全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦富士の公式予選2回目は、
途中で小雨に見舞われる難しいコンディションで行われることとなった。
このセッションでのトップは#2松田次生(モバイルキャストインパル)。
松田は午前中の自己ベストを更新したものの、午前中25秒525を出している#1ブノワ・
トレルイエ(モバイルキャストインパル)にはわずかに及ばなかったため、トレルイエのポールポジションが確定した。
予選1回目の赤旗中断や、サポートレースのFCJがスタートディレイになったこともあり、
予選2回目は当初予定より10分遅れの午後2時15分に開始された。
各ドライバー最後のタイムアタックに挑んだが、開始から16分が経過したところでついに心配されていた雨が降り出してしまい、
ここで全てのドライバーが一旦走行を切り上げることとなった。
雨はすぐに小降りになったため、各ドライバーともスリックタイヤのままで走行を再開。
当初はタイムアップの望める路面状態ではなかったが、残り時間10分を切ったところでロニー・
クインタレッリが午前中の自己ベストを更新したのを皮切りに、立川祐路、佐々木孝太、荒聖二など、
徐々にタイムを上げるドライバーが出始めた。
クインタレッリは午前中16番手から一気に8番手にジャンプアップを果たしている。
そしてついに、松田次生が1分25秒928、25秒762と、立て続けに自己ベストを更新してこのセッションのベストタイムを記録、
総合順位でも2位に上げた。
午前中7番手だった本山哲も26秒000を出して6番手まで順位を回復。
ここでチェッカーが出され、45分間のセッションが終了した。
第1戦の決勝は明日午後2時30分より、65周で戦われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsprots Form