419
12  56  本山    哲     (J) Reynard 97D/Mugen      1'11.142   1.089 187.332
13   1  N.フォンタナ  (RA) Reynard 97D/Mugen      1'11.162   1.109 187.280
14  10  飯田    章     (J) Lola T97/Mugen         1'11.243   1.190 187.067
15  33  鈴木  利男     (J) Reynard 97D/Mugen      1'11.297   1.244 186.925
16  17  近藤  真彦     (J) Reynard 97D/Mugen      1'11.820   1.767 185.564
17  65  山西  康司     (J) Reynard 97D/Mugen      1'11.838   1.785 185.517
18   8  脇阪  寿一     (J) Dome F104R/Mugen       1'11.864   1.811 185.450
19   5  M.グーセンズ   (B) Reynard 96D/Mugen      1'11.998   1.945 185.105
20   6  田嶋  栄一     (J) Reynard 96D/Judd       1'12.543   2.490 183.714
21   3  川本    篤     (J) Reynard 96D/Mugen      1'12.961   2.908 182.662
22  62  戸田  哲史     (J) Reynard 94改/Mugen     1'13.960   3.907 180.195
23  63  D.マラガムワ (SRI) Reynard 96D/Mugen      1'14.447   4.394 179.016
24  36  玉中  哲二     (J) Lola T95/Mugen         1'14.821   4.768 178.121
-------------------------- DNQ -------------------------------------------
    21  田中 哲也     (J) Lola T95/Mugen         1'17.930   7.877 171.015
    37  山田  政夫     (J) Lola T94/Mugen         1'18.914   8.861 168.883
**************************************************************************

           提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/菅生
         * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

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