Formula Nippon

FN:第1戦富士公式予選1回目 コースレコード続出!暫定ポールはトレルイエ

全日本選手権フォーミュラニッポンの2007シーズンが3月31日、富士スピードウェイで開幕した。 午前中に行われた公式予選1回目では、セッション開始早々からコースレコードを更新するドライバーが次々に現れ、 終了間際に1分25秒525をたたき出した#1ブノワ・トレルイエ(モバイルキャスト・インパル)が暫定ポールを獲得した。

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第1戦の公式予選日を迎えた富士スピードウェイは、曇天。夜半からは雨の予報が出ており、湿度も高めだ。気温は9.5度、 路面温度は11.2度という低温のもと、午前10時より45分間の公式予選1回目が開始された。

天候の悪化が予想されることもあり、いつもならセッション前半はピットで待機する上位陣も、今日は最初から積極的にアタックをかける。 まずは開始15分過ぎで#19本山哲が1分26秒061と、昨年のコースレコード(1分26秒265)をいきなり更新してみせると、 #2松田次生、トレルイエらも相次いでレコードを更新(松田26秒091、トレルイエ26秒118)し、 インパル勢が早々と1-2-3体制を築いた。

さらに、昨年の最終戦でFNデビューしたばかりの#4ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが26秒200、#31ロイック・ デュバルが26秒256でそれぞれ4番手、5番手につけ、 開始から20分足らずで実に5名のドライバーが昨年のコースレコードを更新することとなった。

30分過ぎに#5平中克幸がネッツコーナーでストップしたために赤旗が出され、7分の中断の後に再開。 タイムアタック合戦はここからさらにヒートアップしていく。

再開直後に#36アンドレ・ロッテラーが26秒174で4番手に割って入ると、40分過ぎにはトレルイエが25秒847と、 いきなり25秒台をたたき出してトップに躍り出る。続いて本山もアタックに入るが、26秒026とタイムアップこそ果たしたものの、 トレルイエには及ばない。

続いてオリベイラが25秒816とトレルイエを上回るが、トレルイエもすぐに25秒525までタイムを縮めてトップを奪い返す。 その後方では、#20ミハエル・クルム、ロッテラー、松田らも終盤に相次いで25秒台に入れ、デュバルも26秒025を出したため、 前半トップだった本山は結局7番手で最初の予選を終えることとなった。

今回の予選では上位5人が25秒台、さらに上位10人がコースレコードを更新しており、 午後の予選では更なるタイムアップも期待できそうだ。

公式予選2回目は、午後2時5分より、同じく45分間で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum



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