Japanese F3

JF3:第1戦富士決勝 トムスが1-2-3!勝ったのはオリバー・ジャービス

2007年全日本F3選手権第1戦の決勝は、#1オリバー・ ジャービス(DHGトムス)が日本での初めてのレースを勝利で飾ることとなった。
ポールシッターの#36大嶋和也はスタートの失敗もあり、3位に終わった。
2位には#37石浦宏明が入り、トムスが1-2-3フィニッシュを達成した。

第1戦決勝は当初予定より10分遅れの午後4時15分にフォーメーションラップが開始された。

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スタートでは、ポールシッターの大嶋がクラッチミートを失敗して出遅れる脇をすり抜けたジャービスがトップで1コーナーに飛び込むと、 一気に後続を突き放しにかかる。
予選3位の石浦が2番手で1コーナーに飛び込むが、僅かにラインをはずしたためにオーバーラン気味になり、ロベルト・ ストレイトの先行を許す。

結局大嶋は6位まで順位を落としてオープニングラップを終えた。
5番手の#12マルコ・アスマーはすぐ目の前だ。
1コーナーで何度もアウトからアスマーを抜きにかかる大嶋だったが、アスマーも懸命に押さえ込む。
6周目の1コーナーで大嶋は一旦アスマーの前に出るが、アスマーはすかさず同じ周の100Rで大嶋を抜き返す。

2台は激しいドッグファイトを展開しながら徐々に4番手を走行するルーキーの#33関口雄飛に追いつき、 2台の5位争いは3台による4位争いとなっていく。

そして7周目の1コーナー。
アスマーは関口を抜きにかかるが、関口も一歩も引かず、 並走状態のまま1コーナーを立ち上がった2台はそのままもつれるようにしてAコーナーに向かう。
すると、その僅かな隙間を大嶋がこじ開けるようにして割って入り、一気に4位を奪い取っていった。

2台を抜き去った大嶋は、9周目にはこのレースのファステストラップを刻んでみせるが、既に3位の石浦との差は5秒以上に開いており、 これ以上のジャンプアップは不可能かと思われた。
しかしレース終盤、またしても富士スピードウェイを小雨が見舞う。
これに足元をすくわれたのが、2番手を走っていたストレイトだ。
次第にルーズになっていくリヤを押さえ込みながら走行を続けるストレイトだったが、ついにシフトロックをさせてしまい、スピン。 一気に石浦と大嶋に抜かれ、4位に後退してしまった。

そうした後方の混乱をよそに、トップのジャービスは悠々と周回を重ね、 一度も順位を脅かされることなく日本での初レースを勝利で飾った。

第2戦決勝は明日12時55分より、21周で戦われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum



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