《TOM'S:全日本 F3000 ニュース》 8月15日(日) 【第7戦:RRC FUJI CHAMPIONS】 天候:雨/曇り/霧 路面: 観客数: 人 ************************************************************************ 濃霧のため、決勝中止 ---------- ☆ RRC FUJI CHAMPIONSの公式予選は、8月14日(土)の朝 方から降り出した雨がだんだん強くなる中で行なわれた。 60分間で行われる公式予選は、雨の強弱によって浅溝のタイヤ、深溝のタイヤ と各チームとも雨足に左右されながら頻繁なタイヤ交換を強いられた。 午後の公式予選の頃になるといくぶん天候も回復し、計測時間も40分を経過 した頃から路面の状態がほぼドライになり、各車、予選用タイヤを装着し、タ イムアタックを始めたが、いまだ所々ウェットな部分もコース上に残っており、 スピン等で公式予選が赤旗中断される場面が何度かみられた。 ・ ゼッケン36番・関谷正徳も、計測残り時間10分ほどのところで2セット目の 予選用タイヤを装着してタイムアタックへとピットアウトしたが、Bコーナー 入り口にてクラッシュしてしまう。 車両は前後部のウィング破損、右側の足回り等にかなり大きなダメージを受 けてしまった。 関谷は検査のため、医務室から病院へと運ばれたが、骨折等の大きな怪我は なかった。 しかし頭部を打っているため、決勝に備えて大事を取り、病院で 一泊養生することになった。 ゼッケン36番・関谷正徳は、1分18秒023 のタイムで予選17番手となった。 車両はメカニックの夜を徹しての懸命な作業によって修復され、8月15日の朝 にはレースへ向けての車両がドライバーを待つかたちとなった。 ☆ 決勝日の朝、関谷は検査を終えてサーキット入りした。 検査のために、8時30分から行なわれたフリー走行には参加できず、スタート 前に15分間行われるウォームアップ走行のみでレースに臨むため、エンジニア、 メカニックと入念な打ち合わせがなされた。 ・ 13時50分、オンタイムでフォーメーションラップが開始された。 しかし関谷はコース上に止まったままで、オフィシャルに押されてピットエンド まで誘導された。 そしてフォーメーションラップを終えた車両がグリッド上 に戻ったそのときコース上に濃霧がかかり、ここでスタート遅延が先刻された。 関谷の車両はピットへ押し戻され、原因となった駆動系のトラブルを修復す るための作業が急ピッチで行なわれたが、濃霧のほうは一向に回復する見込み がなく、10分、また10分と次々とスタート進行の遅延が宣告された。 その間に関谷の車両もグリッドに着けることができたが、結局16時36分に、 視界不良のため決勝レース中止が決定された。 提供:(株)TOM'S * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *