★FURUKAWA Racing決勝第1ヒートレースノート 決勝のスタート進行は11時50分まで続いたピットウォーク後、12時から予定通りに スタートした。午前中のフリー走行の時とは一転して夏の太陽が容赦なくコースを照 らし、気温は32度路面温度は50度を越えようとしている。 グリッドには昨日の車検を通過できなかった27番ロッソランチア037を除く総勢 24台が整列した。我がNIFTY-Serveシビックは19番グリッドクラスでは予選1位 からのスタートである。ファーストドライバーは我がチームのエースであり、予選1 番手をもぎ取った奥田 敦である。 フォーメーションラップを終え、午後12時30分、予定通りポッカ鈴鹿1000Km 耐久レースのスタートが日の丸の合図と共に切られた。 午後12時30分: スタート。 4周目: 75番サムライシビックにかわされる。続いて58番アクトスポーツシビックに続けて 抜かれる。しかし奥田は自分のペースを守り、かわして行った車のハイペースに惑わ されることなく走行を続けている。 11周目: 58番車とは約10秒はなされてしまった。この時点で既にトップに3ラップ遅れにさ れてしまっている。 15周目: 58番車まで3秒差まで詰める。 ここでクラストップの75番車が緊急ピットイン。後ろからぶつけられてリアが大き くへこんでいる。リアバンパーをガムテープで応急修理し再スタート。これで我が チームは2番手に浮上した。 16周目: 2位になったのも束の間で、93番CIVIC-R93にかわされ3位にダウンしてしまう。 しかしトップからの差は以前約5秒をキープしている。 17周目: トップが22周をクリアした所で全コースイエローとなってペースカーが導入され た。これはヘアピン前のコース上で48番リンドレーマスタングがストップしてしまっ たため、これを排除する目的であると思われる。 我がチームにとってはこのペースカーは裏目になってしまった。丁度トップの1番 サードトヨタにラップされた所でイエローとなってしまったために。シビック勢の トップとはほぼ1周遅れになってしまったのだ。 20周目: イエロー中。 シビック2位93番車がピットイン。燃料補給を終えるが、燃料が車内に吹き出し、 そのふきとりのためにタイムをロスしている。 21周目: イエロー中。 我が91番車NIFTY-Serveシビックピットイン。燃料補給のみで19秒でピットアウ ト。特にトラブルはないが、ドライバーはひどいアンダーステアを訴えていた。 22周目: トップが26周目に入った所でグリーンフラグ。レース再開。 23周目: シビックの順位は58番アクトスポーツシビック、75番ADVANサムライシビック、91番 NIFTY-Serveシビック、93番CIVIC-R93の順。2位とは15.7秒差、4位とは1分5秒差 である。 25周目: 91番NIFTY-Serveシビックは依然3位。2位のと差は25秒まで開いてしまった。 ペースは2分38秒台である。 30周目: 3位のままピットイン。右リアタイヤがバーストしており、4本タイヤ交換。ピッ トアウト。ピット作業時間は1分45秒であった。 順位は58番アクトスポーツシビック(総合25位)、75番ADVANサムライシビック (総合28位)、91番NIFTY-Serveシビック(総合30位)、93番CIVIC-R93(総合31位) の順。 35周目: 2位の75番ADVANサムライシビックとの差は1分10秒程度で一定。 ここで67番ケーズフリーシビックがピットイン。ドライブシャフトにトラブルが出 たらしく、慌ただしく交換作業が始まるが大きなタイムロスになった。 40周目: シビック勢トップの58番アクトスポーツシビックが前をクラッシュして緊急ピット イン。フロントかカウルを応急修理。 このため順位は75番ADVANサムライシビック(総合24位)、58番アクトスポーツシ ビック(総合27位)、91番NIFTY-Serveシビック(総合28位)、93番CIVIC-R93(総合 30位)になった。 45周目: ピットイン。リアタイヤ交換。ドライバーを高橋 幸三郎選手に交代。順位はその ままでコースイン。 50周目: 順位は75番ADVANサムライシビック(総合22位)、58番アクトスポーツシビック (総合25位)、91番NIFTY-Serveシビック(総合26位)、93番CIVIC-R93(総合27 位)。総合順位は上位チームがどんどんトラブルで落ちてゆくので上がってゆく。 55周目: 93番CIVIC-R93についに捉えられ4位に後退。 75番ADVANサムライシビックがピットイン。メカニックが燃料を補給しようとした所、 燃料が洩れ、排気管にかかったガソリンが一気に燃え上がった!! ドライバーはす ぐさま飛び降り、メカニックが消火に駆けつけ、何とか怪我人無く消火される。 これによって順位は58番アクトスポーツシビック(総合23位)、93番CIVIC-R93 (総合26位)、91番NIFTY-Serveシビック(総合27位)、34番フィジーギャングEG 6に。 62周目: トップの58番アクトスポーツシビックが緊急ピットイン。エンジンがオーバーヒー トしている、そのままピット内に引き入れられ、リタイヤに!! 順位は93番CIVIC-R93、91番NIFTY-Serveシビック、34番フィジーギャングEG6 に。1位との差は69秒。3位とは2ラップの差がある。 67周目: 91番NIFTY-Serveシビックピットイン。燃料補給、ボンネットを開けオイルチェッ ク。ドライバーを古河 宏選手に交代。順位はそのままにピットアウト。しかし、 1位との差は2ラップ、3位との差は34秒差まで詰まった。 ★高橋選手のコメント:エンジンがうまく回ってくれなくなって来たんだ。8000回転 から上には回ってくれないので、用心して回さないようにしていたよ。シフトアッ プのたびに排気から白煙が上がっているのでオイルが心配だよ。 69周目: トップの93番CIVIC-R93ピットイン。問題なくピット作業をこなしピットアウト。 1位と2位の差は1ラップ差に。 70周目: 3位との差が12.418秒差まで縮まって来た。 71周目: 3位との差が1秒に!! 72周目: ついに34番フィジーギャングEG6に捉えられてしまい、3位に後退。順位は93番 CIVIC-R93、34番フィジーギャングEG6、91番NIFTY-Serveシビック、67番ケーズフ リーシビックに。 74周目: 2位との差は33秒に。 80周目: 2位との差は1分10秒差。 ここでトップを走っていた1番TOYOTA94C-V LMがスプーンでコースアウト。右ホ イールを曲げてしまっており、オフィシャルがサンドトラップより救い出すものの、 結局走行する事ができずにリタイヤに。 82周目: 2位34番フィジーギャングEG6がピットイン。通常のピット作業後ピットアウ ト。順位は93番CIVIC-R93、91番NIFTY-Serveシビック、34番フィジーギャングEG6 となり、1ポジション上がるが、すぐ後ろに34番は付けている。 83周目: 34番フィジーギャングEG6にかわされ、またも3位に後退。 84周目: 順位は93番CIVIC-R93、34番フィジーギャングEG6、91番NIFTY-Serveシビック、 67番ケーズフリーシビック。2位との差は5秒、4位とは9ラップの差。トップは既 に100周を終えている。レース時間は4時間目に突入。 85周目: トップが101周目を終了した所で99番POKKA NSX VTECが逆バンク先 でコースアウト後大転倒クラッシュ!! 赤旗中断に。 全車最終コーナー前に並びレースは中断中。結局レースは2ヒート制になり、トッ プが100周を周回した所が第1ヒートレースの結果となることになった。レース結果 は第1ヒートレースと第2ヒートレースのタイム合計により計算される。 シビック勢の第1ヒートレースの結果は、93番CIVIC-R93(総合22位)、34番フィ ジーギャングEG6(総合23位)、91番NIFTY-Serveシビック(総合24位)、67番 ケーズフリーシビック(総合29位)。 FURUKAWA Racing 山川 順治/PEE00630