全日本F3000

FUJI INTER F3000 決勝ノート

 心配された雨は降ってきていないが、最終コーナー付近から霧が湧き出てくると
いう不安定な状況の中、決勝の幕は切って落とされた。
 フォーメーションラップが終了し、グリッドにつくところで#9 マウロ・マル
ティニが自分のグリッドより前に停止ししてしまったために、いったんバックして
本来のグリッドに戻った。ここでようやくレッドライトが点灯し、幾分短めにグ
リーンとなった。
 ポールポジションの#15 鈴木 利男はスタートに失敗、#11 トム・クリステンセ
ンと#19 星野 一義にかわされてしまう。二人はクリステンセンがイン側、星野が
アウト側で1コーナーに並んだまま飛び込んできた。しかし、この勝負はイン側を
キープしたクリステンセンの勝ちとなった。
 続いてポールだったにもかかわらずスタートに失敗した#15 鈴木 利男、7位グ
リッドからジャンプした#27 影山 正彦、#25 山本 勝巳という順。
 ここで#24 服部 尚貴がヘアピンでスロー走行。そのままコースサイドにマシン
を止めてしまった。またも、ミッショントラブルか?
LAP 2:トップの#11 トム・クリステンセンに#19 星野 一義は迫る。後方では
    #20 A・G・スコットが驚異的な追いあげで、4番手の座を確保してい
    る。
    #21 ミハエル・クルムがここでピットイン。
LAP 3:#19 星野 一義がストレートで#11 トム・クリステンセンのイン側に並び
    かけ、あっさりとこれをパス。トップへ!!
    また、この背後で#15 鈴木 利男のインを奪った#20 A・G・スコットが
    3位に浮上してきた。
    ここで#25 山本 勝巳と#8 中野 信治、#64 高木 虎之助が1コーナー
    で接触!! #25 山本 勝巳はコーナーアウトの路面に車を止めたが、エ
    ンジンがストール。ドライバーはそのまま降りてしまった。#8 中野 信
    治はグラベルからそのままコースに戻り、走行を続行。#64 高木 虎之助
    もスピンしたがなんとかコースに戻った。
LAP 4:#19 星野 一義は1分19.418秒を出して、いくぶん#11 トム・クリステン
    センを突き放しにかかる。好調な#20 A・G・スコットは2位の#11 トム
    ・クリステンセンをメインストレートでかわし、2位に。
LAP 5:3位にドロップした#11 トム・クリステンセンだが、さらに4位の#15 鈴
    木 利男にもメインストレートでスリップに入られてしまう。#15 鈴木
    利男はイン側を伺うが、残念ながらパスするまでは届かない。
    順位は、#19 星野 一義、#20 A・G・スコット、#11 トム・クリステン
    セン、#15 鈴木 利男、#27 影山 正彦、#1 マルコ・アピチェラ。
LAP 6:#15 鈴木 利男はついに1コーナーで#11 トム・クリステンセンを捉え、
    インからこれをかわし、3位に。
    ここで#30 岡田 秀樹が1コーナーでスピン。コース上にストップしたと
    ころを見た#28 近藤 真彦がコーナーで曲がりきれなくなりまっすぐグラ
    ベルに突っ込んでしまった。マッチはこのままコックピットを離れた。#30
     岡田 秀樹はコースに戻って走行を続行。
LAP 7:トップ#19 星野 一義と2位#20 A・G・スコットの差は2秒。
LAP 8:トップと2位の差は、2.228秒。
LAP 9:トップと2位の差は、1.1秒と突然つまった。
LAP 10:#19 星野 一義のタイムは1分19.081秒と、あまりタイムが上がってこな
    い。これにおいつきつつある#20 A・G・スコットだが、これ以上に彼に
    迫ってきているのが、#15 鈴木 利男だ。その差は0.8秒しかない。
LAP 11:順位は、#19 星野 一義、#20 A・G・スコット、#15 鈴木 利男、#11
     トム・クリステンセン、#27 影山 正彦、#1 マルコ・アピチェラ。
LAP 12:#15 鈴木 利男は1分18.496秒を出し、#20 A・G・スコットとの差をさ
    らにつめてきている。
LAP 13:トップ#19 星野 一義は18.415秒、2位#20 A・G・スコットは18.234
    秒、3位#15 鈴木 利男は18.407秒。スコットは鈴木 利男が迫っている
    のを察して、タイムを上げてきたか。
LAP 14:#19 星野 一義のタイムは19.117秒。タイムが上がらないために、#20
    A・G・スコットとの差はどんどん縮まってきている。
LAP 15:#19 星野 一義と#20 A・G・スコットの差はついに0.343秒差まで縮
    まってしまった。スコットは1コーナーではイン側に車を降って星野を牽
    制している。
LAP 16:#20 A・G・スコットがついにストレートで#19 星野 一義を捉え、
    トップへ!!
LAP 17:順位は#20 A・G・スコット、#19 星野 一義、#15 鈴木 利男、#11 ト
    ム・クリステンセン、#27 影山 正彦、#1 マルコ・アピチェラ。
    星野のタイムは19.751秒、対する鈴木 利男は18.771秒。
LAP 18:1位から3位までは非常に接近して走行をしている。
LAP 19:1位#20 A・G・スコットと2位#19 星野 一義の差は1.24秒差。
LAP 20:1位と2位の差は、1.351秒差。
    順位は、#20 A・G・スコット、#19 星野 一義、#15 鈴木 利男、#11
    トム・クリステンセン、#27 影山 正彦、#1 マルコ・アピチェラ。
LAP 21:1位と2位の差は、1.059秒差。#19 星野 一義は1分18.241秒を出し、
    タイムを上げてきた。レース序盤のタイムダウンは、タイヤ温存策だった
    のか!?
LAP 22:1位と2位の差は、0.777秒差まで縮まってきた!!
LAP 23:#20 A・G・スコットが迫ってきた#19 星野 一義を突き放すべくタイム
    アップ。差は1.208秒に広がった。
LAP 24:#20 A・G・スコットは1分18.195秒、#19 星野 一義は1分18.722秒。
    その差は、1.735秒まで広がってしまった。
LAP 25:1位と2位の差は1.925秒まで広がってきた。レースは#20 A・G・ス
    コットに完全にコントロールされている。
    #3 金石 勝智はスタートで出遅れ、後方に沈んでいたが、この周1分
    18.035秒というベストラップを叩き出しながら、激しい追いあげを展開し
    ている。#1 マルコ・アピチェラがタイムをダウンさせている好きに、6
    位まで上げている。
    順位は、#20 A・G・スコット、#19 星野 一義、#15 鈴木 利男、#11
     トム・クリステンセン、#27 影山 正彦、#3 金石 勝智。
LAP 26:1位と2位の差は、1.934秒。
    #8 中野 信治がヘアピンで突然コースアウト。そのままリタイヤへ。
LAP 27:あっという間に#27 影山 正彦に追い付いた#3 金石 勝智は、ヘアピン
    でテール・ツゥ・ノーズ。
LAP 28:ついにストレートで#3 金石 勝智がインから#27 影山 正彦をパス。
    5位に。
LAP 30:順位は、#20 A・G・スコット、#19 星野 一義、#15 鈴木 利男、#11
     トム・クリステンセン、#3 金石 勝智、#27 影山 正彦。
    #15 鈴木 利男はタイムが落ち、遅れはじめたか?
LAP 32:#15 鈴木 利男がタイムを落としているのを見た#11 トム・クリステンセ
    ンがタイムアップ。1分18.811秒を出す。その後ろの#3 金石 勝智は、
    1分18.218秒と、未だその勢いは衰えない。
LAP 33:トップ#20 A・G・スコットと#19 星野 一義のさは1.917秒。見事にス
    コットに星野はコントロールされているか? 星野と#15 鈴木 利男の
    差は1.9秒。4位#11 トム・クリステンセンと5位#3 金石 勝智の差は
    3.7秒ほど。#3 金石 勝智は18.087秒というタイムを出し、ぐんぐん
    迫ってゆく。
LAP 35:#6 光貞 秀俊が#27 影山 正彦の背後に急激に近づき始めている。
LAP 36:#6 光貞 秀俊がストレートで#27 影山 正彦を捉え、見事パス!!
    6位へアップ。
    #3 金石 勝智は1分17.868秒というベストラップを叩き出し、#11 トム
    ・クリステンセンを追いあげる。
LAP 37:4位#11 トム・クリステンセンと5位#3 金石 勝智のさは1.6秒まで
    迫ってきた。
LAP 38:4位・5位のさは1.2秒差。#3 金石 勝智はまだ17.988秒というタイム
    で追いあげ続けている。
LAP 39:追い付かれつつある#11 トム・クリステンセンも必死だが、#3 金石 勝
    智は17.871秒を出し、その差は0.8秒差まで近づいた。ヘアピンでは完全
    にテール・トゥ・ノーズだ。
LAP 40:#3 金石 勝智17.832秒というベストラップタイムを叩き出して見せ、つ
    いにメインストレートで#11 トム・クリステンセンをかわし、4番手に
    アップ!!
LAP 41:順位は、#20 A・G・スコット、#19 星野 一義、#15 鈴木 利男、#3
    金石 勝智、#11 トム・クリステンセン、#6 光貞 秀俊。
    #3 金石 勝智は強烈なタイムを叩き出し続けていたが、ここで18秒台
    までタイムダウン。3位までは5秒ほどある為、レースをまとめに入った
    か?
LAP 44:#3 金石 勝智は18.009秒を出している。対する#15 鈴木 利男は18.509
    秒にタイムを上げ、牽制。
LAP 45:ファイナルラップ!!
    なんと1コーナーで深く突っ込みすぎた#3 金石 勝智がブレーキングで
    スピン。グラベルに捕まってしまい、そのままリタイヤに!! 3位の座
    が目の前にあったと言うのに、何故そこまで責めたのか?
チェッカードフラグ。
        /*** FMOTOR4 SUB-SYSOP 山川 順治/PEE00630(RIJ) ***/


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース