1995年全日本ツーリングカー選手権第1戦・第2戦 スーパーツーリング開幕戦 ●開催日:1995年3月11日(予選)~12日(決勝) ●開催地:静岡県 富士インターナショナルスピードウェイ ●コース全長:4.470km ●決勝レース:21周(第1戦、第2戦共) ●天候:決勝日 晴れ後曇り(ドライ) 予選日 晴れ(ドライ) ●観客数: 41,200名 (決勝日/主催者発表) 「1995年全日本ツーリングカー選手権」が、3月11~12日、静岡県富士 スピードウェイにおいて開催された。 今大会の参戦チームは、 ・BPオイルトランピオ CIVIC(Object-T)の原貴彦選手 ・ジャックスシビック(JACCS MOON CRAFT MOTOR SPORTS PROJECT)の服部尚貴選手 ・PIAA CIVIC VTEC(NAKAJIMA PLANNING)の田中哲也選手 ・Castrol無限CIVIC(TEAM Castrol 無限 HONDA)の中子修選手 ・GATHERS CIVIC(CONCEPT L RACING TEAM)の清水和夫選手 の5チーム(ゼッケン順)で、チーム国光の土屋圭市選手はマシンの準備が間に 合わず今回は不参戦となった。また、清水選手は、タイヤをダンロップからミシュ ランへ変更、エンジンは全チーム昨年同様のB18C改での参戦となった。 《公式予選:3月11日(土) 第1回/11:30~12:00 第2回/15:20~15:50》 10日金曜日の雨も上がり、快晴の富士スピードウェイであったが、かなり強い 風が第1コーナーに向かって吹く中、公式予選第1回が開始された。このオフシー ズン中の開発やテストの成果か、10位までがコースレコードを上回るタイムを記 録し、シビック勢では田中選手が7番手のポジションを獲得。原選手が13番手、 中子選手が17番手、服部選手が19番手、清水選手が20番手となた。 午後3時20分からの予選第2回、シビック勢では田中選手がこの回5番手と健 闘したが、直前に行なわれたF100レース(カート)による路面への影響で、上 位陣に順位の変動はなく、田中選手が予選7位、原選手が16位、服部選手が17 位、中子選手が20位、清水選手が21位で公式予選を終了した。 ポールポジションは、予選第1回に1分36秒072を記録した関谷選手が獲得 した。 《第1戦:3月12日(日) 13:09スタート》 晴天に恵まれ、1995年全日本ツーリングカー選手権第1戦のスタート進行が 定刻通りに開始された。全車グリッドに整列する中、中子選手はフォーメーション ラップ中にブレーキ系統に異常を発見しピットイン、すぐに修復したもののピット 出口はすでにクローズドされていて、ピットスタートとなった。 13時09分、第1戦決勝レースは、ほぼ定刻通りにスタート。21周の闘いが 始まった。好スタートを切った服部選手は、予選17位のポジションから14位ま で順位を上げ、1周目のグランドスタンド前に戻ってきた。その後も徐々に順位を 上げ、17周目に8位まで浮上し、そのままゴール。続く9位には田中選手が続き、 ともに選手権ポイントを獲得した。中子選手はピットスタートにもかかわらず懸命 に追い上げ、13位でチェッカーフラッグを受けた。原選手は13位走行中の15 周目、タイヤパンクチャーによりピットインしたために6周遅れとなり、ポイント 獲得はならなかった。清水選手は1周目の100R入口で他チームと接触、リタイ アとなった。 レースは、関谷選手とT.クリステンセン選手が激しいトップ争いを繰り広げた が、終盤、T.クリステンセン選手がトップに立ち、そのままチェッカーフラッグ を受け初戦を優勝で飾った。 《第2戦:3月12日(日) 14:44スタート》 続く第2戦も、ほぼ定刻通りスタート進行が行なわれ、レースはクリーンスター トで開始された。 8番手スタートの服部選手は、1周目を7位で通過。2周目を6位と順位を上げ ていった。中盤は5位を走行していたが、終盤ややスピードを落とし、結局7位で ゴールした。田中選手は1周目にスピンし、最後尾まで順位を落としたが、その後、 猛追を見せ、10位でゴール。抜群のスタートダッシュを見せた原選手が11位と 続いた。清水選手は16位でチェッカーフラッグを受けた。中子選手は中盤11位 を走行していたが、11周目ピットイン、そのままリタイアとなった。 レースは、スタートと同時にトップに立ったT.クリステンセン選手がそのまま 逃げ切り、2レースを連続優勝で飾った。 (レース結果は省略させていただきました) 提供:本田技研工業株式会社 広報部 すがやみつる(SDI00104)/RIJ