Japanese F3

F3第18戦 MINE 決勝


コートニー、今シーズン11回目のガッツポーズ (Photo: A.Bessho)

 午後になり雲が少し多くなってきた。相変わらずホームストレートではアゲインストの強い風が吹いている。

 スタートを制したのはポールスタートのジェームス・コートニー、2位は予選3位のロニ・クインタレッリ、3位は予選4位のパオロ・モンティン、スタートに失敗した予選2位の片岡龍也は4位に落ちた。以下、5位横溝直輝、6位山西康司と続く。

 2周目、コートニーはいつものようにペースが上がらない。後方から激しく2位のクインタレッリが迫る。しかし、抜けない。5周目になるとトップ、コートニーと2位クインタレッリの差が徐々に開いてきた。後方では、3位のモンティンに片岡が迫ってきた。

 10周を終わってトップ、コートニーと2位クインタレッリとの差は3.5秒余りとさらに開いた。3位はモンティン、以下4位片岡、5位横溝、6位山西。5位の横溝に6位の山西が迫ってきた。

 11周目、番場琢のマシンがコース上にストップ、マシンを降りたが足回りをチェックして再びマシンに乗り込みコースに復帰、ピットインして再スタートしたが再びコース上に止まってしまった。

 15周目、6位を走っていた山西がコースアウトしてグラベルにつかまりリタイヤ、新人ロブ・オースティンが6位に上がってきた。

 20周を終わってトップ、コートニーと2位クインタレッリの差はさらに8秒弱と開いてきた。コートニーは完全に独走状態。3位は4位の片岡をかろうじて抑えているモンティン。5位に横溝、6位にオースティン。

 27周目、2コーナーで片岡がモンティンに仕掛けるがオーバースピードでコースアウト、グラベルを走りコースに復帰、順位は変わらず4位のまま。

 レース終了、結局、優勝は独走のジェームス・コートニー、2位にロニ・クインタレッリ、3位に片岡龍也の追撃をかわしたパオロ・モンティン、4位が片岡龍也、5位に最終ラップで横溝直輝をかわしたロブ・オースティン、6位に横溝直輝が入った。

上位2名のコメント

優勝ジェームス・コートニー
 (直後に開催されるフォーミュラニッポンに出走するため記者会見をキャンセル)

2位 ロニ・クインタレッリ
 序盤は、コートニーに着いていこうと思ったが、5、6周目あたりから彼が速すぎて着いていくことができなかった。コースの状態も良くなかったので、無理せずに自分のペースで走った。2位には非常に満足している。今シーズンは残り2戦となったが、なんとか1勝はしたいと思っている。

3位 パウロ・モンティン
 コートニーが速すぎてとても着いていけなかった。レース終了6、7周目からペースが落ちてしまって2度片岡に抜かれそうになったが、彼が2コーナーでミスしてくれたのでポジションを守ることができた。

2003年9月21日 CP MINEサーキット(山口県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
全日本F3 -RIJ- (2003/09/21) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 18 セントラルパークMINEサーキット 3.330839 km
PNoDriverCarEngineLapTime
17ジェームス・コートニーDALLARA F302TOYOTA 3S-GE3042'41.786
24ロニー・クインタレッリDALLARA F302TOYOTA 3S-GE3014.575
312パオロ・モンティンDALLARA F303NISSAN SR20VE3018.042
436片岡 龍也DALLARA F302TOYOTA 3S-GE3025.403
510ロブ・オースティンLOLA-DOME F106無限MF204B3029.396
63横溝 直輝DALLARA F303TOYOTA 3S-GE3029.682
733吉本 大樹LOLA-DOME F106TOYOTA 3S-GE3043.458
82佐藤 晋也DALLARA F302無限MF204B3046.133
98小早川 済瑠DALLARA F302TOYOTA 3S-GE3046.444
1019柴田 裕吉DALLARA F302TOYOTA 3S-GE3058.882
-------- <以上規定周回完走> --------
-1山西 康司LOLA-DOME F106無限MF204C1416 Laps
-32番場 琢LOLA-DOME F106TOYOTA 3S-GE1119 Laps


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