Rd.4 Suzuka [ MILLION CARD CUP RACE Round2 SUZUKA ] 1994.5.22 《F3000速報レポート》 ---------------------------------------------------------------------------- ■アピチェラ、美祢に続き今季2勝目を飾る Report/福田 陽一(Yoichi Fukuda) 1994年全日本フォーミュラ3000選手権シリーズの第4戦「ミリオンカード カップレース・ラウンド2鈴鹿」の決勝は、5月22日、三重県の鈴鹿サーキットで 行われ、予選3番手からスタートしたマルコ・アピチェラ(童夢F104/無限) が、絶妙のスタートを決め、好天に恵まれた鈴鹿サーキットで34周に渡る完璧な レースを見せ、前回の美祢に続き今季2度目、2連続勝利をものにした。 ポールポジションの服部尚貴(レイナード94D/無限)は、タイヤ選択の問題か らか序盤から思うようにペースが上げられず、精彩を欠いたが、レース中盤の後方か らの激しいプレッシャーを撥ねのけ、我慢のレースを展開、みごと3位、表彰台の一 角を確保した。 一方、2番手スタートのロス・チーバー(レイナード94D/無限)は、服部と同 じマシンながらタイヤ選択やマシン・セッティングに微妙な変化をつけ、スタートで アピチェラに続く2番手を奪取したが、最後までアピチェラに追いつけず、2位に終 わり、開幕戦の再現はならなかった。 4番手、5番手、6番手スタートの黒澤琢弥(ローラT94-50/無限)、アン ドリュー・ギルバート-スコット(ローラT93-50/無限)、マウロ・マルティ ニ(ローラT94-50/無限)は、序盤から激しいバトルを展開したが、ギルバー ト-スコットが18周目にスピンし戦列を離れ、黒澤が4位、マルティニが5位を得 る結果となった。 期待の金石勝智(ローラT93-50/DFV)、星野一義(ローラT93-50 /無限)は、スタート直後の2コーナーでコースアウトしともにリタイア。桧井保孝 (レイナード94D/無限)も、終盤まで健闘していたものの30周目にシケインで コースアウトしてリタイアした。 ---------------------------------------------------------------------------- ☆ 詳しいレースの模様は、後ほど『F3000 レポート』でお伝えします。 ---------------------------------------------------------------------------- 福田 陽一(NBG01300)