Japanese F3

F3第14戦 MINE 決勝


嬉しいF3初優勝を飾った横溝直輝 (Photo: Motorsports@nifty)

 全日本F3選手権第14戦は29日、山口県のMINEサーキットで決勝を行い、ポールポジションの横溝直輝(INGING MOTORSPORT)がスタートからトップに立つと後続のアタックを振り切りそのまま優勝した。横溝直輝はうれしいF3初優勝。

 お昼過ぎ、雲の切れ間から太陽も顔を出し蒸し暑くなってきたが、F3決勝の始まる12時50分前から雲が広がりその動きも速くなってきた。しかし雨の心配はない。ストレートで強い追い風が吹いている。

 各車フォーメーションラップからスタート。1コーナーを制したのは、無難なスタートを切ったポールポジションの横溝直輝、予選2位のファン・パウロ・デ・オリベイラはまたしてもスタートを失敗。2位には予選3位のリチャード・アンティヌッチが上がってきた。オリベイラは後続の山本左近、武藤英紀にも並びかけられるがなんとか3位を死守。後方集団では柴田裕吉、柳田真孝が接触、小早川済瑠もその場でリタイヤした。1周を終わっての順位は1位横溝、2位アンティヌッチ、3位オリベイラ、4位左近、5位武藤、6位ロニー・クインタレッリ。

 2周目、ファビオ・カルボーンと柳田真孝にドライビングスルーペナルティが出さた。トップ3台は接戦、少し離れて4位の山本に5位の武藤以下が激しく食い下がる。しかし、抜けない。中嶋一貴が番場琢を抜いて7位に上がるが、フロンウイングにダメージを受けその後オレンジボールが掲示されピットイン、順位を大きく落とした。

 10周目あたりから上位3台の争い、4位争いとも間隔が広がり始めたが、15周を過ぎるあたりから再び接近してきた。特に2位アンティヌッチと3位オリベイラの争いは熾烈。再三チャンスを伺うがコーナーで接近してもストレートで離されるというパターンが延々と続く。

 結局、レースはこの順位のまま最終ラップを迎えた。3位オリベイラがついに前を走るアンティヌッチに並びかけたがしかし、アンティヌッチも巧にオリベイラを退け逆転はならなかった。

 優勝は、初優勝の横溝直輝、2位リチャード・アンティヌッチ、3位ファン・パウロ・デ・オリベイラ、4位山本左近、5位武藤英紀、6位ロニー・クインタレッリとなった。

2004年8月29日 MINEサーキット(山口県) 決勝 天候:曇り/コース:ドライ
全日本F3 -RIJ- (2004/08/29) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 14 MINEサーキット 3.330839 km
PNoDriverCarEngineLapTime
13横溝 直輝DALLARA F3033S-GE3043'04.314
21リチャード・アンティヌッチDALLARA F3043S-GE302.341
310ファオ・パオロ・デ・オリベイラLOLA-DOME F106/03M-TEC204C302.531
47山本 左近DALLARA F3043S-GE303.947
52武藤 英紀LOLA-DOME F106/03M-TEC204C304.396
64ロニー・クインタレッリDALLARA F3023S-GE305.686
736番場 琢DALLARA F3043S-GE3014.611
812ファビオ・カルボーンDALLARA F303SR20VE3033.807
933池田 大祐LOLA-DOME F106/033S-GE3042.827
1050磯崎 元彦DALLARA F3043S-GE3055.424
118中嶋 一貴DALLARA F3043S-GE291 Lap 
1219柴田 裕吉DALLARA F3023S-GE282 Laps
-------- 以上完走 --------
-14柳田 真孝DALLARA F302SR20VE264 Laps
-32小早川 済瑠LOLA-DOME F106/033S-GE030 Laps
  • ゼッケンNo.2は、国際モータースポーツ競技規則付則L項 第4章 4. d) 違反により5万円の罰金を科した。
  • ゼッケンNo.12,14は、2004年全日本フォーミュラ3選手権統一規則 第27条 14.(反則スタート)によりドライブするーペナルティーを科した。
  • ゼッケンNo.19は、国際モータースポーツ競技規則付則L項 第4章 2. 違反により1周減算し、ペナルティポイント1点とした。


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