Japan Touring Car Championship | Japanese F3 | SUZUKA 1000km | 全日本F3000

ホンダ1995年4輪モータースポーツ計画

 ホンダの1995年4輪モータースポーツ計画を掲載します。
以下、海外関連部分については会議室5に、またインディカー関連部分については
会議室6に同様に掲載します。
                * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686) *
HONDA MOTOR SPORTS PRESS INFORMATION
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1995年1月18日
1995年
ホンダ四輪モータースポーツ計画について(国内関連)&(株)無限の活動
1.国内活動
 ■全日本ツーリングカー選手権シリーズ
  ・シビックフェリオにより参戦するチームを支援.
 ■国内耐久レース
  ・十勝24時間、鈴鹿1000kmレースにNSXにより参戦するプライベート
  チームを支援.
 ■鈴鹿フォーミュラ・レーシングスクール開催支援
◎全日本ツーリングカー選手権レースについて
 昨年より新レギュレーション(FIAツーリングカークラスⅡ)のもとで新たに開催
された全日本ツーリングカー選手権シリーズ(JTCC)へ、シビック フェリオ SiRに
より参戦する6チームへの支援活動を行ってきた。
 本年も、参戦するチームへの支援活動を、よりいっそう強化して継続参戦する。車
両は、より戦闘力を高めたシビック フェリオ SiRとなり、エンジンは順次H22A
に変更し、同時に他機種への展開も検討していく。
■ 車両概要
車体:シビック フェリオ SiR
型  式  :EG9
全長×全幅 :4,395×1,695(mm)
重  量  :975kg以上
エンジン:
型  式  :H22Aベース
形  式    :水冷直列4気筒横置(リバースヘッド)
総排気量  :1,995cc
燃料供給形式:HONDA PGMーFI
点火形式  :HONDA PGMーIG
バルブ形式 :DOHC VTEC  4バルブ
最高出力    :290PS以上
最大トルク  :27.0kgm以上
ミッション:
ヒューランド社製6速シーケンシャル
■ 参戦体制
(株) 無  限                  中子  修
MOON CRAFT             服部 尚貴
(有)中嶋企画                 田中 哲也
オブジェクト T                 原  貴彦
チーム国光                     土屋 圭市
CONCEPT L RACING TEAM            清水 和夫
◎シビック ワンメイクレース活動について
 モータースポーツの発展と裾野の拡大、モータースポーツファンへの参加の機会の
提供を目的に開催してきた、国内ワンメイクレースの草分けである「シビックワンメ
イクレース」は、'94年も全国6シリーズ、計42戦を開催した。
 さらに、「FIA世界選手権シリーズF-1日本グランプリ記念 シビックチャレン
ジカップレース」も、シビックレーサー達の祭典として広く好評を得ている。
 1981年鈴鹿サーキットでの初開催より15年目を迎える本年も、こうしたシビ
ックレースの盛り上がりを背景に、国内では唯一の全国6サーキットを転戦するワン
メイクレース「ホンダ・シビック・インターカップ・シリーズ(全7戦)」を含む、
各6シリーズを開催する。
 本年の各地のシリーズ戦は、東北シリーズ全6戦、東日本シリーズ全6戦、鈴鹿フ
レッシュマントロフィーシリーズ全8戦、鈴鹿レディースカップシリーズ全5戦、並
びに西日本シリーズ全6戦の各シリーズに、「FIA世界選手権シリーズF-1日本
グランプリ記念 シビックチャレンジカップレース」と、合計39戦の、充実した内
容で展開していく。
■ '95年 シビック ワンメイクレース シリーズ(予定)
シ リ ー ズ 名           レース数          サ ー キ ッ ト
インターカップシリーズ            全7戦  仙台/SUGO/筑波/富士/鈴鹿/MINE
東北シリーズ              全6戦  仙台ハイランドレースウェイ/スポーツランドSUGO
東日本シリーズ             全6戦  筑波サーキット/富士スピードウェイ
鈴鹿フレッシュマントロフィーシリーズ          全8戦  鈴鹿サーキット
鈴鹿レディースカップシリーズ      全5戦  鈴鹿サーキット
西日本シリーズ             全6戦  MINEサーキット
小     計             38戦
FIA世界選手権シリーズ F-1日本GP記念   鈴鹿サーキット
  シビックチャレンジカップレース
合     計             39戦
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(株)無限のモータースポーツ活動について
 株式会社無限(社長:本田博俊,所在地:埼玉県朝霞市)では、本年もFー1を頂
点とするフォーミュラカーレースや、スーパーツーリングを頂点とするツーリングカ
ーレースへのエンジンサプライヤー、そしてレーシングチームとして、世界選手権や
全日本選手権等へ挑戦してまいります。
 弊社は、Fー1を頂点にF3000、F3、F4、カートのフォーミュラ・シリー
ズ、そしてスーパーツーリングを頂点としワンメイクジムカーナを含むツーリングカ
ーレース・シリーズ等、幅広い活動を目指すホンダのモータースポーツ活動を補完し、
ホンダとの技術協力関係を築きつつ、ともにより良いモータースポーツ環境の形成を
目指してまいります。
 昨年は、Fー1レース活動におきましては、チームロータスへのエンジン供給契約
によるFー1世界選手権挑戦を筆頭に、F3000、F3、F4等へエンジンサプラ
イヤーとして挑戦すると同時に、JTCCへも挑戦してまいりました。お陰様を持ち
まして全日本F3000選手権では、マルコ・アピチェラ(童夢)選手によりチャン
ピオンを獲得することができ、また英国F3チャンピオンも獲得いたしました。
 そして本年、弊社はFー1レース活動におきましては新たに、リジェチームと2年
間のエンジン供給契約を締結いたしました。V10エンジン MF351Hをさらに
開発・熟成をすすめ、'94年度Fー1コンストラクターズ6位というポジションを獲
得したリジェチームとともに、Fー1世界選手権にチャレンジいたします。
 F3000エンジンにおきましては、これまでのエンジン供給体制を継続、供給し
てまいります。また、一昨年よりいくつかのチームへ供給いたしました改良型V8エ
ンジンも、さらに開発・熟成を進めてまいります。
 F3エンジンにつきましては、MF204のさらなる熟成を進め、国内やヨーロッ
パ、そしてブラジル等へ、継続供給すると同時に、より強力なエンジンとするべく開
発を継続してまいります。
 昨年よりスタートいたしましたF4用エンジンは、昨年同様にテスト参戦を継続し
てまいります。
 このフォーミュラ・シリーズと並ぶもう一方のモータースポーツ活動が、ツーリン
グカー・シリーズです。スーパーツーリングを頂点とし、N1耐久ラウンド、シビッ
クワンメイクレース等の、ホンダとの技術協力によるレース用パーツの開発そして供
給を通し、ツーリングカーレース・シリーズの活性化に向け、本年も活動してまいり
ます。
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