'94全日本GT選手権 Rd1 富士スピードウェイ Date 4/30 14:00 4月30~5月1日 GT インサイド・レポート 6 for FMOTOR4 19.#5 BLITZ SUPRA ブリッツはGTスープラを開発するに当たって、N1仕様に17インチ・ホイー ルと大径ブレーキを組み合わせたテストカーを組み立て、4/7に富士スピードウ ェイでテストを行った。タイム的には1分40秒台を記録するに留まったが、この テストカーを基盤としてGTスープラの開発は行われている。4/25に待望のボ ディパーツが到着したが、このボディは片側30㎜ずつしか拡大されていない暫定 デザインとも言うべきものであり、近い将来には片側50㎜ずつ拡大されたボディ に換装されることだろう。軽量化はまだ始まったばかりであるため1380㎏もあ るが、N1ベースのスカイラインGTRも車重は1350㎏以上あるため、良い勝 負を行うことと思われる。 パワーを400馬力以上に設定すると燃費に問題が出てくるため、決勝レースでは 回転を抑えて1回のみのピットインで、タイヤ交換も行わずに走り切る作戦をとる と思われる。 20.#40 太田哲也 午前中の予選で4位のタイムを叩きだした太田哲也は、満足気な表情でこう語っ た。「昨日シェイクダウンしたマシンですから、まあこんなものでしょう。ほとん どノーマルなマシンですから、このタイムには満足しています。F40をドライブ したフィーリングは、グループCをエキサイティングにした感じです。高速コーナー よりも小さなコーナーに合っていて、ストレートでは290km/hあたりまで出 ているのに、ひっきりなしに細かく車体が動いている感じでとても面白い。明日は、 お客さんに喜んでもらえるレースができる」。タイサンADVAN F40の走り に注目しよう。 21.#40 タイサンADVAN F40 タイサンのF40は、スカイライン勢と対等に闘いを行って4位にくい込んだ。 4/8のテストの時にはほとんどのノーマルといってもいい状態であったが、今 回はサスペンションに手を入れた上ブレンボのブレーキを強化してきている。しか し、まだまだレース用F40とはいえない状態で、タイトコーナーではいいものの、 100R、300R、最終コーナーでは苦しいようだ。イタリアのGT選手権は5 0~60㎞のスプリントであるため、今回の300㎞というレースはF40にとっ ては十分に耐久レースといえる。 チームタイサンは、このほどコーンズとフェラーリ・クラブ・ジャパンの応援で フェラーリ本社からフェラーリのレーシングチームとして公認された。 提供:GTアソシエーション事務局 古屋 知幸 = MGG01235 =