ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT
GTインサイド・レポート No. 8 1995/ 5/ 4 FMOTOR4版
----------------------------------------------------------------------------
37.#25 ニッサン・フェアレディZ
昨日の予選でタイムの上がらなかったチーム・ルマンのフェアレディZだが、原
因はミッションにあった。予選終了後にミッションを分解してチェックしたとこ
ろ、かなり深刻なトラブルで、決勝レースまでに修復をするのは不可能と判断され
た。このため、5月4日のフリー走行と決勝レースへの出走を断念した。
38.#15 プローバポルシェターボ
予選1回目でターボのタービンを壊し、2回目もターボの不調とオイル上がりで
本来の実力を発揮できなかったプローバポルシェ。一晩かけて修理を行ったが、オ
イル上がりは解消できなかった。このまま、決勝に出ても完走することは不可能と
判断された。スペアのエンジンも無いため、決勝への出走を断念することになった。
39.#55 JOMO R33
朝のフリー走行終了直前、1コーナーでコースアウトしてしまった飯田章。原因
を訊ねると「いや、ちょっとトラブルが・・・ 。オレはミスしてなかったんだけどね」
と言葉を濁す。その後はチーム首脳陣と厳しい表情で打ち合わせ。決勝での巻き返
しはなるか。
40.#30 綜合警備PORSCHE
フリー走行でスープラ勢に続く5位と健闘している田嶋には、取材陣からの質問
が殺到しているようだ。「みなさん、スープラへの攻略法を聞いてくるんですけ
ど、まだウチのクルマは市販車をちょっといじった程度のものなんですから較べな
いでくださいよ」と謙遜の田嶋。「確かに最高速ではスープラに負けないですけ
ど、それ以外はまだまだです。僕自身もRRのクルマをものにできてませんし、A
BSの使い方に慣れていない。自分ではブレーキを我慢して突っ込んだつもりで
も、ABSが作動してかえって制動距離が出てしまったりする。これを失敗すると
すぐタイムが落ちてしまいます。決勝ではとにかく、自分たちのペースを維持しま
す。壊れないという点では、スープラに勝っていると思いますからね。そうすれ
ば、成績はついてきますよ」。「ちなみにフリー走行で山田が一人で走ったことに
なっていますが、33秒台を出したのは田嶋です。たびたび、お騒がせしてすいませ
ん」と坂田監督が一言。
41.#5 マツダコレクション出光ポルシェ
今回はピットにマツダコレクションの松田芳穂オーナーも顔を見せていた。世界
でも有数のフェラーリ・コレクターとして知られる松田氏だが、「フェラーリF50
はオーダーはしているけど、まだいつ入ってくるかわからない。いずれにしてもG
TCでは当面ポルシェでやっていくつもりで、F50を投入する予定はありませ
ん。フェラーリのほうでサポートしてくれるならともかくね」とのことだ。
42.#34タイサンスターカードF40
今回、アンソニー・リードの特別マネージャーとして、レース好きとして知られ
る女優の夏樹陽子がチームに加わっている。「タイサンの千葉監督とは自分がレー
スをやっていたころからの知り合い。こういう(マネージャーという)立場は初め
てですけど、自分でも2年ほどとはいえドライバーをやっていたからドライバーの
気持ちはわかります。決勝ではプラットホームに立って精一杯応援するつもりで
す。アンソニーはたいへん冷静なドライバーですからきっといい結果を出してくれ
ると思います」とのこと。ピット裏には謎の(千葉監督いわく「オレのクルマかっ
て? いや、わかんねェんだよ」)ブガッティEB110 も置かれ、いつもにもまし
て華やかな雰囲気があふれていた。
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT
GTインサイド・レポート No. 9 1995/ 5/ 4 FMOTOR4版
----------------------------------------------------------------------------
43.#8 尾篭監督
「うちにも勝負権があるかな。全然テストしなかったけれどサスペンションも改良
してきてるから可能性はあると思う。決勝レースの作戦は、取り合えずは回りの様
子を見る。10ラップ過ぎまでは激しい先陣争いとなるだろうから、落ちついたとこ
ろで勝負するつもり。このままの温度だったらだいじょうぶだけどタイヤを温存さ
せたチームが勝てるはず」
44.トヨタ自動車 モータースポーツ部 橋本主査
「GT1クラスはスポーツカーというよりスーパーカーのレースになっていますか
ら、そこそこお金もかかっています。プライベートチームはGT2クラスのことを
真面目に考えるべきだよね。誰もがフェラーリや最新のポルシェでレースを行える
わけではないからね。スーパーツーリングカーのパーツを使ってGT2マシンを
造ってもほとんど同じタイムが可能だと思うよ。もしもやるという人達がいるので
あれば、スーパーツーリングのパーツを使ったセリカやMR2のデリバリーもおお
いに可能性があります。ただし早く話をしてもらわないと来年からは難しいね」
45.#36 トヨタ・カストロール・スープラ
フリー走行終了後、ラジエターフィンに小さな傷が見つかり、万全を期すために
交換した。予選では3番手に甘んじたが、決勝では「なにごともなければ勝ち負け
になるでしょう」(中里マネージャー)と自信の表情。「前回は持ってきたままの
状態で、ほとんど手を加える時間がなかった。この1か月のあいだにトムス独自の
改良を施してきました。ウチは2人のドライバーのあいだのタイム差もなく、コン
スタントにタイムを出している。クルムは関谷を立てているし、関谷もクルムを認
めていてコンビネーションもいい。またCカーで慣れていますから、ピット作業で
もアドバンテージがあります」と、鈴鹿でクラッチを失ったクルマを無事再スター
トさせたことを思い返しているようだ。今回、上位陣はかなりの激戦になりそう。
給油など、ピット作業でミスのあったチームがトップ争いから転落するのは必至だ
ろう。
46.#38 トヨタ・スープラ
予選に続き、フリー走行でも32秒台のトップタイムを叩きだしたトヨタ・チーム
・セルモ。フリー走行では、ガソリン満タンでのサスペンションの煮詰めを行った。
しかし、フリー途中で左リヤ・ブレーキのダクトがタイヤに当たってしまうという
トラブルが発生。応急措置で残りの走行をこなし、フリー終了後に対策の補修を行っ
た。このトラブルは決勝レースに、影響のあるものではないということだ。前回の
鈴鹿ではマイナーなトラブルで表彰台は失っているだけに、今回は絶対の心意気で
挑んでいる。狙うは一番高いところとチームは公言してはばからない。
47.*72 WAKO’S BMW M3
GT2クラスのトップコンテンダーとなることが期待されているDTM仕様の新
型M3。今回はまだ持ってきたままの状態で、期待されたほどのタイムを出すには
至っていない。牧口は「詳しくは言えないんですけど、いろいろと問題があって・・・。
直線で旧型M3より15kmくらい遅いんですよ。それからステアリングがとにかく重
い。日本のサーキットはミューが高いでしょ。それに向こう(DTM)ではデフロッ
クの状態で、コーナーなんか縁石に乗ってバーンって跳ねて行っちゃいますからね。
決勝ではクルマよりドライバーがタレちゃいそうですよ。完走さえできればGT2
クラスの表彰台はいけるかなと思うんですけど」と、まだまだこれからのクルマで
あることを強調していた。
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT
GTインサイド・レポート No. 7 1995/ 5/ 3 FMOTOR4版
----------------------------------------------------------------------------
27.#30監督 坂田智和
「タイヤの使い方を失敗しちゃって、でも思った通り1分33秒台は出たからね。
データ上はスープラよりもストレートが速いはずなのに、田嶋に言わせるとスープ
ラのスリップに入ることが出来ないっていうけどね。ストレートももちろんコー
ナーも速いスープラがうちと1秒しか変わらないっていうのは不気味だよね。最
終コーナーからストレートの中間までがスープラは速いんだろうなけど、明日に
なったらいきなり速いタイムを出していたらいやだね」
28.トヨタ自動車モータースポーツ部 橋本主査
「やっと片目が開いたよ。苦労したからね。なになにうちがシャミセンを弾いてい
るんだって、冗談じゃないよ。ちょと待ってよこれまでのタイム持ってくるから、
ほら去年の暮れのテストでもルマン仕様で1分33秒台だから、先週のトラストのテ
ストでも1分32秒台(注:ルマンGT1仕様)だったから、全力で頑張っているん
だよ。でもね今年のルマンはマクラーレンF1が大部タイムをアップしてくれたか
ら、ここで1分30秒位を出してもルマンではGT1クラスの予選最後尾くらいに
なっちゃたからね。今は余っていた2.1リットルの3SGだけど、来年からは、
セリカに乗る強化ブロックの完全に生産型ベースの3SGエンジンにすることにな
るだろうね。エンジンのピックアップを考えると、ラリー用とは違ってツインター
ボにすることも考えなければならないかもしれないね」
29.#40太田哲也
「昨日からブーストが上がらなかったんですが、決勝用にいいタービンを残してお
きたかったんで、予選はあえて不調のタービンを交換しないで、決勝セットつまり
レースタイムでどのくらいで走れるかをチェックしたんで、予選タイムは重視しな
かったんです。リード(#34)のクルマは鈴鹿からタイヤが18インチだったんです
が、僕の方は今回からなんですよ。だから足回りのセッティングもいろいろ試しま
した。鈴鹿はリタイヤしてるんで、今回はなんとしても完走してポイントを取りた
いですね。去年のこのレースは最後尾スタートで3位の表彰台ですから、今回も3
位以内が目標です」
30.#1影山正彦
「あれ、抜かれちゃたの(#2ZEXELが影山のタイムを抜く)。誰? ゼクセル。
それって、俺のクルマだったやつじゃない。まいったなぁ」とぼやく影山正彦。
「とにかく絶対的なテスト量が少ないんです。昨日も今日もトラブルが出ちゃっ
て、まだ満足な状態で走れていません。予選もエンジンがバラついて、だましだま
し走ってのタイムですから。サスペンションのセッティングもしたいんですけど、
エンジンがこれじゃ無理だし。不完全燃焼で決勝前夜は眠れそうにないなぁ。3年
連続チャンピオンが目標ですから、このレース勝ちたいです。決勝はとにかく最善
を尽くします」
31.#100BPオイルポルシェターボ
どうも本来の調子が出ないチーム国光。ルマンの予備予選から帰国直後だけに
ドライバーの少々疲れ気味なのだろうか。「もう、シャミセンですよ。ノバさんが
シャミセン引いてくれるからねぇ」と土屋圭市も開き直っている。「今日のマシ
ンの状態? そういう質問は上祐広報部長を通して欲しいなぁ(笑)。たまにはこ
ういうダンゴの位置からスタートしろって、神様のおつげだね」と最近話題の事件
に引っかけて笑いを取っていた。ちなみに予選中のトラブルはインタークーラーに
亀裂が入ったのが原因。走行中に次第に亀裂が広がり、タイムが上げられなかっ
たようだ。予選終了後スペアに交換する作業に入っていた。国さんの「まあ、決勝
は追い上げるから見ててよ」というあまりにも常識的なお答えにも、「どーせ、
私がスタート・ドライバーでしょ」とひねくれる土屋。でも、2人ともルマンのこ
ととなる話が弾むのはなぜ?
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT
GTインサイド・レポート No. 8 1995/ 5/ 3 FMOTOR4版
----------------------------------------------------------------------------
32.GTC第2戦富士予選レポート スープラ本領発揮!
天気予報では午後から天候が崩れるといわれていた予選日。1回目の予選では早
朝降った雨はほぼ上がっていたものの路面はまだ濡れており、レインタイヤで出る
チーム、カットスリックでいくチーム、最初からスリックにかけるチームなど判断
が分かれた。そのなかでまずタイムを出してきたのは#38コマス。タイヤをカット
スリックからスリックに換えて出ていった後、最初に1分34秒台に入れてきた。続
いて#34リード、#30田嶋、#8長坂なども次々34秒台を出してくる。一方のR33
スカイライン、注目のスーパーGTR勢は、前回は旧型R32だった#1影山、#3
長谷見はもちろん、#55鈴木利男/飯田章の3台とも新車を投入してきたため、
コンピュータのセッティングなど細かい煮詰めに手間どり、35秒台にとどまった。
結局このセッションではまだハーフウェットの状態にもかかわらず33秒台をたたき
出した#38コマスを、路面が乾いてきた最終ラップに#36関谷が逆転し暫定ポール
ポジションを獲得した。
天候悪化が心配された午後のセッションでは、さいわい雨が落ちてくるまでには
至らず路面もドライ。全車スリックでのスタートとなった。このセッションでも主
導権を握ったのはスープラ勢。#8がまず33秒台を出し、#39クロスノフ、#38コ
マス、#36関谷らが続く。これに#34フェラーリ、#33ポルシェが割って入るが、
10周目、#36が初めて32秒台を記録、その後ピットインしてタイヤを水で冷やし、
さらにタイムアップをねらう。さらに#38、#34が32秒台前半のコースレコードを
記録。その後は各チームともタイヤを使い切ったのか打つ手がなくなったのか大き
な順位変動はなく、スープラ、フェラーリがフロントローを占めた。全体として
今回はスープラ勢と#34フェラーリの速さが目立ち、それに直線スピードが速い
993GT2が続くという情勢。スーパーGT-Rは新車のため煮詰め不十分で遅れ
をとってしまった。
33.*7 RE雨宮SuperG RX7
GT2クラスの2番手のタイムを記録した雨宮RX7。クラストップを逃したの
がいかにも残念そう。「逆転を狙って最後に出たんですが、ガス欠になってしま
いました。あれがなければ40秒フラットくらいはいけたと思います。クルマもま
だできたばかりで、正直いってまだ80点くらいのデキ。でもコーナーでは1クラス
の下のほうより速いんで、決勝では何台も喰いますよ。ただ、このクルマはピー
キーな性格なので雨だとつらいんです。小雨程度ならともかく、土砂降りにならな
ければいいんですけどね」
34.#100 BPオイルポルシェ
昨日の予選でチーム国光のポルシェは、エンジンのピックアップが極端に悪く
なり、ターボを小型に交換。ところが、そうするとパワーがなくなってしまい大き
なターボに戻すといった状態に陥ってしまった。予選終了後にエンジンを交換する
ためインタークーラーを外したら、何とインタークーラーの裏側が割れていた。漏
れているのが空気であったため発見出来なかったようである。もしかしたらGTC
鈴鹿のレース後半には既に割れていた可能性が強いという。
35.*32 ORTランティックスカイライン
紅一点の岡野谷純は筑波サーキット等でオフィッシャルとしても活躍している
“スーパーレディ”である。マシンの方はまだエンジンが完調ではないため、朝の
フリー走行もセッティングに終始することになるだろう。今年は4WDのスカイラ
インをFRに改造しての参戦であるが、4WDの方が乗り易いという。GTC鈴鹿
の好成績のためにもらってしまった20kgのウエイトハンデも、元々軽くないマシン
であるため辛いようだ。
36.#66 RAZO・TRAMPIO GTR
N1マシンをGTに改造してGTC参加を実現したトランピオ チームは関係者
の注目をあびているが、今後のGTCでの活動計画は決まっていないという。今年
は難しいが来年は活動する可能性もあるという。今回のマシンはまったくのN1マ
シンそのもので、当初はGT2クラスでの参戦を考えていたが、認められなかった
ため、急遽専用のコンピューターを開発してGT1クラスでの参戦となった。しか
し、まだパワーを上げる余裕があるため1分38秒台は十分に可能であるようだ。車
重が1400kg以上もあることが悩みである。
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
本日行われた全日本富士GTレース大会のレース中、コースサイドで作業をして
いたオフィシャルの渡辺靖之さん(32才、長野県上伊那群箕輪町)にコースアウ
トした競技車両が接触。渡辺さんは死亡した。
(以上、レース終了後の主催者発表より)
ご冥福をお祈りいたします。
<< FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)>>
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 全日本富士GTレース大会 *
* GT レース正式結果表 *
* 1995.05.04 天候 : 曇り コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位 車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2
車 名 周回 所要時間 トップ差 km/h ベストタイム
-------------------------------------------------------------------------------
1 33 GT1 松田 秀士 (J) 飯田 薫 (J)
タイサン ポルシェ GT-2 67 1:52'22.303 159.910 1'33.752
2 3 GT1 長谷見昌弘 (J)
ユニシアジェックススカイライン 67 1:52'53.653 0'31.350 159.170 1'35.137
3 100 GT1 高橋 国光 (J) 土屋 圭市 (J)
BP オイル ポルシェ・ターボ 67 1:52'54.083 0'31.780 159.160 1'35.160
4 55 GT1 鈴木 利男 (J) 飯田 章 (J)
JOMO R33 67 1:53'16.122 0'53.819 158.644 1'35.198
5 8 GT1 長坂 尚樹 (J)
FETSPORTS SUPRA 67 1:53'32.595 1'10.292 158.260 1'34.581
6※ 36 GT1 関谷 正徳 (J) ミハエル・クルム (D)
トヨタ カストロール スープラ 66 1:52'22.999 ( 67 - 1L.) 1'33.579
7 35 GT1 鈴木 恵一 (J) 土屋 武士 (J)
タイサン スターカード GT-2 66 1:52'47.936 1 Lap 156.927 1'35.172
8 5 GT1 柏原 浩一 (J) 羽根 幸浩 (J)
マツダコレクション出光ポルシェ 66 1:52'52.662 1 Lap 156.818 1'35.179
9 40 GT1 太田 哲也 (J)
タイサン スターカード F40 65 1:52'56.764 2 Laps 154.348 1'36.349
10 70 GT2 石橋 義三 (J) 星野 薫 (J)
欧州車販売の外国屋アドバン 63 1:52'39.078 4 Laps 149.990 1'40.825
11 72 GT2 牧口 規雄 (J) 堀米 徹 (J)
WAKO'S BMW M3 63 1:54'06.675 4 Laps 148.071 1'41.328
12 1 GT1 影山 正彦 (J)
カルソニック スカイライン 62 5 Laps 1'35.464
13 11 GT2 石森 浩元 (J)
ムラウチ石森石油GTS-R 62 1:52'34.884 5 Laps 147.701 1'43.541
14 31 GT2 池谷 勝則 (J) 石原 将光 (J)
コブラポルシェRS 62 1:54'01.152 5 Laps 145.839 1'43.968
15 41 GT1 伊達 邦夫 (J) 石川 朗 (J)
京都近鉄 ARP シルビア 61 1:52'58.792 6 Laps 144.806 1'41.922
16 39 GT1 ジェフ・クロスノフ(USA)
サードスープラGT 60 1:52'44.145 7 Laps 142.741 1'33.683
17 71 GT2 黒須 俊文 (J) 山岸 豪 (J)
IPF WAKO'S M3 59 8 Laps 1'41.215
18 27 GT2 林 道明 (J) 金森 敏一 (J)
ナックウエストスカイライン 57 1:53'06.206 10 Laps 135.163 1'42.953
19 19 GT1 小林 且雄 (J)
JUN スカイラインGT-R 57 1:53'23.826 10 Laps 134.813 1'38.426
20 32 GT2 大山 茂 (J) 岡野谷 純 (J)
ランティックスカイライン 56 1:53'02.473 11 Laps 132.865 1'44.523
21 17 GT2 野上 敏彦 (J) 輿水 敏明 (J)
東京科学芸術専門学校:RX-7 51 16 Laps 1'44.769
22 7 GT2 松本 晴彦 (J) 竹内 浩典 (J)
RE雨宮 SuperG RX7 51 1:53'07.066 16 Laps 120.920 1'41.321
23 13 GT2 早川 篤 (J) 吉田 信宏 (J)
マイクロロンミューズDLRX7 49 18 Laps 1'45.482
24 38 GT1 エリック・コマス (F)
トヨタスープラ 46 21 Laps R1'32.691
25 2 GT1 都平 健二 (J) 河合 博之 (J)
ZEXEL・ワイズスカイライン 46 21 Laps 1'35.839
26 26 GT2 関根 基司 (J) 武藤 文雄 (J)
タイサン BMW M3 45 22 Laps 1'43.675
----------------------------- *** 以上 完走 *** -------------------------------
30 GT1 山田 洋二 (J) 田嶋 栄一 (J)
綜合警備 PORSCHE 45 22 Laps 1'34.743
34 GT1 アンソニー・リード (GB)
タイサン スターカード F40 24 43 Laps 1'34.557
66 GT1 原 貴彦 (J) 和田 久 (J)
RAZO・TRAMPIOGTR 22 45 Laps 1'41.087
54 GT2 袖山 誠一 (J) 中田 雅久 (J)
Gatorade ポルシェ 14 53 Laps 1'44.400
18 GT2 福嶌 稔大 (J) 川崎 哲哉 (J)
ATS-BM・ERC・RX-7 8 59 Laps 1'40.569
-------------------------------------------------------------------------------
スタート 13:42'53 フィニッシュ 15:35'15.303
参加台数 : 34 台 出走台数 : 31 台 完走台数 : 26 台
ベストタイム No. 38 ( エリック・コマス ) 1'32.691 6/46 173.609 km/h
※ No.36 は,JGTC統一規則3-35-iにより1周減算のペナルティを課した。
No.36.41は黄旗追越しによりピットスットプのペナルティを課された。
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 全日本富士GTレース大会 *
* GT フリー走行 *
* 1995.05.04 天候 : 曇り コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2
車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 38 1 エリック・コマス (F)
トヨタスープラ 1'32.814 14 173.379
2 36 1 関谷 正徳 (J) ミハエル・クルム (D)
トヨタ カストロール スープラ 1'33.328 16 172.424
3 8 1 長坂 尚樹 (J)
FETSPORTS SUPRA 1'33.700 15 171.740
4 39 1 ジェフ・クロスノフ(USA)
サードスープラGT 1'33.720 11 171.703
5 30 1 山田 洋二 (J) 田嶋 栄一 (J)
綜合警備 PORSCHE 1'33.971 13 171.244
6 34 1 アンソニー・リード (GB)
タイサン スターカード F40 1'34.534 10 170.224
7 33 1 松田 秀士 (J) 飯田 薫 (J)
タイサン ポルシェ GT-2 1'34.658 14 170.001
8 3 1 長谷見昌弘 (J)
ユニシアジェックススカイライン 1'35.005 13 169.381
9 2 1 都平 健二 (J) 河合 博之 (J)
ZEXEL・ワイズスカイライン 1'35.231 13 168.979
10 5 1 柏原 浩一 (J) 羽根 幸浩 (J)
マツダコレクション出光ポルシェ 1'35.297 17 168.862
11 1 1 影山 正彦 (J)
カルソニック スカイライン 1'35.399 15 168.681
12 55 1 鈴木 利男 (J) 飯田 章 (J)
JOMO R33 1'35.475 16 168.547
13100 1 高橋 国光 (J) 土屋 圭市 (J)
BP オイル ポルシェ・ターボ 1'35.525 16 168.459
14 35 1 鈴木 恵一 (J) 土屋 武士 (J)
タイサン スターカード GT-2 1'35.599 17 168.328
15 40 1 太田 哲也 (J)
タイサン スターカード F40 1'36.539 14 166.689
16 19 1 小林 且雄 (J)
JUN スカイラインGT-R 1'37.268 15 165.440
17 18 2 福嶌 稔大 (J) 川崎 哲哉 (J)
ATS-BM・ERC・RX-7 1'40.104 11 160.753
18 66 1 原 貴彦 (J) 和田 久 (J)
RAZO・TRAMPIOGTR 1'40.200 12 160.599
19 7 2 松本 晴彦 (J) 竹内 浩典 (J)
RE雨宮 SuperG RX7 1'41.181 12 159.042
20 71 2 黒須 俊文 (J) 山岸 豪 (J)
IPF WAKO'S M3 1'41.865 14 157.974
21 70 2 石橋 義三 (J) 星野 薫 (J)
欧州車販売の外国屋アドバン 1'42.224 12 157.419
22 41 1 伊達 邦夫 (J) 石川 朗 (J)
京都近鉄 ARP シルビア 1'42.243 9 157.390
23 72 2 牧口 規雄 (J) 堀米 徹 (J)
WAKO'S BMW M3 1'42.289 14 157.319
24 13 2 早川 篤 (J) 吉田 信宏 (J)
マイクロロンミューズDLRX7 1'43.696 5 155.184
25 54 2 袖山 誠一 (J) 中田 雅久 (J)
Gatorade ポルシェ 1'43.929 16 154.836
26 31 2 池谷 勝則 (J) 石原 将光 (J)
コブラポルシェRS 1'44.992 13 153.269
27 26 2 関根 基司 (J) 武藤 文雄 (J)
タイサン BMW M3 1'45.238 8 152.911
28 17 2 野上 敏彦 (J) 輿水 敏明 (J)
東京科学芸術専門学校:RX-7 1'46.438 4 151.187
29 32 2 大山 茂 (J) 岡野谷 純 (J)
ランティックスカイライン 1'46.896 10 150.539
-------------------------------------------------------------------------------
11 2 石森 浩元 (J)
ムラウチ石森石油GTS-R 0
27 2 林 道明 (J) 金森 敏一 (J)
ナックウエストスカイライン 0
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT
GTインサイド・レポート No. 5 1995/ 5/ 3 FMOTOR4版
----------------------------------------------------------------------------
16.#40太田哲也
「昨日からタービンがおかしいんだ。ブーストが上がらないんだ。#40はIHI製
タービンを、#34はギャレット製のタービンを使っているから、#34が好調とは
いっても互換性がないんだ。予備のタービンは決勝までとっておくよ。ちょっと面
白くないね」
17.#34アンソニー・リード
「古いタイヤを使うとちょっとバランスが悪い。クオリファイセッティングはOK
だけれど、レースセッティングはまだ良くないね。自分のタイムには満足していな
い。もっと速く走れる。ターゲットタイムは1分32秒台だね。最終ラップで急に
オーバーステアになったんだけど、オイルが出ていたのかもしれない」
18.#33タイサン・ポルシェGT2
ポルシェ勢ではトップのタイムをマークした松田秀士は「Bコーナーで路面が濡
れているのを計算に入れずにブレーキングしたら行き過ぎちゃった。その失敗がな
ければ33秒台まで行けたと思う。でも、まあ良かった。クルマもまあまあ良くなっ
てきている」と明るい表情。一方これを横で聞いていた#35鈴木恵一は、「松田
君、2回目も行けて良かったな。俺が行ったときには最終コーナーでオイルが出
ちゃってさあ。無線で聞いてたから様子を見ながら行ったんだけど、バーって流れ
てたからこれはダメだと思ってやめたよ」と少し残念そうな口振りだった。
19.#1カルソニックスカイライン
このレースから新型のR33スカイラインGTRを投入したホシノ・レーシングだ
が、昨日からどうも上手くいかないようだ。「4月24、25日のSUGOテストで初
めてR33に乗ったんですが、やはりレースで走らないとホントのところは分かりま
せんから。昨日もこの(午前の)セッションもエンジンがいまひとつで、本来の調
子が出ていないようです。しかも、途中でデフが壊れちゃって、アタックになりま
せんでした。午後の予選までは修理できますよ。大丈夫、もっと速くなります」と
影山は言うが、その表情にはいつもの冴えがなかった。
20.#38エリック・コマス
まだコースが濡れているにもかかわらず1分33秒台をマークしたコマスは、「最
後にピットストップして出ていったんだけど、ちょっと遅すぎてチェッカーフラッ
グに間に合わなかった。でも、その前にハーフウエットの状態で33秒台が出せたの
はまあまあだね。午後は雨にみたいだから、グリッドはこのまま2番手ということ
になりそうだけど、決勝ではグッドスタートで前に出るよ」と自信を語った。
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT
GTインサイド・レポート No. 7 1995/ 5/ 3 FMOTOR4版
----------------------------------------------------------------------------
21.#30綜合警備PORSCHE
公式結果表では山田が1分34秒971を記録したことになっているが、これは計時
装置のミスで実際には田嶋が出したタイム。
その田嶋は、「昨日まともに走っていないんです。サスペンションが変わったの
でもっと走り込みたかったんですけれど、ですからどこまで頑張っていいのかまだ
判らないんです。100Rとか最終コーナーはまだ少しアンダーも出ています。こん
な状態なのに993GT2というマシンは、無理してタイムを出しにいかなくてもタ
イムが出てしまう楽なクルマです。問題のABSですか、今日のように濡れている
とABSが作動しちゃうんですけど、鈴鹿の1-2コーナーみたいにブレーキを残
して回るところが富士スピードウェイにはないので、心配はしていません。コース
が乾けば1分33秒台は十分に出す自信があります」と印象を語った。
22.'95GTC テレビ信州でも放送決定!
テレビ信州 GTC放送スケジュール
GTC第2戦富士 5月19日 25:15~26:39
GTC第3戦仙台ハイランド 7月7日
GTC第4戦富士 8月25日
GTC第5戦SUGO 9月22日
GTC第6戦MINE 10月13日
23.*18 ATSーBM ERC RX7(GT2予選1位)
福嶌稔大が40秒台前半までタイムを詰め、さあ、川崎がアタックと交代した直後
にAコーナーでストップしてしまったエリート・レーシングのRX7。原因はなん
とガス欠だった。予選後にレッカーに引かれて戻ってきた川崎哲哉は「ガソリンが
入ってないと車は走らないぞ! お前ら知ってんのかぁ」とひどくおかんむりの様
子。なんと予選2回目の前に給油するのを忘れたとか。「マシンはすごく良い状
態。基本は去年と同じFC3Sですけど、ミッションとブレーキは改良してきまし
た。今日もストレートでいい感じでエンジンが回るし、こりゃ行けると思いました
よ。そしたら、Aコーナーでガックンでしょ。やんなちゃうよ。間違いなく39秒台
は行けたはずです。決勝ですか、こんなチームですからねー(と、メカニックをジ
ロリ)」その言葉と裏腹に顔は笑顔が絶えない川崎だった。
24.#38エリック・コマス(ポールポジション)
1分32秒271というレコードタイムでポールポジションを獲得したエリック・コ
マス。今回TVレポーター役の和田孝夫が「コングラチュレイション!」と声をか
けると「ワタシは英語がシャベレマセン。日本語だけ、フランス語だけ」と笑わせ
た。ちなみにこの冗談は鈴鹿でも使っている。「ポールポジションは90年にF3000
でとって以来。F1ではいろいろうまくいかないことが多かったから、たいへんう
れしい」と英語で話していた。
25.#34アンソニー・リード(GT1予選2位)
フロントサスペンションに問題があってタイムを詰めきれなかった。フェラーリ
はノーマルから大幅にモディファイしているが、テストの時間が少なくて決まって
いない部分が多くある。今日はちょっとガッカリした。でもレースは大丈夫だと思
う。雨だったら? ヨコハマに訊いてよ。
26.#3長谷見昌弘(GT1予選8位)
「R33は新しい車だからね。まだまだ、やらなきゃいけないところが多い。今の状
態だとまるでロデオだよ。すぐには直せるもんではないし、メカのみんなも徹夜の
連続で苦労してるから、無理は言えないしね。だから、今日は我慢ですよ。でも第
1戦鈴鹿の時のR32ならポールポジションかもね。あ、これ言うと怒られるかな」
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT
GTインサイド・レポート No. 3 1995/ 5/ 3 FMOTOR4版
----------------------------------------------------------------------------
5.#88レインXタムラ ディアブロ
GTC鈴鹿で素晴らしいエキゾーストノートと圧倒的な最高速を披露してくれ
た、寺井エンジニアリングのランボルギーニ・ディアブロは、マシンの改修のた
め今回のGTC富士を欠席することになってしまった。新しいV12のパワーにシャ
シーが付いて行けなくなったためである。サスペンションはアップライトそのも
のを完全に新しく造り直し、フレームも大幅に補強されることだろう。
ランボルギーニ・エンジニアリングでは、寺井エンジニアリングのためのディ
アブロ・イオタの2号車を6月の初旬に完成させる予定であり、日本で改良され
ている1号車のノウハウが投入されて開発されている。寺井エンジニアリングで
はこの2号車で新たなプロジェクトを行うことになるだろう。
6.*72 WAKO'S M3
牧口エンジニアリングが投入してきたDTM仕様のM3は、ギアレシオのセッ
トに戸惑い初日を失ってしまった。日本のサーキットにはあまりにも堅い足回り
やサイズアップされて230を履くフロントタイヤによるハンドルの重さ等、今日の
予選に向けて多くの課題をチームは抱えている。
7.#55監督 水野敏和
期待のR33が出遅れてしまった原因をニスモの水野敏和監督は、次のように
語っている。
「GTC鈴鹿でもエンジンがバラバラいってたでしょう、今日もまったく同じ。
コンピューターのセッティングの問題です。それにサスペンションも、富士スピー
ドウェイ特有の問題があるので、鈴鹿ではドライバーの努力もあって良い状態にで
きましたが、いつも良いとは限りません」
8.#19JUN SKYLINE GTR
“職人”小山進の独創的なJUNスカイラインが実力を発揮してきたようだ。完
全に独自に開発したSR20はストレートで7,200回転まで回り、272km/hの最高速
を記録した。小山のスカイラインは、スカイラインGTRの欠点を潰すことを目
標に開発されており、重い6気筒のRB26を軽い4気筒のSR20に交換すること
で53:47という理想的な重量配分を実現し、独自に開発したボディカウルはリヤ
に320mm幅の十分なタイヤを履くことを可能としている。ミッションもF3000の
ヒューランドDGBと同じ中身の6速シーケンシャルを採用している。
小山は「やっと走るようになりました。ブレーキのバランスがちょっとおかし
いんです。エンジンも7,500回転シフトで造っているんですけどドラックが大きい
ですしね」
9.#40タイサンスターカードF40
太田哲也のF40は今回から18インチのホイールとなり、併せてブレーキのロー
ターも拡大されている。しかし、これからというところで2速に入らなくなってし
まい、2回目のセッションを諦めてミッションの修理を行うことになった。
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT
GTインサイド・レポート No. 4 1995/ 5/ 3 FMOTOR4版
----------------------------------------------------------------------------
10.#30綜合警備PORSCHE
昨日の午前中のセッションでいきなり1分35秒台を叩きだし、他のポルシェ勢を
驚かせたテイクワンの993GT2は、何と“クラッチが滑る”状態で走行してい
た。彼らは午後のセッションを諦めて修理を行った。
11.#18ATSーBM ERC RX7
“ドラックの達人”川崎哲哉のRX7は今回から17インチ径のホイールを採用して
いるが、ギア比が合わず、ストレート途中で吹けきってしまうという。ギアを交
換して、キャブレターのセッティングに午後のセッションを費やすことになった。
12.第1回目予選1位 #36関谷正徳
最後の最後でトップタイムを叩きだした関谷正徳は、「コースも乾きはじめた
けれども、最終コーナーがオイルでベッタリだったからラッキーだったとしか言い
ようがない。エンジンもまだアクセルを踏んでからトルクが掛かるまでタイムラ
グがある。まだ満足は出来ません」と語った。
13.#36トヨタ カストロール スープラ
昨日までの好調さを発揮してトップタイムをマークしたトムスは、まだ濡れてい
る時にM.クルムがカットスリックで走行し、ラスト15分を切った時点でスリック
タイヤに交換して関谷正徳がタイムアタック。チェッカーが出た最後の周回で1
分33秒468のトップタイムを叩きだした。
14.#15プローバ ポルシェ ターボ
右ターボチャージャーがブローしたため、古谷直広のドライブするポルシェは、
派手に白煙を上げてストレートでストップしてしまった。昨日新品のタービンと交
換したばかりであったというが、午後の予選に備えて再びチームはタービンの交換
を行わなければならなくなった。
15.#39サードスープラGT
一昨日の夕方に完成したばかりの新車であるサードスープラGTは、ウエスト
ゲートバルブ冷却用ダクトがエキゾーストに触れてしまったため、エンジンルーム
内で小火災をおこしてしまった。新車ゆえのトラブルであるため、ダクトを修理し
てすぐにピットアウトした。
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT
GTインサイド・レポート No. 1 1995/ 5/ 3 FMOTOR4版
----------------------------------------------------------------------------
1.GTA専有フリープラクティス タイム(非公式)
Pos ドライバー マシン タイム
------------------------------------------------------------------------
1 関谷正徳/M.クルム #36 トヨタ カストロール スープラ 1'33.077
2 A.リード #34 タイサン スターカードF40 1'33.153
3 J.クロスノフ #39 サードスープラGT 1'33.210
4 E.コマス #38 トヨタスープラ 1'33.781
5 長坂尚樹/見崎清志 #8 FET SPORT SUPRA 1'33.804
6 松田秀士/飯田薫 #33 タイサン ポルシェ GTー2 1'33.979
原貴彦/和田久(GT2) *66 RAZO・TRAMPIO GTR 1'40.924
2.スープラGT本領発揮か!
朝までの雨が嘘のように晴わたった富士スピードウェイで、明日からのGTC第
2戦富士のためのGTA専有フリープラクティスが行われた。直前のテストから好
調であった関谷正徳のトムス・スープラがその好調さを維持してトップタイムを叩
きだした。この富士スピードウェイは、Bコーナーを立ち上がって最終コーナーを
いかに速く抜けて1.5kmのストレートで速いスピードを出すことがポイントであり、
ルマンGT2仕様のポルシェ993GT2勢が290km/h前後の圧倒的なストレートス
ピードを発揮して好タイムをマークしている。ちなみにトップタイムを記録した
#36トヨタカストロールスープラは284km/hというこれまた素晴らしい最高速を発
揮している。3台のR33を投入してきたスカイライン勢は、コンピューターのセッ
ティングに終始したため、上位に進出することは出来なかった。
GT2クラスは、期待の牧口エンジニアリングのDTM仕様M3がギアレシオが
合わず、そのセッティングを行っていたため、2日前の仙台ハイランドのN1耐久
で優勝した*トランピオGTRが、N1改造のGT2マシンでありながら、1分40
秒台をマークしてGT2クラスのトップタイムをマークした。
3.トップタイムを記録した関谷正徳のコメント
「GTC鈴鹿があまりにもだめだったから、今日までにサスペンションと空力を改
良したんだ。うちには良いデザイナーがいるから、でもこのスープラは1分33秒の
マシンじゃないよ、もっと速いマシンだから、まだまだやることが一杯残っている
よ。ダウンフォースを増やす方向でセッティングを行っているけれど、まだまだ足
りない。ダウンフォースはあればあるほど良いからね。けれども、レースは天気が
悪そうだからな、雨がふったら4駆のスカイラインにはかなわないよ」
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT
GTインサイド・レポート No. 2 1995/ 5/ 3 FMOTOR4版
----------------------------------------------------------------------------
4.5月2日フリープラクティスの最高速を計測
計測場所:午前・午後1回目 1コーナー手前200m
午後2回目 最終コーナー立ち上がり 単位:km/h
-----------------------------------------------------------------
: : #1 : #2 : #3 : #5 : *7 : #8 : *13 : #15 :
-----------------------------------------------------------------
:午前 : 253 : 263 : 260 : 286 : 251 : 280 : 188 : - :
-----------------------------------------------------------------
:午後1 : 277 : 269 : 267 : 290 : 255 : 286 : 233 : - :
-----------------------------------------------------------------
:午後2 : - : 195 : 194 : 182 : - : 194 : 172 : - :
-----------------------------------------------------------------
-----------------------------------------------------------------
: : *18 : #17 : *18 : #19 : *26 : *27 : #30 : *31 :
-----------------------------------------------------------------
:午前 : - : - : - : 269 : - : - : 282 : - :
-----------------------------------------------------------------
:午後1 : 226 : 228 : 226 : 272 : 261 : 260 : - : 240 :
-----------------------------------------------------------------
:午後2 : 176 : - : 182 : 182 : - : - : - : 181 :
-----------------------------------------------------------------
-----------------------------------------------------------------
: : *32 : #33 : #34 : #35 : #36 : #38 : #39 : #40 :
-----------------------------------------------------------------
:午前 : - : 226 : 271 : 283 : 277 : 282 : - : 267 :
-----------------------------------------------------------------
:午後1 : - : 291 : 276 : 283 : 284 : 282 : 280 : - :
-----------------------------------------------------------------
:午後2 : 157 : 186 : 200 : 179 : 192 : 194 : 194 : - :
-----------------------------------------------------------------
-----------------------------------------------------------------
: : #41 : #54 : #55 : *66 : *70 : *71 : *72 :#100 :
-----------------------------------------------------------------
:午前 : 251 : 252 : 266 : 249 : 234 : 234 : 240 : - :
-----------------------------------------------------------------
:午後1 : - : 251 : 272 : - : - : 251 : - : 257 :
-----------------------------------------------------------------
:午後2 : - : 165 : 178 : - : - : 168 : 180 : 186 :
-----------------------------------------------------------------
協力:TRD (計測はGTインサイドレポート班による非公式データ)
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 全日本富士GTレース大会 *
* GT 公式予選正式結果表 *
* 1995.05.03 天候 : 曇り コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2
車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 38 1 エリック・コマス (F)
トヨタスープラ R1'32.271 34 174.399
2 34 1 アンソニー・リード (GB)
タイサン スターカード F40 R1'32.429 32 174.101
3 36 1 関谷 正徳 (J) ミハエル・クルム (D)
トヨタ カストロール スープラ 1'32.768 36 173.465
4 8 1 長坂 尚樹 (J) 見崎 清志 (J)
FETSPORTS SUPRA 1'33.111 31 172.826
5 39 1 ジェフ・クロスノフ(USA)
サードスープラGT 1'33.118 23 172.813
6 33 1 松田 秀士 (J) 飯田 薫 (J)
タイサン ポルシェ GT-2 1'33.134 33 172.783
7 30 1 山田 洋二 (J) 田嶋 栄一 (J)
綜合警備 PORSCHE 1'33.395 35 172.300
8 3 1 長谷見昌弘 (J)
ユニシアジェックススカイライン 1'33.939 32 171.303
9 35 1 鈴木 恵一 (J) 土屋 武士 (J)
タイサン スターカード GT-2 1'34.483 35 170.316
10 5 1 柏原 浩一 (J) 羽根 幸浩 (J)
マツダコレクション出光ポルシェ 1'34.556 32 170.185
11 55 1 鈴木 利男 (J) 飯田 章 (J)
JOMO R33 1'34.869 37 169.623
12 2 1 都平 健二 (J) 河合 博之 (J)
ZEXEL・ワイズスカイライン 1'34.891 29 169.584
13 1 1 影山 正彦 (J)
カルソニック スカイライン 1'35.015 28 169.363
14 40 1 太田 哲也 (J)
タイサン スターカード F40 1'35.817 31 167.945
15 19 1 小林 且雄 (J)
JUN スカイラインGT-R 1'36.428 28 166.881
16100 1 高橋 国光 (J) 土屋 圭市 (J)
BP オイル ポルシェ・ターボ 1'38.998 30 162.549
17 66 1 原 貴彦 (J) 和田 久 (J)
RAZO・TRAMPIOGTR 1'39.376 15 161.930
18 41 1 伊達 邦夫 (J) 石川 朗 (J)
京都近鉄 ARP シルビア 1'39.455 13 161.802
19 15 1 古谷 直広 (J)
プローバ ポルシェ ターボ 1'40.150 9 160.679
20 18 2 福嶌 稔大 (J) 川崎 哲哉 (J)
ATS-BM・ERC・RX-7 1'40.335 22 160.383
21 7 2 松本 晴彦 (J) 竹内 浩典 (J)
RE雨宮 SuperG RX7 1'40.525 28 160.080
22 71 2 黒須 俊文 (J) 山岸 豪 (J)
IPF WAKO'S M3 1'41.306 34 158.845
23 25 1 影山 正美 (J)
ニッサン・フェアレディZ 1'41.336 11 158.798
24 70 2 石橋 義三 (J) 星野 薫 (J)
欧州車販売の外国屋アドバン 1'41.469 23 158.590
25 72 2 牧口 規雄 (J) 堀米 徹 (J)
WAKO'S BMW M3 1'41.959 38 157.828
26 11 2 石森 浩元 (J)
ムラウチ石森石油GTS-R 1'42.552 31 156.916
27 27 2 林 道明 (J) 金森 敏一 (J)
ナックウエストスカイライン 1'42.677 34 156.724
28 13 2 早川 篤 (J) 吉田 信宏 (J)
マイクロロンミューズDLRX7 1'43.612 29 155.310
29 17 2 野上 敏彦 (J) 輿水 敏明 (J)
東京科学芸術専門学校:RX-7 1'43.617 15 155.303
30 54 2 袖山 誠一 (J) 中田 雅久 (J)
Gatorade ポルシェ 1'43.738 17 155.122
31 26 2 関根 基司 (J) 武藤 文雄 (J)
タイサン BMW M3 1'44.039 24 154.673
32 31 2 池谷 勝則 (J) 石原 将光 (J)
コブラポルシェRS 1'45.281 31 152.848
33 32 2 大山 茂 (J) 岡野谷 純 (J)
ランティックスカイライン 1'46.660 30 150.872
-------------------------------------------------------------------------------
99 1 長島 正興 (J)
PORSCHE RSR 出走せず
-------------------------------------------------------------------------------
'R'マークの車は,コースレコードを更新しました 従来のレコードタイムは 1'32.732
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 全日本富士GTレース大会 *
* GT 予選結果表 2回目 *
* 1995.05.03 天候 : 曇り コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2
車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 38 1 エリック・コマス (F)
トヨタスープラ R1'32.271 16 174.399
2 34 1 アンソニー・リード (GB)
タイサン スターカード F40 R1'32.429 16 174.101
3 36 1 関谷 正徳 (J) ミハエル・クルム (D)
トヨタ カストロール スープラ 1'32.768 17 173.465
4 8 1 長坂 尚樹 (J) 見崎 清志 (J)
FETSPORTS SUPRA 1'33.111 18 172.826
5 39 1 ジェフ・クロスノフ(USA)
サードスープラGT 1'33.118 15 172.813
6 33 1 松田 秀士 (J) 飯田 薫 (J)
タイサン ポルシェ GT-2 1'33.134 18 172.783
7 30 1 山田 洋二 (J) 田嶋 栄一 (J)
綜合警備 PORSCHE 1'33.395 18 172.300
8 3 1 長谷見昌弘 (J)
ユニシアジェックススカイライン 1'33.939 18 171.303
9 35 1 鈴木 恵一 (J) 土屋 武士 (J)
タイサン スターカード GT-2 1'34.483 19 170.316
10 5 1 柏原 浩一 (J) 羽根 幸浩 (J)
マツダコレクション出光ポルシェ 1'34.556 16 170.185
11 55 1 鈴木 利男 (J) 飯田 章 (J)
JOMO R33 1'34.869 20 169.623
12 2 1 都平 健二 (J) 河合 博之 (J)
ZEXEL・ワイズスカイライン 1'34.891 11 169.584
13 1 1 影山 正彦 (J)
カルソニック スカイライン 1'35.015 16 169.363
14 40 1 太田 哲也 (J)
タイサン スターカード F40 1'35.817 16 167.945
15 19 1 小林 且雄 (J)
JUN スカイラインGT-R 1'36.428 13 166.881
16100 1 高橋 国光 (J) 土屋 圭市 (J)
BP オイル ポルシェ・ターボ 1'39.130 11 162.332
17 66 1 原 貴彦 (J) 和田 久 (J)
RAZO・TRAMPIOGTR 1'39.376 10 161.930
18 41 1 伊達 邦夫 (J) 石川 朗 (J)
京都近鉄 ARP シルビア 1'39.455 8 161.802
19 15 1 古谷 直広 (J)
プローバ ポルシェ ターボ 1'40.150 6 160.679
20 18 2 福嶌 稔大 (J) 川崎 哲哉 (J)
ATS-BM・ERC・RX-7 1'40.335 9 160.383
21 7 2 松本 晴彦 (J) 竹内 浩典 (J)
RE雨宮 SuperG RX7 1'40.525 16 160.080
22 71 2 黒須 俊文 (J) 山岸 豪 (J)
IPF WAKO'S M3 1'41.306 18 158.845
23 70 2 石橋 義三 (J) 星野 薫 (J)
欧州車販売の外国屋アドバン 1'41.469 13 158.590
24 72 2 牧口 規雄 (J) 堀米 徹 (J)
WAKO'S BMW M3 1'41.959 20 157.828
25 25 1 影山 正美 (J)
ニッサン・フェアレディZ 1'41.983 3 157.791
26 11 2 石森 浩元 (J)
ムラウチ石森石油GTS-R 1'42.552 18 156.916
27 27 2 林 道明 (J) 金森 敏一 (J)
ナックウエストスカイライン 1'42.677 17 156.724
28 13 2 早川 篤 (J) 吉田 信宏 (J)
マイクロロンミューズDLRX7 1'43.612 14 155.310
29 17 2 野上 敏彦 (J) 輿水 敏明 (J)
東京科学芸術専門学校:RX-7 1'43.617 13 155.303
30 26 2 関根 基司 (J) 武藤 文雄 (J)
タイサン BMW M3 1'44.039 11 154.673
31 31 2 池谷 勝則 (J) 石原 将光 (J)
コブラポルシェRS 1'45.281 19 152.848
32 32 2 大山 茂 (J) 岡野谷 純 (J)
ランティックスカイライン 1'46.660 15 150.872
-------------------------------------------------------------------------------
54 2 袖山 誠一 (J) 中田 雅久 (J)
Gatorade ポルシェ 0
99 1 長島 正興 (J)
PORSCHE RSR 0
-------------------------------------------------------------------------------
'R'マークは,コースレコードを更新しました 従来のレコードタイムは 1'32.732
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 全日本富士GTレース大会 *
* GT 予選結果表 1回目 *
* 1995.05.03 天候 : 曇り コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2
車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 36 1 関谷 正徳 (J) ミハエル・クルム (D)
トヨタ カストロール スープラ 1'33.468 19 172.166
2 38 1 エリック・コマス (F)
トヨタスープラ 1'33.618 18 171.890
3 34 1 アンソニー・リード (GB)
タイサン スターカード F40 1'33.691 16 171.756
4 8 1 長坂 尚樹 (J) 見崎 清志 (J)
FETSPORTS SUPRA 1'34.380 13 170.502
5 33 1 松田 秀士 (J) 飯田 薫 (J)
タイサン ポルシェ GT-2 1'34.957 15 169.466
6 30 1 山田 洋二 (J) 田嶋 栄一 (J)
綜合警備 PORSCHE 1'34.971 17 169.441
7 3 1 長谷見昌弘 (J)
ユニシアジェックススカイライン 1'34.994 14 169.400
8 55 1 鈴木 利男 (J) 飯田 章 (J)
JOMO R33 1'35.749 17 168.064
9 2 1 都平 健二 (J) 河合 博之 (J)
ZEXEL・ワイズスカイライン 1'36.123 18 167.411
10 39 1 ジェフ・クロスノフ(USA)
サードスープラGT 1'36.307 8 167.091
11 1 1 影山 正彦 (J)
カルソニック スカイライン 1'36.610 12 166.567
12 19 1 小林 且雄 (J)
JUN スカイラインGT-R 1'37.386 15 165.239
13 35 1 鈴木 恵一 (J) 土屋 武士 (J)
タイサン スターカード GT-2 1'37.451 16 165.129
14 40 1 太田 哲也 (J)
タイサン スターカード F40 1'38.224 15 163.830
15100 1 高橋 国光 (J) 土屋 圭市 (J)
BP オイル ポルシェ・ターボ 1'38.998 19 162.549
16 5 1 柏原 浩一 (J) 羽根 幸浩 (J)
マツダコレクション出光ポルシェ 1'39.023 16 162.508
17 25 1 影山 正美 (J)
ニッサン・フェアレディZ 1'41.336 8 158.798
18 18 2 福嶌 稔大 (J) 川崎 哲哉 (J)
ATS-BM・ERC・RX-7 1'42.462 13 157.053
19 7 2 松本 晴彦 (J) 竹内 浩典 (J)
RE雨宮 SuperG RX7 1'42.522 12 156.961
20 41 1 伊達 邦夫 (J) 石川 朗 (J)
京都近鉄 ARP シルビア 1'42.763 5 156.593
21 71 2 黒須 俊文 (J) 山岸 豪 (J)
IPF WAKO'S M3 1'42.911 16 156.368
22 72 2 牧口 規雄 (J) 堀米 徹 (J)
WAKO'S BMW M3 1'43.216 18 155.906
23 54 2 袖山 誠一 (J) 中田 雅久 (J)
Gatorade ポルシェ 1'43.738 17 155.122
24 11 2 石森 浩元 (J)
ムラウチ石森石油GTS-R 1'45.059 13 153.171
25 27 2 林 道明 (J) 金森 敏一 (J)
ナックウエストスカイライン 1'45.451 17 152.602
26 66 1 原 貴彦 (J) 和田 久 (J)
RAZO・TRAMPIOGTR 1'45.807 5 152.088
27 31 2 池谷 勝則 (J) 石原 将光 (J)
コブラポルシェRS 1'46.490 13 151.450
28 26 2 関根 基司 (J) 武藤 文雄 (J)
タイサン BMW M3 1'47.228 13 150.073
29 13 2 早川 篤 (J) 吉田 信宏 (J)
マイクロロンミューズDLRX7 1'48.454 15 148.376
30 32 2 大山 茂 (J) 岡野谷 純 (J)
ランティックスカイライン 1'49.153 15 147.426
31 70 2 石橋 義三 (J) 星野 薫 (J)
欧州車販売の外国屋アドバン 1'49.749 10 146.625
32 15 1 古谷 直広 (J)
プローバ ポルシェ ターボ 1'52.694 3 142.794
33 17 2 野上 敏彦 (J) 輿水 敏明 (J)
東京科学芸術専門学校:RX-7 2'01.259 2 132.708
-------------------------------------------------------------------------------
99 1 長島 正興 (J)
PORSCHE RSR 出走せず
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.2 FUJI GT RACE
GTインサイド・レポート No. 3 1995/ 4/27 FMOTOR4版
----------------------------------------------------------------------------
8.本番レース仕様R33“スーパーGTR”完成
クラブ ルマン・カラーでシーズン・オフのテストを走り、GTC鈴鹿にはJOMOカ
ラーに塗られて登場したR33 1号車はテストカーとしての使命をまっとうし、現在
バラバラに分解され綿密な検査が行われている。SUGOテストでは、新たに完成し
た本番レース仕様のR33 2/3号車を使って行われた。新しいJOMO号の2号車はル
マンGT1仕様で完成し、トランクルーム上よりエアを取り入れるオイルクーラーを
新たに装備されていた。3号車は暫定仕様としてN1ベースのエンジンとHパターン
のミッションを装備してSUGOテストに参加し、福山英朗がシェイクダウンを行っ
た後、新人の近藤真彦と粕谷俊二の練習に使われた。2号車は、テスト後N-GT1
仕様に改装されてGTC富士に参加する。
9.R33カルソニック スカイライン シェイクダウン
'95GTC開幕のGTC鈴鹿を制した、ディフェンディング・チャンピオンのホシノ
レーシングのR33が完成、SUGOテストでシェイクダウンに成功した。ニスモのR
33GTが一体式のビルシュタイン・ダンパーを使う(5月には調節タイプも完成)の
に対してホシノレーシングのR33は分離タンクを持つ調節式のレース専用ダンパーを
使ったサスペンションを持っていることが最大の相違点である。
10.トラストスープラGT登場
4月4日にTIサーキットでシェイクダウン行ったトラストのルマンGT1仕様
スープラGTも、SUGOテストに姿を見せた。“TIショック”の原因であった
カーボンブレーキの熱は完全に対策されており、従来はRブレーキ用クーリングエア
とオイルクーラー用クーリングエアの両方をRホイール前のダクトから取り入れて
いたが、このダクトはブレーキ専用となり、右サイドステップにオイルクーラー専用
ダクトが新設されている。まだセッティング中であるため1分25秒台で留まってし
まったが、ダイナミックな走りは集まったファンを魅了した。
11.4月27日FUJIテスト情報……トムス スープラGTが1分33秒台をマーク!
昨日の午後、トムスとトラストの2台のスープラGTは富士スピードウェイにおい
て合同テストを実施した。トムスの走らせたN-GT1仕様は、GTC鈴鹿の時に比
べるといくつもの追加されたクーリングダクトやフロントスポイラー、リアのディ
フューザーの仕切板等によってスタイルが大きく変わっている。もちろん彼らの目
論見は、ダウンフォースを増やして最終コーナーのスピードをアップすることにある
が、このテストに持ち込まれた暫定仕様でも1分33秒台を易々とマークした。しか
し、ストレートスピードは約270km/h止まりであり、よりダウンフォースを増やして
最終コーナーのスピードを上げて(当然ストレートも)本番のGTC富士にやってく
ることだろう。
トラストは順調に周回をこなし、暫定的なギアレシオ(最高速が300km/hしか出な
い)にもかかわらず1分32秒台をマークしていたが、テスト終了直前に最終コー
ナーでT.ダニエルソンがクラッシュしてしまった。原因はマシンではないようであ
るが、トラストの'95年ルマン・プロジェクトは見直しを迫られることとなってし
まった。連休明けには発表されることだろう。
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.2 FUJI GT RACE
GTインサイド・レポート No. 4 1995/ 4/27 FMOTOR4版
----------------------------------------------------------------------------
12.開発が進むポルシェ993GT2
テイクワンの993GT2は、ブリヂストンの大径の新タイヤに合わせるため、先週
富士スピードウェイでテストを行った。ギアレシオは最高速を約290km/hに設定、6
速全てを使って富士スピードウェイのコーナーにトルクバンドを合わせることを狙っ
ている。問題はイースター・ホリデーの関係でサスペンション・パーツの入荷が遅れ
ていることであり、他の993GT2ユーザー達も同じ悩みを抱えている。マツダコレ
クション・ポルシェを走らせる東名スポーツでは、早々とパーツの入荷をあてにせず
自分達でサスペンションパーツの製作を開始している。2台目の993GT2が3週間
前に到着したチームタイサンは、パーツの到着も早く、既にサスペンションを完全に
ピロボール化する作業を終了している。ちなみにタイサンの993GT2は、2号車が
ルマンGT2仕様であるが、N-GT1仕様の1号車は、少なくともこのGTC富士
まではルマンGT2仕様に改造されることはないようだ。
今週中には、チームタイサン全体でテスト走行を行うことだろう。
13.“熱烈歓迎” トランピオタイヤ GTC参加決定!
N1耐久選手権で活躍中のRAZO TRAMPIO GTRがGTCに参戦するこ
とが決定した。残念ながら今回は完全なGTスペックのマシンではないが、今年製作
したばかりのR33スーパーGTRをN1仕様からN-GT2仕様に改装して参戦す
る。彼らは4月30日に仙台ハイランドで行われるN1耐久シリーズに参加した後、直
接富士スピードウェイに駆けつけてGTC富士に備える。
もちろん彼らと共にトランピオタイヤもGTCに参戦することが決定した。
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=