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1994年11月

全日本F3000

童夢インサイド・レポート 番外編

◆童夢インサイド・レポート番外編◆
「クルムくんの憂鬱な日曜日、または童夢のタイトル獲得ウラ作戦 の巻」
 日曜日の朝、クルムくんは憂鬱だった。
 ふだんから笑っても泣き顔っぽく見える顔(そこが女性ファンの母性本能をくすぐ
るらしい)が、本当に泣きそうになっている。
 F3の時から弱気っぽい発言が多く、「もうアカン・・」てな調子の言い回しをよ
くするクルムくんだが、それは単なる言葉のアヤだと何度か話せば誰でもわかる。
 チーム・トムスの中では「マイケル(ミハエル、ではない)のダメは五割り引きで
聞くべし」なんて囁かれていたくらいなのだ。
 しかし、今回の悩みは本当に深刻らしい。
 前週マカオGPでF3マシンと格闘したため、せっかく掴んだF3000の感覚を
すっかり忘れてしまったのが、悩みの原因だった。
 そもそも童夢チームが光貞秀俊に代えてクルムくんを起用したのは、最終戦で1-
2フィニッシュを、もっとハッキリ言ってしまえば、マルコのチャンピオン獲得をサ
ポートできる人材を求めてのことだった。
 初登場した第8戦の富士で、クルムくんは見事、童夢の期待にこたえて予選15番手
から4位フィニッシュという華々しいデビュー。
 次の第9戦でも、不備なタイヤにもかかわらず、7位をキープしたままゴールまで
走りきり、その腕のほどをみせつけた。
 当然、童夢の首脳陣のクルムくんへの期待は急上昇。
 クルムくんも、予選での一発タイムの出し方も朧げながら掴んできたこととて、
内心「まかせてチョーだい!」って気分になっていた。
 ところがそこへマカオGPである。
 マカオでのクルムくんは、久しぶりのF3マシンに始めはちょっと戸惑いを感じた
が、すぐに感覚を取り戻した。市街地コースのギア・サーキットにも1ラップごとに
慣れて予選は8番手。荒れまくった決勝の1レグは6位、2レグは4位でフィニッシ
ュし、総合5位の結果となった。
 クルムくんとしては表彰台を狙っていたのだから、決して満足できる結果ではなか
ったが、ケガもせず無事に鈴鹿F3000最終戦に臨むことになり、ホッとひと安心
したのだったが、そこには思わぬ落とし穴がまっていた。
 意気揚々と鈴鹿にやってきたクルムくんにチームが与えた使命は、
「予選で、スコットを阻止する位置を得るべし!」
というもの。そのためにクルムくんのタイヤは、マルコのものよりかなり軟らかめの
コンパウンドのタイヤだった。
 そのタイヤだと、決勝レースが苦しくなるのはチームもダンロップも、そしてクル
ムくん自身も承知の上だ。
 クルムくんにすれば本当は嬉しくない指令だったかもしれない。
 が、そこはそれ<チーム・オーダー>というやつである。
 童夢チーム首脳陣の考えでは、とにかく予選でスコットの前に出て、その順位をひ
とつでも下げること、そしてできればスコットをしばらくおさえれれれば「クルムく
ん、よくやった!」の世界だったのである。
 ところが、実際に一回目の予選が始まってみると、クルムくんはマルコのなーんと
2秒2落ち。ウソでしょ、と一番言いたかったのはクルムくんだったかもしれない。
「路面がすごいスリッピーで、オーバーステアがひどいのもあるけど、なんかこう、
思うように車が走らへん・・・エンジンのパワーはあるんやけど、なんかこう・・・
午後はもうちょっと良くなると思う・・・」
と首をふりふり、言葉の最後は消え入るタメ息となってしまった。
 しかし、大きめのリアウイングに交換して出ていった午後の予選も、一回目よりは
タイムアップしたが、マルコより1秒半、ポールポジションのスコットとは、阻止な
んてとんでもない2秒1差の12番手に留まってしまった。
 予選後、データロガーシステムから分析したとこと、F3ドライブの影響をモロに
受け、スロットルワークもシフトタイミングも、すべて前回のテストと異なるタイミ
ングになっていたことが判明した。
「まあ、低いハードルばかり飛んでいために、高いハードルが飛べなくなってしまっ
た、というところかな」
 と、佐々木正マネージャーは、笑っているのか悲しんでいるのか、それとも両方な
のか、歯痛をこらえるような表情になっている。
 結局、決勝レースはクルムくんの助っ人など必要ないタイトル獲得の結末となった
が、クルムくんはダレダレになったタイヤで15番手にドロップしながらも全力疾走で
完走し、その意地と実力を童夢の面々に見せた。
 もしも、クルムくんがマルコと同じコンパウンドのタイヤを履いていれば、当然も
っと上位でフィニッシュしたと思う。
「<チーム・オーダー>のために、ちょっと可哀相な結果になっちゃったね」
と佐々木マネージャーも言ってるくらいだから、決してクルムくんに才能がナイとか
一発屋だった、というわけではない。
 クルムくんの希望は、来年も全日本F3000で闘うことだ。
 それが童夢チームでなのか、それとも童夢より(実は)先に声をかけていたステラ
・インターナショナルなのか、はたまた他のチームなのかはわからない。
 94年シーズンが終わったばかりなので、童夢をはじめ他のチームも、来年のことな
んてなーんにも決まっちゃいないのが本当のところだ。
「クリスマスはドイツの実家で迎えるつもりなんだ」
とクルムくんはマカオでルンルンしていたが、クリスマス・ウイークの12月19日から
22日までの4日間、鈴鹿でF3000のタイヤテスト(予定)があるんだぞ。家族と
御馳走を食べてるヒマなんかないんじゃないか?
 ともかく、クルムくんの才能は童夢の折り紙付きです。
 クルムくんをご希望の方は、彼がドイツ行きの飛行機を予約する前に電話してやっ
て下さい。
                         ~ FIN ~

全日本F3000

童夢インサイド・レポート vol.6

◆童夢インサイド・レポート vol.6◆
「第10戦 ミリオンカードカップレース ファイナルラウンド 鈴鹿 あっけなくも劇的な幕切れ の巻」
 マルコ・アピチェラというドライバーは、とにかく<冷静>な人物だ。
 勝っても負けても表情を崩すことはなく、初めて話す人ならば「お風邪ですか?」
と心配してしまうようなハスキーな声で静かに受け答えをする。
 彼の実家はイタリアの大富豪と聞くが、きっと子供の頃から人前で喜怒哀楽を出さ
ぬよう、厳しく躾けられたのだろう。
 そんなポーカー・フェイスのマルコの顔に一瞬よぎった不快な表情は、千の言葉を
聞くよりも彼の心中を物語っていた。
「確かに昨日はマルコらしくない走りやった」と松本監督。
 決勝の朝、ピットに現れたアピチェラはやや俯きかげんで、予選の時よりナーバス
な印象を与えた。
 アピチェラは、新しいタイヤに履きかえてもコンマ7秒しかタイムアップできなか
ったことにショックを受け、その理由を考えあぐねていた。
 前夜も、ベッドの中でありとあらゆるレース・パターンを考えて、よく眠れなかっ
たらしい。
「でも、緊張するなって言うほうが無理やろう。
 僕も昔、タイトルのかかったレースでポールポジションからスタートしたことがあ
ったけど、いきなり4、5台に抜かれてね。
 自分では思いっきりアクセルを踏んでるねんけど、どんどん抜かれた。これでもか
これでもかって踏んでるねんけど、抜かれしまうねん。
 気負い、とはちょっと違うけど、チャンピオンが掛かってる時のドライバーって、
そんなんやねん」
 自分でもどうにもならなかったもどかしい経験を、松本監督は思い出していた。
 ともあれ、予選2番手の黒澤琢弥をかわしスコットと直接対決に持ち込む為には、
スタートを決める他にも、それなりの作戦が必要となる。
 鈴鹿サーキットの唯一の抜き所と言えば1コーナーだ。
 メインストレートで前の車に追いついて1コーナーでかわすとなると、その手前の
シケインと最終コーナーでの速度がポイントになってくる。
 問題のシケインをスコットは2速でぬけるが、童夢アピチェラは1速でぬけ、立ち
上がりから最終コーナーへ1-2-3速と順番にシフトアップしていく。
 1-2速のギヤ比を高くすれば、エンジン回転数が同じでもスピードが速くなるの
で、シケインからの立ち上がりを2速でひっぱるスコットよりも早めの段階で3速に
入れることができる。
 1-2速のギア比を上げれば、スタート時にクラッチを合わせにくくなるが、そこ
はアピチェラの腕(実際は足)でカバーするしかない。
 メインストレートのより手前で最高速にのせることが、前を行くであろうスコット
との間隔を詰めそれを抜くための唯一の方法だった。
 フリー走行を前にアピチェラのマシンはすでに作戦通りギア比が変えてあったが、
10ラップ走って戻ってきたアピチェラは、マシンを降りて「グッド!」とひと言。
 マシンはガソリン満タン状態でも、挙動はスムースで安定しており、かつ最終コー
ナーで狙い通りの加速感を得られたのだ。
 スコットを破る自信とファイトが、アピチェラの内に湧いてきたのだろう。
「なんも心配せんでええから、思いっきり走ってこい!」
と松本監督に激励されてスターティング・グリッドについたアピチェラは、迷いも焦
りもない、冷静な眼を取り戻していた。
 午後1時30分。22台のF3000マシンは、スコットを先頭に隊列を崩し、フォー
メーション・ラップに入った。
 1コーナーからS字、デグナーからヘアピンと隊列が進むにつれ、ピットの空気も
息苦しいまでに張り詰めていく。
 そして全車が再びグリッドにつき、エンジン音が天を突いた瞬間、シグナルは赤か
ら緑に変わった。
 爆発的なダッシュを見せたアピチェラは、スコットと黒澤の間にマシンを向けて、
そのまま前へ進もうとした。
 しかし、スコットはそれを遮るようにマシンを中央へ寄せてきたため、すでに十分
な加速をもっていたアピチェラはすばやく左側へハンドルを切ると、スコットのアウ
ト側に進路を取った。
 スコットはほとんど真横に並んだアピチェラを再びブロックしようとしたが、アピ
チェラの勢いに押し返されてしまい、2台はアウト側のアピチェラを半車身前にして
1コーナーに飛び込んだところで、2台の走行ラインはクロスした。
 引くに引けない二人のドライバーの意地のぶつかり合いは、イン側にいたスコット
のフロントノーズがアピチェラの右サイドポンツーンを押し出す形となって、濛々た
る砂煙の中に吸い込まれてしまった。
 2台の接触シーンに悲鳴を上げたピットの人々は、再びコースにもどったスコット
が2コーナー先でマシンを止めたのを確認した。
 あっけなくも劇的な幕切れだった。
 歓声を上げて喜ぶメカニック、抱き合うキャンギャル達をTVカメラが追う。
 大きなプレッシャーからようやく解放されて、男泣きするダンロップ・スタッフの
肩を、長身の松本監督が抱える。
 パドックのテントに引っ込んでいた林ミノル代表がピットに現れ、チーム・スタッ
フのひとりひとりと握手をかわしていく。
 ひとつ向こうのピットでは、ステラの福井監督が主のいなくなったモニターをじっ
と見つめ続けていた。
「砂煙の中で考えていたのはただひとつ、スコットがどこにいるのかだった。僕がマ
シンを降りた時、彼はそこにいなかったんだ。
 コースサイドで次の周回を待っていた。彼は来るのか来ないのか。
 そして、彼は来なかった。そして僕は、自分が勝ったことを知ったんだ」
 94年シリーズチャンピオンとして記者会見の席に一人で現れたアピチェラは、1コ
ーナーの幕切れについて、言葉を続けた。
「アウト側にいた僕が前にでて1コーナーに飛び込んだ時、スコットには、ブレーキ
を踏むか踏まないか、二つの選択があったと思う。
 そして、彼は踏まなかったんだ」
 アピチェラは、かつてない晴々をした顔でそう言い切った。
「ポールポジションからぶっち切りで逃げなきゃいけないのに、スタートでホイール
スピンさせて出遅れちゃったのがまずかったね。
 ああいうシュチエーションになれば、どっちがいいとか悪いとか、スポーツマンシ
ップだなんだなんて関係ないよ。
 これが<プロフェショナル・レース>ってことだよ」
 敗れたステラの福井監督は、記者団の問いにそう答える。
「ただねぇ、結果は同じだったとしても、もっとお客さんに二人のドッグ・ファイト
を見せて上げたかったね」
 こうして94年シーズンは終わり、童夢チームは最大の目標であったシリーズ・タイ
トルを獲得した。
 しかし、ひと月もすれば、また新しい闘いへのフォーメーションが始まる。
 さらなる飛躍へ!
 童夢チームは前進し続ける。
                    to be continued to The Next Season.
 というわけで短い連載でしたが、ご愛読ありがとうございました。
 このストーリーに関するみなさまのご希望・ご感想は、FMOTOR4Fの2番会議室、
 また私個人あてメールにても受け付けております。
 より多くのお便り、こころよりお待ち申しております。
                        段 純恵(GEE01733)
 PS.番外編もあります。クルム選手のお話です。
    読んでみてね。

全日本F3000

童夢インサイド・レポート vol.5

◆童夢インサイド・レポート vol.5◆
「第10戦 ミリオンカードカップレース ファイナルラウンド 鈴鹿 追われる辛さの予選、の巻」
 国内唯一のF3000シャーシ・コンストラクターとしてデビューから4年。
 念願のシリーズチャンピオン獲得を目前にして、童夢チームは最大のピンチをむか
えていた。
 パッシング・ポイントが少ない鈴鹿サーキットの、決勝より重要視される予選で、
タイトルの期待を一身に担う童夢のマルコ・アピチェラは3番手に留まり、ただひと
りのライバル、ステラインターナショナルのA・G・スコットがポールポジションを
獲得したのである。
 今シーズンの最終戦におけるアピチェラ&童夢の目標は、レースの勝ち負け云々よ
りも、とにかくチャンピオン獲得にある。
 今回は日英二カ国語で、テント内に貼りだされた<マルコ、タイトル獲得のパター
ン>は、
**************************
1.スコットが優勝・・・マルコ負け
2.スコットが2位・・・マルコ3位以上でOK
3.スコットが3位・・・何があってもマルコの勝ち!
**************************
となっていたが、前回と主格が入れ代わり何やら切羽詰まった感じさえする。
 実際、7戦有効ポイント制のレギュレーションでは、全戦で得点しているアピチェ
ラの方が、3戦リタイアしているスコットよりも、実質加算される得点の目減りが大
きく、二人の間の3点差は無きに等しかった。
 第9戦で起死回生の優勝を果たし、タイトル獲得のチャンスを広げたスコットと、
獲得のチャンスを掴みそこねたアピチェラ。
 追うものと追われるもの。いまや攻撃するのはスコットで、アピチェラはじめ童夢
のスタッフの心には、追われる立場のプレッシャーが重くのしかかっていた。
 10時35分、一回目の公式予選が始まった。
 前日のスポーツ走行でシビックやF4の何台かが砂やオイルを巻いたせいか、路面
はかなり荒れている。こういう悪コンディションでは、ドライバーは全力で走れず、
そのためにセッティングの確認もままならないので、F3000ドライブに慣れてい
ない若手選手以外は、コースへ出たがらない。
「誰も出ていけへんなぁ。このセッション、このまま終わるんとちゃうか」
と、画面の下半分が真っ黒なラップモニターを見て、松本恵二監督はつぶやいた。
 開始30分後にタイヤをマシンにつけてスタンバイするよう指示はしてあるが、敵が
走らないうちは、こちらがタイヤを無駄にして<掃除>をする必要はない。ステラの
スタッフや隣のピットの星野一義も同じ考えらしく、何度もこちらの動きを窺いにや
って来る。
 それでも11時15分過ぎ、服部尚貴がピットを出たのを合図にようやく全マシンが動
き始め、童夢の2台も20l のガソリンを積んでコースに向かった。
 10月の鈴鹿テストで確認したマシン・セッティングは、今回のような路面状態下で
も基本的な問題はなかった。ダンロップのスタッフが祈りをこめたタイヤも快調。
 アピチェラは5周、クルムは4周を走っただけでピットに戻ってきた。
 二人のベストタイムは1分45秒376と1分47秒597。路面がかなりスリッピー
なうえ新品のブレーキ・ディスクを使っているので、当然100%の全力疾走ではな
いが、まあこんなところだろう。クルムはコーナリング時の挙動の不安定さが気にな
るようなので、午後に向けて少し大きめのリアウイングに交換する。
 スコットが1分44秒717で暫定トップに立ったが、別に恐れるタイムではない。
 本当の勝負は路面コンディションが良くなる午後のセッションだ。
 3時間後、鈴鹿の気温は14.7度、路面温度は26度とまずまずのコンディション。
 コース上のホコリもなくなり、全体的なタイムアップが予想できる。
「たぶん、ポールタイムは1分42秒台後半になるやろうね」
 と、奥 明栄開発部長は自分がデザインしたF104を見つめた。
 マシンの仕上がりに関しては、ステラにも他のどのチームにも負けない自信を持っ
ている。開発に着手してから5年目。奥部長にとってこのレースの結果は、単なる勝
ち負けではなく、自分がこれまでやってきた仕事の集大成、大げさな言い回しをすれ
ば、自分の真理を明かせるか否かが掛かっているのだ。
 奥部長だけではない。いつも磊落で、ピリピリした緊張はもとから感じられないチ
ームなのだが、今日はエンジニアもメカニックも言葉が少ない。
 思い詰めた眼をして昼休みから戻ってきたアピチェラは、セッション開始と同時に
マシンに乗り込み、早々とタイムアタックに出ていった。
 まず午前中に使ったタイヤのままで1分44秒048を出し、とりあえずモニターの
最上段をキープ。ピットに戻ってタイヤの左右を交換し、次は1分44秒112。もう
一度ピットに戻り、今度は新品タイヤに履きかえてコースが空くタイミングを待つ。
 ひとつ向こうのステラのピットでも、モニター二段目のスコットが同じように待機
している。
 とその時、黒澤琢弥がタイトル争いの二人を上回る1分43秒927をマークした。
 コンセントレーションを高めていたアピチェラは、すぐさまエンジンをかけてコー
スに飛びだすと、あっさり1分43秒730を出して黒澤を逆転。だが、目標の42秒台
にはまだ遠い。
 次のアタックでは遅い車にひっかかって1分43秒762。
 もう一周のアタックで1分43秒297にまでタイムを縮めたが、そこでタイヤを使
い切ってしまい、アピチェラはアクセルを緩めた。
 しかし、ピットへ戻ってきてヘルメットを脱いだアピチェラが、自分のポジション
を確かめようとモニターを振り返ったその時、スコットが1分42秒615をたたき出
してモニター最上段に名前を上げ、畳みかけるように今度は黒澤が1分43秒153で
2番手に浮上。
 二人に蹴落とされてしまったアピチェラの顔が、一瞬、苦しげに歪んだ。
                         vol. 6へ続く・・

全日本F3000

94JF3000 ドライバーズポイント表

(全10戦中10戦終了)
1994                 3    4    5    5    8    9   10   10   11   11
Japan               /    /    /    /    /    /    /    /    /    /
Formura3000       20   10    8   22    1    4    2   16   13   27
Championship     鈴   富   美   鈴   菅   富   鈴   富   富   鈴
Drivers-point   鹿   士   祢   鹿   生   士   鹿   士   士   鹿
有効 総
Po-No-Driver------- Rd.1--- 2--- 3--- 4--- 5--- 6--- 7--- 8--- 9---10--Poi-Poi
1  8 M.アピチェラ    6    3    9    9  ( 1) ( 3)   6    9    6    0   48  52
2 20 A.G.スコット   0    9    6    0    6    9    4    2    9    0   45  45
3 25 R.チーバー      9    4    2    6    3    0    9    0    0    0   33  33
4 11 黒澤  琢弥       0    0    4    3    9    1    3    6  ( 1)   6   32  33
5 24 服部  尚貴       3    0    1    4    4    4    0    0    2    9   27  27
6  9 M.マルティニ    0    6    3    2    2    6    0    0    4    4   27  27
7 17 M.サロ          4    2    0    0    0    0    0    0    0    0    6   6
8  1 星野  一義       0    0    0    0    0    2    0    0    3    1    6   6
9 27 T.クリステンセン0    0    0    1    0    0    1    0    0    3    5   2
10  7 高橋  国光       0    0    0    0    0    0    0    4    0    0    4   4
11  6 M.クルム        0    0    0    0    0    0    0    3    0    0    3   3
12  3 金石  勝智       2    0    0    0    0    0    0    1    0    0    3   3
13 16 影山  正彦       0    0    0    0    0    0    2    0    0    0    2   2
13 18 T.ダニエルソン  0    0    0    0    0    0    0    0    0    2    2   2
15  2 J.クロスノフ    1    0    0    0    0    0    0    0    0    0    1   1
15 67 鈴木  利男       0    1    0    0    0    0    0    0    0    0    1   1
*******************************************************************************
* 1位から6位までに9-6-4-3-2-1のポイント
* ( )内は有効ポイント外
* 全10戦のうち7戦(全レースの70%,小数点以下四捨五入)の有効ポイント制
* 当会議室 #1017,1050,1102,1130,1218,1287,1328,1339,1382,1397より作成

全日本F3000

F3000:スペシャルプライズ

  ************************************************
  ´94全日本F3000選手権シリーズ第10戦(最終戦)
  ミリオンカードカップレースファイナルラウンド鈴鹿
  ************************************************
      ** スペシャルプライズ ***
■ベストラップタイム賞  0,000-×36(注:24週目が同タイム)
Lap No. Driver---------------- Car-------------- Time-----
1 11  黒沢 琢也         (J) Lola T94/50 MF308  1'51.924
2 25  R.チーバー     (USA) Reynard 94D MF308  1'48.557
3 24  服部  尚貴         (J) Reynard 94D MF308  1'46.344
4 24  服部  尚貴         (J) Reynard 94D MF308  1'46.698
5 24  服部  尚貴         (J) Reynard 94D MF308  1'46.495
6 24  服部  尚貴         (J) Reynard 94D MF308  1'46.264
7 24  服部  尚貴         (J) Reynard 94D MF308  1'46.191
8 24  服部  尚貴         (J) Reynard 94D MF308  1'46.222
9 11  黒沢 琢也         (J) Lola T94/50 MF308  1'46.283
10 24  服部  尚貴         (J) Reynard 94D MF308  1'46.939
11 24  服部  尚貴         (J) Reynard 94D MF308  1'45.972
12 11  黒沢 琢也         (J) Lola T94/50 MF308  1'46.321
13 24  服部  尚貴         (J) Reynard 94D MF308  1'46.165
14 24  服部  尚貴         (J) Reynard 94D MF308  1'45.798
15 24  服部  尚貴         (J) Reynard 94D MF308  1'45.798
16 24  服部  尚貴         (J) Reynard 94D MF308  1'46.025
17 11  黒沢 琢也         (J) Lola T94/50 MF308  1'45.694
18 11  黒沢 琢也         (J) Lola T94/50 MF308  1'45.894
19 24  服部  尚貴         (J) Reynard 94D MF308  1'45.537
20 18  T.ダニエルソン   (S) Lola T94/50 Judd   1'45.991
21 11  黒沢 琢也         (J) Lola T94/50 MF308  1'45.794
22  1  星野 一義         (J) Lola T92/50 MF308  1'45.651
23  1  星野 一義         (J) Lola T92/50 MF308  1'45.706
24 24  服部  尚貴         (J) Reynard 94D MF308  1'45.640(注)
24 18  T.ダニエルソン   (S) Lola T94/50 Judd   1'45.640(注)
25 11  黒沢 琢也         (J) Lola T94/50 MF308  1'45.520
26 27  T.クリステンセン(DK) Reynard 94D MF308  1'45.352
27 11  黒沢 琢也         (J) Lola T94/50 MF308  1'45.493
28  9  M.マルティニ     (I)Lola T94/50 MF308   1'45.259
29 11  黒沢 琢也         (J) Lola T94/50 MF308  1'45.871
30 11  黒沢 琢也         (J) Lola T94/50 MF308  1'44.824
31 27  T.クリステンセン(DK) Reynard 94D MF308  1'46.113
32 27  T.クリステンセン(DK) Reynard 94D MF308  1'45.506
33 18  T.ダニエルソン   (S) Lola T94/50 Judd   1'45.336
34  1  星野 一義         (J) Lola T92/50 MF308  1'45.249
35 27  T.クリステンセン(DK) Reynard 94D MF308  1'46.027
■ファステストラップ賞 0,000-
Lap No. Driver---------------- Car-------------- Time-----
30 11  黒沢 琢也         (J) Lola T94/50 MF308  1'44.824
■ジャンプアップ賞  ,000,000-
Pos No. Driver------------- Car-------------- 予選 決勝 ジャンプアップ度
8 17  M.サロ       (SF) Lola T93/50 DFV     18  10      8
FMOTOR4F SUB-SYSOP 大西良徳(SGB01141)

全日本F3000

F3000 Rd.10決勝コスモオイルRTレポート

COSMO OIL RACING TEAM CERUMO
'94全日本F3000選手権第10戦 決勝
痛恨のスピンで惜しくも2位に終わる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1994年11月27日 鈴鹿サーキット
観客:30,000人 天気:晴
コース:ドライ 気温:16゚C 路面:16゚C
 3月に開幕した1994年全日本F3000選手権もいよいよ最終戦、第10戦の決勝レース
が好天に恵まれた三重県・鈴鹿サーキットで開催された。COSMO OIL RACING TEAM
CERUMOのドライバー黒澤琢弥は、予選2位からスタートし、一時はトップを走るもの
の2位でレースを終了した。これで黒澤は有効ポイントを32として、日本人最上位
のシリーズランキング4位が確定した。黒澤にとっては自己最高のランキングで、今
季は念願のF3000初優勝(第5戦:SUGO)も手にしている。
■モーニング・プラクティス(8:30~9:00)
フルタンクでのセッティングをするため、黒澤は開始と同時にコースイン。若干アン
ダーステアの傾向があったので、10分過ぎにピットインしてこれを修正。徐々にタイ
ムを上げて、チェッカー直前に1分45秒071を記録し、5番手でこのセッションを終
えた。
■決勝レース(13:30~/35周)
スタート早々の1コーナーでチャンピオンを争うギルバートスコットとアピチェラ両
選手が接触し、危うく直後を走る黒澤も巻き込まれそうになったが、うまくこの混乱
を抜け出しトップに立った。しかし、2周目の130Rで服部選手に抜かれて2番手に
下がり、一時は5秒以上の差を付けられる。だが、20周を過ぎる頃から黒澤は猛然と
追い上げを開始し、30周目には1分44秒824という予選並のラップタイムでトップに
0.751秒差にまで迫った。逆転は目前と思われたが、その次の周の逆バンクでスピン。
スポンジバリアに接触し、リアウイングが右に2センチほどずれたが、致命的なダメー
ジにはならずにコースに復帰した。結局このまま、黒澤は2位をキープしフィニッシュ
した。
◆黒澤琢弥選手のコメント
スタートで前の2人が当たりそうなのが分かったので、上手くかわすことができまし
た。序盤ちょっとペースが上がりませんでしたが、マシンの調子自体は非常に良くて
後半勝負と思っていました。後半は思い切って攻めていきました。うまく服部選手の
後ろにつけたのですが、S字の出口で接近しすぎて、フロントのダウンフォースが抜
けてしまい、スピンしてしまいました。しかし、幸運というかみんなの気持ちが通じ
たのか致命的なダメージはなく、なんとかゴールすることができました。今年は良い
チーム、マシンに恵まれ初優勝することもできました。本当にみんなに感謝したいと
思います。
◆チーム監督のコメント
マシンもドライバーも非常に良い状態でした。ただ、ちょっと気負いすぎたのが、あ
のスピンにつながったのかもしれません。勝てなかったのは残念ですが、今季の総決
算と言えるレースだと思います。ランキング4位という結果は決して満足できるもの
ではありませんが、まずまずのシーズンでした。みなさまのご声援、ご協力に感謝い
たします。
●記 録
No.11 黒澤 琢弥  コスモオイル ローラT94 無限 BS
決勝:2位/35周 タイム:1:02'20.760
ベストラップ:1'44.824/30周(ファステストラップ)
コスモオイル レーシングチーム セルモ     1994年戦績
ドライバー:黒澤 琢弥(クロサワ タクヤ) 32歳
DATE	CIRCIUT	RACE	QUALIFY	POINT	CHASSI	ENGINE	TIRE
Rd.1	3/20	SUZUKA	10	8	0	LOLA T94	無限	BS
Rd.2	4/10	FUJI	10	8	0	LOLA T94	無限	BS
Rd.3	5/8	MINE	3	5	4	LOLA T94	無限	BS
Rd.4	5/22	SUZUKA	4	4	3	LOLA T94	無限	BS
Rd.5	7/31	SUGO	1	2	9	LOLA T93	無限	BS
Rd.6	9/4	FUJI	6	3	1	LOLA T93	無限	BS
9/18	TOKACHI	9	2	-	LOLA T94	無限	BS
(NON TITLE)
Rd.7	10/2	SUZUKA	4	5	3	LOLA T94	無限	BS
Rd.8	10/16	FUJI	2	3	6	LOLA T94	無限	BS
Rd.9	11/13	FUJI	6	7	1	LOLA T94	無限	BS
Rd.10	11/27	SUZUKA	2	2	6	LOLA T94	無限	BS
     ランキング4位 有効ポイント32(総ポイント:33)
     最高位 優勝(1回)

全日本F3000

ミリオンカードカップファイナル鈴鹿:F3000決勝ラップチャ-ト

'94全日本F3000選手権シリーズ  最終戦                                      94-11-27
ミリオンカードカップレース  ファイナルラウンド鈴鹿                                  WEATHER FINE
F3000                        決勝  ラップ チャート      COURSE   DRY
LAPS St   1   2   3   4   5   6   7   8   9  10  11  12  13  14  15  16  17  18
-------------------------------------------------------------------------------
1  20  11  24  24  24  24  24  24  24  24  24  24  24  24  24  24  24  24  24
2  11  24  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11
3   8  25  25  25  25  25   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9
4  24  18  18  18  18  18  18  25  25  25  25  27  27  27  27  27  27  27  27
5   9   9   9   9   9   9  25  18  18  27  27  25  25  25  25  25  25  25  25
6  25  50  50  50  50  27  27  27  27  18  18  18  18  18  18  18  18  18  18
7  18  27  27  27  27  50  50  50  50  50  50  50   1   1   1   1   1   1   1
8  27   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1  16  16  16  16  16  16  16
9  16  16  16  16  16  16  16  16  16  16  16  16  36  36  36  36  36  36  36
10   1   6   6   6   6   6   6   6   6   6  36  36  50   6  17  17  17  17  17
11   3  36  36  36  36  36  36  36  36  36   6   6   6  17   6   6   6   6   6
12   6  21  21  21  21  21  21  21   5   5   5  17  17  21  21  21  21  21  21
13  50  26   5   5   5   5   5   5  21  21  21  21  21  26  26  26  26  26  26
14  26   5  26  26  26  26  26  26  17  17  17  26  26  15  15  15  15  15  50
15  36  17  17  17  17  17  17  17  26  26  26  15  15  50  50  50  50  50   7
16  21  12  12  12  12  12  15  15  15  15  15   7   7   7   7   7   7   7  12
17   5  15  15  15  15  15  12  12  12  12  12  12  12  12  12  12  12  12  55
18  17  65  65  65  55  55  55  55   7   7   7  55  55  55  55  55  55  55
19   7  55  55  55  65   7   7   7  55  55  55
20  65   7   7   7   7  65
21  15
22  12
23  55
LAPS 19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  32  33  34  35
-------------------------------------------------------------------------------
1  24  24  24  24  24  24  24  24  24  24  24  24  24  24  24  24  24
2  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11
3   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9
4  27  27  27  27  27  27  27  27  27  27  27  27  27  27  27  27  27
5  18  18  18  18  18  18  18  18  18  18  18  18  18  18  18  18  18
6  25   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1
7   1  25  25  25  25  25  25  25  25  25  25  25  25  25  25  25  25
8  16  16  16  16  16  16  16  16  16  16  16  16  16  16  16  16  16
9  36  36  36  36  36  36  36  36  36  36  36  36  36  36  36  36  36
10  17  17  17  17  17  17  17  17  17  17  17  17  17  17  17  17  17
11   6   6   6   6   6  26  26  26  26  26  26  26  26  26  26  26  26
12  21  21  21  26  26   6  21  21  21  21  21  21  21  21  21  21  21
13  26  26  26  21  21  21   6   6   6   6   6   6   6   6  50  50  50
14  50  50  50  50  50  50  50  50  50  50  50  50  50  50   7   7   7
15   7   7   7   7   7   7   7   7   7   7   7   7   7   7   6   6   6
16  12  12  12  12  12
17  55  55
-------------------------------------------------------------------------------
提供:鈴鹿サーキットランド

全日本F3000

ミリオンカードカップファイナル鈴鹿:F3000 決勝結果

'94全日本F3000選手権シリーズ  最終戦                                      94-11-27
ミリオンカードカップレース  ファイナルラウンド鈴鹿                                  WEATHER FINE
F3000                             結果表                       COURSE  DRY
POSNo DRIVER       TYPE           LAP   TOTAL      DELAY   TIME     TEAM/CAR
-------------------------------------------------------------------------------
1 24 服部  尚貴   レイナード94D MF308 35 1:02'14.692 197.83Km 1'45.479 レイナード  94D
2 11 黒澤  琢弥   ローラT94/50 MF308 35 1:02'20.760    6.068 1'44.824 コスモオイルローラT9
3  9 マウロ・マルティニ    ローラT94/50 MF308 35 1:02'22.649    7.957 1'45.259 acom  LOLA
4 27 トム・クリステンセン   レイナード94D MF308 35 1:02'26.217   11.525 1'45.352 ALEXEL    9
5 18 トーマス・ダニエルソン ロ-ラT94/50 Judd  35 1:02'29.638   14.946 1'45.336 5ZIGEN    L
6  1 星野  一義   ローラT92/50 MF308 35 1:02'36.789   22.097 1'45.249 NISSEKI  LO
7 25 ロス・チーバー     レイナード94D MF308 35 1:02'46.648   31.956 1'45.503 ユニマット  レイナー
8 16 影山  正彦   レイナード94D MF308 35 1:02'47.056   32.364 1'45.467 PIAA  REYNA
9 36 高木  虎之介 レイナード93D MF308 35 1:02'57.603   42.911 1'46.456 PIAA  REYNA
10 17 ミカ・サロ        ローラT93/50 DFV   35 1:03'11.276   56.584 1'46.797 5ZIGEN    L
11 26 影山  正美   レイナード93D MF308 35 1:03'19.686 1'04.994 1'46.864 レイナード  93D
12 21 和田    久   ローラT93/50 MF308 35 1:03'33.588 1'18.896 1'47.490 BlackRacing
13 50 田中    実   ローラT93/50 DFV   35 1:03'47.609 1'32.917 1'47.067 kg/mm  ローラD
14  7 高橋  国光   ローラT94/50 MF308 35 1:03'48.140 1'33.448 1'47.205 ADVAN  ローラ
15  6 ミハエル・クルム     DOME F104 MF308 35 1:04'04.505 1'49.813 1'47.901 トライダンロップ
以上  規定周回  完走:
12 田嶋  栄一   ローラT92/50 MF308 23   43'02.729  12 Laps 1'49.561 ローラT92ムゲン
55 飯田    章   ローラT94/50 MF308 20   37'16.069  15 Laps 1'49.408 JACCS  LOLA
15 檜井  保孝   レイナード94D MF308 17   31'04.253  18 Laps 1'47.615 PIAA  REYNA
5 ジェフ・クロスノフ   ローラT94/50 MF308 10   18'17.163  25 Laps 1'47.961 SSR  メイテック
65 中野  信治   レイナード93D MF308  5   10'19.934  30 Laps 1'49.224 REYNARD  93
20 A.G.スコット     ローラT93/50 MF308  0              35 Laps          STPーLOLA
8 マルコ・アピチェラ   DOME F104 MF308  0              35 Laps          トライダンロップ
3 金石  勝智   ローラT93/50 DFV    0              35 Laps          CABIN  T93
スタート時刻:13:34:54
FASTEST  LAP:  11  黒澤  琢弥    1'44.824  30/35  201.39Km/h
ペナルティ  No.50  反則スタートにより全日本F3000選手権統一規則第28条~0)に基づき10秒間
のピットストップを課した。
-------------------------------------------------------------------------------
提供:鈴鹿サーキットランド

全日本F3000

ミリオンカードカップファイナル鈴鹿:F3000 フリー走行

'94全日本F3000選手権シリーズ  最終戦                                      94-11-27
ミリオンカードカップレース  ファイナルラウンド鈴鹿                                  WEATHER FINE
F3000                        フリー走行結果表                     COURSE  DRY
POSNo DRIVER       TYPE             TIME     DELAY    LAP  TEAM/CAR
-------------------------------------------------------------------------------
1 27 トム・クリステンセン   レイナード94D MF308 1'44.874 201.29Km 10/12 ALEXEL  94D
2 16 影山  正彦   レイナード94D MF308 1'44.877    0.003 13/13 PIAA  REYNARD94D
3  8 マルコ・アピチェラ   DOME F104 MF308 1'44.888    0.014  9/10 トライダンロップ童夢F104
4  9 マウロ・マルティニ    ローラT94/50 MF308 1'44.932    0.058 13/15 acom  LOLA  T94
5 11 黒澤  琢弥   ローラT94/50 MF308 1'45.071    0.197 14/15 コスモオイルローラT94ムゲン
6 18 トーマス・ダニエルソン ロ-ラT94/50 Judd  1'45.310    0.436 13/14 5ZIGEN  LOLA  T94
7  6 ミハエル・クルム     DOME F104 MF308 1'45.401    0.527  9/10 トライダンロップ童夢F104
8  7 高橋  国光   ローラT94/50 MF308 1'45.519    0.645 13/13 ADVAN  ローラ  MF308
9 24 服部  尚貴   レイナード94D MF308 1'45.619    0.745 13/13 レイナード  94D
10 20 A.G.スコット     ローラT93/50 MF308 1'45.756    0.882 11/14 STPーLOLA  MCS
11  5 ジェフ・クロスノフ   ローラT94/50 MF308 1'45.998    1.124 12/12 SSR  メイテック  DLローラ
12 25 ロス・チーバー     レイナード94D MF308 1'46.033    1.159 12/13 ユニマット  レイナード  94D
13 17 ミカ・サロ        ローラT93/50 DFV   1'46.178    1.304 12/12 5ZIGEN  LOLA  T93
14  1 星野  一義   ローラT92/50 MF308 1'46.538    1.664 12/12 NISSEKI  LOLAT92
15 65 中野  信治   レイナード93D MF308 1'46.560    1.686  9/11 REYNARD  93D
16 36 高木  虎之介 レイナード93D MF308 1'46.670    1.796  9/10 PIAA  REYNARD93D
17  3 金石  勝智   ローラT93/50 DFV   1'46.712    1.838 13/14 CABIN  T93  DFV
18 15 檜井  保孝   レイナード94D MF308 1'46.827    1.953 10/13 PIAA  REYNARD94D
19 21 和田    久   ローラT93/50 MF308 1'46.978    2.104 13/13 BlackRacing  T93
20 50 田中    実   ローラT93/50 DFV   1'46.990    2.116  6/ 6 kg/mm  ローラDFV
21 26 影山  正美   レイナード93D MF308 1'47.726    2.852  9/13 レイナード  93D
22 55 飯田    章   ローラT94/50 MF308 1'48.860    3.986 13/13 JACCS  LOLA  T94
23 12 田嶋  栄一   ローラT92/50 MF308 1'49.267    4.393 10/13 ローラT92ムゲン
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提供:鈴鹿サーキットランド

全日本F3000

F3000 Rd.10 予選トップ3のコメント

全日本F3000選手権第10戦 鈴鹿
予選 取材メモから
予選トップ3 インタビュー
ポールポジション
20 アンドリュー・ギルバートスコット(1回目:1位 2回目:1位)
9戦の勝利者インタビューでは、勝ったのに笑顔がなかったA.G。
ところが今回は、ポールとはいえまだ予選が終わっただけというのに
ニコニコ笑顔が終始消えなかった。
「ご存じの通り、鈴鹿は予選がものを言うから
とにかく、ポールを取るために僕もチームも全力を挙げたんだ。
午前はコースが滑りやすくて、コンディションは良くなかった。
午後はだいぶ良くなったんで、ちょっとセッティングを変えて
古いタイヤで出たんだ。でも、あまりよくなかったんで、
元に戻した。それから、ニュータイヤでアタックに出た。
2周目にアタックをしようとしたんだけど、まだタイヤがグリップしてない
感じだったんで、もう1周待ってアタックしたんだ。
いいタイムアタックができたよ」
明日の決勝は? という質問になると
表情はとたんに硬くなる。
「ポールは取れただけど、レースはまたいろんなことがあるから、
今は何とも言えない」
2位
11 黒澤 琢弥(1回目:2位 2回目:2位)
予選を終えて、ピットに戻り計時モニターを見て
「えっ、2位かぁ」と渋い顔を見せた黒澤。
しかし、満足いく走りができたらしく
「まあ、しょうがないな」のさっぱりした表情。
「今日は久々にエキサイトした予選だった。こんなのF3以来じゃないかな。
自分では、十分満足ゆく走りができたと思った。マシンも良かったし、
タイヤもスコットと同じものだろうし。
それでも、彼を抜けなかったんだから、今回は彼が速かったということでしょう。
予選の状況はスコットが言ったとおり、僕もニュータイヤでのアタックの
最初はタイヤがまだ完全じゃなかったから、1回流してからアタックに入った。
で、あのタイムが出たんだ。続けて、クリアだったんでそのまま行ったんだけど、
同じぐらいのタイムで、結局スコットには及ばなかったんだから、
今日は彼が文句なく1番でしょう」
決勝はという質問に、
隣のスコットを指さし、「ユー、チャンピオン。ギブ・ミー・ウィン!」
とジョークを一発。しかし、マルコはちょっとムッとした表情。
「僕はもうチャンピオンは関係ないから、優勝以外は狙わない。
2人は、きっと無理はせずに牽制し合うから、その間隙を突いて勝ちたいね」
3位
8  マルコ・アピチェラ(1回目:3位 2回目:3位)
A.Gと対照的に無表情というか、
まさに不機嫌という字が顔に書いてある様なマルコ。
「3位は悪くはないと思う。
マシンはまずまずだったし、午後も悪くはなかった。
しかし、午前よりコース状況が良くなったのに
タイムはほんの少ししか縮まらなかったから、
やっぱり良くなかったのかな」
と、言葉少なで元気のないマルコ。
決勝に関する質問にも
「走り出してから、考えるよ」
とこれまたつれない答えだった。
このコメントは、トップ3記者会見の会話を中心に、
チームリリースと古屋が拾った話を加え、再編したものです。
11月26日
鈴鹿サーキットにて
古屋 知幸 = MGG01235 =

全日本F3000

F3000-Rd10:予選2回目レポート

     1994年全日本F3000選手権シリーズ第10戦
 ミリオンカードカップレース ファイナルラウンド鈴鹿 予選2回目レポート
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 午前中のセッションは、コースコンディションがあまりよくなく、かなりスリッ
ピーだったために各チームとも予想していたタイムで走る事ができなかった。各
チームともそれに対応してダウンフォースを増やすようなセッティングで午後の
セッションに望んでいる。
 午後になって気温はやや上がり15度、路面温度は20度になった。風は午前中
と同じわずかな追い風だが、やはり走行に影響を与える事はないと思われる。
 まず飛び出したのは16番影山  正美。タイムは1分46.898秒と、最初から飛ば
し始める。影山  正美は、次の周で1分46.209秒までタイムを上げた。
 予選終了54分前、8番マルコ・アピチェラが早々とコースイン。午後の予選は
最初からヒートアップする。
 予選終了51分前には27番トム・クリステンセンが1分44.931秒でトップに。
続いてアタックを開始したマルコ・アピチェラが1分45.218秒で2位に。クリステ
ンセンは、次の周でさらにタイムを1分44.671秒まで上げたが、アピチェラがこれ
を許さず、1分44.048秒でトップの座を奪取した。1番星野 一義も1分45.373秒
を出し、3番手に上がって来ている。
 予選終了40分前の順位は、8番マルコ・アピチェラ、27番トム・クリステン
セン、18番トーマス・ダニエルソン、1番星野 一義、24番服部  尚貴、
16番影山  正美。
 予選終了39分前、11番黒澤  琢弥が1分45.013秒で3位に。しかし星野
一義が1分44.861秒を出してこの座を奪った。
 タイムの上がり方から見て、どうやら午前中よりもコースコンディションはよく
なっているらしい。更なるタイムアップが期待される。
 予選終了35分前、9番マウロ・マルティニが1分44.972秒を出し4位に。
 鈴鹿使いの25番ロス・チーバーもコースインしているが、どうも調子に乗れな
いらしくタイムが上がらない。
 予選終了32分前、24番服部  尚貴が1分44.465秒を出し2位にジャンプアッ
プ。ここでA・G・スコットがコースイン。
 予選終了前30分の順位は、8番マルコ・アピチェラ、24番服部  尚貴、27
番トム・クリステンセン、1番星野 一義、9番マウロ・マルティニ、11番黒澤
琢弥。
 まずA・G・スコットは1分44.808秒を出して4位に、次のラップで1分44.177
秒を出して2位に上げる。そのままピットインし、タイヤ交換に入る。
 予選終了21分前、11番黒澤  琢弥が1分44.058秒を出して2位に浮上。次の
周1分43.927秒を出して、一気に1位の座を手に入れる。
 この時アピチェラはピットインし、後ろのカウルを開けて作業中。
 スコットもタイムアタックを行っているが、いっこうにタイムが上がらない。
 予選終了10分前の順位は、11番黒澤  琢弥、8番マルコ・アピチェラ、20
番A・G・スコット、24番服部  尚貴、18番トーマス・ダニエルソン、27番
トム・クリステンセン。
 予選終了9分前、マルコ・アピチェラが一気にタイムアップし1分43.730秒で1
位に。
 予選7分前、16番影山  正美が1分44.202秒で4位に飛び込む。また、9番
マウロ・マルティニが1分44.290秒で5位に。
 予選終了6分前、マルコ・アピチェラがスロー走行の車に引っ掛かりながらも
1分43.297秒を出してさらにタイムを上げて来た。
 予選終了5分前、18番トーマス・ダニエルソンが1分44.146秒を出し、3位
に。
 予選終了4分前、A・G・スコットが1分42.615びょうと、ただ一人42秒台を
出して1位をゲット。
 予選終了3分前、27番トム・クリステンセンが1分44.937秒を出し4位に。
 ここで11番黒澤  琢弥が1分43.153秒で2位に。フロントローに食い込んで来
た。
 予選終了2分前、24番服部  尚貴が1分43.462秒で4位に。
 予選終了1分前、マウロ・マルティニが1分43.797秒で5位に、ロス・チーバー
は1分43.852秒で6位に。
 ここでチェッカードフラグ、予選走行は終了した。
        /*** FMOTOR4 SUB-SYSOP 山川 順治/PEE00630(RIJ) ***/

全日本F3000

F3000-Rd10:予選1回目レポート

     1994年全日本F3000選手権シリーズ第10戦
 ミリオンカードカップレース ファイナルラウンド鈴鹿 予選1回目レポート
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 天候は晴れ。気温は13.5度と、11月下旬としては温かいと言えるだろう。
メインストレートでは追い風が吹いているが、予選走行に影響が出るほどではな
い。
 シグナルがグリーンになって、まずコースに一番に飛び出したのは7番高橋
国光だった。彼はゆっくりと1周しただけでピットの戻り、結局午前中の走行はこ
こで終了している。
 タイム計測で最初の一番時計を叩き出したのは、26番影山 正美で1分52.381
秒だった。続いて36番高木 虎之介が1分50.661秒、15番桧井  保孝が1分
49.500秒と塗り換えてゆく。桧井は次の周で1分48.436秒を出した。
 計測残り50分で順位は、15番桧井  保孝、2.2秒遅れで36番高木 虎之
介、続いて26番影山 正美、65番中野 信治の順。
 桧井  保孝はさらにタイムアップを果たし、1分47.775秒まで詰めて来た。
 予選時間が進む中、ここでタイムは膠着状態となった。上位チームは最後の10
分にタイムアタックをすべく、いまだに動きが見られない。
 影山 正美が1分47.527秒を予選終了38分前に出してトップに立つと、それに
つられるように高木 虎之介が1分47.180秒を出してトップを奪いかえした。
 予選残り30分前の順位は、36番高木 虎之介、26番影山 正美、15番桧
井  保孝、21番和田 久、55番飯田 章、65番中野 信治の順。若手が上位
を独占しているが、トップクラスはいまだに走行をしていない。
 高木 虎之介はさらにタイムを縮め、予選終了18分の所で1分46。212秒まで来
た。
 予選終了11分、和田 久がスプーン出口でアウトにコースアウト。サンドト
ラップからからくもコースに復帰。
 予選終了10分前の順位は、36番高木 虎之介、9番マウロ・マルティニ、
24番服部  尚貴、26番影山 正美、21番和田 久、5番ジェフ・クロスノフ
の順。
 予選終了7分前、24番服部  尚貴が1分45.553秒を出し、トップチームのタイ
ムレースがスタートした。1番星野 一義はここで2位に浮上。
 ここで55番飯田 章がシケイン手前でクラッシュ。前のサスペンションを曲げ
たが、ドライバーは無事。
 予選終了4分前、高木 虎之介が4位に浮上。さらにマウロ・マルティニがこの
ポジションを奪いかえす。
 予選2分前、11番黒澤  琢弥が1分45.340秒でトップに躍り出た。
 しかし予選1分前、20番A・G・スコットが1分45.205秒でトップを奪った。
 ここでチェッカーフラグが掲示される。
 A・G・スコットはさらにタイムをアップし、1分44.717秒でただ一人44秒台
に入ってみせた。
 トップチームは午後の予選でさらなるタイムアップを見込んでいるようだ。
        /*** FMOTOR4 SUB-SYSOP 山川 順治/PEE00630(RIJ) ***/

全日本F3000

F3000 Rd.10予選コスモオイルRTレポート

COSMO OIL RACING TEAM CERUMO
'94全日本F3000選手権第10戦 予選
フロントローから最終戦に挑む
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1994年11月26日 鈴鹿サーキット
天気(午前/午後):晴/晴
気温(午前/午後):14゚C/16゚C
 全日本F3000選手権の最終戦となる第10戦の予選が三重県・鈴鹿サーキットで開催
された。シリーズランキング4位につけるCOSMO OIL RACING TEAM CERUMOのドライ
バー、黒澤琢弥は予選2回目にベストタイムの1分43秒153を記録し、予選総合2位
を獲得した。これにより黒澤は27日の決勝レースをフロントロー(最前列)の2番グ
リッドからスタートする。
■予選1回目(10:35~11:35)
コース上にはホコリが浮き、予想以上に滑りやすい状況だった。このため黒澤は、状
況を確かめ40分過ぎに始めてコースに出た。まず最初のアタックを行おうとしたが、
コースアウトしたマシンがコース上に砂をまいたので、いったんピットに戻った。こ
のピットインで、滑りやすい路面に対応するため前後ウイングを立てて、少しダウン
フォースを増やした。そして、終了7分前に再度コースイン。1分45秒340を出して、
リーディングボードのトップに立つ。そして、黒澤はチェッカー直後に1分45秒324
のタイムを記録し、このセッションの2番手となった。
■予選2回目(14:50~15:50)
15分過ぎに午前使用したタイヤでコースイン。マシンの状況をチェックし、黒澤はピッ
トに戻った。ここで若干セッティングを変更し、タイヤの左右を交換して再度コース
イン。そして、最初のアタックに入り、1分43秒921を記録。この時点のトップとな
る。ここでピットに戻り、再度セッティングを調整し、黒澤はラスト9分でニュータ
イヤを履いて最後のアタックへ出る。このアタックで1分43秒153のベストタイムを記
録し、2番手となった。この結果、黒澤は予選総合で2位となった。
◆黒澤琢弥選手のコメント
路面はどこもホコリっぽく、かなり滑りやすい状態でした。どのコーナーでもマシン
が滑ってしまい、無理なアタックをせずに予選2回目に全力を尽くすことにしました。
午後の予選ではマシンのバランスも良く、自分では最高の状態でアタックを行えまし
た。結果としてはポールを取れずに残念ですが、このタイムは自分のベストだと思う
ので満足です。最低限のフロントローという条件はクリアしたので、決勝レースは優
勝だけを狙って、スタートに集中します。
◆チーム監督のコメント
午前はとても路面が悪かったようです。マシン自体は非常にいい状態となっています。
最初のアタックの後、タイヤとのマッチングがもうひとつだったので、最後のアタッ
ク前に元に戻したのですがこれが良かったようです。抜きにくい鈴鹿で最前列スター
トを得たことは、まず一安心と言うところでしょう。有終の美を飾れるよう決勝に向
けて全力を尽くします。
●予選結果
No.11 黒澤 琢弥  コスモオイル ローラT94 無限 BS
予選1回目:1'45.324(2位) 予選2回目:1'43.153(2位)
予選総合2位  決勝スタート:1列目 2番グリッド

全日本F3000

ミリオンカードカップファイナル鈴鹿:F3000 予選総合

'94全日本F3000選手権シリーズ  最終戦                                      94-11-26
ミリオンカードカップレース  ファイナルラウンド鈴鹿
F3000                    総合予選結果表
POSNo DRIVER       TYPE            BEST-TIME DELAY  LAP 1st-SEC   2nd-SEC
-------------------------------------------------------------------------------
1 20 A.G.スコット     ローラT93/50 MF308 1'42.615 205.72Km 19 1'44.717  1'42.615*
2 11 黒澤  琢弥   ローラT94/50 MF308 1'43.153    0.538 23 1'45.324  1'43.153*
3  8 マルコ・アピチェラ   DOME F104 MF308 1'43.297    0.682 19 1'45.376  1'43.297*
4 24 服部  尚貴   レイナード94D MF308 1'43.462    0.847 25 1'45.553  1'43.462*
5  9 マウロ・マルティニ    ローラT94/50 MF308 1'43.797    1.182 26 1'45.722  1'43.797*
6 25 ロス・チーバー     レイナード94D MF308 1'43.852    1.237 12 2'16.965  1'43.852*
7 18 トーマス・ダニエルソン ロ-ラT94/50 Judd  1'43.916    1.301 21 1'46.081  1'43.916*
8 27 トム・クリステンセン   レイナード94D MF308 1'43.937    1.322 17 2'35.700  1'43.937*
9 16 影山  正彦   レイナード94D MF308 1'44.290    1.675 28 1'46.603  1'44.290*
10  1 星野  一義   ローラT92/50 MF308 1'44.319    1.704 24 1'45.732  1'44.319*
11  3 金石  勝智   ローラT93/50 DFV   1'44.590    1.975 26 1'46.609  1'44.590*
12  6 ミハエル・クルム     DOME F104 MF308 1'44.801    2.186 23 1'47.597  1'44.801*
13 50 田中    実   ローラT93/50 DFV   1'44.912    2.297 36 1'47.093  1'44.912*
14 26 影山  正美   レイナード93D MF308 1'45.132    2.517 35 1'46.502  1'45.132*
15 36 高木  虎之介 レイナード93D MF308 1'45.243    2.628 29 1'46.212  1'45.243*
16 21 和田    久   ローラT93/50 MF308 1'45.319    2.704 37 1'46.613  1'45.319*
17  5 ジェフ・クロスノフ   ローラT94/50 MF308 1'45.427    2.812 33 1'46.960  1'45.427*
18 17 ミカ・サロ        ローラT93/50 DFV   1'45.432    2.817 25 1'47.083  1'45.432*
19  7 高橋  国光   ローラT94/50 MF308 1'45.629    3.014 24 2'15.144  1'45.629*
20 65 中野  信治   レイナード93D MF308 1'46.545    3.930 44 1'47.840  1'46.545*
21 15 檜井  保孝   レイナード94D MF308 1'47.233    4.618 27 1'47.346  1'47.233*
22 12 田嶋  栄一   ローラT92/50 MF308 1'47.557    4.942 28 1'48.259  1'47.557*
23 55 飯田    章   ローラT94/50 MF308 1'47.828    5.213 15 1'47.828*
予選通過基準タイム(110%)    1'53.323
-------------------------------------------------------------------------------
提供:鈴鹿サーキットランド

全日本F3000

ミリオンカードカップファイナル鈴鹿:F3000 予選2回目

'94全日本F3000選手権シリーズ  最終戦                                      94-11-26
ミリオンカードカップレース  ファイナルラウンド鈴鹿                                  WEATHER FINE
F3000                    公式予選  2回目  結果表               COURSE  DRY
POSNo DRIVER       TYPE              TIME     DELAY   LAP  TEAM/CAR
-------------------------------------------------------------------------------
1 20 A.G.スコット     ローラT93/50 MF308 1'42.615 205.72Km 10/13 STPーLOLA  MCS
2 11 黒澤  琢弥   ローラT94/50 MF308 1'43.153    0.538 13/15 コスモオイルローラT94ムゲン
3  8 マルコ・アピチェラ   DOME F104 MF308 1'43.297    0.682 12/14 トライダンロップ童夢F104
4 24 服部  尚貴   レイナード94D MF308 1'43.462    0.847 16/17 レイナード  94D
5  9 マウロ・マルティニ    ローラT94/50 MF308 1'43.797    1.182 16/17 acom  LOLA  T94
6 25 ロス・チーバー     レイナード94D MF308 1'43.852    1.237  9/10 ユニマット  レイナード  94D
7 18 トーマス・ダニエルソン ロ-ラT94/50 Judd  1'43.916    1.301 16/16 5ZIGEN  LOLA  T94
8 27 トム・クリステンセン   レイナード94D MF308 1'43.937    1.322 13/15 ALEXEL  94D
9 16 影山  正彦   レイナード94D MF308 1'44.290    1.675 19/23 PIAA  REYNARD94D
10  1 星野  一義   ローラT92/50 MF308 1'44.319    1.704 16/18 NISSEKI  LOLAT92
11  3 金石  勝智   ローラT93/50 DFV   1'44.590    1.975 15/18 CABIN  T93  DFV
12  6 ミハエル・クルム     DOME F104 MF308 1'44.801    2.186 18/19 トライダンロップ童夢F104
13 50 田中    実   ローラT93/50 DFV   1'44.912    2.297 13/17 kg/mm  ローラDFV
14 26 影山  正美   レイナード93D MF308 1'45.132    2.517 13/16 レイナード  93D
15 36 高木  虎之介 レイナード93D MF308 1'45.243    2.628 11/14 PIAA  REYNARD93D
16 21 和田    久   ローラT93/50 MF308 1'45.319    2.704 13/20 BlackRacing  T93
17  5 ジェフ・クロスノフ   ローラT94/50 MF308 1'45.427    2.812 14/23 SSR  メイテック  DLローラ
18 17 ミカ・サロ        ローラT93/50 DFV   1'45.432    2.817 14/16 5ZIGEN  LOLA  T93
19  7 高橋  国光   ローラT94/50 MF308 1'45.629    3.014 13/22 ADVAN  ローラ  MF308
20 65 中野  信治   レイナード93D MF308 1'46.545    3.930 20/23 REYNARD  93D
21 15 檜井  保孝   レイナード94D MF308 1'47.233    4.618  5/ 8 PIAA  REYNARD94D
22 12 田嶋  栄一   ローラT92/50 MF308 1'47.557    4.942 14/17 ローラT92ムゲン
55 飯田    章   ローラT94/50 MF308                         JACCS  LOLA  T94
-------------------------------------------------------------------------------
提供:鈴鹿サーキットランド

全日本F3000

ミリオンカードカップファイナル鈴鹿:F3000 予選1回目

'94全日本F3000選手権シリーズ 最終戦                                      94-11-26
ミリオンカードカップレース ファイナルラウンド鈴鹿                                  WEATHER FINE
F3000                        公式予選 1回目 結果表           COURSE  DRY
POSNo DRIVER       TYPE            TIME     DELAY     LAP  TEAM/CAR
-------------------------------------------------------------------------------
1 20 A.G.スコット     ローラT93/50 MF308 1'44.717 201.59Km  6/ 6 STPーLOLA  MCS
2 11 黒澤 琢弥  ローラT94/50 MF308 1'45.324    0.607  8/ 8 コスモオイルローラT94ムゲン
3  8 マルコ・アピチェラ  DOME F104 MF308 1'45.376    0.659  3/ 5 トライダンロップ童夢F104
4 24 服部 尚貴  レイナード94D MF308 1'45.553    0.836  6/ 8 レイナード 94D
5  9 マウロ・マルティニ   ローラT94/50 MF308 1'45.722    1.005  8/ 9 acom LOLA T94
6  1 星野 一義  ローラT92/50 MF308 1'45.732    1.015  5/ 6 NISSEKI LOLAT92
7 18 トーマス・ダニエルソン ロ-ラT94/50 Judd  1'46.081    1.364  4/ 5 5ZIGEN  LOLA T94
8 36 高木 虎之介 レイナード93D MF308 1'46.212    1.495 12/15 PIAA REYNARD93D
9 26 影山 正美  レイナード93D MF308 1'46.502    1.785 12/19 レイナード 93D
10 16 影山 正彦  レイナード94D MF308 1'46.603    1.886  4/ 5 PIAA REYNARD94D
11  3 金石 勝智  ローラT93/50 DFV   1'46.609    1.892  8/ 8 CABIN T93 DFV
12 21 和田  久  ローラT93/50 MF308 1'46.613    1.896 17/17 BlackRacing T93
13  5 ジェフ・クロスノフ  ローラT94/50 MF308 1'46.960    2.243  5/10 SSR メイテック DLローラ
14 17 ミカ・サロ        ローラT93/50 DFV   1'47.083    2.366  8/ 9 5ZIGEN  LOLA T93
15 50 田中  実  ローラT93/50 DFV   1'47.093    2.376 14/19 kg/mm ローラDFV
16 15 檜井 保孝  レイナード94D MF308 1'47.346    2.629 14/19 PIAA REYNARD94D
17  6 ミハエル・クルム   DOME F104 MF308 1'47.597    2.880  3/ 4 トライダンロップ童夢F104
18 55 飯田  章   ローラT94/50 MF308 1'47.828    3.111 11/15 JACCS LOLA T94
19 65 中野 信治  レイナード93D MF308 1'47.840    3.123 21/21 REYNARD 93D
20 12 田嶋 栄一  ローラT92/50 MF308 1'48.259    3.542 11/11 ローラT92ムゲン
21  7 高橋 国光  ローラT94/50 MF308 2'15.144   30.427  2/ 2 ADVAN ローラ MF308
22 25 ロス・チーバー     レイナード94D MF308 2'16.965   32.248  2/ 2 ユニマット レイナード 94D
23 27 トム・クリステンセン  レイナード94D MF308 2'35.700   50.983  2/ 2 ALEXEL  94D
-------------------------------------------------------------------------------
提供:鈴鹿サーキットランド

全日本F3000

F3000 Rd.9 トップ3のコメント

全日本F3000選手権第9戦 富士
決勝 取材メモから
優勝 20 アンドリュー・ギルバートスコット(予選:5位)
記者会見の会場に現れたアンドリューに、嬉しいという表情はなかった。
一見、楽に逃げ切った様に見えたレースだが、
決してそうではなかったことが、彼の表情からうかがえた。
予選2回目のタイムアタックでは、ニュータイヤを付けて走り出だした
途端に赤旗中断。満足にアタック出来ずに、不本意な5位だった。
決勝レース、そんな彼に幸運が訪れた。スタートでグリーンランプが
点いた直後に、18ダニエルソンがエンジンストール。彼の後ろのグリッド
だった25ロスは一瞬出遅れた。アンドリューは3番手で1コーナーを抜けた。
「僕のマシンはストレートスピードがあるから、ここ富士で多少有利だった。
だから、スタートでロスとトーマスの前に出れたはラッキーだった。
実は、みんな(他のBSユーザー)より少し堅めのタイヤを選んだ。
これはもっと前でスタートすることを予想したからで、こりゃ失敗かなと
思った。だから、マルコに追いつくことはできると思ってたけど、
かなりしんどいなって。それが、1コーナーで3番手だろ。ラッキーだったよ」
彼はそのトップスピードを活かして、マウロ、マルコをあっさりかわし、
トップに立つとじわじわと差を付けだした。
「あとは十分な差を早めに付けて、その差をキープすることを考えた。
確かにマルコのプレッシャーはきつかった。
けれど、彼のタイヤが早くから傷んだらしくて、ペースが上がらないようだった。
僕の方は、選んだ堅めのタイヤがこの気温に合っていて、全く問題がなかった。
そう言う意味では作戦通りに進んだ。彼との差はタイヤの差だったんだろう」
質問がチャンピオンのことに進むと、アンドリューの表情はさらに堅くなる。
「チャンピオンのことはまだ分からないよ。マルコはとっても速いしね。
鈴鹿ではロスも速い。マウロもホシノもいるし。とにかくベストを尽くすだけだ。
まだわからない」
87年に日本F3に登場して以来、ようやく手にしたビックチャンス。
しかも、荒っぽいとか、ムラがあるなど、そのスピードの割に高い評価を
得ていなかった彼が、ついに頂点の見える位置に来たのだ。
本当の真価を証明するレースを前に喜んでいられないのも分かる気がする。
2位 8マルコ・アピチェラ(予選:1位)
勝てるはずのレースだった。彼の顔にはそう書いてあった。
開口一番、
「アンドリューの言うとおり、タイヤの差だけだよ」
普段は、明るいおとなしい感じのマルコが、かなり強い語調で
そう言ったのには、正直驚かされた。
ご存じの通り、この不況下でレースを支えているのはF1でも、F3000
でもタイヤメーカーの力である。だから、公式の席ではあまりタイヤのことは
言及しないのが、不文律となっている。それをあのマルコがあえて言い切った
のだから、彼の心中に穏やかでないものがあったのだろう。
盲腸の手術も無事に済み、体調も万全。鈴鹿のテストで光貞がクラッシュさせた
彼のレースカーも全く問題なく仕上がっていた。
予選では赤旗後の混雑した状況で、2位だった。それなのに、ダニエルソン
のタイム取消により、タナボタでポールを拾った。流れは彼にあるはずだった。
「とにかくタイヤが安定していなかった。気温が高かったので、
後半は苦しいかと思っていたけど、すでに10周過ぎからおかしかったんだ。
バイブレーションが出て、あのタイムが精一杯だった。ちょっとでもラインを
外したり、操作が大きくなるともうメロメロだった」
マルコはもう、余計なことは話したくないと言った風情。
チャンピオン争いのことでも、言葉は少ない。
「ご存じの通り、鈴鹿は抜くところが少ない。だから予選が最大のポイントだろう。
ロスも速いけど、僕にとっての勝負はアンドリューだけだ」
と、はやくも一騎打ちへ気持ちは向かっているようだった。
3位 9 マウロ・マルティニ(予選:3位)
ここのところパッとしないマウロだが、終わってみればしっかりと
3位を獲得していた。
「とにかく、トップスピードが足りないんだ。予選の2回目では
だいぶ良くなったけどね。その分コーナーで頑張るから
ちょっとアンダーが気になるし」
と、マシンのポテンシャルにいたくご不満の様子。
レースでも
「今のマシンの状態を考えれば、この成績はベストだよ」
とひとこと。
レース序盤は11黒澤と激しく3位争いをしたが、彼が脱落すると
後方から上がってきた星野が、3~2秒の間隔はあるが、
激しいプレッシャーをかけてきた。
「ホシノのプレッシャーは結構すごかったよ。ただ、彼はタイムに
ムラがあったね。だがら、何とか逃げ切れると思った。
それより、周回遅れが気になったね。まったく、誰がジョーカーを引くか
そんな感じだったよ」
ちなみに星野は
「チームからとにかく結果を残すように言われてさ。無理はしないというか
優等生の走りをしたよ。ちょっと、フラストレーションも溜まったけど、
これが成績に繋がったんだと思う」ということでした。
外国人3人ともおとなしいタイプだったためか、
日本人もいなかったせいか、
上位2人の気持ちがすでに鈴鹿に飛んでいたせいか、
すごく静かに淡々と進んだ記者会見だった。
このコメントは、トップ3記者会見の会話を中心に、
チームリリースと古屋が拾った話を加え、再編したものです。
11月13日
富士スピードウェイにて取材
古屋 知幸 = MGG01235 =

全日本F3000

童夢インサイドレポート vol.4

◆童夢インサイド・レポート 第4回
 「第9戦 INTERNATIONAL F3000 FUJI FINAL 誤算の決勝レースの巻」
 タナボタ的とはいえポールポジションを獲得し、気分的にも盛り上がってきた童夢
&アピチェラにとって、不安材料があるとすれば、それはタイヤだった。
 今回チームが選んだのは、前後4本とも第8戦で優勝した時と同じタイヤだった。
 思いがけない気温の上昇(想定より5℃も高い)が気にはなるが、そこはタイヤに
負担をかけないセッティング(タイヤの内圧を下げたり、リアのダウンフォースを増
やしたり)に変更することでカバーできる。
 ガソリンが重い序盤はとにかく丁寧に走ってタイヤを温存、しかも、できるだけマ
ージンを稼ぐ、という至難の技もマルコの運転技術ならば可能だ。
 童夢の胸算用としては、スタートを決めたマルコがトップで1コーナーに入る。ダ
ニエルソンがぴたりとくっついてくるだろうが、彼も後ろにM・マルティニやチーバ
ーやスコットを従えているので、そうそう前のアピチェラだけに神経を集中するわけ
にもいくまい。そうこうするうちに、いづれレース巧者のロスかスコットあたりがダ
ニエルソンを抜いて順位を上げてくるだろうが、このところとみに速さを増してきた
ダニエルソンならば、10周くらいは2番手をキープするだろう。
 その10周を利用して、マルコはタイヤを温存しつつマージンを稼ぎ、恐らくスコッ
トと競り合うことになるであろうレース後半戦に備える、というわけだ。
「スコットの追い上げがあっても、最終的には1周につきコンマ3から4秒差で逃げ
きれる」と松本恵二監督はレース前の作戦会議を締めくくった。
 しかし、実際はそうは運ばなかった。
 結論から言うと、
 その1・・アテにしていたダニエルソンが、スタートでコケた
 その2・・タイヤが予想外に早い段階でダレてしまった
というふたつの誤算が、5周目にスコットにトップを奪われ、そのまま逃げきられる
結果を招いたのである。
 予選ではアンラッキーな面が多くて5番手に終わったスコットだったが、マシンそ
のものの調子はすごぶる良かった。
「マルコに追いつくのに少なくとも10周はかかるだろうが、いづれにせよ追いつく自
信はあるんだ。マルコを抜けるかどうかは、その時にならないとわからないけどね」
とレース前に語っていたところによると、ステラ側のレース展望も、童夢の考えと似
たりよったりだったらしい。
 ところがマルコにとってアンラッキー、スコットにとってラッキーなことに、ダニ
エルソンがスタートでエンジン・ストールしたため、スコットはいきなり3番手に浮
上。前にいたマルティニにぴたりとついて最終コーナーを立ち上がり、直線に入った
ところでそのスリップから抜け出したスコットは、2番手でコントロール・ラインを
通過したのである。
 思いっきりアテが外れたものの、マルコにすれば勝算がなくなったわけではなかっ
た。もともと、スコットとマッチ・レースになることは予想済みのことで、それが予
想より早い段階で起こっただけである。
 5周目にあっさりスコットを先に行かせたのも、そこで無理してスコットを抑える
よりは、作戦通りに序盤はタイヤを温存し、ガソリンが軽くなる後半以降に逆襲をか
ければいい、と考えたからだ。
 しかし、ここでダニエルソンよりハズれてしまう事件が起こった。
 早くも10周を過ぎに、前後4本ともにブリスターが出来てマシンの振動が激しくな
り、スコットを追いかけるどころではなくなったのだ。
 ピット前のプラットフォームでは、松本監督以下スタッフがラップ・モニターを囲
み、もっと速くなっていいはずのマルコのペースがなかなか上がらず、広がる一方の
スコットとの間隔にイライラしていた。
 見れば、12番手から7番手に浮上していたクルムのタイムも、20周目あたりからほ
とんどタイムが上がらない。
 マシンのメカニカル・トラブルは考えられず、誰言うとでもなく「タイヤ」の三文
字が頭に浮かんだ。
「タイヤというのは生き物みたいで、同じ材料を同じ量、同じ工程で作ったからとい
って、いつも同じモノが出来上がるとは限らない。作る時の気温とか、湿度とか、作
る人の気分とか、ま、それは冗談やけど、とにかくちょっとのことで全然変わってく
るらしい。だから、前のレースのと同じタイヤを作ったつもりでも、そうじゃなかっ
た、ってことやね。まあ、ここまで早くダメになるとは思ってなかったけど」と松本
監督は諦めの口調。
 タイヤ・トラブルでトップから4位に後退せざるを得なかった4月のレースの時は
口をつぐんでいたマルコも、さすがに今回はキレたのだろう。記者会見の席上で、
「あえて敗因を挙げるとすれば、タイヤで負けたのだと思う」と不満を露にした。
 ただ今回の場合、予想以上に気温の上昇に対するタイヤ選択の読みが、少し甘かっ
たのではないか、という気もする。
 現にBSを履くスコットの「ちょっとハード過ぎるかなぁ、と思うタイヤを選んだ
けど、結果的にはそれで良かったけどね」という言葉を考えると、敵は異常ともいえ
る暑さに素早く対応していたようなのだから。
 ともあれ、今回はステラ&スコット&BSにヤラレてしまった。
 チーバーがリタイアに終わったことにより、チャンピオン争いは2週間後の鈴鹿・
最終ラウンドで、マルコとスコットの一騎討ちで決せられる。

全日本F3000

童夢インサイドレポート vol.3

◆童夢インサイド・レポート 第3回
「第9戦 INTERNATIONAL F3000 FUJI FINAL 他人の不幸は密の味だった予選、の巻」
 11月なかばとは思えない、うららかな陽光ふりそそぐ富士スピードウェイのパドッ
ク、童夢チームのテント内に次のような紙が張り出されていた。
 * * * * * * * * * * * * * * * * * *
           マルコ シリーズ優勝のパターン
 * * * * * * * * * * * * * * * * * *
 マルコが1位の場合・・・ 文句無し
 マルコが2位の場合・・・ スコットが3位以下、ロスが3位以下でマルコの
              優勝決定。
 マルコが3位の場合・・・ スコットが4位以下、ロスが2位以下。
 マルコが4位以下の場合・・スコットはノーポイントでも優勝の可能性が残る。
              ロスは3位以下で優勝の可能性が消える。
 * * * * * * * * * * * * * * * * * *
 つまり、マルコはこのレースでスコットより前でゴールすれば、チャンピオンが決
定するのである。敵はスコットただ一人、と言ってもいい。
 今回はいつものメンバーに加えて、富士のみ参戦の清水正智に和田久や飯田章ら、
6人がスポット参戦し、今季最高の21台が集まった。
 10時10分に始まった第1回公式予選でも、これらスポット組が真先にコースに向か
い、続いて星野一義や高橋国光ら。路面のホコリがそろそろ取れてくる開始20分過ぎ
に隣のピットからスコットがスタートしたのを見て、童夢のピットもようやく動き出
した。
 童夢ではいつも、前回のレースやテストで確認したセッティング・データを、あら
かじめ京都の工場でマシンをセットしてからサーキットにやってくる。今回の場合だ
と、第8戦の後の富士テストでのデータが基本になるわけだ。
 先月25日の鈴鹿テストでハデにクラッシュしたマルコのマシンだが、ボディ本体は
アンダー・フロアの交換だけで済んだらしい。足まわりやウイングなどももちろんニ
ュー・パーツなので、クラッシュ前のデータではセッティングに誤差が生じるんじゃ
ないかと思われるのだが、シャーシ・コンストラクターの童夢に限ってそんな心配は
無用。パーツのほとんどを自製し、それをコンピューター管理する、つまり完璧なク
オリティ・コントロールがなされているので、マシンは常に同じモノが出来上がって
くるというわけだ。
 マルコもマシンの仕上がりには絶対的な信頼をおいているから、最初から全開でア
タックすることが出来るのである。
 マルコは4周目に1分16秒631の4番手タイムを出したあと、さっさとマシンを
降りてしまった。
 スコットはコンマ1秒速いタイムで3番手に、ロスが1分16秒273でトップに立
っているが、マルコはまだまだ余裕を残した走りでのタイムなので、全然気にはなら
ない。
 第8戦で問題視された1から2コーナーの弱アンダー症状を解消すべく、富士テス
トでフロントのダウンフォースを増やす方向にセッティングを変えたのだが、それも
まず問題はないようだ。
 午後の予選の前に、マルコのマシンはフロントの車高を1mm低く下げられた。新し
いアンダーフロアが地面に擦るのではないかと、テストの時より車高を上げていたの
だが、午前の走行で底が地面に擦ってないことが確認されたためだ。
 僅か1mm、車高を低くしただけでもドライバーの感じるダウンフォースは大きく変
わり、コーナリング時のマシンの挙動も違ってくる。
 童夢では(他のチームでもだろうが)マシンがピットに帰ってくる度にタイヤの内
圧と車高を必ずチェックして、その時々のマシンの状態に目を光らせている。
 走ってタイヤが温まればその中の空気は膨張し、車高は当然上がる。走っている時
の車高が一定でないと、ダウンフォースの数値が変わりマシンの挙動は不安定になっ
てしまう・・・ということで、車高とタイヤの内圧チェックは絶対に欠かせないポイ
ントなのだ。
 さて、マルコくらいのレベルになると、路面のコンディションを推し量りつつ、僅
かな周回で内圧を最高の状態にもっていくタイヤの使い方・走り方が出来るのだが、
これがルーキーのクルムになるとまだまだ。テストのように何周も走りこめば、そう
いうタイヤの状態にもっていけるのだが、マルコのように3・4周で、というわけに
はいかない。
 第8戦の4位入賞や鈴鹿のテストで好タイムを出したこともあって、実は密かな自
信を持っていたクルムだったが、こと予選アタックに関しては全然マルコに歯がたた
ず、結局2回目の予選でも1分17秒台を切れずに12番手に留まった。
「今のラップは良い感じだったから、結構イケたかな?って思うやん。でもボードの
数字は17秒台のまんま。何べんやっても16秒台に入らへんかった」とクルム。
 病み上がりのマルコにも、密かに意識しているT・クリステンセンにも負けてしま
い、クルムの顔はブルーを通り越してダークになってしまった。
 一方、”どこが病み上がりやねん”というくらい元気なマルコは、午前に使ったタ
イヤのままで、まずは1分16秒599にタイムアップ。新しいタイヤにはきかえて待
つことしばし、コースが空いたタイミングを見計らい、さあいくぞ!というその時、
最終コーナーで高橋国光がクラッシュし、セッションは赤旗中断となった。
 国サンが怪我がなくマシンを離れたのにはホッとしたが、テンションの上がってい
たドライバーにとっては、あまり有り難くない中断だ。
 10分後にセッションは再開され、残り10分間の計測が行われることとなった。
 だが、20台が一度に押し寄せたものだからコース上は大渋滞。マルコは、前後の間
隔を見ての一発アタックで1分15秒893をマークしたが、1分15秒819のT・ダ
ニエルソンのタイムには及ばず予選2番手となった。隣のスコットは赤旗前に新しい
タイヤでアタックに入り、タイヤの一番おいしいところを使いきっていたため、1分
16秒195の5番手タイムが精一杯だったようだ。
「まあ、スコットが5番手だったから、2番手でも悪くはないんだけどね」とマルコ
はボヤきつつホテルに引き上げていったのだが、その直後に発表された正式予選結果
では、なんとダニエルソンがトップタイムを出した周の黄旗無視により、そのタイム
は抹消。入れ代わってマルコがポールポジションになっているではないか。
 思いがけないドンデン返しに童夢のピットは「ラッキー!チャチャチャ」と拍手の
嵐。マネージャーの佐々木氏がさっそくホテルに電話を入れると、いつものマルコと
は思えない、興奮に彩られた早口のイタリア語が受話器からがこぼれてきた。

全日本F3000

94JF3000 ドライバーズポイント表

(全10戦中9戦終了)
3    4    5    5    8    9   10   10   11   11
/    /    /    /    /    /    /    /    /    /
20   10    8   22    1    4    2   16   13   27
鈴   富   美   鈴   菅   富   鈴   富   富   鈴
鹿   士   祢   鹿   生   士   鹿   士   士   鹿
No- Driver--------- Rd.1--- 2--- 3--- 4--- 5--- 6--- 7--- 8--- 9---10---Total
8  M.アピチェラ      6    3    9    9  ( 1) ( 3)   6    9    6          48
20  A.G.スコット     0    9    6    0    6    9    4    2    9          45
25  R.チーバー        9    4    2    6    3    0    9    0    0          33
11  黒澤  琢弥         0    0    4    3    9    1    3    6    1          27
9  M.マルティニ      0    6    3    2    2    6    0    0    4          23
24  服部  尚貴         3    0    1    4    4    4    0    0    2          18
17  M.サロ            4    2    0    0    0    0    0    0    0           6
1  星野  一義         0    0    0    0    0    2    0    0    3           5
7  高橋  国光         0    0    0    0    0    0    0    4    0           4
6  M.クルム          0    0    0    0    0    0    0    3    0           3
3  金石  勝智         2    0    0    0    0    0    0    1    0           3
27  T.クリステンセン  0    0    0    1    0    0    1    0    0           2
16  影山  正彦         0    0    0    0    0    0    2    0    0           2
2  J.クロスノフ      1    0    0    0    0    0    0    0    0           1
67  鈴木  利男         0    1    0    0    0    0    0    0    0           1
**************************************************************************
* 1位から6位までに9-6-4-3-2-1のポイント
* ( )内は有効ポイント外
* 全10戦のうち7戦(全レースの70%,小数点以下四捨五入)の有効ポイント制
* 当会議室 #1017,1050,1102,1130,1218,1287,1328,1339,1382より作成

全日本F3000

F3000 レポート [Rd.9 Fuji]

 全日本F3000選手権第9戦「インターナショナルF3000富士ファイナル」
は快晴の中21台が参加して45周で行われ、予選5番手から飛び出したA・G・ス
コットが5周目にトップに立ちそのまま快走、今季3勝目を挙げた。タイトル争い
は、ポイントリーダーのマルコ・アピチェラとスコットの2人に絞られ、今月末の最
終戦の鈴鹿で決戦と言う事になった。
 確かに秋晴れではあるが、とても11月中旬とは思えないほどの陽気の中、全車ス
ターティンググリッドに整列した。照り付ける太陽は、路面温度を34度まで押し上
げている。この季節はずれのコンディションの中、各チームその調整に余念がない。
 昨日の予選セッション終了間際に最終コーナーで大クラッシュを演じた高橋  国光
も、チームクルーの徹夜の作業で一部のボディカウルに損傷が気になる程度で、表情
は明るい。やはりここに来てヨコハマタイヤ勢の優位が目立ち始めているのであろう
か。
 全車フォーメーションラップを終了し、いよいよグリーンシグナルが点灯。
 ここでなんと予選2位のトーマス・ダニエルソンがエンジンストール。いきなり出
遅れてしまう。これ以外ではトラブルなく1コーナーを目指した。1コーナーでは波
乱もなく、8番マルコ・アピチェラ、9番マウロ・マルティニ、25番ロス・チー
バー、20番A・G・スコットの順でクリアしてゆく。
 2周目に入ると、A・G・スコットがストレートでなんと2位までジャンプアッ
プ。黒澤  琢弥もロス・チーバーを抜いて4位に上がって来た。また、予選10位と
出遅れていた星野 一義も6位までアップして来ている。
 順位は、8番マルコ・アピチェラ、20番A・G・スコット、9番マウロ・マル
ティニ、11番黒澤  琢弥、25番ロス・チーバー、1番星野 一義、6番ミハエル
・クルム、27番トム・クリステンセン、16番影山  正美、24番服部  尚貴の
順。
 3周目、なんとか逃げたいマルコ・アピチェラだが、A・G・スコットはそれを許
さず、猛チャージを開始。ストレートエンドではアピチェラのテールエンドを伺う。
 4周目、A・G・スコットはコーナー出口でテールを振り出すほどにプッシュをし
て、アピチェラを脅かしつづける。3位のマウロ・マルティニとスコットの間には早
くも大きな間隔ができつつある。そのマウロ・マルティニには黒澤  琢弥が接近して
来た。ここで星野 一義が1コーナーでロス・チーバーに襲いかかりこれをパス。
 順位は8番マルコ・アピチェラ、20番A・G・スコット、9番マウロ・マルティ
ニ、11番黒澤  琢弥、1番星野 一義、25番ロス・チーバーとなった。
 5周目、ストレートでスリップストリームからインを取ったA・G・スコットがつ
いにマルコ・アピチェラをパス。ついにトップの座を奪い取った。サントリーコー
ナーでは55番飯田 章と33番清水 正智が接触、両者ともそのままストップする
事に。また16番影山  正美がスピン、なんとか再スタートをしている。
 6周目、A・G・スコットはマルコ・アピチェラに0.8秒も速いラップタイムを記
録して逃げにかかる。
 7周目、ロス・チーバーは元気なくスピードも上がらない様子。これにチームメイ
トの服部  尚貴が1コーナーで襲いかかった。インに入った服部はなんなくチーバー
をかわすが、この周の終わりにはまたもチーバーに先行を許してしまう。
 8周目、やはりマルコ・アピチェラはA・G・スコットに追い付けず、次第に離さ
れ始めた。4位のマウロ・マルティニとその後ろの星野 一義の間隔がここに来て明
らかに縮み始めた。
 9周目、3位を争う11番黒澤  琢弥、9番マウロ・マルティニ、1番星野 一義
の間隔が非常に接近し、3車の間隔は0.7秒しかない。
 10周目、1コーナーでまずマウロ・マルティニが動き、黒澤  琢弥のインを取っ
てこれをパスし、3位に。しかしマウロ・マルティニと黒澤  琢弥、星野 一義の差
はわずか0.6秒しかない。
 ここでの順位は、20番A・G・スコット、8番マルコ・アピチェラ、9番マウロ
・マルティニ、11番黒澤  琢弥、1番星野 一義、25番ロス・チーバー、24番
服部  尚貴の順。
 11周目、トップの2台は17秒台後半、3位を争う3台は18秒前半でそれぞれ
の戦いを続けている。6位争いを続けているロス・チーバーと服部  尚貴は、バトル
を続けながらも星野 一義のテールに徐々に近づき始めているようだ。
 12周目、トップ2台の間隔は約1秒。1コーナーで服部  尚貴がついにロス・
チーバーを捉え、6位に。
 13周目、服部に置き去りにされたチーバーはここであせったかスピン。再スター
トをするが、大きく出遅れてしまう。これで7位にF30002戦目の6番ミハエル
・クルムが来た。
 15周目、4位の黒澤  琢弥に星野 一義が迫り始めた。
 順位は、20番A・G・スコット、8番マルコ・アピチェラ、9番マウロ・マル
ティニ、11番黒澤  琢弥、1番星野 一義、24番服部  尚貴、6番ミハエル・ク
ルム、7番高橋  国光。
 16周目、ストレートでスリップに入った星野 一義は黒澤  琢弥のインに飛び込
むが、黒沢はこれを許さずアウトからかぶせて何とかしのいでいる。
 17周目、再度星野 一義は1コーナーで仕掛けるが、黒沢の抵抗に会いこれをか
わせない。
 18周目、ついに星野 一義が1コーナーで強引にインから黒澤  琢弥をパス。
黒沢はアウト側に押し出されるようにふらつきながら立ち上がる事を余儀なくされて
しまった。トップ2台の差は1.9秒まで広がっている。
 19周目、マルコ・アピチェラが突然プッシュを始め、A・G・スコットに0.9秒
差まで一気に詰めて来た。5位に上がった星野 一義は一気に17秒台にペースアッ
プ。3位のマウロ・マルティニに迫り始めた。また黒澤  琢弥に服部  尚貴が急接近
している
 20周目、トップの2台の間隔は依然1秒ほど。服部  尚貴は1コーナーで黒澤
琢弥を抜き去り、5位にアップ。黒澤  琢弥はタイヤに問題を抱えているのか、次第
に後方へ落ちてゆく。
 順位は、20番A・G・スコット、8番マルコ・アピチェラ、9番マウロ・マル
ティニ、1番星野 一義、24番服部  尚貴、11番黒澤  琢弥、6番ミハエル・ク
ルム、7番高橋  国光。
 21周目、トップ2台の間隔は1.2秒に広がった。A・G・スコットはマルコ・ア
ピチェラとの間隔を見ながらの走行か? 最終コーナーで服部  尚貴が周回遅れに
引っ掛かり、黒澤  琢弥に再度抜きかえされてしまう。
 22周目、トップ2台の間隔は1.5秒。服部  尚貴がまたも1コーナーで黒澤  琢
弥をかわし、5位に再浮上。
 23周目、トップの間隔は1.9秒に。服部  尚貴と黒澤  琢弥の間隔は今度こそ広
がり始めた。
 25周目、トップ2台の間隔はついに2.6秒に。A・G・スコットは17秒後半だ
が、マルコ・アピチェラは18秒前半で、さらにこの間隔は広がりそうだ。
 26周目、4位のマウロ・マルティニと星野 一義の間隔は2.4秒に縮まった。星
野はマルティニより0.4秒ほど速いラップタイムを叩き出しており、さらに接近が予
想される。
 28周目、トップ2台の間隔はついに4秒を越えた。マルコ・アピチェラは2位を
キープに切り替えてしまったのだろうか。両者のラップタイムはA・G・スコットの
1分17.981に対し、マルコ・アピチェラは1分17.999とかなり接近したタイムを記録
しているのだが。
 30周目、4位の星野 一義は1分17.578秒を出して、この周だけで0.5秒も3位
のマウロ・マルティニとの間隔を縮めた。
 順位は、20番A・G・スコット、8番マルコ・アピチェラ、9番マウロ・マル
ティニ、1番星野 一義、24番服部  尚貴、11番黒澤  琢弥、6番ミハエル・ク
ルム、7番高橋  国光。
 31周目、マウロ・マルティニと星野 一義の間隔は1.6秒に。
 32周目、4位争いは1.4秒差まで詰まって来た。1コーナーではかなり接近をし
ての走行となる。
 34周目、あきらめたと思われたマルコ・アピチェラがここに来て復活。A・G・
スコットとの間隔をかなりの勢いで詰め始めた。星野 一義はここまでいいタイムで
詰めて来たが、ついにタイヤに限界が来たのかマウロ・マルティニとの間隔を詰めら
れなくなってしまった。
 35周目、マルコ・アピチェラのタイムアップに合わせるかのように、A・G・ス
コットの前方には大量の周回遅れが現われ始めた。マルコ・アピチェラにとってはこ
こが正念場だ。ついにその間隔は2.8秒差まで縮まって来ている。
 37周目、A・G・スコットが抜いた周回遅れにマルコ・アピチェラも突っかかる
ようになって来た。いったん詰まったかに思えたその差も、3.2秒に広がっている。
しかし、さらに周回遅れが前方には見えている。星野 一義はマウロ・マルティニと
ほぼ同じペースで走行をしている。どうやら追い上げもここまでという事らしい。
 40周目、A・G・スコットとマルコ・アピチェラの差は3.9秒。マウロ・マル
ティニと星野 一義の差は1.5秒。この数周でマウロ・マルティニが星野 一義を
ラップタイムでわずかに上回り、その差はほぼ変わらない。
 順位は、20番A・G・スコット、8番マルコ・アピチェラ、9番マウロ・マル
ティニ、1番星野 一義、24番服部  尚貴、11番黒澤  琢弥、6番ミハエル・ク
ルム、18番トーマス・ダニエルソン、3番金石  勝智、7番高橋  国光。
 43周目、A・G・スコットとマルコ・アピチェラの差は、4,2秒差。どうやらこ
の差は最後まで詰まりそうもない。しかしマウロ・マルティニと星野 一義の差はこ
こに来てまた1.2秒差に縮まって来た。最後の力を振り絞る星野 一義にマウロ・マ
ルティニは堪え切れるのだろうか。
 45周目のファイナルラップ、トップ2台の差は3.8秒。やはりこのままか?
星野 一義もやはり4位のまま。
 そして結局このままチェッカーを迎える事になった。各車全力を出しきっての戦い
だった。やはり季節はずれの気温がタイヤに大きな負担になったのか、最後の追い上
げをしきれないうちにチェッカーを迎えてしまった感が大きい。
 これでA・G・スコットが合計得点を45、マルコ・アピチェラが51としたが、
今年の選手権ポイントはベスト7戦のトータルである為、スコットの有効得点45に
対し、アピチェラは48とわずか3ポイント差である。これは、スコットが今年は2
度もポイントを取っていないレースがある為、今まで取った全ポイントが加算されて
いるのに対し、アピチェラは全戦で得点を重ねている為、優勝してもそれほどポイン
トが増えないからだ。
 これでチャンピオンシップは最終戦鈴鹿で決する事になった訳だ。
        FMOTOR4 SUB-SYSOP 山川 順治/PEE00630(RIJ)

全日本F3000

F3000 Rd.9決勝コスモオイルRTレポート

COSMO OIL RACING TEAM CERUMO
'94全日本F3000選手権第9戦 予選
苦しみながらも6位に入賞
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1994年11月13日 富士スピードウェイ
観客:38,000人 天気:晴
コース:ドライ 気温:22゚C 路面:32゚C
 1994年全日本F3000選手権もいよいよ大詰めの第9戦決勝レースが、富士スピード
ウェイで開催された。このレースが富士での最後のF3000レースとなる。COSMO OIL
RACING TEAM CERUMOのドライバー、黒澤琢弥は7番グリッドから好スタートを切り序
盤は3番手に付けたが序盤でタイヤを傷め、結局6位でゴールとなった。この入賞で
黒澤はポイントを27とし、日本人最上位のランキング4位をキープした。次戦、鈴鹿
での第10戦が今シーズンの最終戦となる。
■モーニング・プラクティス(10:20~10:50)
青空が広がり、気温は21度と11月中旬と思えない好天に恵まれた。黒澤はコースオー
プンと共に走行を開始。若干のオーバーステアの傾向が見られたため5周目にピット
インし、前後のウイングとサスペンションを調整した。その後、11周目に1分17秒757
を記録。この時点での5番手のポジションとなった。しかし、まだオーバー傾向があ
るので、終了4分前に再度ピットインしてリアサスペンションを調整し、残り2周で
確認の走行を行った。
■決勝レース(13:20~/45周)
スタートでセカンドグリッドのダニエルソン選手がストールし、一瞬、後方に混乱が
起こった。黒澤はこの混乱を上手くかわし、1コーナーでは4番手にジャンプアップ
した。そして、5周目の1コーナーで更に順位を上げて3番手となった。この後、激
しい3位争いをマルティニ、星野両選手と展開した。しかし、勝負を賭けてレース前
に交換した5速ギアが裏目に出て、ストレートスピードが伸びずに苦戦を強いられる。
さらに17周を過ぎた頃から左リアタイヤを傷めてしまい、ペースを上げられない。こ
のため黒澤は徐々に順位を下げてしまい、22周目に6番手となり、結局そのままの順
位でゴールとなった。
◆黒澤琢弥選手のコメント
スタートはまずまず、まあラッキーでした。勝負を賭けてレース前に5速ギアを替え
たのですが、タイムが伸びませんでした。また、17周目あたりから左リアタイヤがさ
さくれてしまって、後半はとても苦しいレースでした。ギアの選択をしたのは自分で
すし、結局は自分の力が足りずにこの順位となったと思います。次は最終戦ですし、
ランキングのトップ3に入るためにも絶対勝ちたいです。鈴鹿の予選に向け、気持ち
を切り替えていきます。
◆チーム監督のコメント
今回はギアで失敗してしまいました。マシン自体はかなり熟成されていますし、次戦
は今シーズンを締めくくる上でも、ランキングを更に上げるためにも優勝を狙ってが
んばります。
●記 録
No.11 黒澤 琢弥  コスモオイル ローラT94 無限 BS
決勝:6位/45周 タイム:59'01.100 ベストラップ:1'18.070/5周

全日本F3000

INTER F3000 FUJI FINAL 正式結果

*******************************************************************************
*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                       INTERNATIONAL F3000 FUJI FINAL                        *
*                         F3000 レース正式結果表                         *
* 1994.11.13    天候 : 晴れ       コース状況 : ドライ         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番ドライバー          車      名                    周回   所要時間    km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 20 ANDREW G-SCOTT (GB) STP-LOLA  MCS       45   58'35.902 205.693
2  8 MARCO APICELLA  (I) トライダンロップ童夢F104   45   58'39.966 205.456
3  9 MAURO MARTINI   (I) acom  LOLA  T94     45   58'44.391 205.198
4  1 星野 一義       (J) NISSEKI  LOLAT92 45   58'45.564 205.129
5 24 服部 尚貴       (J) レイナ-ド  94D             45   58'58.389 204.386
6 11 黒澤 琢弥       (J) コスモオイルロ-ラT94ムゲン 45   59'01.100 204.229
7  6 MICHAEL KRUMM   (D) トライダンロップ童夢F104   45   59'07.068 203.886
8  3 金石 勝智       (J) CABIN  T93  DFV     45   59'08.560 203.800
9 18 T.DANIELSSON    (S) 5ZIGEN  LOLA  T94 45   59'09.951 203.720
10  7 高橋 国光       (J) ADVAN  ロ-ラ  MF308 45   59'11.103 203.654
11 16 影山 正彦       (J) PIAA  REYNARD94D 45   59'17.635 203.280
12 27 TOM KRISTENSEN (DK) ALEXEL  94D           45   59'29.949 202.579
13 15 桧井 保孝       (J) PIAA  REYNARD94D 45   59'32.305 202.445
14 17 RICHARD DEAN   (GB) 5ZIGEN  LOLA  T93 44   59'17.671 198.755
15 12 田嶋 栄一       (J) ローラT92  ムゲン           44   59'55.190 196.681
16  5 JEFF KROSNOFF (USA) SSR  メイテック  DLロ-ラ 44   59'59.701 196.434
17 10 山田 英二       (J) acom  LOLA  T93     43   59'04.206 194.970
----------------------------- *** 以上 完走 *** -------------------------------
25 ROSS CHEEVER  (USA) ユニマット  レイナ-ド  94D 12
33 清水 正智       (J) カストロ-ル  レイナ-ド        4
55 飯田 章         (J) JACCS  LOLA  T94    4
21 和田 久         (J) ローラT93-50  MCS      0
-------------------------------------------------------------------------------
スタート  13:24'13     フィニッシュ  14:22'48.902
参加台数 : 21 台    出走台数 : 21 台    完走台数 : 17 台
ベストタイム  No. 8 ( MARCO APICELLA )   1'17.530  33/45  207.558 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本F3000

INTER F3000 FUJI FINAL フリー走行

*******************************************************************************
*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                         INTERNATIONAL F3000 FUJI FINAL                      *
*                            F3000 フリー走行                            *
* 1994.11.13    天候 : 晴れ       コース状況 : ドライ         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番ドライバー           車     名                      ベストラップ 周  km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1  7 高橋 国光        (J) ADVAN  ロ-ラ  MF308 1'16.862 15 209.362
2  9 MAURO MARTINI    (I) acom  LOLA  T94     1'16.969 20 209.071
3  8 MARCO APICELLA   (I) トライダンロップ童夢F104   1'17.274 13 208.246
4 18 T.DANIELSSON     (S) 5ZIGEN  LOLA  T94 1'17.283 19 208.222
5 24 服部 尚貴        (J) レイナ-ド  94D             1'17.401 16 207.904
6 16 影山 正彦        (J) PIAA  REYNARD94D 1'17.466 20 207.730
7 11 黒澤 琢弥        (J) コスモオイルロ-ラT94ムゲン 1'17.757 18 206.952
8 25 ROSS CHEEVER   (USA) ユニマット  レイナ-ド  94D 1'17.942 12 206.461
9  6 MICHAEL KRUMM    (D) トライダンロップ童夢F104   1'17.945 18 206.453
10  3 金石 勝智        (J) CABIN  T93  DFV     1'18.007 17 206.289
11 20 ANDREW G-SCOTT  (GB) STP-LOLA  MCS       1'18.029 15 206.231
12 27 TOM KRISTENSEN  (DK) ALEXEL  94D           1'18.159 14 205.888
13  1 星野 一義        (J) NISSEKI  LOLAT92 1'18.176 16 205.843
14 21 和田 久          (J) ローラT93-50  MCS     1'18.396 15 205.266
15 15 桧井 保孝        (J) PIAA  REYNARD94D 1'18.497 18 205.001
16 17 RICHARD DEAN    (GB) 5ZIGEN  LOLA  T93 1'18.541 17 204.887
17 12 田嶋 栄一        (J) ローラT92  ムゲン           1'18.726 17 204.405
18 55 飯田 章          (J) JACCS  LOLA  T94   1'18.919 18 203.905
19 33 清水 正智        (J) カストロ-ル  レイナ-ド       1'20.214 17 200.613
20 10 山田 英二        (J) acom  LOLA  T93     1'20.495 18 199.913
-------------------------------------------------------------------------------
5 JEFF KROSNOFF  (USA) SSR  メイテック  DLロ-ラ           出走せず
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本F3000

INTER F3000 FUJIFINAL 予選リポート

--ダニエルソン幻のポール!
ポイントリーダーアピチェラ&童夢、最高の位置から初のチャンプ奪取へ--
秋晴れの富士スピードウェイ。時折吹く風が心地よい絶好の行楽…いや、レース日
和。レギュラーメンバーに、出戻りの#21和田Q、ニューフェイスの日本人3人#10
山田、#12田嶋、#55飯田、そしてF1GP出場のM.サロの代打として急遽出場が
決まった#17ディーンを加え21台が予選に登場。久々に賑やかなグリッド争奪戦とな
った。
午前中行われた1回目の予選。前半はルーキー、若手が凌ぎを削ったが、動きが本
格化したのは残り20分を切ってから。ここから上位を争う選手が続々コースイン。
まず口火を切ったのは今季の低迷を残り2戦で振り切り来シーズンに繋げたい#1星
野(1'16"8)。ところが、このタイムはチャンピオン奪取に可能性を残す#20スコッ
ト即座に逆転される(16"7)。同じくここで負けるとチャンプの可能性を失う#25チ
ーバーも僅かに#1星野を上回るタイムをマークし2位へ浮上。
残り10分となったところで、ポイントリーダー#8アピチェラがコースへ。16"6を
記録しあっさりトップを奪うが、同時にコースインしていた#18ダニエルソンがこれ
をまた逆転(16"3)。唯一のジャドエンジン、そして少数派ヨコハマタイヤの#18ダ
ニエルソンは今回絶好調。最後に#25チーバーが起死回生のアタックで16"2を叩き出
し1回目の予選は終了。
午後2時から始まった2回目の予選。あまりの好天に路面温度の上昇が危惧された
が、この季節の日差しはこの時刻になるとかなり西に傾く。これに風も手伝って路面
温度の上昇は抑えられ条件は整った。
ところが、開始早々ルーキー#10山田がヘアピンのグラベルに捕まり、#5クロス
ノフもダンロップコーナーでストップ。これにより赤旗が提示され予選は中断となっ
てしまう。そして再開。コース上は混み合っていたが#9マルティニ、#16影山らが
16秒台をマーク。最後のアタック合戦がはじまったかに見えた。が、ここで#7国光
が最終コーナーでクラッシュ。幸い国光選手に怪我はなかったが、マシンはフロント
タイヤがちぎれるなどのダメージを負った。このアクシデントで予選は10分を残して
再度中断。上位陣は実質の予選となる最後の10分へ賭けることになる。
午後3時に再開された10分の予選に全精力を注ぎ込むため、各マシンは次々とコー
スイン。が、ここで#17ディーンがサントリーコーナーのグラベルへ。これでこの区
間は追越し禁止の黄旗が提示。これがあろうことかチームメイトの偉業をフイにする
ことになる。
トップ交代劇が始まったのは残り5分となってから。#20スコットが16"2をマーク。
これを見るやここまでトップだった#25チーバーがコースに飛びだす。#24服部も
16"4で3位に浮上するがそれも束の間。#18ダニエルソンが始めて16秒を切る15"970
でトップ、#8アピチェラも16"0で食い下がるが、#18ダニエルソンは駄目押しの15"
819 で応酬。#9マルティニ、#25チーバーもタイムアップし、上位は外国人ドライ
バーが独占。最後の最後に#8アピチェラも逆転を狙ったが僅かに届かず(15"893)、
ダークホース的存在のダニエルソンが初ポールポジション。
これは吉田監督率いるアド・レーシング、今年から投入されたケン・マツウラチュ
ーンのジャドエンジンにとっても初の快挙。ヨコハマタイヤにとっても?年振り、か
つての「富士に強いヨコハマ」復活と、このままの結果であれば関係者は諸手を挙げ
て喜べる結果だった。
ところが、予選終了後ダニエルソンはサントリーコーナーでの黄旗無視(追越し禁
止違反)によりベストタイム抹消の裁定が下る。幸いダニエルソンのセカンドタイム
は#アピチェラのタイムに次ぐものだったため、2位のグリッドは得ることができた
が、堂々と並ぶはずだった「初」の文字はこれで無情にも消えた。
チャンピオンを争う3人は、アピチェラ(PP)、チーバー(4位)、スコット
(5位)というグリッドからのスタートとなるが、PPから5位までのタイム差は僅
か0.3秒。決勝はスタート直後の1コーナーが運命の別れ道となる(はず)。
FMOTOR4F SYSOP 北島滋穂(SDI00685)

全日本F3000

F3000 Rd.9予選コスモオイルRTレポート

COSMO OIL RACING TEAM CERUMO
'94全日本F3000選手権第9戦 予選
混乱の予選でアンラッキーな7位
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1994年11月12日 富士スピードウェイ
天気(午前/午後):晴/晴
気温(午前/午後):20゚C/20゚C
 富士で今季最後のF3000となる全日本F3000選手権第9戦の予選が、富士スピード
ウェイで開催された。COSMO OIL RACING TEAM CERUMOのドライバー、黒澤琢弥は、予
選2回目に1分16秒373を記録し、予選総合7位となった。
■予選1回目(10:10~11:00)
風はひんやりしたものがあるものの、気温は20度と11月とは思えないほどだった。黒
澤は予選25分過ぎに最初のコースイン。フロントタイヤの状況が今一つだったので2
周でピットに戻り、タイヤの左右を入れ替え、サスペンションの微調整を行った。35
分過ぎに再度コースイン。ゆっくりと3周ほど走った後、黒澤は徐々にタイムを上げ、
6周目には1分16秒948、ポジションも4番手となる。黒澤はこの後も周回を続け、1
分16秒634までタイムを上げ、午前の予選を5番手で終えた。
■予選2回目(14:00~15:10 2回計20分の中断あり)
午前の状況を基にセッティングを変更したので、1回目に使用したタイヤのままで黒
澤はコースオープンと同時に積極的に周回を開始。5周目には1分16秒844とこの時
点でのトップタイムをマークした。ピットに戻ったところで、コース上にストップし
たマシンが出たため8分間の予選中断があった。予選が再開するとマシンのコンディ
ションを確かめ再度コースに出た。予選残り15分の時点でニュータイヤに履き替えて
タイムアタック。しかし、ダンロップコーナーでコースアウトしてしまう。幸いにマ
シンにダメージはなくすぐにピットに戻った。その直後に最終コーナーでクラッシュ
したマシンがあり、再度の赤旗中断となった。予選再開後の残り時間はわずか10分。
コース上は最後のアタックを行うマシンで混雑した。黒澤もアタックのタイミングに
スローカーに引っかかり、思うようにタイムを伸ばせず、1分16秒373と午前のタイ
ムをわずかに更新したに留まった。この結果により黒澤は予選総合7位となった。
◆黒澤琢弥選手のコメント
午前はタイヤがしっくりしなくて、1度ピットに戻りました。マシンはややダウンフォ
ースが足りないようでした。午後にはマシンは良くなったのですが、ダンロップコー
ナーでオイルに乗ったのか急にテールが滑りコースアウトしてしまいました。マシン
にはダメージがなく、予選再開後にアタックしたのですが、ことごとくスローカーに
引っかかり、1周として満足に走れませんでした。富士はこのグリットからでも勝て
る可能性があるので、決勝は気分を入れ替えて攻めて行きます。
◆チーム監督のコメント
マシンはいい出来ですので、前回の富士から大きな変更はしていません。今日はツキ
のない日だったということです。マシンには問題がないので、決勝ではいい結果を残
せると思います。
●予選結果
No.11 黒澤 琢弥  コスモオイル ローラT94 無限 BS
予選1回目:1'16.634(5位) 予選2回目:1'16.373(7位)
予選総合7位  決勝スタート:4列目の7番グリッド

全日本F3000

INTER F3000 FUJIFINAL 予選結果(訂正版)

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|※ CarNo.18はH項違反(黄旗中の安全義務違反)により   |
|ベストタイム抹消のペナルティを課した。              |
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*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                        INTERNATIONAL F3000 FUJI FINAL                       *
*                        F3000 公式予選正式結果表                        *
* 1994.11.12    天候 : 晴れ       コース状況 : ドライ         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番ドライバー           車     名                      ベストラップ 周  km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1  8 MARCO APICELLA   (I) トライダンロップ童夢F104   1'15.893 14 212.035
2 18 T.DANIELSSON     (S) 5ZIGEN  LOLA  T94 1'15.970 22 211.820
3  9 MAURO MARTINI    (I) acom  LOLA  T94     1'16.106 30 211.442
4 25 ROSS CHEEVER   (USA) ユニマット  レイナ-ド  94D 1'16.132 20 211.370
5 20 ANDREW G-SCOTT  (GB) STP-LOLA  MCS       1'16.195 31 211.195
6 24 服部 尚貴        (J) レイナ-ド  94D             1'16.208 28 211.159
7 11 黒澤 琢弥        (J) コスモオイルロ-ラT94ムゲン 1'16.373 31 210.703
8 16 影山 正彦        (J) PIAA  REYNARD94D 1'16.374 36 210.700
9  3 金石 勝智        (J) CABIN  T93  DFV     1'16.655 31 209.928
10  1 星野 一義        (J) NISSEKI  LOLAT92 1'16.713 36 209.769
11 27 TOM KRISTENSEN  (DK) ALEXEL  94D           1'16.746 30 209.679
12  6 MICHAEL KRUMM    (D) トライダンロップ童夢F104   1'17.090 37 208.743
13 21 和田 久          (J) ローラT93-50  MCS     1'17.256 32 208.295
14  7 高橋 国光        (J) ADVAN  ロ-ラ  MF308 1'17.276 22 208.241
15  5 JEFF KROSNOFF  (USA) SSR  メイテック  DLロ-ラ 1'17.395 31 207.920
16 15 桧井 保孝        (J) PIAA  REYNARD94D 1'17.724 45 207.040
17 17 RICHARD DEAN    (GB) 5ZIGEN  LOLA  T93 1'18.267 42 205.604
18 12 田嶋 栄一        (J) ローラT92  ムゲン           1'18.562 29 204.832
19 55 飯田 章          (J) JACCS  LOLA  T94   1'18.722 29 204.416
20 10 山田 英二        (J) acom  LOLA  T93     1'19.817 24 201.611
21 33 清水 正智        (J) カストロ-ル  レイナ-ド       1'20.263 44 200.491
-------------------------------------------------------------------------------
予選通過基準タイム ( 110% ) 1'23.589
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☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本F3000

INTER F3000 FUJI FINAL 予選正式結果

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*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                        INTERNATIONAL F3000 FUJI FINAL                       *
*                        F3000 公式予選正式結果表                        *
* 1994.11.12    天候 : 晴れ       コース状況 : ドライ         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番ドライバー           車     名                      ベストラップ 周  km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 18 T.DANIELSSON     (S) 5ZIGEN  LOLA  T94 1'15.819 23 212.242
2  8 MARCO APICELLA   (I) トライダンロップ童夢F104   1'15.893 14 212.035
3  9 MAURO MARTINI    (I) acom  LOLA  T94     1'16.106 30 211.442
4 25 ROSS CHEEVER   (USA) ユニマット  レイナ-ド  94D 1'16.132 20 211.370
5 20 ANDREW G-SCOTT  (GB) STP-LOLA  MCS       1'16.195 31 211.195
6 24 服部 尚貴        (J) レイナ-ド  94D             1'16.208 28 211.159
7 11 黒澤 琢弥        (J) コスモオイルロ-ラT94ムゲン 1'16.373 31 210.703
8 16 影山 正彦        (J) PIAA  REYNARD94D 1'16.374 36 210.700
9  3 金石 勝智        (J) CABIN  T93  DFV     1'16.655 31 209.928
10  1 星野 一義        (J) NISSEKI  LOLAT92 1'16.713 36 209.769
11 27 TOM KRISTENSEN  (DK) ALEXEL  94D           1'16.746 30 209.679
12  6 MICHAEL KRUMM    (D) トライダンロップ童夢F104   1'17.090 37 208.743
13 21 和田 久          (J) ローラT93-50  MCS     1'17.256 32 208.295
14  7 高橋 国光        (J) ADVAN  ロ-ラ  MF308 1'17.276 22 208.241
15  5 JEFF KROSNOFF  (USA) SSR  メイテック  DLロ-ラ 1'17.395 31 207.920
16 15 桧井 保孝        (J) PIAA  REYNARD94D 1'17.724 45 207.040
17 17 RICHARD DEAN    (GB) 5ZIGEN  LOLA  T93 1'18.267 42 205.604
18 12 田嶋 栄一        (J) ローラT92  ムゲン           1'18.562 29 204.832
19 55 飯田 章          (J) JACCS  LOLA  T94   1'18.722 29 204.416
20 10 山田 英二        (J) acom  LOLA  T93     1'19.817 24 201.611
21 33 清水 正智        (J) カストロ-ル  レイナ-ド       1'20.263 44 200.491
-------------------------------------------------------------------------------
予選通過基準タイム ( 110% ) 1'23.533
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☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本F3000

INTER F3000 FUJI FINAL 予選結果表 2回目

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*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                        INTERNATIONAL F3000 FUJI FINAL                       *
*                        F3000 予選結果表 2回目                        *
* 1994.11.12    天候 : 晴れ       コース状況 : ドライ         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番ドライバー           車     名                      ベストラップ 周  km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 18 T.DANIELSSON     (S) 5ZIGEN  LOLA  T94 1'15.819 15 212.242
2  8 MARCO APICELLA   (I) トライダンロップ童夢F104   1'15.893 10 212.035
3  9 MAURO MARTINI    (I) acom  LOLA  T94     1'16.106 15 211.442
4 25 ROSS CHEEVER   (USA) ユニマット  レイナ-ド  94D 1'16.132  9 211.370
5 20 ANDREW G-SCOTT  (GB) STP-LOLA  MCS       1'16.195 16 211.195
6 24 服部 尚貴        (J) レイナ-ド  94D             1'16.208 20 211.159
7 11 黒澤 琢弥        (J) コスモオイルロ-ラT94ムゲン 1'16.373 20 210.703
8 16 影山 正彦        (J) PIAA  REYNARD94D 1'16.374 21 210.700
9  3 金石 勝智        (J) CABIN  T93  DFV     1'16.655 17 209.928
10  1 星野 一義        (J) NISSEKI  LOLAT92 1'16.737 25 209.703
11 27 TOM KRISTENSEN  (DK) ALEXEL  94D           1'16.746 19 209.679
12  6 MICHAEL KRUMM    (D) トライダンロップ童夢F104   1'17.090 22 208.743
13 21 和田 久          (J) ローラT93-50  MCS     1'17.256 23 208.295
14  7 高橋 国光        (J) ADVAN  ロ-ラ  MF308 1'17.276 13 208.241
15  5 JEFF KROSNOFF  (USA) SSR  メイテック  DLロ-ラ 1'17.395 18 207.920
16 15 桧井 保孝        (J) PIAA  REYNARD94D 1'17.724 25 207.040
17 17 RICHARD DEAN    (GB) 5ZIGEN  LOLA  T93 1'18.267 19 205.604
18 12 田嶋 栄一        (J) ローラT92  ムゲン           1'18.562 16 204.832
19 55 飯田 章          (J) JACCS  LOLA  T94   1'19.141 10 203.333
20 10 山田 英二        (J) acom  LOLA  T93     1'19.817 13 201.611
21 33 清水 正智        (J) カストロ-ル  レイナ-ド       1'20.263 23 200.491
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本F3000

INTER F3000 FUJI FINAL 予選結果1回目

*******************************************************************************
*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                       INTERNATIONAL F3000 FUJI FINAL                        *
*                        F3000 予選結果表 1回目                        *
* 1994.11.12    天候 : 晴れ       コース状況 : ドライ         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番ドライバー           車     名                      ベストラップ 周  km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 25 ROSS CHEEVER   (USA) ユニマット  レイナ-ド  94D 1'16.273 11 210.979
2 18 T.DANIELSSON     (S) 5ZIGEN  LOLA  T94 1'16.338  8 210.799
3 20 ANDREW G-SCOTT  (GB) STP-LOLA  MCS       1'16.522 15 210.292
4  8 MARCO APICELLA   (I) トライダンロップ童夢F104   1'16.631  4 209.993
5 11 黒澤 琢弥        (J) コスモオイルロ-ラT94ムゲン 1'16.634 11 209.985
6  1 星野 一義        (J) NISSEKI  LOLAT92 1'16.713 11 209.769
7 16 影山 正彦        (J) PIAA  REYNARD94D 1'16.811 15 209.501
8  9 MAURO MARTINI    (I) acom  LOLA  T94     1'16.893 15 209.278
9 27 TOM KRISTENSEN  (DK) ALEXEL  94D           1'17.325 11 208.109
10  7 高橋 国光        (J) ADVAN  ロ-ラ  MF308 1'17.349  9 208.044
11  6 MICHAEL KRUMM    (D) トライダンロップ童夢F104   1'17.468 15 207.724
12  3 金石 勝智        (J) CABIN  T93  DFV     1'17.504 14 207.628
13 24 服部 尚貴        (J) レイナ-ド  94D             1'17.590  8 207.398
14  5 JEFF KROSNOFF  (USA) SSR  メイテック  DLロ-ラ 1'17.841 13 206.729
15 15 桧井 保孝        (J) PIAA  REYNARD94D 1'18.207 20 205.762
16 55 飯田 章          (J) JACCS  LOLA  T94   1'18.722 19 204.416
17 12 田嶋 栄一        (J) ローラT92  ムゲン           1'18.979 13 203.750
18 17 RICHARD DEAN    (GB) 5ZIGEN  LOLA  T93 1'19.549 23 202.290
19 10 山田 英二        (J) acom  LOLA  T93     1'20.595 11 199.665
20 33 清水 正智        (J) カストロ-ル  レイナ-ド       1'20.862 21 199.006
21 21 和田 久          (J) ローラT93-50  MCS     1'21.021  9 198.615
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☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

N1耐久シリーズ

N1:菅生N1-300kmレース結果

菅生N1300kmレース -RIJ- (1994-11-03) Provisional Race-Results
For N1 Endurance Series Rd.8 スポーツランド菅生 :(3.704km)
P No. Driver------------------- Car-------------- Lap GoalTime--- -km/h--
1   2 竹内 浩典/影山 正美  Nissan BNR32       81 2:12'52.260 135.481
2  23 砂子 智彦/木下 隆之  Nissan BNR32       81        ?
3  27 都平 健二/河合 博之    Nissan BNR32       81        ?
4   3 中谷 明彦/小畑  栄  Mitsubishi Z16A    79   -   2Laps
5  17 片山 義美/木下 みつひろMazda FD3S         79   -   2Laps
6  22 池谷 勝則/須賀 宏明    Nissan BNR32       79   -   2Laps
7  57 山内 伸弥/瀬在 仁志    Honda EG6          78   -   3Laps
8   6 榎本広行/加藤隆史/真田睦明 Honda EG6       78   -   3Laps
9  15 Nattavule/黒木健次/P.Aphiphmya Honda BB4   78   -   3Laps
10  62 横島  久/渡辺  明    Honda EG6          78   -   3Laps
11  63 渋谷  勉/松永 雅博  Honda EG6          77   -   4Laps
12  30 小川日出生/細野 智行    Mitsubishi CE9A    77   -   4Laps
13   9 水野 文則/日下部保雄    Mazda FD3S         77   -   4Laps
14  96 茂木 和男/石川  朗    Nitsubishi         77   -   4Laps
15  61 田嶋 栄一/山田 洋二  Honda EG6          77   -   4Laps
16  94 市鵜  樹/R.Dane        Honda EG6          77   -   4Laps
17  73 三好 正己/青木 宣篤  Honda EG6          76   -   5Laps
18  81 吉富  章/増岡  浩    Mitsubishi CA4A    75   -   6Laps
19  21 高原 智一/飯田 裕子    Honda BB4          75   -   6Laps
20  34 超  頭樹/佐藤 元彦    Honda BB4          75   -   6Laps
21  93 見並 秀文/山本 弘幸    Honda EG6          74   -   7Laps
22  82 間谷 幸徳/関谷 輝明    Honda EG6          73   -   8Laps
23 106 宮前 清人/奥山 高志    Suzuki AA34S       73   -   8Laps
24 109 田中 義孝/藤川 元造    Suzuki AA34S       73   -   8Laps
25  53 鈴木 恵一/赤尾 文夫    Honda EG6          73   -   8Laps
26 114 小幡  弘/佐々木博之  Suzuki AA34S       73   -   8Laps
27 102 高橋 靖彦/勝見 雅人  Suzuki AA34S       73   -   8Laps
28  36 芥川 泰正/佐藤 浩二  Honda BB4          72   -   9Laps
29  55 古橋  譲/大久保 健治  Honda EG6          71   -  10Laps
30 107 斎藤 敏浩/菅原 雅之    Suzuki AA34S       71   -  10Laps
31 138 三好 孝志/斯波  隆  Suzuki AA34S       71   -  10Laps
32  74 道上  龍/土屋 武士  Honda EG6          70   -  11Laps
33 103 金子 裕之/小森 博美    Suzuki AA34S       70   -  11Laps
34  95 岡田 秀樹/吉田 寿博    Honda EG6          69   -  12Laps
-------------------------------- DNC ------------------------------------
52 西垣内正義/田中  実  Honda EG6          71   -  10Laps
54 小林 敬一/木下 正治  Honda EG6          65   -  16Laps
104 坂巻 胤  /中田 雅久    Suzuki AA34S       59   -  22Laps
11 和田  久/本山  哲  Nissan BNR32       56   -  25Laps
87 羽根 幸浩/萩原  治  Mitsubishi CA4A    46   -  35Laps
35 松岡一美/渡辺大起/渡辺正行 Nissan BNR32    46   -  35Laps
111 千葉 達也/中村  真    Suzuki AA34S       19   -  62Laps
1 原  貴彦/桂  伸一  Nissan BNR32       18   -  63Laps
84 中谷 誠志/高木 雅宏  Honda EG6          16   -  65Laps
136 藤本 邦彦/久保  悟    Honda GA2          15   -  66Laps
4 大井 貴之/浅見  武    Mitsubishi Z16A     3   -  78Laps
**************************************************************************
* Fastest Lap : #2 影山正美  1'33.594 (142.481 km/h) On 25 Lap
           * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

Japan Touring Car Championship

94JTCC ドライバーズポイント表

大 大 菅 菅 十 十 鈴 鈴 美 美 T T 筑 筑 仙 仙 富 富
分 分
RP RP 生 生 勝 勝 鹿 鹿 祢 祢 I I 波 波 台 台 士 士
Driver--------- Rd. 1- 2- 3- 4- 5- 6- 7- 8- 9-10-11-12-13-14-15-16-17-18-Total
関谷  正徳         12  9  0  0 12 15  7  9  0 12  0  6 15 15  5  9 (5  9  135
T.クリステンセン   6  5 15  0  7 (4 15 15 12  0 15 15  0  6 12  6  0  5  134
S.ソーパー         0  4  9 15  5 (2 12 12 15 15  2  9  0  0 15 15  0  4  132
A.レイド          15 15  0  0 15  9  0  6  4  3  0  4  6  0  2  0 12 15  106
鈴木  亜久里        2  6  0  0  9 12  6  7  0  9 12 12  9  0  9  0  6  3  102
長谷見  昌弘        7 12  7 12  2  3  5  3  6  0  6  0  0  0  0  0  7  6   76
服部  尚貴          0  0  2  0  1  5  3  4  9  1  9  7  0  0  7 12  4  0   64
星野  一義          9  0  0  9  4  0  9  0  0  0  7  0  0  0  0  0 15  0   53
中子  修            0  0  0  5  0  0  0  7  7  4  0  0  1  0  6  5  0  0   35
A.G.スコット      4  7  6  0  0  0  0  1  2  5  3  0  5  0  0  0  0  0   33
J.ヴィンケルホック 0  0  0  0  3  7  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  9 12   31
鈴木  恵一          5  3  0  0  6  6  0  0  0  7  0  0  0  0  0  0  0  0   27
田中  哲也          0  0  0  0  0  0  1  2  5  0  0  0 12  0  0  4  0  0   24
L.V.バイエルン    1  2  4  4  0  0  0  0  0  0  1  5  0  0  4  3  0  0   24
飯田  章            0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  7 12  3  0  0  1   23
土屋  圭市          0  0  3  7  0  0  0  0  0  0  0  0  3  7  0  0  0  0   20
長坂  尚樹          0  1  5  0  0  1  4  5  0  0  4  0  0  0  0  0  0  0   20
黒澤  琢弥          3  0  0  0  0  0  2  0  3  0  0  0  0  5  0  1  2  2   18
見崎  清志          0  0  0  2  0  0  0  0  0  0  5  0  0  0  0  0  3  7   17
中谷  明彦          0  1  1  0  0  0  0  1  1  6  0  3  0  1  1  2  0  0   17
影山  正美          0  0 12  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0   12
影山  正彦          0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  1  0  9  0  0  0  0   10
M.クルム           0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  4  4  0  0  0  0    8
G.ブーシ           0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  7  1  0    8
寺田  陽次朗        0  0  0  3  0  0  0  0  0  2  0  0  0  2  0  0  0  0    7
水野  文則          0  0  0  6  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0    6
松永  雅博          0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  2  2  1  0  0  0  0    5
茂木  和男          0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  3  0  0  0  0    3
原  貴彦            0  0  0  1  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0  0    1
******************************************************************************
* 1位から10位までに15-12-9-7-6-5-4-3-2-1のポイント
* ( )内は有効ポイント外
* 全18戦のうち13戦まで(全レースの70%,小数点以下四捨五入)の有効ポ
イント制
* 当会議室
#00988,01063,01065,01113,01114,01168,01169,01186,01188,01203,01204,01234
#01235,01256,01257,01315,01316,01363,01365
より作成
PDD01523 伊東 昭雄

N1耐久シリーズ

N1:菅生N1 300kmウォームアップタイム

菅生N1300kmレース -RIJ- (1994-11-03) Warmup-Session
For N1 Endurance Series Rd.8 スポーツランド菅生 :(3.704km)
P No. Driver(s)---------------- Car-------------- Best-LapT -Behind -km/h--
1  27 都平 健二/河合 博之    Nissan BNR32       1'45.350         126.572
2  11 和田  久/本山  哲  Nissan BNR32       1'46.307   0.957 125.433
3  23 砂子 智彦/木下 隆之  Nissan BNR32       1'46.548   1.198 125.149
4   2 竹内 浩典/影山 正美  Nissan BNR32       1'46.684   1.334 124.990
5   1 原  貴彦/桂  伸一  Nissan BNR32       1'46.955   1.605 124.673
6  17 片山 義美/木下 みつひろMazda FD3S         1'47.181   1.831 124.410
7  15 Nattavule/黒木健次/P.Aphiphmya Honda BB4   1'47.336   1.986 124.230
8  22 池谷 勝則/須賀 宏明    Nissan BNR32       1'47.654   2.304 123.863
9   4 大井 貴之/浅見  武    Mitsubishi Z16A    1'48.292   2.942 123.134
10   3 中谷 明彦/小畑  栄  Mitsubishi Z16A    1'48.565   3.215 122.824
11  52 西垣内正義/田中  実  Honda EG6          1'48.680   3.330 122.694
12  36 芥川 泰正/佐藤 浩二  Honda BB4          1'49.091   3.741 122.232
13  30 小川日出生/細野 智行    Mitsubishi CE9A    1'50.328   4.978 120.861
14  62 横島  久/渡辺  明    Honda EG6          1'50.422   5.072 120.759
15  57 山内 伸弥/瀬在 仁志    Honda EG6          1'50.903   5.553 120.235
16  84 中谷 誠志/高木 雅宏  Honda EG6          1'51.254   5.904 119.855
17  55 古橋  譲/大久保 健治  Honda EG6          1'51.377   6.027 119.723
18  73 三好 正己/青木 宣篤  Honda EG6          1'51.593   6.243 119.491
19  96 茂木 和男/石川  朗    Nitsubishi         1'51.672   6.322 119.407
20   6 榎本広行/加藤隆史/真田睦明 Honda EG6       1'52.512   7.162 118.515
                     ・
・
*****************************************************************************
* 天候は雨 コース:ウェット
           * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686) *

N1耐久シリーズ

N1:菅生N1 300km予選結果

菅生N1300kmレース -RIJ- (1994-11-02) Qualify-Session
For N1 Endurance Series Rd.8 スポーツランド菅生 :(3.704km)
P No. Driver(s)---------------- Car-------------- Best-LapT -Behind -km/h--
1   2 竹内 浩典/影山 正美  Nissan BNR32      R1'31.300         146.050
2   1 原  貴彦/桂  伸一  Nissan BNR32      R1'32.093   0.793 144.793
3  27 都平 健二/河合 博之    Nissan BNR32      R1'32.149   0.849 144.705
4  23 砂子 智彦/木下 隆之  Nissan BNR32      R1'32.951   1.651 143.456
5   3 中谷 明彦/小畑  栄  Mitsubishi Z16A   R1'33.012   1.712 143.362
6  11 和田  久/本山  哲  Nissan BNR32      R1'33.115   1.815 143.204
7  22 池谷 勝則/須賀 宏明    Nissan BNR32       1'33.906   2.606 141.997
8   4 大井 貴之/浅見  武    Mitsubishi Z16A    1'33.909   2.609 141.993
9  17 片山 義美/木下 みつひろMazda FD3S         1'33.974   2.674 141.895
10   9 水野 文則/日下部保雄    Mazda FD3S         1'35.210   3.910 140.053
11  62 横島  久/渡辺  明    Honda EG6          1'37.096   5.796 137.332
12  61 田嶋 栄一/山田 洋二  Honda EG6          1'37.157   5.857 137.246
13  30 小川日出生/細野 智行    Mitsubishi CE9A    1'37.198   5.898 137.188
14  52 西垣内正義/田中  実  Honda EG6          1'37.218   5.918 137.160
15   6 榎本広行/加藤隆史/真田睦明 Honda EG6       1'37.421   6.121 136.874
16  35 松岡一美/渡辺大起/渡辺正行 Nissan BNR32    1'37.495   6.195 136.770
17  57 山内 伸弥/瀬在 仁志    Honda EG6          1'37.587   6.287 136.641
18  15 Nattavule/黒木健次/P.Aphiphmya Honda BB4   1'37.998   6.698 136.068
19  54 小林 敬一/木下 正治  Honda EG6          1'38.124   6.824 135.893
20  53 鈴木 恵一/赤尾 文夫    Honda EG6          1'38.270   6.970 135.691
21  87 羽根 幸浩/萩原  治  Mitsubishi CA4A    1'38.295   6.995 135.657
22  95 岡田 秀樹/吉田 寿博    Honda EG6          1'38.308   7.008 135.639
23  96 茂木 和男/石川  朗    Nitsub1shi CA4A    1'38.470   7.170 135.416
24  74 道上  龍/土屋 武士  Honda EG6          1'38.563   7.263 135.288
25  55 古橋  譲/大久保 健治  Honda EG6          1'38.602   7.302 135.235
26  36 芥川 泰正/佐藤 浩二  Honda BB4          1'38.641   7.341 135.181
27  73 三好 正己/青木 宣篤  Honda EG6          1'38.652   7.352 135.166
28  63 渋谷  勉/松永 雅博  Honda EG6          1'38.825   7.525 134.929
29  93 見並 秀文/山本 弘幸    Honda EG6          1'39.081   7.781 134.581
30  94 市鵜  樹/R.Dane        Honda EG6          1'39.561   8.261 133.932
                     ・
・
****************************************************************************
* Rマークはコースレコード これまでのレコードタイムは 1'33.410
* 通称名
     BNR32 : GT-R
Z16A  : GTO
FD3S  : RX-7
EG6   : シビック
CE9A  : ランサー
BB4   : プレリュード
CA4A  : ミラージュ
           * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686) *

N1耐久シリーズ

RE:N1:菅生N1 300km予選結果

 #1368の予選結果は3・4クラスのものでした。
総合の概略は、会議室20発言番号0796にあります。
お詫びして訂正いたします。
     * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686) *

N1耐久シリーズ

N1:菅生N1 300km予選結果

菅生N1300kmレース -RIJ- (1994-11-02) Qualify-Session
For N1 Endurance Series Rd.5 スポーツランド菅生 :(3.704km)
P No. Driver(s)---------------- Car-------------- Best-LapT -Behind -km/h--
1  62 横島  久/渡辺  明    Honda EG6          1'37.096         137.332
2  61 田嶋 栄一/山田 洋二  Honda EG6          1'37.157   0.061 137.246
3  52 西垣内正義/田中  実  Honda EG6          1'37.218   0.122 137.160
4  57 山内 伸弥/瀬在 仁志    Honda EG6          1'37.587   0.491 136.641
5  54 小林 敬一/木下 正治  Honda EG6          1'38.124   1.028 135.893
6  53 鈴木 恵一/赤尾 文夫    Honda EG6          1'38.270   1.174 135.691
7  87 羽根 幸浩/萩原  治  Mitsubishi CA4A    1'38.295   1.199 135.657
8  95 岡田 秀樹/吉田 寿博    Honda EG6          1'38.303   1.207 135.646
9  96 茂木 和男/石川  朗    Nitsubishi         1'38.470   1.374 135.416
10  74 道上  龍/土屋 武士  Honda EG6          1'38.563   1.467 135.288
11  55 古橋  譲/大久保 健治  Honda EG6          1'38.602   1.506 135.235
12  73 三好 正己/青木 宣篤  Honda EG6          1'38.652   1.556 135.166
13  63 渋谷  勉/松永 雅博  Honda EG6          1'38.852   1.756 134.893
14  93 見並 秀文/山本 弘幸    Honda EG6          1'39.081   1.985 134.581
15  94 市鵜  樹/R.Dane        Honda EG6          1'39.561   2.465 133.932
16  84 中谷 誠志/高木 雅宏  Honda EG6          1'39.642   2.546 133.823
17  81 吉富  章/増岡  浩    Mitsubishi CA4A    1'39.979   2.883 133.372
18  82 間谷 幸徳/本郷 健治    Honda EG6          1'40.167   3.071 133.122
19 136 藤本 邦彦/久保  悟    Honda GA2          1'43.093   5.997 129.343
20 111 千葉 達也/中村  真    Suzuki AA34S       1'43.108   6.012 129.325
21 106 宮前 清人/奥山 高志    Suzuki AA34S       1'43.490   6.394 128.847
22 104 坂巻 胤  /中田 雅久    Suzuki AA34S       1'43.858   6.762 128.391
23 114 小幡  弘/佐々木博之  Suzuki AA34S       1'44.669   7.573 127.396
24 109 田中 義孝/藤川 元造    Suzuki AA34S       1'44.679   7.583 127.384
25 107 斎藤 敏浩/菅原 雅之    Suzuki AA34S       1'45.186   8.090 126.770
26 102 高橋 靖彦/勝見 雅人  Suzuki AA34S       1'45.770   8.674 126.070
27 103 金子 裕之/小森 博美    Suzuki AA34S       1'47.760  10.664 123.742
-------------------------------- DNQ ---------------------------------------
28  83 佐藤 清治/佐藤  淳    Honda EG6          1'39.210
39 108 坂本  進/中谷 謙介    Suzuki AA34S       1'49.545
*****************************************************************************
           * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686) *

Japan Touring Car Championship

JTCC Rd.18:INTER-TEC第2レースレポート

      全日本ツーリングカー選手権第18戦 レポート
      ---------------------
 JTCCの最終レース第18戦は、第17戦の勢いをそのままに、#87アンソニー・
リード(HKS OPEL VECTRA)が優勝した。2位は#1ヨアヒム
・ウィンケルホック(BMW 318i)が、3位は#36関谷 正徳(TOY
OTA CORONA)が入り、#36関谷は初代JTCCチャンピオンの栄冠
を表彰台で飾った。
 一時は回復を見せた天候も、ウォームアップ走行までに、再び厚い雲が太陽
を隠すした。サポートレースと、わずかに吹く風によってコースは完全にドラ
イとなった。
 第17戦でのクラッシュにより、グリッドに整列出来ない6台を残し、15時ちょ
うどにフォーメーションが開始された。#15田中 哲也(PIAA CIVI
C VTEC)がスローダウンし、ピットスタートとなる。
 15時4分、グリーンシグナルが点灯して、最終戦の火ぶたは切って落とされ
た。
 ポールの#12星野一義(カルソニック・プリメーラ)が1コーナーにトップ
で飛び込み、2位の#87リードが追い立てる。#38黒澤 琢也(TOYOTA
 CORONA)はオープニングラップで順位を上げることに成功して3位。
以下、#3長谷見 昌弘(カストロール・プリメーラ)-#1ヨアヒム・ウイ
ンケルホック(BMW 318i)-#14服部尚貴(ジャックス・シビック)
-#8見崎 清志(FET SPORTS COROLLA)。
 #87リードと#38黒澤は、早々に#12星野をパス。#38黒澤は#87リードを
攻めていたが、4周目のサントリーコーナーでスピン。戦列には復帰するもの
の、大きく順位を落としてしまう。#87リードは後続との差を徐々に広げ、#
3長谷見は#1ウィンケルホックに抜かれて、4位へ落ちる。
 4周目、チャンピオン候補の3人の順位は、10位:#36関谷、13位:#39ク
リステンセン、16位#2ソパーとなっている。
 6周目、#1ウィンケルホックは#12星野を抜いて2位。#36関谷は6位へ
と順位を上げて来ている。
 7周目、#14服部が#36関谷を1コーナーで抜くが、1周たたずに抜き返さ
れ、逆に#37鈴木亜久里にも抜かれてしまう。そのすぐ後ろには、猛烈な追い
上げを見せる#39クリステンセン、#2ソパーが続く。
 #1ウィンケルホックと激しいバトルを繰り広げていた#12星野が、9周目
のサントリーコーナーでスロー走行。長時間のピットインを行い、上位入賞の
望みが絶たれた。
 #87リード、#1ウィンケルホックは、ますます差をつけて単独走行となる。
3位#3長谷見は、#8見崎に追い回されて苦しい展開となっている。
 #39クリステンセン、#2ソパーの追い上げは止まらず、10周目、11周目に
は#14服部を相次いでパス。#37鈴木亜久里に迫る。
 12周目に#2ソパーが#39クリステンセンを300Rで抜き、#37鈴木亜久
里を後ろから文字通り「プッシュ」。14周目の1コーナーでインを奪って6位
へ。
 ダンロップコーナーで#39クリステンセンと#37鈴木亜久里が接触するが、
大事に至らずバトルは続行される。
 #2ソパーの勢いは止まらず、15周目には#36関谷に追いつき、#8見崎と
3台並んだまま、ストレートエンドのブレーキング競争。1コーナーの進入で
4位を奪う。#36関谷も続いて5位。
 17周目、#2ソパーは#3長谷見をヘアピンで抜いて3位。しかし、#3長
谷見もあきらめずに追いかけ続ける。
 18周目のダンロップコーナーで、#2ソパーが姿勢を乱してカウンターを当
てる。#3長谷見はその機を逃さず、3位へ復帰。#36関谷も続き、3台が1
コーナー手前でブレーキング競争。#36関谷-#3長谷見-#2ソパーの順で
1コーナーをクリア。
 #8見崎が3台が牽制しあう隙をついて、サントリーコーナーで#2ソパー
と#3長谷見を2台まとめてパス。この後、#2ソパーは#39クリステンセン
にも抜かれてしまう。
 優勝は第5戦以来4勝目の#87リード、2位は#1ウィンケルホック、3位
#36関谷は劇的な逆転劇でチャンピオンを決めた。
 シリーズポイント(全18戦終了)
               TOTAL  有効ポイント
 #39 トム・クリステンセン   138    134
 #36 関谷 正徳        140    135
 #2 スティーブ・ソパー    134    132
                    レポート:GEA00555★進藤 泰昭

Japan Touring Car Championship

JTCC Rd.17:INTER-TEC第1レースレポート

      全日本ツーリングカー選手権第17戦 レポート
      ---------------------
 94年インターTECの第1レースであるJTCC第17戦は、ポールポジショ
ンからスタートした#19星野一義(カルソニック・プリメーラ)が追いすがる
後続を振り切り、自身とプリメーラの今シーズンの初勝利を飾った。2位には
予選31位からごぼう抜きを見せた#87アンソニー・リード(HKS OPEL
 VECTRA)が、3位は93年のBTCCチャンピオンである#1ヨアヒム
・ウィンケルホック(BMW 318i)が入賞した。
 僅差でチャンピオン争いを繰り広げている3人のドライバーは、#39トム・
クリステンセン(TOYOTA CORONA)と#2スティーブ・ソパー
(BMW 318i)は完走出来ずにノーポイント。#36関谷正徳(TOYO
TA CORONA)は6位に入賞して、決着は第18戦に持ち越された。
 この日の富士は前夜まで降っていた雨こそ上がったものの、曇天模様でコー
スは湿っている状態。フリー走行と決勝前に行われたフォルクスワーゲン・カッ
プによって、レコードラインはドライ路面というコンディション。
 ウォームアップ中に、#36関谷のマシンがギア・トラブルのためかヘアピン
でストップ。ピットへレッカー移動させられるが、修復はスタートまでに間に
合いそうにない。
 また、#2ソパーはフォーメーション・ラップ中にスローダウンして、ピッ
トでボンネットとトランクルームが開けられる事態となり、チャンピオン争い
は#39クリステンセンが断然有利な状況と思われた。
 しかし、レースは思わぬ展開を見せる。2周目のサントリー・コーナーで4
台のクラッシュが発生。これにより赤旗が提示されて、レースは「やり直し」
となる。再度のフォーメーションまでの時間を利用して、2台とも修理が行わ
れて本来のグリッドに整列することが出来た。
 2回目のスタートが行われたが、またしても1周目のサントリー・コーナー
で接触があり、再び赤旗が提示される。
 12時8分に3度目のスタートが切られた。
 フロント・ロウの#12星野と#3長谷見昌弘(カストロール・プリメーラ)
が、そのままの順位で1コーナーに飛び込む。
 スタートで3位を確保した#39クリステンセンは、2周目の1コーナーで#
3長谷見のインに飛び込み2位。4周目には#12星野も抜き去り、トップに立
つ。
 4周目の順位は、#39クリステンセン-#12星野-#3長谷見-#37鈴木亜
久里-#8見崎-#38黒澤 琢也(TOYOTA CORONA)。
 #2ソパー8位。#36関谷11位。#87リードは、すでに15位にまでポジシ
ョンを上げている。
 4番手争いは、#37鈴木亜久里(TOYOTA CORONA)を#8見崎
 清志(FET SPORTS COROLLA)が攻めたてる。
 #38黒澤は5周目のヘアピン立ち上がりから300Rまでに#8見崎を抜き、
#37鈴木亜久里に迫るが、6周目にダンロップコーナーで接触。2台とも#8
見崎に抜かれるが、7周目の1コーナーで2台揃って抜き返す。この3台の後
ろに#2ソパーと#14服部尚貴(ジャックス・シビック)が迫り、8周目に#
8見崎を抜く。
 9周目、#39クリステンセンと#12星野の差は1秒8。#12星野は徐々に接
近を始める。
 #2ソパーは10周目の1コーナーで#38黒澤のインを奪い、5位にポジショ
ンアップ。以下、7位:#14服部-7位:#8見崎-8位:#36関谷。
 12周目のヘアピンで#12星野が#39クリステンセンに追いつく。13周目の1
コーナーで一旦トップを奪うが、アウトに膨らんだところを突かれて、再び2
位に。
 4位争いは、ますます激しさを増し、追い上げて来た#87リード、#1ウイ
ンケルホックも加わり、7台が一団となって1コーナーに飛び込む。
 14周目の4位は#2ソパー。以下、#37鈴木亜久里-#1ウィンケルホック
-#36関谷-#87リード-#14服部。
 1コーナーで、#87リードと#14服部が#36関谷を抜く。
 15周目には#2ソパーが#3長谷見に追いつき、16周目には3位に。
 17周目、トップの#39クリステンセンと2位#12星野の差は0.7秒。#2
ソパーが100R手前でコースアウトしてレースを終える。3位に返り咲いた
#3長谷見の後ろには、#87リードが迫る。
 19周目、#39クリステンセンがダンロップコーナーでコースアウト。ピット
にはたどり着いたものの、入賞は絶望的となる。
 20周目、#87リードが#3長谷見を1コーナーでかわして2位。
 レースは、#12星野は2位に10秒以上の大差で優勝。2位#87リード、3位
はファイナルラップで#3長谷見をかわした#1ウィンケルホックが入った。
 チャンピオンを争う3人は、#36関谷が6位5ポイントを挙げて総合2位に。
3ポイント以内にひしめく混戦となった。
 3人とも13戦でポイントをゲットしており、第18戦では「引き算」がおこる。
 シリーズポイント(第17戦終了時)
               TOTAL  有効ポイント
 #39 トム・クリステンセン   133    133
 #36 関谷 正徳        131    131
 #2 スティーブ・ソパー    130    130
                    レポート:GEA00555★進藤 泰昭

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