1995年8月7日 本田技研工業株式会社 広報部/モーターレクリエーション推進センター 1995年 全日本ツーリングカー選手権 第11戦・第12戦 服部選手(ジャックス シビック) 今シーズン4回目のポイント獲得! ●開催日 : 1995年8月5(土/予選)~6日(日/決勝) ●開催地 : 岡山県 TIサーキット・英田 ●コース全長:3,702m ●決勝レース: 25周(第11戦、第12戦共) ●天 候 : 決勝日 快晴(ドライ) 予選日 快晴(ドライ) ●気 温 : 35.0℃(決勝日/13時30分) ●観客数 : 37,200人 1995年全日本ツーリングカー選手権第6回大会が、8月5~6日、連日真夏日が 続き日によっては35℃を超える猛暑の中、岡山県TIサーキット・英田において 開催された。 今大会の参戦チームは、 ・ジャックス シビック(JACCS MOON CRAFT MOTOR SPORTS PROJECT)の服部尚貴選手 ・PIAA CIVIC VTEC(NAKAJIMA PLANNING)の黒澤琢弥選手 ・Castrol 無限 CIVIC(TEAM Castrol 無限 HONDA)の中子修選手 ・5ZIGEN CIVIC(TEAM 5ZIGEN)の岡田秀樹選手 ・GATHERS・CIVIC(CONCEPT L RACING TEAM)の清水和夫選手 ・ADVAN圭市CIVIC(チーム国光)の土屋圭市選手 以上の6チーム(ゼッケン順)。 エンジンはこれまでと変わらず、Castrol 無限 CIVICの中子修選手と5ZIGEN CIVICの岡田秀樹選手がB18C改、他の4チームはH22A改(リバースヘッド仕様)を使用 する。 《公式予選:8月5日(土) 第1回/ 10:50~11:20 第2回/ 15:10~15 :40 出走33台》 予選開始時に気温36℃(ピット計測)を記録し車内温度は60℃を超えるかと 思われる8月の猛暑の中で、公式予選第1回が定刻通り開始された。各チーム とも次々にタイムアタックへスタートしていったが、猛暑によるタイヤやマシン の消耗を配慮してほとんどのチームが1~2回のアタックで走行を打ち切った。 シビック勢では、中子選手が開始10分後に1分38秒063のコースレコードを マークし、その時点で予選トップにつけたが、予選上位16位までがコース レコードを更新するハイレベルな戦いの末、結局11番手となった。他のシビック 勢もそれぞれ健闘を示したが、服部選手が17番手、黒澤選手が18番手、 土屋選手が20番手、岡田選手が21番手、清水選手が24番手で公式予選第1回を 終了した。 午後15時10分からの公式予選第2回は、気温は僅かに下がったものの路面温度 は変わらず、ほとんどのチームがタイムアップできずに予選を終了した。 シビック勢は、中子選手以下5チームが第1回の順位と変わらなかったが、 清水選手が順位を一つ下げることとなった。 ポールポジションは、第1回目の終了近くに1分36秒775をマークしたトム・ クリセテンセン選手が獲得した。 《第11戦:8月6日(日) 13:30スタート》出走:33台 決勝レースの日曜日も朝のフリー走行時に29.5℃を記録し、第11戦のスタート 時には35℃まで気温は上がっていた。この猛暑の中、定刻通りにスタート進行は 開始され13時33分、決勝レースがスタートした。 その第1コーナーで中子選手がスピン、後続車に追突され、幸い中子選手に 別状はなかったがマシンは大破、リタイアとなってしまった。この混乱に服部 選手、岡田選手、清水選手も巻き込まれ、大きく遅れて後方から追い上げる こととなった。それぞれ懸命の追い上げを図ったが、服部選手が19位、修復の ためピットインを行った岡田選手は26位でチェッカーフラッグを受け、 清水選手は23位まで追い上げたところでオーバーヒートのためリタイヤと なってしまった。他のシビック勢では、土屋選手が13位、黒澤選手が14位で ゴールとなった。 レースは、1周目からトップに立った関谷選手が今シーズン3勝目を飾った。 《第12戦:8月6日(日) 15:05スタート》出走:29台 続く第12戦も変わらず太陽は照りつけ、35℃を超す猛暑の中でのスタートと なった。 シビック勢では、服部選手が良く追い上げ10位でチェッカーフラッグを受け、 選手権ポイントを獲得し、岡田選手も12位まで追い上げたところでチェッカー フラッグを受けた。序盤15位を走行していた土屋選手は15周目、黒澤選手は 3周目にマシントラブルのためコースサイドへマシンを止めリタイアして しまった。中子選手と清水選手は、第11戦のトラブルが修復できず、このレース は不出走となった。 レースは、16周目にトップに立ったアンソニー・リード選手が、今シーズン 3勝目を獲得した。 提供:本田技研工業株式会社 広報部