ポールを決めたクインタレッリ (Photo: Motorsprots@nifty)
全日本F3選手権第9回大会(第17戦/第18戦)が2日、山口県のMINEサーキットで開幕した。桜のつぼみが膨らみかけた3月、鈴鹿サーキットで開幕したこのシリーズ10大会中はや9大会目と終盤戦、舞台を初秋のMINEサーキットへと移した。
今シーズン、開幕戦から中嶋一貴が2連勝したものその後はロニー・クインタレッリが快進撃、シリーズをぶっちぎりで制し終盤戦は興醒めした展開になるのではと思われていたが、速さはあるもののミスの多かったファオ・パオロ・デ・オリベイラが後半安定感を増し、徐々に接近すると前大会の15,16戦仙台ハイランドで連勝し、一気にクインタレッリの背後10ポイント差まで迫ってきた。チャンピオン争いはクインタレッリとオリベイラの一騎打ち。1月余り前、はやりここMINEサーキットで開催された第13,14戦で不調だったクインタレッリ、勢いに乗るオリベイラ。果たしてクインタレッリの巻き返しはなるのか? オリベイラの勢いは止まらないのか? この大会の両者の成績いかんでは最終大会のもてぎを待たずにここMINEでチャンピオンが決まる可能性もある。
2日、第17戦・第18戦予選、第17戦決勝の開催されるMINEサーキットは朝から曇り、未明に降った雨も上がりトラックはドライコンディッション。午前10時25分より15分間にわたって第17戦予選が行われた。
ここでポールを奪ったのは、昨日の練習から好調で本来の速さを取り戻してきたロニー・クインタレッリ。タイムはコースレコードの1'22.476。2位には僅差で1'22.479のオリベイラ。チャンピオン争いをする両雄がフロントローに並んだ。3位はファビオ・カルボーンで外国人ドライバーがトップ3を占めた。
第17戦決勝は午後2時30分より20周にわたって争われる。
2004年10月2日 MINEサーキット(山口県) 予選 天候:曇り/コース:ドライ
全日本F3 -RIJ- (2004/10/02) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry 2004 All Japan F3 Championship Round 17 MINEサーキット 3.330839 km | ||||||||
P | No | Driver | Car | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | ロニー・クインタレッリ | DALLARA F302 | 3S-GE | R1'22.476 | - | - | 145.39 |
2 | 10 | ファオ・パオロ・デ・オリベイラ | LOLA-DOME F106/03 | M-TEC204C | R1'22.479 | 0.003 | 0.003 | 145.38 |
3 | 12 | ファビオ・カルボーン | DALLARA F303 | SR20VE | 1'22.685 | 0.209 | 0.206 | 145.02 |
4 | 3 | 横溝 直輝 | DALLARA F303 | 3S-GE | 1'22.759 | 0.283 | 0.074 | 144.89 |
5 | 7 | 山本 左近 | DALLARA F304 | 3S-GE | 1'22.807 | 0.331 | 0.048 | 144.81 |
6 | 2 | 武藤 英紀 | LOLA-DOME F106/03 | M-TEC204C | 1'22.916 | 0.440 | 0.109 | 144.62 |
7 | 1 | リチャード・アンティヌッチ | DALLARA F304 | 3S-GE | 1'23.018 | 0.542 | 0.102 | 144.44 |
8 | 36 | 番場 琢 | DALLARA F304 | 3S-GE | 1'23.097 | 0.621 | 0.079 | 144.30 |
9 | 8 | 中嶋 一貴 | DALLARA F304 | 3S-GE | 1'23.157 | 0.681 | 0.060 | 144.20 |
10 | 19 | 柴田 裕吉 | DALLARA F302 | 3S-GE | 1'23.159 | 0.683 | 0.002 | 144.19 |
11 | 14 | 柳田 真孝 | DALLARA F302 | SR20VE | 1'23.351 | 0.875 | 0.192 | 143.86 |
12 | 33 | 池田 大祐 | LOLA-DOME F106/03 | 3S-GE | 1'23.649 | 1.173 | 0.298 | 143.35 |
13 | 32 | 小早川 済瑠 | LOLA-DOME F106/03 | 3S-GE | 1'23.791 | 1.315 | 0.142 | 143.11 |
14 | 50 | 磯崎 元彦 | DALLARA F304 | 3S-GE | 1'24.789 | 2.313 | 0.998 | 141.42 |
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 1'30.801 | 8.325 | 6.012 | 132.06 |
- 'R'マークはコースレコードを更新した。(従来のコースレコード: 1'22.536 [1999年 D.マニング])